この記事のまとめ
- 努力ができない人は3つのタイプに分かれる
- 努力ができないという現状は5つの方法で打破できる
- 明日から自分を変えるコツを知って努力できる人になろう
目指す目標が明確になっていても、なぜか努力ができないと悩んでいる人も多いのではないでしょうか。努力ができない自分を責めてしまい、余計につらい気持ちになる場合もありますよね。
努力ができない理由がわからず自分を責めてしまう人は、この記事を読むことで努力ができない原因や自分を変えるコツがわかり、目指す目標が達成できるようになります。
この記事では、キャリアコンサルタントの吉野さん、有馬さん、永田さんと一緒に、努力ができない人の特徴や状況を打破する5つの方法を解説します。自分がどのタイプに当てはまるのか照らし合わせて、自分に合った対策を立てましょう。
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努力ができない理由を理解して目的達成までの道筋を明確にしよう!
努力ができない理由は、人によって興味が続かない、欲求が多いなどさまざまな理由が考えられます。理由によって対処法は異なるため、自分がなぜ努力ができないのかを明確にすると、目標を達成するまでにやるべきことがわかります。
しかし、そもそも自分がなぜ努力ができないのか自体がわからない人もいるかと思います。
そこでこの記事では、前半で努力ができない人のタイプを3つに分けて、それぞれの特徴を解説します。自分がどのタイプに当てはまるのか理解して、努力ができない原因を明確にしましょう。
その後で、努力ができない状況を打破する5つの方法や、明日から自分を変えるコツを解説します。記事を最後まで読めば、努力ができるようになり目標達成が近付きますよ。
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自分を客観視してみよう! 努力ができない人の3タイプの特徴11選
努力ができない理由は、自己肯定感の低さや理想が高さなど人によって異なります。自分がどのような理由で努力できていないか理解していないと、直すべき部分がわからず解決が難しくなるのです。
この章では、努力ができない人を3つのタイプに分けて、それぞれの特徴を解説します。人によっては複数の要因が組み合わさっている場合もあるため、自分の傾向を理解しておきましょう。
忍耐が足りない飽き性タイプの特徴3つ
忍耐が足りない飽き性タイプの特徴3つ
飽き性で一つの物事に集中できない人だと、ほかのことへ目移りしてしまい、目標達成まで努力が継続できないケースがあります。
飽き性タイプに当てはまる場合は、一つの物事に集中できるよう進め方を工夫する必要があります。行動の開始自体はできるため、努力を継続できる方法を考えましょう。
ここでは飽き性タイプの特徴を詳しく解説するため、自分に当てはまるか考えましょう。自分に当てはまる特徴が理解できれば、それに合わせた対策を考えられるようになりますよ。
ただ、飽き性自体は悪いことではありません。向いている仕事もあるため、適性を理解すると活躍できるケースもあります。下記の記事では飽き性に向いている仕事を解説しているため、目を通しておきましょう。
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①興味の対象がほかへ移りやすい
目標に向けて努力し始めても、途中でほかのことに興味が出て達成できなかったという経験をした人も多いのではないでしょうか。このような理由で毎回努力が続かない人は興味の範囲が広く、少しでもほかの内容が気になると手を出さずにはいられない傾向があります。
また、努力している途中で困難があると、「もういいや」と思いほかのことを始めてしまう場合もあります。結果として、目標を達成する前に努力の継続をやめてしまうことにつながります。
興味がほかの対象に移ってしまうと、浅く広く知識が身に付く分、中途半端になりがちです。深い知識が乏しいため、趣味でも仕事の場面でもなかなか役立つことが少ないのです。
趣味と仕事の違いは、自己満足か他者のためかという点にあります。趣味は自分が楽しむ目的で問題ありませんが、仕事は他者のために役立つことが求められます。
業務習得の途中で「興味がなくなったから」という理由で辞めてしまうと、身に付く職業能力が減ってしまい、今後のキャリアにマイナスな影響を与える可能性があります。
興味がほかのことへ移りやすい人は、優柔不断になりがちです。ただ、優柔不断は見方を変えれば良い面もあります。下記の記事では優柔不断の長所やアピール方法を解説しているため、飽き性で悩んでいる人や面接を控えている人は目を通しておきましょう。
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②好きなことへの欲求に負ける
目的へ向けて努力している際に、趣味ややりたいことへの欲求が勝ってしまう経験をしたことがある人は多いのではないでしょうか。自分で決めた目標とはいっても、達成までの道のりが困難であるほど、やりたいことを優先してしまい努力が続かなくなる傾向にあります。
努力し続けることは楽しいことばかりではないため、興味や好きなことの誘惑に負けてしまうこともありますよね。
映画や漫画をはじめとした娯楽など、欲求を満たすものは世の中に数多くあるため、特に趣味が多い人はさまざまな物事に興味が出てしまいその分欲求は強くなるのです。
③集中が長く続かない
目標を達成するために努力を始めても、集中力が続かなければ継続できません。
やる気があっても集中力が続かないという人は、日々の生活のストレスや仕事の忙しさで十分な休息や睡眠が取れていない可能性も高いです。
しかし、純粋に物事に集中して取り組むのが苦手という人もいるでしょう。努力しなければいけないとわかっていても、危機感や緊張感が少ないと集中力を保ちにくいというタイプです。
このように、集中できない要因にはさまざまな理由があり、努力しなければとわかっていても実行に移せない人は多くいます。
集中力が続かない原因として、その目標を根本では納得できていない可能性があります。
私も周りから取るべきだと言われた資格の勉強はなかなか進みづらいですが、自分で必要性を感じて取り組む資格の勉強は継続できます。
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自分に自信が持てないマイナス思考タイプの特徴4つ
自分に自信が持てないマイナス思考タイプの特徴4つ
考え方がマイナス思考になりやすい人は、努力ができない傾向にあります。マイナス思考タイプだと、努力していても少しうまくいかないだけで、目的が達成される前に諦めてしまう場合があるからです。
マイナス思考タイプの人が努力できるようになるには、自分自身を認めてできることからする必要があります。
ここでは、マイナス思考タイプの特徴を4つ詳しく解説します。自分に当てはまる部分がないか探してみて、どのような考え方の傾向があるのか把握しましょう。
④他人と自分を比較してしまう
マイナス思考タイプの人は、努力しても自分では他者と同じようになれないと考え、目標達成前に諦めてしまうケースがあります。
たとえば、資格取得に向けて勉強をしていても、実際に資格を取得した人の体験談を読み、「自分には難しい」「あの人より劣っている」と諦めてしまう傾向があるのです。
また、マイナス思考な人は目標達成に向けて他者と同じ努力をしても「自分だけ目標が達成できなかったらどうしよう……」と失敗を過度に恐れ、努力をやめてしまいやすいという特徴もあります。
他人と自分を比較するとどうしてもネガティブな側面が見えてしまうため、結果が出る前に失敗することを考え、ショックを受けないようにと始めから努力を避けてしまうのです。
- 昔から他人と比較してしまう癖があるのですが、こうした自分にとって努力や継続は向いていないのでしょうか?
「過去の自分」と比較すれば努力や継続は十分に可能
比較してしまう癖がある人にとって、努力や継続することは向いていないわけではないと思います。ただ、比較したときに後ろ向きなとらえ方をしてしまいやすい傾向にある人にとってはつらい状態が続いてしまうかもしれません。
比較した後に「自分は自分」と割り切ることができれば良いのですが、それによって落ち込んでしまう人はできるだけ他者と比較をしないほうが良いですね。
比較するにしても「以前の自分」と比べるように意識をすることで成長を実感しやすくなり、過度に落ち込むことも減っていくでしょう。
⑤周りからの期待やプレッシャーを感じやすい
周りからの期待やプレッシャーを感じやすいマイナス思考タイプの人は努力ができない傾向にあります。努力しても報われなかった場合に、期待していた周囲の人を失望させることを恐れてしまうからです。
また、目標を達成できず周囲に失望されれば、自分の評価が下がる可能性があります。そのことにプレッシャーを感じれば、結果が出る前に諦めてしまうかもしれません。
このように周囲からの期待にプレッシャーを感じやすい人は、自分のおこないに対する評価を自分自身ではなく他人に委ねる結果、失敗が怖くなり努力ができない傾向にあるのです。
マイナス思考の人は心配性の側面もありますが、メリットもあります。下記の記事では、一般的には短所と思われる心配性のポジティブな側面を解説しているため、併せて参考にしてください。
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⑥過去に努力が報われなかったトラウマがある
以前は努力できていた人でも、その結果が報われずトラウマになってしまうと、努力ができなくなる可能性があります。努力したにもかかわらず結果がともなわないと、努力自体が無駄だと考えてしまうのです。
努力することは楽しいことばかりではなく、つらい思いをするケースも多々あります。つらい思いをしたにもかかわらず、努力が実らなければさらにトラウマが蓄積してしまう可能性もあります。
このように過去に何度も同じようなネガティブな経験があると、努力すること自体が嫌になってしまいやすいのです。
- 過去に努力してもうまくいかなかったことを思い出してしまい前に進めません。どうしたら再度努力できるようになりますか?
成功体験からポジティブな側面を洗い出すのが努力のカギ
努力してうまくいった経験もあるはずなので、思いつく限り書き出して、前回はたまたまうまくいかなかっただけでそれまではうまくできていたと成功体験を思い出し、自己肯定感を上げましょう。
成功体験を思い出すことが難しいという場合には、そのうまくいかなかったことはどうすればうまくいったのかを考えてみましょう。おそらく努力とは別の視点が見えてくると思います。
人の助けを借りればよかった、もっと時間があれば間に合った、などと解決策を出して、過去のトラウマへの成功イメージが持てると失敗を努力と切り離すことができ、前に進みやすくなります。
成功体験がなくて悩んでいる人はこちらの記事を参考にしてみてください。見つけ方や今から積む方法を詳しく解説しています。
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成功体験がない人は、考え方や着眼点の問題で成功体験に気付いていない可能性があります。この記事では、成功体験の見つけ方や積み方をキャリアコンサルタントと一緒に解説します。成功体験は今からでも積めるため、諦めずに行動に移しましょう。
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⑦やる前から諦めてしまう
自己肯定感の低いマイナス思考タイプの場合、「自分なんかが努力しても意味がない」と考え、努力する前に諦めてしまいがちです。実際に行動して結果がともなわないと自分自身がショックを受けてしまうため、自己防衛の手段として行動しないという選択を取ってしまうのです。
また、やる前から諦めてしまう人の場合は、実際に努力した経験がない人もいます。努力した経験がないと、やり方がわからず目標達成までの道筋が立てられず、一歩目を踏み出す方法もわからない人が多いのです。
特に今まで目的を達成した経験がない人の場合、やる前から諦めてしまうケースが多い傾向にあります。
何かを成し遂げた経験が乏しい人ほど、やる前から諦めてしまう癖が共通しているように感じます。
いきなり大きなことをやろうとせず、まずは目の前の小さなことから達成していくように心掛けましょう。
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理想が高い完璧主義タイプの特徴4つ
理想が高い完璧主義タイプの特徴4つ
自分自身の理想が高く完璧主義の傾向がある人は、努力しているにもかかわらずその結果に満足できず、自分の努力が不足していると思い込んでしまうことがあります。
このタイプの人は、どれだけ他者に認められても自分自身を認めて納得することに抵抗を感じやすいため、自発的に努力をしようとはなかなか思えないものです。
ここでは、完璧主義タイプの人が持つ特徴を4つ解説します。自分が完璧主義タイプで努力ができない人の傾向に当てはまらないか考え、自分にどのような原因があるのか理解しましょう。
⑧物事を先延ばしにしやすい
物事を先延ばしにするのは、努力ができない完璧主義タイプの人の特徴の一つです。
自分が完璧に納得してからでないと行動し始められないため、結果的に物事を先延ばししてしまい、努力が続きにくくなります。
特に、資格取得やテスト勉強など目標達成までに期間がある場合は、「まだ大丈夫」「明日やろう」と先延ばしにしがちです。気付いたときにはもう努力する時間がなく、「完璧にできないならやらないほうがマシだ」と目標達成自体を諦めてしまうケースは少なくありません。
先延ばし癖がある人は、仕事でもプライベートでも同じ傾向があります。努力するかしないかに限らず、多くのものごとを後回しにしてしまい、間に合わないタイミングで気付くケースが多いのです。
⑨結果がともなわないと努力と認められない
完璧主義タイプの人は、努力ができないわけではなく、努力しても仮に結果がともなわなければ自分自身を認められない傾向にあります。つまり、自分が定めた目標を達成していないのは、「自分の努力が足りなかったから」と考えてしまうのです。
しかし、結果がともなわなくても努力していたという事実は変わりません。その点を理解しないと、ほかの事柄で努力しても結果に納得できないのです。
難しい資格や勉強では、必ずしも結果がともなうとは限りません。結果が出るまで努力する必要がありますが、一度の努力が実らなかった経験で自分を責めて努力を諦めてしまう人も多くいます。
⑩努力できなかったことを過度に悲観する
努力ができない自分を、過度に責めてしまう人もいるでしょう。人には限界があるため、努力しなければと思っていても好きなことをやりたい気持ちや疲れて休みたい場合もあるはずです。
努力しなければいけない状況でサボってしまえば、自分自身を責めてしまい過度に悲観しかねません。結果的に次に努力するタイミングが来ても「以前自分は努力ができなかった」という点に着目してしまい、努力を避けてしまうのです。
また、努力できなかったことを過度に悲観する人は、できなかった自分を受け入れることにも時間がかかります。事実を受け入れるまでに時間がかかれば、さらに目標達成までにかかる時間が長くなるのです。
⑪達成できない目標を立てる
完璧主義の傾向がある人は、努力しても達成が難しい高い目標を立てるケースもあります。努力しても達成できない目標とは「見通しが立っていないのに年収を上げる」「数日の勉強時間で難しい資格を取得する」などです。
完璧主義だと、達成不可能な目標を立てているにもかかわらず、うまくいかなかった原因は努力が足りなかったからだと思い込みがちです。そのため、目標の立て方が問題だったと気付かず、努力ができなかった自分が悪いと考える傾向にあります。
また、完璧主義の人は自分への期待が大きいからこそ達成できない目標を立てる傾向があります。達成できなくとも目標を見直さないため、結果が出ないことを自分の努力不足ととらえてしまい、努力ができなくなってしまうのです。
目標を立てるコツは、目標が適切かどうかを確認するために第三者の助言を求めることです。たとえば、大学受験の際も志望校選びは先生に助言を仰ぐことが一般的です。
第三者からの意見なしに自分自身の実力やレベル感を正確に把握するのは難しいものです。
あなたが受けない方がいい職業を確認しよう
就活では自分に適性がある仕事を選ぶ事が大事です。適性が低い仕事に就職すると、イメージとのギャップから早期の退職に繋がってしまうリスクがあります。
そこで活用したいのが「適職診断」です。簡単な質問に答えるだけで、あなたの強み・弱みを分析し、適性が高い職業・低い職業を診断できます。
強み・弱みを理解し、自分がどんな仕事に適性があるのか診断してみましょう。
・楽しく働ける仕事がわからない人
・時間をかけずに自己分析をしたい人
改善点を見つけよう! 努力ができない状況を打破する5つの方法
飽き性 タイプ | マイナス思考 タイプ | 完璧主義 タイプ | |
---|---|---|---|
①目標と期限を具体的にする | ⚪️ | ||
②初めは低めの目標にして 一歩目を踏み出す練習をする | ⚪️ | ⚪️ | |
③一緒に努力する仲間を作る | ⚪️ | ||
④努力を楽しめる仕組みを作る | ⚪️ | ⚪️ | |
⑤目標を達成させた人に意見を聞く | ⚪️ | ⚪️ | ⚪️ |
ここまで説明したように、努力ができない理由は個々のタイプによってさまざまであり、原因によって立てる対策や状況を打破する方法が異なります。自分に合わせた対策を立てなければ、努力ができない状況を改善できず悪循環に陥る可能性もあるのです。
この章では、努力ができない状況を打破する方法を詳しく解説します。自分に必要な方法を見定めて、実際に行動に移しましょう。
①目標と期限を具体的にする
努力ができない理由が完璧主義なのであれば、目標と期限を具体的にするのがおすすめです。目標が明確になれば達成までの道筋がはっきりするため、何をしたら良いかわかりやすくなり、行動の一歩目を踏み出しやすくなるのです。
また、資格取得やテスト勉強などの目標であれば期限がありますが、なかには「語学の勉強をする」「年収を上げる」といった明確な期限がない目標もあります。期限がないとだらだらしてしまい、先延ばしにしがちです。
期限のない目標に対しては、自分でいつまでに達成するか決めるようにしましょう。目標達成に向けて一つずつステップを定め小さな期限を設定しておけば、先延ばしにせず努力が続けやすくなるのです。
- 自分で目標を立てる場合、期限をどのように設定すれば良いか迷ってしまうのですが、目安はありますか?
目標の期限設定を失敗しないためのポイントは「目標の細分化」
私がおこなっている方法ですが、まず「最終目標の理想の時期」をある程度決めます。5年後なのか、10年後なのか、まずは最終地点がどこかを定めてみてください。
その次に中間目標を定めます。今の自分と最終目標のちょうど中間あたりですね。その後に、短期的な目標を決めます。
このように3段階に分けて「やること」と「期間」を決めていくと少しずつすべきことが明確になって行動できるようになってきます。
いきなり最終地点だけを目指すと大きすぎる壮大な目標になってしまい、かといって目先のゴールだけ決めていてもどこに向かうべきかわからなくなって迷子になってしまいます。
そのため、段階的に目標を定めていくことをおすすめします。
②初めは低めの目標にして一歩目を踏み出す練習をする
目標達成までのハードルが高いと、なかなか努力しはじめるきっかけが得られない場合もあります。努力しなければならない状況になっても行動に移せなければ、達成には近付けません。
目標が高く達成までに時間がかかる場合は、達成までにかかる道のりを細分化し低めの目標を立てましょう。低めの目標であれば達成しやすいため、一歩目も踏み出しやすくなるのです。
低めの目標を達成できるようになれば自信もつき、だんだんと大きな目標へ向けて努力できるようになります。
始めは「1分だけ運動する」「1ページだけ勉強する」など、気軽に達成できる目標を立てれば、今まで努力ができなかった人でも努力ができるようになります。
プライベートで目標の達成を目指すという手もある
「資格を取得する」「年収を上げる」などの目標は、仕事にもかかわり達成しなければというプレッシャーが高くなりがちです。目標に対してプレッシャーを感じる場合は、プライベートでの目標達成を目指しましょう。
たとえば、「毎日1ページだけでも読書する」「5kgダイエットするために1日10分運動をする」といった目標です。プライベートの目標は達成できずとも大きな問題はなく、かつ気軽に取り組めます。
プライベートで成功体験を積めば、仕事での目標を目指すモチベーションを保ちやすくなります。また、目標を達成するためにどのように努力すれば良いかも理解でき、仕事でも成功体験を得やすくなるのです。
仕事での目標達成にプレッシャーを感じて努力ができないときは、プライベートで何かできることがないか探してみましょう。
③一緒に努力する仲間を作る
一人で努力をするのが難しければ、仲間を探すのもおすすめです。たとえば、コミュニティに所属したり、友人と同じ目標を設定したりしましょう。他者と一緒に努力していれば、何かつまづいたときにも相談しやすくなります。
一緒に努力する仲間を探すのが難しければ、XやInstagramなどSNSの利用もおすすめです。「#勉強仲間募集」「#ダイエット仲間募集」といったハッシュタグを利用すれば、自分と似た境遇の人にも出会いやすくなります。
また、自分が目指す目標を実際に達成した人に出会えれば、目的を達成するためのノウハウを聞くことも可能です。目的達成の可能性が高まり、前向きな気持ちで努力できるのです。
一緒に努力する仲間を作る手段の一つとして、周りの友人に自分の目標を公言することがおすすめです。
同じ目標でなくても、あなたの努力に影響を受けて「じゃあ私はこれを目標にするから一緒に頑張ろう!」という友人や応援してくれる友人が見つかります。
まずは自己分析ツールで自分の強み・弱みを確認しよう!
「自己分析って時間がかかるし、正直面倒だな」と思っていませんか。
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自己分析を億劫に感じるときは、ツールを使って効率化しましょう。
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④努力を楽しめる仕組みを作る
「努力をしなければ」と無理をしすぎて、途中で嫌になってしまった経験がある人もいるのではないでしょうか。その場合は、「勉強した後におやつを食べて良い」「目標を達成したら行きたかった場所へ旅行する」など報酬を設定するのがおすすめです。
努力だけだとつらいと感じてしまう場合でも、達成のたびに楽しめる仕組みがあれば継続しやすくなります。小さな目標を設定している場合は、その都度報酬を用意しましょう。達成するたびに楽しみがあるため、気付いたら大きな目標を達成していたというケースもあるのです。
ご褒美にお金をかけたくない場合は、自分がその日にした成果をSNSで報告しフォロワーにいいねをもらう方法も、努力を続けるモチベーションになります。
⑤目標を達成させた人に意見を聞く
目標達成までの道筋が明確でない場合は、実際に達成した人の意見を聞く方法もあります。その人がした努力を理解できれば、自分に必要なことがわかり行動に反映させやすくなるのです。
意見を聞く相手は、先輩や上司など身近な人から選びましょう。努力している途中でつまずいたときも、気軽に相談できるからです。
もし身近に当てはまる人がいなければ、インターネット上で探す方法もあります。インターネット上には多くの人が達成するまでの道のりを公開しているため、自分と境遇が似た人が見つかる可能性もあるのです。
自分一人で考えて努力するよりも一歩先を進んでいる人を参考にしたほうが、目指すべき方法が明確になり、努力ができるようになります。
- 努力できないときに他者の意見を聞くときは、どのような内容を聞けばいいですか?
実際におこなった具体的なアクションを聞いてみよう
他者からアドバイスをもらうときには精神論ではなく、コツを聞くことが重要です。問題解決に役立つちょっとしたヒントやコツを教えてもらい、「これなら実行できる」と感じるものから始めると効果的です。
たとえば、「タイピングが遅い」という問題に対しては、「タイピングゲームを試してみると良い」「指の置き方を復習してみる」「毎日始業前の5分間を練習にあてる」といった具体的なアドバイスがあります。
さまざまなコツを試してみれば、そのうちの一つくらいは習慣化できるでしょう。気軽に実践してみてください。
キャリアのプロが解説! 努力ができない人が明日から自分を変えるコツ
努力ができない自分を悲観して自分を変えたいと思っても、何からすれば良いかわからない人もいるかと思います。頑張ってもどうせ変われないと思い込み、一歩目を踏み出せない場合もあるでしょう。
ここでは、キャリアコンサルタントである永田さんに、努力ができない人が明日から自分を変えるコツを解説してもらいます。努力ができるようになるために必須の考え方を紹介しているので、よく読んで今後の人生に活かしてみてください。
アドバイザーコメント
永田 修也
プロフィールを見る「努力ができない」のほとんどは事実ではなく思い込み
まず「自分は努力できない人間だ」という思い込みを書き換えてしまいましょう。これまで生きてきた中で、受験、部活、趣味など何かを得るために必死になって取り組んだ経験というのは誰しも少なからずあるのではないでしょうか。
難しい課題や高い壁を目の前にしてしまうと「自分は努力できない人間だから」と諦めてしまうかもしれませんが、誰かと比較する前に過去の自分を比較対象にしてみましょう。
「これまでの自分よりちょっとだけ上を目指そう」という思考になれれば、やっても無駄だと思っていたことや一歩踏み出せずにいたことへも取り組むきっかけになります。
努力は何歳から始めても遅すぎることはない
私ごとですが、この歳になって社会人から大学院へ進学しようという無謀にも思えるチャレンジの最中でもあります。いくつになってもチャレンジすることはできます。そのためには、誰かと比べることではなくライバルは自分自身であること、そして目の前の地道な一歩を積み重ねていくことだと思います。
明日から何かを変えたいと思っているあなたであれば、絶対大丈夫です。必ずうまくいくという確信を持って取り組むようにしてみてください。
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無駄ではない! 努力することで得られるメリット
無駄ではない! 努力することで得られるメリット
- 成果につながらなくてもスキルや知識が身に付けられる
- 努力が実を結んだことで自分を認められる
- 次の努力へのハードルが下がる
今までに努力できなかった経験があると、努力すること自体にプラスのイメージが持てず、意味を見出せない人もいるのではないでしょうか。努力することにメリットを感じなければ、コツを理解しても実行に移せません。
この章では、努力することで得られるメリットを3つ解説します。メリットを理解しておけば、努力することの意味を見出せて行動にも移せるようになるでしょう。
成果につながらなくてもスキルや知識が身に付けられる
努力ができないことが続くと、結果をともなわなかったりやる前から諦めてしまったりする場合があります。しかし、成果がでなくても努力をしていればスキルや知識は身に付くのです。身に付けたスキルや知識をさらに高めていけば、将来的に目標を達成できる場合もあります。
また、一度身に付けたスキルや知識は簡単にはなくなりません。目標を達成できなくても、仕事やプライベートなどどこかのシーンで役立つ可能性もあります。
たとえば、ファイナンシャル・プランナーの資格取得に向けて勉強をした経験があれば、家を買うときにローンの知識が役立ちます。実際に成果が得られなくても、努力を続けることは無駄ではないと理解しておきましょう。
特に、自己肯定感が低くやる前に諦めがちな人は、まずは目標達成ではなく、努力したことによるスキルアップを目的にするのがおすすめです。
努力が実を結んだことで自分を認められる
努力して自分が決めた目標を達成すれば、自己肯定感を高められます。自分がしてきた努力が無駄ではなかったと認められるからです。
努力ができない理由のなかには、過去に努力しても報われなかったトラウマがある人もいます。そのようなタイプの人が再度努力して実を結べば、自分のことを認められ、今後も努力ができるようになる可能性が高いです。
マイナス思考のタイプや完璧主義の人は、まず自分を認めなければ努力できるようになりません。実際に行動に移していても、結果に納得できない場合もあるからです。小さな成功でも自分を認めて、成功体験を積んでいきましょう。
次の努力へのハードルが下がる
一度努力した経験があれば、次に目標を設定した場合も努力に対してのハードルが下がります。ハードルが低くなれば、気軽かつ前向きに新しいことに挑戦しやすくなるのです。
特に、今まで努力して達成できた経験がない場合、努力をしてもまた目標をかなえられないことを恐れてしまい、努力するための一歩目を踏み出しにくくなってしまう傾向にあります。
しかし、一度努力ができれば行動できたこと自体への自信がつくため、次の努力をしやすくなります。徐々に努力が実を結ぶ経験を重ねられ、気付けば努力することに抵抗がなくなり、目的をかなえられる可能性が高まります。
何が起きるか知っておこう! 努力ができない状態が長引くと陥る状態
努力ができない状態が長引くと陥る状態
- 仕事ができない人と評価される
- 失敗を他人のせいにして人間関係が悪化する
- 自己肯定感が低くなり行動が怖くなる
- 将来の目標や夢がかないにくくなる
努力ができない場合でも、支障がなければ構わないと考える人もいるかもしれません。しかし、努力ができないと仕事にもプライベートにも問題が生じるのです。
ここからは、努力ができない状態が長引くと陥る状態を解説します。努力ができない状態を放置すると何が起きるか理解しておけば、現状を放置しようとは思わず努力できるようになります。
仕事ができない人と評価される
社会人として働いていると、スキルアップや知識の習得で努力が必要になるシーンが多々あります。努力ができないままでいると新しい仕事を覚えられず、成長が見えないため仕事ができない人と評価される可能性があるのです。
仕事ができないと評価されれば、昇給や昇格が望めず希望する未来をかなえられないかもしれないうえに、経済的困難に追い込まれるリスクも高まります。
また、仕事の時間はプライベートの時間と同じくらい長いものです。仕事ができない人と評価されれば、働く時間を楽しめないことでつらい思いをする可能性もあります。
仕事を通じた人間関係は、社交としても将来の人脈形成としても非常に役立ちます。
しかし、「仕事ができない」「克服の努力もしていない」という評価を受けると、人間関係づくりにマイナスの影響を与える可能性があります。
失敗を他人のせいにして人間関係が悪化する
自信がなく努力できず必要なスキルや知識が身に付かないと、仕事でも成果を挙げられず周囲に迷惑がかかります。しかし、努力ができない原因が自分にあると認められない場合、失敗を他人のせいにしてしまう場合もあるでしょう。
自分に原因のある事柄を他者のせいにすれば、人間関係の悪化を招きます。仕事でもプライベートでも、人間関係が悪化すればうまくいかないことが増えていきます。
うまくいかないことが増えれば、努力したい気持ちがあっても集中できなくなり、結果的に別のことに意識をとられてしまい、やるべきことまでできなくなる可能性もあるのです。
仕事というのはほとんど人間関係によって成り立っているといっても良いです。
そのなかで関係性が悪化すると、仕事がしにくくなるのはもちろん、人によってはメンタル不調など体調を悪化させる原因にもなります。
自己肯定感が低くなり行動が怖くなる
努力ができない状況が続くと、成果を挙げられないため自己肯定感が低くなります。自己肯定感が低くなると、行動を起こすこと自体が怖くなってしまい、さらに努力ができない悪循環につながるのです。
自信がなくなれば努力自体にも意味を見出せなくなるため、スキルアップや知識の習得ができず仕事面でも成長が難しくなります。仕事での立場も上がらないため、徐々に自己肯定感が下がってしまいます。
また、努力し始めたとしても途中でやめてしまったり結果を認められなかったりする可能性もあるので、努力ができない負のループから抜け出せなくなる可能性もあるのです。
将来の目標や夢がかないにくくなる
目標や夢をかなえるために人は努力するものであり、努力ができないと目標を達成は難しくなるのです。たとえば、「仕事でスキルアップして年収アップを目指す」と決めていても、努力ができなければ結果はついてきません。
将来の夢や目標がかなわなければ、今の状況をだらだらと続けてしまい結果的に成長できないため、さらに自分を責める悪循環につながる可能性もあります。
また、将来の夢によっては時間が経ってからでは取り戻せない内容もあります。結果的に目標をかなえられず、ショックを受けることもありえるのです。
- 将来の夢や目標がなく、努力することに意味を見出せません。将来どうなりたいかはどのように決めればいいのでしょうか?
必要な努力は理想の自分から逆算して考えよう
今の自分に対しての満足度は100点満点中何点ですか? 100点でないのなら、どうなったら100点になるのかをできるだけ具体的に考えてみましょう。それがあなたのありたい姿です。
もし今の自分に100点満点の満足を感じているのだとしたら、逆に将来なりたくない姿や避けたいことを考えてみましょう。その状況にならないためには何が必要かを考えていくと、必要な努力も見えてきますよ。
将来の夢が決まらず努力ができない人もいるかと思います。自分の夢が明確にならない人は、下記のQAコンテンツを参考にしてみてください。
途中で諦めないために! 努力ができない人が成果を出すための注意点
努力ができない人が成果を出すための注意点
努力ができない理由がわかっても、実際に起こした行動が長続きしなければ、目標を達成できず悩む場合もあるでしょう。途中で諦めてしまえば、今まで努力した内容を無駄に感じてしまうかもしれません。
この章では、努力ができない人が成果を出すための注意点を解説します。実際に行動に起こすときにどのような部分に注意するべきか理解しておけば、目標を達成できる可能性が高まります。
努力できなくても自分を責めない
好きなことやサボりたい気持ちの欲求に負けて、努力ができない自分を責めてしまう人もいるかと思います。しかし、自分を責めると自己肯定感が下がるため、さらに努力ができない悪循環につながってしまいます。
努力をする期間は長いため、好きなことやサボりたい欲求に襲われることは多いはずです。そのためときには欲求に負けてのんびり過ごす日があっても、問題はないと考えましょう。
努力ができない自分を責めるのではなく、努力した部分を認めて褒める癖をつけるのがおすすめです。できなかった部分に目を向けるのではなく、良い部分を意識すると自分を褒めてあげやすくなります。
自分一人で抱えすぎない
努力ができない状況が続くと、成果が上げられないことに自分一人で悩んでしまう場合があります。努力ができない状況に悩みつつも、どうやって解決すれば良いのかわからなくなるのです。
その場合は、自分一人で抱え込まずに家族や友人に助けを求めましょう。他者の意見を取り入れれば、自分が気付かない視点の意見を得られ、解決へ導ける可能性が高まります。
身近に相談できる人がいない場合は、SNSやインターネットを通してすでに同じ目標を達成した人に助言を求める方法もあります。自分一人で達成を目指すよりも他人からの意見を積極的に取り入れることで、早く目標をかなえやすくなるのです。
努力ができないときに他者を頼る場合は、ただ話を聞いてもらうのも良いですし、アドバイスをもらうことも大事なことですね。
しかし、一人で抱え込んでしまうタイプの人は「話を聞いてもらう」ことが先決だと感じます。アドバイスだけもらっても根本的な気持ちが解消されていなければ、再び悩みに発展してしまう可能性があるためです。
無理をしすぎない
早く目標を達成したいからと、無理をして努力してしまう人もいるかもしれません。しかし、無理をした状態が続けば途中でつらくなってしまい、努力をやめてしまう可能性もあるのです。
目標を達成するときは、無理に早く叶えようとはせず、長い目で見ておきましょう。一度に大きな目標を目指すのではなく、小さな目標を立てて細かく達成感を得られるようにしてみてください。
また、休みたいと思ったときは必要な休息をとることも継続するためには大切です。努力し続けることはつらい場合も多く、続けるのが嫌になってしまう可能性もあります。努力をするのは大切ですが、継続を意識するなら自分がつらくなる前に休める環境を作りましょう。
努力を毎日継続するためには、すでに習慣化していることとセットにすると良いです。
私はビジネス系の音声配信を聞くことを継続していますが、毎朝必ずキッチンに行くので、見えるところにワイヤレスイヤホンを置いて耳にはめてから朝食を作るようにしています。
成長した自分を思い浮かべる
これ以上努力ができないと思ったときは、努力を続けることで成長した自分の姿を思い浮かべてみましょう。成長した姿を思い浮かべれば、理想的な姿に近付くために努力を継続できる可能性が高まります。
自分が成長した姿が想像できない場合は、自分がどうなりたいかを考えてみてください。目指す姿が明確になれば目的がはっきりして、努力する方向性が見えてきやすくなります。
努力を継続するためには、目的の明確化は欠かせません。努力ができずに悩むのであれば、目的を明確化させるためにも自分が目指す姿を想像し、必要な努力をはっきりさせましょう。
しかし、自分が将来どうなりたいかが思い浮かばない人もいるかと思います。そのときは、自身のキャリアプランについて考えてみましょう。キャリアプランを形成する方法がわからないときは、こちらの記事が参考になります。
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他人と比較しすぎない
努力ができないときに他者と自分を比較して、「自分にはできない」「努力しても意味がない」と考えないよう注意しましょう。他者と比較して努力ができない状況が続くと、成功体験が積めずに自己肯定感が低くなる理由につながります。
他者と自分を比較しないためには、自分の軸を持ち、比べるのは過去の自分と意識しましょう。過去の自分に比べて成長している部分に気付けば、努力している点に気付け、継続したり成果を出したりしやすくなります。
努力するうえで自分一人で悩みを抱え込まないことは大切ですが、他者と比較するのは良くありません。他者に意見を求めた場合でも、比較はせず意見だけに耳を傾けましょう。
努力ができない理由を理解して自分を変えるための一歩を踏み出そう!
努力ができないことには、飽き性だったり完璧主義だったりとさまざまな理由が考えられます。原因によって対処法が異なるため、自分が努力ができない原因を明確にしましょう。
努力ができない理由がはっきりすれば、自分を変えるための行動を踏み出しやすくなります。努力して目標を達成できれば、理想とした自分に近付けるはずです。目指す姿をかなえられるよう、できることからおこないましょう。
アドバイザーコメント
吉野 郁子
プロフィールを見る偉大なことを成し遂げることだけが努力ではない
努力は技術です。これまで何かに打ち込んだ経験がある場合は、その中で努力の仕方を学ぶことができます。経験がない場合でも、そのテクニックを応用することができます。
たとえば、受験勉強やスポーツなどでは、努力の仕方のノウハウが蓄積されています。受験漫画の『ドラゴン桜』が良い例です。
また、スマートフォンの使い方に関して、高齢者などの「苦手だけどマスターしなければならない」という人へのマニュアルや教え方は、非常にわかりやすく工夫されています。
デバイスの扱いが得意な人は見よう見まねでマスターしますが、若者でもスマホの操作が苦手であれば、高齢者向けマニュアルで習得することは立派な努力です。
ほかにも、敬語が苦手なら外国人向けテキストを読んだり、基礎知識のないことはジュニア向け入門書で学んだりするなど学習手段を工夫することは、立派な努力です。
良い自分になるために模索すること自体が立派な努力の証
努力は、するかしないかで二分できるものではありません。
さまざまな方法を試み、創意工夫を凝らし、時間と手間をかけて取り組んでいる自分をもどかしく感じるかもしれません。しかし、それこそが、他人から見れば「努力を続けている」と映る姿なのです。
執筆・編集 PORTキャリア編集部
> コンテンツポリシー記事の編集責任者 熊野 公俊 Kumano Masatoshi
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キャリアコンサルタント/公認心理師
Ikuko Yoshino〇就職支援歴18年。若者就労支援NPOに勤務の後、独立。現在は行政の就職支援施設にて、学生/既卒/フリーター/ニート/ひきこもり/女性などを対象に相談やセミナー講師を担当
プロフィール詳細キャリアコンサルタント/NC Harmony代表
Eriko Arima〇大手人材紹介会社で約5年、転職者や若者、女性のキャリア支援を担当した。その後はIT企業の採用責任者を務め、現在は幅広い世代を対象にキャリアや就職活動の支援もおこなっている
プロフィール詳細キャリアコンサルタント/メンタル心理カウンセラー
Syuya Nagata〇自動車部品、アパレル、福祉企業勤務を経て、キャリアコンサルタントとして開業。YouTubeやブログでのカウンセリングや、自殺防止パトロール、元受刑者の就労支援活動をおこなう
プロフィール詳細