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総合商社は体育会系の人じゃないと難しいですか?
現在、就職活動中で総合商社に興味を持っています。仕事内容に魅力を感じているのですが、一方で「総合商社は体育会系」というイメージが強く、不安です……。
実際のところ、総合商社では体育会系でないと活躍するのが難しかったり、社風に馴染めなかったりするのでしょうか?
部署や職種によって雰囲気の違いがあるのか、また、私のような体育会系ではない文化系の学生でも総合商社でやっていける可能性があるのか、実情やアドバイスをいただきたいです。
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
総合商社で重視されるのは体育会系の経験ではなく専門知識があるかどうか
総合商社と聞くと「体育会系」のイメージが根強いと私も感じていますが、実情は少し異なります。
たしかに、私の見聞きする範囲でも、 若手同士でスポーツを通じたコミュニケーションをはかる機会や、根性論を交えた研修がおこなわれる企業もあるのは事実です。
しかし私の見解では、 それはあくまでカルチャーの一部であり、商談やプロジェクトを推進するにあたって最も重視されるのは論理的思考力や調整力、異文化理解力だと考えています。
特に投資先の開拓や物流の最適化、ITシステム導入などの専門性が高い領域では、私の知る限り体育会系の経験はまったく問われず、むしろ自分の専門知識をいかにわかりやすく伝えられるかが勝負になるのです。
総合商社には多様なバックグラウンドの人が活躍できる環境がある
私のこれまでの支援経験では、 運動部経験がない学生が総合商社での内定を獲得する例も数多く見てきました。
たとえば、文系学部出身で英語のディベートをおこなうESSなどの部活やゼミ活動に注力してきた学生が、面接での論理的説明力と異文化コミュニケーション能力を評価され、大手総合商社から内々定を獲得した事例もあります。
入社後も得意分野を活かしたプロジェクトを成功に導くなど、多様なバックグラウンドが歓迎される風土が広がっていると私は実感しています。
これらの事から体育会系でない自分に不安を感じる必要はまったくありません。まずは自分の経験やスキルを整理し、ビジネスの場でどう貢献できるかを明確に伝える準備を進めてみてください。
すべての総合商社が体育会系の特色があるというわけではない
「総合商社=体育会系」というイメージについて、実際に会社説明などでそういう社風だと聞いたのでしょうか? それともネットの情報などからそう感じているのでしょうか?
質問者さんがそのイメージをどこから得ているのか私にはわかりませんが、必ずしもすべての総合商社が「総合商社=体育会系」ではないということは、まず頭に入れておいてほしい点です。
また、私の考えでは、 実際にインターンや会社説明で人事担当などからそういった社風だと聞いたのであれば、そこの会社は体育会系の社風だと考えて良いと思います。
一方で、ネットなどの情報をみてそのように感じているのであれば、鵜呑みにしないようにしましょう。ネット情報は必ずしも真実ではなく、各人によって受け止め方やとらえ方は異なるため、実際入社してみるとまったく体育会系ではなかったという可能性もあるのです。
そのため、実際に気になっている企業が体育会系の社風かどうかはインターンや会社説明会などに参加して自分自身でたしかめるようにしましょう。
企業や部署によって雰囲気が異なるため自分の価値観に合う企業・職種を選ぼう
私の知る限り、総合商社と一口に言っても、部署や職種によって雰囲気は大きく異なり、求められている能力も違ってきます。そのため、体育会系でないと活躍するのが難しい、社風に馴染めなかいということは一概にはいえません。
実際に体育会系ではない総合商社もあり、体育会系ではない学生も採用され、自身のスキルをいかして活躍している例も多くあるのです。
だからこそ、志望している総合商社の企業が自分の価値観に合っているか、自身のスキルを活かせる社風なのかなどを自分でたしかめ、そのうえで応募するようにしましょう。
総合商社の仕事内容については、こちらの記事でチェックしてみましょう。日々の仕事内容や総合商社に就職する魅力を解説しています。
以下の記事は、5大商社の「強み」「業績」「社風」など5つの切り口で徹底比較しています。それぞれの企業にどんな特徴や魅力があるのか企業研究の参考にしてみてください。
こちらのQ&Aでは、商社のやりがいについてキャリアコンサルタントが解説しています。併せてチェックしてみましょう。
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