この記事のまとめ
- 成功体験がないと思うのは自分の考え方の癖が原因の可能性がある
- 成功体験がないと感じたときに変えるべきマインドを就職支援のプロが解説
- 今からでも3ステップで成功体験を積んで選考でアピールしよう
就職活動の面接で成功体験を聞かれることがあるとわかっていても、自分自身の成功した体験が思い浮かばず、回答に悩んでしまう人もいるのではないでしょうか。
ただし、周りから見たら「成功している」と感じられるような身近な経験に対して、「この程度では成功とはいえない」と思い込んでいる可能性もあります。そのため、成功体験がないと感じるときは、自分の経験を細部まで振り返って当てはまる経験がないか考えることが大切です。
この記事では、成功体験がないと悩むときの対処法や見つけ方をキャリアコンサルタントの杉原さん、吉野さん、佐藤さんと一緒に解説します。自分の経験を振り返って、成功体験が本当にないのか考えてみましょう。
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成功体験がないと感じたときは自分の考え方の癖を整理しよう
成功体験がないと感じる人は、ほかの人から見れば成功しているにもかかわらず、自分のなかで「成功体験」として納得できていない可能性があります。だからこそ、自分一人で考えたときに成功体験がないと感じてしまうのです。
成功体験がないと悩む場合は、自分の経験を多角的に振り返って、なぜその出来事に対して成功していないと考えてしまうのか整理しましょう。
記事の前半では、成功体験とは具体的にどのようなものを指すのか、そして成功体験がないと思っている人にはどのような特徴があるのかを解説します。自分が当てはまる項目がないかをチェックして、客観的に自身を分析してみてください。
そして後半では、成功体験がないときの対処法や今からでも成功体験を積む方法を解説します。記事を最後まで読めば、今成功体験がないと思っていても、面接で工夫できるポイントが理解できるはずです。
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そもそも成功体験とは? 具体例から理解を深めよう!
そもそも自分の持つ経験が成功体験に当てはまるのかわからず、成功体験がないと考えているケースもあります。成功体験とは、具体的に下記のようなものが当てはまります。
成功体験の例
- 資格試験に合格した
- ゼミの発表で高評価をもらった
- 留学先で学んだ言語を学業に活かせた
- インターンシップでチームメンバーと協力して発表を成功させた
- 部活動で入賞した
成功体験は結果が伴わないと意味がないと考えている人もいるかもしれませんが、一概に結果が重要なわけではありません。自分のなかで目標を達成させたという経験も、立派な成功体験になります。自分が持つ経験に気付けるよう、成功体験の範囲を広げましょう。
体験から得た学びや行動の変化があれば成功体験になります。
たとえば、運動会の100m走で最下位になるのが嫌で、一生懸命に練習した結果最下位だったとしても、それを機にスポーツに目覚めたり、陸上部に入ったりしたなら十分な成功体験です。
以下の記事では成功体験の見つけ方や選考で伝える方法を解説しているため、ぜひ併せて参考にしてください。
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無意識にやってるかも! 成功体験がないと思っている人の特徴7選

成功体験がないと考える人は、成功体験をしているにもかかわらず気付いていなかったり、成功する前に諦めてしまっていたりなど、考え方や行動の仕方に特徴がある場合が多いです。
ここでは成功体験がないと思っている人の特徴を、考え方と行動の仕方に分けて7つ解説します。まずは自分が当てはまる項目がないかチェックして、改められる部分を探しましょう。
考え方に関する3つの特徴
成功体験がないと思っている人の考え方に関する3つの特徴
成功体験がないと思う人は、自己評価が低かったり成功しても気付いていなかったりと、考え方の癖が関係している可能性があります。考え方の癖を認識できれば、新しい成功体験を積むことにもつながるのです。
このタイプの場合は、成功体験は実際すでにあることが多く、考え方を改めて成功体験を探し直せばすぐにエピソードを作成することができます。
ここでは、成功体験がないと感じる人の特徴を考え方にフォーカスして解説します。自分が普段どのように考えているのかを思い返し、当てはまる項目がないか目を通しましょう。
①自己評価が低い
成功体験がないと感じる人のなかには、自己評価が低く、自分が成功できるわけがないと考えてしまう人がいます。たとえば、興味がある資格があっても、「勉強しても取得できるわけがない」と行動する前に諦めてしまうのです。
しかし、行動した実績がなければ成功体験を積むことはできません。このタイプの人は、できるかどうかを考える前に、まず行動しはじめるということを意識しなければならないのです。
特に、自己評価が低い人は失敗することを過度に恐れている傾向もあります。失敗するとさらに自信をなくしてしまうため、その前に諦めて失敗しないようにしているのです。行動したら必ずしも失敗するわけではないため、まずは一歩踏み出してみましょう。
- 失敗するのが怖くて行動できません。どうしたら行動できるようになるでしょうか?
行動するときの目標は低めに設定しよう
成功か失敗かで考えるのではなく、まずは少し努力すれば達成できそうなところにゴールを定めてみましょう。
そしてそれを達成したら、また少しだけ目標を高くしていきます。
そうすることで、失敗を恐れることなく一歩一歩前に進むことができ、最終的には大きな成功につながるでしょう。
②成功していても気付いていない
成功体験がないと感じる人のなかには、すでに成功しているにもかかわらず、わかりやすい結果がないことで成功体験だと気付いていないパターンもあります。
これは、「賞を取った」「テストで何点を取った」などわかりやすい結果がないと、成功体験ではないと思い込んでいるケースが当てはまります。
成功体験には、「チームで発表を成功させた」「アルバイトで店長に褒められた」など、具体的な結果が伴わないものも多くあります。このような数値で測れないような経験も成功体験になるということをまずは理解して、成功体験の範囲を広げてみてください。
成功体験は結果が必要という固定観念をなくすだけでも、自分だけの経験や成果に気付けるようになるでしょう。
③成功体験へのハードルが高い
完璧主義で自分に厳しい人だと、成功体験を積んでいてもハードルが高くて成功体験だと認められていない可能性があります。たとえば、「TOEICで800点を取る」「大会で優勝する」など高すぎる目標を掲げて、達成できなければすべて失敗と考えてしまうのです。
繰り返しになりますが、成功体験には必ずしも成果が必要とは限りません。目標を決めてそれに向かって正しい努力ができれば、十分に成功体験といえます。
もちろん、自分自身を高めるために目標をしっかり立てることは重要ですが、就職活動で採用担当者が知りたいのは、華々しい成果ではなく、その努力の過程とあなた自身の価値観です。自分だけで判断するのではなく、他者から見て成功体験といえるかを判断基準にしてみましょう。
完璧主義者の人が成功体験を見つけるためには、まず感謝している人や恩人を思い出してみましょう。
その人のおかげで自分がどう変わることができたかというエピソードを振り返ることで、成功体験を見つけることができます。
また、恩に報いるために自分がどのような努力をしたのかを書き加えるとよりわかりやすくなります。
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行動に関する4つの特徴
成功体験がないと思っている人の行動に関する4つの特徴
成功体験がないと感じるのは、考え方の問題で気付いていないというだけでなく、そもそも行動を起こしていないため実際に話せるエピソードがないという理由も考えられます。行動を起こす前に諦めてしまえば、成功体験を積むことは難しいのです。
このタイプの人が成功体験を積むには、実際に行動を起こす勇気が必要です。自分が一つでも目標に向かって努力したという成果が残せれば、十分に面接で話せる成功体験になります。
ここからは、成功体験がない人の行動に関する特徴を4つ解説します。自分が当てはまると感じた場合は、面接で話す成功体験を積めるように、改善できそうなものから着手してみましょう。
①物事を継続できない
成功体験がない人のなかには、目標を定めても結果を出すまで継続できず、途中でやめてしまう人がいます。成功体験を積む前に努力することに飽きてしまい、結果までつながらないのです。
たとえば資格試験やテスト勉強に関する成功体験は、一日や二日で結果が出るものではありません。そのため、成功体験となるまで努力し続ける必要があります。
このタイプの人が成功体験を積むには、短期的に結果が出せる成功体験を考えることがおすすめです。もしくは、成功体験を積むために自分が継続できる方法を考え実行すれば、成功体験を積むために努力したという成功体験になります。
物事を継続しにくい飽き性の場合、仕事も続くのだろうかと不安になる人もいるのではないでしょうか。下記の記事では飽き性の人に向いている仕事を解説しているため、ぜひ目を通しておきましょう。
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②最初からできないと諦めてしまう
やりたいことがあっても、実際に行動せず最初から諦めてしまうタイプも成功体験がない人の特徴に当てはまります。
最初からできないと諦めてしまえば、行動して結果が伴わなくても怒られることも傷つく心配もありません。しかし、行動を開始しないため、成功体験を積みたいと思ってもいつまでも結果に結びつかないのです。
面接で話す成功体験は必ずしも結果が必要なわけではないため、その点を理解してまずは一歩行動する必要があります。勝敗がつかないものにチャレンジしたり、一人でできることからスタートしてみたりすると、企業に話せる成功体験を作れるはずです。
挑戦しやすいものとしては、たとえば英語関係の資格取得を目指す場合、通学の電車のなかで、今までSNSを見ていた時間を単語学習に充てるなどが挙げられます。
もしくはアルバイトなら、顧客にプラスアルファの一言を添えるのはどうでしょうか。
一人の顧客に声を掛けられたという小さな成功体験が、徐々にコミュニケーションの幅を広げることにつながっていくかもしれません。
③失敗した理由を振り返らない
何かに興味を持って実際に行動を開始しても、一度は失敗してしまうことは誰にでもあります。しかし、大切なのは失敗した原因を明確にし、次回に活かすことです。失敗した理由を振り返らなければ、何度も同じミスをしてしまい、成功体験にはつながりません。
失敗した理由を振り返るには、成功するために何が足りなかったのかを振り返ることが大切です。後から「勉強を始めるのが遅かった」「途中でサボってしまった」などの原因がわかれば、次に努力したとき成功しやすくなります。
失敗したという事実だけで諦めず、次の経験に活かすことで、成功体験を積めるようになるのです。
- 失敗を振り返ると落ち込んでしまうので、できるだけ考えたくないです。
心に残る未練を振り返って事実と感情を切り離す練習をしよう
自分の弱さと向き合うには勇気が必要ですよね。すべての失敗を振り返る必要はありません。ときには、気にせず忘れてしまうことも大切です。
ただ、心の中にまだ未練が残っている挑戦や目標はありませんか? もし未練があれば、その目標に対してだけでも振り返りをするのはどうでしょうか。
振り返りの際は、前回の挑戦で「うまくいったこと」と「うまくいかなかったこと」の両方を見直してみてください。
そうすることで、目標を達成できなかったという事実と、恥ずかしい、悔しい、落ち込んだなどの自分の感情を分けて考えられるようになると思います。
④他人任せで行動してしまう
成功体験がない人のなかには、責任ある立場を任されることに抵抗があり、他人に判断を委ねてしまう人がいます。しかし、チームで何かを達成した経験があっても、自分自身が努力していないエピソードであれば、成功体験とは呼べません。
他人任せでおこなった事柄は、たとえ成功したとしても、自分が成功に向けて努力した行動がないため、厳密には成功体験とはいえないのです。
自分自身が責任ある立場をおこなうことに抵抗があるなら、小さい事柄から任せてもらって、その責任範囲のなかでしっかりやり切る経験を積みましょう。
「何もしない」という状況は作らず、「小さくても何かした」という経験であれば、立派な成功体験になります。
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自己PRのネタを決めても、それを裏付けるエピソードに悩む学生は多いです。しかし、特別なエピソードがなくても受かる自己PRを作ることはできます。
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そもそも何を知りたい? 企業が成功体験を聞く3つの理由
企業が成功体験を聞く3つの理由
- 困難があったときの対処法を知りたい
- 目的に向かって努力できる人材か知りたい
- 成功に対しての考え方を知りたい
企業が面接で成功体験を聞くのは、学生の考え方や目標に向かって努力できる人材なのかを知りたいといった意図があります。意図を理解しないまま成功体験を考えると、大きな成果を挙げた経験にこだわってしまい、成功体験がないと考えてしまうのです。
ここでは、面接で成功体験を求める企業の意図を3つ解説します。採用担当者の立場に立って考え、面接で話せる成功体験を考えましょう。
困難があったときの対処法を知りたい
社会人として働き始めると、仕事は楽しいことばかりではありません。仕事ではトラブルや課題が発生するケースも多く、さまざまなシーンで困難に立ち向かう必要が出てきます。
採用担当者は面接のタイミングで成功体験を聞くことで、学生が困難があったときにどのような対応をするのか知りたいと考えています。困難があっても自分で解決法を考え実行できる人材であれば、企業に入社した後も成長できるイメージがあるからです。
また、目的を達成するためにどのような過程を通るかは、人によって異なります。調べながら自分で解決方法を導き出すのか、周囲の人に助けを求めるのかなどの対処法を踏まえて、学生の価値観や考え方を理解しようとしているのです。
対処法としてよくあるNG例が、「わからないところをすぐに友達や先生に聞きました」というものです。
文脈によっては人に頼っている印象が強く、自助努力が感じられません。人に聞くことも大切ですが、自分自身で工夫し解決する姿勢を中心にしましょう。
採用担当者が成功体験を聞く意図として、学生の挫折経験を理解して、どのように立ち直ったのか知りたい場合もあります。下記の記事では挫折経験を話す場合に好評価を得るコツを解説しているため、併せてチェックしておきましょう。
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例文7選! 挫折経験をESや面接で魅力的にアピールする方法を伝授
面接で聞かれる挫折経験は、ネガティブに思える質問内容です。しかし企業側の意図を理解できればアピールのチャンスにもなります。挫折経験を高評価につなげるための伝え方をOK例文、NG例文を交えてキャリアコンサルタントが解説します。
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目的に向かって努力できる人材か知りたい
企業が成長していくためには、事業を成功させるために設定した目標に向かって努力することが欠かせません。企業は一般的に、一緒に努力してくれる学生を採用したいと考えているため、成功体験を聞くことで目標に向かって努力できる人材なのかも見極めています。
人によっては、目標を立てても途中で飽きてしまう場合や、失敗を恐れて行動に移せない人がいます。ほかに強みがあるとはいえ、そのような人材を採用してしまうとチーム全体の成長が遅くなるのではないかという懸念が拭えないため、マイナス評価になる場合もあるのです。
そのため、採用担当者が成功体験を聞いたときに、大きな成果を挙げていなかったとしても、目標に向かって努力できるエピソードがあれば評価される可能性が高まります。
企業に自分が目標を達成できる人材とアピールする場合には、根拠のある伝え方を意識しましょう。下記のQ&Aコンテンツでは目標達成力をアピールする方法を解説しているため、ぜひ参考にしてください。
努力ができないと悩んでいる人はこちらも記事を参考にしてみてください。現状を打破する方法を解説しています。
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成功に対しての考え方を知りたい
成功体験と一言でいっても、「入賞した」「売り上げ目標を達成した」などのわかりやすい成果があるものもあれば、「チームで努力できた」といった成果が曖昧な成功体験もあります。
採用担当者は面接で学生に成功体験を聞くことで、どのような経験を成功体験ととらえているのか理解しようとしているのです。
会社は組織で行動するため、違う人間が一緒に行動するためには価値観が大きく離れていないほうが安心です。だからこそ、成功体験を面接の機会に確認しておき、社内になじんでスムーズに活躍できる価値観の人材なのかを確認しています。
価値観は採用において企業が重視する部分です。面接で直接聞かれることもあるので、こちらの記事で伝え方のポイントを併せて押さえておきましょう。
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大切にしている価値観を聞かれたら、あなたが企業で活躍できる人材であることをアピールするチャンスです。この記事では大切にしている価値観を考えるステップや注意点をキャリアコンサルタントが解説します。例文も紹介しているので、参考にして選考を突破してください。
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就活のプロが解説! 成功体験がないと感じた際に変えるべきマインド
ここまでで、成功体験がないと感じる人の特徴や企業が面接で成功体験を聞く理由を解説してきました。しかし、考え方や行動を直すべきだと思っても、すぐには成功体験を積むことは難しい人も多いでしょう。
そこでこの章では、キャリアコンサルタントの吉野さんに、成功体験がないと感じた際に変えるべきマインドを解説してもらいます。自分が持つ成功体験に気付けるよう、変えるべき部分を明確にしましょう。
アドバイザーコメント
吉野 郁子
プロフィールを見る成功体験の見方を変えて自身が成長したと感じる経験に着目してみよう
成功も失敗も「自己変化」の一部です。変化は、良い方向にも悪い方向にも解釈できます。たとえば、部活動に打ち込んだことを成功ととらえるときもあれば、逆に「そのせいで勉強をおろそかにした」と失敗に感じる場合もあるでしょう。
成功体験がないと感じている人は、この数年間で自分が変化したと感じる点を考えてみてください。そして、その変化を促した行動や体験が何だったのかを振り返ることで、成功体験を見つけるヒントが得られます。
以前の自分と比べて「ここが成長した」「少しはマシになった」「上達した」と感じる部分があれば、それが成長です。そして、その成長を促した経験こそが「成功体験」なのです。
自分への理想が高いと成功体験は見つけにくくなる
また、自分に対する理想が高すぎると、成功体験を見つけにくくなります。自分は完璧でもなく成功者でもない、と腹をくくることが大切です。
何かしらの変化があり、その変化の方向性が悪くないと感じられるなら十分です。成功体験はそれくらいの軽い気持ちでとらえてみましょう。
部活動に打ち込んだ経験をテーマにしたい人は、こちらの記事もおすすめです。周囲と差をつけてアピールするコツを例文とともに解説しています。
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例文10選|部活動で学んだことの回答で面接をリードするコツ
部活動で学んだことへの回答は、入社後の成長イメージを伝えることが重要です。部活動で学んだことを伝える構成や伝える際のコツを、例文を交えてキャリアコンサルタントと解説します。入社後を見据えた内容を伝えるカギにしてください。
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自分自身の経験を振り返るときは、マインドマップを利用する方法もあります。こちらの記事ではマインドマップで自己分析を深める手順を解説しているため、やり方を確認しながら実践してみましょう。
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マインドマップで自己分析を極めよう! 活用方法や注意点を徹底解説
マインドマップでおこなう自己分析は新しい自分を見つけるための有効的な手段です。記事では、マインドマップを用いた自己分析方法や注意点などを解説します。キャリアアドバイザーの意見を参考に、精度の高い自己分析を実施しましょう。
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着眼点を変えよう! 成功体験がないときの対処法
成功体験がないときの対処法
- 小さな「できたこと」を探す
- 継続した趣味がないか思い返す
- 失敗から何を学んだのか考える
- 家族や友人に相談する
成功体験がないと悩んだときは、自分の考え方を変えれば良いと理解できても、簡単にはできない人も多いのではないでしょうか。考え方をすぐに変えるのが難しいときは、今までの経験の着眼点を変えて、成功体験に変えてしまう方法もあります。
ここでは、成功体験がないときの対処法を解説します。成功体験がまったくないという人はいないため、焦らず自分の経験を思い返してみましょう。
①小さな「できたこと」を探す
成功体験と聞くと、「優勝した」「資格を取得した」など大きな成果を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。人によっては、成果を残せていないと成功したと考えられない人もいるのです。
しかし、面接で話す成功体験は大きな事柄でないと評価されないわけではありません。前述のとおり、採用担当者が見ているのは成功体験を積むためにおこなった努力や、成功体験のとらえ方のため、結果が評価に大きく関係するとは言い切れないのです。
もちろん、成功体験に結果が伴えばわかりやすいですが、思い当たるものがない場合は、無理して大きな成果を探そうとせず、小さな「できたこと」に着目しましょう。
内容は、「毎日運動できた」「本を毎日1ページ読み続けて年間〇冊読んだ」のようなものでもかまいません。目標に向けて努力し、何を実行できたかを意識しましょう。
- できたことが小さすぎると「その程度か」と思われるのではと不安です……。
行動の大小よりも当たり前のことを言っていないかに注意しよう
今まで添削した自己PRの中で、「大学受験のときに一生懸命5時間勉強しました」という事例がありましたが、皆さんはこの自己PRをどう思いますか。
本人は必死に勉強したのでしょう。しかし、大学受験のとき5時間勉強した人はかなりいるのではないでしょうか。またそのくらい勉強するのは当然だと私は考えます。
ほかにも、「アルバイトを1日も休みませんでした」「部活に毎日行きました」などの事例も企業側には響きません。社会人は毎日出勤しているうえに、部活は好きでやっていることです。
それよりも、アルバイト先や部活で人が嫌がるトイレ掃除やロッカー整理を進んでやったというほうが、ずっとアピール力はあります。
つい大きな成功体験を探してしまう人は、以下の記事も参考になるかもしれません。「自己PRやガクチカがない」と悩む人に向けて、就活の専門家がアドバイスしています。
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自己PRがない人必見! 就活必勝の題材の見つけ方を例文付きで解説
ガクチカの作り方
ガクチカが本当にない人がすべきことは? おすすめのテーマも解説
②継続した趣味がないか思い返す
物事を継続するのは、意外と難しいものです。面接で話せるような成功体験がなくても、長く続けている趣味があれば、継続しているという点が成功体験になります。
たとえば、「映画を見る」「ハンドメイドをする」などでも問題ありません。そのなかで、継続するために何をしたのか、また経験から得たものを考えましょう。
仮に映画を見る趣味であれば、まとまった時間をとるためにおこなった努力も成功体験になります。ハンドメイドの経験なら、難しかった工程を解決した方法を伝えるのもおすすめです。
どのような趣味でも、継続するためには時間を作っているはずなので、自分が休日に何をしているか考え、その過程から成功体験を探しましょう。
趣味のなかでも、反社会的なイメージや依存性を感じさせるものは、成功体験としてはアピールしないほうが良いでしょう。
ギャンブル、酒・たばこ、ゲームの過剰課金、生活リズムの逆転など、自己管理範疇を超えてしまった趣味は要注意です。
面接で話せる趣味が思い浮かばない人は、下記の記事から自分も趣味といえることがないか考えるのもおすすめです。
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例文21選|面接で趣味はどう答える? 個性が伝わる回答方法を伝授
面接で趣味を聞かれたときの回答方法を解説しています。面接官が趣味を聞く意図を踏まえ、キャリアコンサルタントの視点も取り入れた回答を作りましょう。また、面接官の誤解を招きやすい趣味やマイナスな印象を残さない回答の方法も伝授します。21例文も用意しているので、自分らしい回答に役立てていきましょう。
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③失敗から何を学んだのか考える
成功した経験がないと思っていても、目標を達成するまでに努力したのであれば、逆に達成できなかった理由に着目しましょう。目標に向かって努力したにもかかわらず、成功できなかったのには何か理由があるはずです。
たとえば、「3カ月後の試験に合格する」という目標を立てても、疲れてしまい勉強しない時間が増えればテストは合格できません。その場合、「アルバイトや学業との両立を考えられていなかった」という失敗に気付くのです。
失敗に気付ければ、「次は時間に余裕を持ってテスト勉強をする」「目標との両立を考えたうえでアルバイトを調整する」などの対策が考えられます。失敗した経験であったとしても、何か学んでいれば成功体験として話すことができます。
④家族や友人に相談する
自分では成功体験がないと思っていても、家族や友人に相談すると思いもよらなかった成功体験を教えてもらえる可能性があります。家族や友人は自分とは異なる価値観を持っているため、自分の考えでは成功体験といえない結果でも、十分に成功体験と考えている場合があるのです。
家族や友人が成功体験と考えていれば、採用担当者から見ても問題ない可能性が高まります。相談時に「なぜ成功体験と思うのか」という部分も確認しておけば、他者の考えを理解でき、自分の価値観を変えるきっかけにもなるでしょう。
就活の相談を人にすることに抵抗がある人もいるかもしれませんが、一人で悩まず他者に相談すると、自分とは異なる視点から物事を見られることもあります。こちらの記事では就活でおすすめの相談先を解説しているため、自分に合った相手を選びましょう。
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就活の相談をするときは、相手を見極めることが大切です。この記事では、状況別におすすめの相談先や、相談方法などについてキャリアコンサルタントと解説します。また、相談する前に解決できるよう、よくある相談と回答も紹介しているので参考にしてください。
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面接官からの評価が点数でわかる! 本番に備えて面接力を測定しよう!
自分が面接官の目にどう映っているか、きちんと把握できていますか?
「面接力診断」では、あなたが面接本番でどれほどの力を発揮できるかを100点満点で測ります。
39点以下だと実力を発揮できていない可能性が高いです。診断結果から改善策を提案するので、本番に向けて対策しましょう。
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諦めるのはまだ早い! 今からでも成功体験を積む3つのステップ
今からでも成功体験を積む3つのステップ
- 現段階で達成できそうな目標を立てる
- 目的達成へ向けて努力する
- 目標を達成して成功体験を作る
どれほど考えても成功体験が思い浮かばない人は、面接までの期間で新たな成功体験を積み上げることも可能です。成功体験は決して大きな成果である必要はないため、目標設定を適切にすれば今日からでも実行できます。
ここでは、今からでも成功体験を積むステップを3つに分けて解説します。面接までの時間が短くても焦らず、自信を持って話せる成功体験を作りましょう。
ステップ①現段階で達成できそうな目標を立てる
今から成功体験を積むときは、大きな目標ではなく達成できそうな目標を立てましょう。大きな目標は選考時に伝えると採用担当者にインパクトを与えられますが、一方で成功体験を積み上げるまでに時間がかかってしまいます。
小さな成功体験であれば、時間が短くても達成できる可能性が高く、今まで成功体験がないと悩んでいた人でも自信をつけられる可能性が高まるのです。
たとえば、成功体験の内容は「毎日本を1ページ読む」「寝る前に10分間教科書を開いて復習する」などでもかまいません。期間は1週間や1カ月など短い期間で実施しましょう。
いきなり長い目標を立てると挫折してしまう可能性があるため、短めの期間に設定しておき継続しやすくすることがポイントです。
毎日毎日継続することは、誰にとっても難しい場合が多いので、たとえば「小さな目標でも決めたことを諦めずに継続する」という目標を立ててみるのはどうでしょうか。
3日坊主という言葉がありますが、一般的にはあまり良い例として使われませんよね。
しかし、最初は3日坊主で良いのです。3日続いた自分を褒めてあげる、そしてまた3日続けて褒めてあげる。その繰り返しが1カ月になり、半年になり、1年になるのです。
ステップ②目的達成へ向けて努力する
成功体験を作るための目標が決まったら、実際に目標達成へ向けて努力を始めてみましょう。目標を達成するための努力は、前向きな気持ちでおこなうと途中で挫折しにくくなります。
目標達成に向けておこなった努力は、後で思い出せるようノートにまとめておくのもおすすめです。目で見てエピソードを思い出せるため、面接時に成功体験の内容を具体的に話しやすくなります。
また、目標を達成するまでに起きた困難やトラブルも一緒にまとめておきましょう。解決するためにおこなった行動を併せて記載しておくと、採用担当者に伝える成功体験として十分な内容になるのです。
目標達成までの努力をノートにまとめる場合は、自己分析ノートを活用しましょう。思いついたことをただ記載しておくよりも、後から見たときに流れが理解しやすくなります。下記の記事では自己分析ノートの作成方法を解説しているため、目を通して作ってみましょう。
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この記事では、ノートを使った自己分析法のやり方がわからない人に向けて、自己分析ノートの種類やメリットを紹介しています。自己分析をノートでやるときは目的に合わせた工夫が重要です。キャリアコンサルタントとともに手順も説明するので、自己分析ノートを就活に役立てたい人は参考にしてくださいね。
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ステップ③目標を達成して成功体験を作る
成功体験がないと思っている人でも、目標に向かって努力できれば達成は可能になります。面接のためでも、「成功体験を積むために努力ができた」点は紛れもなく選考で伝えられるエピソードになります。
しかし、目標が簡単すぎると成功体験としては伝えにくいという人もいるのではないでしょうか。その場合は、達成した目標を進化させる方法もあります。
たとえば、「1日1ページ本を読む」であれば、「1日一章読む」にしてみましょう。より高い目標にチャレンジができ、成功したときの印象も大きく変わります。
一度成功していることで、目標達成へのノウハウも理解していて初めよりも達成が簡単になっているので、面接までの時間で進化させ続けてエピソードを貯めていきましょう。
面接の不安を解消! 本番前に面接力を測って弱点を発見しよう
不安を抱えたまま面接本番に臨むと、面接官に好印象を残せず、内定が遠のいてしまう可能性があります。
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成功体験がないからこそ! 面接での答え方で工夫できるポイント
成功体験がないからこそ、わかりやすい成果とは違った方向から採用担当者に自身をアピールする方法もあります。面接での伝え方を工夫すると、ほかの学生とは主張が変わるため、採用担当者に自分を印象付けることが可能です。
ここでは、成功体験がないからこそできる、面接の答え方で工夫できるポイントを解説します。成功体験がないことをマイナスとはとらえず、プラスに変える方法を理解しましょう。
結果ではなく成功に向けて努力した気持ちを話す
企業が学生に成功体験を聞くのは、優秀な成果を残した人を採用したいからだけではありません。学生が目標に向けてひたむきに努力ができたのか、働いてからも同じように頑張れる人材なのかを知りたいのです。
そのため、目標を立てて納得する結果が出なかった場合には、どのような気持ちで努力し続けたのかを重点的に伝えましょう。努力していた、しかしかなわなかったという点が伝われば、結果はともかく目標に向けて頑張れる人材だとアピールできます。
また、結果を出すために困難やトラブルがあれば、解決に向けておこなった行動を伝えるのもおすすめです。課題解決へ向けての行動が伝わり、自分の力をより理解してもらいやすくなります。
伝え方のイメージが湧かない人は、まず努力のプロセスを丁寧に説明してみましょう。
「毎日100本のシュート練習をしました。失敗するたびにフォームをビデオで確認し修正すると、徐々に成功率が上がり、最初は50%だったのが2カ月で85%までになりました。」
上記の例のように、当時の様子を具体的にイメージできるように説明してみてください。
今成功体験を積もうとしている過程をアピールする
面接へ向けて成功体験を積もうと思っても、時間が足りず目標達成ができなかったケースもあるのではないでしょうか。面接に目標達成が間に合わなかった場合でも、成功体験を積むための努力を始められた場合は、その過程を伝えるという方法もあります。
たとえば、「仕事に役立つ資格が取りたいと思い、勉強を始めた」という内容であれば、忙しい就職活動のなかで時間を作る方法を伝えるのもおすすめです。今も努力を続けているということが伝えられれば、仕事への前向きさも理解してもらえるでしょう。
成功体験の内容は仕事に関係しなくても問題ないため、目標として伝えやすい事柄を選んでみてください。
今まさに努力している学生に対しては、変化への意欲が感じられ、良い印象を受けます。
何かを「始めた」という行動をすでに起こしている点も評価できますね。たとえば資格取得への勉強なら、「現在までの累計学習時間は〇時間」と数値化して行動量を伝えることで、よりやる気が伝わるでしょう。
下記のQ&Aコンテンツでも、成功体験の答え方についてキャリアコンサルタントがアドバイスしています。併せて目を通して自分の回答を考えましょう。
成功体験がない人はいない! 適切なエピソードを見つけて選考を突破しよう
成功体験といわれると、大きな成果を挙げなければいけないイメージがあり、自分には当てはまるものがないと悩む人もいますよね。しかし、成功体験は必ずしも大きな成果である必要はなく、誰でも一つは持っているものです。
成功体験がないと悩んだときは、着眼点を変えて、自分の経験を思い返しましょう。目標を達成できなかった場合でも、成功するためにおこなった努力や失敗から得た学びは選考時に評価してもらえます。
成功体験がないからといって焦らず、今から小さな成功体験を積んでいくか、自分の経験から当てはまる内容を探して伝えることで、選考を突破しましょう。
アドバイザーコメント
佐藤 恭子
プロフィールを見る必ずしも大きな事柄だけが成功体験になるわけではない
これから就活を始める学生と話をしていると、成功体験がまったくなくて困っているという話をよく耳にします。
これは皆、リーダーとして何かを成し遂げたような経験でないといけないと考えているからです。しかし、大学に入ってからどんなことをしてきたのか、小さい体験も含めて細かく話を聞いてみると、大体の場合その中に成功体験が隠れています。
つまり、自分では特に意識しないでやっている行動が、実は成功体験になっていることに気が付いていないだけなのです。どうか自分に自信を持ってください。そして自分がやってきたことを振り返ってみれば、必ず何かあるはずです。
自分ではわからなければ、キャリアセンターで話を聞いてもらいましょう。第三者に話を聞いてもらうと、今まで気が付かなかったポイントが見えてきますよ。
何も見つからなくても成功体験は今から作れる
もしそれでも何も見つからなくても大丈夫です。落ち込まずに小さなことから始めてみましょう。ほかの人と比べるのではなく、自分の目線で一歩だけ前に出るだけで良いのです。
学校内でも、アルバイト先でも、「こうなれば良いのにな」と感じることはないでしょうか。思い当たる出来事があったら、それはチャンスです。自分にできることは何かあるかなと考えてみましょう。
そして一歩だけ前に進んでみれば、その先に成功体験として話せる経験が得られるはずです。
執筆・編集 PORTキャリア編集部
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記事の編集責任者 熊野 公俊 Kumano Masatoshi
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キャリアコンサルタント/2級キャリア技能士
Misako Sugihara〇石川県金沢市を拠点に15年にわたり就職支援に携わる。2年前からは転職支援も手掛けている
プロフィール詳細キャリアコンサルタント/公認心理師
Ikuko Yoshino〇就職支援歴18年。若者就労支援NPOに勤務の後、独立。現在は行政の就職支援施設にて、学生/既卒/フリーター/ニート/ひきこもり/女性などを対象に相談やセミナー講師を担当
プロフィール詳細キャリアコンサルタント/キャリア・デベロップメント・アドバイザー
Kyoko Sato〇証券会社や航空会社のCAとしての勤務を経て、キャリアコンサルタントとして就職支援をおこなう。大学では就活講座や個別相談、企業では新卒採用関連業務を担当。転職相談などでも幅広く活躍
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