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税理士の仕事のやりがいは何ですか?

現在、就活中でさまざまな業界を見ていますが、自分の軸として専門知識を活かして人の役に立てる仕事に就きたいというのがあります。そこで、税理士に興味を持ったのですが、漠然としたイメージしかできず、具体的にどんな仕事でどんなやりがいが感じられるのかが見えてきません。

せっかく目指すなら、どんなやりがいがあるのか知ったうえで目指したいので、税理士という仕事の魅力や、やりがいについて、詳しく教えていただきたいです!

2人のアドバイザーが回答しています

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キャリアコンサルタント/キャリアコンサルティング技能士

瀧本博史

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顧客の悩みを自分の知識で解決できることが大きなやりがいに感じる

税理士を目指す学生の多くは、数字を扱う専門性を通じて「顧客の悩みを的確に解消し、経営や家計の安心を生み出す」ことに大きな魅力を感じていると私はみています。

私が支援した学生で税理士になった人は「中小企業の決算書を読み込み、税務対策を提案し、経営者と協力して財務改善策を講じた結果、黒字化に寄与できた瞬間に自分の知識が誰かの未来を支えている実感を得られる」と語っていました。

税理士の仕事は、年度ごとに改正される税法や判例にも対応しながら、企業や個人にとって最良の道筋を示す専門家として信頼を築く点が魅力だと思います。その際には、税理士法に基づく善管注意義務や法令遵守が前提です。

また、長期的な顧客との信頼関係がモチベーションになることも、この仕事の大きな特徴だと感じています。

自らの分析が企業の運用を支えられるところに面白さがある

一方、私自身の考えとして金融業界志望者に伝えてきたやりがいとしては、 「資本市場の動向をリアルタイムに追いかけ、自らの分析が投資判断や企業戦略に直結する面白さ」が挙げられます。

証券会社ではおもに株式や債券の発行、M&Aアドバイザリーなどの資本市場業務を、銀行では融資や預金などの伝統的な金融サービスを中心に、クライアントのニーズに応じた最適な商品やサービスの提供、資金調達や経営戦略のアドバイスをおこなうことで、経済活動のダイナミズムを肌で感じられるのが醍醐味です。

その反面、日々のマーケット変動への迅速な対応や、膨大な法規制・コンプライアンス要件を遵守し続けるプレッシャーが大きく、特に証券会社や投資銀行のM&A部門、銀行の営業職などでは長時間労働や高いストレス耐性が求められる点も軽視できないとアドバイスすることがあります。

最後に私からお伝えしたいのは、 税理士も金融業界も、専門知識を武器に人や企業の背中を押す喜びと同時に、常に最新情報にキャッチアップし続ける努力と責任感が必要な職種であるということです。

キャリアコンサルタント/キャリア・デベロップメント・アドバイザー

佐藤 恭子

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税理士という専門家として企業のトップ層と話すことができるのが大きなやりがい

大学2~3年生の学生から私がよく質問されるのは「企業に就職するより、税理士や公認会計士などの資格を取得して働くことを考えていますが、どのように就職活動をすると良いですか?」 というものです。

在学中に資格を取得して仕事を始めるのか、働きながら資格取得を目指すのかで、当然就職活動や準備も変わってきます。なので私は詳しく話を聞きながら、一人ひとりにあったアドバイスをするようにしています。

また、私がこれまで会った学生のなかには、 税理士として働くことを決めてしまって良いのか不安を抱く人も多くいました。そのような人には、企業での働き方と、税理士としての働き方の違いを話すようにしています。

まず私が説明するのは、 税理士は企業の社長などトップ層の人に、数字を根拠に経営面でのアドバイスなどをおこなうということです。特に若手のうちはなかなか直接話すことができないような立場の人と専門家として話すことができ、アドバイスがおこなえるわけです。

これは専門家として信頼を得ているからこそできることであり、自分の努力が認められやりがいを感じられる点だと私は思います。

その結果喜んでもらうことができれば、自分自身の喜びにもなりますし、企業のトップ層の人たちと直接かかわることで、さまざまなことが学べて、自身の成長にもつながるでしょう。さらに、将来的には独立をして、自分自身の事務所を立ち上げることもできます。

世の中の動きに敏感になり学び続ける姿勢を持つ必要があることも理解しておこう

一方、私が必ず伝えていることとして、 税制など各種制度は時代に合わせて頻繁に変化するという現実があります。そのため、常に制度面の変化には敏感になり、学び続ける姿勢を持つことが必要不可欠です。

また、社会情勢にも敏感でなくてはいけません。つまり税理士とは、一生学び続け、努力し続けなくてはいけないという部分があることも理解しておく必要があります。

税理士の志望動機の書き方は、こちらの記事をチェックしてみてください。ほかの職種とは異なる注意点を踏まえて、税理士の志望動機の魅力的な書き方を解説しています。

以下の記事では、税理士の将来性を解説しています。税理士の将来を不安に思っている人や、税理士として活躍していきたい人はぜひチェックしてみてください。

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