この記事のまとめ
- 選考フェーズによって面接に受かる人の特徴は異なる
- 面接の目的からフェーズごとに受かる人の特徴を紹介
- 印象アップと面接対策のコツを押さえて受かる人の仲間入りをしよう
- 面接力診断ツール
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「面接に受かる人の特徴を知って志望企業の内定を獲得したい!」と思っている人は多いのではないでしょうか。「なかなか面接が受からないけど、自分と受かる人の違いって何?」と疑問を抱えている人もいるでしょう。
ほかの人の面接を見る機会はあまりないため、どんな人が面接で魅力的に映るのかをつかむのはなかなか難しいですよね。
この記事では、キャリアアドバイザーの杉原さん、谷所さん、谷猪さんとともに面接に受かる人の特徴について詳しく解説します。面接を控えている人や徹底的な面接対策をしたいという人は、ぜひ最後まで読んで参考にしてくださいね。
面接に受かる人の特徴は選考のフェーズごとに押さえることが重要
面接は、複数回にわたっておこなわれることが一般的ですが、面接を実施する目的は一次面接・二次面接・最終面接それぞれのフェーズで異なります。何のために実施するのかという理由が異なることから、受かる人の特徴も違ってくるのです。
そのため着実に選考突破を目指すためには、選考フェーズごとに受かる人の特徴を押さえることが重要となります。
記事前半では、面接に受かる人の特徴を一次面接・二次面接・最終面接に分けて詳しく解説します。どの面接でも重視される事柄についても紹介するので、特徴をしっかりと押さえて確実に選考を通過できるようにしましょう。
次に、面接でさらなる印象アップにつなげる方法を解説します。ほかの学生が見落としがちなポイントに注力して差別化を図りましょう。
記事後半では面接対策をする際に意識しておくべきポイントを紹介するので、志望企業の内定をつかみとるためにぜひ参考にしてくださいね。
優秀だから受かるとは限らない! 面接は対策次第で攻略できる
「どうせ面接に受かる人って決まっているんでしょ?」と思っている人もいるのではないでしょうか。学生時代に何かすごい実績や成果を残した人が受かるという印象を持っているからかもしれません。
もちろん実績や成果は評価のうちの一つの指標でもありますが、何よりも大切なのは「どんなエピソードを伝えられるか」です。自分の経験からどんな学びがあったのか、今後どのように活かしていきたいかといったエピソードを魅力的に伝えられれば、特別な成果が出せていなかったとしても通過率はアップします。
もし目に見える成果がなくても、「面接に受かるような成果を出していないから自信がない」と卑下する必要はありません。面接は徹底的な対策をすれば受かる確率は各段に上がるので、前向きな意識を持っておきましょう。
面接の合否は今までおこなってきた成果だけで決まることではありません。成果があっても見た目や話し方などの人柄によって合格につながることがあります。
ぜひあなたらしさを面接のなかで表現できるようにしましょう。
一次・二次・最終面接別! 面接の目的から受かる人の特徴を逆算しよう
先ほども簡単に述べましたが、面接に受かる人の特徴は選考フェーズによって異なります。なぜなら面接の目的はフェーズによって異なり、面接官が応募者を見るポイントもそれぞれ異なるからです。
そのため面接に受かる人の特徴を押さえて効率的に対策するためには、面接の目的から特徴を逆算すると効果的です。
後ほど詳しく解説しますが、まずは簡単なまとめとして面接フェーズごとの目的を下記に示します。これらを前提として記事を読み進めていきましょう。
面接の目的
- 一次面接:「落とす人」を見極めようとしている
- 二次面接:「採用したい人」を見極めようとしている
- 最終面接:「自社とマッチしている人」を見極めようとしている
- 最終面接で受かる人の特徴を持っていても、一次面接で落ちることはあるのでしょうか?
一次面接で落ちることは大いにあり得る
たとえ最終面接で受かる人の特徴があったとしても、あくまでもその企業が必要としている資質の一つを持っているだけです。
一次面接で落ちるとき、「印象が悪い」「将来の可能性を感じられない」「必要なスキルを持っていると思えない」などが理由としてあります。
その企業とマッチしていると言ってもそれは一部だけのことなので、即内定獲得になりません。たとえば、趣味のサークルに所属していても、好みは同じかもしれませんが、すべての人と価値観が一緒で全員と仲良くなれるわけではないですよね。
企業と価値観が一致することは大事ですが、仕事をする場所なので、スキルを持ち、組織に貢献できる資質も必要です。
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一次面接:「落とす人」を見極めようとしている
一次面接:「落とす人」を見極めようとしている
- 最低限のマナーや身だしなみができている
- 雰囲気が明るく自信がある
- 会話のキャッチボールができる
企業は面接回数を重ねながら合格させる学生の数を絞っていくため、一次面接は一番評価する学生数が多い段階です。たくさんの学生のなかから一度に優秀な学生を見極めるのはかなり労力がかかる作業です。企業側はこの段階で優秀な人材を逃してしまえばもったいないと感じます。
そのため企業は一次面接ではまず、「落とす人」を見極めてふるいにかけようとしています。迷ったら通過させるという考えで、評価をおこなっているのです。
つまり、最低限求められていることをしっかりとできる人が一次面接を通過できるのです。一次面接で受かる人の特徴を詳しく紹介していくので、選考序盤のポイントをつかんでいきましょう。
こちらの記事では一次面接を突破する方法を詳しく解説しています。まだ面接をしたことがない人や一次面接を控えている人はチェックしておきましょう。
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最低限のマナーや身だしなみができている
面接では、好印象を抱いてもらうことが選考突破の第一歩となります。最低限のマナーや身だしなみができていて好印象がある人であれば、「一緒に働きたい」と思ってもらえる場合があるからです。
逆に、最低限のマナーができていなくて身だしなみもきちんとしていない場合は、「あまり一緒に働きたくない」「自社の社風や価値観と合わないかも」と面接官にマイナスの印象を与えてしまう可能性があります。
適切な敬語を使えているか、立ち振る舞いに問題ないか、適切な服装かをチェックしたうえで、一次面接に臨むようにしましょう。
面接のマナーや適切な身だしなみに自信がないという人は、こちらの記事を参考にしてみてください。面接のマナーや適切な服装について詳しく解説しています。
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雰囲気が明るく自信がある
明るい雰囲気をまとうことは、第一印象を良くするための大切な要素です。第一印象はその後の印象を左右することが多く、ポジティブな印象をはじめにアピールできれば「自社の雰囲気に合いそう」「ほかの社員とも一緒に働いている姿をイメージできる」といったプラスの評価につながる可能性があります。
また自信があるということは、選考対策をしっかりとおこなったことの表れでもあるため、入社意欲が高いと思ってもらえるでしょう。
雰囲気が暗くて自信がなさげな人だと、「うちでやっていけるかな?」「あまり入社意欲は高くないのかな?」と思われてしまう可能性があります。面接官のなかには「選考対策が不十分だ」「やる気がないのではないか」とマイナスなイメージを持つ人もいます。
- 明るく振舞うのが苦手です。能力があっても雰囲気が暗い場合は落とされてしまうのでしょうか?
無理に明るく振舞う必要はないが面接官に与える印象は意識すべき
雰囲気が暗いと、社内外の人と協調できないと考える面接官もいます。
たとえば面接官を見て覇気のある声で挨拶をすることや、面接の説明を興味のある表情で相槌を打ちながら聞くだけでも、仕事への意欲を示せます。また口角を少し上げるだけでも表情が柔らかくなります。
明るく振舞うのが苦手でも、第一印象や表情を意識すれば落とされることはないので、仕事に就きたい意欲を積極的にアピールしましょう。
会話のキャッチボールができる
面接は自分をアピールする場であるため、強みや得意なこと、価値観を伝えようとどんどん自分ばかり話してしまう人もいます。しかし実際のところ、面接官は応募者と会話をしながら人柄を引き出し、自社とのマッチ度を測ろうとしているのです。
そんななかで、面接官との会話を意識せずに自分の伝えたいことを伝えるだけでは、「人の話を聞いていない」「独りよがりだ」といった印象を持たれてしまう可能性があります。
また、暗記した回答を面接で聞かれた際に機械的に答えてしまったり、緊張や暗記した回答を意識しすぎるあまり質問の意図とずれた回答をしてしまったりする人もいます。このような場合も「会話が成立しない」「こちらの質問を聞いていない」と思われ、マイナスな印象を持たれる場合があるでしょう。
企業で働く限り、周りとのコミュニケーションは避けられません。周りとうまくやっていけるかといった指標も大切な評価基準の一つなのです。
面接で会話のキャッチボールができていないと、面接官は「この人と一緒に働くことができない」と不安に感じてしまう可能性があります。
きちんと反応したり回答・質問したりするなどして、面接官に対して不安感を感じさせないようにすることが大事です。
二次面接:「採用したい人」を見極めようとしている
二次面接:「採用したい人」を見極めようとしている
- ESや一次面接との一貫性がある
- 企業の求める人物像を理解している
- キャリアへの解像度を高められている
二次面接では、一次面接でふるいにかけた結果通過した人を「採用したいかどうか」といった目線で評価をしていきます。つまり、第一印象だけでなく、応募者と自社がマッチしているのかを見極めようとしているのです。
そのため二次面接では応募者の人柄やスキルをより深く知るために、一次面接で回答したことに対して深掘りして質問されることがあります。
こういった深掘り対策ができている人こそが、二次面接を通過できるのです。二次面接に受かる人の特徴を解説するので、面接では特にどんなことが重視されるのかチェックしていきましょう。
二次面接を控えている人は、こちらの記事も併せてチェックしておきましょう。こちらの記事では二次面接の対策方法について詳しく解説しています。
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ESや一次面接との一貫性がある
前提として、二次面接は一次面接を通過した人が受ける面接です。そのため、提出したエントリーシート(ES)や一次面接の結果・内容をもとに、二次面接は進められていきます。
一貫性を保って回答することで内容の信ぴょう性が上がるため、信頼度を高めることにつながります。強みや得意なことをしっかりと伝えられるため、効果的なアピールをすることにもなるはずです。
一方で内容が矛盾している場合は、嘘をついているのではないかと疑われる可能性があります。たとえば、一次面接で「思い付いたことをまずはすぐに行動に移す」ことをアピールしていたのにもかからわらず、二次面接で「行動する前に綿密な計画を立てることが得意」とアピールすれば矛盾が生じてしまいます。
自分を良く見せようとして嘘をついているのではないかと思われないためにも、回答に一貫性を保つことは重要です。
面接は、その人らしさやその人の内面を知ることが目的です。そのため、回答が面接ごとに異なると企業は応募者のことを理解できません。
人物像が明確にならないと採用は難しいでしょう。知らない人には仕事を任せられないからです。
企業の求める人物像を理解している
企業が採用活動をおこなう際は、「自社で活躍してくれる人」や「自社の価値観とマッチしている人」を見つけようとしています。そのため企業が求める人物像を理解して、自分と企業のマッチ度を面接でしっかりとアピールできる人は、選考を通過しやすくなるのです。
企業が求める人物像を理解せず、見当違いな強みや特徴、価値観を面接でアピールすれば、「自社とは合っていないな」と判断されかねません。
企業のホームページ(HP)に隈なく目を通したり、会社説明会やOB・OG訪問、インターンシップに参加したりして、面接前に企業理解をしっかりと深めておきましょう。
企業により求める人材が異なるので、会社説明会、企業のHP、求人情報、OB・OGの情報などから企業が求めている人物像を理解することが選考通過率アップにつながります。
面接官は、自社が求めている能力や適性があり社風に合うかを見極めています。
「企業分析のやり方がわからない……」という人は、こちらの記事を参考にしてみてください。企業分析のやり方について詳しく解説しています。
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キャリアへの解像度を高められている
応募者のキャリアパスと企業で歩めるキャリアパスが一致しているかどうかも二次面接ではチェックされています。
なぜなら、応募者の希望と企業で歩めるキャリアパスが一致していなければ、応募者がもし採用された場合に納得して働けず、短期離職をしてしまう可能性があるからです。短期離職をしなくても、業務内容に納得できないことから、期待するような働き方をしてくれないかもしれないと考える企業もあります。
そのため、応募先に企業で歩めるキャリアパスを理解したうえで自分が歩みたいキャリアを明確にできている人は、面接官に「自社で長く勤めてくれる」というイメージを持ってもらえることがあるため、面接に通過できることが多いです。
また自分のキャリアパスを明確にするためには自己理解を深めることが不可欠です。面接で応募者がキャリアへの解像度が高いことが伝われば、面接官は「自己分析をしっかりとおこなったうえで選考に臨んでいるんだ」と、前向きな印象を持ってもらうことにもつながります。
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・面接でなぜ落ちたかわからない人
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最終面接:「自社とマッチしている人」を見極めようとしている
最終面接:「自社とマッチしている人」を見極めようとしている
- 社風や価値観がマッチしている
- 再現性を伝えられる
- 入社意欲が高い
最終面接は、「意思確認の場」だと思っている人も多いのではないでしょうか。しかし、実際のところ最終面接もほかの面接と同様に、応募者のことをしっかりと評価しています。
最後の難関でもある最終面接では、面接官は「応募者が自社と本当にマッチしているのか」をチェックしようとしています。最終面接まで進んでいる応募者は、十分なスキルがあることが前提とされているため、最終的に自社と考え方がマッチしているのかを知ろうとしているのです。
最終面接に受かる人の特徴を紹介するので、一次面接や二次面接とは違った特徴を押さえて内定をつかみ取れるようにしていきましょう。
こちらの記事では最終面接の合格率をアップさせる方法を詳しく解説しています。頻出質問も紹介しているので参考にしてみてください。
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社風や価値観がマッチしている
企業の社風や価値観が応募者と一致していると、応募者は納得のいく環境で満足して働くことになります。これは長期的な雇用につながり、企業は長期的に働いてくれる人を探しているため選考に通す一つの指標となります。
また、価値観が一致していることでほかの社員と協力したりコミュニケーションを取ったりする際にスムーズにおこなうことができます。結果的にプロジェクトの効率や成果が向上し、チーム全体のパフォーマンスを向上させることにもなるのです。
社風や価値観がまったく異なるのにもかかわらず応募している場合は、「そもそも企業分析ができていないのでは?」「熱意や志望度が低いのでは?」と思われてしまう可能性があります。
- 「スキルはないが自社とマッチしている学生」と「価値観は異なるがスキルがずば抜けている学生」では企業はどちらを採用しますか?
「スキルはないが自社とマッチしている学生」を採用する企業が多い
新卒採用である学生に対して企業は、多くのことは望まずにまずは育てようとする気持ちが強いです。
会社には経営理念などの社風があり、経営理念は会社が持っている一つの目標や指針となるものです。
社風と一致していないと、いくらスキルがあったとしても企業は応募者が長く働いてくれるビジョンを想像することができず、プロジェクトの効率や成果などのパフォーマンスにおいても足を引っ張ることにつながると考えるでしょう。
そのため、協力して目標に向かって事業をおこなうために自社の社風や価値観とマッチしている学生を採用する傾向が強いです。
「自分が納得して働ける環境がいまいちわからない」という人はこちらの記事をチェックしてみてください。社風が良い企業の見つけ方を解説しています。
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再現性を伝えられる
面接を通して自分の今までの経験やスキルをアピールするだけで終わらせてしまう人もいるかもしれません。しかしそれでは「結局うちでどのように活躍してくれるの?」といった面接官の疑問を解消できず、採用につながらない可能性があります。
そのため、自分のスキルや経験を活かしてどのように貢献できるか、そしてどのように活躍していきたいのかを具体的に伝えられる人は、面接官に自分が実際に働いているイメージをしてもらいやすいため、受かりやすい傾向にあるのです。
実務に落とし込んで再現性を伝えるためには、応募企業の業務内容をしっかりと理解しておく必要があります。企業分析を徹底的におこなったうえで、どのように自分の力を活かせるのかを考えてみましょう。
入社意欲が高い
企業は落とそうと思って採用活動をしているのではなく、一緒に働いてくれる人を探すために採用活動をしています。そのため、できればやる気がある人や入社意欲のある人を採用して活躍してもらいたいと考えているのです。
入社意欲が低い人に内定を出した場合、ほかの企業への入社を決めたことから辞退されることもあります。採用活動は想像以上にコストや時間がかかるものなので、企業はなるべく労力をかけすぎずに採用する人を決めたいと考えています。
内定を出した学生に辞退されてしまったらまた別の人を見つけるために採用活動をする必要があるということも、入社意欲が高い人を採用したい理由の一つでもあるのです。
採用にはお金がかかります。採用は人材に対する投資なので、その投資に見合う人、リターン、つまり利益が返ってくる人を選ぶのは当然です。
少しでもリターンの可能性があるのは入社意欲が高い人なため、同じスキルを持っている学生でも入社意欲が高い学生の方を採用したいと企業は考えます。
面接では、逆質問を積極的にすることでも入社意欲の高さをアピールすることにつながります。こちらの記事で逆質問の例を紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
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どのフェーズでも表情や態度は重視される! 常に意識しておくべき5つのこと
どのフェーズでも表情や態度は重視される! 常に意識しておくべき5つのこと
選考のフェーズにかかわらず、どんな段階でも「一緒に働きたい人材か」という面接官の観点は必ず存在しています。
面接という短い時間のなかで一緒に働きたい人材であると思ってもらうためには、表情や態度を意識して好印象を持ってもらうことが大切です。
ここでは、どの面接でも常に意識しておくべきことについて紹介していきます。質問に対する回答内容だけでなく、あなたの立ち振る舞いからも面接官に良い印象を持ってもらうために一つずつポイントを押さえていきましょう。
面接官は、応募者の表情や態度から仕事の意欲・周囲との協調性・職務能力などを見極めています。立派な回答でも無表情であれば、やる気がなく採用しても能力を発揮しないと考える面接官は多いでしょう。
回答内容だけでなく表情や態度によって、面接官が抱く印象が変わります。
①明るくハキハキとわかりやすく話す
第一印象はその後の評価やイメージを左右するため、初めに良い印象を持ってもらうことが大切です。明るくハキハキと話すことで、ポジティブでエネルギッシュな印象を面接官に持ってもらうことができます。
また、明るくハキハキと、そしてわかりやすく話すことはコミュニケーション能力の表れでもあります。企業はチームや顧客との円滑なコミュニケーションを図れる人材を求めているため、態度や話し方からコミュニケーション力を示すことも非常に重要なポイントです。
モゴモゴと自信なさげに話していると、どんなに内容やエピソードが良くても話し方が気になってしまい、面接官は集中できなくなる可能性があります。しっかりと評価されないこともあるでしょう。
自信を持った話し方は説得力があると感じられるため、明るくハキハキと、そしてわかりやすく話すことを心掛けましょう。
- 面接でハキハキと話そうとしても、どうしても緊張して噛んでしまうことが多いです。これも悪い印象になってしまいますか?
「うまく話さなければ」と意気込む必要はない
うまく話そうという思いが強いと、緊張して噛んでしまうことがあります。面接官が理解しやすいように結論から先に伝えることや、長文にならずわかりやすく伝えることを意識するだけでも、伝わり方が変わります。
緊張して噛んでしまうことが悪い印象になるのではなく、噛んでしまい伝えたいことが伝わらないことが問題なのです。
面接準備は大切ですが、面接当日はうまく話そうなどと思わず、伝えたいことを伝えるという気持ちで臨むと良いでしょう。
②身振り手振りを付ける
面接では緊張してしまっていつも通り自然に振舞うことができないという人も多いはずです。もちろん面接という慣れない場で、まったく緊張しないということは難しいでしょう。
しかし、話している人が聞き手に与える印象は話す内容だけでなく、視覚からの情報も大きな影響を与えているのです。
実際、「メラビアンの法則」という心理学の言葉を聞いたことがある人もいるのではないでしょうか。メラビアンの法則によると、言語・聴覚・視覚からそれぞれ異なる情報を受け取った際、最も強く影響するのは視覚からの情報だと言われています。
身振り手振りを話す際にすることで、面接官に熱意が伝わることに加えて、話す側も緊張がほぐれるため自然体でアピールすることができます。そうすることで緊張してしまってうまく話せないという状況を逃れることができ、自分の魅力を存分にアピールすることにつながるのです。
こちらの記事では面接で身振り手振りをする際のコツを解説しています。「うまく身振り手振りができない」「緊張して棒立ちになってしまう」という人は参考にしてみてください。
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面接では身振り手振りを含めた見え方も対策をしておく必要があります。記事では、キャリアアドバイザーの遠藤さん、谷所さん、柴田さんとともに面接で身振り手振りを効果的に使う方法を解説。具体的な動作も伝授するので誰でも習得可能です。
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③常に口角を上げる
緊張する面接では表情が固くなりやすいです。しかし終始無表情で淡々と質問に回答してしまえば、面接官があなたの本来の姿が見えず、適切に評価できない可能性があります。そのため、常に口角を上げて自然な笑顔を作ることを意識してみましょう。
自然な笑顔は、ポジティブで親しみやすい印象を与えることになります。面接の場が和やかになり、リラックスした雰囲気で話しやすくなるはずです。
また、笑顔を作ることでストレスが軽減されることが科学的に証明されています。これにより緊張を和らげられ、冷静に自信を持って用意してきたことをしっかりと面接官にアピールすることができるようになります。
「緊張してしまうとうまく笑顔が作れない……」という人は、こちらのQ&Aをチェックしてみてください。自然な笑顔の作り方についてキャリアコンサルタントが回答しています。
④背筋を伸ばす
背筋がピンと伸びていて姿勢が良いだけで、自信がある人のように見えます。自信に満ちた姿は、面接官に対して応募者が自分の経験や能力に確信を持っていることを示す効果があるので、面接中は背筋を伸ばすことも忘れずに意識しておきましょう。
逆に、背筋が伸びていなくて猫背の人や、椅子に浅く腰かけて背もたれに寄りかかっている人の姿をイメージしてみてください。猫背の人は自信があまりなさそうに見えるはずです。背もたれに寄りかかっている人は、面接に集中していない、やる気がないという印象を与えてしまうことがあります。
「真剣に面接に臨んでいる」ということをアピールするためにも、まっすぐな姿勢を意識することは大切なのです。
また背筋を伸ばすことで声の通りが良くなり、面接官が聞き取りやすい声になります。
⑤普段より声のトーンを上げる
声のトーンが明るいと、明るさや元気さ、ハツラツさをアピールでき、面接官にさわやかな印象を持ってもらいやすくなります。親しみやすい印象も持ってもらえることがあるため、面接官とコミュニケーションを取りやすくなるでしょう。
また声のトーンを上げることで、感情を豊かに表現することができます。たとえば、一定の低いトーンで淡々と話している人に対して、感情に抑揚がない、あまり楽しくなさそうというイメージを持つ人は多いのではないでしょうか。
その逆に、声のトーンが明るく抑揚がある人は、ポジティブな印象を持ってもらいやすいです。
声のトーンを意識するだけで明るく親しみやすい印象を残すことができるので、意識してみてください。
- 普段は声が低いので、面接で声のトーンを上げようとすると裏返ってしまいます……。
声の表情を意識することで聞き手に与える印象は大きく変わる
声にも表情があります。明るい声、暗い声、落ち着いた声。話し方も重要です。
ハキハキ話す、ぼそぼそ話す。こうした音声情報はノンバーバルコミュニケーションと言い、言葉に依存しない情報伝達方法の一つです。話し方もその人らしさを伝えます。
明るい話し方をするためには、下を向かず相手の顔を見て話すことが重要です。下を向くと首が締るだけでなく、声が下に向いてしまい暗い印象を強めます。
大きな口を開けて話すことも意識してみましょう。大きな口を開けると、早口になってしまったりぼそぼそと話してしまったりする状況を避けられます。
最後に、抑揚をつけて話すようにしてみてください。表現力が上がるため、感情が伝わりやすくなります。語尾を下げて話すと暗い印象になってしまうため、注意してくださいね。
採用経験がある専門家に聞いてみた! 受かる人に共通していることとは
「受かる人の特徴はわかったけど、面接官によって左右されることもあるのでは?」と思っている人もいるかもしれません。
面接官の主観が評価に入ることはないとは言い切ることは難しいですが、どの面接官でもその企業の採用方針に沿った明確な基準を持っていることは確かです。
ここでは企業での採用経験がある谷所さんに、面接に受かる人の特徴について解説してもらいます。実際の採用経験者の意見を参考にして、面接に受かる人の特徴を漏れなく押さえていきましょう。
アドバイザーコメント
谷所 健一郎
プロフィールを見る強みや適性をわかりやすく自分の言葉で伝えられる人は受かりやすい
面接で受かる人に共通していることは、企業研究をおこない、求めている人材を把握したうえで、活かせる強みや適性などを伝えられる人です。優秀な人材でも、求めている人材とマッチングしていなければ採用は難しいと考えます。
応募企業の仕事や社風を理解したうえで、能力や適性が活かせることを具体的にアピールできれば、受かる人になります。
また、自分の言葉でわかりやすく語れることも受かる人の共通しているポイントです。文章を丸暗記して棒読みで読む応募者は、面接官に入社意欲が伝わりません。
面接官が理解できるように結論から語るなど、聞き手の立場を理解してわかりやすく自分の言葉で伝えることが大切です。上手く話せなくても、自分の言葉で真剣に語る応募者は、仕事に真摯に取り組む姿勢を感じます。
「目力」も面接官に与える印象を大きく左右する大事なポイント
目力がある人は、面接官に本気度が伝わりやすいです。面接官をしっかりと見て挨拶して、仕事に就きたいという思いをまっすぐに伝えられる人に対して、面接官は好印象を抱きます。
また、面接官の説明に対して相槌を打ちながら聞くときの目力も、面接官はチェックしています。回答内容だけでなく、目力が採否の見極めポイントになることがあるのです。
さらなる印象アップを狙える! 受け答えで知っておくと良い2つの項目
ここまで面接に受かる人の特徴を紹介しましたが、それ以外にも受け答えをする際のコツを押さえておくことでさらなる印象アップが狙え、通過率を上げることができます。
面接に受かる人の特徴を押さえたうえで受け答えの際のコツを知ってほかの応募者との差別化を図り、面接官に強い印象を残せるようにしましょう。
それでは、質問の受け答えで知っておくと良い項目を2つ紹介します。参考にして、徹底的な対策をしてくださいね。
①PREP法を意識して回答する
面接で聞かれる質問に回答する際の構成としておすすめなのが、「PREP法」です。
PREP法とは
Point(結論)、Reason(理由)、Example(具体例)、Point(結論)の頭文字をとった、ビジネスの基本的なコミュニケーション法
結論・理由・具体例・結論の順で質問に回答することで論理的な文章になり、聞き手は理解しやすくなります。自分が伝えたいことを相手が理解しやすいように伝えることで、アピールしたいことがしっかりとつながります。
PREP法を意識せず、頭に思い浮かんだことを闇雲に伝えると、「結局何が言いたいんだ?」と面接官に思われてしまうことがあり、それではどんなに魅力的な内容であっても、評価の基準にさえならないのです。
また、PREP法はビジネスの基本的なコミュニケーション法でもあるため、わかりやすく説明できるコミュニケーション力があるというポジティブな印象を面接官に持ってもらうことができます。
私は、論理的な話し方をしている学生に対して「人に伝えることが上手だ」という印象を持ちます。逆にわかりにくい話し方をされると、話の内容に対して疑問を持つことが多く、もどかしさやストレスを感じてしまいます。
②マイナスをプラスの印象で伝えられるようにする
面接では、以下のようなマイナスな面に関する質問をされることがあります。
マイナスな面に関する質問例
- あなたの苦手な人は誰ですか?
- 苦手なことは何ですか?
- あなたの弱みを教えてください。
- あなたの短所を教えてください。
マイナスな面を聞かれているのは事実ですが、面接官はこれらの質問から「課題に対してどのように向き合うか」「改善するためにどのようなアクションを起こすのか」を知ろうとしています。
実際に仕事でも難しい問題に直面することがあり、それらをどのように対処するのかをイメージしようとしているからです。
そのため、マイナスな面をそのまま伝えて回答を終えてしまえば、なんのアピールにもならないでしょう。
マイナス面をプラスにするためにどのようなことをしたのか、それを通じてどんな学びがあったのかを伝えることで、実務でも課題から逃げずに真摯に向き合ってくれると思ってもらえるのです。
上記で紹介したマイナス面に関する質問について、こちらの記事で回答方法を解説しています。具体的な回答イメージが湧かないという人はぜひ参考にしてみてくださいね。
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多くの学生が面接について抱く疑問をキャリアコンサルタントが回答
面接対策をしていくなかで、知らないことが多く、たくさんの不安や疑問が浮かんでくるという人は多いのではないでしょうか。
そういった不安や疑問を解消せずにそのままにしていると、問題や課題に直面した際にどのように対処すれば良いのかわからなかったり、どんどん不安が積もってモチベーションが低下してしまったりする可能性があります。
ここでは、多くの学生が面接について抱く不安や疑問を紹介します。それぞれキャリアコンサルタントが詳しく回答しているので、自分と同じ疑問がないかチェックしてみてください。
面接対策をする際の極意! 受かる人のマインドにならうことが効果的
面接対策をする際の極意! 受かる人のマインドにならうことが効果的
- 「志望熱意だけはほかの応募者に負けない」と思えるか?
- 「9割は想定内の質問が来る」と思えるか?
- 「社長も役員も自分と同じ人間だ」と思えるか?
面接対策をする際は受かる人の特徴を理解して身に付けることも大切ですが、受かる人がどんなマインドで対策をしているのかに着目してみることも効果的です。
なぜなら面接に受かる人は、自信をつけるために疑問がなくなるまで自分に質問を投げかけて、徹底的に対策をしているからです。
ここでは、面接に受かる人のマインドを3つ紹介します。同じようなマインドを持って徹底的な対策をすることで内定獲得にグンと近付くので、しっかりと押さえていきましょう。
「志望熱意だけはほかの応募者に負けない」と思えるか?
前述したとおり、企業はできるだけ志望熱意が高い学生を採用したいと思っています。内定辞退や短期離職を防ぐだけでなく、新卒採用はポテンシャル採用がほとんどで、熱意がある人なら入社後もどんどん成長してくれそうだと面接官は感じるからです。
そのことを理解している面接に受かる人は、「志望熱意だけはほかの応募者に絶対負けない!」と思って面接に臨んでいます。
志望熱意への自信を高めるためには自己分析と企業分析の両方を徹底的におこない、自分と企業のマッチする部分の理解が必須となります。これをおこなったうえで志望動機を作成することで、根拠のある志望動機の作成につながります。
自分と企業の共通点を見つけ、「なぜほかではなく応募先の企業を志望するのか」を言語化できるようにしましょう。
こちらの記事では自己分析と志望動機作成の方法を詳しく解説しています。ほかの応募者と大きな差を付けてリードするために、ぜひチェックしてみてください。
自己分析
自己分析マニュアル完全版|今すぐできて内定につながる方法を解説
志望動機
志望動機例文35選|基本とプラスアルファで差別化するコツ
- 正直就職できれば良いので、「絶対この企業が良い!」といった熱意はありません。
熱意がなければ落ちる可能性は高い
面接官は何百という学生を見ているので、「就職できれば良い」と考えている学生はすぐにわかるでしょう。
採用側の視点で考えてみましょう。どの企業も、真面目で一生懸命に働く人がほしいと考えています。「どこでも良いから就職できれば良い」となると、就職がゴールになっているので、入社後の働く姿が見えてきません。
採用側としては、共に働く仲間がほしいのです。一緒に苦労して努力して喜びを分かち合いたいと思っているので、そこでほかの会社でも別に構わないと言われると、ガッカリしてしまいます。
職場は共同作業の場であり、力を合わせて働く協働の場です。採用活動では、仲間になって一生懸命に働いてくれる人を探しています。やはり熱意は必要だと思います。
「9割は想定内の質問が来る」と思えるか?
面接ではたくさんの質問をされますが、基本的な質問はどの企業も似ているものが多いです。そのためしっかりと回答を用意して対策をしておけば、面接で回答に詰まることなくスムーズに受け答えをすることができます。
面接に受かる人は、面接でよく聞かれる頻出質問を徹底的に押さえて自分が満足できる回答ができるように準備しています。そして、「9割は想定内の質問が来るから大丈夫」といったマインドを持って本番に臨んでいます。
緊張しているなかで想定外の質問をされた際は、頭が真っ白になって回答が浮かばなかったり、思いもしないことを口走ってしまったりすることがあります。事前に回答を用意しておくことで伝えたいことをしっかりと伝えられるため、どんな質問が来るのかを想定したうえで面接に臨めるようにしましょう。
こちらの記事では面接で聞かれる頻出質問を紹介しています。記事を参考にして徹底的な対策をしましょう。
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「社長も役員も自分と同じ人間だ」と思えるか?
面接では立場を意識しすぎるあまり、緊張して本来の自分の姿をアピールできないことがあります。一方で面接に受かる人のなかには、平常心を保って準備してきたことをしっかり伝えるために、「社長も役員も自分と同じ人間だ」と一呼吸おいてから面接に臨んでいる人が多くいます。
面接でペコペコとへりくだりすぎてしまうと、「自信がないのかな?」とかえってマイナスの印象になりかねません。「面接官」と「応募者」という立場を弁えることはもちろん大切ですが、気にしすぎると自分の魅力をアピールしきれずもったいないものになってしまいます。
自信を持って自分の魅力を最大限にアピールするためにも、同じ人間だというマインドで平常心を保つことが大切なのです。
面接で「社長も役員も自分と同じ人間だ」と思えるようにするためには、本番を想定した模擬面接を重ねて面接に慣れることが大切です。こちらの記事で模擬面接のコツを解説しているので、参考にしてみてください。
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- どんなに模擬面接を重ねても、本番では立場を意識しすぎて緊張してしまいます……。
「自信を持つこと」を意識することで緊張が和らぐことがある
緊張は悪いことなどを想像することで生まれてしまいます。人は自信がないと「上手くいかないのではないか?」と考えてしまいやすいです。
悪いことを想像することで自ら悪い流れを引き寄せてしまいます。
それはなぜかというと、人間の体の仕組みは脳が指令を出して体を操るものとなっていて、脳が悪いことを想像してしまうと、体は普段できることなどをできなくさせてしまうからです。
そのためには、自分の考えの思考などを変えて自信を持つことが重要になります。自分に自信を持つことができると緊張感を感じなくさせることができますよ。
面接に受かる人の特徴をつかめていても、落ちる人の特徴を知らないでいるとマイナスの評価になってしまう可能性があります。こちらの記事で面接に落ちる人の特徴について詳しく解説しているので、ぜひ参考にして徹底的な対策をおこなってください。
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面接に受かる人の特徴を自分のものにして内定をつかみ取ろう!
面接に受かる人は、徹底的な対策をおこなっています。ただ、対策をしようとしてもどんなことに気を付ければ良いのかわからない人もいるかもしれませんね。
そんなときは、受かる人の特徴を選考フェーズごとに理解して自分も真似してみることで、内定獲得に一歩近付くことができます。
記事で紹介した面接に受かる人の特徴やマインドを自分のものにして徹底的な対策をおこない、各フェーズを確実に突破していきましょう。
アドバイザーコメント
杉原 美佐子
プロフィールを見る面接ではまず人柄をチェックすることが評価の土台
仕事の場では、明るくて元気な人だけでなく、物静かでよく考える人も必要です。目立たなくても、縁の下の力持ち的な存在も必要です。どの職業であっても、この人となら一緒に働きたいと思える人間的魅力がある人が良いのではないかと思います。みなが同じ個性である必要はありません。
そして、社会にはいろいろな人がいるので、基本的な力としてコミュニケーション能力や、素直さ、挨拶やマナーを守る礼儀正しさ、他者への思いやりが求められます。
面接で受かるためには価値観と将来性が一致しているのかをしっかりとチェックしよう
会社にはいろいろな人がいるからこそ全員が一つの目標に向かって進まないといけません。これが企業理念を中心にまとまる組織の力になります。そのため、企業理念や価値観が同じである必要があるのです。
また、会社は仕事をする場所なので、その仕事に応じた知識・能力・スキルが求められます。現時点で備わっていなくても構いません。新卒採用の場合、将来の可能性に期待して採用されます。
その可能性を面接や自己PRで伝えることができたら、面接はきっとうまくいくでしょう。
執筆・編集 PORTキャリア編集部
> コンテンツポリシー記事の編集責任者 熊野 公俊 Kumano Masatoshi
3名のアドバイザーがこの記事にコメントしました
キャリアコンサルタント/2級キャリア技能士
Misako Sugihara〇石川県金沢市を拠点に15年にわたり就職支援に携わる。2年前からは転職支援も手掛けている
プロフィール詳細キャリア・デベロップメント・アドバイザー/キャリアドメイン代表
Kenichiro Yadokoro〇大学でキャリアデザイン講座を担当した経験を持つ。現在は転職希望者や大学生向けの個別支援、転職者向けのセミナー、採用担当者向けのセミナーのほか、書籍の執筆をおこなう
プロフィール詳細国家資格キャリアコンサルタント/キャリア・デベロップメント・アドバイザー
Koji Tanii〇大手メーカーで設計、品質管理に従事。キャリアチェンジののち、高校・大学の就職講師として活動。障がい者の就職や恋と仕事の両立を実現させるコンサルティングなど幅広い支援をおこなう
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