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履歴書の志望動機は使い回しても良いですか?

いくつもの企業に対して「志望動機」を考えるのがつらいので、履歴書の志望動機を使い回したいです。応募する企業が同じ業界だったり、職種が同じだったりすると、どうしてもアピールしたい自分の強みや仕事への考え方など、伝えたいことの根幹は似てきてしまいます。

そこで、一度作成した志望動機をベースにして、企業名や事業内容に触れる部分などを少し修正するだけで、ほかの企業にも使い回したいなと思っています。何度もゼロから志望動機を作り直すのは、正直めんどうです。実際のところ、採用担当者は企業ごとに異なるので、志望動機を使い回していることもバレないですよね。

履歴書の志望動機は、いくつかの企業で使い回しても良いでしょうか? 使い回しがばれて「どの企業にも同じようなことを書いているのでは?」「自社への熱意が感じられない」と思われる可能性もあるなという不安もあります。

どの程度までなら使い回して良いか、どのようにすれば同じ業界・職種内でも志望動機を書き分けられるかなど、効率的に志望動機を作るためのコツがあれば知りたいです。

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質問日 :

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キャリアコンサルタント/勉強カフェ札幌大通スタジオ代表

渡邊 裕樹

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使い回しできる部分もある

この相談は本当によく聞きます。「志望動機を志望する企業ごとに書き分けるのが大変」という悩みを解決するには、根本的に志望動機の書き方を変えなければなりません。そして「志望動機を使い回しできますか」という質問に対しては「使い回しできる部分はある」が答えです。

まず、志望動機で最初に書くべきことは「自分にはこういう能力や長所、経験がある」や「自分はこういうことに興味がある」です。つまり、最初に書くべきは「自分のこと」なのです。その上で相手企業の「こういうところが自分の興味と重なりました」「こういうところに貢献できると思いました」を続け「だから志望しました」という順番なのです。

相手企業と重なっている部分は企業ごとに考えるべき

志望動機でも自己PRでもガクチカでも、企業が知りたいのは「あなたはどういう人ですか」なのです。これを抜きにして「御社はこういうところが優れており、こういうところがあるので志望しました」と、相手企業のことばかりを書いても、それは企業自身が誰よりもわかっていることです。

まずは自分自身のことをきちんと書き、その上で相手企業と自分の興味・関心・特徴が重なったところを述べ「それが理由です」という形で志望動機を作ってください。ですから「使い回しができますか」という質問に対しては、前半の「自分自身のこと」はどの企業だとしても同じですから、使い回しできます。

しかし後半の相手企業との重なりの部分だけを、企業ごとに修正して書くようにしましょう。こうすれば、いちいち企業ごとに志望動機を一から作る必要はなく、半分だけを考えれば良いので、大幅に楽になります。さらに企業側が欲しい「あなたは誰ですか」もきちんと伝えられる形になりますよ。

キャリアコンサルタント/キャリアシンク・オフィス代表

野村 芳克

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採用担当者には使い回しと伝わりどの企業にも言える言葉と感じる

志望動機の“使い回し”について、正直に言えば採用担当にはかなりの確率で伝わります。私が採用担当だった際にも、同じ言い回しをどの企業にも当てはめたような志望動機を多く目にしました。

企業名だけ差し替えている文章は、表現が抽象的で、どの会社にも当てはまるような内容に感じられ、結果として「熱意がない」「調べていないな」と判断されてしまうのです。たとえば、「御社の企業理念に共感しました」とだけ書いてある場合、その理念のどの部分に、なぜ共感したのかが書かれていないと、どの企業にも言える“空気のような言葉”に見えてしまいます。

自分の軸と企業が重なる部分を具体的に書くのがコツ

効率的に志望動機を書くコツは、「ベースとなる自分の軸(=働くうえで大切にしたいこと)」を明確にしたうえで、企業ごとにその軸と“どのように重なるか”を具体的に書き分けることです。企業の強み・事業内容・価値観と、自分の想いを結びつける“接点”を探すことが、内容の深みを生み、差別化につながります。

「熱意を伝えたいなら、企業のことを調べるところから始まる」――これは私が就活生に必ず伝えている言葉です。使い回しではなく、「この会社に入りたい」という気持ちを“手間”ではなく“言葉”で届けましょう。手間をかけた分だけ、相手の心に届くのが志望動機です。

志望動機は、調べて、考えて、表現する中で、自然と自分の将来像も見えてきます。 迷っても大丈夫。一社ずつ丁寧に向き合うことで、きっと「ここだ」と思える出会いに近づけますよ。

こちらの記事では、志望動機で好印象を残すコツを紹介しています。企業が知りたいポイントをおさえて他の就活生に差を付けましょう。

志望動機に悩んでいる人は、こちらの記事もチェックしてみましょう。志望動機の例文と差別化のポイントをまとめています。

志望動機が思い浮かばないときは、こちらのQ&Aも参考にしてみてください。

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