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転職の面接で押さえるべきポイントは何ですか?

現在、転職活動中で何度か面接を受けているのですが、全然うまくいきません。転職は新卒の面接とは見ているポイントが違うのでしょうか?

自分なりに企業研究や自己分析はしているつもりですが、面接官にうまくアピールできていない気がしています。特に、これまでの職務経歴や退職理由をどのように伝えればポジティブに受け取ってもらえるのか、自分の強みをどうアピールすれば良いのかわからず、とても不安です。

転職の面接で特に見られているポイントや、通過率を上げるための効果的な対策があれば、具体的なアドバイスをお願いします。

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キャリアコンサルタント/合同会社渡部俊和事務所代表

渡部 俊和

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新卒採用との大きな違いはポテンシャル採用の可能性があるかどうか

私がこれまで多くの採用場面に立ち会ってきた経験からお伝えすると、新卒と中途では、企業が見るポイントがかなり変わってきます。この違いを理解するために、まずは一度、企業側の視点に立って考えてみていただきたいですね。

たとえば新卒採用の場合、面接官は応募者を基本的に社会経験のない人という前提で見ています。そのため、その人の人物像や将来的な伸びしろといった、ある種抽象的な部分でも評価をするのです。

実際に私が多くの採用担当者に聞いた話でも、ある程度のポテンシャルさえ感じられれば、入社後に自社で仕事をしながら育てていけば良いと考えている企業が多くありました。

基本的なビジネスマナーや会社との相性といった点は比較的シビアに見られる傾向にありますが、企業研究などについては、入社後に教えるというスタンスで見ているため、ある程度は許容範囲が広いところもあると私は分析しています。

中途採用は即戦力採用が基本で計数感覚が必須となる

一方、中途採用の場合ですが、私がこれまで見てきた多くの事例から判断すると、社会人経験の年数によっても評価のポイントは異なりますが、他社での経験が豊富であればあるほど、即戦力としての採用という意味合いが格段に強くなってきます。

このため、私がいつも転職を希望する人にアドバイスするのは、これまでの実績や職務経歴、そして退職理由についてはとにかく具体的に、かつ客観的に示す必要があるということです。また、職業そのものへの理解度についても、実務経験にもとづいた高いレベルが期待されるということも伝えています。

そして、私が特に新卒採用との大きな違いとして強調したいのは、計数感覚、つまり数字で物事をとらえ、説明する能力ではないでしょうか。私の経験上、新卒の人に面接で具体的な数字について詳しく問うことはほとんどありません。

しかし、転職の場合は、ご自身のこれまでの実務経験や実績について、具体的な数字をもとに話せるかどうかが非常に重要になってくるのです。

何か大きな仕事を任されたにしても、顕著な実績を上げたと主張するにしても、その裏付けとなる数字を的確に、そして正しく示すことができなければ、なかなか相手に信頼してもらうことは難しいと私は考えています。

ですから、このような計数感覚は、ぜひ応募書類を作成する段階からしっかりと意識しておいてほしいですね。

キャリアコンサルタント/産業カウンセラー

秋田 拓也

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転職活動は新卒よりも厳しい目で見られるため一筋縄ではいかないことを理解しよう

私がこれまで多くの採用面接に立ち会ってきた経験からお伝えすると、転職と新卒の面接では、企業が見ているポイントが明確に異なります。たとえば、私が以前話を聞いたある企業の面接官は、「新卒は採用するための面接であり、一方で転職は落とすための面接だ」と表現していたほどです。

新卒の場合は、その人の未知の可能性や将来への期待といった要素から採用されることもあります。しかし、転職の場合は、企業が現在求めている人材像とのマッチング度合いが高くない限り、採用に至らないケースがほとんどなのです。

このことからも、私が見ている限りでは、それだけ転職の面接は厳しいものだと言えます。

転職する理由を正直に話したうえで将来に向けてここからどうするかを伝えることが大切

転職の面接において、採用担当者が最も重視するのは「転職の理由」だと私は考えています。「なぜ、このタイミングで転職するのか」という核心部分ですね。

私がこれまで多くの事例をみてきた経験上、その理由が「さらなるキャリアアップを目指したい」や「以前から本当にやりたかった仕事に挑戦したい」など、前向きなものであれば高い評価につながりやすい傾向にあります。

逆に、「現職の職場環境がどうしても合わなかった」や「人間関係に問題があった」といった理由の場合、採用担当者の立場からすれば、「この人は私たちの会社でもすぐに辞めてしまわないだろうか」といった懸念がまず頭をよぎるでしょう。また、「何か人物的な問題があるのではないか」という視点からも、慎重に判断をすることになります。

とはいえ、取ってつけたような「作られた前向きな理由」というのは、経験豊富な面接官には見抜かれてしまうケースがほとんどです。

実際に、私が採用選考に深くかかわっていた頃は、応募者の本当の転職理由を丁寧に聴きだしたうえで「その経験を踏まえて、これからどうしたいのか、どうなりたいのか」という未来に向けたビジョンや意志の強さといった部分で判断をしていました。

私が常々感じていることですが、採用選考において、応募者にどこまでの正直さを求めるかというのは非常に難しい問題ではあります。ただ、私のこれまでの経験から確信しているのは、どのような理由であれ、それらを真摯に受け止めてくれる企業こそが、その人にとって本当に働きやすい職場である可能性が高いということです。

就活面接のポイントはこちらの記事をチェックしてみてください。ポイントを押さえて面接の成功をつかみ取りましょう。

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