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就活でサークル活動について嘘をついたらダメですか?
面接でアピールできることがあまりないので、サークル活動について話を盛って話そうかなと思っています。実際には幽霊部員のような感じでほとんど参加していなかったのですが、それ以外話せることがありません。
たとえば、リーダーを務めていたとか、サークルの活動で困難を乗り越えたといったエピソードを何かしら作ろうと思います、バレなければ大丈夫でしょうか?
もし嘘がバレてしまった場合、内定取り消しなどのリスクはありますか? また、嘘をつかずに、あまり活動していなかったサークルについて正直に話す方が良い場合、どのようにアピールすれば良い印象になるのかも知りたいです。
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
嘘はつかずに正直な自分で勝負しよう
今日は「就職活動でサークル活動について嘘をついていいの?」という質問ですね。私がこれまで多くの学生さんをみてきた経験から、アドバイスします。
結論からいうと、嘘は絶対にダメです! サークル活動について少し話を盛るくらいなら、すぐに大きな問題になることはないかもしれませんが、私の経験上、たとえば「サークル長を務めていました」といった役割に関する重大な嘘は、非常に大きなリスクになります。
私自身も、模擬面接などで学生さんの話を聞く機会がありますが、深掘りする質問に対して具体的なエピソードや当時の感情を答えられず、話の内容が疑わしくなってしまったケースをみたことがあります。残念ながら、そうしたケースでは、やはり良い結果にはつながりにくいものです。
私が面接官の立場で話を聞くときもそうですが、面接官は話の細かな部分や感情の動きから、意外と「これは本当の話だろうか?」と感じ取るものです。もし信用を失ってしまえば、内定を得ることは難しいと、私は考えています。
背伸びをしなくてもあなたの経験にこそ価値がある
だからこそ、私がいつもおすすめしているのは、たとえ小さな経験でも正直に話すことです。積極的にかかわれなかったけれど、その経験から学んだことというのも、私からみれば立派な成長ストーリーになりえます。
もしサークル活動で話せることが少ないと感じるなら、ほかにあなたらしいエピソードがないか、一緒に探してみませんか? アルバイトや学業、趣味など、どんな経験でもかまいません。
ガクチカ(学生時代に力を入れたこと)がみつからないと感じるときは、キャリアコンサルタントのような専門家に相談するのも非常に有効な手段です。
私のこれまでの指導経験から断言できますが、絶対にあなたの持ち味がいきるストーリーはあるはずですよ。応援しています! がんばってください!
等身大の自分で勝負することが何よりも重要
私がこれまで多くの学生さんをみてきた経験からいうと、就職活動でサークル活動などの話を「盛る」こと、つまり事実と異なる内容を話すことはおすすめできません。
確かに、サークルの話の裏を企業がとることは現実的に難しいため、バレる可能性は低いかもしれません。これは、私も認識している現実です。
しかし、私が懸念するのは、仮に運よく入社できたとしても、その後にミスマッチが生じてしまう可能性がかなり高いということです。
たとえば、これは私がよく指導のなかで例に出すのですが、サークルでリーダーをやっていなかったのに「リーダーをしていた」といって運よく内定を獲得してしまった場合、入社後、あなたには「リーダーシップがある人」として仕事や役割が与えられる可能性があります。
そうなったとき、本来の自分とは異なる期待をかけられ、仕事で十分なパフォーマンスができなかったり、まわりの期待に応えられずに会社で居心地が悪くなってしまうのではないかと、私は心配しています。それは想像以上につらいことです。
また、成果も出しづらくなるため、その後の転職でキャリアアップを図ることも難しくなってしまう可能性があると考えています。
ありのままを伝える誠実さこそが内定への近道
実際、私もこれまで会社で面接官を務めたり、模擬面接などをおこなうなかで、正直に申し上げて、嘘の話や不自然に盛られた話にはかなりの確率で気づいてしまいます。
これは多くの面接官が経験していることだとおもいますが、何百人、何千人と学生さんと接していると、話の内容はもちろん、表情、目線、声のトーン、立ち居振る舞いといった非言語的な部分から、不自然さに気づくものです。
会社にもよりますが、内定取り消しの可能性もゼロではありませんし、もしそうでなくても、周囲から「嘘つき」という目でみられながら仕事を続けることになれば、出世やキャリアアップも難しくなってしまうのではないかと、私は危惧しています。
ですから、私が最終的にお伝えしたいのは、嘘で自分を飾るのではなく、等身大の自分を受け入れてくれる会社をみつけることこそが、長期的な成功への近道だということです。
就活で嘘をついたり、話を盛ることのリスクはこちらの記事でも詳しく解説しています。併せてチェックをしておきましょう。
ガクチカが何もないと悩んでいる人はこちらの記事も確認してみてください。おすすめのガクチカのテーマを紹介しています。
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