Q
大学3年生
女性
百貨店への就職に有利な大学ってどこですか?
百貨店への就職を考えているのですが、大学によって不利になるのではないかと心配しています。
周囲からは、アパレルや美術系の専門知識がある学校のほうが有利だと聞いたり、学歴がないと厳しいという声も聞いたりして、自分の選んだ大学で大丈夫なのか不安です。
「入社後の配属」や「キャリアパス」を考えると、やはり特定の大学でなければ難しいということがあるのでしょうか?
百貨店への就職を目指すうえで、今から特に力を入れておこなうべきことや、差別化を図るための具体的なアドバイスをお願いいたします。
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
百貨店への就職は大学より人柄と経験がカギ!
百貨店への就職において、特定の大学でなければ不利になることはありません。学歴よりも、お客様と深くかかわる仕事で活きるスキルが重視されます。
百貨店の採用で重要視されるのは、以下の3つのスキルです。これらは入社後の活躍に直結すると人事は考えています。
・接遇力:お客様の期待を超える丁寧な振る舞い。
・傾聴力:お客様の潜在的なニーズを深く理解しようとする力。
・コミュニケーション能力:信頼関係を築き、円滑に問題解決をおこなう力。
接客経験の積み重ねや価値観の言語化が重要!
周りと差別化を図り、内定を勝ち取るために、今すぐ以下の行動にも力を入れてください。
・接客・販売の経験を積む:アルバイトで顧客と一対一で深くかかわる経験をし、お客様を感動させた具体的なエピソードを面接で語れるように準備する。
・独自の「百貨店観」を持つ:「この百貨店で、どんな価値をもたらしたいか」を明確に語れるよう、企業研究を徹底する。
配属やキャリアパスも、特定の大学出身者に限定されることはなく、入社後の実績と実力が道を切り開きます。ご自身の熱意と経験に自信を持って取り組んでください。
百貨店への就職が有利な大学は基本的にない!
百貨店への就職について、特定の大学でなければ不利ということは聞いたことがありません。大卒資格を持つ就活生を求めている大手百貨店は多いですが、そこまで気にする必要はないでしょう。
ただ、地方に根付いた経営をモットーとしている百貨店であれば、地元に近い大学出身学生を歓迎する傾向はあるようです。
大学名よりも企業研究と接客経験が重視される
実際の就活にあたるまえに、応募する百貨店の理念や、最近おこなわれたイベント、IR情報などを深く調べて、この企業でなければ実現できないことを明確に言語化できるようにしましょう。
また、百貨店の職員に最も重要なことは、お客様に対する高いホスピタリティです。身だしなみを含めたビジネスマナーを、あらかじめ身に着けておくことは必須です。
さらに、接客のあるアルバイトを学生時代に経験しておくことで、「お客様の潜在的なニーズを察し、期待を超えるサービスを提供した」などのエピソードを具体的に話せるようになっておくと良いでしょう。
一顧客として実店舗を訪れて運営体制や接客をチェックしよう
就活生から見て百貨店の良いところは、「企業見学」がいつでも気軽にできるところです。
就活前には必ず一般のお客様に混じって、実店舗はどのように運営されているのか、先輩職員は店舗内でどのように振る舞っているのかをチェックしてみましょう。
もし、お客様から見て問題点があると気付いたときはしっかりメモし、改善策も考え、面接のときなどに失礼にならない形で伝えてみれば、大きな差別化になると思います。
「接客業に興味があるが自分に向いているかどうかわからない」と疑問を持つ人もいると思います。以下の記事では接客業に向いていない人の特徴とベストとな道の選び方などを解説しています。
あなたが受けないほうがいい業界・職種を診断しよう
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自分が目指す業界や職種を理解して、自信を持って就活を進めましょう。






