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インターンシップへの参加は、早期選考の案内につながる可能性がありますか?
就活仲間との間で「インターンに参加すると早期選考に呼ばれる」という話をよく聞きます。実際に、昨年のサマーインターンに参加した友人のなかには、すでに早期選考の案内をもらっている人もいるとのことです。
インターンに参加すれば早期選考に呼ばれるのでしょうか?
正直、どのインターンが早期選考につながりやすいのか、情報がいろいろあってよくわかりません。どんな基準で探すべきなのか知りたいです。
また、インターン経由の早期選考のメリットについても教えてください。
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
長期のインターンが早期選考への近道! 目的意識を持って臨もう
これまでの経験から、早期選考につながりやすいインターンは、1dayや2dayのものではなく、5日以上のプログラムであるケースが多いと感じています。
インターン自体に書類選考や面接などのプロセスが含まれていたり、実務に近い業務を体験するジョブ型のものは、企業側が学生をしっかりと見極めようとしているため、早期選考の案内が出やすい傾向にあると考えられるでしょう。
業界別でいうと、外資系のコンサルティングファームや金融機関、また日系のコンサルティングファーム、メガバンク、総合商社、IT・通信系企業などが、インターンから早期選考につながりやすい事例がこれまでの経験上、多く見られました。
とはいえ、インターンから早期選考につながる割合は、業界や企業によって大きく異なるため一概にはいえません。
あくまで私の肌感覚ですが、1dayや2dayの短期インターンでは10%以下、3日以上の選考型インターンでは多くても50%程度、そして企業内で長期間実務経験を積むようなインターンでは50%以上が早期選考の対象となる可能性があると考えています。
グループワークでは協調性をアピール! 企業の評価軸を見極めよう
インターンのグループワークでは単に発言が多いことよりも、他者への気配りや議論を円滑に進めるための配慮といった協調性を重視して見ている企業が多いです。
また、インターンには明確な目的意識を持って参加すること、そして論理的で説得力のある発言を適切なタイミングでおこなうことが重要となります。
そして、逆質問の際に「特にありません」と答えるのではなく、事前にしっかりと企業研究をおこなったうえで質の高い質問をすることも大切です。
さらに、社員との交流の際には、説明を聞いて業界や企業への興味が一層深まったと言葉で具体的に伝えることで、早期選考に呼ばれる可能性が高まる傾向にあるといえます。
採用直結のインターンに参加した学生は78.3%! 早期選考の可能性はある
今回は、就職みらい研究所の『就職白書2024』から、インターンの実態に関するデータを引用して説明していきますね。
まず、このデータによると、就職活動中の大学生のインターン参加率は74.2%にのぼります。
次に、「インターンに参加すると選考で有利になるのか?」という質問についてです。
同調査によれば、インターンを通じて「採用直結」または何らかの採用アプローチを受けた学生の割合は78.3%に達しています。
この結果をもとにした私の分析では、インターン参加者に対して「この後の採用選考を受けてほしい」という企業からのアプローチは、かなり一般的になっていることがわかりました。
ただし、私が確認した範囲では、それが「早期選考」なのか「本選考」なのか、また、どの業界で特に早期選考が多いのかといった具体的な内訳を示すデータは、残念ながらこの白書の中では見当たらなかったため、一概にはいえません。
インターンの目的は自己理解! 主体的な参加で成長しよう
一方で、同じく『就職白書2024』で注目すべき点があります。
それは、インターンに参加する学生の目的として最も多いのが「業界理解・仕事理解」であり、実際に参加してよかったと感じる理由としても「自分の適性や方向性が具体化した」という回答が上位に挙げられていることです。
こうしたデータからわかるように、早期選考に呼ばれるかどうかという点に一喜一憂する必要はありません。
それよりも、まずは「自分に向いた仕事とは何か?」という主体的な課題意識をもってインターンに取り組むことが、皆さんにとって最も有益でおすすめできる姿勢です。
インターンの面接を控えている人は、以下の記事もチェックしておきましょう。インターンの面接を突破するためのコツを解説しています。
こちらの記事ではインターンについて網羅的に解説しています。特徴やおすすめのインターン、参加前に準備すべきことなどを説明しているので、併せて参考にしてみてください。
次のQ&Aでは、インターンは選考に関係があるのか? の質問にキャリアコンサルタントが回答しています。早期選考につながる可能性があるか気になる人はぜひチェックしてみましょう。
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