Q

その他
回答しない

商社のやりがいは何ですか?

商社志望ですが、商社のやりがいがいまいちわからず悩んでいます。商社ならではの魅力や、商社でしかできないことって何がありますでしょうか?

なんとなくグローバルというイメージしかなく……。普段の勤務ではどんなやりがいを感じるのでしょうか?

恐らく職種や総合商社/専門商社によっても違いがあると思うので、それも教えていただけると幸いです。

2人のアドバイザーが回答しています

質問日 :

※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています

キャリアコンサルタント/勉強カフェ札幌大通スタジオ代表

渡邊 裕樹

プロフィールを見る

商社のやりがいがわからないならまず自分の素の志望動機を振り返ろう

商社でのやりがいや、商社ならではの魅力がわからないのになぜ商社を志望しているのか、質問者さんが「商社に就職したい」と思った理由をまずは包み隠さず書き出してみましょう。

給料が良いから? 人気のある業界だから? 安定していると言われているから? 何となくグローバルな感じがしてかっこいいから? それが素の志望動機です。それを自覚しないままで志望先を決めてはいけません。

素の志望動機を踏まえたうえで、企業研究をする中で見えてくるやりがいなどをさらに加えていくことがポイントです。

商社のやりがいは一辺倒ではなく扱う分野や事業のスケールによって変わる

商社とは単純に言えば「これ売りたい」という人から商品を買い付けて、「これ欲しい」という人へ売る仕事です。ここでの「これ欲しい」という人は一般消費者ではなく卸売業者だと思ってください。したがって商社は生産者やメーカーと卸売業者を橋渡しする役割だと言えるでしょう。

商社が買い付けてくる(輸入する)ものは国外からのものも多いので、質問者さんの「なんとなくグローバルというイメージ」というのはここから来ているのでしょう。

そして商社には「総合商社」と「専門商社」の2種類があります。

総合商社はあらゆるものを買い付けてきます。たとえば鉄鋼、木材、農作物、薬品、食品、本当にあらゆるものです。専門商社はある特定のものを専門的に買い付けてきます。たとえば食品商社、鉄鋼商社、繊維商社、医薬品商社などです。

総合商社はあらゆるものを扱うのでかかわる分野が広くなり、事業のスケールも大きくなる傾向があります。専門商社は特定の分野に携わるのでその道の専門家となることができます。

総合商社であれ、専門商社であれ「売りたい」と「欲しい」をつなげるので、それが達成できたときは「互いの役に立った」という実感を得られるでしょう。事業スケールが大きくなれば扱う金額も大きくなり、それも達成感の大きさにつながります。

商社はそのときの社会的な状況や、つなげる両者の状況によって解決すべき課題が変化するので、課題解決能力や臨機応変さ、何より高度なコミュニケーション能力が求められます。

さらには扱う商品やサービス、分野に関する膨大な知識を学び続けなければならないので、勤勉さや向上心が求められる仕事と言えるでしょう。

キャリア・デベロップメント・アドバイザー/キャリアドメイン代表

谷所 健一郎

プロフィールを見る

商社のやりがいを考える前に業務内容を把握しよう

これまでの商社は、資源を仲介して、メーカーが加工した製品を国内外へ販売するという役割を担っていましたが、最近はメーカーも仕入れや販売などで独自のネットワークを築くようになってきています。

そのため現在は商品を仲介するトレードだけでなく、国内外の企業へ出資や人材を送り込み、企業を成長させて収益を得る事業投資が商社の主な業務です。

総合商社と専門商社のおもな違いは、扱う品目にあります。専門商社は特定の分野の商材に特化していて、専門知識やマーケティング力などを活かして顧客と取引をおこないます。

一方総合商社は、多くの商材を扱っていて、インフラ整備やエネルギー関連などの大型プロジェクトもおこなわれています。

専門商社は特定の商材に特化したマーケティングなどから、取り扱う商材のスペシャリストとしてのキャリアが期待できます。総合商社は、事業規模が大きなビジネスに携われることや事業投資をして企業を伸ばしていく魅力があります。

チャレンジの機会が多く国内外の人とビジネスできることが魅力

専門商社、総合商社を問わず、商社のやりがいは、ビジネスチャンスがあれば積極的に進出して、人とのつながりから新たなビジネスを世界規模で構築していけることでしょう。

商社に向いている人は、語学力があり人とのコミュニケーションが好きな人です。商社のおもな業務である仲介は、国内外を問わずコミュニケーションが重要です。

また新しいことに積極的にチャンレジしたい人も商社に向いています。商社は、新たなビジネスチャンスにアンテナを張り、チャンスと捉えれば国内外を問わず迅速にチャレンジできる人が向いているといえるでしょう。

商社に受かる志望動機を作るには、やりがいを踏まえたうえでこちらの記事も確認しましょう。商社の志望動機のコツを例文付きで解説しています。

総合商社の中の5大商社についてはこちらの記事で詳しく解説しています。それぞれの違いや内定までのポイントをつかんでください。

商社で活躍するには英語力が求められます。どれくらいのレベルが必要で、選考ではどのようにアピールすれば良いのかはこちらの記事で把握しましょう。

総合商社の情報はたくさんあっても、専門商社については実態がわかりにくいですよね。こちらのQ&Aではキャリアコンサルタントが中小企業の商社の実態を解説しているので、併せて参考にしてください。

あなたが受けない方がいい企業を今すぐ知りましょう。

就活では、自分が適性のある職業を選ぶことが大切です。向いていない職業に就職すると、イメージとのギャップから早期の退職に繋がってしまいます。

そんな時は「適職診断」を活用して、志望する職業と自分の相性をチェックしてみましょう。簡単な質問に答えるだけで、あなたの強み・弱みを分析して、ぴったりの職業を診断できます。

適職診断で強み・弱みを理解し、自分がどんな職業に適性があるのか知りましょう。

こんな人に「適職診断」はおすすめ!
・自分の強みと弱みがわからない人
・楽しく働ける仕事がわからない人
・時間をかけずに自己分析をしたい人

その他関連Q&A

TOP

PORTキャリア