この記事のまとめ
- インターンの面接を通過するには3つのポイントがカギ
- 5ステップでインターンの面接の準備が完了
- インターンの面接で聞かれる質問12選と回答例を紹介
- 適職診断
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この記事を読んでいる人に
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インターンシップの面接を控えているものの、勝手がわからず焦っている人はいるのではないでしょうか。「インターンの面接ってどんなことを聞かれるのだろう」「インターンの面接で必要な対策がわからない」などと疑問を持つと思います。
インターンの面接で必要な対策は3つあります。これらをやり抜けば、選考通過率は格段にアップするので、しっかりと準備して本番に臨みましょう。
記事では、インターンの面接を突破するためのコツをキャリアアドバイザーの平井さん、谷所さん、小西さん、マナー講師の樋口さんと解説するので、参考にして面接を突破しましょう。
この記事の内容は新卒向けとなりますが、既卒でインターンの面接を控えている人は、以下の記事を参考にしてください。既卒向けインターンの選考対策について詳しく解説しています。
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インターンシップの面接は3つのポイントをやり抜くことが通過の秘訣
「所詮インターンだし、選考対策は簡単に済ませよう」と考える人もいるかもしれません。しかし、インターンは本選考よりも倍率が高くなることもあり、しっかり対策することが大切です。3つのポイントをやり抜いて、万全の体制を整えましょう。
記事では、まずその3つのポイントである、面接の目的、事前調査、想定質問への準備について、やり方を順に解説します。
さらに、インターンの面接で聞かれる質問と、回答例文12選も紹介します。どんな人でもこの記事を確認すれば、インターンの面接の通過率を格段に上げることができます。しっかりチェックして面接に臨みましょう。
こちらの記事では、インターンの特徴やおすすめのインターン、インターン参加前に準備すべきことなど、インターンについて網羅的に解説しているので、併せてチェックしましょう。
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2年生でインターンに参加しようと考えている人は、こちらの記事でノウハウや心構えを解説しているので、参考にしてください。
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あなたがインターンに参加しない方がいい企業をチェックしよう
インターンでは、自分が適正のある企業を選ぶことが大切です。向いていない企業のインターンに参加しても、学べることは少なく、無駄な時間を過ごしてしまいます。
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インターンの面接を通過するために重要な3つのポイント
インターンの面接を通過するために重要な3つのポイント
- インターンの面接がおこなわれる目的を把握する
- 企業研究や自己分析を徹底して準備する
- 想定質問には確実に答えられるようになるまで練習する
現在控えているインターンの面接が、就活で受ける初めての面接という人も多いのではないでしょうか。そこで、勝手がわからずに必要な対策が漏れる人は多くいます。
インターンの面接を通過するには、3つのポイントを網羅することが肝心。ここからそのポイントを解説するので、心構えをしていきましょう。
①インターンの面接がおこなわれる目的を把握する
面接がないインターンも多い中、なぜあえて面接をおこなっているのか、まずはインターンの面接をおこなう目的を把握することが大切です。
目的を把握することで、面接で伝える回答の方向性が見えてきます。反対に目的を把握していなければ的外れな回答をしてしまうことがあり、選考に通過しにくくなってしまうのです。
記事では、インターンの面接の目的を4つ解説します。ただし、インターンをおこなう目的は企業によって異なる部分もあるため、企業HPなどで企業ごとの目的も確認しておきましょう。
目的を把握することは、方向性を決めることです。応募先がどんな目的で面接しているのか、つまり、どんなポイントを見ようとしているのかを把握しないで受けると、向かうべき方向がわからず、曖昧な答え方になってしまいます。
次の記事では、インターンに参加する目的について解説しています。こちらも併せて読んで、より良い面接準備をしてみてくださいね。
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②企業研究や自己分析を徹底して準備する
「面接対策」というと、頻出質問と、それに対する回答を考える人は多いですが、それだけでは不十分です。その質問をされたときには答えられるものの、深掘りをされると行き詰まってしまうことがあります。
重要なのは、企業研究と自己分析を徹底したうえで、「自分はなぜそのインターンに参加したいのか」などを突き詰めて考えておくことです。そうすることで、ただ回答を覚えて話すよりも自然な会話になり、かつ説得力のあるアピールができます。
企業研究や自己分析の方法は後述するので、参考にして面接対策をしましょう。
③想定質問には確実に答えられるようになるまで練習する
面接で聞かれる可能性のある質問については、スムーズに回答できるようになるまで練習しましょう。特に、よくある質問で戸惑っていると、準備不足な印象になり、熱意が感じられません。
アルバイトの面接でも、志望動機を尋ねられることでしょう。
よくある質問でうまく答えられなければ、決定的とはならないまでも、極めて悪い印象を与えるのは必至です。
この記事では、想定できる質問に対する回答の考え方と、回答例文を紹介するので、参考にして回答を作成し、何度も練習しましょう。
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インターンの面接をおこなう4つの目的
インターンの面接をおこなう4つの目的
- インターンに参加する目的や熱意があるか把握したい
- インターンで使えるコミュニケーション力の有無を把握したい
- 基本的なビジネスマナーがあるかを把握したい
- 優秀な学生を確保したい
では早速、3つのポイントのうちの1つである、インターンの面接をおこなう目的をチェックしましょう。
目的を理解することで、対策すべきことの方向性がわかります。本選考とは異なる点もあるので、しっかりと「インターンの面接」で求められていることを把握していきましょう。
①インターンに参加する目的や熱意があるか把握したい
企業が最も気になるのは、学生がインターンに参加する目的や熱意です。「このインターンで何を学びたいのだろう」「どれくらいのやる気を持ってインターンに参加してくれるのだろう」と企業はチェックします。
そのため、「有利になりそうだから」「参加しておくものだと思ったから」となんとなく選考を受けている学生よりも、「スキルアップしたい」「企業理解を深めたい」と目的を持っている学生の方が、企業側も参加してほしいと考えます。
熱意や目的意識がある人を見分けるために、面接をおこなっているのです。
本選考よりも短期的に目的や熱意の有無を見る
インターンの面接で見られる目的意識や熱意は、インターンに対する短期的なものです。
本選考も熱意の有無は重視されますが、それは「その会社で働くこと」に対する熱意であり、つまり長期的な目線で見られます。
インターンの面接では、あくまで「インターンに対する」熱意や目的を重点的にアピールすることを心掛けましょう。
本選考ではなぜ自社なのかを重視しますが、インターンでは、企業志望度より、インターンで何を得たいかを重視します。
また、本選考は企業について理解している前提で面接が進みますが、インターンはそこまでは求められず、インターンを通して企業の仕事や業界を理解していくことになります。
②インターンで使えるコミュニケーション力の有無を把握したい
インターンの種類として、実際の仕事をおこなう実務体験型、仕事をテーマにしたグループワークなどをおこなうワークショップ・プロジェクト型、説明会と同じ形式の説明会型があります。
選考がおこなわれるのは実務体験型、ワークショップ・プロジェクト型がほとんどですが、それらでは社員や学生同士、顧客とのコミュニケーションが不可欠なため、インターンで使えるコミュニケーション力の有無を把握したいと考えています。
特に、企業の取引先を相手にするインターンでは、最悪の場合、コミュニケーション力不足により取引先との信頼関係にひびが入るリスクもあるため、コミュニケーション力をチェックしようとしているのです。
③基本的なビジネスマナーがあるかを把握したい
インターンでは、社員や顧客との接し方にビジネスマナーが問われます。特に顧客にはビジネスマナーを徹底して接しなければ、顧客からのインターン先企業への信頼をなくすかもしれません。
インターンをするのにふさわしく礼儀正しい言葉遣いができるか、正しい振る舞いができるのかなどを確認しようとしているのです。
就活で求められるマナーはこちらの記事で解説しています。Web対策もまとめているので参考にしてみてください。
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④優秀な学生を確保したい
経団連が定める就活のスケジュールは、3月に情報解禁、6月に選考開始となっていますが、近年では選考の早期化が進んでおり、優秀な学生は早々に内定を獲得し、就活を辞めてしまうことがあります。
そのため、企業側は優秀な学生を確保するために早期に動き出す必要があり、インターンの面接を通して、優秀な人には有利になる選考ルートにつなげたり、内定を出したりすることがあります。
そのため、インターンの面接だからと油断せず、しっかり準備して受けることが大切です。
アドバイザーコメント
小西 一禎
プロフィールを見るインターンは企業・学生双方にメリットが盛りだくさん
インターンを通じて、優秀な学生を囲い込もうとしている企業は少なくありません。
また、皆さんはよく知っているかもしれませんが、インターンは圧倒的に無給が多いです。金銭の支払いが発生することなく、学生に接することができるので、その場を最大限に活用するのは当然のことです。
就職みらい研究所の就職白書2017によれば、23.2%の企業が採用目的でインターンを開いていると回答しました。さらに、半数近くの49.1%に上る企業が採用目的を否定しているものの、インターン経験者が内定者に含まれていたとしています。
学生の企業選びもインターンの参加が大きな影響を与えている
一方、学生側の意識はどうなっているでしょうか。同じ調査で、22.4%の学生はインターンを経験した企業に入社していることがわかりました。また、27.4%の学生は、インターン先とは異なる企業ではあるものの、同じ業界に入ったことが明らかになっています。
以上のことから、企業にとっても、学生にとっても、インターンは少なからず就職活動と直結していることがわかるでしょう。
あなたがインターンに参加しない方がいい企業をチェックしよう
インターンでは、自分が適正のある企業を選ぶことが大切です。向いていない企業のインターンに参加しても、学べることは少なく、無駄な時間を過ごしてしまいます。
そんな時は「適職診断」を活用して、自分が適性のある企業をチェックしてみましょう。簡単な質問に答えるだけで、あなたの強み・弱みを分析して、ぴったりの職業を診断できます。
適職診断を活用して有意義なインターンを過ごし、就活を成功させましょう。
・楽しく働ける仕事がわからない人
・時間をかけずに自己分析をしたい人
5ステップ! インターンの面接の通過率を上げる準備
インターンの面接を通過するには、周到な準備が欠かせません。ここからは、必要な準備を5ステップに分けて解説します。
「インターンの面接準備は大変そう……」と思うかもしれませんが、段階を踏んで進めることで、混乱したりせずスムーズに終わらせることができるため、ぜひここからの内容に沿って準備してください。
①インターンに求めることを考える
まず重要なのは、あなたがインターンに何を求めるかということ。企業側はインターンに参加する目的や熱意を見ると解説しましたが、それを整理しておくことでインターンの面接も通過しやすくなります。
インターンに求めることの例
- 業界・企業理解を深めたい
- 自己分析を深めたい
- ビジネスに必要なスキルを身に付けたい
- 人脈を広げたい
自分がインターンに参加することになったきっかけなどから、インターンに求めることを振り返っておきましょう。
- 有利になりそうだからインターンに参加しようと思っているだけで、インターンに求めることは特段ありません……。
有利になると思う理由から求めることを深掘りしよう
「参加したら有利になりそう」と考えている人は、その思いを深掘りしてみましょう。
具体的にどんなことを期待していますか。「就活で話すネタができる」「実際の仕事を知れる」「人事部やインターン先の社員とのコネができる」などでしょうか。
それを「その結果、自分に何が起きるか」の視点でさらに深掘りします。
たとえば、就活で話すネタができる→働くことについて考えが深まる。実際の仕事を知れる→仕事理解が深まる。コネができる→人的ネットワークが広がる。ここまで考えると、自分がインターンに何を求めるか見えてきますね。
②企業情報を深く調べておく
面接では、インターンで吸収したいスキルや、インターンでどのような経験をしたいかを聞かれることが多いです。
企業について深く知らなければ、何を吸収できるのかや、どんな経験があるのかがわからず、アピールしにくくなります。
最低限以下の情報については、企業HPなど、インターネットで調べておきましょう。
調べておくべき企業情報
- 企業理念
- 設立年
- 資本金
- 事業拠点
- 業界内での位置づけ
- 社長や代表取締役の名前
- 商品やサービス
- 売上高等の業績
- 今後の事業の展望
- 職種
- 企業に関連するニュース
- インターンのプログラムの内容
- インターンを通して学生に期待すること
面接では、最近気になるニュースについて聞かれることも多いです。そこでその企業に関する情報などを伝えられるとアピールになります。最近のニュースの探し方、伝え方はこちらの記事で解説しているので、チェックしてください。
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面接で最近のニュースを話すときには、自分の意見を持つことが大切です。最近のニュースについての回答方法や自分なりの意見を持つためのコツなどをキャリアコンサルタントが解説します。例文を交えて紹介するので、面接を突破する手掛かりにしてください。
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特に業界や職種の知識と、企業がインターンを通じて学生に期待していることは、事前に調べておくべきです。
さらに、求人情報や企業HPを見て、先輩社員の仕事に関する記事などから、社員の働き方や仕事における価値観などもチェックしておくと良いですね。
③よくある質問の回答を考えておく
自分がインターンに求めることを深掘りし、企業研究をおこなったら、それをもとによくある質問の回答を考えましょう。
特に、よく聞かれる定番の質問は、スムーズに答えられるようにしなければ、準備不足な印象を持たれかねません。
定番質問以外にも、不意打ちの質問をされることもあり、それにもできる限り回答を準備しておくと、企業に対する熱心な姿勢が伝わり好印象です。
この記事のこちらから、よくある質問や不意打ち質問と回答例12選を紹介しているので、チェックしつつ自分なりに回答を用意しましょう。
面接で聞かれる質問例はこちらの記事で網羅的に解説しているので、併せてチェックしておくと安心です。
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面接の質問に回答するためには、事前準備が重要です。面接でよく聞かれる質問と回答例に加えて、質問に答えられない時の対処法についてもキャリアコンサルタントが解説します。伝え方を意識して、面接の質問対策をしましょう。
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④応募書類の内容を見直す
インターンの面接でよくある失敗が、応募書類の内容と齟齬が生じているケースです。もちろん一言一句同じにする必要はありませんが、アピールする強みがまったく異なっていたりすると、面接官は違和感を覚えます。
また、応募書類では負けず嫌いをアピールし、面接では協調性があることを伝えるなど、応募書類と面接の内容で矛盾が生じていると、面接官はあなたの人柄をつかむことができません。
応募書類の内容を復習し、一貫したアピールができるようにしましょう。
- 書類選考に書いた内容よりもアピールしたい強みが出てきました。この場合面接官にどう伝えたら良いのでしょうか。
正直に伝えれば印象は悪くならない
応募書類を常に読み返していることの証でもあるので、他のアピールポイントが出てきたことは決して悪いことではありません。矛盾していないのであれば、積極的に面接官に伝えるべきです。
そこで、問題の伝え方です。社会人なら、ストレートに言わない場面が少なくありません。駆け引きの1つともいえます。学生の皆さんが相手をする面接官は、社会人経験が豊富で、面接官として出しても恥ずかしくない人材ばかりです。
無用な言い訳などを排し、「書類執筆時から自己分析をブラッシュアップしています。書類には書いてありませんが、他の強みがあります」と率直に言っても、面接官の心証は悪くはならないと思います。
あなたがインターンに参加しない方がいい企業をチェックしよう
インターンでは、自分が適正のある企業を選ぶことが大切です。向いていない企業のインターンに参加しても、学べることは少なく、無駄な時間を過ごしてしまいます。
そんな時は「性格診断」を活用して、自分が適性のある企業をチェックしてみましょう。簡単な質問に答えるだけで、あなたの強み・弱みを分析して、ぴったりの職業を診断できます。
性格診断を活用して有意義なインターンを過ごし、就活を成功させましょう。
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⑤面接練習をする
最後に、面接官役を設定し、面接練習をして客観的におかしいところがないかチェックしましょう。
面接官役は家族や友人でもかまいませんが、大学のキャリアセンターやキャリアアドバイザーなど、就活のプロに頼むと正確なアドバイスをもらえます。キャリアアドバイザーには、就職エージェントに登録することで相談できるのでぜひ試してみてください。
おすすめの就職エージェント
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面接練習は1人でも可能です。スマートフォンなどで録画し、以下をチェックしてみましょう。
1人で面接練習をするときのチェックポイント
- 聞き取りにくいところはないか
- 話すペースが早すぎないか・遅すぎないか
- 明るく笑顔で話しているか
- 話の内容は理解しやすいか
インターンの面接が初めての面接という人は特に、緊張してしまうことがあるので、練習を重ねて慣れておきましょう。
面接練習の方法はこちら記事を参考にしてみてください。状況別の対策方法もまとめています。
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効果絶大な面接練習|最短で内定に近づく状況別練習法を紹介
面接の練習は目的意識をしっかり持つことが大切です。この記事では基本的な面接練習方法だけでなく、状況別の練習方法についてもキャリアコンサルタントが解説します。自分に合う練習方法を見極めて、本番の面接を突破しましょう。
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アドバイザーコメント
平井 厚子
プロフィールを見る自分のキャラを立てられるよう準備することが大切
面接準備では、自分のキャラをたてましょう。
なにも特別個性的なキャラになるわけではありません。自分がなぜインターンに応募するのか、なぜこの会社なのか、自分の強みはなにか、どんな考えと価値観をもっているのかなどをトータルなストーリーにして、自分にしみこませるのです。
たとえば、「私は大学で英語を学び、英語を使った仕事をしたいと思っている。結婚・出産を経ても正社員で働きたいので、そういう働き方ができる会社を選びたい。
今回のインターン応募先は女性の勤続年数も長く、男性育休にも積極的。実際にどんな働き方をしているのかをしっかり見て、就職先候補に入れるかを判断したい。商品企画で英語が武器になるのかも確認したい」という感じで自分のキャラをつくります。
面接問答集の準備の前にキャラをしっかりたてておくと、一問一答も筋が通ったあなたらしいものになり、用意していない質問にも答えやすくなります。
面接前に基本を徹底しよう! インターンの面接のマナー
面接中は、つい話すことに集中してしまい、基本的なマナーが抜けてしまうことがあります。
ここからは、面接前に確認必須の基本的なマナーを解説します。オンライン面接、対面面接それぞれ説明するので、これから受ける面接に合わせて参考にしてくださいね。
①オンラインでインターンの面接を受けるマナー
WEB面接を受ける場合は、まず回線が安定した環境を用意する必要があります。面接中に接続が切れてしまうと、面接日を再設定する必要があるなど、企業側に迷惑がかかります。以下を参考に通信環境を整えましょう。
通信環境の整え方
- <WiFiなどの無線を使う場合>
他の端末の接続は切る
ルーターの容量や状態を確認する
同時接続している人がいないかチェックする - <有線を使う場合>
通信速度の目安である10Mbps以上となっているか調べておく
また、面接中は上のイラストを参考に、証明写真のように胸元まで写し、画面は明るく設定します。目線が下がらないようにカメラを見て話すことが大切です。
WEB面接の準備の仕方、受け方はこちらの記事で詳しく解説しているので、参考にしてから臨みましょう。
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WEB面接の流れと攻略法! やってしまいがちな失敗も紹介
WEB面接は、対面面接と異なる対策が必要です。WEB面接に必要な準備や好印象を残すポイント、トラブル時の対処法をキャリアコンサルタントが解説します。WEB面接の特徴を押さえて選考を勝ち進みましょう。
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アドバイザーコメント
樋口 智香子
プロフィールを見るWEB面接でも「一緒に働きたい」と思われることが大切
インターンのWEB面接を受けるときに最も大切なのは、受け入れ先の社員から「ぜひうちで仕事をし、経験を積んでほしい」と思ってもらうことです。そのためには、どんな人物ならそう思われるのか、自分でも考えてみるといいでしょう。
たとえば、こんな人物なのではないでしょうか。
・明るく、元気の良い人
・礼儀正しい人
・誠実で、責任感のある人
画面越しでも、こうした印象を持たれるようにすることを意識してください。
明るさ、誠実さなどを示す工夫をしよう
具体的には、以下のことを心掛けると印象が良くなりますよ。
・背景は、白い壁がベスト(明るく、清潔感がある)
・額と耳を出したヘアスタイル(顔色が明るく見える)
・口角を上げ、明るい表情で話す
・言葉が伝わりやすいように、はきはきと話す(口を大きく動かすと良い)
・言葉かぶせに気をつける(相手が話し終えてから、発言する)
・リアクション、ジェスチャーは大きくする(頷きは大きく、御礼のときはお辞儀をするなど)
・自分が話すときは、カメラを見る(相手からはアイコンタクトがとれているように見える)
②対面でインターンの面接を受けるマナー
対面でインターンの面接を受けるときは、入室、退室の流れとマナーを覚えることが大切です。入室時は、ドアを3回ノックした後、面接官の合図があったら入ります。その後面接官の指示で着席し面接を始めます。
退室のときは、御礼を言って立ち上がった後、ドアの前で挨拶をして一礼します。そして面接官の方に体を向けるようにしてドアを閉めます。
流れとマナーは、体に染みつくまで何度も練習しましょう。録画をして、自然な動きになっているか確認してみてください。
また、身だしなみにも気を配ることが大切です。基本的にはリクルートスーツを着用し、汚れやしわがないかチェックしましょう。
対面面接のマナーはこちらの記事で詳しく解説しているので、参考にしてから臨んでくださいね。
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絶対に落とせない面接のマナー! 「即不合格」にならないための作法
面接のマナーは合否をわける重要要素。念入りな対策が欠かせません。面接時の一連のマナーから身だしなみのマナーまでキャリアコンサルタントが徹底解説します。集団面接やWEB面接のマナーも紹介するので、参考にしてください。
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アドバイザーコメント
樋口 智香子
プロフィールを見る対面面接は立ち居振る舞いを意識することが不可欠
WEB面接とは違い、対面での面接は全身を見られます。
姿勢1つでも、印象は大きく変わります。姿勢の良い人は、明るく誠実に見えます。
対面面接での立ち居振る舞いのポイントを、以下にまとめるので、しっかりとチェックしておいてください。
①立ち方
・かかとをつけて、つま先をこぶしひとつ分くらい開ける
・身体の重心を、内側に集める(足の裏は親指側に力が入っており、両膝を付ける)
・両手の指先をそろえ、中指が身体の真横にくるようにおろす
・下腹部をぐっと上に持っていくようにして、引き上げる
・肩甲骨を寄せるイメージで、胸をひらく
・背筋を伸ばす
②お辞儀
・背筋を伸ばしたまま、脚の付け根から身体が二つ折りになるように曲げる
(首だけを曲げないように注意)
・身体を倒すときは早く、起こすときはゆっくりと起こす(こうすると、余韻の残る、落ち着いた印象のお辞儀になる)
・身体を起こした後も、しっかりと相手の目を見る(アイコンタクトを意識する)
③座り方
・背筋を伸ばす
・男性は、両脚を腰幅にひらく。女性は両膝をつける
・ひざの角度は90度以上、両足をやや遠くに置く
・手は、身体に最も近い位置に置く(男性は片手ずつにぎりこぶしを作り太ももの上に、女性は両手を重ねて身体の中央に置く)
インターン前にあなたが受けないほうがいい職業を確認してください
・楽しく働ける仕事がわからない人
・時間をかけずに自己分析をしたい人
インターンの面接でよくある質問8選と回答のポイント
インターンの面接でよくある質問8選と回答のポイント
ここからは、インターンの面接でよくある質問の回答のポイントと、例文を紹介します。ここで解説する質問にはスムーズに回答できるようにしておかなければ、準備不足だと捉えられてしまうことがあります。
回答のポイントを踏まえつつ、例文を参考に、自己分析と企業研究した内容を照らし合わせて回答を作成しましょう。
①自己PR
よく聞かれるのが「自己PRをしてください」という質問です。これは、学生がインターンでどう活躍できるのか、どんなスキルを活かせるのかを知りたいと考えて聞いています。
特に実務体験型のインターンでは、社員と同じような働きを求められるため、それが可能であるということをアピールできると良いです。
自己PRの考え方、伝え方はこちらの記事で詳しく解説しているので、併せてチェックしましょう。
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面接官を惹きつける自己PRの答え方|例文12選
面接の自己PRは独自性のあるエピソードが求められます。キャリアコンサルタントが自己PRで盛り込むべき内容や作成方法を例文と解説。記事を参考に独自性のある自己PRを作成し、他の学生と差別化して面接を突破しましょう。
記事を読む
- インターンの面接で伝えるアピールポイントが見つからないのですが、どのように考えれば良いのでしょうか。
アピールポイントは周囲の人に聞いてみると見つけやすい
社会人でも、自己PRが不得手な人は一定数います。学生としてのアピールポイントが見つからないといって、慌てることはありません。
あなたの良い点や強み、優れたところを、自分1人で考えるのではなく、学校の友達、バイト先での友達に尋ねてみてはいかがでしょうか。
周囲の人は、あなたが思っている以上に、あなたのことをよく理解しています。そもそも良い点があるから、友達関係を築けているはずです。
恥ずかしいかもしれませんが、聞かない方が、アピールポイントを面接で伝えられず恥ずかしい思いをすることにもなりかねません。
自己PRの回答例
自己PRの回答例文
私の強みは分析力です。
私はマーケティングゼミに所属しており、スーパーとタイアップをして消費者動向を分析する研究をおこなっていました。
タイアップしたスーパーは、新商品の売上に伸び悩んでいました。そこで消費者動向を研究したところ、陳列位置が最も購買意欲に影響を与えると分析し、商品の並べ方を変えたところ、売上が1.2倍に上がりました。
御社の商品開発プログラムでは、この分析力を活かし、御社のファンをさらに増やせる商品を作り出したいです。
消費者動向について分析結果を具体的に伝えているので、興味を持たれる内容です。どのような陳列位置が購買意欲に影響を与えるか、購買意欲を増すそのほかの方法などについて問われる可能性があるので、回答を準備しておきましょう。
以下の記事でも、インターン選考における魅力的な自己PRを書く方法を解説しています。併せて参考にしてみてくださいね。
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例文18選|インターンシップ選考を勝ち抜く自己PRは5ステップで完成!
インターンシップの選考で問われることの多い自己PRですが、5ステップで誰でも簡単に作成することができます。インターンシップの自己PRのコツをキャリアコンサルタントが解説するので、正しい対策をマスターしてインターンシップ選考を突破しましょう。
記事を読む
②インターンへの志望動機
企業はインターンに参加した目的や熱意を見たいと解説しましたが、そこで問われるのは志望動機です。志望動機で熱量を伝えられれば、選考通過率が確実に上がります。
志望動機では、インターンに関心を持ったきっかけや、インターンに求めるものを明確にしてアピールすることが大切です。
志望動機では応募の本気度を見られます。「なぜこの業界か」「なぜ参加したいのか」「インターンで何をしたいか」「なぜこの会社なのか」をしっかり伝えましょう。
インターンへの志望動機の回答例
インターンへの志望動機の回答例文
私が御社のインターンに参加したい理由は、銀行業界について理解したいと思っていたところ、「業界理解が深まるインターン」として評価されていたためです。
幼い頃、銀行の社員の方のはからいにより、家族の会社の経営を救っていただいたことがあり、その経験から銀行業界を志望しています。
ただ、いわゆるリテール営業の仕事しか深く理解できていないため、銀行業界全体について知りたいと考えています。そこで、投資部門、法人営業部門などさまざまな部署の仕事を深く経験でき、業界理解が深まると評価されている御社のインターンに参加させていただきたいと考えています。
自らの経験談を交えた、学生らしく率直なアピールですね。身近な話を盛り込むのは好感度アップにつながります。それだけで終わらず、他の動機もふんだんに述べられていて良いですね。
③インターンで経験したいこと
志望動機に似ていますが、インターンで具体的にどのような経験をしたいのか聞かれることも多くあります。
この質問に回答するには、事前にインターンの内容をしっかり調べておくことが不可欠です。企業HPなどで情報があまり公開されていない場合は、就活口コミサイトなどで、過去のインターンのプログラムなどもさかのぼっておきましょう。
インターンで経験したいことの回答例
インターンで経験したいことの回答例文
私がインターンで経験したいことは、御社がテーマに掲げられている「世界を変えるサービス開発への挑戦」です。
私はプログラミングを独学で勉強していますが、その面白さに惹き込まれ、さらにそのスキルを向上させたいと考えています。
スキルを向上させる目安として、たくさんの人に認められ、普段使いしてもらえるような商品を開発できるようになることが1つの目標です。
「世界を変える」と、多くの人々にアプローチできることを掲げられている御社で、世界中の人々の生活を便利にできる、インターネットプログラムの開発に携わりたいです。
インターンのプログラム内容がプログラミングスキルの向上と合致していれば、興味を持たれる回答です。世界中の人々の生活を便利にできるインターネットプログラムについて、具体的なアイディアが問われる可能性があるので、考えてみてください。
④インターンで身に付けたいスキル
インターンを開催する目的として「自己成長する」ことを掲げている企業も多くあります。そこで、どのような成長をしたいのか、インターンで身に付けたいスキルを聞かれることもあります。
この質問に対する回答も、受ける会社のインターンでどのようなスキルが身に付くのか調べてから考える必要があります。プログラムの内容を踏まえつつ、自分の目指す姿を考えて回答を作成しましょう。
- 多くの企業が共通して「インターンで身に付けてほしい」と考えているスキルがあれば教えてください。
自分で考えて決めて行動するスキルが求められる
2019年に経団連の中西会長(当時)とトヨタ自動車の豊田社長が、「終身雇用はもう維持できない」と発言しました。
コロナ禍でテレワークという自律的な働き方も、一気に広がりました。この時代に企業が求めるのは自律した社員、つまり、自分で考えて決めて行動できる社員です。
インターンでは指示待ちではなく、インターンの目的、業務の進捗状況、周囲の状況などを理解して、自ら考えて動きましょう。難しいかもしれませんが、チャレンジすることで成長できます。
インターンで身に付けたいスキルの回答例
インターンで身に付けたいスキルの回答例文
私がインターンで身に付けたいスキルは、主体的に考え抜く力です。
これまでの学生生活は、授業で言われたことを覚えるだけであったり、周囲に合わせて入ったサークルでなんとなく過ごしているだけでした。
しかし、以前尊敬する先輩から、社会人に必要な力について聞いたところ「考える力だ」と言われ、想像していなかった回答に衝撃を受けました。また、同時にこれまでの学生生活で深く考えることをしていなかったと反省しました。
御社のインターンは、学生が主体的に考え抜き、コンサルタントとして顧客の課題を解決することを求められます。御社のインターンに全力で励むことで、これまで受け身で合った学生生活に終止符を打ち、大きく成長できるではないか、そして御社にふさわしい人材になれるのではないかと考えています。
受け身の自分を脱し、主体的・能動的に変わるという点について、うまくアピールできています。ストーリーとしても、先輩から聞いたという経験談が盛り込まれており、説得力もあります。この調子で面接に臨んでください。
⑤学生時代力を入れたこと
インターンの面接では、優秀な学生を確保したいという目的もあると解説しました。そこで、学生時代の活動を聞き、優秀な人材を見つけようとしているところもあります。
また、学生時代の活動を通して人柄もわかるため、「インターンで活躍できそうか」「インターンで多くのことを学んでくれそうか」なども見られます。
学生時代力を入れたこと(ガクチカ)を聞かれた際は、インターンの目的や活動内容に合わせて伝えると良いです。具体的には以下の例を参考にしましょう。
ガクチカの考え方、作り方はこちらの記事で詳しく解説しているので、併せて参考にしてくださいね。
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学生時代力を入れたことの回答例
学生時代力を入れたことの回答例文
私が学生時代力を入れたことは、アイスホッケー部の活動です。
私は副将として活動しており、チームを引っ張る主将を支え、かつチームのバランスを整える役割を担っていました。
3年前までは全国大会に出場するチームだったのですが、近年は不調であり、その影響でチームの雰囲気は悪く、これを調整しなければならないと感じていました。
そこで、チームの雰囲気を良くするには成功体験を積み上げることではないかと考え、これまで予定していたもの以外に、どんなに小さな試合でもエントリーし、勝利を積み重ねチームの自信をつけていきました。
するとチームの雰囲気は良くなり、結果的に私の代で全国大会に出場することができました。
御社のインターンでは、実際に起こる技術課題の解決にグループワークで挑むプログラムだと拝見しています。全体を見て調整し良い結果を残せる私の力を活かして、グループワークで好成績を収められるよう努めます。
学生時代に力を入れたこととインターンの技術課題解決のためのグループワークと関連性があり、どのようなグループワークを実践するか楽しみになる内容です。
小さな試合へのエントリーのほか、チーム力を高めるためにおこなったことがあれば簡潔に伝えるとより良いですね。
⑥長所
人柄を知るために長所を聞く面接も多くあります。実務体験型のインターンでは、仕事にその長所を活かせるのかという観点で見られます。
また、グループワーク型のインターンでは、人々と協力し合い、良い成果を残せるような長所があるか見られます。「負けず嫌いの人が多いから協調性のある人も欲しい」など、ほかの学生との兼ね合いが見られることもあります。
長所の回答例
長所の回答例文
私の長所は責任感があるところです。
私はオーケストラサークルの会計係を担っており、部費の徴収と必要費用の支払いをおこなっていました。
サークルの規模が80名の大所帯であったことから、毎年ずれが生じていましたが、自分なりにExcelで管理し、毎日記録とチェックを怠らなかったことから、収支ともに1円の狂いも出したことがありません。
御社のインターンでは、監査法人のコンサルタントとして、「守りのコンサルティング」を学ばせていただけると伺っています。
顧客の経営を安定させるためのコンサルティングであり、責任感がなければ務まらないのではと思い、私の長所を活かして活躍させていただけるのではないかと考えています。
「結論ー説明ー結論」で書かれており、とてもわかりやすいです。強みをインターンでどう活かせるかも、経験に即して具体的に書いているので、会社側もイメージしやすいですね。
責任感を強みに持つ人は、こちらの記事で自己PRのアピール方法を解説しているのでチェックしてくださいね。
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⑦短所
インターンの面接では、長所と同時に短所を聞く企業も多くあります。インターンをおこなううえで致命的なポイントがないかなどを確認する目的があります。
そのため、短所はインターンのプログラムに支障が出ないものを伝えることがポイントです。たとえばコンサルティング業界のインターンで「人に意見を言うのが苦手」と伝えるとそもそもコンサルティング業界に向いていないのではと懸念されることがあります。
短所の回答例
短所の回答例文
私の短所は優柔不断なところです。
私は多くの選択肢から選ぶことが苦手で、大学受験の時も私立大学を10校くらい受けてしまい、当時は大変な思いをしました。
今では、何かを選ぶ時はまず決断の軸を決め、そこから「多くても3個」を目安に選択しています。また、1つしか選べない時は、「自分にとって最も譲れないもの」を明確にしたうえで考えるようにすると、迷わなくなってきました。
ただ、「優柔不断である」ということは、反対に言えば多くの意見に耳を傾けられるとも感じています。御社のインターンでは、優柔不断さで周囲を惑わせないようにしつつ、多くの意見を聞き柔軟に対応して、良い成果を出せるようにしたいです。
短所としての具体例に関し、数字を盛り込みながら、的確に表現できています。短所を短所として伝えるだけでなく、言葉の意味を裏返して、長所として捉え直している4段落目はとりわけ優れていますね。
優柔不断な短所を伝えるときは、こちらの記事を参考にしてください。マイナスな印象を残さず伝える方法を解説しています。
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⑧逆質問
インターンの面接の最後に「何か質問はありますか」と逆質問をされることがあります。
逆質問は、ただ疑問を解消できるだけでなく、熱意をアピールできるチャンスです。「インターンではどのような姿勢で臨めば良いか」など、インターンへの前向きさを伝えられる質問をすると良いです。
逆質問は1つとは限らないので、疑問を解消する質問、アピールする質問をそれぞれ考えておくと良いですね。
逆質問の例
インターンの面接でおすすめの逆質問の例
疑問を解消する質問
・社員は雰囲気は穏やかな方が多いと感じていますが、実際どのような社風がありますか。
・どのような社員の方が活躍されていますか。
・御社のビジネス上の課題は何だと思いますか。
・メンターの方が育休からの復帰直後とお聞きしたのですが、産休育休取得後の復職率はどれくらいありますか。
インターンへの熱意をアピールする質問
・インターンにどのような姿勢で挑めば良いですか。
・インターンに参加するまでに学んでおいたほうがいいことはありますか。
・過去のインターンでどのような人材が活躍していましたか。
・インターンの目的は「自己成長」と拝見しましたが、具体的にどのようなことを学生に期待されているか教えてください。
ほかにおすすめの逆質問として、「インターンとしてどのような仕事からスタートしますか?」は、仕事の意欲を示すうえでも有効な質問です。
またインターンで特に経験したい仕事がある場合は「○○といった仕事にインターンで携われますか?」という質問も良いですね。
周りと差別化したい人向け! 不意打ち質問4選と回答のポイント
不意打ち質問4選と回答のポイント
よくある質問には多くの学生が回答を用意してくるものです。そのため、よくある質問にだけ回答を用意するのでは、差がつきにくい部分があります。
ここからは、周りと差別化したい人向けに、面接で聞かれることのある不意打ち質問4選と、その回答のポイント、回答例を解説します。
珍しい質問にもしっかり回答し、差をつけて選考を通過しましょう。
①自分を色にたとえると
「自分を色にたとえると何色ですか」と聞かれることがあります。これは正解の色があるわけではありません。自分らしさを伝えられるような回答ができれば良いのです。
回答のポイントは、「自分の強みや長所に色を付けるなら?」と考えることです。たとえば、強みが「協調性」なら、「協調性=柔和なイメージ=温かい色=オレンジ」と、強みが色につながるまで連想して考えてみましょう。
自分を色にたとえる回答例
自分を色にたとえる回答例文
私を色にたとえると白です。
私は発想力に自信があり、学生時代はダンスサークルの舞台で振付を任され、コーチには「〇〇さんがダンスの新しいジャンルを作り出しているね」と言われました。
アイディアを考えるときは、固定観念に縛られないことを大切にしています。今までのサークルの振付や、これまで見たことのある振付はいったんすべて忘れ、自分が表現したいことを考えます。そして、そのうえで「ではダンスで表現するなら?」と考えていくのです。
その考え方は、まず真っ白なキャンバスをしっかりとセットし、そして絵を描く作業に似ていると感じたため、私をたとえる色は白だと考えました。
白紙=ゼロベースから、新たなことを作り上げることを重視しようとしている人間性がにじみ出ています。創造力に優れた、芯の強さをうまく伝えられているのではないでしょうか。
②得意分野
「得意分野・得意科目を教えてください」と聞かれることもあります。学問知識でインターンの業務に活かせるものがないかを知るために聞かれることが多いです。
たとえば技術開発のインターンならプログラミングや工学など、得意分野はインターンの内容に合わせて伝えると効果的です。
- 学業に力を入れておらず、これといって得意な分野はないのですが、どのように回答したら良いですか?
他人との比較ではなく自分にとって自信があるものを考えよう
得意分野を考えるときのよくある誤解が、人と比べてしまうことです。
自分のなかで自信のあるもので良いのです。最も努力したこと、人から感謝されること、人にアドバイスできることなどが、得意分野を考えるヒントになります。
自分で浮かばないときは、身近な人に聞いてみるのも良いでしょう。
きっと自分で気づいていないことを教えてくれるはずです。大事なことは、思いがけないことを指摘されたらお礼を言っていったん受け取ることです。
照れくさいかもしれませんが、素敵なプレゼントだと思って受け取りましょう。
得意分野を考える、アピールする方法はこちらの記事で詳しく解説しているので、参考にしてください。
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就活で得意分野をアピールする3ステップ|専攻別例文15選付
得意分野を聞かれたら、あなたが企業で活躍できる人材であることをアピールするチャンスです。この記事では得意分野を考えるステップや伝える構成の作成方法、注意点をキャリアコンサルタントが解説します。例文も紹介しているので、参考にして選考を突破してください。
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得意分野の回答例
得意分野の回答例文
私の得意分野は地学です。地層の形成経緯や成分についての研究をしており、日本のみならず海外の地層に精通しています。
ただ、地質学を職業にする選択肢は限られていると感じており、将来は地質学の知識を活かしてさらにさまざまな取り組みができる会社に勤めたいと考えました。そこで、御社を拝見し、インターンに参加させていただいて理解を深めたいと思っています。
御社は、エネルギーの安定供給と2050年ネットゼロカーボン社会の実現に向け、人々の生活を支えられる資源開発に取り組まれています。特に、地質による資源の研究は精度が高く、インターンで携われれば誇りに思います。
地質学の知識を活かし、資源開発プログラムに貢献できるよう精一杯務めてまいります。
インターンの参加目的が明確で、インターン企業のプログラム内容と得意分野が一致しており、好感が持てます。具体的にどのような研究をしているのか簡潔に記載すると、よりインパクトのある内容になります。
③苦手な人
インターンでは基本的にグループワークになることが多いです。そのため、どんな人とも調整しつつうまくやっていけるかを見るため、「苦手な人はいますか」と聞かれることがあります。
この質問に対する回答は、苦手な人の特徴と、接し方に工夫した点があればそれを伝えることがポイントです。ただ苦手な人の特徴を伝えただけでは、苦手な人が存在するグループワークなどで、うまく立ちまわれない印象を残してしまうことがあります。
苦手な人の回答例
苦手な人の回答例文
私の苦手な人は責任感がない人です。
私はテニスサークルの幹事長をしているのですが、副幹事長は月1回程度しか活動に参加せず、責任感がないと感じたため不満に思いました。
ただ、頭ごなしに怒っては関係が悪化すると思い、副幹事長を飲みに誘って話を聞いたところ、「サークル以外にもインターン、ゼミ、学業、バイトなどやりたいことが多く、サークルの優先順位が下がっていた」と聞きました。
それを聞き、「副幹事長なのだからもう少し仕事をしてほしいが、サークルよりも優先順位が高いものがあり、それを頑張っているのなら邪魔してはならないな」と考え直し、「事情はわかったのでできることは私がやる、しかし副幹事長の立場もあるので、毎月の活動振り返りミーティングには参加してほしい」と副幹事長に伝えました。
その結果、副幹事長は納得してくれ、ミーティングには参加してもらえるようになりました。また、次第に活動に関心を持つようになり、今では2週に1度は活動に参加してくれるようになりました。
このように、相手の事情を汲んで解決策を考えれば良い結果が生まれると学び、責任感がない人は苦手ですが、まずは相手の話を聞くことを心掛けています。
コミュニケーション能力の高さに加え、傾聴力をしっかりとアピールできています。頭ごなしに怒らなかった点も、直情径行ではなく冷静な人間だということが伝わり良いですね。
④幼少期の人柄
幼少期の人柄は、あなたの本質的な部分であり、今もなお変わっていないところも多いのではないでしょうか。
本質的なあなたを知るために、幼少期の人柄を聞く企業もあります。また、幼少期から遡れているかを知ることで、自己分析を徹底できているかも知ろうとしているところもあります。
上のイラストのように、自分史を使って幼少期から自己分析しておきましょう。そして、現在との共通点を見出しアピールすると人柄が伝わりやすくなります。
幼少期の人柄の回答
幼少期の人柄の回答例文
私は小学生の頃から注目を集めるのが好きでした。
小学生の頃の演劇発表では主役を務め、中学生では学級委員長になり、高校ではダンス部に所属して、舞台でパフォーマンスをしているときが一番楽しいと感じました。
ただ、その過程で「自分が考えた案を認めてもらったり、自分が考案した舞台を賞賛されたりすることがうれしい」と感じており、つまり自分が自分自身に注目してもらうというよりも、自分が作ったものを見てもらいたいという願望が強いのではないかと感じました。
そこで、大好きな化粧品メーカーの、業界1位の御社のインターンで、商品開発のスキルを学び、化粧品づくりについて学習できれば大変うれしく思います。
結論から述べていていいですね。注目を集めるのが好き→自分が作ったものを見てもらいたい願望、と転換しているところも、単純な振り返りだけで終わらずに自己分析がしっかりできていることが伝わり、好印象です。
インターンの面接は特に想定質問への準備を徹底して選考を突破しよう
インターンの面接は、想定質問から逆算して企業研究や自己分析をしたり、インターンの目的を捉えることが大切です。
インターンの面接に突破できれば、本選考でも優遇されることがあったり、また本選考に臨む際の自信にもなります。しっかりと準備して通過できるように頑張りましょう。
アドバイザーコメント
谷所 健一郎
プロフィールを見るインターンの面接は特に目的意識をはっきりさせることが大切
本選考の面接では「なぜ応募企業で働きたいのか」「入社して何をやりたいのか」という長期的な視点で選考がおこなわれますが、インターン面接では、「このインターンで何を学びたいのか」といった目的を特に重視しています。
目的があいまいだと熱意もアピールできないので、インターンとして「スキルアップしたい」「企業理解を深めたい」など、目的を明確にして臨んでください。また企業情報をしっかりリサーチしておくことで、熱意をアピールすることができます。
各質問のポイントを押さえつつ相手の意図を汲み取り対話をしよう
面接回答の準備として、自己PRは具体的なエピソードを盛り込み、志望動機は応募企業だからこそ実現したいことを盛り込んだ内容で準備をしてください。
回答を丸暗記せず回答のポイントを押さえて臨むことで、予測できない質問でも準備した回答をベースに臨機応変に対応できます。
インターン面接でもコミュニケーション能力が重視されます。話が上手いという能力ではなく、面接官の質問の意図を汲み取り適格な対応ができる能力が求められるのです。
面接官の質問を早合点せずじっくり聞き、わからなければ聞き返して回答をするようにしてください。面接官の説明にあいづちを打ちながら興味を持った表情で聞くことも大切です。
執筆・編集 PORTキャリア編集部
> コンテンツポリシー記事の編集責任者 熊野 公俊 Kumano Masatoshi
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キャリアコンサルタント/産業カウンセラー
Atsuko Hirai〇ITメーカーで25年間人材育成に携わり、述べ1,000人と面談を実施。退職後は職業訓練校、就労支援施設などの勤務を経て、現在はフリーで就職・キャリア相談、研修講師などを務める
プロフィール詳細キャリア・デベロップメント・アドバイザー/キャリアドメイン代表
Kenichiro Yadokoro〇大学でキャリアデザイン講座を担当した経験を持つ。現在は転職希望者や大学生向けの個別支援、転職者向けのセミナー、採用担当者向けのセミナーのほか、書籍の執筆をおこなう
プロフィール詳細ジャーナリスト/キャリアコンサルタント
Kazuyoshi Konishi〇大手メディア政治記者を経て、配偶者の海外転勤に伴いキャリアを一時中断。現在は大学院でキャリア形成を研究する一方、プロの文章力を活かし各メディアで幅広く記事を執筆。
プロフィール詳細マナー講師/アカデミー・なないろスタイル代表
Chikako Higuchi〇元資生堂ビューティーコンサルタント。現在は全国の企業・自治体でマナーとコミュニケーションの研修を実施。月間約1000人の新入社員に、社会人に必要なビジネスマナーを伝授
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