この記事のまとめ
- 営業職の志望動機は顧客や営業方法によってアピールポイントが異なる
- 志望動機でアピールできる営業職で求められる能力
- 営業・企業の種類ごとに志望動機例文を紹介
- 志望動機作成ツール
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この記事を読んでいる人に
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基本的にどの業種・どの企業にも存在する営業職。花形と呼ばれることもあり、営業職を志望しようと思っている学生も多いことでしょう。しかし、一口に営業職といっても実は細かい種類分けがされており、業界や企業によっても仕事の進め方は異なります。
営業職の仕組みを理解すれば、自分に合った営業スタイルの企業が見つかり、志望動機でも自分の強みを企業で活かせることがアピールできるでしょう。
この記事では、キャリアアドバイザーの鈴木さん、木村さん、渡部さんのアドバイスを交えつつ解説します。営業職の志望動機作成のコツが知りたい学生は参考にしてくださいね。
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採用メリットを志望動機でアピールするのが営業職選考通過のカギ
どの企業にも営業職は存在しますが、営業のスタイルが異なるため、自分の作成した志望動機が企業の採用担当者の目を引くものか心配という学生もいることでしょう。営業職の志望動機では、志望理由にとどまらず、採用メリットまで伝えることが重要です。
この記事は、まず営業職の種類など全体像について解説します。さらに、営業職のやりがいについて触れるので志望動機の参考にしてください。最後に営業職の志望動機のコツと例文を紹介します。
この記事を参考にして、営業職で求められる力を理解して、ほかの学生と差別化できる志望動機を作成してくださいね。
営業職を志望していて、自己PRの書き方のコツについて知りたい人は以下の記事も参考にしてみてください。他の志望者と差別化するためのポイントを紹介しています。
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志望動機を書く前にきちんと理解しよう! 営業職とは?
営業職の形態は企業によって異なりますが、一言で表すと自社で扱っている商品やサービスを売り込むのが仕事です。顧客に対して折衝能力やコミュニケーション能力を発揮して仕事を進めていきます。
営業が契約を取り付け、商品やサービスを提供することで、会社に売上が発生します。そのため、企業にとって営業職は欠かせない存在です。
同じく顧客に対して何かを売るという職種としては販売職があります。販売職は店に来た客の商品購入をサポートする役割で、顧客はもともと購入意欲が高いことが多いです。一方、営業職の場合は自社の商品やサービスを知らない顧客に対しても営業活動をおこなうという点に違いがあります。
企業における営業職は、ほとんどの企業でなくてはならない職種です。
商品やサービスだけでは競合他社と大きな差別化ができない状況も多く、最終的には顧客が「人」という観点で契約を決めることも珍しくありません。
種類によってアピールポイントが変わる!営業職の種類
営業職は不動産業界やメーカー・医療・IT・広告・保険など、あらゆる業界に存在するポジションです。実際にものを売る場合もあれば、形のないサービスを売る場合もあり、対象とする顧客が企業の場合もあれば個人の場合もあります。
営業職といっても扱う商材や対象とする顧客、営業の進め方が異なるので、まずは、違いを押さえましょう。
営業先が異なる法人営業・個人営業
営業先は大きく、「法人営業」か「個人営業」にわけられます。
法人営業とは?
企業を対象とする営業。企業向けの事務用品やビジネス支援ツールを提供している会社の営業が当てはまり、BtoBとも呼ぶ
法人営業の場合、営業相手が決裁権をもっていないこともあり、商談後すぐに契約が決まるわけではないこともあります。商談終了から商品やサービスの提供まで時間がかかるのが特徴です
個人営業とは?
個人を対象とする営業。保険の営業や訪問営業、個人向けの不動産販売などが当てはまり、BtoCとも呼ぶ
個人顧客の場合、商談した相手が契約の決定権をもち料金を支払うため、商談後すぐに契約が決まることもあるでしょう。法人営業と個人営業は決裁権の有無や契約までのスピード感など特徴が異なるのです。
こちらの記事では、法人営業をおこなうBtoBについて詳しく解説しています。法人営業に興味がある人はぜひ参考にしてください。
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志望動機において、法人営業と個人営業で意識すべき点に特に違いはありません。共通して意識すべきなのは、なぜその対象を顧客とした営業をやってみたいのか、具体的な理由がある場合はそれをわかりやすく説明できるようにしておくことです。
扱う商材が異なる有形商材・無形商材
営業が扱う商材は大きく「有形商材」と「無形商材」にわけられます。
有形商材とは?
自動車や不動産、食品など実際に手に取れる商品のこと
無形商材とは?
ITシステムや広告・コンサルティングなど目には見えない商品やサービスのこと
有形商材の場合は、実際に手に取ってみれるので、顧客も自分が使用したときのイメージが湧きやすいです。その分、商品に関する知識やわかりやすい説明で、顧客に納得感をもってもらえる営業ができるかがポイントになります。
一方で無形商材の場合は、実際に顧客が使用するまで自分のイメージ通りのものかどうかわかりづらいです。商談時に顧客が実際に商品やサービスを使うイメージをもてるように、自社の商品やサービスが顧客の問題解決に役立つことをアピールする必要があります。そのため、課題発見力や提案力が求められます。
営業方法が異なる新規営業・ルート営業・カウンター営業
営業方法は主に次の3種類です。一口に営業職と言ってもスタイルによって仕事内容や適性は異なるため、それぞれの特徴を押さえておきましょう。
3種類の営業方法
- 新規営業:新規顧客の開拓をおこなう
- ルート営業:すでに取引のある顧客へのフォローをおこなう
- カウンター営業:訪れた顧客に対して営業をおこなう
新規営業の特徴
まだ取引をしていない相手に対して飛び込みや電話などのアプローチをおこない、自社の商品やサービスを売り込む。まだ関係性のできていない相手に対して売り込みをかけるので営業力が身に付きやすい。
ルート営業の特徴
すでに取引のある顧客へフォローをおこないつつ、新しい商品やサービスの提案をするスタイル。
新規開拓をしないので、アポイントの目標がなく精神的に余裕が生まれやすかったり、すでに契約している企業のため、話が進むのが早かったりするという特徴がある一方、営業力よりも顧客との信頼関係を良好に保ち続ける力が必要となる。
カウンター営業の特徴
来店した顧客に対して、実店舗で商品やサービスの販売をおこなう仕事。チラシやホームページ・CMなどを見て来店したような、ある程度商品やサービスに興味を持っている顧客に対して、商品やサービスの説明をおこない、購入する前の不明点を解消して、契約に結び付ける。
飛び込み営業のように自分から売り込みにいくのがあまり得意でない人にも取り組みやすい営業スタイル。
これらの営業方法で共通して求められるスキルは「人から嫌われない」ということです。基本的に営業や販売の仕事は顧客を選べません。話し上手でなくとも、好感を持たれなくとも、最低限どのような人からも嫌われないパーソナリティは必要です。
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実際の仕事内容をイメージしよう!営業職の仕事の流れ
営業の実際の仕事の進め方は次の4ステップです。
営業の流れ
- アポイントを取る
- 商談する
- 商品の納品や提供をおこなう
- アフターフォローをおこなう
この流れのどこかの段階で詰まると、契約に結びつかなくなってしまいます。それぞれの段階について詳しく見ていきましょう。
①アポイントを取る
営業の仕事は、契約をしてくれそうな顧客を探すところから始まります。自社の商品を使うことで、問題を解決できるターゲット層に合わせて、アプローチをしていく形です。
たとえば、Fintechなどの金融関係のシステムを販売している会社の営業先は、もちろん金融業界になります。食品会社にアプローチしても、商品の活用はできませんし、契約の見込みもありません。
アポイントを取るためには、自分の製品について理解し、それを必要とする顧客の状態について考えを深める必要があります。アポを取る手法は電話が多いですが、それ以外にもダイレクトメールや訪問販売でアポをとることもあります。
②商談を実施
営業という言葉から思い浮かぶのはこの商談の場面でしょう。アポイントを取った顧客に、商品の提案をおこないます。この商談の部分が営業職の腕の見せどころです。
商品や商品資料を見せながら提案をおこないますが、ただ伝えるだけでなく相手の要望などをヒアリングすることも大切になります。顧客が本当に求めていることを理解することで、自社製品の提案をより良くおこなえるからです。
商談は、1回の実施で契約まで結びつく場合もあれば、複数回にわけることもあります。複数回にわけるパターンとしては、初回の商談で顧客の新しい要望や課題感を把握したため、提案を改めておこなう場合や、初回は現場の担当者と、2回目は決裁権のある人と商談をおこなう場合などです。
商談が上手くいき、契約が決まったら、見積金額の提示や契約書の確認などに進みます。
商談には、顧客との信頼関係を構築するスキルが欠かせません。また、商談は複数回にわたることも珍しくないため、商談の経緯を正確に記録し、説明すべきことと確認すべきことを、正しい順番で確実におこなうスキルも必要となります。
③商品の納品や提供
契約がまとまったら、実際に商品を提供する流れです。IT業界などであれば、顧客が使うシステムのアカウント発行をおこないますし、小売業であれば、顧客から受注した商品を期日までに所定の個数納品するといった作業もあります。
このような契約にまつわる作業については、営業職ではなく、自社の事務職などと連携を取る場合もあるでしょう。できるだけ顧客の希望に合わせたスケジュールで商品の納品や提供ができるように調整することも、営業職の役割です。
問題なく商品やサービスが納品されたかどうか確認し、トラブルがあればすぐに対応にあたります。納品完了が確認できたら、請求書を作成し、顧客に請求業務をおこないます。契約時に請求のタイミングや請求方法、支払い期日や方法などを確認しておくのも営業の仕事です。
④アフターフォロー
営業職は商品を売るだけが仕事ではなく、商品納品後のフォローも大切な仕事です。納品した商品をうまく活用できているかのアフターフォローをすることで、顧客の継続契約が決まる可能性が高くなります。
アフターフォローをいかに早く丁寧にできるかで今後の顧客との信頼関係が変わっていきます。優良な関係性が築けていれば、顧客の新たな要望をキャッチして、別の商品やサービスの営業もしやすくなるでしょう。
志望動機を作成する際も商品を売った後のフォローについても理解していることを加えられると、営業職の仕事についてしっかり把握していることが伝わるので、アピールとして効果的です。
顧客に販売した後の評価やクレームになる前の対応をすれば、顧客を継続的に確保できるようになります。だからこそ、営業職におけるアフターフォローは、商品やサービスを販売することよりも重要です。
志望動機でアピールしたい!営業職で求められる力
営業職は会社の売り上げに直接的に貢献できる職種です。また、どの業種にもある仕事のため採用枠も多く、自分の希望する業界を選びやすい職種でもあります。間口が広く、イメージも湧きやすい分だけ、営業職に求められる力をしっかりと理解し、自分の強みとの共通点を見つけていきましょう。
自分が営業職に向いているのか、営業職としてスキルを積み重ねていけるのかどうか心配という人も、営業職で求められる力を知ることで、自分との適性を判断する材料になりますよ。
そもそも自分が営業に向いているのか自信がない人は、以下の記事を参考にしましょう。適性のチェック方法について詳しく解説しています。
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結果に対する責任感
営業職は、売上をあげることが一番の役割です。そのため、明確な数値目標を追っていくことになります。たとえば、アパレル販売で1つの商品を売るために10人への声かけが必要だとします。目標数値を達成するために、9回は断られる覚悟で声をかけ続けるという行動力が必要です。
ときには、目標を達成できるかどうか、ストレスに感じることもあるでしょう。しかし、結果に対して自分が負っている責任を自覚し、うまくストレスと向き合いながらパフォーマンスを発揮する力が求められます。
常に高い行動量を担保し、結果に対して貪欲な人は営業職に向いています。
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相手の立場に立って伝える力
営業職は顧客との密なコミュニケーションが必要になる仕事です。相手の話す内容を理解し、同じ目線に立って意思疎通するスキルが求められます。一方的に話をしてしまう、または自分の伝えたいことが明確に伝えられないという人は、営業職として仕事を進めていくのは困難です。
これまでの経験の中で、人とのかかわりで達成感を得た経験があれば、コミュニケーション能力をアピールする材料になります。日常生活の中やアルバイトでの経験を通して、相手とうまくコミュニケーションを取れた事例があれば、自己PRで活用しましょう。
顧客や発注者のニーズがわかれば営業は容易になりますが、相手が要望を正しく伝えてくれるかどうかはわかりませんし、相手が自覚していないニーズもあります。相手の立場に立てる営業は、それをくみ取って提案できるのです。
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相手の要望を聞き取る能力
営業職は話し上手でないと務まらないと思っている学生もいるかもしれません。しかし、上手に話す力以上に上手に聞く力も求められるのが営業職です。
顧客は何かしらの問題を抱えており、それを解決するための手段として自社の商品やサービスを提供していきます。ときには、顧客自身が自分たちの問題に気づいていないこともあるでしょう。そのような深いところにあるニーズを引き出すためには、しっかりと相手の要望を聞き取る力が必要になるのです。
この要望を聞き取る力は面接の段階でもチェックされます。自分の気持ちを伝えることだけを優先せず、相手が聞きたいと思っていることは何かを意識しながら話を聞くことで、営業力に欠かせないヒアリング力をアピールできるでしょう。
話を聞くのが得意な人は以下の記事を参考にしてください。営業職以外にも話を聞く仕事を詳しく解説しています。
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トラブルなどへの対応能力
企業や個人を相手に営業をおこなう際には、想定していなかったトラブルに遭うこともあります。予期せぬ問題が発生したときでも、冷静にかつ、相手に対して誠意のある行動を心がけて対応できる力も営業職には欠かせません。
顧客に対して、ただ表面的な謝罪をするだけでは不十分です。心からお詫びし、かつそのトラブルをどのように解決するかを具体的に提示することで顧客との信頼関係を維持する必要があります。
これまでの学生生活のなかで、トラブルに対して対応し解決した事例があれば、臨機応変に対応する力があると採用担当者に好印象をもってもらえるでしょう。近しい経験があるかどうか、振り返ってくださいね。
学生時代の部活動やサークル活動、アルバイト先での経験から、何かのトラブル解決に奔走した経験や、トラブルではなくても、チームの課題解決にメンバーの一員として貢献した経験は、対応能力を示すエピソードになるでしょう。
記憶力や管理能力
営業職では、顧客の顔や名前のほかにも、以前にやりとりした会話の内容などを記憶しておくことで、円滑な関係を築けます。ふとした会話のタイミングで過去の話題を盛り込むテクニックなどを活用して、顧客の心を開かせるのも営業職の仕事を上手く進めるためのコツです。
営業職として働くうえでは、名刺の管理を保管する、相手との会話の内容をメモに取るといった情報の管理能力が求められます。学生のうちから、情報をきちんと整えて必要なときにいつでも使える状態にしておく癖をつけましょう。
また、これまでに人の顔や名前を覚えていて喜ばれたエピソードや、情報を上手に管理できた経験があればアピール内容に盛り込むのも効果的です。
向上心や粘り強さ
ノルマを乗り越えなくてはいけなかったり、営業をかけてもうまくいかなかったりといった苦い経験をすることもあるでしょう。そのような困難な状況であっても向上心をもって粘り強く行動できる力も成果を出すために必要です。
失敗を糧にして結果的に成長できたという体験で自分の強みをアピールしたり、気持ちの切り替えが上手で前向きに物事に取り組めるといった性格を伝えたりするのも、営業職としての適性があることを示すための方法です。今までの経験から自己PRに活用できそうなものをピックアップしてみましょう。
体育会に所属している学生は、向上心や粘り強さをアピールしやすいと思います。自分の経験をストーリーとして話すことで、説得力を持って伝えられるでしょう。
フットワークの軽さ・レスポンスの速さ
営業職では、顧客と信頼関係を築くために、相手の要望に対してできるだけ早く対応するのが望ましいです。フットワークが軽いと不測の事態に対しても素早く動けて柔軟な対応が可能です。
また、レスポンスの速さも大切です。実際に営業職として働く際には、複数の顧客の担当となり、同時進行で営業を進めていきます。何事にもスピード感をもって対応するためには、スケジュール管理が必要です。
学生のうちからスケジュール帳やタスク管理表を活用して、情報を一元的に管理する習慣を身に付けておくと、営業職として就職した後も確認がしやすくて便利でしょう。
営業は最終的に顧客の信頼を得ることが求められます。相手を理解し役に立つ商品やサービスを提供するためには、商材の知識はもとより、市場の情報収集、分析、交渉、コミュニケーションなど、ここまでで解説したような幅広い力が必要です。
アドバイザーコメント
鈴木 洵市
プロフィールを見る営業職は「相手の要望を聞き取る力」が有効なアピールになる
営業職の志望動機でアピールすると良い強みとして、「相手の要望を聞き取る能力」が挙げられます。
営業職というのは、自社が取り扱う商品やサービスを販売する際に、購入する顧客の要望に合わせて提案をしていかないと、競合他社と比較検討されて、なかなか購入に至りません。
これは同様の商品・サービスを取り扱う事業者が多いということにもなりますが、このような場合、相手の要望を丁寧に聞き取り、相手の要望に合わせた提案をする必要があります。
相手の要望を聞き取って成果を出した経験を探してみよう
学生生活の中で、販売するような経験がなかったとしても、何かを成し遂げるために相手の要望を聞き取って成果を出したという経験は、探してみると案外よくあることです。あなたが体験した事実を基に、「相手の要望を聞き取る」ことで成果を出したようなストーリーを組み立てて志望動機にすると良いでしょう。
ここまで営業職で求められる能力を解説しましたが実行力も営業で活かせる能力の一つです。以下の記事では実行力についてまとめているので参考にしてみてください。
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厳選10例文! 実行力の自己PRで簡単に差別化できる3要素
実行力の自己PRは浅い理解で安易に使用するとリスクをともなうことから、注意点を踏まえて内容を考える必要があります。この記事では実行力と行動力の違いや自己PRでアピールする方法、周囲と差別化するコツをキャリアコンサルタントが解説します。
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志望動機の参考にしよう! 営業職の魅力
営業職の魅力
- 成果が数字に現れるため成長を実感できる
- 直接顧客と接するためやりがいを感じやすい
- ビジネスの基本を学べる
- 社会人としての幅広いスキルが身につく
営業職は新卒のファーストキャリアとしても候補に上がりやすい選択肢であり、営業職の経験があると転職の幅も広がります。学生にとって、自分が仕事を選ぶうえで、収入以外にも達成感を得られる仕事を見つけたいという人も多いでしょう。
仕事に対してやりがいがあると、長くその仕事を続けられ、結果として自分のキャリアのプラスになります。営業職にしようかどうか迷っている学生も、営業職のやりがいを知ると、自信をもって自分の就活の軸を決められるでしょう。営業職の魅力について解説します。
成果が数字に現れるため成長を実感できる
営業職は目標の売上数を設定してそれを達成するために仕事をしていきます。自分の成果を明確に数字で示せるので、自分自身で頑張った結果を実感しやすく、やりがいを感じやすいでしょう。たとえば、ある月の会社全体の売上が1億だったときに、自分の売上が全体の何%を占めているかということも明確にわかります。
また、売上が給与に反映される仕組みになっている企業も多いです。上司や会社からも努力の成果を認めてもらいやすい職種といえます。
事務職などの場合、自分の努力した成果が、直接的に会社の利益につながるわけではないため、職種によっては成果がわかりづらいものもあります。自分がどれだけ会社に貢献しているのかをほかの職種よりも把握しやすいのがやりがいのひとつです。
- 成果が数字に表れるということは、それだけプレッシャーを感じやすいということですよね? ノルマが厳しそうで不安です……。
ノルマに対する取り組み方や評価体制を調べてみよう
ほとんどの企業の営業職で、評価項目として数字的なノルマが設けられています。この数字ノルマを目標として置き換えて考え、目標達成ができた場合の成功事例や、できなかった場合の改善点などを、営業職のメンバーの中で話し合うことが一般的です。
ノルマに不安がある場合は、面接で、最初のうちは数値目標に達成しなかった原因などを上司や先輩と一緒に解決できる職場かどうかを質問すると良いと思います。
また、数値達成しなくとも定性評価(取り組み方)などの評価割合を設けている企業もあるので、企業分析をして評価体制についても調べてみましょう。
直接顧客と接するためやりがいを感じやすい
営業をするうえで大切なことは、顧客が抱えている問題に対して、それを解決するための手段として自社のサービスや商品を提案することです。顧客と真摯に向き合い、自分が売った商品で、顧客の問題を解決するのが営業職の役割です。
適切な顧客に商品の提案ができれば、顧客の抱えている問題は解決します。その結果、顧客は満足してくれるので、ときには直接感謝の気持ちを伝えられることもあるでしょう。
自社製品を通してかかわった人の役に立ちたいという気持ちがある人には適性のある職種です。
ビジネスの基本を学べる
ビジネスの基本は、社会に必要とされるものを生み出し、自社の利益につなげることです。この企業の売上をつくる役割の根幹を担っているのが営業職であり、ビジネスを成立させるための基本を学べる職種といえます。
直接顧客とかかわり、課題解決に取り組んでいるので、誰のどのようなニーズに対して自社の製品を提案するのかを常に考える力が身につくでしょう。
また、新卒で入社後は研修でビジネスマナーを学びます。営業職は研修で学んだことを活かして実際に顧客と接するため、生きたビジネスの経験を積めるでしょう。
モノを売る場合もサービスを売る場合も、すべてのビジネスで実現しようとしていることは、顧客のニーズに応えることです。営業はその顧客のニーズを一番近くで把握できる役割であるため、営業で学ぶことがビジネスの基本になります。
社会人としての幅広いスキルが身につく
これまでに紹介してきたメリット以外にも営業職で磨かれる力には次のようなものがあります。
営業職で磨かれる力
- コミュニケーション能力
- 相手の求めていることを察するスキル
- プレゼンテーションスキル
- 課題解決スキル
- 強い精神力
自社の商品やサービスを魅力的に感じてもらうために、効果的な見せ方を考える力は、社内でのプレゼン・上長への提案・朝礼でのスピーチなど人前に立つときにも役立つでしょう。
また、顧客とのアポイントが設定できなかったり、商談で何件も連続で契約が取れなかったりすることもあるでしょう。そのような経験を繰り返すうちに、自分なりに改善を加えて問題を解決したり、少しのことではめげない強い精神力が得られたりします。幅広い力が身に付くことも営業職のメリットです。
- 営業職の魅力がわかったので、志望動機に盛り込みたいと思います。これらの内容だけではありきたりな志望動機になりそうなので、差別化のコツを教えてください。
自己理解を深めてオリジナルな体験とつなげよう
志望動機の差別化で重要なのは、自分自身の体験につなげること。
志望動機につながる興味、関心は必ずどこかの原体験につながっていて、自己分析でそれが整理されれば独自の内容になるのですが、自身への掘り下げが浅いと誰もが言うようなありきたりな内容になってしまいます。
「魅力がわかった」「やってみたい」と感じることは誰にでも起こり得ます。そこからもう一歩踏み込んで、「なぜ自分はそう感じたのだろう」ということを掘り下げてみてください。
具体的な体験は千差万別なはずなので、そのオリジナルな体験と志望先の仕事をつなげれば、あなただけの志望動機ができるはずです。
基本を押さえよう!営業職の志望動機の構成

営業職や企業に対して熱い想いがあったとしても、それを志望動機に反映できないと、熱意がうまく採用担当者に伝わりません。また、営業職は志望する学生も多いため、ほかの学生と似たような内容だと採用担当者の印象に残りにくくなってしまいます。
志望動機では、なぜ営業職を志望しているのか、どうしてその企業なのか、入社後に成し遂げたいことをロジカルに説明するようにしましょう。採用担当者を惹きつける営業職の志望動機の構成について解説していきます。
①営業職になりたい理由
営業職は新卒の採用枠も広いです。そのため、なぜほかの職種ではなく、営業職に興味をもったのかを伝えて、意欲をアピールするようにしましょう。
意欲をアピールする際の着眼点
- 営業職を知ったきっかけ
- 営業職を志したタイミング
上記のように、自分が営業職を就活の軸に置いた経緯を説明すると、志望度合いが伝わります。
また、営業職には大変というイメージをもっている人も多いなかで、なぜほかの職種ではなく営業職を選んだのかを、さまざまな角度から掘り下げて自分の考えを見つめていきましょう。
志望動機の書き出しは内容全体への印象に影響する重要なパートです。志望動機の書き出しのコツはこちらを参考にしてみてください。
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例文8選|志望動機の書き出しで本気度を見せ差別化する方法
志望動機の書き出しは、志望動機全体を印象付ける大事な部分です。書き出しのコツは「本気度」を伝えること。書き出しの基本的な考え方や高評価を得るコツ、やりがちな失敗についてキャリアコンサルタントとともに解説します。そのまま使える便利なフォーマットも紹介しているので、参考にしてください。
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②その企業でなければいけない理由
営業職はどの企業にも存在します。多くの企業から、どうしてその企業を第一志望にしたのか、その企業でなければいけない理由を具体的に伝えましょう。
志望動機に入れたい企業の魅力の例
- 会社の経営理念に対する共感
- 事業に対する興味
- 志望企業の強み
その企業でなければいけない理由を書くには業界研究や企業研究が必須ですが、ただ企業の強みを書き並べるのではなく、企業の強みと自分の強み・自分の将来の方向性がマッチしていることを示せると、志望企業への適性がアピールできますよ。
アドバイザーコメント
木村 千恵子
プロフィールを見る自分との接点を見い出して企業独自の志望動機を考えよう
「その企業でなければならない!」と思える企業なら、あなたはその企業のことをとても詳しく理解しているはずです。企業独自の志望理由がこれといって浮かばない場合は、競合他社に対する優位性を少しでも詳しく学び、自分の価値観とその企業との共通点をできるだけ多く見つけてください。
たとえば、その企業がBtoBの事業をメインにしている場合、直接的に自分の生活や興味との接点はないかもしれませんが、どんなビジネスでも自分とその企業のビジネスの間にいる中間業者を通してつながっている可能性はあります。
業界分析や企業分析をする際、その間接的なつながりをたどってその企業の事業を考えてみると、自分が一人の消費者や利用者としてその企業の事業の重要性をどう評価できるか、という視点を持つことができます。
他社との違いを分析することで企業ならではの特徴が見えてくる
さらに、その企業の競合他社との違いがどこにあるか、その違いによってその企業はどの分野に強みを持っているのかまで深く学ぶことによって、企業らしさや特長がより明確に見えてくるようになります。
そこに「その企業でなければならない理由」につながるポイントが潜んでいるので、しっかり見つけてくださいね。
③入社後の展望
採用の場面で求められているのは入社後に活躍できる存在です。どんなにやる気があったとしても、活躍のイメージを採用担当者が思い描けない場合は、選考を通過するのは難しいです。
企業に入社した後に果たしたい仕事や、目標を明記するようにしましょう。このときに、学生時代の経験をもとに、自分の強みが再現性の高いものであることを伝えられると説得力が増します。
「接客業のアルバイトで会社の売上に貢献した」「英検1級合格するまで諦めずに勉強し目標を達成した」など、自分の強みを自覚したうえで、適切に企業の採用担当者に伝えてください。そうすることで、企業側も採用後の活躍イメージを描きやすくなります。
入社後の展望が思い浮かばない人もいるかもしれません。社会人になったことがない皆さんであれば当たり前のことだと思います。
このような場合は、企業HPなどに載っている企業のロールモデルを参考にしてください。自分がなりたい先輩像を見つけて参考にしましょう。
営業職の志望動機で採用担当者を惹きつける4つのコツ
営業職の志望動機で採用担当者を惹きつける4つのコツ
- 自分を採用するメリットを書く
- コミュニケーション能力をアピールする
- 商品を販売する熱意を伝える
- 顧客への貢献意欲を表す
基本的な構成の枠を押さえたら、採用担当者を惹きつける志望動機作成のコツを意識してみましょう。営業職は間口が広い分、志望する学生も多いです。採用担当者も多くの志望動機を目にするため、ほかの学生とは一味違う、目を引く内容を盛り込むと、書類の通過率もアップしますよ。
それぞれについて詳しく解説していきます。
①自分を採用するメリットを書く
志望動機も一種の営業活動です。企業に対して、自分という商品を売り込むのが就活であり、そのなかの志望動機はプレゼン資料ともいえます。企業の採用担当者も、学生の営業職としてのポテンシャルをチェックしています。
志望動機では、自分を採用することが企業にとってどんなメリットを与えるのかを伝えましょう。そのために、自分が今までの経験で何を学んだのか、営業職としてどのように活かしていけるのかを振り返るのが効果的です。
今までのアルバイトや部活動・サークル活動のなかから、営業職と親和性のあるエピソードを用意してください。
部活動経験をアピールする方法やエピソードの選び方はこちらを参考にしてみてください。
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例文10選|部活動で学んだことの回答で面接をリードするコツ
部活動で学んだことへの回答は、入社後の成長イメージを伝えることが重要です。部活動で学んだことを伝える構成や伝える際のコツを、例文を交えてキャリアコンサルタントと解説します。入社後を見据えた内容を伝えるカギにしてください。
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企業に刺さる志望動機は、AI作成ツールを試してください
「企業に伝わる志望動機ってどうやって書くの…?」そんな悩みはありませんか?
「志望動機作成ツール」では、AIがあなたの思いや強みを文章に落とし込み、選考に強い志望動機を作成します。
面接官の心に響く内容を準備し、次のステップに進む準備を整えましょう!
②コミュニケーション能力をアピールする
営業職にコミュニケーション能力は欠かせません。顧客をひきつける話題を提供したり、話を広げたりするスキルが必要になるので、自分は話し上手な点が強みだという学生は、積極的にアピールに使いましょう。
また、コミュニケーションとは自分が話をすることだけではありません。相手の話をしっかり聞くのも、話すのと同じくらい重要な力です。
口下手だという人でも、友人の相談にのるのが得意という人や相手の悩みの解決を手助けしたという経験がある人はそれも十分なアピール材料になるので、自己PRと合わせて伝えるようにしましょう。
志望動機でコミュニケーション能力をアピールするには、アルバイト先の上司や同僚、サークルの先輩や仲間など、自分と普段からコミュニケーションを取っている人に、自分のコミュニケーション能力に関する印象を教えてもらい、証言として盛り込むのも1つの方法です。
③商品を販売する熱意を伝える
「どうしてその企業を選んだのか」の理由のなかには、その企業の製品が好きだからという学生もいるでしょう。しかし、そのまま志望理由として使うのはおすすめできません。 なぜその会社の商品を販売したいと思ったのかを伝える際には、その商品の開発背景について深く考えてみましょう。
入社すると、一消費者から供給者としての立場に変わります。事業の社会的な意義を理解して、その一端を担いたいという流れで、販売への意欲をアピールすると良いです。
商品の販売に対して、困難なことがあっても諦めずに取り組む力を示すためには、今までの経験のなかから挫折をしたときのエピソードを活用すると良いでしょう。困難な状況のなかで、どのように問題を捉えて、どうやって乗り越えたのかを実体験をもとに説明すると説得力のある回答ができます。
挫折経験が思い浮かばない人は、こちらの記事の内容を参考にしてみてください。例文とともに詳しくまとめています。
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- 志望企業の商品が大好きで、誰よりも商品への愛や熱意があると思います。その場合でも、そうしたアピールはしない方がいいのでしょうか?
企業のニーズに合わせた形でのアピールならOK
単に大好きだということをアピールしてもあまり効果は期待できないでしょう。商品への熱意をアピールする場合は、客観的な視点で、競合商品との比較によるその商品の優位性への理解を伝えることはできます。
また、その商品を製造または販売しているその企業のことをどのように感じているか、もし入社したらどのようにその商品にかかわりたいのか、自分にどのような貢献ができるか、その企業のニーズにマッチする形で論理的に伝えることができれば、納得感のある志望動機にできるかも知れません。
④顧客への貢献意欲を表す
営業職は販売に対する熱意が求められる職種です。ときには、なかなか成果が出ずに精神的に追い詰められてしまうこともあるかもしれません。そんなときでも、営業職として仕事をし続けるためには、商品の販売を通して顧客の問題を解決したいという熱意が必須です。
その企業が提供している商品やサービスが、どのように顧客のニーズを満たしているのかをしっかりと理解し、どのような顧客の問題を解決したいのかを伝えると、貢献意欲を表せます。
とくに、顧客満足度を重視している企業であれば、企業の強みに自分も貢献したいと志望理由で伝えるのも良いでしょう。OB・OG訪問やインターンシップ・説明会などにも積極的に参加し、そのときに感じた企業の雰囲気についても言及できると、説得力が増しますよ。
OB・OG訪問の詳しい手順や準備は以下の記事でまとめています。OB・OG訪問を実施するか悩んでいる人も参考にしてみてください。
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営業職の志望動機例文18選
エントリーシートや面接で使える営業職の志望動機について、例文を用いて解説していきます。営業職の種類に合わせた志望動機例文と、志望企業の業種に合わせた志望理由を紹介するので、自分が応募する企業に合わせて活用してみましょう。
現在作成している志望動機をブラッシュアップしたり、内容を考えたりする参考にしてくださいね。
営業職に限らない志望動機の例文はこちらで紹介しているので、営業職以外も受ける人は参考にしましょう。
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営業の種類に合わせた志望動機例文
同じ営業職でも、種類が変われば営業の手法が異なります。営業の種類に合わせた志望動機を作成すれば、志望企業の営業手法について、きちんと把握をしていることが伝わり、しっかりと企業研究をしているとアピールできるでしょう。
営業の種類
- 法人営業
- 個人営業
- 有形商材
- 無形商材
- 新規営業
- ルート営業
- カウンター営業
代表的な営業職の志望動機を紹介するので、自分の企業の営業スタイルに合わせて、志望動機を作りましょう。
営業職を志望する人で、やりがいをテーマにした志望動機を作成したい人は以下の記事もあわせて確認してみてください。
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①法人営業
法人営業の志望動機
私の強みは困難な状況でも前向きに行動できることです。 大学ではバレーボール部に所属していたのですが、大会直前に大怪我をしたことがありました。自分の出場は困難になってしまったので、組織のマネジメントや筋力の強化など、怪我をしていてもできることに力を入れました。常にポジティブに物事をとらえることでチームの士気も下がることはなく、復帰後も最高成績を残すことができました。
私自身はチームで一番技術力が高かったわけではないのですが、チームスポーツであるバレーボールでは雰囲気作りが一番重要であるということから「チームのポジティブウイルスのあなたに副キャプテンを任せたい」と言っていただき、任命されました。
貴社は業界をリードしていく存在であり、その経営体力を活かして新しい挑戦を重ねているところに魅力を感じました。毎年新商品を出し、顧客のために高みを目指す姿勢は、私が目指す理想です。私の逆境を乗り越える強みを生かし、顧客の問題を解決するために全力を尽くす所存です。
意欲は伝わるのですが、チームが最高成績を収めたのは本当にあなたの姿勢のおかげなのでしょうか。少し根拠が弱く感じるので、そこの納得感を高められるともっと良くなると思います。
②個人営業
個人営業の志望動機
私は、富裕層の信頼や期待に応えらえる証券営業職を目指したく、貴社を志望しました。高校と大学では吹奏楽部に所属していました。都大会出場という目標達成のために部員同士で週1回のミーティングを欠かさずにおこない、同じ方向を向いて努力できたので、協調性には自信があります。
貴社のインターンに参加した際に、社員の人と面談をする機会がありました。そこで、いかに顧客のことを考えているか、どのように自分を成長させていくかを真剣に考えていることを知り、大変魅力に感じました。
将来は、プライベートバンカーとして、日本や世界をけん引する層から信頼を勝ち得る存在になりたいです。
インターンの経験を志望動機に加えられている点は、非常に良い点です。ただし、自己アピールの協調性についてもう少しストーリーがあると、どのようなこと出来事があって協調性を養ってきたのかとイメージしやすくなりますよ。
③有形商材
有形商材の志望動機
小さいころから車が好きで、車の販売を通して人々の生活を便利にすることに貢献したいと思い、貴社を志望しました。
私は、アルバイトで教育商材のテレアポ営業をおこなっていました。はじめはアポイントメントを取るどころか電話をすぐに切られてしまうことが多く、先輩の社員さんにアドバイスをもらいに行きました。もともと自信があったので、成果が出ないのはとても悔しかったですが、その気持ちをバネにどんどん実践を重ね、最終的にはトップの成果を出すことができました。
このアルバイト経験で行動力に磨きをかけ、残りの学生期間でも社会人でも通用するような力をもっとつけていきたいと思います。貴社は「挑戦したい」という気持ちを何よりも大切にすると伺い、そういった環境にとても魅力を感じています。
入社後、まずは商品についての知識を身に付け、車という角度からお客様の生活を支える業務に邁進いたします。そして即戦力として貴社の売上に貢献していきたいです。
最初になぜ車が好きだったのか具体的に説明したうえで、後半の「車という角度から……」につなげると説得力がアップするためおすすめです。
④無形商材
無形商材の志望動機
私が貴社を志望した理由は、形のない商品を売る営業力を身に付けたいからです。企業によって、課題はさまざまですが、法人営業として多くの企業と接することで自分の知見が広がり、成長につながると考えています。
私は10年以上バトンを続けています。なかなか上達せずに結果が出ないこともありましたが、諦めずに続けている継続力が私の強みです。バトンの経験を通して、評価される人はその人自身の実績や結果があることを学びました。だからこそ営業職として自分の価値を高めていきたいと思っています。
貴社は、日本の業界全体とのかかわりがあり、自分の知識を常に学び続けることが求められる環境があると認識しています。20代のうちにこのような環境に身をおけることを魅力に感じ、志望しました。
激しく変化する社会の中でも、常に求め続けられるビジネスパーソンになるために、日々努力を欠かさずに励んでいきたいと思います。
成長につながる、自分の価値を高めたい、というのは悪くありませんが、やや自分都合の主張が強い印象です。あなたが得たいものばかりではなく、「会社にどう貢献できるのか」の記述を盛り込みましょう。
⑤新規営業
新規営業の志望動機
私の長所は人見知りせず、誰とでもコミュニケーションがとれるところです。この強みは新しい顧客を獲得する際に活かせると考えています。
私は、接客業でアルバイトの経験をしていました。お客様一人ひとりに真摯に向かい合うことで、次回もお願いしたいと言われた経験もあります。この力は営業職として貴社の商品をより多くのお客様に届けるのに役立つと考えています。
貴社は顧客満足度を第一に考えており、顧客との関係構築を優先していくことを大切にしていると会社説明会で聞き、心から共感いたしました。
入社した際には、コミュニケーション力、ヒアリング力、提案力、知識など、営業職として必要な力をいち早く身に付けるように人一倍努力していきたいと考えております。
自分の経験から自己分析をしたうえで、企業の会社説明会での内容を加えていて、ストーリー性が良い志望動機になっています。締めの「営業職で必要なことを学びながら貢献したい」という部分も前向きな印象になります。
⑥ルート営業
ルート営業の志望動機
私には、誰からも信頼される存在になりたいという夢があります。ルート営業は、取引先との信頼関係が必須であり、私のビジョンの実現に近く、自分の成長が企業の成長につながると思い、志望いたしました。
私は、困っている人がいるとほっておけない性格で、昔から周囲の友人たちの悩みを聞くことが多かったです。決して目立つタイプではないのですが、周囲からの信頼を得て、部活やサークルでリーダーを務めてきました。
貴社は、オフィス機器というビジネスの基本となる商品を扱っており、多く業界のビジネスを支えられる点に魅力を感じました。また、貴社に入社した後、常に顧客に寄り添い、問題解決に向けて協力できるビジネスパートナーとなれるように精進していきたいと思っています。
「夢があります」とだけ書いてもその夢に対する想いは伝わりません。なぜその夢を持つようになったのかを具体的に書きましょう。また、信頼関係と自分のビジョンの実現の関係については、どんなビジョンのことなのかを説明すると良いですね。
⑦カウンター営業
カウンター営業の志望動機
私は、カウンター営業としてお客様のニーズに合った旅行を提案したく、貴社を志望しました。私が小さいころから、両親はよく家族旅行に連れて行ってくれました。航空券とホテルを旅行代理店で手配し、後は自分たちで計画を立てる個人ツアーが多かったです。
そのなかで、代理店の販売員さんが、現地の情報などをアドバイスをしてくれたことを今でも覚えています。私もこのような顧客の想像を超える提案がしたいと思っています。また、貴社の「売るよりもまず人として信頼を得よ」という社訓に強く共感しました。信頼を勝ち得るからこそ、より良い販売ができると考えております。
入社後は幅広い商品の違いをしっかりと把握したうえで、お客様のニーズに合うものを提案する力を身に付け、誰もが満足できる旅行のアドバイスができるカウンター営業として活躍したいです。
実体験をベースにしている点が良いと思います。言葉は短いですが、顧客の想像を超える提案ができ、信頼を勝ち得て、誰もが満足できるアドバイスを提供する、というキーワードの流れが社訓の方向性と合っていて良い印象です。
志望する企業の業種に合わせた志望動機例文
営業職という共通点があっても、業界が変われば求められる強みも異なります。自分の志望する企業の分野に合わせて、志望動機を作成することで、なぜその業界の営業職に興味をもっているのかが明確に伝えられるでしょう。
その業界に興味をもった理由や、過去の経験で関連性の高いエピソードを盛り込むようにしましょう。
⑧保険会社への志望動機
保険会社への志望動機
私は、お客様一人ひとりに合った保険プランを提案したいと思い、貴社を志望しました。私は学生時代のゼミ活動で、生命保険とは死亡した際の保険金という意味だけでなく、資産運用や相続税対策など人生のなかの金融資産に関する悩みを解決する力のある商品であることを学びました。
また、貴社はあらかじめ大枠が決まったプランのなかで、お客様一人ひとりのニーズにあったカスタマイズ性のある商品を販売していることに魅力を感じました。
入社後は、ゼミで得た知識を活かして、いち早く貴社が扱う保険の仕組みを理解していきたいです。そして、心を込めてクライアントに最適なプランを提案する営業マンになるため、努力していきます。
自分が学生時代に興味を持って学んできたことを、社会人になって営業職としておこないたいことへと転換していて、良い内容になっています。また企業商品の分析ができている点も良いですね。
保険会社の志望動機の書き方は以下の記事で詳しく解説しているので是非参考にしてみてください。
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保険会社の志望動機を書くには業界の徹底理解が不可欠です。この記事では、保険会社のビジネスを踏まえて、志望動機の書き方を解説します。キャリアコンサルタントの目線も踏まえて実践的なアドバイスを提供するのでぜひ参考にしてください。
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⑨医療機器メーカーへの志望動機
医療機器メーカーへの志望動機
私は、貴社の商品をもっと多くのお客様に提供することで、人々が安心して治療に望める環境をつくりたいと思い貴社を志望いたしました。
私は中学生のころに交通事故に遭い、けがをして部活の大会に出るのを諦めたことがあります。そのとき、病院によって提供できる機器に差があり、受けられる医療にも違いがあることを知り、医療について興味をもちました。
現在は、卒業論文を執筆し、医療や医療機器について探求心を発揮しています。貴社は優れた医療機器を数多く開発しており、国内で唯一の生産を誇っているものが多数あります。
私は貴社の商品を普及させることで、必要な治療をどこでも受けられる環境づくりに貢献したいと考えております。入社後はより知識を吸収することで、自社製品の強みを論理的に語れる営業職を目指したいです。
「国内で唯一の生産を誇っているものが多数ある」ということが志望理由なのであれば、その会社のどの医療機器がそれにあたるのか、具体的な機器の種類や名称などを挙げると、企業についてよく理解していることを表現できます。
⑩不動産業界への志望動機
不動産業界への志望動機
私は、住宅を提供することで、安心できる生活の提案をしたいと考え、貴社を志望しました。私は大学入学時に上京し、初めて一人暮らしをしました。不安な新生活でしたが、不動産の担当者様が温かく接してくれ、不安な気持ちが解消されました。
貴社は1人暮らし世帯に向けた賃貸に強みがあり、自分と同じような思いを抱えている人に対して貢献ができる企業であることを魅力に感じています。
私は、大学1年生から居酒屋のホールスタッフとしてアルバイトをし、笑顔での接客を心がけていました。常連さんの好みのあったメニューを紹介することで売り上げアップにも貢献しています。相手のニーズを汲み取った提案ができると自負しております。
貴社でも不動産営業として知識を身に付け、多くの人の生活を支えられる営業職を目指したいです。
➀体験をベースにしていて、➁魅力を感じる点が事業内容と合っており、③努力の内容やスキルに将来可能性が感じられる、という3点があり、よくできています。論理的に整合していて、顧客視点の共感要素(不安の解消)があるのも良い点です。
不動産の志望動機の書き方については以下の記事で詳しく解説しているので参考にしてみてください。
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⑪飲食業界への志望動機
飲食業界への志望動機
私は、食を通じて人々の笑顔を増やしたいと思い、貴社を志望しました。私は母子家庭で育ち、母はいつも仕事で忙しくしていました。しかし、食事だけは家族で一緒に食べたいからと一生懸命な毎日を送っていました。そんな母の助けになっていたのが、すぐに食卓に出せるレトルト食品でした。
食事の時間は、心と体を満たす大切な時間です。貴社の商品は、忙しい毎日でも栄養バランスに配慮できるように配慮をされており、業界でも他社を圧倒する技術力の高さを誇っています。
私も貴社の一員として、より多くの人に商品の素晴らしさを知ってもらえるように貢献していきたいです。貴社に入社致しましたら、お客様の笑顔のために必要なことを考えながら、業務を進めていきたいと思います。
自分の人生の中で、食品メーカーの商品があったから今の自分があるという内容が伝わってくる志望動機だと感じます。思いが伝わる内容です。あとは、自分のアピールポイントを加えるとさらに良くなります。
⑫薬品メーカーへの志望動機
薬品メーカーへの志望動機
私が貴社を志望する理由は、貴社が開発した商品の提供を通して、苦しんでいる人の役に立ちたいと思ったからです。
私の父が体調を崩した際に、貴社の開発した薬を飲んで、元気になったことがありました。苦しんでいた父が、今では元気に働いている姿を見て、父のように辛い思いをしている人を救える存在になりたいと思うようになりました。
実際に、薬を使った人が身近におり、自分の言葉で商品の良さを説明できるのが私の強みだと思います。貴社は新薬の開発に強みをもっており、最新の技術を使って常に開発研究を欠かさない企業姿勢を魅力に感じております。
まだ新しい薬品であればあるほど、知らない人に商品を説明するには知識と説得力が必要です。入社後は、幅広い商品知識を身に付け、日本だけでなく世界を見据えて苦しんでいる人に貴社商品を届けられるように業務に励む所存です。
動機の部分は「身近な存在に利用者がいたから医薬品開発に興味を持つきっかけとなった」とする方が自然で伝わりやすいと思います。
⑬スポーツ用品メーカーへの志望動機
スポーツ用品メーカーへの志望動機
スポーツ用品を提供することで、多くの人に体を動かす楽しさを知ってもらいたいと考え、貴社を志望しました。私は、中学時代からテニス部に所属し、ショットの上達を実感する喜び、勝負に負ける悔しさを経験をしました。スポーツには身体的・精神的に成長する力があると実感しています。
貴社は多ブランド戦略をおこない、幅広い競技分野で高品質な商品を提供できることに魅力を感じました。競技者からレジャー志向の人まで、多くのプレイヤーのサポートができる企業だと感じています。
仕事に対して真摯に向き合い、相手に合わせた提案をすることで、1つでも多くの商品を流通させたいです。
途中までは良いのですが、結論がトーンダウンしていて少しもったいなく感じます。根拠はなくても良いので、もう少し大きなビジョンを語れると熱意が伝わりますよ。
⑭自動車部品メーカーへの志望動機
自動車部品メーカーへの志望動機
私は、営業の仕事を通じて、自分がかかわった部品が使われた自動車が世の中で実際に活用されるところを見たいと思い、貴社を志望しました。
貴社は自動車部門で、ワイヤーハーネスなどのハード面に加え、交通管制システムなどのソフトも取り扱っており、両方を販売できる営業の幅の広さに魅力を感じました。
私は学生旅行サークルに所属し、街頭インタビューから学生の旅に関するニーズを聞き出し、イベント企画をした経験があります。希望に沿った旅の提案を通して、相手を満足させることにやりがいを感じました。
入社後は、業界の勉強を積極的におこない、顧客や社内関係者とも連携を取りながら製品の良さを広めていきたいです。
センテンス毎の内容は非常に良い内容になっています。少し文章の構成がちぐはぐな点があるため、自分の経験である旅行サークルの話の後に企業分析の内容に入れ替えた方が内容が伝わりやすいです。
⑮銀行業界への志望動機
銀行業界への志望動機
私は、地域の顧客に寄り添い、満足以上の経験をしてもらえる営業職を目指しています。私は、大学時代にアパレル販売のアルバイトを経験しました。ただ聞かれたことに応えるのではなく、お客様のことを考えプラスαの提案をしたことに喜んでいただけたことがあり、やりがいを感じました。
貴行は地域を特定しており、お客様とじっくり向き合い、より近い存在でいられる点を魅力に感じています。個人・法人どちらの顧客層も経験できるため、提案力を身につけられると思いました。
顧客の信頼を勝ち取れるような、金融のプロに成長したいと思っています。
地域に根差した事業展開をしている企業は金融以外にもあります。顧客へのプラスαの提案ができる営業をしたいということと、金融のプロになりたいこと、それらがその企業に対する志望動機とどう関係があるのかを説明しましょう。
銀行などの金融業界に興味がある人はこちらの記事を参考にしてください。金融業界のトレンドや仕事内容、対策のコツなどを解説しています。
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⑯IT業界への志望動機
IT業界への志望動機
私はICTの活用で顧客が付加価値を作り出すことに貢献したいと思い、営業職を志望しました。私の実家は町工場を経営しており、父は夜中にずっとパソコンに向かっていました。製造業にはデータの入力といった苦労がつきまといます。ICTの活用で、本質的ではない作業を最小限に抑えられると考えます。
貴社は製造業向けサービスを提供している点を魅力に感じています。父と同じように作業に苦しむ人の手助けがしたく、営業職に興味をもちました。
大学では学会発表を経験しているため、自分の考えをわかりやすく伝えるのは得意です。営業とは課題解決であるという考え方を活かし、顧客と貴社の双方に必要とされる人材になりたいです。
「本質ではない作業」「作業に苦しむ人」という言葉の使い方は少し違和感を持たれるかもしれません。データの活用やそれによる業務効率化といった発展性のある内容を入れると良いですね。
IT業界の志望動機の作り方はこちらの記事で詳しく解説しているので、IT業界の選考を受ける人は併せて参考にしましょう。
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IT業界は5業種に分かれ、それぞれに特化した志望動機の作成が必要です。キャリアコンサルタントが業種・職種別の例文を交えながら、IT業界の志望動機を解説。IT業界の知識を押さえて、受かる志望動機を作成し、選考を突破していきましょう。
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⑰家具メーカーへの志望動機
家具メーカーへの志望動機
私は、貴社ブランドの魅力を多くの人に伝え、市場を世界にも広げるのに貢献したいと思い、貴社を志望しました。
貴社は、デザイン性の高い家具の販売に強みを発揮しており、北欧風のデザインと日本の伝統文化を融合させた家具が国内で人気を誇っている点を魅力に感じています。昨年アジアに支店を立ち上げたことから、今後は海外も視野に入れた事業展開をしていくのではないかと推察しました。
私は、大学時代に英語を専攻し、1年間のアメリカ留学を経験しました。英語を使ったコミュニケーションが得意で、海外でも貴社製品の良さを伝えられる語学力があると自負しています。海外と日本の架橋となるような存在を目指して、入社後はいち早く独り立ちできるように努力する所存です。
企業分析ができていて、自分なりの推察をしている点については、評価されるでしょう。それに対し自己アピール点が語学力だけになってしまっているので、もう少しアピール点を深堀りするとさらに良くなります。
⑱エネルギー業界への志望動機
エネルギー業界への志望動機
私は、生活や産業の基盤として社会に大きな影響力を発揮したいと思い、エネルギー業界を志望しました。
東日本大震災を経験し、エネルギーは社会のインフラであると強く実感しました。そのなかで、貴社は液化天然ガスの拡大を通して、新しいエネルギーインフラを全国に展開していくという新しい戦略を立てている点を魅力に感じました。
私の強みは、物事を継続する粘り強さです。私は16年間剣道を続けてきた経験から、困難なことがあっても諦めずにやり抜く力に自信があります。
また、ITベンチャー企業の長期インターンに参加し、課題解決に取り組んだ経験もあります。貴社入社後は法人に対するソリューション営業に携わり、顧客のニーズに沿った価値あるサービスを提供したいです。
東日本大震災の経験からエネルギー業界に興味を持ったという志望動機は自然なロジックで良いですね。新しいエネルギーインフラの全国展開という新しい戦略に魅力を感じたという点は、もう少し具体的に、どこにどのような魅力を感じたかを説明すると良いでしょう。
エネルギー業界を目指している人は以下の記事も参考にしてみてください。詳しい仕事内容や対策方法をまとめています。
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エネルギー業界の中でもガス会社に興味がある人はこちらの記事を参考にしましょう。ガス会社の志望動機だからこそ気を付けたいポイントを解説しています。
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営業職を熟知したうえで志望動機を作成し、選考を突破しよう!
営業職は会社の看板を背負って働く重要な職種です。そのため、企業側は志望動機を念入りにチェックしています。営業職として成果を出すために一生懸命努力するという熱意が伝えられるようにしましょう。
漠然としたやる気ではなく、その企業の強みを活かした商品であると理解していること、自分の強みが商品を顧客に売り込む際に役立つことを明記してくださいね。
自分を商品、採用担当者を顧客とイメージして、自分を売り込む体験というイメージで志望動機を作りこむと、入社後の営業にもつながっていきますよ。この記事で紹介したポイントを参考に、自信をもって就活を進めてくださいね。
アドバイザーコメント
渡部 俊和
プロフィールを見る就活こそ営業だと捉えて志望動機を作成しよう
就活生はまさに、企業に対して自分という商品を売り込む営業活動をしている真っ最中です。企業の営業と違う点は、説明会やESなどある程度決まった段階があり、すでに場が用意されていること。
企業はその場を作るところからやらなければならないので、多少ハードルは上がりますが、就活そのものが営業のシミュレーションと考えると、やっていることに大きな違いはありません。
営業職を志すからには自分を売り込む力が期待されている
営業の志望動機で重要なことも実は就活と同じです。就活では皆さんが売る側(営業職)で企業が買う側(顧客)です。就活で重要なのは自己分析と企業研究ですよね。営業に置き換えると、自己分析は自社商品やサービスについての知識になり、企業研究は顧客の理解になります。その結果、顧客の信頼を得て契約に至ることで内定(売上)を得ます。
どんな顧客にどんな商品・サービスを提供したいのか、それをなぜ自分がやりたいと思うのか、これを考え抜いた先にそれぞれの答えがあります。何より営業職を志すならば、「自分」という最高の商材を営業すること(就活)くらいはきっちりやってくれるものと期待されているので、選考から営業活動が求められていると考えて志望動機を作成してくださいね。
執筆・編集 PORTキャリア編集部
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記事の編集責任者 熊野 公俊 Kumano Masatoshi
3名のアドバイザーがこの記事にコメントしました
キャリアコンサルタント/ブルーバード合同会社代表取締役
Junichi Suzuki〇1982年宮城県⽣まれ。⼤学卒業後、上場企業の営業・管理部⾨を経験し、家業を継ぐ。2017年にブルーバードを設⽴し、企業の経営支援などを展開する
プロフィール詳細キャリアコンサルタント/Koyoriキャリアワールド代表取締役
Chieko Kimura〇2度のアメリカ留学、20年以上の外資系IT企業勤務を経て、現在は留学生向け就職支援をおこなう。また、企業のキャリア支援や新入社員のクラウドコーチングなどにも幅広くたずさわる
プロフィール詳細キャリアコンサルタント/合同会社渡部俊和事務所代表
Toshikazu Watanabe〇会社員時代は人事部。独立後は大学で就職支援を実施する他、企業アドバイザーも経験。採用・媒体・応募者の全ての立場で就職に携わり、3万人以上のコンサルティングの実績
プロフィール詳細