Q
その他
女性
発達障がいの特性があっても仕事で活躍できますか?
私には発達障がいの特性があります。
現在のところ、仕事で求められるような「何かを形にする力」が自分には不足していると感じており、働くことそのものが向いていないのではないかと深く悩んでいます。
一方で、自分には「限られた分野における発想力」という強みがあることも自覚しています。
このような特性を持つ私でも、この「発想力」を活かし、苦手な部分を補いながら働く方法はあるのでしょうか?
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
発達障がいの特性があっても活躍できる仕事は十分にある
ご自身の特性を理解できているところがまず素晴らしいです。自分の特性に気付いていない人は多いので、発達障がいの有無にかかわらず、自分の能力を活かせる場所を探すヒントを見つけられているのは大きな一歩です。
苦手な部分を補いながら働くには、人の力を借りるのが必要不可欠だと思っています。一人だけで完結する仕事はないので、うまくほかの人と連携をとりましょう。
苦手を補い合う前提で役割分担すると強みが活きやすい
何かを形にする力が不足しているとのことですが、それを得意とする人もいます。逆にあなたが強みとする限られた分野における発想力がなくて苦労をする人もいます。
お互いの苦手分野を補い合いながら仕事を進めていくことで、相乗効果が得られます。
たとえば、新規事業のチームのなかで、あなたがアイデアを出して、ほかのチームメンバーが最終的な事業の形にして世の中に出す、という連携も想像できますよね。
ちなみに、私は何かを形にするのも発想をするのも苦手です。
ただ、いろいろな人から出た意見を整理して、現実的な着地点を考え、関係各所と調整して進める調整力や推進力は持っているので、仕事のなかでは調整役やサポート役での立ち位置が多いです。
自分の苦手分野と得意分野を明確にし、それを周りにも伝えながら役割分担をしていけるとスムーズに仕事が進めていけると思います。
発達障がいの特性があっても環境次第で十分に活躍できる
とても誠実にご自身の特性と向き合われていらっしゃいますね。
まず、お伝えしたいのは、発達障がいの特性があっても仕事で力を発揮し、活躍している方は数多くいるということです。大切なのは「どんな環境で、どう働くのが自分に合っているのか」を丁寧に見つけていくことだと思います。
私が以前支援したFさんも、「形にするのが苦手」と悩んでいました。アイデアや企画を考える力は抜群でしたが、資料づくりや数値管理ではミスが続いてしまい、自信をなくしていました。
しかし面談を重ねるうちに、彼の発想の広がりと、人の心を動かす言葉づかいが光っているところが感じられました。そこで上司に相談し、アイデア出しやプレゼン構成を中心に担当し、事務的な部分はチームで分担する形にしました。
すると、企画全体のレベルが上がり、彼の強みも自然に評価されるようになりました。
苦手を減らすより得意をどう活かすかを考えよう
一つの観点として、苦手を減らすより、得意をどう活かすかを考えることが大事です。発想力がある方ほど、形にする段階でサポートがあれば力を発揮できます。
たとえば、口頭でアイデアを伝えてほかの人に文書にしてもらう、図やツールを使って整理する、AI(人工知能)に構成の下書きを作ってもらうのも一つの工夫です。思考の進み方が周囲と違うことで戸惑う場面もあるでしょう。
でも、それは周りと比べて劣っているのではなく、考え方の質が異なるというだけのことです。そこで独自の発想が活かせる環境を見つけられた方は、企画や研究、デザイン、教育などの分野で長く活躍しています。
ご自身の状態は、今はまだ形を探している途中にすぎないと思われます。焦らず、自分らしい働き方をじっくり見つけていただければと思います。
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