Q
大学3年生
女性
日本銀行への就職はやはりすごいですか?
経済学部の学生です。日本銀行への就職に興味があると話すと、友人や家族から「すごいね」と言われることが多く、期待とプレッシャーを感じています。
日本銀行が難関であることは理解していますが、なぜ「すごい」と言われるのか具体的な理由がわかりません。
日本銀行への就職が具体的にどの点で「すごい」のか、また、目指すにあたってどのような心構えや準備をしておくべきか、教えていただけますか。
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
国を代表する立場という点でやりがいがある!
日本銀行は国の経済の中枢を担う機関であり、公共性と専門性がきわめて高い仕事です。専門性と倫理観も求められます。
すごいかどうかは主観によるものですが、日本の金融政策にかかわりたい、国を支えたいという強い使命感を持つ人にとっては、非常にやりがいのある職場といえます。
難易度は高いですが、単なるステータスとしてではなく、国を代表して経済を動かす責任感に魅力を感じるのであれば、目指す価値は十分にあるはずです。
金融への深い関心と熱意をしっかり伝えよう
選考では高い倍率を勝ち抜く必要があります。単に優秀なだけでなく、金融や経済に対する深い関心や、公的な視点を持っているかどうかが問われます。
大学での研究内容やゼミでの活動などを通じて、その適性や熱意を具体的に伝えていくことが必要です。
中枢の金融政策や通貨管理について、どう自分のモチベーションになるのか、自分がどう貢献できるのかなどを語りましょう。
なぜ日本銀行でなければならないのか、そこで何を成し遂げたいのかというビジョンを明確にし、面接官に熱意が伝わるように準備を進めてください。
専門性や倍率を背景に「すごい」といわれている
日本銀行は物価の安定を守ったり、通貨の発行、国債の売買や市場に関するやり取りしたりするなど、国の経済の安定と金融システムを守る国家レベルの仕事をしています。
もちろん、要求される専門性に関してもトップレベルです。
新卒で日本銀行に入った後はその経験を活かして金融業界や大学院、研究機関などでのキャリアを築くこともできます。採用人数が少なく、倍率が高いと言われています。こうした背景が「すごい」と言われる理由だと考えます。
志望するなら日銀の役割理解と自分の考えの言語化が鍵
もし、日本銀行を目指すのであれば、経済学に関しての基礎をきちんと固めたうえで、日銀の役割や仕事内容への理解を深めましょう。
「なぜ日銀で働きたいのか? 」という志望動機についてを質問された際に、きちんと言語化できるよう、自分自身の志望動機を固めておくことも大切です。
「自分ならどう政策判断するか? 」という観点で日々のニュースをとらえておくと、面接などでも落ち着いて話をすることができますよ。
以下の記事では銀行への就職の実態について解説しています。具体的な仕事内容や平均年収などについても触れているので、銀行への就職に興味がある人はぜひ参考にしてください。
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