Q

その他
回答しない

就活で志望度を聞かれたときに「御社が第一志望です」と嘘をついても良いですか?

就活中の大学4年生です。面接でよく志望度を聞かれるのですが、そこまで志望度が高くなくても「御社が第一志望です」と伝えて良いのでしょうか? 嘘になってしまうのですが、内定を取るためにはその方が有利になるのではないかと考えています。

もし第一志望ではないと正直に答えた場合、やはり不利になってしまうのでしょうか? 正直さを伝えつつも、その企業への熱意を示すためには、どのように答えるのがベストなのかが知りたいです。

「第一志望ですか?」という質問への対応方法について、嘘をつくことのリスクや、正直に答える場合の伝え方などを教えていただきたいです!

2人のアドバイザーが回答しています

質問日 :

※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています

あなたがインターンに参加しない方がいい企業をチェックしよう

キャリアコンサルタント/むらや社労士事務所代表

村谷 洋子

プロフィールを見る

第一志望と嘘をついて内定しても後々のミスマッチにつながりかねない

面接で第一志望って嘘ついても良いのか、という質問ですね。私がこれまで学生指導をした経験から、この問題についてアドバイスします。

結論から言うと、私がこれまで数多くの学生の皆さんをみてきた経験上、嘘はつかないほうが絶対に良いと考えています。

もし「御社が第一志望です」と伝えて内定をいただき、その後辞退することになれば、企業側に多大な迷惑をかけてしまう可能性があります。そして何より、これはあなた自身の信頼にかかわってくる問題です。

就職活動は社会人としての一歩となるイベントであるため、最初から誠実な姿勢で臨むことが大切だと、いつも私はアドバイスしています。

最近では「第一志望群です」といった形で、複数の企業に高い関心を持っていることを伝える学生さんも増えているように感じます。

正直に「現時点では第一志望と断言できませんが、御社に大変魅力を感じており、選考を受けています」といったように、ストレートに伝えてもまったく問題ありません。むしろ私の経験上では、そうした正直な姿勢に好感を抱く企業も少なくはないと思います。

また、面接官は多くの学生を見てきているプロです。声のトーンや表情、話の矛盾点などから「これは本心でいっている言葉ではないな」と感じ取ることは、意外と多いものですよ。

選考過程で第一志望が変化することもあるからこそ誠実な姿勢で臨もう

私自身、模擬面接官などをおこなうなかで、「この学生さん、今、言葉を選びながら無理して話しているな」と気付くことは少なくありませんでした。もちろん、選考が進むなかで企業の魅力に触れ、当初はそうでもなかった企業が、本当に第一志望に変わることも十分にあり得るのです。

だからこそ、最初から変に自分を偽るのではなく、そのときどきの正直な気持ちで向き合うことが重要だと、私は考えています。あなたの堂々とした誠実な姿勢は、きっと面接官にも伝わるはずですよ。

キャリアコンサルタント/就活塾「我究館」講師

吉田 隼人

プロフィールを見る

企業側がどういう返答なら内定を出したいかを考えて伝えるべし

私がこれまで多くの学生を見てきた経験から結論を言うと、就職活動で志望度を聞かれた際には「御社が第一志望です」と必ず言い切るべきだと考えます。この志望度についての質問は、恋愛に例えるのが一番わかりやすいかもしれません。

たとえば、「ほかにも好きな人がいるけど、付き合ってください」「お金をたくさん持っていそうだから、付き合いたいです」などといわれて、付き合いたいと思う人がいるでしょうか。

これまでの採用支援の経験上、企業もこれとまったく同じで、「第一志望群です」「第一志望ではありません」など正直に言う学生と一緒に働きたいと思う会社は、残念ながらほとんどないといえます。

もしあなたがほかの学生と比べて相当魅力的なのであれば「それでも良いから内定を出したい」と思ってくれるかもしれませんが、そうでなければ、正直に伝えるのはやめたほうが良いと私は思いますね。

正直すぎる回答は失礼な態度としてマイナス評価になる可能性もある

また、私が重要だと考えているのは、そもそも「正直」であることだけが、必ずしも誠実さや熱意が伝わるわけではない、という点です。

もちろん、自分の本音や本心を認知しておくことは絶対に必要です。そのために自己分析などで自分の思いを言語化しておくことが重要だと、私も普段の指導のなかで強調しています。

しかし私としては、面接のなかで本音や本心をそのまま正直に話す必要はなく、それとこれとは別問題だと思うのです。

これまで多くの就活生を見てきたなかでも、正直すぎる回答をして「正直者だな」と思われるということはまずなく、「失礼だな」と思われてしまうケースがほとんどでした。

正直であることと、相手のことを考えられない自分勝手・自己満足なコミュニケーションとは違います。そうしたコミュニケーションは避けるべきだと思います。

私が社会人として、またアドバイザーとして基本だと考えているのは、他者への思いやりです。「それを話すと、相手がどう思うか」という視点を忘れずに持ってほしいと、私は常々アドバイスしています。

以下の記事では、就活に関して嘘が及ぼす影響を詳しく解説しています。併せて参考にしてみてください。

面接で第一志望を聞かれたときの回答法は、次の記事で詳しく解説しています。第一志望は他社であると伝える場合の回答方法も詳しく説明しているので、参考にしてみましょう。

過去内定者の面接回答集を確認してください

面接で聞かれる質問に答えられるか不安ですよね。ただ、何を質問されるか分からず対策しようにも出来ない人は多いはず。

そこで、活用したいのが無料の「面接回答例60選」です。この資料があれば、人気企業の面接でよく聞かれるような質問とその答え方60通りが一目でわかります。

どんな質問が来ても確実に回答できるようになれば、面接はもう怖くありません。今すぐ活用し、面接を突破するのに役立てましょう!

その他関連Q&A

TOP

PORTキャリア