Q
大学3年生
男性
ITベンチャーはやめとけと言われますが、本当にやめるべきでしょうか?
現在就職活動をしている大学生です。
私は、ITベンチャー企業に興味があるのですが、ネットで調べてみると「ITベンチャーはやめとけ」という意見を多く見かけて不安を感じています。
ITベンチャーは成長できることや自由な社風であると聞く一方で、「激務」「安定しない」「離職率が高い」といったイメージもあり、実際のところどちらが本当なのか知りたいです。
大手企業と比べて、ITベンチャーで働く場合のメリットとデメリットはどのような点にあるのでしょうか?
また、入社してから後悔しないために、企業選びで注目すべきポイントや、自分に合うか見極めるコツがあれば教えてください。
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
ITベンチャーをやめるべきとは一概には言えない!
ITベンチャーは、一概にやめるべきではありません。自己の成長したい軸と企業の本質的な見極めができていれば、魅力的な選択肢です。
ネットで言われる「激務」「不安定」は事実の一面ですが、それと引き換えに、大手では得られない大きな裁量権や、年齢にかかわらない幅広い経験、急速なキャリアアップというメリットもあるからです。
大手と比べ、ベンチャーは教育体制が不十分な反面、自ら機会を創り出すことで、早期に経営層と近い立場で働き、市場価値を大幅に高めることができます。
主体性や自己成長意欲があるか見極めることが大切!
一方で、後悔しないためには、その企業の事業の将来性、社員教育への姿勢、そして社長のビジョンに深く共感できるかを十分に見極める必要があります。
ITベンチャーを選ぶかどうかは、あなたが変化を楽しめる主体性を持っているかにかかっています。まずは自分自身のキャリアの軸を見極めてください。
不安を解消し、納得のいくキャリアを形成するためにも、企業のリアルを徹底的に調査し、自分の価値観とマッチするかを見極めたうえで意思決定してください。
ITベンチャーを本当にやめるべきかは自分次第!
業種にかかわらず、ネット上に出てくるネガティブな意見については、「一面の真理はあるものの、それがすべてだとは決して思わないこと」とお伝えしています。
逆に、「激務」「安定しない」「離職率が高い」といった面も間違いなくあるでしょうから、そのうえで自分は就活においてどう振る舞うのかを、もう一度考えてみましょう。
デメリットを裏返した際に見える軸で向き不向きを判断しよう
質問文に挙げられたようなデメリットは、裏返せばそのままメリットになります。「激務のおかげで技術の成長スピードが早い」「実力と実績次第で、早期の出世が可能である」「独立がしやすい」などと言い換えられるでしょうか。
これらのメリット・デメリットを考えたとき、自分の気持ちはどのように動くか。一度時間を取って自分を観察してみてください。
入社後後悔しないために私がよくおすすめするのは、就職を希望している企業に入社した自分の一週間スケジュールをできるだけリアルに作り上げ、想像してみることです。
インターンシップなどに積極的に参加し、企業従業員のリアルを解像度高く再現してみてください。その生活を苦痛と思うのであれば、やめたほうが良いでしょう。
以下の記事ではベンチャー企業の特徴や向いている人などを解説しています。ベンチャー企業への就職を視野に入れている人は、事前にチェックしておきましょう。
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