Q
大学4年生
女性
就活で留年の理由を正直に話すのはまずいですか?
現在就職活動中の大学4年生ですが、単位を落としてしまい、1年間留年が確定してしまいました。
面接では必ず留年した理由を聞かれると思うのですが、正直に「コロナ禍で気が緩み、授業に出ず単位を落としてしまいました」と話すのはまずいでしょうか?
嘘をついて留学のためなどとごまかすことも考えたのですが、後ろめたい気持ちが残りますし、深掘りされたときにボロが出そうで怖いです。
留年の理由は、正直に話すのが良いのか、それとも前向きな内容に言い換えるべきでしょうか?
もし正直に伝える場合、面接官にだらしないと思われないように、どのように伝えたらマイナスイメージを最小限に抑え、挽回意欲をアピールできるか、具体的な伝え方についてアドバイスをお願いします。
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
留年理由は正直に話しても不利にはならない!
就職活動で留年理由を聞かれたとき、正直に話すことは大切です。
ただし、事実をそのまま伝えるだけでは誤解を招くことがあります。大切なのは、なぜそうなり、どう向き合い、どのように変わったかという軌道修正力を伝えることです。
実際、留年の理由がネガティブであっても、語り方次第で評価が上がるケースは少なくありません。
以前、コロナ禍で学習リズムを崩して留年した学生をサポートしたことがあります。その学生は最初は「怠けてしまいました」と正直に話し、不利な印象を残していました。
しかし、振り返りを通じて「なぜ気が緩んだのか」「そこから何を学んだのか」「どう改善したのか」を整理して伝えたところ、別の面接では高く評価され、見事に通過できたのです。
評価されるのは原因よりも、状況を立て直す修正力
企業が本当に知りたいのは、反省の深さではなく再発させない力です。つまり、同じ状況に直面したときにどう行動できるかを見ています。
面接では、まず原因を環境や状況として説明しましょう。次に気づきを入れ、最後に行動変化を具体的に示すと伝わりやすいです。
たとえば、「オンライン授業中心で集中を保つのが難しかったが、自己管理の重要性に気づき、翌年度は計画的に履修を進めた」という流れにしてみてください。
留年は失敗ではなく、成長のきっかけとして語れるテーマです。正しく整理して伝えられれば、採用担当者に「この人は変われる」と感じてもらえます。
まずくはないが、リカバリーが重要!
留年の理由を正直に話すのはまずくありません。
結論から言えば、嘘をつくほうがよっぽど良くなく、誠意を持って正直に伝えることが大前提です。「病気で」「事故に遭って」などと嘘をつくのは避けましょう。
ネガティブな事実に学びを加えてポジティブに変えよう
ただし、理由が「新型コロナウイルス感染症で気が緩んだ」というだけでは、面接官が納得しません。
伝え方が重要です。「その事実から自分でどう気づき、どう盛り返し、どのような学びがあったのか」というところまで話せれば、「この人はもう二度と同じ失敗をしないんだな」とアピールできます。
正直なところ、病気などの正当な理由がない限り、留年自体にはポジティブな印象はありません。
その後の印象を左右するのは、「そこで何を学んだか」という点です。「留年して残念だった」で終わるのではなく、「次にどう活かせるか」まで伝えることでリカバリーになります。
「留年すると就職できないのではないか」と不安を抱える人もいると思います。以下の記事では留年した場合の就活への影響や内定を得るための対策方法などを解説しています。留年の可能性がある人、確定している人はチェックしておきましょう。
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