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浪人と休学の経歴は就活に影響しますか?

私は浪人一年、さらに大学で2年間の休学を経て卒業する予定です。

このような経歴は、就職活動に影響しますでしょうか? そもそも、企業から「新卒扱い」すらしてもらえないのではないかと不安です。

2人のアドバイザーが回答しています

質問日 :

※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています

キャリアコンサルタント/キャリアシンク・オフィス代表

野村 芳克

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浪人や休学が就活で大きな不利になることはほとんどない

浪人や休学の経歴があっても、就職活動で大きな不利になることはほとんどありません。

企業が見ているのは、空白期間の有無ではなく、その期間をどう過ごし、何を得たのかです。

企業が見ているのは空白期間ではなくその時間の使い方

たとえ、体調不良や家庭の事情など、やむをえない理由であっても、その経験から学んだことや考え方の変化を誠実に語ることができれば、むしろプラスに評価されます。

振り返りの際は、まず、当時の状況や理由を簡潔に説明し、次に、その期間にどんな気付きや成長があったのかを具体的に伝えましょう。

たとえば、「焦らず自分を見つめ直した」「自分の将来を主体的に考える時間になった」などが良い例です。そして、現在の自分とのつながりを示すことで、ストーリーとしての説得力が増します。

浪人や休学を経て得た経験を前向きに言語化できる人は、自己理解力や環境への適応力、そして粘り強く継続できる力があると評価されます。

大切なのは、過去の経歴を隠すことではなく、その時間をどう活かしたかを自分の言葉で語ることです。そうした姿勢こそが、社会に出てからの成長力や信頼感につながります。

キャリアコンサルタント/キャリアコンサルティング技能士

瀧本博史

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浪人や休学の経歴が就活で不利になるとは限らない

就活の場で「浪人や休学があると不利になるのでは」と不安に感じる人は少なくありません。しかし実際には、浪人や休学の経歴があっても、多くの企業では卒業後おおむね3年以内であれば新卒採用として応募できます。

企業が重視するのは年齢そのものではなく、卒業時期やその間にどのような経験を積み、どう意味付けているかという点です。

ただし、一部の公務員試験や特定業界では年齢が要件となる場合もあるため、志望先の募集要項を確認することが必要です。

浪人や休学が問題視されるのは、空白期間そのものではなく、その時間をどう過ごしたのかを説明できない場合です。

私が以前支援した学生の一人も、浪人と休学を経験していました。

彼は「経歴をマイナスに見られるのでは」と悩んでいましたが、一緒にその期間の学びを整理し直しました。

たとえば、休学中に海外ボランティアに参加し、異なる環境で人と協働し、自ら役割を見つけていった経験を、「未知の状況でも自分で考え動く力を磨いた」と言語化しました。

すると、採用担当者から主体性を評価され、希望業界への内定につながりました。

経歴の空白ではなくその期間の意味付けが重要

浪人や休学の時間には、ほかの人にはない余白があります。その期間をどんな目的で過ごし、どんな成長を得たのかを言葉にすることで、むしろ自分ならではの魅力を伝えられます。

思考、行動、学びという順で整理すると、一貫性が生まれ、説得力が高まります。最近では、コロナ禍を経て留学や探求活動のために休学したという学生も増えており、多様な経歴を受け入れる企業も少なくありません。

浪人や休学は、自分で選び取った大切な時間です。そのなかで得た経験や価値観を、前向きに、そして具体的に語れるようにしておくことが、就職活動での大きな強みになります。

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