Q

大学3年生
男性

性格が穏やかなことを表す四字熟語は適切ですか?

自己PRで自分の長所である「穏やかな性格」をアピールしたいのですが、面接官の印象に残るよう、四字熟語を使って言い換えたいと考えています。

「温厚篤実(おんこうとくじつ)」や「泰然自若(たいぜんじじゃく)」といった四字熟語を調べたのですが、これらは企業が求める人物像にかかわる「主体性」や「積極性」に欠ける印象を与えてしまわないか不安です。

穏やかさをアピールしつつ、「芯の強さ」や「協調性」も同時に伝えるには、どの四字熟語を使うのが適切でしょうか?

また、穏やかな性格を「周りを和ませる力」や「粘り強く問題解決をおこなう力」として、企業に役立つスキルにつなげる具体的なアドバイスをいただけないでしょうか?

2人のアドバイザーが回答しています

質問日 :

※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています

国家資格キャリアコンサルタント/2級ファイナンシャル・プランニング技能士

山田 圭佑

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温厚篤実がおすすめ! エピソードを添えて強調しよう

「穏やかな性格」を表す四字熟語としては、「温厚篤実(おんこうとくじつ)」が最もイメージに近いかと思います。

「温厚篤実」だけでは「主体性に欠ける」という印象となってしまうのではないか、という懸念もあるかと思います。確かにその可能性はあります。

そこでの対策としては、「温厚篤実」を軸にしつつ、懸念の芯の強さや協調性については、具体的なエピソードを添えて補強するのが良いでしょう。

言葉の順序に注意! 違和感が生じないように使おう

たとえば、「周りを和ませる力」は「温厚篤実」から自然につながりますが、「粘り強く問題解決をおこなう力」は、以下のようにエピソードでつなげる必要があります。

「周囲でトラブルが発生した際も、私は温厚篤実な性格ですので(ここで引っ掛ける)、イライラすることなく、粘り強く解決策を探し、実行しました」という形で伝えましょう。

国家資格キャリアコンサルタント

馬場 岳

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四字熟語はOK! 受け身に見られないよう注意しよう

素敵な発想だと思います。

提示している「温厚篤実(おんこうとくじつ)」(穏やかで優しく誠実な様子)や、「泰然自若(たいぜんじじゃく)」(落ち着いて物事に動じない様子)は、どちらも良い印象を受けます。

ただ、懸念しているとおり、特に新卒採用の場においては、受け身に見える言葉が若干損をすることは確かにあるかもしれません。

エピソードが重要! 主体性が伝わる話をしよう

もし、自身の強みとしてしっくりくるのであれば、「和衷協同(わちゅうきょうどう)」という四字熟語も良いかと思います。

これは「心を合わせて協力する」という意味なので、自身が持つ穏やかな性格に加えて「チームで動いていく」という意味も生まれます。

とはいえ、どの四字熟語を使ったかというより、そこに添える具体的なエピソードのほうがはるかに重要です。

エピソードのなかで主体性や積極性をきちんと補足できれば、四字熟語が受け身な印象となることはないので、キャッチコピーとして使ったうえで、具体的なエピソードをセットで考えてみてください。

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私はリーダーシップを発揮できる人材です。学生時代にサークル長として運営に携わった際に、リーダーシップを養うことができました。サークル長を務めていたフットボールサークルでは、練習場所や時間が取れないことや、連携を取り切れていないことが問題でした。そこで、大学生側に掛け合い週に2回の練習場所を確保し、時間を決め活動するようにメンバーに声掛けを行いました。さらに週末明けに今週の活動の詳細をメンバーに配信することで連携強化に努めた結果、サークル加入率を前年度の3倍まで伸ばすことができました。問題にしっかりと焦点を当て、迅速に対応していき、周りを良い意味で巻き込んでいくリーダーシップを御社でも活かしていきたいと考えております。

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