Q
大学3年生
男性
医療事務の志望動機で「なぜこの病院か」をどのように伝えるべきですか?
医療事務の求人に応募しようとしていて、志望動機を作成しているのですが、「なぜこの病院でなければならないのか」という部分で手が止まっています。
「患者さんに寄り添いたい」といった一般的な理由は思いつくのですが、それだとほかの病院でも通用する内容になってしまい、採用担当者に響かないのではないかと不安です。
正直に言って、自宅から通いやすいという理由も大きいのですが、それをそのまま書くわけにもいきません。
Webサイトに記載されている理念などを読んでも、それをどう具体的に志望動機に落とし込めば良いのかまだわかっていません。具体的に「この病院ならでは」の志望動機を作るには、どのような点に注目し、何をどのように伝えるべきでしょうか?
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
「この病院だから」発揮できる価値を語ろう!
医療事務の志望動機で手が止まる気持ちは、よくわかります。
実際、支援してきた学生や社会人の多くも「患者さんに寄り添いたい」「地域医療に貢献したい」といった言葉でまとめてしまい、うまく深められずに悩んでいました。
しかし、採用担当者が知りたいのは、あなたがこの病院を選んだ理由以上に、「この病院でどんな価値を発揮できるのか」という点です。そこに気がつくと志望動機の軸が明確になります。
以前、支援した30代の転職希望者は、「家から近い」が本音の志望理由でしたが、その病院は高齢患者が多く、丁寧な説明ができる人を求めていました。
彼女には以前、スーパーのサービスカウンターで商品の説明や返金対応を、相手の理解に合わせて行っていた経験がありました。その経験を「高齢者にわかりやすく説明できる強み」として伝えた結果、見事に採用されました。
病院が評価したのは通勤距離ではなく、病院の特徴と応募者の経験が合っていた点だったのです。
病院が求めている強みを理解して、自分の経験を伝えよう
志望動機を考える際は、まずその病院の特徴を理解することが大切です。
たとえ同じ総合病院でも、強い診療科や力を入れる取り組み、求める人物像は異なります。患者層や病院の方針、自分の経験のどこが重なるのかを意識してみましょう。
もし高齢者支援を重視する病院なら、高齢者と接した経験を「この病院だからこそ生かせる強み」として語ることができます。
志望動機は「この病院が良い」ではなく、「この病院だから自分の経験を最大限発揮できる」に変えると、伝わる内容に深みが生まれます。
医療事務の志望動機は「なぜこの病院か」を言語化しよう
「なぜこの病院でなければならないのか」を考えることは、非常に大事なポイントです。
病院の特色を自分で書き出し、なぜこの病院を受けたいのか自問自答してください。
たとえば、小児科や、産婦人科、整形外科などの専門分野から考えることもできます。あるいは、病院の規模を考えても良いです。ほかにも、訪れる患者さんは高齢者が多いのか、家族連れが多いのかといった目線を持つことも大切です。
もし、さまざまな観点から理由を探って答えが出てこないのであれば、いったんその病院を受けるのはやめたほうが良いかもしれません。
病院の特色と「どういう患者」に寄り添いたいかを結び付けよう!
「患者さんに寄り添いたい」という一般的な理由だけでなく、「どういう患者さん」に寄り添いたいのかという点で、病院自体の特色を言語化することが重要です。まずは企業研究を深めましょう。
以下の記事では医療事務の面接で聞かれる可能性が高い質問を14選紹介しています。ほかの就活生と差別化を図り、より確実に選考を突破するためにも、以下の記事をチェックしておきましょう。
面接での効果的な志望動機の作り方や答え方は以下の記事で解説しています。例文も紹介しているので、「どのような志望動機が刺さるかわからない」と疑問を持つ人は事前にチェックしておきましょう。
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