Q
大学3年生
女性
就活で大学の成績はどのくらい重視されますか?
現在就職活動を進めていますが、大学での成績があまり良くありません。サークル活動やアルバイトを優先していたこともあり、GPAは平均よりやや低めです。
友人からは「成績はあまり関係ない」と言われますが、エントリーシート(ES)や面接で成績について聞かれるのではないかと不安です。特に、「学業をおろそかにしていた」と思われて評価が下がるのではないかと心配しています。
就活において、大学の成績は実際どの程度重視されるものなのでしょうか?
また、もし成績が良くない場合、面接でどのように伝えるのが望ましいでしょうか。成績以外で評価してもらえるポイントや、今からできる挽回策についても具体的に教えていただけるとうれしいです。
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
企業によって異なる! 大学時代の姿勢のほうが大切
大学の成績の重要度は企業によって大きく異なりますが、多くの企業において、選考で成績が決定的に大きな割合を占めるケースは少ないです。むしろ、大学時代にどのように過ごしたかという活動や姿勢のほうが大事だと考えられます。
とはいえ、成績を重視する企業も存在します。たとえば、コンサルティング会社、外資系企業、一部の大手メーカーやIT企業など、知的能力や学習意欲を特に重視する企業です。
そうした企業では、学業の評価があまりに低いと、「学業を放棄してしまったのではないか」と見なされる可能性があります。普通の評価であれば、問題はありません。
人物重視の企業では、成績よりもチームワークと人柄が重要!
一般的には、成績は参考程度に見られることが多いです。多くの企業は、学業以外の活動、たとえば趣味、サークル、クラブ活動なども含めて、総合的に評価しています。
特に中小企業や専門職、あるいは「人物重視」を掲げている会社では、成績が話題にあがることはほとんどありません。どちらかというと、チームワークや、入社後に周囲とうまくやっていけるかといった協調性を見ています。
その人自身がどんな人なのか、性格やタイプといった人柄を見ることが多いです。
そのため、仮にGPAが低くても、大学時代に何を優先し、どのような努力をしてきたのかを伝えることが非常に大事です。
もし成績があまり良くなかった場合は、それに気づいてどのように改善したのか、たとえば資格の勉強を始めたとか、学び直しをしたとか、といった具体的な行動があれば、それを話すようにしましょう。
成績は絶対基準ではない! 人柄や能力、入社意欲が重視される
就職活動において、大学の成績(GPA)は選考の絶対的な基準ではありません。多くの企業では成績そのものよりも、人柄、能力、入社意欲が重視されるためです。
成績が低いことを気にするよりも、成績以外の自分自身の経験や、その会社で貢献できる内容を言語化するように心掛けてください。学業の成績がすべてではありません。ほかの活動で得た経験やスキルに焦点を当ててアピールすることが大切です。
経験で得た能力を具体的にアピールしよう
私の過去の支援でも、成績が低い場合は、他の活動で得た具体的な価値を明確に伝えるように案内してきました。
伝え方の例として、「学業とのバランスに少し課題がありましたが、アルバイトで培ったコミュニケーション能力や課題解決能力、顧客を笑顔にすることなどを貴社で活かし、早期に貢献できると考えます」と、入社後の貢献と自分の経験で得た能力を具体的に掛け合わせて述べるのをおすすめしています。
成績の優劣にこだわるよりも、自己理解を深掘りし、過去の経験から何を学び、どう活かせるかを自信を持ってアピールするように準備をしましょう。
ただし、金融業界など一部の業界では成績が特に重視される場合があります。志望する業界が成績をどうとらえているかの把握が必要です。
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