Q

大学4年生
女性

就活の面接で極度に緊張してしまいます。

準備は十分にしているのですが、面接になると頭が真っ白になってしまい、伝えたいことがうまく話せません。

練習では話せていても、本番になると声が震えたり、表情がこわばってしまったりして、「また失敗した……」と落ち込むことが多いです。

そのため本来の自分の力を発揮しきれず、面接官からは「緊張しすぎだね」と言われることもあり、このままではどこからも内定がもらえないのではないかと不安を感じています。

就活の面接で緊張しすぎてしまう場合、どうすれば落ち着いて話せるのでしょうか?

本番で気持ちを整えるコツや、準備の仕方についてアドバイスをお願いします。

2人のアドバイザーが回答しています

質問日 :

※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています

キャリアコンサルタント/コラボレーター代表

板谷 侑香里

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緊張は評価への意識が原因! 面接は対話だととらえよう

面接でガチガチに緊張してしまうおもな原因は、どうしても「自分が一方的に評価されている」と強く意識しすぎてしまうことにあります。

まずは深呼吸をして落ち着き、意識の持ち方を少し変えてみましょう。面接は試験である以前に、企業側もあなたに興味を持って時間を作ってくれている「対話の場」です。

自分自身も「将来一緒に働く相手としてどうかな?」と相手を見るくらいの気持ちを持ち、その一期一会の出会いや会話そのものを楽しむ姿勢が大切でしょう。

不合格は相性の問題! 一期一会の機会として楽しむ気持ちが大切

仮に結果がともなわなかったとしても、それはあなたの能力そのものが否定されたわけではなく、単にその会社との相性やタイミングが合わなかっただけに過ぎません。

実際、過去に不採用になった企業の担当者と数年後に別の仕事で再会し、「あの時は別の道のほうがあなたに合っていた」と互いに納得できたというケースもあります。評価を気にしすぎて萎縮するのではなく、せっかくの機会をポジティブにとらえ、会話を楽しむつもりで臨んでみてください。

国家資格キャリアコンサルタント/国家検定2級キャリアコンサルティング技能士

平野 裕一

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緊張には深呼吸が有効! 自分の気持ちを落ち着かす手段を持っておこう

面接での極度の緊張は、メンタルコントロールの技術を用いることで克服することが可能となります。

この緊張は、「必ず合格したい」という執着心と、本番の状況に慣れていないことの二つの原因から生じていることがほとんどです。つまり、緊張は準備不足というよりも、心の持ち方と面接時の環境設定の問題だととらえましょう。

過去の支援のなかでも学生に対して、本番直前に、4秒間ゆっくりと息を吸って8秒間ゆっくりと吐く深呼吸を3回おこなうことで、自律神経を整えるように案内してきました。この深呼吸は、高まった心拍数を落ち着かせ、緊張を和らげるのに非常に効果的です。

実践的な練習がおすすめ! 100%を目指さずリラックスして臨もう

また、面接の練習では、本番で感じる緊張状態に体を慣れさせることがおすすめです。具体的には、スーツを着用したうえで時間計測をするなど、本番と同じ仕様で練習をおこないましょう。

さらに、その様子を録画して後で見返すようにすると、自分の客観的な振る舞いや話し方をチェックできます。

「面接=完璧を目指す場」ではなく、「自分の思いを伝える機会」ととらえることが大切です。そして、実践的な準備を取り入れることで、本来の力を発揮し、面接を突破できるようになるでしょう。

面接で緊張して実力を発揮できない人は少なくないと思います。以下の記事では面接で緊張しないための方法や緊張してしまった場合の対処法などを解説しています。緊張が激しく悩みを抱えていた人はぜひ参考にしてください。

面接本番前の方へ
39点以下は要注意!面接力を診断してください

内定獲得のためには、面接での印象が大きなポイントとなります。あなたは自分の面接に自信を持っていますか?

少しでも不安に感じる人はたった30秒で面接力を把握できる「面接力診断」を活用しましょう。簡単な質問に答えるだけで、“あなたの強み”“改善点”が明確になります。

もし39点以下だった場合は要注意です。今すぐ診断で面接力をアップし、就職で失敗する可能性をグッと下げましょう。

こんな人に「面接力診断」はおすすめ
・まだ面接を受けたことがない人
・面接でなぜ落ちたかわからない人
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