Q
その他
女性
上司がいつも不機嫌なのですが、どうしたら良いですか?
私の上司は、いつも不機嫌な雰囲気を漂わせています。朝から晩まで機嫌が悪く、話しかけづらいオーラを出し続けているため、チーム全体の雰囲気が悪く、報告や相談もためらってしまい、仕事の効率が明らかに落ちるのが嫌です。
毎日「今日は何を言われるだろうか」と不安を感じながら出勤していて、精神的にかなり疲弊しています。ほかの部署の人と比べて、自分の部署の居心地の悪さに悩んでいます。
この状況がもう耐えられず、この不機嫌な上司から離れるために転職も視野に入れ始めました。まだ具体的な転職活動は始めていませんが、こんな理由で会社を辞めても良いのか、単なる逃げになるのではないかと迷っています。
キャリアコンサルタントの人から見て、不機嫌な上司のせいで転職を検討するのはありでしょうか? また、転職を決める前に試すべき具体的な対処法や、もし転職をするならどのような点を基準に判断すべきか、アドバイスをお願いします。
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
不機嫌な上司には影響を最小化する環境設計で対応しよう!
上司の不機嫌そのものを変えることは難しいですよね。そこで、上司の不機嫌による影響を最小化し、自らやチームの成果を最大化する環境設計に軸足を置くことをおすすめします。
第一に情報の先回りとして、上司がいらだつトリガーを特定しておきましょう。具体的には、納期ズレ、ノーアポ報告、想定外の手戻りなどです。
対策として、週ごとで進捗・リスク・支援要請の3点セットを定時的に送付し、口頭前に短い箇条要約を出すと口調が荒くなる時間を減らせます。
質問の型化・接触の非同期化・バッファの確保が効果的!
第二に質問の型化をし、Yes/Noで答えられる二択、選択肢と判断根拠をセットで提示し決めるだけにしてみるのもおすすめです。
第三に接触の非同期化として、感情が乗りやすい対面を減らし、議事録・チケット・チャットで可視化することを試みましょう。会話は事実→解釈→提案の順番を崩さないことも、感情の挟みを減らしてくれます。
第四にバッファの壁作りです。自分の集中時間をカレンダーでブロック、緊急でない依頼は受け付けスロットに集約、巻き込み時は目的・期日・期待アウトプットを書面で合意しましょう。
どうしてもハラスメントに近い言動が続く場合は、日時・発言内容・業務影響を記録し、一次相談は人事・産業医へ。異動の希望は健康と生産性の両立を根拠にロジカルに出すのが有効です。
最後に、自責・他責のバランスを保つため、同僚とのピアレビューやメンターを持ち、評価・キャリアの視点を一人の上司に依存しないポートフォリオを築くこと。これが心身のお守りになります。
上司と距離を取る工夫と環境を変える選択肢を持つべき!
不機嫌な上司一人のために転職を選んでも良いのかどうかはよく考えましょう。
企業の規模にもよりますが、別の部署や支店への移動の希望を出すなどその上司と違う職場で働けないか行動をしてみても良いでしょう。
異動や配置転換でかかわりを減らせる可能性もある
同僚のなかには同じような思い出いる方もいらっしゃるかもしれません。相談を持ちかけてみると、一緒に対策を考えることができるかもしれません。
それでも転職活動を始めるのであれば、まずは今までの自分の仕事の棚卸しをしてみてください。
何に携わってきたのか? 身に付けてきたスキルや経験、人よりも得意とする分野なども挙げてみましょう。
それらを活かすことができる職場が見つかれば、転職先の企業も喜んでくれるでしょう。今までの経験をもとにさらにステップアップできる職場をぜひ見つけて欲しいと思います。
人間関係が原因で仕事に行きたくないと思っている人もいると思います。以下の記事では人間関係が嫌で仕事に行きたくないという状況から抜け出す方法を解説しています。
既卒就活で後悔したくない人は、適職診断からはじめよう
既卒の就活は新卒と違い、選べる職業に限りがあります。そのため、簡単に就職先を決めると入社前とのギャップから早期退職につながる恐れがあります。
これから既卒就活をはじめる人は、まず「適職診断」を活用しましょう。適職診断では、簡単な質問に答えるだけであなたの強み・弱みとぴったりの職業がわかります。
また、どのような職業を選んだらいいか就活軸も見つかるため、これから就活を始める今に取り組むのがベストです。
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