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就活を始めるまでに簿記の資格は取得しておくべきですか?
昔から数学が大の苦手だったため、高校以降は数学を避けるように勉強をしてきました。
また、なるべく大学の授業に専念したいという気持ちもあり、資格の勉強を始めることをためらっています。
聞いた話によると、簿記は働くうえでは必須とも言える資格のようで、持っていればどのような職種でも重宝されるとのことで、周囲の人たちも資格取得を検討しているようです。
今後、就活を有利に進めるためにも取得しておくべきでしょうか?また数学が苦手でも取得はできますか?
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
簿記の取得よりもそのほかの就活対策を優先したほうが良い
まず、大学生が就活を始めるにあたり簿記を取得しておく「べき」かどうか、という質問に対してお答えしますね。結論から言うと必ずしも取得しなくても良いです。
もちろん、ないよりあったほうが何らかのプラスになる可能性はありますが、それよりも業界研究や企業研究、自己分析やエントリーシート(ES)作成、面接練習などの就活準備のほうが優先順位としては高く、そちらに時間を投資したほうが内定獲得にとっては効果が高いでしょう。
今すべきことに余裕ができたら取得を目指すのでも遅くはない
金融機関や会計事務所などに応募するのであれば簿記を取得していることで有利に仕事ができる可能性は高くなりますが、それでも優先順位としては先に挙げた準備のほうが高いといえます。
そのため、簿記取得については「余裕があれば取得しておく」くらいで考えておき、もし仕事で簿記が必要となれば働きながら取得しても遅くはありません。
最後に、数学が苦手でも取得できるかということですが、ずばり、できます。簿記に必要とされるのは基本的に「足し算、引き算、掛け算、割り算」の四則演算で、実際の計算は計算機やパソコンを使います。大切なのは考え方なので、数学が苦手でも問題ありません。
就活でやることについて改めておさらいしたい人は、この記事を参考にしてみてください。優先順位を考えて、自分に足りない対策から進めていきましょう。
次の記事では、大学生のうちに取るべき資格について紹介しています。気になる人はチェックしてみてくださいね。
簿記は役立つスキルではあるが必ず就活に有利になる資格ではない
簿記は数学の知識は必要なく、算数のレベルで習得できます。日商簿記3級の標準学習時間は、100〜150時間なので、毎日1〜2時間ずつ勉強すれば3カ月ほどで取れる計算です。また、簿記はネット試験型が普及したことで受験できる回数・会場も増え、年間10万人近くが合格しています。
質問者さんは「数学を避けてきてしまった」という心残りがあるようです。それが「簿記資格に合格した」という事実で、気持ちが明るく、自信が持てるなら、取り組んでも良いのではないでしょうか。
ただし、簿記の資格は誰にでも役立つものですが、持っているだけで選考に有利になる資格ではありません。他人が評価してくれるという「他人軸」ではなく、自分に自信をつけ、よりよく働くためという「自分軸」で頑張るなら、取得を目指す意義はあるでしょう。
この先学ぶ機会はずっと続くからこそ今すべきことを考えて選択しよう
また、簿記資格は社会人になってから取得する人も多いです。就活を始めるまでが学びではなく、社会人になってもずっと学びは続くものだと考えてみましょう。
そこから「今しか学べないのは大学の授業だ」と学業に力を入れてみても良いし、「いつまでも逃げるのは嫌だ」と簿記の勉強を始めてしまっても良いでしょう。
以下のQAでは資格がなくても就活はうまくいくのだろうか? の疑問にキャリアコンサルタントが回答しています。
なかには経理職を目指して簿記の資格取得を検討している人もいるでしょう。こちらの記事では経理職を目指す戦略と必要な資格について詳しく解説しています。
簿記の活かし方やアピール方法はこちらの記事でも詳しく解説しているので参考にしてみてください。
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