医療事務の面接質問の回答例14選|周りと差を付ける逆質問も解説

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  • キャリアコンサルタント/上級心理カウンセラー

    Fumiko Furuta〇キャリアに関する記事の執筆・監修や、転職フェアの講演、キャリア相談、企業や学校でのセミナー講師など幅広く活動。キャリア教育に関心があり、学童クラブの支援員も務める

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  • キャリアコンサルタント/公認心理師

    Ikuko Yoshino〇就職支援歴18年。若者就労支援NPOに勤務の後、独立。現在は行政の就職支援施設にて、学生/既卒/フリーター/ニート/ひきこもり/女性などを対象に相談やセミナー講師を担当

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    Hayato Yoshida〇東証一部上場の人材会社で入社2年半で支店長に抜擢。これまで3,000名以上のキャリアを支援。現在はベストセラー書籍「絶対内定」シリーズを監修する我究館でコーチとして従事

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この記事のまとめ

  • 医療事務の面接質問は志望動機を明確にすることが重要
  • 医療事務の面接質問の回答例を参考に対策しよう
  • 意欲のある逆質問で周りの学生と差をつけよう

医療事務を目指すために、面接を受けに行く人のなかには「どんな質問をされるのかわからない」という方も多いのではないでしょうか。

医療事務の頻出問題の対策をしておかなければ、伝えたいことがうまく伝わらずに後悔する結果につながる可能性があります。面接でよく聞かれる質問と回答の内容をあらかじめ決めておくことで、自信を持って面接に挑むことができますよ。

医療事務の面接を受けるうえで重要なことは、「なぜこの病院またはクリニックを志望したのか」「なぜ医療事務を選んだのか」などの志望動機を明確にすることです。

この記事では、キャリアアドバイザーの吉野さん、古田さん、吉田さんとともに医療事務面接の頻出問題と回答例、NG例について解説します。この記事を読んで、自分らしい回答を見つけて万全の状態で面接へ挑んでくださいね。

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目次

医療事務の面接の質問は志望理由を明確にして考えよう

医療事務で聞かれる面接への対策は、ただ回答を用意するだけではほかの学生に埋もれてしまい、面接官へ十分にアピールができません。

医療事務の面接を受けるうえで重要なことは、「なぜこの病院またはクリニックを志望したのか」「なぜ医療事務を選んだのか」などの志望動機を明確にすることです。

記事ではまず、医療事務で面接官が重視している評価ポイントを最初に紹介します。まずは、面接官が面接のなかでどのようなポイントに注目しているのか把握しておきましょう。そのうえで医療事務の面接での頻出質問に対して、どのように回答するべきか例文と合わせて解説します。

最後に、医療事務の面接でおすすめの逆質問のOK・NG例を紹介しているので、医療事務の面接の流れをイメージをつかみながら最後まで読んで対策してくださいね。

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【伊藤忠商事】
・あなたの強み・長所を教えてください。
・あなたの夢を教えてください。
【花王株式会社】
・この職種を希望する理由を教えてください。
・あなたにとって仕事とは何ですか。
【森永製菓】
・あなたの強みを当社でどう生かせますか。
・当社の業界を志望する理由を教えてください。

医療事務ならでは! 面接官が重視している5つの評価ポイント

医療事務の面接を受ける際は、質問に対して素直な価値観でアピールすることは大切です。しかし、ただ自分の価値観をアピールするだけでなく、面接官が「この学生を採用したい」と思ってもらわなければ採用してもらえません。

そこで、面接官が面接をするうえでどのような点を重視するか把握しておくことで、面接官の心に刺さるアピールができます。

ここからは、医療事務の面接官が重視しているポイントを5つ紹介します。質問に対する例文を考える際に把握しておくことで、効率よく対策を進めることができますよ。

①明るい表情で円滑なコミュニケーションができるか

医療事務の面接では、明るい表情で相手の意見を汲み取る力や的確な受け答えが求められます。医療機関には子どもから高齢者まで幅広い患者さんが来院するため、医療事務は患者さんとかかわる機会が多い仕事です

面接では、質問に対して誠実で的確な回答ができるかを面接官が見ています。特に、相手の話をしっかり聞き、その意図を理解したうえで応える姿勢が評価されます。

自己PRや強みとしてだけでなく、面接中のやりとりそのものが評価の対象になるため、誠実で丁寧なコミュニケーションを意識しましょう。

意識するポイント

  • 声の大きさと話す速さに気をつける
  • 明るい表情で聞きやすい話し方を心掛ける
  • 質問には前向きな態度で応答する

古田 文子

プロフィール

医療事務の仕事は患者とのコミュニケーションが重要です。第一印象が良いと患者に安心感を与え、信頼関係を築きやすくなります。ただの接客ではなく医療の現場であることも第一印象が重要である理由でしょう。

②清潔感のある整った印象であるか

医療機関では、清潔感や衛生面が特に重視されます。医療事務は病院の顔として患者さんと接する機会が多いため、清潔感は欠かせません。

そのため、面接時の服装は上下セットのスーツを選び、柄物や明るい色は避けて落ち着いた色合いを心掛けましょう

シャツは白いワイシャツやブラウスが無難です。また、髪型や爪といった細かな身だしなみも、第一印象を左右する大切な要素です。

身だしなみのポイント

  • スーツは黒・ネイビー・グレーの落ち着いた色を選ぶ
  • 髪型は清潔感がありセットされているか
  • 爪は適度な長さに整える
  • ピアスなどのアクセサリーは付けていないか
  • スーツやシャツにシワがないか
  • 化粧は派手ではないか

③しっかりとした受け答えができるか

面接では緊張して早口になることもありますが、医療事務では特に、患者さんの話をしっかり聞き、誠実かつ適切に答える力が求められます

医療事務は病院の顔として多くの患者さんに対応するため、面接時の受け答えは、実際の業務での対応力を見極める重要な評価ポイントになります。落ち着いて丁寧に話すことを意識しましょう。

意識するポイント

  • ゆっくりハキハキと話す
  • 質問の意図を汲み取り回答する
  • 論理的でわかりやすい話の構成を意識する

これらを意識することで、医療事務に求められる「適切な対応力」をアピールができますよ。

④正確な作業をこなす堅実な人であるか

医療事務は、多くの患者さんが適切な医療を受けられるよう、正確さが求められる仕事です。そのため、面接では時間を守り、マナーを徹底することで、堅実な仕事ぶりをアピールしましょう

遅刻や不注意な行動は、医療事務として面接の合否にかかわる重大なミスと受け取られる可能性があります。面接会場には余裕を持って到着し、正確かつ確実な仕事ができる人材であることを示すことが大切です。

⑤臨機応変に対応できる人か

医療事務では、患者さんのニーズを正確に汲み取り、医師や看護師と連携しながら業務を進めることが大切です。そのため、面接では相手の話を最後までしっかり聞き、状況に応じた対応ができることをアピールしましょう

また、病院での業務はチームワークが欠かせません。医師や看護師と協力してコミュニケーションをとりながら柔軟に業務を進められる力も、重要な評価ポイントとなります。

学生時代でのアルバイトの経験や、部活動での経験など具体的なエピソードをもとに、変化する状況に対応できる能力をアピールしましょう。

吉田 隼人

プロフィール

患者さんは、一人一人が様々な症状を抱えているので、それに対応できるようなコミュニケーション力や対応力が求められます。またチームでも様々な問題を抱えているので、画一的ではなく常に柔軟に対応していくことが大切です。

医療事務の頻出質問14選! 印象を残す回答例文を徹底解説

医療事務の面接では、適正や熱意があるのかを知るためにさまざまな内容の質問をされます。面接官へ、医療事務への熱意をアピールするためにも、頻出問題の内容や回答方法を把握しておくことが大事です。

ここでは、医療事務の面接でよく聞かれる質問について紹介します。併せて回答例文も紹介するため、自身に当てはめながら参考にしてくださいね。

自己紹介・自己PRに関する質問

まずは、自己紹介や自己PRに関する質問を紹介します。特に自己PRは、最初の印象を決める大事な要素なため、しっかりと基本を押さえつつ面接官の意図を汲み取った内容にしていきましょう。

自己紹介をお願いします

自己紹介は、面接の最初に聞かれる質問です。まずは、名前や出身の学校、学んできたこと、医療事務への志望動機を1分程度で簡潔にまとめましょう

ここでは第一印象が決まるため、面接官の目をみながら明るくハキハキと話すことを心掛けましょう。

自己紹介の例文

○○と申します。本日はお時間をいただきありがとうございます。大学では経済学部に所属して経済の歴史について深く勉強してきました。
医療事務の道へ進むきっかけとなったのは、祖父の病院への付き添いの際に医療事務の方に大変お世話になったことがきっかけで目指すようになりました。本日はよろしくお願いいたします。

吉野 郁子

プロフィール

自己紹介は、第一印象の確認が大切ですから、内容は簡潔で良いでしょう。詳しく知りたい事柄は、そのあとの面接で具体的な質問がされます。第一印象に残る、表情や元気のよさ、礼儀正しさといった非言語に、より注意を払いましょう。

自己PRをお願いします

面接官が自己PRを聞く理由として、入社後の活躍のイメージを判断するために質問します。自己PRは、自分の強みをアピールするチャンスであるため、自己分析をしっかりおこなったうえで過去の経験と照らし合わせながら考えましょう

自己PRの例文

図書館アルバイトの経験から、ミスのない正確な処理ができることが私の強みだと考えています。図書館では、300冊以上の本の管理と貸し出し業務を担当し、正確に処理することを心掛けました。この経験は、医療事務でも活かせると考えています。レセプト業務などでの正確な事務処理で、責任を持って仕事を進めていきます。

古田 文子

プロフィール

医療事務の仕事には、正確さ、迅速さ、患者対応能力などが求められます。自己PRに関する質問に答えるときは、そのスキルがあることを披露できるように、迅速で正確(的確)で一貫性がある回答をすると良いでしょう。

いざ自己PRをしようとすると、手が止まってなかなか前に進めないですよね。以下の記事では強み別の自己PRの方法を解説しているので参考にしてください。

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ご自身はどのような性格だと思いますか

この質問では、自分のことを客観視できているのか把握するために質問されます。これまでの経験から、医療事務に関連する性格面の強みをアピールしながら、弱みも自身でカバーしている姿勢を伝えることができると良いでしょう。

自分の性格をアピールする例文

私は、人とのコミュニケーションを大切にする性格です。これまで図書館での接客業務では、お年寄りや小さなお子様など、さまざまな利用者の方に合わせた丁寧な対応を心掛けていたため、「いつも親切に対応してくれてありがとう」とお声がけいただくことも増えました。医療事務の仕事でも、さまざまな悩みを抱えた方の気持ちに寄り添いながら、信頼される存在になりたいと思います。

自分の性格を知るためには、十分な自己分析が必要です。以下の記事では自己分析の方法を解説しているので、この機会に自分について深く知りましょう。

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長所や短所を教えてください

長所や短所に関する質問では、学生が医療事務の仕事に適しているのか判断するために質問します。短所をそのまま伝えてしまうと、いざ入社して「弱みが原因で壁にぶつかってしまうのではないか」と判断される可能性があります。

 短所に関しては、普段の生活のなかで「どのようにカバーしているのか」という取り組みも伝えるようにしましょう。

長所や短所に関する例文

私は、細かい作業でも地道にコツコツ取り組めるところが長所だと感じています。幼少期から一つの作業に対し集中して黙々とこなすことが好きだったため、数字を扱う仕事にも得意意識を持っています。一方、集中しすぎて周りへの配慮が足りないことがあるため、時間を決めて作業に取り組むように工夫しています。

これからは、自己評価だけでなく他者からのフィードバックを素直に受け入れながら、柔軟性を発揮できるように、チーム全体で仕事ができるように努力していきます。

作業を正確にこなせずにミスをしやすいです……。どのようにカバーしていることを伝えたら良いのでしょうか。

吉野 郁子

プロフィール

サポートしてくれる周囲への感謝もアピールすることが大事

ミスしやすい特性を自覚してから、どのような工夫をしているかを具体的に伝えましょう。たとえば、ダブルチェックを習慣化したり、チェックリストを作成したりするなど、実際におこなっている対策を思い出して説明します。

また、ミスをフォローしてくれる周囲の方々との信頼関係を大切にしていることも、アピールになります。失敗したときには素直に報告し、謝罪し、サポートしてくれたことへの感謝を示す姿勢が重要です。こういった工夫を伝えることで、やる気や誠実さのある人物だと伝わります。

自分の長所と短所はなんとなくわかるけど、文章で書くには難しいという方も多いと思います。以下では、長所と短所の書き方を解説しているので参考にしてください。

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面接で「長所や短所は?」と聞かれることは多々ありますが、回答内容や言葉の選び方に迷っている人もいるのではないでしょうか。特に短所はひと工夫を加えることで面接官が持つ印象が大きく変わります。この記事では採用経験のあるキャリアコンサルタントと一緒に面接での長所・短所の回答方法やコツを解説します。

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医療事務におけるご自身の強みや弱みを教えてください

医療事務はミスが許されない仕事です。そのため、自分の得意な部分と課題を把握し、業務にどう活かすか・改善していくかを考えられることが重要です。この質問は、学生が自己分析をしっかりおこなえているかを見ています。

質問に回答する際は、まず自分の強みがどのような業務に貢献できるか明確に伝えましょう。合わせて、過去の経験や成果を伝えて言葉に説得力を持たせるのがおすすめです。

弱みについては課題のみを発言するのではなく、課題を改善するための取り組みや努力をも合わせて伝えることで、前向きな印象を与えられます。課題は、業務への支障が少なく、改善可能な点を選び、成長意欲をアピールしましょう。

医療事務における強みや弱みに関する例文

医療事務における私の強みは、正確な作業ができることです。これまでスーパーの品出し作業では、店長より抜擢されて在庫管理まで任せられていました。ミスをするとお店側の損害につながる可能性があるため、スーパーの陳列状況を確認しながら在庫管理をしていました。

一方、すべて自分でやらなければいけないという責任感から人に業務を支援してもらうように依頼することが難しく、自分から協力依頼の声かけができないことが弱みだと考えています。まずは仲の良いスタッフへ相談しながら少しずつ周りへ協力を求められるようになりました。

医療事務では、チームで働くことが求められるため、周りのスタッフと連携しながら業務を進めていきます。

吉田 隼人

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自分の強みがどのように生かせるかは、現場の状況を知らないとなかなか伝えづらいと思います。ということは、しっかりと仕事理解や業界理解をしておく必要があるといえます。自分の強みが医療事務でどのように生かせるのか、しっかりと言語化しておきましょう。

面接が迫っている人は、頻出質問の回答例だけでも予習しておこう!

面接でどんな質問がされるか、そして答えられるか不安ですよね。ただ、企業によって何を質問されるか分からない人も多いはず。

そこで活用したいのが無料の「面接回答集」です。この資料があれば、森永製菓や伊藤忠商事、トヨタ自動車などの人気企業の面接で、実際に聞かれた質問とその答え方がわかるようになっています。

どんな質問にも自信をもって答えられるようになれば、面接も怖くなくなります。今すぐ活用して、面接突破の力を手に入れましょう!

志望動機に関する質問

ここでは、志望動機に関する質問を紹介します。医療事務は、患者さんの命や健康にかかわる仕事であるため、志望の熱意や責任感の高さが求められます。

そのため、面接官は志望動機で適正判断することもあるため、一つずつ内容を確認していきましょう。

志望動機を聞かせてください

志望動機に関してはどの面接でも必ず質問される内容です。志望動機を確認することで、志望の本気度やどの程度、業界や職種に関して理解しているのかを確かめるために質問しています

特に、志望するクリニックや病院の企業理念について触れることで、表面的な情報だけでなく、理念まで深く理解していると面接官より好印象を受けるでしょう。

志望動機の例文

私が貴院の医療事務を目指した理由は、患者様に寄り添われる姿勢をしている点に共感したからです。 特に、貴院の「地域に根差した医療」という理念に感銘を受けました。

このような考えを抱いた理由は、御院に通っている私の知人にあります。知人はわざわざ自宅から少し遠い、貴院を受診していたため、なぜ近くの病院に通わないのかたずねたところ「毎回、事務員の方が優しく丁寧に説明してくれて安心して通えるから」と話していました。

実際に貴院は、患者様に温かい対応をされていることをホームページや周囲の方からの評判から知り、まさに地域に根ざした医療を体現していると感じました。

貴院で採用していただいた際は、来院される地域の方々と積極的にコミュニケーションをとりながら、安心して通院してもらえるように、私も御院の一員として働きたいです。

志望動機に第3者からの評判を理由にしても良いのでしょうか?

吉野 郁子

プロフィール

自分で集めた第三者からの意見はほかの学生との差別化になる

第三者からの評判を志望理由に加えるのは、とてもわかりやすく効果的です。特に医療機関は、地域からの評判や信頼に支えられているため、こうした理由は説得力があります。

また、実際に見学に行ったり、OB・OGを訪問して話を聞いたりするのも非常に有益です。インターネットだけに頼らず、自分の足で集めた情報をもとに志望理由を組み立てることで、ほかの応募者に対する優位性を得られます。こうして得た実体験に基づく情報は、イメージではなく現実的な説得力を持つため、大きな強みとなります。

医療事務を目指したきっかけを教えてください

医療事務を目指した動機を聞くことで、困難な状況になっても継続して働くために努力できる人材かを確認しています。

回答する際は、医療事務を目指した具体的なエピソードをもとに話すことが大切です。「なんとなく」「人の役に立ちたい」といった抽象的な理由は避けましょう。「将来は医療保険の知識も身に付け、より専門的なサポートをしたい」といった将来の展望も含めて、話すことで継続的に働く意思が伝わります。

医療事務を目指したきっかけの例文

私が医療事務を目指したきっかけは、学生時代に祖母が大腸がんで入院した際の経験がきっかけです。祖母の入院中、対応してくださった医療事務の方が親身になって話を聞いてくださっていたのがとても印象的でした。そのおかげで経済面での不安が大きかった祖母も、わかりやすく制度を説明していただいたことで、祖母の不安も軽減されました。

私はその姿を見て、「私も患者様やそのご家族の力になれるような仕事がしたい」と感じました。医療事務として働かせていただいた際は、患者様や医療スタッフを支える役割として貢献したいと考えています。

医療事務を目指したきっかけに対してこれといったエピソードがありません……。

吉田 隼人

プロフィール

自己分析を行い過去の経験としっかり向き合おう

必ず何かきっかけがあるはずです。世の中には様々な仕事がある中で、あなたは医療事務に興味を持っているわけですよね。ということは、必ずなにかきっかけがあるはずですし、そうでなければ医療事務でなく別の職種を選んでいるはずです。

おそらく自己分析や過去の経験の棚卸しがまだできていないと考えられるので、しっかりと自己分析をして過去の経験と向き合ってみてください。

なぜクリニックまたは病院を志望したのですか

面接官がクリニックや病院への志望動機を質問する意図は、応募者が医療現場特有の環境や課題に対応できるか確認するためです。 医療機関では、緊急対応や入院の手続きであったりと、患者様の命にかかわる現場であるため、高い意識と責任感が求められます

そのため、単純な事務職としてとらえているのではなく、医療事務という専門職としての理解があるか、患者様への共感や配慮ができる人物像なのかを見極めています。 

クリニックを志望する場合の例文

私は、患者様一人ひとりとしっかりと向き合える環境で働きたいと考え、クリニックを志望しました。大規模な病院と違い、クリニックは地域に密着し、患者様と長期的な関係を築けることが魅力だと感じています。

また、顔見知りの患者様が多いため、より細やかな配慮や声かけができ、安心して通院できる環境づくりをおこなっていきたいと考えています。

病院を志望する場合の例文

私は、病院で医療事務としての経験を積み、スキルを高めていきたいと考え志望しました。病院では、さまざまな診療科での対応が必要となり、保険制度や医療用語など、より専門的な知識が必要であると考えています。

また、救急対応や入院の手続きなど、多岐にわたる業務に携わることもできるため、医療事務としてさまざまな経験を積めることに魅力を感じています。

クリニックと病院で働く医療事務の違いがよくわかりません……。

古田 文子

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クリニックと病院の仕事内容をしっかりと理解しよう

クリニックの場合は、受付業務、会計処理、患者対応、診療報酬請求など幅広い役割を担います。また、患者と長期的な関係を築くことが多く、リピーターの患者が多い傾向があるため、親しみやすい対応が求められます。それだけでなく、診察の流れが病院と比べて早く、患者数も少ないため、効率的に業務をおこなうことを求められるでしょう。

それに対して病院は、入退院の手続き、外来受付、医療費の計算など、それぞれの業務に特化した担当者が配置されています。
そのため、多くのスタッフや他部門との連携が必要です。病棟や診療科ごとに異なる業務プロセスが存在しますし、診療報酬の請求業務も複雑で、多数の診療科や入院患者の管理が必要です。

志望動機の書き方に関しては以下の記事を参考にしてください。

医療事務の志望動機の書き方
例文10選|医療事務の志望動機は2つのポイントを整理して書こう! 

医療業界の志望動機の書き方
医療業界の志望動機を書くなら必見! 6つの職種別例文 

差別化できる志望動機例文35選
志望動機例文35選|基本とプラスアルファで差別化するコツ 

医療事務にとって大切なことはどんなことだと思いますか

「医療事務にとって大切なことはどんなことだと思いますか」という質問は、医療事務として働くうえで必要な対処や、仕事の本質的な理解を確認するために聞かれます。

この質問では、応募者が医療事務の役割をどうとらえているか、また患者様への配慮や正確な業務の重要性をどの程度理解しているかを見られています

医療事務は患者様の診療報酬や個人情報を扱う専門職であるため、正確な事務処理の重要性を伝えましょう。次に、医療機関の最前線で患者様と向き合う立場として、思いやりの心を持った対応の大切さに触れることも重要です。

医療事務にとって大切なことに答える例文

医療事務にとって大切なことは、正確な事務処理と患者様への配慮のある対応だと考えています。医療機関の信頼性が損なわれるだけでなく、患者様の経済的負担にもかかわる業務です。そのため、医療保険制度の知識を常にアップデートしながら、正確な事務処理を心掛けることが大切だと考えます。

 また、体調が優れない方やご家族の不安な気持ちに寄り添い、「お大事になさってください」などの声かけをおこない、安心して通える環境づくりへの意識を示すことが大切です。

仕事をするうえで1番大切なことに関して、ありきたりなことしか思いつきません。どのように答えたら良いのでしょうか。

吉野 郁子

プロフィール

「大切なこと」の理由を自分の言葉で説明できることが大切

「大切なことは○○だと思います」といった結論部分は、ほかの人と似ていても問題ありません。それよりも、医療倫理と一貫性があるかどうかが重要です。医療従事者には高い倫理性が求められるため、その意識を明確に示す必要があります。

その後の「なぜならば……」という説明こそ、自分の言葉で語れるかが差別化のポイントとなります。また、自分の仕事を言い加減にしてしまうと、どのようなミスや問題が生じ得るのか、現実の場面をどれだけ具体的に想定できているかが、説得力を左右します。実際の状況をイメージしながら、具体的かつ自分らしい言葉で説明することが大切です。

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スキル・経験に関する質問

ここでは、スキルや経験に関する質問を受けた場合の回答例文を解説します。医療事務は、保険点数の算定や診療報酬の請求など、医療的な知識が必要です。

そのため、スキルや経験を持っている学生は現場ですぐに重宝されるため、採用の可能性も高まります。

医療事務に関係する資格は持っていますか

医療事務の資格に関する質問をする際、面接官は専門性への意識と知識レベルを知りたいと思っています。資格やスキルがあるだけでなく、資格取得に向けた努力や、今後のスキルアップへの展望があるかは重要です

また、医療事務の仕事に必要な基礎知識をどの程度持っているか、実務への準備がどれだけできるかを確認する意図もあります。

 資格を持っていない場合でも、医療事務で働くための熱意や、将来の資格取得への勉強をしているとアピールするのが大切です。

医療事務の資格について聞かれた場合の質問の例文

学生時代に医療事務認定実務者試験に合格しています。試験勉強ではレセプトの作成方法について勉強したため、入社した後でもすぐに貢献できると考えてます。

医療事務の資格をまったく持っていない場合は素直に持っていないことを伝えれば良いのでしょうか。

吉田 隼人

プロフィール

資格を持っていないことはマイナスな要素ではない

医療事務の資格を持っていない場合でも特に心配する必要はありません。資格は社会人になっても取れるので、大切なのは思いや価値観、その会社とのマッチングです。

また、面接の際には「資格は持っていませんが、医療事務の資格を取得する意欲はあります」というような前向きな姿勢を示すことは大切です。

また、ワードやエクセルなどのパソコン操作ができることは、医療事務において非常に重要なスキルですので、積極的にアピールしてもよいでしょう。このように、資格がないことをネガティブに捉えず、前向きな姿勢で受け答えをすることが重要です。

面接官からの評価が点数でわかる! 本番に備えて面接力を測定しよう!

自分が面接官の目にどう映っているか、きちんと把握できていますか?

面接力診断」では、あなたが面接本番でどれほどの力を発揮できるかを100点満点で測ります。

39点以下だと実力を発揮できていない可能性が高いです。診断結果から改善策を提案するので、本番に向けて対策しましょう。

こんな人に「面接力診断」はおすすめ
  • もうすぐ初めての面接がある人
  • 自信のあった面接に落ちてしまった人
  • 面接への不安を和らげたい人

ストレス耐性や対応力に関する質問

次にストレス耐性や対応力に関する質問の回答例文を紹介します。企業は、学生を採用したからにはできるだけ長く働いてほしいと思っています。

ストレスによって体調を崩すことにより退職を選択する人も多いため、自分のストレスの対処法を見つめ直すきっかけにしてください。

ストレスを感じた際にどのように対処されていますか

医療の現場では、不安を抱えたさまざまな患者さんに対応しなければいけないことや、ミスが許されない数字を扱う仕事であるため、ストレスが蓄積しやすい職業です。

そのため、面接官は学生がストレスを自分で認識できる能力があることや、ストレスに対して対策をしているのか知りたいという意図があります

ストレスを感じた場合の対処法に関する質問の例文

私は、ストレスを感じた場合、好きな音楽を聴きながら景色の良い場所でランニングをするようにしています。私は、ストレスが溜まると体調に現れやすいため、体調を崩す前に定期的にランニングする時間を設けるようにしています。
また、ストレスが蓄積しないためにも、周りの信頼できる友人や家族に適宜相談するようにもしています。話を聞いてもらうことで的確なアドバイスをもらえることもあるため、翌日には新しい気持ちで過ごせることが多いです。

ストレス耐性を強みにする学生は、以下の記事を参考に自己PRを作成してください。

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難しい患者さんへの対応が必要になった場合はどのように対処しますか? 

学生が医療従事者として仕事をするうえでストレスにどう対処できるのか確認する意図があります。現場では、普段から不安を抱えている患者様への気遣いの対応が求められるため、ストレスを溜め込む可能性もあります。

そのため、採用後も長く働いてもらうためにも、学生がしっかりとストレスへの対応力や発散する能力があるのかを見極めています

難しい患者さんへの対応に関する質問の例文

患者様が不快な思いをされている場合は、原因をしっかりと聞いて、誠意を持って対応します。患者様のお話を最後まで傾聴し、「お気持ち、よくわかります」など、共感の姿勢を示すようにします。患者様としっかりとコミュニケーションをとって自分にできることがあれば最善を尽くしていきます。

もし、自分での対応が難しい場合は、無理に自分だけで解決しようとするのではなく。「一度上司に確認します」と伝え、迅速に上司や担当部署と連携して解決していきます。

吉野 郁子

プロフィール

病院を訪れる方々は、自分や家族のけがや病気などで心穏やかでいられない状況にあることが少なくありません。そのため、心に余裕のない方と接する場面も避けられないでしょう。そうした方々の悲しみ、不安、困惑といったさまざまな感情に寄り添い、配慮する力が求められます。

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不安を抱えたまま面接本番に臨むと、面接官に好印象を残せず、内定が遠のいてしまう可能性があります。

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  • 近く面接本番を控えている人
  • 自分の面接の改善点を知りたい人
  • 過去の面接で力を発揮しきれなかった人

入社後の目標に関する質問

ここでは、入社後の目標に関する質問に関する回答例文を紹介します。入社後の目標は、学生がどのようなキャリアビジョンを持って志望しているのかを知るために質問します。

ここでは、しっかりと医療事務としての向上心をアピールしながら、面接官へ熱意を伝えていきましょう。

入社後にやってみたいことはありますか

面接官は、入社後にもさまざまなことにチャレンジして成長していける人材であるのかを見極めたいと考えています。

しかし、この質問に答えるためには、医療事務としての業務範囲や職場で学べることなどを調べたうえで回答する必要があります

志望する職場では経験できない業務内容を述べてしまうと、「企業分析ができていない人」と判断されるため、注意が必要です。

入社後にチャレンジしたいことに対する回答例文

入社後は基本的な業務をしっかりと習得したうえで、医療事務としてさらにスキルアップするために資格の取得に励みたいと考えています。入院や外来で来院される患者様へスムーズに対応できるよう「医療事務管理士」の資格を取得したいと考えています。

吉田 隼人

プロフィール

具体的な資格を目標としているのは、採用担当からするとわかりやすくてgoodです。これが面接だと「なぜ医療事務管理士になりたいのですか?」と深堀りされるポイントになるので、しっかりと言語化して答えられるように準備しておきましょう。

今後の目標を教えてください

面接官は、入社後に目標に向かって努力ができる人材であるかを見極めています。目標に関して述べる際は、抽象的ではなく、いつまでに目標を達成するのか具体的に述べることが大切です

目標を具体的に述べることで、明確なキャリアビジョンを考えている人材であることを伝えられ、信頼性が高まるでしょう。

今後の目標に関する具体的な回答例文

私の目標は、1年目で基本的な業務を確実に習得し、患者様から信頼される医療事務になることです。具体的には、レセプト業務や受付対応などの基本業務を早期に習得し、さまざまな状況に適切に対応できるよう努めます。2年目以降は、医療事務管理士などの資格も取得し、より専門的な知識を身に着けていきたいと考えています。

いずれは、病院に大きく貢献できるように新人スタッフへのサポート業務や、より良い環境づくりのために自ら業務に関する提案をおこなえる存在になります。

古田 文子

プロフィール

1年目と2年目以降に達成したい目標が明確で、どのようにステップしていくのかがわかりやすいです。目標を達成するために必要なスキルや知識をどのように習得していくかを具体的にするともっとよくなるでしょう。

キャリアビジョンを聞かれて具体的に答えられる人は少ないと思います。以下の記事では、キャリアビジョンについて具体的に解説しているので参考にしてください。

キャリアビジョンとは
キャリアビジョンとは|就活のプロが意義と描き方を徹底解説! 

キャリアビジョンを聞かれて印象を残すコツ
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元採用担当に聞いた! 医療事務の面接でほかの学生と差別化するためには? 

ここまで、医療事務の頻出質問14選を回答例文と合わせて解説してきました。回答方法が具体的にわかったことで、医療事務の面接の流れをイメージしやすくなった人もいるでしょう。

しかし、なかには「回答の内容がありきたりになってしまう」と思っている人も多いのではないでしょうか。

そこで就職支援のプロであるキャリアアドバイザーの吉田さんから、実際にどのような内容であればほかの学生と差別化ができるのかを解説してもらいます。ぜひ参考にしてくださいね。

アドバイザーコメント

面接の質問への回答はエピソードの強さではなく価値観のマッチングが大切である

医療事務の面接において、他の学生と差別化するためには、具体的な経験や本質的な自己分析を基にした受け答えが重要です。もちろん、他の学生と差別化できるようなガクチカを持っていれば考えやすいですが、多くの場合そうでないと思います。

前提として、採用する側はそこまでエピソードの強さを求めていないことを認識しておきましょう。大切なことはマッチングであって、エピソードの強さではありません。そのためには、自分自身がどんな人間なのか、これまで人生の中でどんなことを大切にしてきたのかという価値観のマッチングが非常に重要です。そのためにも、自己分析をしっかりと行い、自己理解を進めましょう。

これまでのエピソードを具体的に述べよう

また、自分の経験を具体的なエピソードと共に示すことも重要です。具体的な経験を挙げることで、実際に働くイメージがしやすくなります。さらに、医療事務に必要な知識やスキルをどのように身につけてきたかを説明できれば、よりマッチ度の高さをアピールできます。

逆に、埋もれてしまう受け答えは、一般的すぎる内容や、他の学生と同じような理由を述べることです。自己分析が不足していると、面接官に自分の強みや適性を伝えられず、他の候補者と差別化できません。

周りと差を付ける! 医療事務の面接でおすすめの逆質問のOK・NG例

医療事務の面接では「ほかに何か質問はありますか」と逆質問をされます。ここで「特に何もありません」と答えるのはできるだけ避けましょう。

逆質問は、入社に向けての向上心や熱意をアピールするチャンスであるため、ここでしっかり質問の内容を考えて戦略的に質問しましょう。

ここからは、病院の面接で周りと差を付ける医療事務でおすすめの逆質問をOKとNG例文に分けて解説します。これから逆質問を考える学生は、ぜひ参考にしてください。

OK例:業務に関する質問でやる気をアピール

まずは業務内容に関する逆質問の例文を紹介します。

1日の仕事の流れを教えていただきたいです

1日の仕事の流れの確認は、医療事務としての具体的な働き方をイメージするための質問です。この質問を通じて、業務内容への興味を示し、入社後の働き方を具体的に考えている姿勢をアピールできます。

また、得られた情報をもとに必要なスキルを入社前に磨いて、即戦力として貢献する準備を整えることも可能です。

業務の具体的な範囲を教えていただきたいです

医療事務の基本業務である受付や会計以外に、どのような業務を担当するのかを確認できる質問です。この質問を通じて、業務範囲を把握し、自分の経験やスキルを活かせる場面を具体的に示すことができます。また、新しい業務への意欲を伝えることで、チャレンジ精神もアピールできます。

また業務範囲を事前に確認することで入社した後に「自分が思っていたものとは違う」といったミスマッチも防げるため、積極的に質問していきましょう。

吉野 郁子

プロフィール

業務の実際について質問するのは、やる気があると伝わるでしょう。求人票やホームページを調べたうえで、なおわからない点を質問として用意するのは、しっかりと企業研究をおこなった証拠にもなります。初日の研修が始まったような気持ちで、積極的に業務への理解を深めていきましょう。

1日の外来患者数はどのくらいでしょうか

実際の業務量や求められる対応速度を把握するための実践的な質問です。患者数を知ることで、必要な処理能力や時間管理スキルを理解できます

さらにそこから自分の志望する場所に合わせて、「救急対応は何件ありますか」などと質問を発展させられると、現場をより具体的にイメージできるでしょう。

また、「多くの患者様に対応できるよう、事前に接遇スキルを磨きたい」といった意欲を併せて伝えると、好印象を与えられます。

1カ月あたりのレセプト枚数はどのくらいでしょうか

1カ月のレセプト枚数を質問することで、病院の規模や業務量を具体的に把握できる質問です。この質問は、レセプト業務という医療事務の専門的な知識への理解と関心を示すことができます

たとえば、「私は資格取得の際に、レセプトに関する知識を勉強してきたため貢献できます」といった具体的な強みのアピールにもなるでしょう。

このように病院側の利点と自分の強みを結びつけられると、即戦力として活躍できる人材だという印象を与えられます。

古田 文子

プロフィール

レセプト業務とは、医師がおこなった診療内容や処方内容を記入したレセプト(診療報酬請求書)に基づいて診療報酬の算定をする業務を指します。枚数は患者の数だけあるので、多いと業務量も増えるということになります。

御院で経験を積むなかでどのようなキャリアパスが描けるでしょうか

キャリアパスに関する質問は、将来のキャリアを具体的にイメージしている姿勢を示します。病院が提供するキャリアアップの機会について知ることで、自己成長の可能性が広がり、モチベーションの向上につながります

病院側にも、「しっかりとキャリアを見すえて志望している」と、成長意欲の高い人材として好印象を与えられます。

OK例:入社の意欲をアピール

ここからは、入社の意欲をアピールできるOK例文について紹介していきます。

入社までに準備しておくことがあれば教えていただきたいです

入社後すぐに活躍できるよう、事前準備への意欲を示せる質問です。この質問への回答から得られる情報をベースに、医療保険制度の勉強や接遇マナーの練習など、具体的な準備を進めることができ、入社後のスムーズなスタートにもつながります。

入社後にスムーズなスタートが切れると、チーム全体の効率化に貢献できるだけでなく、患者さんへの貢献度も高くなるでしょう

業務に慣れるためのサポートや研修制度について詳しく教えていただきたいです

この質問は、入社後の成長を真剣に伝えられる質問です。研修制度の内容を確認することで、スキルアップへの関心と意欲をアピールできます。また、「即戦力として貢献したい」といった前向きな気持ちも併せて伝えることで、より良い印象を与えることができます。 

企業によっては、資格取得の支援制度などが充実しているところもあるため、さらに踏み込んで質問してみるのも良いでしょう。

職場ではどのような方が活躍されていますか

理想のロールモデルとなる医療事務員に関して質問することで、自己成長につなげたいという熱い気持ちが伝わる質問です。 活躍している先輩の特徴を知ることで、自分が目指すあるべき姿が明確となり、その理想の実現に向けて努力する姿勢を示します。 

また、「患者様への丁寧な対応」や「正確な事務処理」といった強みを持つ方が活躍していると知ることで、自分の長所をどう活かせるかを考えるきっかけになるでしょう。

吉田 隼人

プロフィール

活躍している人の人物像を聞くことで、活躍することに対して前向きな印象を与えます。現場が求めていることは、ただ仕事をこなしていく人材ではなく、現場で活躍してくれる人材です。そのためにもどのような要素が必要なのか、聞いておくことは大切だと言えます。

OK例:職場の雰囲気に関する質問について

ここからは、職場の雰囲気を事前に知るための逆質問について解説します。

職場の年齢層を教えていただきたいです

職場の平均年齢や経験年数を知ることで、職場の雰囲気を具体的にイメージできる質問です。 年齢層が高い職場であれば、豊富な経験を持つ先輩スタッフから多くを学べる環境が期待できます。

一方、若い年齢層の職場であれば、新しい視点や活気のある雰囲気のなかで仕事ができるでしょう。このように職場環境を具体的に理解することで、自分に合った働き方ができると判断できます。

職場の雰囲気を教えていただきたいです

仕事に取り組む姿勢や人間関係など、実際の職場の様子を知れる質問です。医療事務は患者様や医療スタッフとのかかわりが多い仕事のため、職場の雰囲気をしっかりと保つことは重要です

また、この質問からは、チームワークを作る姿勢や、コミュニケーションを大切にしたいという前向きさも示すことができます。また、実際に職場の雰囲気を知っておくことで、自分には合っている職場であるのか判断ができます。

自分に合った職場を見極めるためにも、職場の雰囲気を一つの判断材料にするのも良いでしょう。

就職後のミスマッチを防ぐためにも、職場の雰囲気に関してもう少し踏み込んだ質問をしても良いのでしょうか? 

古田 文子

プロフィール

柔らかい表情で職場の雰囲気を聞いてみよう

あまり遠回しすぎると知りたいことを知ることができなくなってしまいます。「雰囲気を知りたい」というキーワードは入れても問題ないかと思います。

たとえば、「現場の雰囲気はどのような感じですか? また、どのように協力して業務を進めていますか?」や、「日常業務の流れや雰囲気について教えていただけますか?」「社員同士のコミュニケーションはどのようにおこなわれていますか? 定期的なミーティングや交流イベントなどがあれば教えてください。」というふうに聞いてみましょう。

あとは、あまり真剣に質問すると怖い顔になってしまうので、柔らかい表情で場の雰囲気を壊さないように質問してみましょう。

職場の雰囲気作りで大切にしていることはありますか

この質問は、病院の価値観や職場づくりの方針を理解できる質問です。職場の良い雰囲気や人間関係は、意識して少しずつ作られていくため、病院がどのような工夫をしているかを知ることで、自分もその取り組みに貢献できる方法を考えられます。

また、職場環境づくりに関心があることをアピールすることもできます。たとえば「私は、誰とでもすぐに打ち解けられる性格なので、皆さんに親しんでもらえるように職場の雰囲気作りに貢献していきます。」と自分の強みをアピールすると良いでしょう。

他職種とのコミュニケーションで大切にされていることは何ですか

この質問は、医療現場で求められる連携や情報共有の重要性を理解し、自分の役割を把握するためのものです。

医療事務は、受付業務や会計業務だけでなく、医師や看護師との連携が不可欠な役割です。この質問を通じて、職場内での協力体制や、どのようなコミュニケーションが求められているのかを具体的に理解することができます

NG例:ホームページに掲載されている質問をする

福利厚生や年間休日など、ホームページや募集要項で確認できる内容を質問するのは避けましょう。調べたらわかる情報を面接官に聞くのは自分の印象を下げる可能性があります。

もし掲載内容について詳しく知りたい場合は、「ホームページで拝見しましたが、具体的には◯◯についての取り組みもおこなわれているのでしょうか」と前置きしたうえで、より深く質問をするのがおすすめです。そうすることで、より積極的に情報収集をしている姿勢をアピールできるでしょう

吉野 郁子

プロフィール

志望意欲が低いのでは、という印象を与えてしまいます。応募先の研究が浅いことが見抜かれてしまうでしょう。応募先をしっかり調べずにやみくもに応募すると、こうしたミスが起こりやすくなります。面接に臨む前に必ずホームページを確認する習慣を身に付けましょう。

面接の最後で悪印象を残さないためにも、逆質問のNG例を参考に面接官へ好印象を残してください。

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NG例:福利厚生などの待遇面ばかりを気にしている

給与や休暇制度など、待遇面に関する質問ばかりするのは好ましくありません。 「福利厚生が目当てで志望した」という印象を与え、マイナスの評価につながる可能性があります。 

待遇が気になる場合は、「長く働き続けるために◯◯についてもう少し詳しくお伺いしてもよろしいでしょうか」のような仕事への期待感と組み合わせて質問することをおすすめします。

NG例:逆質問自体を考えていない

逆質問は、職場の現状に対して自分の努力をアピールする重要な機会です。面接の最後に「何か質問はありますか?」と聞かれた際、何も答えなければ準備不足や消極的な態度と受け取られる可能性があります

面接前に最低でも3つの逆質問を用意しておくと良いでしょう。もし病院見学や説明会で解決した場合は、その旨を伝えたうえで、新たな質問をすることをおすすめします。

何も思い浮かばない場合は、「周りと差を付ける! 医療事務の面接でおすすめの逆質問のOK・NG例」を参考に、企業研究をしながら考えていくと質問したい内容も浮かんでくるでしょう。

吉田 隼人

プロフィール

逆質問を考えられていないと、志望度が低いと感じてしまいます。逆質問は必ず聞かれると言っても過言ではないものです。それができていないのであればそもそも準備不足だと感じてしまいますし、本当にウチに入りたいのかなと感じてしまいます。逆質問を考えておくのは、就活生の仕事と言えるので、準備しておきましょう。

元採用担当に聞いた! 医療事務の面接で受かる確率はどのくらい? 

ここまで、医療事務の面接でおすすめの逆質問の内容を解説してきました。しかし、なかには「そもそも医療事務ってここまで対策しないと受かりにくいの?」と疑問に思っている人も多いのではないでしょうか。

そこで就職支援のプロであるキャリアアドバイザーの吉野さんから、医療事務の面接で受かる確率を解説してもらいます。ぜひ参考にしてくださいね。

アドバイザーコメント

医療事務は職場の規模によって難易度が変わる

医療事務職の求人はコンスタントに出されていますが、「事務職」は総じて人気が高いため、しっかりとした準備が必要です。特に、医療事務は無資格でも挑戦できる職種のため、「医療事務ならできそう」「入社後に教えてもらえばよい」という安易な気持ちでは、忙しい医療機関で長く働き続けるのは難しいでしょう。

また、職場の規模によって採用の難易度も異なります。一般的に、従業員数が多い職場は就職先として人気が高く、応募競争率が上がります。特に初めての勤務先としては、同じ職種の先輩が複数いると心強いもの。競争率を乗り越えてでも、一定規模の職場を目指すメリットはあると思います。

職場の雰囲気を見極めるために職場見学へ行こう

また、患者として抱く医療機関のイメージと、内部で支える立場として働くことは大きく異なります。その違いを理解するためにも、職場見学の機会を積極的に依頼しましょう。「受かるかどうか」という受け身な姿勢ではなく、「自分に合った職場かどうかを確かめる」という前向きな意識で面接に臨むことが大切です。

有意義な職場見学にするためには、事前に質問を準備することが有効ですよ。こちらの記事では、50の質問例と質問リストの作り方について詳しく紹介しています。職場見学をしたいと考えている人は、あわせて参考にしてみてくださいね。

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正しい対策で差をつけよう! 質問の回答の質を高める5つのコツ

医療事務の質問の内容と回答方法が理解できたら、面接官に一目置かれるような、解像度の高い回答を考えていきましょう。

回答の質を高めていくことで、ほかの学生との差別化を図れるだけでなく、信頼感のある回答ができます。

ここでは、医療事務の面接で聞かれる質問に対して、質を高める5つのコツを解説します。自信を持って面接に挑めるように、しっかりと準備していきましょう。

なぜ医療事務を志望したのか明確にしておく

医療事務の面接では、必ず志望動機を問われます。質問の内容に対して質を高めるポイントは、「なぜ医療業界なのか」「なぜ事務職なのか」の2つを明確に説明できることが重要です

事務職といっても学校事務や貿易事務など、さまざまな種類があるため、面接官は、「なぜ医療業界の事務職を志望しているのか」を知りたいと思っています。

そこで、医療事務ならではの憧れをアピールしたり、医療の力でたくさんの患者さんを救いたいという思いをアピールすることで説得力を増します。

志望動機は面接官が学生の志望度をチェックする重要な質問であるため、事前に内容を確認して、スムーズに伝えられるようにしてください。

なぜ医療事務でなければならないのか考えるためには、ほかの医療職について理解を深めるとより、解像度の高い回答ができるでしょう。

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自分だけのエピソードで面接官に印象付ける

面接で面接官へ好印象を抱いてもらうためには、自分が過去に経験したオリジナルのエピソードを話すことが大切です。

たとえば、「祖母の入院をきっかけに医療事務の方々の丁寧な対応に感銘を受けました」「医療事務として患者様の不安な気持ちに寄り添いたい」といった過去のエピソードを交えると、より説得力が増すでしょう。

過去のエピソードを交えながら話すことで、より医療事務に対する一貫性のある強い思いが伝わるでしょう

古田 文子

プロフィール

文字ばかりの小説より絵が多い漫画の方が読みやすいように、人は映像の方が理解しやすい生き物です。そのため、初対面の面接官の頭に映像が浮かびやすくするためには具体的に伝えることが重要になってくるのです。

なぜ病院(クリニック)を選んだのか整理しておく

面接では「なぜこの病院を選んだのか」といった質問がよく聞かれます。このとき、「病院の規模が大きいから」「子どもが好きだからクリニックを選んだ」といった抽象的な答えでは印象が薄くなりがちです。

重要なのは、「なぜ病院でなければならないのか」という志望先ならではの特徴を述べる必要があります。たとえば、「患者様が綺麗になって喜ぶお手伝いをしたいため美容外科のクリニックを選びました」といったクリニックならではの志望理由が効果的です。

事前に病院の特徴や強みを調べておくことで、「この病院について深く理解している」ということアピールでき、好印象につながるでしょう。

医療事務に必要な能力と自分の強みを結びつけてアピールする

面接官から「自己PRをお願いします」などの質問に答えるときは、医療事務に必要な能力と、あなたの強みを結びつけることが大切です。

接客業の経験がある場合は、「カフェで1日100名以上の高齢者の顧客に対応し、ご要望に丁寧に対応したことが評価されました。」この経験を踏まえて、患者様の不安や要望を汲み取ることができ、自己アピールにつなげることができます。

自身の経験や強みを具体的に伝えることで、医療事務として活躍できる可能性を面接官に印象付けることができますよ

学生時代にアルバイトや部活、インターンなどさまざまな経験をしてきたのですが、どのような観点からアピールするのが良いのでしょうか。

吉田 隼人

プロフィール

医療事務に求められる人材に合わせて学生時代の経験をアピールしよう

まずは、医療事務でどのような強みやスキルが評価されるのか、仕事の理解を深めましょう。様々な経験をしている人の場合、どの経験をアピールしてよいのか、選択が難しいと思います。

そのため、医療事務ではどのような人が評価され、そのためにどんなエピソードが一番マッチしているのか、吟味することが必要です。そのためにも、学生時代の経験も棚卸しして、整理しておくことも必要です。

医療事務の仕事内容や専門用語を勉強しておく

面接官からの質問に対して、より具体的に説得力を上げるためには、医療事務の仕事内容に関してある程度理解しておく必要があります。

医療事務の主な業務には、受付業務、保険証の確認、会計業務、レセプト作成など幅広い業務があります。特に保険制度については、「資格取得に向けて勉強中です」などのエピソードを具体的に説明できると説得力が上がるでしょう。

また、医療保険の種類(健康保険や後期高齢者医療制度など)や、よく使う医療用語(初診・再診の違いや健康診断と人間ドックの違いなど)を押さえておくと良いです。「◯カ月以内なら再診として扱われる」といった具体的な知識を示すことで、理解度の高さをアピールできます。

ただし、専門知識をひけらかすのではなく、「まだまだ勉強中ですが、日々学びを深めていきたいと考えています」と、謙虚な姿勢で伝えることが大切です

逆質問で意欲をアピール! 医療事務の面接を攻略して内定を勝ち取ろう

医療事務の面接は、第一印象を決める身だしなみや話し方も大切ですが、逆質問の内容によって、採用担当者に熱心さや職場への適応性をアピールできます。

自分と合った職場を見つけるためにも、前もって事前に職場の特徴や社風を調べておき、準備をして面接に挑むようにしましょう。

この記事を参考にしながら質問の回答や逆質問を作成し、第一志望の職場の合格を勝ち取ってください。

アドバイザーコメント

基本的なことをしっかりおこなう

まずは自己理解と自己分析をしっかりおこないましょう。自分の強みや経験を振り返り、医療事務にどのように役立つかを整理し、自分のスキルや興味がどのように役立つかを具体的に説明できるように準備することが大切です。

次に、応募先の医療機関について詳しく調べ、理念や業務内容を理解しておきましょう。これらが不十分だと、第一志望だとしてもマッチングせず採用に至りません。自分が持つスキルや経験が活かされる職場を探すためには、自分と応募先のことを知っておくことが何よりも重要だということを忘れないようにしましょう。

基本的なところをしっかりおこなっておけば、自己PRや志望動機は自然に書けるようになります。

企業研究は入念におこなうことが重要

面接も同様に、自分のことを理解していれば、なぜ医療事務を選んだのか、すぐ答えられます。企業研究をしていれば、企業研究ではわからなかった部分を質問することができますし、なぜこの病院・クリニックを選んだのかも迷わず答えられるでしょう。あとはいかにイメージしやすく伝えるかです。練習しておきましょう。

執筆・編集 PORTキャリア編集部

明日から使える就活ノウハウ情報をテーマに、履歴書・志望動機といった書類の作成方法や面接やグループワークなどの選考対策の方法など、多様な選択肢や答えを提示することで、一人ひとりの就活生の意思決定に役立つことを目指しています。 国家資格を保有するキャリアコンサルタントや、現役キャリアアドバイザーら専門家監修のもと、最高品質の記事を配信しています。

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記事の編集責任者 熊野 公俊 Kumano Masatoshi

高校卒業後、航空自衛隊に入隊。4年間の在籍後、22歳で都内の大学に入学し、心理学・教育学を学ぶ。卒業後は人材サービスを展開するパソナで、人材派遣営業やグローバル人材の採用支援、女性活躍推進事業に従事。NPO(非営利団体)での勤務を経て、「PORTキャリア」を運営するポートに入社。キャリアアドバイザーとして年間400人と面談し、延べ2500人にも及ぶ学生を支援。2020年、厚生労働大臣認定のキャリアコンサルタント養成講習であるGCDF-Japan(キャリアカウンセラートレーニングプログラム)を修了

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