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OB訪問で志望動機の添削をお願いするのはアリですか?
就職活動中の大学生です。今度、志望している企業のOB・OGの方にお会いできることになったのですが、そこで志望動機の添削をお願いしたいと思っています。
せっかくの貴重な機会なので、企業のリアルな話を聞くだけでなく、自分の志望動機についても何かアドバイスをもらえたらと思っています。
ただ、志望動機の添削をお願いするのは、失礼にあたる可能性もあるのではないかという心配もあります。
OB・OGの方に志望動機の添削をお願いしても良いのか、もし添削をしてもらう場合はどのように依頼をすれば失礼ではないのか教えてください。
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
OB訪問では感謝と準備を忘れずにして添削してもらおう
学生の就職活動をサポートしてきた経験から申し上げますと、OB・OG訪問時に志望動機の添削をお願いしたいという学生は実際に多くいらっしゃいます。そして、添削をお願いすること自体は特に問題ないと私は考えています。
ただし、OB・OGも貴重な時間を割いて対応してくださるので、その点は十分に配慮し、失礼のないようにすることが大切だと就活生に伝えています。
3つの準備と感謝の姿勢で実りある訪OB問に!
具体的なポイントとして、私からいくつかアドバイスしますね。
まず1つ目として、私が特に注意してほしいと思うのは、「人に読ませられる文章になっているか」という点です。
私の経験上、意外と多いのですが、自分では理解できていて読みやすいと思っていても、他人からみると意味がわかりにくかったり、読みにくかったりする文章を書いている学生も少なくありません。文章力に不安がある人は、事前に大学のキャリアセンターなどで添削してもらうなど、しっかり準備しておくことをお勧めします。
2つ目は、「社風に合った内容になっているか」ということです。
私がこれまでみてきたなかで、企業理解が不十分なまま作成された志望動機は、やはり採用担当者など、読む人が読めばすぐにわかってしまうものです。事前にしっかりと企業研究をおこない、その企業にフィットした内容で作成することが重要だと私は考えます。
3つめは、「何を質問したいのか具体的にまとめておく」ということです。
学生の立場からすれば、「この志望動機で面接は突破できるのか」といった点が最も知りたいことでしょう。
しかし、私からアドバイスするとすれば、「これで受かりますか?」や「受かる方法を教えてください」といった、答えようのない漠然とした質問は、OB・OGを困らせてしまうだけです。事前に具体的な質問内容をしっかり考えておくようにしましょう。
OB・OG訪問は、相手の人が貴重な時間を割いてくださっているという感謝の気持ちを常に持ち、失礼のないように臨むことが何よりも大切だと、私は考えます。
添削依頼はアリ! 配慮と伝え方を工夫しよう
OB・OG訪問の主な目的は、企業文化や実務のリアルな声を直接聞くことにあると思いますが、私がこれまで多くの学生の就職活動をみてきたなかで、志望動機やエントリーシート(ES)の添削をお願いすることも決して珍しいことではありませんでした。
ただし、私がいつも強調しているように、現場の人は本業の合間を縫って貴重な時間を割いてくださっているため、依頼の際には十分な配慮が不可欠です。
まず、訪問のアポイントを取る際や当日の冒頭で、「企業理解を深めたい」という主旨をしっかりと伝えることが大切です。
そのうえで、「もし差し支えなければ、私の志望動機の文章についてご意見をいただけると大変参考になります」といった丁寧な前置きを添えることで、相手の人も心構えができ、フィードバックしやすくなると私は思います。
さらに、私が推奨する方法としては、添削をお願いする場合、全文を丸ごとみてもらうのではなく、「御社で実現したいこと」や「自分の強みと業務との結びつき」など、特に相談したいポイントを具体的に指定して確認をお願いすることです。
これにより、相手の人の負担を減らしつつ、より効果的なアドバイスを得られると期待できます。
また、私がこれまで求職者指導をした経験からは、事前に質問リストや相談内容をメールで伝えておくと、よりスムーズで配慮のあるやり取りが可能になるケースが多いです。
OB訪問だけでは意味がない! その後のマナーや活かし方も大切にしよう
私の調査によると、OB・OG訪問の内容や印象が、場合によっては人事部に共有されることもありますので、常に社会人としてのマナーを意識することが肝要です。
現場の人からのフィードバックは、私が考えるに、面接官に近い視点や、自然な表現、業界用語の使い方などを学ぶうえで非常に貴重な機会となります。
ただし、私が最も大切にしてほしいのは、最終的な志望動機はご自身の言葉で語れることが前提であるという点です。
いただいた意見はあくまで「参考意見」としてとらえ、必ずご自身の言葉に落とし込むことを忘れないでください。
最後に、OB・OGへの感謝の気持ちをしっかりと伝えることも、私がお伝えしたい重要なポイントです。訪問後には必ずお礼のメッセージを送ることで、好印象を保ったまま有意義な意見交換を実現できるでしょう。
OB・OG訪問は実際に企業で働く先輩に直接会ってリアルな情報を得られる機会ですが、「どう始めたらよいかわからない」、「そもそも必要なの? 」と悩んでいる人もいるのではないでしょうか。そんな人はぜひこちらの記事もチェックしてみてくださいね。
OB・OG訪問は貴重な機会だからこそ質問選びが重要です。OB・OG訪問を控えている人はこちらの記事も確認しておきましょう。
OB・OG訪問後にお礼メールを送ろうとしている人は、こちらのQ&Aも参考にしてください。
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