Q
大学4年生
男性
放射線技師の面接において志望動機は何を話すべきですか?
現在、放射線技師の採用面接を控えている学生です。志望動機について考えているのですが、面接官に響くような、自分らしい内容にまとめることができず悩んでいます。
「なぜこの病院で働きたいのか」という理由が抽象的になってしまったり、「なぜ数ある医療職のなかで放射線技師を選んだのか」という理由が薄っぺらく感じられたりして、これで本当に面接を乗り切れるか不安です。
周りの友人はすでに内定をもらっている人もいて、自分の志望動機に自信が持てないまま面接に臨みたくありません。
放射線技師の面接において、学生が志望動機を話す際に特に意識すべきポイントや、説得力のある志望動機の構成について具体的なアドバイスをお願いいたします。
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
志望理由や入社後の貢献を一貫性を持って伝えるのが重要!
面接では、「なぜ放射線技師か」「なぜその病院か」「入職後に何で貢献するか」を一本の物語として結ぶと説得力が増します。
たとえば、実習で不安を訴える患者さんに前処置や被ばくの説明を噛み砕いて伝え、落ち着いて検査を完遂できた経験を核にすえ、安全・説明責任・待ち時間短縮への姿勢を示します。
続けて、救急件数、地域の疾患構造、IVRの強み、がん医療連携など当院の特徴を具体名で引用し、CTの再構成やMRIのアーチファクト低減、マンモのポジショニング、IVRでの滅菌・線量管理補助など自分の関心領域と接続します。
入職後の学習計画を具体的に語り貢献意欲をアピールしよう!
最後に、入職後の学習計画を目安期限と具体的な中身で語れるとよりプラスです。
たとえば、半年で装置マニュアルを読み込み標準撮影法を体得する、1年でCT検査のプロトコル最適化の提案ができるように、2年で検診マンモグラフィ、X線CT認定など関連認定取得を目標にすえる、といった具合です。
患者に安心を提供するコミュニケーション、多職種連携での報連相、QC表の整備、線量指標のモニタリングといった品質管理などを自分の強みと結び付けましょう。
そして、病院が求める安全・迅速・正確の三拍子にどう寄与するのかまで言い切ることで、抽象論に終わらず、活躍のイメージを持ってもらいやすいです。
「なぜ職種・なぜ病院・どう貢献するか」の3点を伝えよう!
放射線技師の面接では、「なぜ放射線技師になりたいのか」「なぜこの病院なのか」「どのように貢献したいのか」という3点を、自分の経験と結び付けて語ることが大切です。
放射線技師を志したきっかけですが、たとえば「家族の検査に付き添った際、医師の診断を支える放射線技師の姿に魅力を感じた」「医療技術で人の役に立ちたいと思った」など、自分の価値観と結び付けると自然です。
病院の特徴や入社後の貢献を具体的に語るのがコツ
次に、なぜその病院を志望するのかを明確にします。この際、病院の特徴を調べて自分が惹かれた理由として話すと良いでしょう。
たとえば、「地域医療に貢献している点に共感した」「最新の画像診断機器を導入しており、技術を磨ける環境だと感じた」「チーム医療を大切にしている雰囲気に魅力を感じた」といった形です。
病院の理念や専門分野を志望理由に取り入れると、しっかり準備している印象になります。
最後に、自分がどのように貢献したいかです。
たとえば、「患者さんの不安を和らげられる対応を心掛けたい」「正確で迅速な検査を通じて診療を支えたい」「将来的にはCTやMRIなどの専門分野で技術を高めたい」など、将来像を描くことで前向きな印象を与えられますよ。
面接での効果的な志望動機の作り方や答え方は以下の記事で解説しています。例文も紹介しているので、「どのような志望動機が刺さるかわからない」と疑問を持つ人は事前にチェックしておきましょう。
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