この記事を訪問した理由は?
- 企業分析のやり方を知る
- 企業分析で知らべるべき10項目と調べ方を知る
- 企業分析で注意すべきことを知る
企業分析をして企業についての理解を深めることで、自分に合った企業を見つけたり、選考対策に役立てられます。自分に合った企業に就職するためにも、企業分析は就活には欠かせません。
そんななか「企業分析のやり方がわからない」「企業分析のやり方が合っているのか不安だ」と頭を悩ませる学生も少なくありません。しかし、企業分析はたったの3ステップで誰でも完璧にマスターできるもの。企業分析の正しいやり方を身に付けることで、就活を有利に進めることができますよ。
この記事では、キャリアアドバイザーの谷所さん、平井さん、富岡さんのアドバイスを交えつつ正しい企業分析のやり方や就活を効率的に進めるためのコツを解説します。企業分析のやり方に悩んでいる人はぜひ実践してみてくださいね。
- 企業分析で得た情報は面接の中でどのように活かすことができますか?
入社後の姿を解像度高く伝えることができる
企業研究をおこなったうえで面接に臨むと、入社後のイメージを膨らませながら思いを伝えることができます。
面接では、志望動機やガクチカといった質問で自身のスキルや強みを入社後どのように活かしていきたいか話す場面が多々あります。志望先の企業の仕事内容と重ねた的の得た回答を話せると好印象につながります。
また逆質問でも、調べればわかる内容の質問を避けられるので、志望度の高さをアピールすることができますよ。
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企業分析のやり方2ステップ
企業分析のやり方2ステップ
- 情報を集めて整理する
- 企業ごとの特徴を比較・分析する
企業分析はやることも多く、「大変そう」「難しそう」だと感じる学生もいるかもしれません。しかし、やることは実にシンプル。たったの3ステップを踏むだけで、誰でも完璧に企業分析をマスターできます。
ここからは企業分析を完璧にマスターするための3ステップを紹介します。まずは企業分析の進め方についての全体像を把握して、やるべきことを整理してくださいね。そのあとで、各ステップの詳細を解説していきます。
まずはあなたが受けないほうがいい職業を確認してみよう
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①企業の情報を集める
企業分析は企業について集めた情報をもとにして、「自分に合う企業か」「他社との違いはなにか」などの分析を進めます。
企業の情報を集めるためには、さまざまな手段があります。入手したい情報に応じて情報収集ツールを使い分けることで、企業についての豊富な情報を取り入れることができますよ。
企業の情報を集める9のやり方
- 企業のコーポレートサイトを確認する
- 会社説明会に参加する
- インターンシップで仕事を体験してみる
- OB・OG訪問で実際に働く社員に会う
- 就職情報サイトを活用する
- 企業の情報がまとまった書籍を読む
- 経営者が手掛けた書籍や取材記事を活用する
- 新聞やニュースで最新の情報を入手する
- SNSツールでリアルな情報を集める
まとめた企業の情報は、就活ノートにまとめておくのがおすすめです。就活を効率よく進めることができますよ。「就活ノート」についての詳しい説明はこの記事を参考にしてくださいね。
就活ノートとは? まとめ方を工夫して選考の心強い味方にしよう
②企業ごとの特徴を比較・分析する
企業についての情報が集められたら、「どんな仕事があってどのような働き方ができるのか」「事業に将来性はあるか」などを調べていきます。
よく企業の情報を集めて満足してしまう学生も見受けられますが、それでは企業分析にはなりません。大切なのは、集めた情報を活用して企業の理解を深めていくことです。
企業分析の例
- 企業の業務のなかで自分の専門知識が活かせるか
- 自分の理想とする働き方と企業の働き方がマッチしているか
- 同業他社と比較してどんなプロダクトに強みを持っているか
また、ほかの企業と比較して分析するのも効果的です。他社と比較することで、企業独自の魅力や強みの発見につながりますよ。
たとえば「競合他社と比較して企業の強みはどんなところにあるのか」「企業独自の取り組みはなにか」などを比較して考えて、企業の特徴を明確にしていきましょう。
「自分にあった企業を探している」という目的を忘れないためには、企業分析ができたら「企業の魅力に感じるポイント」を3つ探して、メモをしておきましょう。どんなところを重視して就職活動をおこなっているのか、就活の軸も一緒に見えてきますよ
企業研究ノートを作成すると企業同士の比較・分析がしやすくなります。また、面接時にノートを見ればすぐに企業の情報がわかる万能なアイテムです。この記事を参考にして自分に合った企業研究ノートを作成してみてくださいね。
作り方例4選|企業研究ノートのまとめ方をイラスト付きで解説!
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企業分析で見るべき10項目と調べ方
企業分析で必須の項目8選
- 会社概要
- 事業内容
- ビジネスモデル
- 商品・サービス
- 取引先やターゲット顧客
- 業績
- 採用情報
- 環境・制度
- 今後の事業方針
- 経営者の考え
まずは、企業分析に必要な項目について見ていきましょう。企業の特徴をしっかり理解するためには、分析に必要な情報を漏れなく取り入れておくことが大切です。ここでは企業分析をするうえで最低限押さえておきたい8つの項目を紹介します。
また、なぜこの項目の分析が必要なのかを理解しておくことも重要。企業理解を深める際に、自分との相性を測る指標になったり、他社との比較するうえでのポイントになりますよ。
項目ごとに分析の際に着目すべきポイントについても紹介するので、項目と併せてチェックしてくださいね。
①会社概要
まずチェックすべきは「会社概要」です。会社概要とは、会社の「代表者名」「所在地」「設立日」「資本金」といった会社の基本的な情報を記載したページのことです。会社概要は企業のコーポレートサイトに掲載されているので、確認してみてくださいね。
会社概要でチェックする項目
- 代表者名(フルネーム)
- 会社役員陣の氏名
- 所在地
- 設立年月日
- 資本金
- グループ会社の有無
企業理解を深めるうえで、会社の基本情報は欠かせません。企業によっては、選考の面接担当者を会社の代表や役員陣が担当することもあります。名前を間違えないように、読み方もチェックしておいてくださいね。
また当たり前のことですが、会社は正式名称で覚えておきましょう。特に株式表記は間違えやすいポイントです。後株なのか前株なのかをしっかり押さえておいてくださいね。
会社名は、エントリーシート(ES)やメールなどで頻繁に使用します。正式名称を誤って覚えるなどの事態がないよう注意しましょう。
役員が面接をおこなうこともあるので、役員陣の名前もチェックしておきましょう。また上場企業と非上場企業では、管理体制や仕事の進め方で違いがあるので、チェックしておくといいですよ。
会社概要に書かれている資本金は、学生からすると何を意味するのかわかりにくいと思います。資本金の捉え方はこちらのQ&Aでキャリアコンサルタントが回答しているので、ぜひ参考にしてください。
調べ方:コーポレートサイトを確認する
企業情報について調べる際には、まず企業のコーポレートサイトを確認しましょう。コーポレートサイトは企業が公式に情報を提供しているので、信頼性のある情報が手に入ります。特に最新の情報はコーポレートサイトを確認するのが確実です。
基本的な企業の情報が集約されているので、まずコーポレートサイトで情報を確認したうえで、不足分や補足となる情報をほかのツールを活用して情報を取り入れていくといいですよ。
②事業内容
会社の事業内容をチェックすることで、仕事との相性が確認できます。事業内容とは、企業がおこなう仕事内容のことを言います。たとえば、日本を代表する自動車メーカーのトヨタ自動車の主な事業内容は「自動車の生産・販売」です。
同じ業界でも展開している事業内容は企業によって異なるので、必ず確認しておきましょう。また、企業が展開する事業は必ずしも1つであるとは限りません。事業を多角的に展開している企業もあるので、漏れなくチェックしてくださいね。
事業内容の例
- 食品メーカー:食品の製造・販売
- コンサルティング会社:ITコンサルティング
- 人材会社:人材派遣、ヘッドハンティング
事業内容は入社後に自分が任される仕事内容に深く関係します。「興味を持って仕事に取り組めるような内容か」「将来性がありそうか」などの視点をもとに自分との相性を照らし合わせることで、企業の仕事との相性がわかりますよ。
事業内容とは、企業全体として取り組んでいる仕事内容を指します。事業内容を知ることは企業研究の土台になるので、しっかり把握しておきましょう。この記事では、事業内容について詳しく解説しています。
事業内容とは? 業務内容や職務内容との違いも徹底解説
- どんな事業に興味があるかわかりません、自分に合った事業を見つけるポイントを教えてください。
役に立ちたい人を思い浮かべて考えてみよう
「自分は誰の味方になりたいか」と発想してみるのがおすすめです。
仕事は誰かの役にたって、報酬を得ることです。あなたにとっての「誰か」は、具体的にどんなことで困っている、あるいは悩んでいる人なのかイメージしてみてください。
イメージできたら、それに関係する一連の事業を調べます。一連とは、上流から下流までの事業を指します。たとえば「家族にあった家を建てて、楽しく暮らす人を増やしたい」なら、建設業界がぴったりです。
建設業界の上流工程は、ディベロッパー、都市開発設計、国土交通省、地方自治体などがあります。下流工程は、設計事務所、ゼネコン、メンテナンス、リノベーションなどが挙げられます。
このように、役に立ちたい人を軸にすることで、自分に合った事業を見つけることができますよ。
調べ方:インターンシップで仕事を体験してみる
企業のインターンに参加してみるというのも企業の情報を集めるのに効果的な方法です。インターンとは、企業の業務を実際に体験できる機会のこと。
企業の業務を実際に体験することで、仕事との相性をチェックすることができますよ。「業務において自分の得意分野が活かせるか」「自分の興味の持てる分野か」など企業や業務との相性をチェックしておきましょう。
また、インターンでは実際に働く社員と交流できるので、社風の理解も深まります。自分が働く姿を具体的にイメージできるようになりますよ。「社員はどんな雰囲気で業務に取り組んでいるか」「チーム内でのコミュニケーションは活発か」など仕事への取り組み方を確認してみてくださいね。
実際の仕事に取り組むことで、自分と会社との相性がわかります。「自分の強みを発揮できたか」「自分の取り組みが評価されたか」「周囲とうまく関係づくりができたか」などをチェックして、リアルな情報を入手しましょう。
③ビジネスモデル
企業のビジネスモデルを知って、企業が利益を生み出す仕組みを把握しておきましょう。ビジネスモデルとは、企業が世の中に価値を提供し、お金を生み出す仕組みのことを言います。
ビジネスモデルは「誰に」「何を」「どのように」の3つの視点で考えてみましょう。この視点から提供できる付加価値をふまえ、どの程度の収益を得るのかを検討してみてください。
ビジネスモデルを知ることで事業全体の理解が深まります。また、ビジネスモデルがわかれば自分の将来任される仕事がどんな人やモノに価値を生み出しているのかがわかります。企業のビジネスモデルと自分が仕事を通して成し遂げたいことが一致しているかチェックしてみてくださいね。
BtoCとは個人消費者にサービス・商品を提供するビジネスモデルのことです。この記事では、BtoCで働くメリット・デメリットについて詳しく説明しているのでぜひチェックしてみてください。
BtoCとは? BtoBとの違いや向いている人を徹底解説
調べ方:企業の情報がまとまった書籍を読む
企業が「誰に」「どのような価値を提供し」「どうやって利益を得ているか」というビジネスモデルの全体像を把握するには、企業情報がまとまった書籍を参考にするのがおすすめです。
また、書籍は就職のプロが執筆や監修をしていることが多く、さらに発売されるまでに情報の正確性を厳しくチェックされたうえで出版しているので、ネットと比較して信頼性のある情報を入手することができますよ。
企業分析におすすめの書籍
- 業界地図
日本の主要企業の業績や今後の動向などを地図のようにわかりやすくまとめた書籍。自分が調べている企業が業界でどんな立ち位置にいるのかを把握できます。 - 就職四季報
東洋経済新報社が発行している学生向けの情報誌。ネットではなかなか手に入らない「採用実績」「離職率」など会社の実情を知るための情報がつまっています。
書籍を購入する際には、必ず最新のものを選びましょう。年度によって採用方針など企業情報が変化することもあります。なるべく3年以内のものを参考にしてくださいね。
この記事では、就職四季報の活用方法について紹介しています。就活を有利に進める使い方のコツも紹介しているのでぜひチェックしてみてくださいね。
就職四季報の活用方法! 就活を有利にするポイントや読み方を伝授
④商品・サービス
志望企業が提供している商品やサービスをチェックしましょう。同じ事業を展開している企業でも、力を入れている商品・サービスは異なります。「売上の基盤となるサービスはなにか」「商品やサービスにはどんな特徴があるか」などを確認してくださいね。
たとえば人材業界でいうと、人材を企業に紹介するエージェントサービスなどのリアルプロダクトに力を入れている企業もいれば、面接時のマナーなど就活のノウハウを提供する就職に関するメディアの運営に力をいれている企業もあります。
同業他社との比較したときの、企業の商品・サービスの強みや提供方法の違いなどについてもまとめておけると、企業についての理解を深めることができますよ。
次の記事では、人材業界に向いている人の特徴を紹介しています。その特徴と企業が求めている人材を照らし合わせる参考にしてみてくださいね。
人材業界に向いてる人の特徴8選! 仕事内容別に徹底解説
調べ方:会社説明会に参加する
企業が展開している「商品・サービス」について詳しく知るには、会社説明会が絶好の機会です。企業のことをよく知ってもらおうと開催されているため、担当者が自社の商品やサービスの特徴、強みをわかりやすく解説してくれます。
企業によっては学生から質問を受け付け、企業の担当者が学生の疑問に回答する場合もあります。コーポレートサイトだけではわからなかった商品の詳細や、気になることを質問して疑問を解消できますよ。
わからないことがあれば積極的に質問したり、ほかの学生の質問のなかで気になる点は些細なこともメモをとっておくなどすると企業分析をする際に役立ちます。
また、選考の詳細について説明を受ける可能性もあります。ネットには載っていない情報を手に入れることができる場合もあるので、特に志望度の高い企業の説明会には参加するようにしましょう。
企業説明会の質問例についてはこちらの記事で詳しく解説しています。合わせて参考にしてみてくださいね。
企業説明会で絶対に聞くべき質問30選! 聞かない方が良い質問も
あなたが受けないほうがいい職業を知っておこう
就活を成功させるためには、自分に合う職業・合わない職業を早めに知ることが不可欠です。しかし、それがわからずに悩む人も多いでしょう。
そんな人に活用してほしいのが「適職診断」です。簡単な質問に答えるだけで、あなたに合う職業・合わない職業を特定できます。
早いうちに自分に合う職業・合わない職業を知って、就活を成功させましょう。
⑤取引先やターゲット顧客
企業の取引先やターゲット顧客についてもチェックしておきましょう。取引先は、将来の自分の顧客になる可能性があります。企業が提供している商品・サービスは個人もしくは法人のどちらに提供しているのか、国内もしくは海外に向けて展開しているのかなど確認しましょう。
ターゲット顧客とは、自社の商品やサービスを提供・販売する対象となる顧客のことを指します。今後仕事を通してどんな人に商品やサービスをなどの価値を提供していくのかを知っておくことで、業務イメージが明確になります。
たとえば、飲食店のターゲット顧客は一般消費者です。「料理」や「食事を楽しむ空間」を提供することで利益を得ています。また、食品を製造・提供する食品メーカーのターゲット顧客は、飲食店です。飲食店に製造した食品を提供することで利益を得ています。
このように取引先やターゲット顧客を知ることで、どんな人に向けて仕事をおこなうのかがわかります。働き方について具体的にイメージできるようになりますよ。
アドバイザーコメント
ターゲットを明確にして入社後のイメージを膨らませよう
取引先やターゲットを調べておくと、入社後の自分の仕事ややるべきことが明確になり、志望動機や入社後何をしたいかという質問への回答の解像度を上げることができます。
たとえばメガバンクと地方銀行はどちらも金融業界であり、「預金業務」「為替業務」「融資業務」が3大業務と言われています。
メガバンクの顧客は大手上場企業が中心であるのに対し、地方銀行は地方の大手企業や中小企業が主な顧客となるといった違いがあります。そのため、メガバンクは世界を見ながら日本経済を、地方銀行は地域経済を支える役割が強いことがわかります。
金融以外の業界でも同様です。仕事を通してどんな貢献がしたいか、そのためにはどんな人や企業をターゲットに働くと達成できるのかを追求してみてくださいね。
調べ方:新聞やニュースで最新の情報を入手する
企業がどのような企業と取引をしているのか、またどんな顧客層をターゲットにしているのかを調べるには、新聞やニュースの活用がおすすめです。
業界地図や四季報のような書籍よりも最新の情報が掲載されているので、「新たにどんな企業と提携したのか」「どのような新市場・ターゲットを開拓しようとしているのか」といった、タイムリーな取り組みを知ることができます。
信頼性の高い情報を集めるツールとしてぜひ活用してください。
⑥業績
企業の業績も注目すべき大切な指標です。業績とは、ビジネスで得られる売上高や利益のような成果を指します。たとえどんなに素晴らしい事業を展開していても、売上につながらなければ経営を存続させることはできません。
将来、みなさんの給与や雇用に深くかかわるものになるので、志望する企業の業績がどのような経営状態にあるのか必ずチェックしておいてくださいね。
調べ方:財務諸表を見る
企業の業績を知るためには、企業の1年間の財務状況をまとめた財務諸表を確認しましょう。具体的に、業績を知るために重要な財務諸表が3つあります。
業績を知るうえで押さえておきたい財務諸表
- 損益計算書
- 貸借対照表
- キャッシュフロー計算書
損益計算書とは?
年度ごとの「収益」「費用」「利益」が記されている。つまり企業がその年度で、いくら儲けたのかがわかる資料。
損益計算書の中でも注目すべきポイントは、「売上高営業利益率」。一般的に売上高営業利益率が5%を超えると業績が良い企業と判断できる。
貸借対照表とは?
企業が保有する「資産」「負債」「純資産」がわかる資料のことで、貸借対照表をチェックすることで企業の財政状態を把握できる。
企業の業績を測るには、「自己資本比率」を要チェック。一般的に自己資本比率が20%以上あることが望ましいと言われていて、20%未満の企業は赤字や借入金が大きく経営状況が悪いと判断できる。
キャッシュフロー計算書とは?
決算における「お金の流れ」を示す資料。
重点的に見るべきポイントは「営業活動によるキャッシュフロー」。この数値がマイナスの場合は、会社の事業がうまくいっていないことを示している。
⑦採用情報
採用情報もチェックしておくべき項目です。採用情報とは企業が自社の採用をおこなう際に必要な情報をまとめたもののことを言います。「募集職種」「業務内容」「勤務地」「給与」などの仕事内容や働くうえでの待遇条件についての記載があります。
ほかにも、選考フローや募集に必要な条件、求める人物像など選考を進めるうえで必要な情報がまとめてあります。採用情報に書かれている内容は、選考対策や企業選びに役立ちますよ。
たとえば、選考フローにWebテストの実施が予定されていれば前もってWebテストの対策を進めておけます。ほかにも、採用要件から企業の求める人物を知ることで効果的なアプローチができるようになります。
採用情報のなかで特に注意して確認しておくべき項目は、必要な資格やスキルなどの応募条件です。
たとえば「TOEICスコア600点以上歓迎」と記載されている場合は、取得していなくても応募はできます。しかし、条件だけ記載されている場合は、「TOEICスコア600点以上取得していること」が応募の条件になります。もしTOEICスコアが基準を満たしていない場合には、応募は難しいと判断できます。
調べ方:就職情報サイトを活用する
選考フローや求める人物像といった「採用情報」を集めるには、就職専門の情報サイトの活用がおすすめです。
ナビサイトでは、企業が求人情報を登録しており、学生は企業の選考やインターンシップのエントリーができます。求人情報からは企業の選考フローや採用要件についての情報を集めることができますよ。
口コミサイトとは、特定の企業で働くもしくは働いていた社員や企業の選考に参加した学生が、企業についての情報を「口コミ」として投稿できるものです。企業での働き方やインターン選考の体験記などリアルな情報を手に入れることができます。
ただし、口コミサイトは匿名で投稿できる特性ゆえに正確でない情報が含まれているケースもあります。情報の信頼性は必ず自分でチェックして、情報の取捨選択をおこなうことが大切です。
⑧環境・制度
企業の職場環境や社内制度についてチェックしておくことで、企業で働くイメージを具体的にできます。社風・文化や社内独自の取り組みについて調べてみましょう。
企業によって社風や社内独自の文化はさまざま。自分に合った職場環境であるのかチェックしておきましょう。
社風・社内文化の例
- チームワークを大切にする
- 一人ひとりの価値観を尊重した個人主義を重んじる
- 実績を重視する
- 努力した過程を評価する
また、社内制度も企業選びをするうえで重要な指標になります。仕事内容以外にも、働く環境は大切です。自分に合った働き方を実現できるか考えてみてくださいね。
社内制度の例
- 給与、賞与
- 勤務地
- 福利厚生
たとえば、企業独自の福利厚生について調べてみることがおすすめです。企業ごとに働き方の充実度を上げるために独自の取り組みをしています。自分が働きやすい環境や目標を叶えるための企業のサポートがあると仕事をするうえでの充実度がアップしますよ。
福利厚生の例
- 資格支援制度
- 特別休暇制度
- ファミリーサポート制度
継続して力を発揮し続けるために、自分にあった働き方を見つけることはとても大切です。納得して働き続けるためにも、仕事環境や制度などをしっかり吟味したうえで就職先を選びましょう。
調べ方:OB・OG訪問で実際に働く社員に会う
社内の雰囲気や福利厚生の使いやすさといったリアルな「環境・制度」を知るためには、社員の生の声が聞けるOB・OG訪問がおすすめです。
OB・OG訪問とは
興味のある業界や企業で働いている先輩を訪ね、実際の仕事内容や社内の雰囲気などの情報をたずねること
実際の社員の生の声を聞くことで、企業の理解が深まりますよ。「どのようなときに仕事のやりがいを感じるか」「会社で活躍している社員の共通点はなにか」など企業で働く社員だからこそ知っているような内容をたずねてみましょう。
また、こちらから申し込むことによって、志望意欲の高さもアピールできます。特に志望度の高い企業の情報を集める場合におすすめの方法です。
もし志望企業にOB・OGがいなくても心配する必要はありません。Matcher(マッチャー)やビズリーチ・キャンパスなどといったOB・OG訪問をサポートする就活サイトがあるので、そちらを活用するといいですよ。
OB・OG訪問でおすすめの質問例
- 1日の仕事のスケジュールを教えてください。
- 仕事をするうえで大切にしていることはありますか?
- 企業に入社を決めた理由を教えてください。
- 所属する部署ではどのような目標を追っていますか?
- 入社の動機や決め手を教えてください。
OB・OGであるからといって安心しきって失礼がないようにしましょう。社員は仕事の時間を割いて対応してくれているので、感謝の気持ちを持って訪問することが大切です。社会人として相応しい振る舞いを心掛けましょう。
OB・OG訪問をする際には事前に当日の質問をまとめておくことがおすすめです。質問次第で得られる情報に大きな差ができます。この記事では、OB・OG訪問で聞いておくべき質問について紹介しているのでチェックしてみてくださいね。
OB・OG訪問は質問選びが鍵! おすすめ質問100選を紹介
OB・OG訪問以外にも、会社訪問をすることで企業理解を深めることもできますよ。以下の記事で詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
⑨経営者の考え
企業の代表である、経営者の思考を知ることも企業の理解を深めるのに効果的です。経営者がどのような考えのもと会社を運営しているのかを知ることで、会社の雰囲気や会社の方針について理解を深めることができますよ。
特に規模の小さい企業ほど、企業のトップである経営者の考えが企業の雰囲気や方針に強く反映されます。中小・ベンチャー企業では最終面接などを社長自らおこなう場合もあるので、選考対策にもつながりますよ。
調べ方:経営者自身の書籍やインタビュー記事を見る
特に、経営者の書いた書籍は、企業理念のもとになるエピソードや事業を立ち上げた背景が書かれているケースが多いので、企業理解を深めるのにぴったりです。
ほかにも、就活サイトなどで経営者についてインタビュー記事がまとまっていることもあります。経営者の名前で検索すると、さまざまサイトや書籍がヒットするのでぜひ参考にしてみてくださいね。
「経営者の考えに共感できるポイントがあるか」「会社の方針は納得感が持てるものか」など自分の考え方と重ねてマッチ度を確認してみましょう。
経営者の考え方をチェックできるおすすめツール
- 経営者の自伝・書籍
- 経営者が運営するブログ
- 企業が配信しているSNS
アドバイザーコメント
経営者の考えがわかると選考で一歩差が付く
情報収集した「経営者の考え」を上手く選考に活かす方法について考えてみましょう。
志望動機に盛り込む
志望動機のなかで、経営者の考えに共感したことを盛り込むことがおすすめです。具体的に「どういった考えに共感したか」「これまでの経験を通じてなぜ共感したのか」「経営者の考えを踏まえてどういった社会人になりたいか」まで盛り込めると、ほかの学生と差別化できます。
経営者の考えに共感する姿勢を示すだけでなく、経営者の考えに基づく社風になじめる人材であることをアピールしましょう。
質問に盛り込む
面接には学生から企業の担当者に質問できる「逆質問」の機会があります。そこで「経営者の考えの源は何か」など経営者の考えを知っているからこそできる質問を投げかけてみるのもおすすめです。回答を得られたら、共感できることを言葉で伝えましょう。
⑩今後の事業方針
企業の事業方針を確認しておくことで、会社の将来性について予測を立てることができます。たとえば、「これから新しい事業を立ち上げる」「世の中にまだない革新的なサービスを企画している」など経営状況の変化に大きく関係する情報があるかもしれません。
また、今後の事業方針のなかに自分の興味のある分野に携わる事業を予定している場合もあります。見逃さないようにチェックしておきましょう。
たとえば英語を使って働きたいというキャリアプランを持っている場合、現段階で英語を使う仕事がなくても、今後の経営計画として海外支社の展開を計画していた場合には仕事で英語が必要になる機会が生まれることも考えられます。
また、もしそこで英語力に自信のある社員が少なかった場合には語学力のある社員が英語を活用する部署に抜擢される可能性もあるのです。企業も大きく成長していくために、さまざまな計画を立てているので、今後の取り組みについてチェックしてみてくださいね。
アドバイザーコメント
企業ごとにどのようにキャリアを積むのか調べてみよう
ここまで解説した以外にも、企業での働き方についても情報収集していきましょう。今までの日本の企業は「終身雇用」「年功序列」が主流で、企業の社員は仕事内容や勤務地が限定されない「メンバーシップ型雇用」が多く見られました。入社後は部署異動なども積極的におこなわれ、さまざまな仕事を経験することが多いです。
一方で海外で主流なのは、職に必要なスキルを明示して募集し雇用する「ジョブ型雇用」です。終身雇用は少なく、自身でスキルを磨き転職し、キャリアアップをはかることが一般的です。
スペシャリストになることも選択肢の一つ
最近は日本でもジョブ型雇用の採用が増えてきました。職務経験のない新卒の採用はポテンシャル採用と言われていますが、採用の時点でどこの部署に配属になりたいかの希望を聞き、入社後の異動はなく、その分野でのスペシャリストを育成する採用もあります。
「内定・入社=ゴール」ではなく、中長期的な視点で見て、自分はどのようなキャリアを築いていきたいのか考えてみてくださいね。
調べ方:IR情報(中期経営計画や決算説明会資料)を確認する
企業がこれから先の3〜5年でどの領域に注力し、どのように成長していくつもりなのかという「今後の事業方針」を正確に把握するには、IR情報(投資家向け情報)の活用が最も効果的です。
とくに上場企業が公表している「中期経営計画」や「決算説明会資料」を活用するメリットは以下の通りです。
活用するメリット
- 企業の「未来のロードマップ」が詳しくわかる:企業が自ら作成した今後の戦略が、データや図解とともに記載されている
- 誰でも無料で簡単にアクセスできる:企業のコーポレートサイトにある「IR情報」や「投資家情報」というページから誰でも閲覧できる
- 面接での強力なアピール材料になる:面接で「御社の中期経営計画を拝見し、〇〇事業の拡大に注力される点に魅力を感じました」と伝えることで、企業研究の深さと志望度の高さを面接官に強烈にアピールできる
志望企業が上場している場合は必ず目を通し、企業が目指す方向性と自分のやりたいことが一致しているかをチェックしましょう。
特別な動機がなくても大丈夫!
ツールを使えば魅力的な志望動機が作れます
「第一志望以外の志望動機が思い浮かばない……」と感じたことはありませんか?そんな時にぜひ活用してほしいのが「志望動機作成ツール」です。
簡単な質問に答えるだけで、特別な動機がなくても採用したいと思われる志望動機が簡単に作成できます。
志望動機で困ったら、まずはツールを活用してみましょう。
(人材業界の場合)
企業分析に活用できるフレームワーク4選
企業分析に活用できるフレームワーク4選
- 3C分析
- SWOT分析
- ファイブフォース分析
- 財務分析
ここからは、企業分析をする際に役立つフレームワークを紹介します。決められた型に沿って企業理解を深めていくことができるので、企業分析がしやすくなりますよ。
また、フレームワークを活用すれば多角的な視点で情報を集めることができます。網羅的に分析できるのもフレームワークを活用する魅力の1つです。
①3C分析

3C分析とは、Customer(顧客)、Company(自社)、Competitor(競合)の3つのCを分析する方法です。企業を取り巻く環境についての理解を深めることで、業界における企業の立ち位置を把握できますよ。
3C分析をする際に押さえておくべき項目
- Customer:企業の顧客
企業の事業、商品やサービスの現状(売上、市場シェア、商品のラインナップなど)など - Company:分析先の企業
企業の事業、商品やサービスの現状(売上、市場シェア、商品のラインナップなど)、資本力など - Competitor:競合他社
分析対象の企業の競合他社
3C分析をすることで事業の進行方向についても理解が深まります。分析先企業の事業と競合他社の事業を照らし合わせて考えることで、企業の市場における強みや弱みなどを把握できます。
②SWOT分析

SWOT分析(スウォット分析)は、Strength(強み)、Weakness(弱み)、 Opportunity(機会)、 Threat(脅威)の頭文字をとって、SWOT分析と呼ばれています。
企業を取り巻く外部環境と内部環境のプラス面とマイナス面をそれぞれ分析することで、企業の事業の改善点や伸ばすべきポイントなどを把握できます。事業の強みだけでなく、弱点も分析できるので、網羅的に企業分析をしたい人におすすめです。
- Strength(強み):内部環境のプラス要素
企業の商品・サービスの強みや得意とするもの - Weakness(弱み):内部環境のマイナス要素
企業の商品・サービスの弱みや苦手とするもの - Opportunity(機会):外部環境のプラス要素
社会や市場の変化などにより、分析対象の企業にとってプラスに働くもの - Threat(脅威):外部環境のマイナス要素
経済や市場の変化などにより、分析対象の企業に悪影響を及ぼすと考えられるもの
企業分析では、企業の強みだけではなく事業におけるリスクも押さえておくことがおすすめです。どのようなモノや状況が企業の事業にネガティブな影響を及ぼす可能性があるのかを把握しておきましょう。
事業におけるポジティブな面・ネガティブな面のどちらの側面も考慮したうえで、就職先を選んでくださいね。
③ファイブフォース分析

ファイブフォース(5フォース)分析とは、競合他社や業界全体の状況と収益構造を明らかにすることで、企業の利益の上げやすさを分析するフレームワークです。
5フォース分析の「フォース」とは「脅威」という意味があり、競争要因のことを指します。企業が市場でさらされている脅威を5つに分類して、それぞれの脅威を分析することで、企業の競争優位性を知ることができます。
- ①競合他社
業界内での競争は、競合他社との直接的な競争を表します。どんな企業でも、業界内での競合が多いほど収益性は下がる傾向にあります。 - ②新規参入
基本的に新規参入のハードルが低いほど競合が増えることで価格競争が起き、収益性は下がる傾向にあります。一方で新規参入ハードルが高い業界では価格競争が起きにくいため、一定以上の収益性を確保できます。 - ③売り手
「売り手の交渉力」とは、売り手(サプライヤー)と企業の間にある力関係のことを指します。同質・同価格の商品やサービスを扱う売り手が多ければ企業が力を持ち、価格交渉などを優位に進めることができます。一方で、逆になれば売り手が力を持ちます。
※サプライヤー:企業活動に必要な原材料やサービスなどを供給する売り手のこと。 - ④買い手
「買い手の交渉力」とは、企業のターゲット顧客と企業の間にある力関係のことを指します。基本的に競合が多く、価格競争が激しい業界では買い手優位の市場になるので収益性は下がります。 - ⑤代替品
代替品とは、企業の商品・サービスの代わりになる価値を持つモノを表します。ここで言う、代替品とは同業他社の競合製品ではなく他業界の商品・サービスのことを示します。たとえば、書籍の代替品となるのが電子書籍の存在です。
ファイブフォース分析を活用して、就職先の企業の将来性や事業の成長性について理解を深めましょう。事業の成長は、雇用の安定や給与アップなどにつながります。長く働けるような企業の状態であるかを確認することも大切ですよ。
④財務分析
財務分析は、財務諸表のデータを見て企業の経営状況や将来性を分析する方法です。財務諸表には「損益計算書」「貸借対照表」「キャッシュフロー計算書」の3つがあり、それぞれ企業が上げた利益や財政状況、お金の流れなどがわかります。
財務分析をすることで、企業のお金の流れや経営状況について理解を深めることができます。客観的に経営状況や今後の成長性を知りたい人におすすめのフレームワークです。
アドバイザーコメント
財務分析のチェックポイントを押さえよう
損益計算書
損益計算書では、営業利益をチェックしましょう。営業利益は本業の売上高から売上原価を引いた利益であり、営業利益がプラスになっているかが大切です。赤字であれば本業で儲けていないことになり、改善が求められます。
貸借対照表
賃借対照表では、特に資産の部と純資産の部の数値から自己資本比率を見極めることが重要です。純資産の部の合計(自己資本)を資産の部の合計(総資産)で割って100を掛けた数値が自己資本比率になります。30%以上が望ましいですが、自己資本比率が低いと他人資本で経営していることになり、借金を返済できないリスクがあります。
キャッシュフロー計算書(営業キャッシュフロー)
キャッシュフロー計算書では、営業キャッシュフローに着目してください。キャッシュフロー計算書の定義は、現金とすぐに現金化できるものがあり、企業の安全性を測るうえで重要な指標です。特に本業の状況を把握できる営業キャッシュフローがマイナスだと黒字倒産のリスクがありますよ。
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受けない方がいい職業を診断しよう
就活で大切なのは、自分の職務適性を知ることです。「適職診断」では、あなたの性格や価値観を踏まえて、適性が高い職業・低い職業を診断します。
就職後のミスマッチを避けたい人は、適職診断で自分に合う職種・合わない職業を見つけましょう。
- 自分に合う職業がわからない人
- 入社後のミスマッチを避けたい人
- 自分の強みを活かせる職業を知りたい人
企業分析をする際の注意点
最後に企業分析をおこなうにあたってありがちな3つの注意点を紹介します。なかには多くの学生が無意識におこなっているものもあります。失敗例を未然に防ぎましょう。
また、注意点を押さえておくことで就活を効率的に進めることができます。はじめからやり直すなどの手間を省くためにも注意点について事前に押さえておいてくださいね。
①企業分析の目的を見失わない
企業分析をする目的を常に明確にしておくことが大切です。企業分析を進めていると、いつの間にか情報を集めることに時間を使いすぎてしまったり、情報を集めただけで企業分析ができていると思ってしまうなど、目的とずれてしまうことがあります。
企業分析の目的は、企業の情報を集めることでもまとめることでもなく、そこから選考に活かしたり、自分に合った企業を見つけることです。企業分析をして自分がどんなことを得たいのかを常に頭に入れた状態で企業分析に取り組むようにしましょう。
対策としては、企業分析をする目的をメモするなど「見える化」しておくことがおすすめです。今取り組んでいる内容が目的に沿ったものであるか常に意識しながら企業分析を進めてくださいね。
福利厚生などの企業の条件だけを見比べて仕事内容の情報収集がおろそかになっては、本末転倒です。
特に制度や給与などは、企業によってさまざまですべてを調べようとするとかなりの時間が必要になります。制度や給与は「最低限これだけ調べる」など分析する範囲をあらかじめ決めておくのがおすすめです。
②信頼性の高い情報を集める
企業についての情報を集めるときは、必ず情報の信頼性をチェックするようにしましょう。いくら情報を集めても、正しい情報でないものや企業の現状と異なるものであれば正しい企業分析ができません。
特に、口コミサイトや就職情報サイトなど企業が発信していない情報源の場合は、必ず正しい情報であるのかを確認してから分析に活用しましょう。
また、就職四季報などの書籍については、最新のものを参考にしてください。採用年度から時間が経過しているものに関しては、現在の情報と異なる場合もあります。情報の正誤と併せて、情報が最新のものであるのかもチェックしましょう。
③情報源が偏らないようにする
情報を集める際には、複数の情報源を参考にすることがおすすめです。情報源によっては掲載情報に偏りがあったり、個人の主観的な意見が書かれている可能性もあります。
あくまでも自分自身の価値基準に当てはめて考え、自分にとってその企業の理念は共感できるものか、仕事に意欲的に取り組める環境かどうかを考えるのが企業分析です。
フラットな視点で客観的に判断するためにも、企業分析をするときはいくつかの情報源を参考にし、正しい知識をつけられるようにしてくださいね。
アドバイザーコメント
企業の強みだけでなく弱みもチェックしよう
内定獲得を目的に企業分析をおこなうと、どうしても強みに目がいきがちです。
人間には「注目バイアス」というものがあり、脳は1つのことを見ようとすると、それ以外のものは見えなくなってしまう傾向があるのです。しかし、企業分析は志望する企業が自分にマッチしているかどうかを見極める意味もあります。
強みだけではなく、弱みもチェックし、これからの自分のありたいキャリアが実現できそうかどうかを考えていくことが大切です。「企業の概況」「事業の状況」「設備の状況」など企業の情報を集めて同業他社と比べてみましょう。
自分が何を大切に仕事をしていきたいか価値観(キャリアアンカー)を知るなどの自己分析をおこなったうえで企業分析を進めていくとより効果的ですよ。
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効率的な企業分析のやり方で就活を有利に進めよう
ここまで企業分析のやり方について解説してきましたが、あくまでも企業分析の効果は就活に活かすことが大切です。企業分析をして終わりではなく、自分の目的が達成できるようにうまく活用していきましょう。
就活は面接対策や選考対策などやることが多く、企業分析までなかなか手が回らないこともあるかもしれませんが、企業分析で得た情報は就活のあらゆる場面で役立てることができます。
企業分析の正しいやり方をマスターして企業についての理解を深め、自分の志望する企業に効果的にアプローチをしたり、自分に合った企業探しに役立てられれば、就活を効率的に進めることができますよ。自分の目的に合わせて正しく企業分析をして、就活を有利に進めていきましょう。
執筆・編集 PORTキャリア編集部
> コンテンツポリシー記事の編集責任者 熊野 公俊 Kumano Masatoshi







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キャリア・デベロップメント・アドバイザー/キャリアドメイン代表
Kenichiro Yadokoro〇大学でキャリアデザイン講座を担当した経験を持つ。現在は転職希望者や大学生向けの個別支援、転職者向けのセミナー、採用担当者向けのセミナーのほか、書籍の執筆をおこなう
プロフィール詳細キャリアコンサルタント/産業カウンセラー
Atsuko Hirai〇ITメーカーで25年間人材育成に携わり、述べ1,000人と面談を実施。退職後は職業訓練校、就労支援施設などの勤務を経て、現在はフリーで就職・キャリア相談、研修講師などを務める
プロフィール詳細キャリアコンサルタント/産業カウンセラー
Junko Tomioka〇南箕輪村のキャリア教育推進コーディネーターに就任後、独立。現在は地方中高生やベトナム人留学生の就活支援、企業内キャリアコンサル、地方就職のサポートをおこなう
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