Q
大学3年生
女性
ボランティアで学んだことは、看護の就活で活かせますか?
看護学生です。病院や施設でのボランティア活動に参加してきたのですが、正直、活動から何を学んだかを、明確に言語化できていません。
面接で「ボランティアで学んだこと」を聞かれたときに、看護の仕事につながるような、説得力のある回答ができるか不安です。周囲の友人は、もっと専門的な体験や深い学びを話していて焦りを感じています。
「患者さんや利用者さんとのかかわり方を学んだ」といったような内容で良いのでしょうか?
ボランティア経験を看護の仕事にどう活かせるか、具体的なアドバイスや考え方を教えてください。
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
ボランティアで学んだことは看護の就活で十分に活かせる!
看護の就職活動において、ボランティア経験はあなたの人柄と看護師としての潜在能力を示す強力な武器となります。専門的な知識よりも、具体的なかかわり方とそこからの学びを言語化することが重要です。
採用担当者は、学生の専門知識の多寡よりも、心を開きにくい患者さんに対し、時間をかけて信頼関係を築けるかといった、人としての資質を見ています。
人柄と看護師としての資質を「感情と行動」で伝えるのがコツ
説得力のある回答にするためには、感情と行動に焦点を当てて掘り下げます。
たとえば、「自分から話さない利用者に対し、数日かけて粘り強く挨拶だけを続け、最終的に笑顔を引き出せ会話ができた」という具体的な行動を語ります。
そして、これを「すぐに結果が出なくても根気強く相手に寄り添うことの重要性を学んだ。これは、心を開きにくい患者さんの看護に活かせる」という形で、あなたの看護師像と結び付けて言語化します。
あなたのボランティア経験には、座学では得られない傾聴力や温かさという看護師に不可欠な資質が必ず詰まっています。
ぜひ、最もお役に立てたエピソードを掘り下げ、「どんな看護師になりたいか」という目標につなげて自信を持って語りましょう。
ボランティアで学んだことは看護の就活で大いに活かせる!
何事にも言えることですが、「自分の将来就きたい仕事にダイレクトに関係するような体験しか、就活でPRすることはできない」と考えるのは大きな誤りです。
自分の経験を、もう少し抽象的な目線でとらえ直してみましょう。
専門性に直結しない経験を看護に必要な力へ言い換えよう
たとえば、あなたがボランティアでおこなった具体的な行動ではなく、あなたがボランティアを通して身に着けた「ボランティア精神」などをPRしてみるのはいかがでしょう。
これを「献身の心」と言い換えてみれば、看護士という仕事に重要な心構えになっていくでしょう。
ほかにも、あなたがボランティアやその他の活動によって得られた学びや能力は多くあるはずです。
これらを一つ一つ思い返し、看護士の仕事に直接は関係なくても重要だと思える能力に紐付けて言語化していきましょう。
看護士としての能力の土台には体力や精神的なタフネス、コミュニケーション力などの根源的な能力があるはずです。これらは、ボランティア活動を通しても身に着けられたのではないでしょうか。
繰り返しになりますが、就活で活かせるのは希望する仕事に類似する、専門的な体験や学びである必要はありません。それらは看護士になってから徐々に身に着けていっても良いはずです。
良い看護士の卵である自分をPRできる材料を、ボランティアの体験から探してみましょう。
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