Q
大学3年生
男性
電験3種とエネルギー管理士はどちらがすごいですか?
設備管理の仕事に興味があり、将来に備えて「電験三種」と「エネルギー管理士」の資格取得を検討しています。
どちらも難易度が高いと聞いており、両方を取るには時間がかかりそうで、就職活動に間に合うのか不安です。
企業は、それぞれの資格をどのように評価しているのでしょうか。また、両方の資格を持っていると大きな強みになるのでしょうか。就職やキャリアパスを考えた場合、どちらを優先して取得すべきかアドバイスをいただけると助かります。
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
評価につながりやすいのは電験3種! 汎用性の高さが理由
これは設備管理を目指す学生からよく出る質問です。結論から言うと、企業の評価は電験3種のほうが強い傾向にあります。
理由は3つあります。
「業界全体で汎用性が高いこと」「未経験採用でも優遇されやすいこと」「資格手当がつきやすいこと」です。
就職を第一に考えるのであれば、まずは電験3種から取得することをおすすめします。
後からエネルギー管理士を取って専門性を高めよう
その後で、将来的に省エネや設備の適切化などの分野に携わりたいのであれば、エネルギー管理士に挑戦しましょう。十分間に合います。
電験3種にプラスしてエネルギー管理士を持っていると、さらに専門性を足す資格という位置付けになり、キャリアの幅を広げることが可能です。
両方そろえば鬼に金棒ですので、「まずは電験、次にエネルギー管理士」というステップで計画を立ててみてはいかがでしょうか。
どちらも難関! まずは電験3種を狙おう
電験三種とエネルギー管理士は、どちらも設備管理分野で高く評価される国家資格ですが、役割と「評価される場面」が少し異なります。
まず、電験三種は、電気主任技術者として法的に選任できる資格であり、工場・大型施設・ビルで必須となるため、資格そのものが非常に強力です。電気設備全般を扱えるため、採用市場での評価はより安定しています。「まず電験三種」と言われることも多いです。
両方持つと大きな強みに! 工場系企業で活かせる
一方、エネルギー管理士は、省エネ法に基づく選任資格で、エネルギー使用量の大きい工場やビルの省エネ管理を担当できます。省エネ施策や効率改善に関わるため、環境・エネルギー分野に興味がある人には相性の良い資格です。
両方持っていると強みになるかについては、答えは「非常に大きな強みになる」です。電気設備の法的管理と省エネ管理の双方を担えるため、工場系企業からの評価は一段と高まります。
優先順位としては、就職での汎用性・求人数の多さを考え、まずは電験三種がおすすめです。その後に、エネルギー管理士を狙いましょう。キャリアの幅を広げやすいです。
どちらも難関ですが、設備管理を目指すなら確かな投資になります。
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