Q

大学4年生
男性

留年経験は就活にどれくらい影響がありますか?

大学で1年間留年してしまい、これから就職活動を始める者です。

周囲の友人はすでに内定をもらい始めているため、私だけ出遅れてしまうのではないか、そもそも留年しているという事実だけで企業から不利な評価を受けてしまうのではないかと、毎日不安でいっぱいです。

留年の理由は、病気や留学などの特別なものではなく、単位の取りこぼしによる自己責任です。面接で正直に話した場合、採用担当者はどのような印象を持つのでしょうか?

プロのキャリアコンサルタントの方に伺いたいのですが、留年経験が選考に与える具体的な影響度について教えてください。

また、留年をマイナスではなくプラスに変えて伝えるために、今からできる具体的な対策や、面接での効果的な伝え方についてアドバイスをお願いします。

2人のアドバイザーが回答しています

質問日 :

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キャリアコンサルタント/合同会社渡部俊和事務所代表

渡部 俊和

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留年経験は伝え方次第で評価が変わる!

採用担当の視点で見ると、複数年の留年はマイナス評価になり得ますが、1年留年というのはさまざまな事情が考えられるため、気になりません。

「単位の取りこぼしによる自己責任」ということですが、掘り下げれば「単位の取りこぼし」にも具体的な理由がいくつかあると考えます。

遊びほうけていたのでもなければ、何らかの前向きな要素も説明できるでしょう。

マイナスな印象を持つ面接官も多少はいる可能性もありますが、採否に決定的な影響を及ぼすほどの要素ではありません。そのため、ほかの質問でしっかりアピールすることが必要です。

原因分析と学びを言語化できればマイナスは最小限に抑えられる

また、留年をプラスに変えて伝える対策について、留年したことを負い目を感じているのであれば、むしろそれをPRの材料にしてしまいましょう。

今後の仕事においても、失敗をしてしまう可能性はあります。。

留年したことをケーススタディとして、原因分析をしっかりおこない、反省とともに、仕事においてはそのようなエラーをしないような対策を明示できれば、学習能力のアピールが可能です。

人は失敗を通じて学習し、適応する力があります。

その点をリアルな体験と正確な分析、有効な対策等でアピールできれば、留年という失敗体験をプラスの印象に変えることができると覚えておきましょう。

キャリアコンサルタント

久野 永理

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留年の失敗経験は自己PRの材料にできる!

履歴書から、浪人や留年でどこに空白期間があるのかがわかります。

その点を引け目に取るよりは、なぜ単位を取れなくなってしまったのかといった理由に、しっかり向き合っているかが重要です。

その失敗から得られたことをどう改善したかというところを話すことができれば、その空白期間もポジティブにアピールできます。

マイナス面だと思っていると、引け目を感じて負のオーラがでてしまうため、気にせず取り組みましょう。

振り返りができていれば評価への影響はゼロ!

留年をしてしまった理由をきちんと振り返れているのであれば、選考への影響度は限りなくゼロに近くなると、私の採用支援経験からいえます。

留年した後、どう努力したか、それを踏まえてどうしたいかを話すことができれば、留年のネガティブさはなくなっていきます。

ただし、企業によっては「無計画さが仕事に影響する」として、不合格を出す企業もあるのが実態です。そのため、留年後の努力を認めてくれるような企業を見つけることも必要だといえます。

まずは自身の経験を正直に話し、そこから学んだことを前向きに伝えましょう。

「留年すると就職できないのではないか」と不安を抱える人もいると思います。以下の記事では留年した場合の就活への影響や内定を得るための対策方法などを解説しています。留年の可能性がある人、確定している人はチェックしておきましょう。

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