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年間休日105日はやはりしんどいですか? 転職を考えるべきでしょうか?

現在の会社は年間休日が105日で、残業も多いため、心身ともにかなり疲れを感じています。特に土曜出勤がある週は休息が十分に取れず、プライベートの時間も削られることに大きなストレスを感じています。

最近、就職活動をしている友人が年間休日120日以上の企業を目指していると聞き、自分の労働環境が「ブラックかもしれない」と不安になり、このまま働き続けて良いのか迷っています。

年間休日105日で働き続けることがキャリアや健康にどのような影響を与えるか、ご意見を伺いたいです。

また、より休日の多い会社への転職を検討する際の判断基準や、求人を選ぶ際に注意すべきポイントについても、具体的なアドバイスをいただけると助かります。

2人のアドバイザーが回答しています

質問日 :

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キャリアコンサルタント/勉強カフェ札幌大通スタジオ代表

渡邊 裕樹

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転職を検討して良いが、総合的な満足度で判断しよう

まず、年間休日が105日であること自体がキャリアに直接的に悪影響を与えるかどうかは、その人次第であり、一概に指標化できるものではありません。

配送業やサービス業など、年間休日105日の企業はよくありますが、働きがいを持って活躍している人も多数います。

健康への影響も、仕事への満足度が高いかどうかに左右される部分も大きいです。

質問者さんの抱える問題は、年間休日105日という絶対的な基準にあるのではなく、勤務内容や職場環境を含めた総合的な満足度にある可能性があります。

もしかすると、その満足度の低さがストレスになっているのかもしれません。仕事への満足度が低いと、スキルを伸ばそうという意欲が湧きにくく、成長もしにくくなるものです。

「この仕事をしているのは〇〇のためだ」というように、仕事に意味づけができれば、満足度が変わってストレスが軽減される可能性はあります。

年間休日以外に自分が大切にしたい基準を明確にする

転職を検討すること自体はまったく悪くありませんが、休日の日数だけで決めるのは失敗する可能性を高めます。

仕事の満足度は、人間関係、仕事のやりがい、年間休日、有給の取りやすさ、日々のストレスのなさ具合などの要素の総合評価だからです。

したがって、年間休日以外にも、仕事内容、人間関係など、自分が最も優先すべきポイントを明確にしてみてください。優先順位を付けて総合的に考えることが、満足度の高い転職につながります。

また、健康状態については、自分で判断するのではなく、健康診断や公認心理師などの専門家に一度相談してアドバイスをもらってみてください。休息が十分に取れずストレスを感じていることもあります。

国家資格キャリアコンサルタント/国際コーチング連盟(ICF)ACC

五十嵐 篤

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休日105日は法定ラインギリギリ! 実態の確認が大切

数字から見ると、年間休日105日は法定ラインギリギリです。

一般的な大企業やホワイト企業といわれるところでは年間休日が120日ほどあります。そのため、現在の水準が低いことは確かです。

これに加えて残業が多いとなると、かなり大変になりますね。

将来への悪影響も! 転職の際は時間の条件をたずねよう

このまま働き続けるデメリットには、健康やキャリアへの影響が考えられます。いろんな経験を積みたいと頑張れるうちは良いかもしれませんが、年を重ねるにつれて、プライベートや体調に合わせて仕事量の調整が必要になることは多いです。

そのような状況になった場合に、仕事量を減らしたり調整したりできないのであればそれはリスクになりえます。もし調整が許されるなら、大きな問題はないともいえるかもしれません。

求人を検討する際には、労働環境や出社時間、残業の有無などをチェックするようにしましょう。上記のような調整が可能かについても確認してください。

以下の記事では完全週休2日制の具体的な働き方について解説しています。「完全週休2日制とほかの休日制度の違いがわからない」と悩む人は、ぜひ参考にしてください。

既卒就活で後悔したくない人は、適職診断からはじめよう

既卒の就活は新卒と違い、選べる職業に限りがあります。そのため、簡単に就職先を決めると入社前とのギャップから早期退職につながる恐れがあります。

これから既卒就活をはじめる人は、まず「適職診断」を活用しましょう。適職診断では、簡単な質問に答えるだけであなたの強み・弱みとぴったりの職業がわかります。

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