Q
大学4年生
女性
就職をするうえで、留年理由を正直に話すと不利ですか?
大学4年生で、現在就職活動中なのですが、実は大学時代に1年間留年をしてしまいました。サークル活動に熱中しすぎて単位が不足したことが原因です。自分の管理不足なのは重々承知なのですが、面接で理由を聞かれたときに正直に伝えるべきか悩んでいます。
正直に「サークルに夢中になった」と話すと、自己管理能力がないと判断され、不利になるのではないかと不安です。実際、企業は留年という事実をどう受け止めているのでしょうか?
正直に話すほうが良いのか、それとも伝え方を工夫すべきか迷っています。キャリアコンサルタントの方に、留年理由をポジティブに説明するコツ、また留年期間の経験をどうアピールにつなげればよいのか、具体的なアドバイスをいただけるとうれしいです。
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
正直に話せる自信があれば伝えるべし! 前向きな理由を見つけよう
1年間の留年がある場合、その理由を正直に話せる自信があることなら、伝えたほうが良いです。重要なのは、留年した1年間をどう過ごしたかです。
留年した期間のなかから、この経験がなかったら今の自分はない、と思える要素を探しましょう。
企業に結びつく理由を探せ! 経験をどう活かせるか強調しよう
たとえば、「志望企業に足りないスキルがあったので、その習得に時間を費やした」など述べることができます。志望企業に結びつく前向きな理由を探して簡潔に伝えましょう。
サークル活動に夢中になっていたのであれば、その経験の中で得られたスキルや経験を志望企業でどう活かせるかを強調して伝えるようにしましょう。
どうしてもアピールできる要素がない、ということもあるかもしれませんね。基本的には、企業から聞かれない限り、自分から積極的に留年理由を言う必要はありません。
必ずしも不利ではない! 伝え方を工夫しよう
結論から申し上げると、正直に話すことが大事なので、必ずしも不利にはならないといえます。
ただし、伝え方が非常に重要です。たとえば、サボって単位が足りなかったなど、明らかに自分が怠けて努力をしなかったことを伝えると、「この人は難しい人だな」と思われてしまいます。
正直に、「どうして留年になってしまったのか」、「そこから自分がどう思い、どう学んだか」、そして「その失敗を防ぐために今後どう生かしていきたいか」というところをきちんと話せば良いです。
真摯な伝え方と自分なりのフィードバックが大切
伝え方を真摯にできるか、そしてちゃんと反省して自分のなかでフィードバックができているかが大切です。
さらに、次にどう活かしていくかを順序立てて話すことができれば、「この人は次はこういうことをしないだろう」と相手に伝わるといえます。
失敗から得た学びと、それを今後の仕事にどう活かすかという姿勢を示すことが大切です。正直に話すことを大前提としつつ、その失敗を乗り越えて成長したことを伝えられるように、準備を進めることが成功の鍵を握ります。
「留年すると就職できないのではないか」と不安を抱える人もいると思います。以下の記事では留年した場合の就活への影響や内定を得るための対策方法などを解説しています。留年の可能性がある人、確定している人はチェックしておきましょう。
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