この記事のまとめ
- 飽き性は仕事で活かせる強みも併せ持っている
- 飽き性におすすめの仕事20選を業界・職種別に紹介
- 仕事に飽きてしまったら意欲を再燃させられるように対処しよう
飽き性な人にとって、仕事を苦痛に感じてしまう人もいるかもしれません。「長く続けられる仕事はないのかな」「飽きずに仕事をする方法を知りたい」というように、飽き性でも熱量を保ちながら長く仕事を続けたい人は多いですよね。
飽き性は、仕事で一概に弱みになるとはいえません。特性をプラスに活かせる仕事は必ずあるので、自分に合った仕事を見つける方法を習得しましょう。
この記事ではキャリアアドバイザーの遠藤さん、谷所さん、若林さんのアドバイスを交えつつ、飽き性の強みを活かせる仕事について解説します。今の仕事に熱が湧かなくなってしまった人や、飽きずに長く続けられる仕事を探している人はぜひ参考にしてくださいね。
こちらの記事では、業界別にあまり知られていない面白い仕事や珍しい仕事を紹介しています。あわせて参考にしてみてくださいね。
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飽き性の仕事選びは強みを最大限発揮できるかどうかを重視しよう
飽き性とは、「何でもすぐ飽きて興味がなくなってしまう性格」を指します。この説明からすると短所のように思えますが、実は飽き性は強みにもなる特性です。仕事を選ぶときは、飽き性を強みとして活かせる仕事に焦点を当てると、自分に合った仕事が見つかりやすくなりますよ。
この記事ではまず、飽き性の4つの強み、そして強みを活かせる仕事の特徴、活かしにくい仕事の特徴を解説します。飽き性の特性を活かせる仕事探しの方法を習得しましょう。そのうえで、飽き性におすすめの仕事20選を紹介しているので、仕事を探している人は参考にしてくださいね。
さらに、飽き性に向いている仕事の中から自分に合った仕事を見極める方法を説明。記事終盤では、仕事に飽きてしまった場合の対処法も解説しています。飽き性の性格を強みにできて、長く続けられる仕事を見つけましょう。
- 昔から飽き性で、習い事や趣味も長続きしたことがありません。正社員にはならない方が良いでしょうか。
飽き性だからといって正社員を諦める必要はない
一つの仕事を長続きさせられるのは大切なことですが、正社員というのはそれだけが要件ではないので、入り口で諦めないでくださいね。
逆に、アルバイトや契約社員として働くにあたっても、飽き性だから続かなくて仕方ないという気持ちで臨むのもおかしな話です。
これまで経験した趣味や習い事では味わえなかった仕事を通じて、「おもしろい」「続けたい」という気持ちに出会えるかもしれないと思って取り組んでみてはいかがでしょうか。
アルバイトやパートとして働くフリーターと正社員の違いは、こちらの記事で詳しく解説しています。
フリーターとは? 正社員とのリアルな違いや将来性を徹底解剖
まずはあなたが受けない方がいい職業を確認してください
就活では自分に適性がある仕事を選ぶ事が大事です。適性が低い仕事に就職すると、イメージとのギャップから早期の退職に繋がってしまうリスクがあります。
そこで活用したいのが「適職診断」です。簡単な質問に答えるだけで、あなたの強み・弱みを分析し、適性が高い職業・低い職業を診断できます。
強み・弱みを理解し、自分がどんな仕事に適性があるのか診断してみましょう。
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飽き性は短所とは限らない! 仕事に活かせる4つの強み
飽き性は短所とは限らない! 仕事に活かせる4つの強み
- トレンドに敏感
- 変化に柔軟に対応できる
- 興味があることへの熱量が高い
- 素直で吸収力が高い
飽き性とは
何かを始めても早い段階で億劫になって長く続かなかったり、すぐに興味がなくなったりする性格。または、そうした性分の人
「飽き性」という言葉は、人の短所や弱点を表す言葉として使用されることがほとんどです。自分のことを飽き性と認識している人は、「飽き性な自分とどのように向き合えば良いかわからない」のようなネガティブな悩みを抱えている人が多いのではないでしょうか。
たしかに飽き性は、継続力や忍耐力に欠ける点では短所といえますが、見方を変えれば強みにもなり得る性質です。ここでは飽き性の仕事に活かせる強みを解説します。自分の能力を最大限プラスに発揮できる仕事を見つけるために、まずは、自分の強みを自覚しましょう。
①トレンドに敏感
飽き性の人は何かに取り組み始めてもすぐに別のことに興味の対象が向いてしまい、一つひとつが中途半端になりがちです。ただ、常に新しく興味を持てる物事を探しているからこそ、次々と興味の対象が移りやすいともいえます。
常にさまざまなことに興味を向けていると、世間のトレンドに敏感になります。消費者のニーズが移ろいやすい市場では、商品やサービスを提供する企業側がトレンドに敏感でなければ、消費者を確保し続けることは難しいです。
飽き性の、興味の対象が移りやすい、つまり周囲の変化や流行に敏感な点は、変化する消費者のニーズを瞬時に汲み取れる強みとして活かせますよ。
- 飽き性でトレンドには敏感だと思います。強みをさらに仕事で活かせるものにするために、何をすれば良いですか。
情報収集したものから新たなアイディアを生み出そう
新作の商品に関する情報収集ができるなどトレンドに敏感であれば、情報収集したものから新たな商品などのアイデアについて考えてみると良いでしょう。
仕事で活かすためには、情報収集したものから今後のトレンドを予測し、新たな商品やサービスを構築することが大切です。
飽き性な性格を活かして、多くのジャンルの商品やサービスについて、SNS、検索キーワード、新聞・雑誌などで情報収集し、今後のトレンドを予測してみるのも良いでしょう。
②変化に柔軟に対応できる
飽き性な人は興味を失ったり、熱が冷めてしまうと、取り組み始めてわずかな期間しか経っていなくてもすぐに辞めてしまいます。何をやっても長続きしないのは、物事を辞める潔さがあるともいえます。
仕事をしていると予想できないような変化が起こり、物事を中断して新しく行動を起こさなければならないことがあります。ほかの人であれば従来のやり方をひきずってしまうような事態でも、飽き性な人は従来のやり方では通用しないと割り切って、変化に対応できる可能性が高いのです。
臨機応変さや適応力、柔軟性は強みとして面接や書類でアピールすることもできます。自己PRでアピールするときの注意点や仕事での活かし方をこちらの記事で紹介しています。
臨機応変に対応する力
例文8選|「臨機応変に対応する力」の自己PRを作る4ステップ
適応力
適応力は現代の必須スキル! 高め方や就活でのアピール方法を解説
柔軟性
13例文|柔軟性の自己PRで理解必須の注意点と伝え方のコツ
一つのやり方や考え方に固執しない柔軟な姿勢は、新しいものを生み出す仕事で役に立ちます。それ以外にも従来のやり方をさらに改善する場面でも強みを発揮でき、さまざまな職場で役に立つ資質といえます。
③興味があることへの熱量が高い
飽き性は「熱しやすく冷めやすい」と言い換えられることが多いように、興味があることを見つけたときの熱量は非常に高いです。この熱量を仕事に活かすことができます。
熱量が高いからこそ、豊富な知識を身に付けられたり、膨大な仕事をこなすなどして企業に貢献できる可能性は十分にあります。問題はこの熱量を一時的なものではなく継続させることですが、仕事の種類によっては熱量を長続きさせて活躍することが可能です。
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④素直で吸収力が高い
飽き性の人が物事に飽きてしまうときは、周りで流行しているものや、他人が良いといっていたものが気になってしまい、元々自分が興味を持っていたものへの熱度が落ちてしまうというケースがほとんどです。
これは視点を変えると周りからの影響を受けやすく素直ともいえます。仕事に置き換えてみると、元々持っていた自分の考えややり方よりも正しい、もしくは効率が良いものがあるとわかれば、素直に自分の方が良くないと認められ、仕事の進め方をシフトできるのです。
素直さは成長には欠かせません。自分の改善点を認められ、周りの良い点をどんどん吸収することによって、企業に欠かせない人材へと成長する可能性を秘めているのです。
飽き性な人の中には、「何事もそつなくこなすもののすぐに満足してしまう」器用貧乏な人も多くいます。新卒向けの記事ですが、器用貧乏な人に向いている仕事を紹介しているのでぜひ参考にしてください。
器用貧乏とは? マッチする職種・企業から就活の進め方まで解説
アドバイザーコメント
若林 宏美
プロフィールを見る新しいものを求める欲深さは飽き性の強み
実は私も飽き性なので、飽き性の自分の強みについて考えてみました。
まず、好奇心旺盛なこと。
常に「何か面白いものはないかな」と探していて、プライベート・仕事を問わず、いろいろな情報を吸収するのが楽しいと感じる人が多いのではないでしょうか。
最初はプライベートから知ったことも、気になって深掘りするうちに、仕事に結びつくこともあります。
新しいものは、何も情報だけではありません。人間関係でも、新しい人との出会いに躊躇がない場合が多く、新しく人と出会うのが楽しいので、どんな場でも人間関係を構築しやすいという強みもあります。
飽き性をネガティブに捉えすぎないようにしよう
飽きるということは、その物事に対してのデメリットや悪い点を見抜く力があるともいえます。悪い点が見つかったから、器用に次に何か興味を持てそうなものを探す、そういった意味では大きな失敗をしにくいのかもしれませんね。
飽き性であっても、仕事はきちんとこなせる人が大半です。自分が欠点だと思っていることでも、実は長所だったりすることもあるので、気にしすぎなくて大丈夫だと思いますよ。
じっくりと選んだ仕事でも、いざやってみると飽きたと感じるときがくるかもしれません。そんなときは次の記事を読んでみてください。仕事に飽きた時の対処法について紹介しています。
仕事に飽きたときの対処法10選|転職する前にやるべきこととは
強みが活かせる! 飽き性が続けやすい仕事の4つの特徴
強みが活かせる! 飽き性が続けやすい仕事の4つの特徴
- 業界のトレンドが変化しやすい
- 扱っている商材が多い
- 人とかかわる機会が多い
- 個性が発揮しやすい
飽き性な人の強みを活かせるのは、どのような仕事でしょうか。ここでは飽き性な人でも続けやすい仕事の4つの特徴を解説します。飽き性な人は、この特徴に該当する仕事に焦点を当ててさまざまな仕事を見ていくと、自分に合った仕事が見つかりやすくなりますよ。
①業界のトレンドが変化しやすい
飽き性な人のトレンドに敏感である強みを活かすのであれば、市場のニーズが変化しやすい業界がおすすめです。どの業界にもトレンドの変化はありますが、比較的変化が少なく安定的な業界もあれば、変化が激しい業界もあります。
常に新しい技術が生み出されている業界や、季節や時期によって主力となる商品やサービスが変わる業界も、飽き性な人のトレンドへの敏感さが活かしやすいですよ。
②扱っている商材が多い
商材知識を取り入れるのに苦労したり、タスクが煩雑化しやすいため、自社が扱う商材は多いよりも少ない方が良いと考える人もいます。しかし、飽き性な人は多くのことに興味を持てるため、幅広い知識を身に付けることへの抵抗が少ない傾向にあります。
そのため、扱っている商材が多い方が仕事への意欲を継続させやすく、また興味があることへの熱量の高さを活かして、多くの商材を取り扱える可能性が高いのです。
- 商材が多い仕事にはどのような特徴がありますか?
総合商社など多角的な事業展開をおこなう企業
たとえば総合商社などは、多くの商材を扱いネットワークを使って拡販します。多角的な事業展開をおこなうため、一つの商材がうまくいかないときは別の商材でカバーすることで、安定した収益を上げられるという特徴があります。
また、ホームセンターなども多くの商材を扱っていますが、それぞれの部門に顧客からの相談や問い合わせに対応することができるエキスパートを配置し、インターネット通販などと差別化を図っています。
こちらの記事では、総合商社を志望する学生に向けて志望動機の書き方を解説しています。総合商社のビジネスモデルや職種の種類なども説明しているので、既卒や第二新卒の人も参考にしてくださいね。
総合商社・専門商社別の志望動機例文10選|必須の対策4選も解説
就活は、適職診断から始めてください
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適職診断で強み・弱みを理解し、自分がどんな職業に適性があるのか知りましょう。
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③人とかかわる機会が多い
飽き性な人は変化に柔軟に対応できる点が強みになりやすいですが、これは人とかかわる機会が多い仕事の方が発揮されやすいです。人を相手にする仕事だと、個人個人の態度や求めていることに応じた対応が必要です。状況に応じた柔軟な対応ができれば、仕事相手として良好な関係を築くことにもつながります。
また、かかわる人が多いほどイレギュラーが起こる確率も高いです。飽き性でない人であれば、イレギュラーな事態はなるべく回避したいと考えがちです。しかし、飽き性な人は臨機応変な対応ができるケースが多いです。
適度にイレギュラーな事態が起こった方が飽きることがなく集中して仕事に臨めるため、人とかかわる機会が多い仕事の方が向いているといえます。
飽き性の私は以前、いろいろなインタビュー記事を執筆していました。仕事で出会うのはほぼ初対面の人ばかり、しかも一度しか会いません。
人によってはストレスなことも、私は毎日いろいろなことが知れてとても楽しかったので、実感として飽き性の人は人とかかわる仕事もおすすめです。
④個性が発揮しやすい
誰がやっても同じような結果になる仕事よりも、個人の創意工夫によって結果が変わる仕事の方が飽き性な人は続けやすいです。飽き性な人は型にはまったやり方にはすぐに飽きてしまいがちです。
その点個性を発揮できる仕事であれば、決まった型がないので飽き性の人も飽きることが少なく、いきいきと働けると考えられます。
要注意! 飽き性が冷めやすい仕事の4つの特徴
要注意! 飽き性が冷めやすい仕事の4つの特徴
- 割り振られる仕事が細かく分業されている
- マニュアル通りの仕事の進め方が求められる
- 仕事でかかわる人が限定的
- 個人の裁量が少ない
世の中にはさまざまな仕事がありますが、中には飽き性な人には向いていない、長く続けられない可能性が高い仕事もあります。
ここでは、飽き性が冷めやすい仕事の4つの特徴を解説します。飽き性の自覚がある人は、これらに該当しない仕事を選ぶことでミスマッチを避けやすくなりますよ。
飽き性で一つの物事に集中できず目標達成まで努力ができない人はこちらの記事も参考にしてみてください。努力ができない状況を打破する方法を解説しています。
関連記事
努力ができない人の特徴11選! 自分を変えて理想のキャリアを築こう
努力ができないことには明確な理由があります。行動の仕方を変えると、どんな人でも努力できるのです。この記事では、努力ができない人を3パターンに分け原因や対策をキャリアコンサルタントと一緒に解説します。自身の改善点を見つけ、必要な努力ができるようになりましょう。
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①割り振られる仕事が細かく分業されている
大企業など人員が多い企業では、作業を効率化させるために分業化が進んでおり、一人ひとりに割り振られる仕事が限定的になりがちです。仕事内容が限定的になると、同じような仕事を繰り返すことになります。
新鮮さも感じなくなり早々に仕事内容に飽きてしまって、苦痛に感じてしまう可能性が高いのです。
細かく分業されていて日々同じ業務を繰り返す仕事は、飽き性の人には向かないでしょう。ただし分業されている仕事でも、高度な技術が必要で試行錯誤しながら進めていく技術開発のような仕事であれば、分業であっても問題ないでしょう。
技術開発系の仕事の一つに研究職があります。こちらは新卒向けの記事ですが、研究職の種類や仕事内容、開発職との違いを解説しているので興味がある飽き性の人はぜひ確認してくださいね。
研究職ってどんな仕事? 狭き門を勝ち抜くための志望動機例も紹介!
②マニュアル通りの仕事の進め方が求められる
仕事の進め方が細かくマニュアルで決められていて自由度が少ない場合、早々に仕事に飽きてしまう可能性が高いです。マニュアルが整備されていると、判断に迷う機会が少なくて済み、最初から効率良く進められるという利点はあります。
しかし、考える機会がなく試行錯誤する余地がないため、やりがいや達成感で仕事への意欲が保たれる機会が少なくなってしまい、飽き性な人はすぐに冷めてしまいやすいのです。
あなたが受けない方がいい職業を確認しよう!
就活では自分のやりたいことはもちろん、そのなかで適性ある仕事を選ぶ事が大事です。適性が低い仕事に就職すると、イメージとのギャップから早期退職に繋がってしまうリスクが高く、適職の理解が重要です。
そこで活用したいのが「適職診断」です。質問に答えるだけで、あなたの強みや性格を分析し、適性が高い職業・低い職業を診断できます。
まずは強みを理解し、自分がどの職業で活躍できるか診断してみましょう。
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③仕事でかかわる人が限定的
仕事で目新しさを感じることが多いと、飽きることなく仕事に取り組み続けられる可能性が高くなります。
一方で仕事でかかわる人が社内の一部の人だけであったり、担当する取引先の人のみのように代わり映えがないと、日々のやりとりに飽きてしまい仕事に集中できなくなる可能性が高いです。
④個人の裁量が少ない
個人の裁量が大きい仕事だと、なるべく効率が良い仕事の進め方を探したり、工夫するなどしてさまざまな考えや作業をすることになります。
逆に個人の裁量が少ないと、マニュアル通りに進めたり、上司の指示をこなす単純な作業に近くなり、創意工夫をする機会がなくなってしまいます。そうなると、飽き性な人は作業に飽きやすくなってしまうのです。
アドバイザーコメント
遠藤 美穂子
プロフィールを見るまずは飽き性をポジティブに表現しよう
飽き性を「新しい人やものに興味を持つことができる」「試行錯誤や工夫をいとわない」と言い換えてみましょう。新しい顧客との出会いのある新規開拓の営業や、新商品を開発する仕事、既存の業務のやり方や工程を改善し続ける仕事はどの業界・企業にもあります。
また、シーズンごとに流行の変わるアパレル業界、日々技術や素材が進化していく製造業やIT業界も新しいものに出会うチャンスがたくさんある業界といえます。
どんな仕事でも見方を変えれば飽きずに続けられる可能性がある
飽き性を「同じことの繰り返しに飽きてしまう」「決められたことを続けるのが苦手」と言い換えると、ルーティンワークの多い事務の仕事や、異動の機会が少なく業務分担の範囲が決められている仕事だと、いずれ飽きてしまうのではないかと不安に思う人もいるでしょう。
とはいえ、どんな仕事も「単調な繰り返し」か「新しい刺激に満ちたもの」になるかはあなたの見方次第です。たとえば住宅販売の仕事を「来る日も来る日も家を売り続ける」と捉えると単調ですが、「顧客一組一組に合う家を提案する」と考えるとやれることはたくさんありますよ。
業界・職種別に紹介! 飽き性におすすめの仕事20選
飽き性に向いている仕事の特徴を解説してきましたが、具体的に当てはまる仕事が思い浮かばない人もいますよね。ここでは飽き性におすすめの仕事20選を業界・職種別に紹介します。
飽き性におすすめの業界10選
まずは飽き性におすすめの業界から解説していきます。飽き性のトレンドへの敏感さや適応力の高さを活かしやすい業界が以下の業界です。
「興味がある業界が見つからない」「どの業界なら自分の強みが発揮できるのだろう」と業界選びに悩んでいる人はぜひ参考にしてくださいね。
①IT
インターネットが普及した現代では、IT業界は人々の生活に欠かせない役割を担っています。常に新しい技術が生み出されていて、変化が激しいのが特徴です。
発展途上のベンチャー企業も多く、若手のうちから大きな仕事を任される機会も多いです。
飽き性な人は新しいもの好きが多い傾向にありますが、新しい技術が次々と生み出されるIT業界では、興味が尽きることなく働ける可能性が高いですよ。
IT業界の就職状況としては、人手不足である今が好機といわれています。ぜひこちらの記事でIT業界について理解を深めて、自分にとって楽しく働ける仕事かどうかを見極めてください。
未経験からIT業界に就職する秘訣とは? 必要なスキルまで徹底解説
システムの設計や開発をおこなうシステムエンジニアの仕事は、新たな技術を活用してシステムを生み出していく仕事なので、飽き性の人に向いているでしょう。
一方データベースエンジニアの運用や保守の仕事は、日常の業務ではあまり変化を感じられないため向いていないかもしれませんね。
②人材サービス
人材サービス業は、企業の人材ニーズや課題をヒアリングして、課題解決に即した人材を派遣したり、紹介やあっせんをおこなう事業です。
さまざまな事情や価値観を持つ求職者が存在し、企業も人材を確保するために働き方を多様化させています。背景のまったく異なる求職者と日々接することになり、毎日視野が広がり続ける仕事です。
企業によっても求める人材が異なったり、採用にかけられるコストが異なるなどさまざまな事情があるため、飽き性な人の柔軟性や適応力を活かせる機会は多くあります。
人材業界は既卒や第二新卒も歓迎している求人が多い傾向にあります。こちらは新卒向けの記事ですが、人材業界の基礎知識について解説しているので参考にしてくださいね。
例文6選|人材業界の志望動機を作る3ステップとやりがちなNG例
人材サービス業界では、仕事に就きたい人と働き手を求める企業とをつなぎます。求職者がどんなキャリアを希望しているのか、どのような企業がどういう人を求めているのかなどについて興味関心を持てる人にはおもしろい仕事といえます。
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受けない方がいい職業を診断しよう
就活で大切なのは、自分の職務適性を知ることです。「適職診断」では、あなたの性格や価値観を踏まえて、適性が高い職業・低い職業を診断します。
就職後のミスマッチを避けたい人は、適職診断で自分に合う職種・合わない職業を見つけましょう。
- 自分に合う職業がわからない人
- 入社後のミスマッチを避けたい人
- 自分の強みを活かせる職業を知りたい人
③旅行
旅行会社や代理店は、宿泊施設、飛行機や新幹線などの交通手段、テーマパークなどのチケットの手配をします。代理店の販売員は、店舗に来店した顧客の希望する旅行内容をヒアリングして、プランを提案し、必要な予約を手配します。
旅行客によって希望の行き先はバラバラで、毎日手配する宿泊施設や交通経路も異なります。観光地や地理に関する豊富な知識が必要で、手配をしながら新たな情報を獲得したり、学んだりすることも少なくありません。
旅行に同行する添乗員やバスガイドは、現場で起こるトラブルに冷静に対応する必要があります。飽き性な人の柔軟性や好奇心の旺盛さを活かしやすい業界です。
旅行にかかわる仕事は、扱う商材が多いため飽きにくいといえます。こちらの記事で、旅行に関係する仕事を多数紹介しているので参考にしてくださいね。
旅好きに向いてる仕事25選|就く方法や仕事内容を詳しく解説!
④ブライダル
結婚式は新郎新婦や家族にとって、人生の一大イベントといえます。特別な時間である分、毎日緊張感を持って式を取り仕切ることになるため、メリハリを持って仕事ができます。
また、カップルごとに希望する式の内容や進め方も異なり、個性が発揮されたおもしろい演出を一緒に手掛けることもあります。会場の装飾や演出で目新しさを感じたり工夫できることがあり、飽き性な人も意欲的に続けやすいのです。
ブライダルの仕事に魅力を感じている人も多いと思います。以下の記事ではブライダルの実態や仕事内容を詳しくまとめているのでぜひ参考にしてみてください。
ブライダル業界の実態に迫る! 仕事の内容や7つのトピックを解説
⑤コンサルティング
コンサルティング業界の仕事は課題を持った企業から依頼を受け、解決に向けた提案をおこない支援することです。顧客企業の業績を大きく左右し、経営者と同じ高い視座から会社経営を見れる仕事です。
顧客となる各企業が抱える問題点やそれにかかわる業界の事情、仕組みを正しく理解する必要があり、覚えなければならないことが無数にあります。飽きる暇もなく、日々仕事に打ち込める業界の一つです。
こちらの記事ではコンサル業界を志望する就活生に向けて、志望動機の作り方を解説しています。コンサル業界の動向や職種についても詳しく解説しているので、既卒や第二新卒の人も参考にしてくださいね。
例文12選|コンサルの志望動機で必須のアピール内容とNG例を解説
⑥新聞・放送
新聞社や放送局などのマスコミでは、日々世の中で起こる事件や変化を取り上げます。
次々と変わっていく世間のニーズを察知しながら新しい話題を提供し続けるので、目新しいことが好きであったり、トレンドへの敏感さを持つ飽き性な人に向いているといえます。
⑦広告
広告会社では依頼を受けた企業の商品やサービス、アイデアを世間に周知させるために、テレビやラジオでコマーシャルを流して宣伝したり、新聞に商品のPRを掲載します。近年では、インターネットの普及によりWebを利用した広告も増加しています。
広告では、自分のアイデアを言葉やデザインで形にし発信できる点に楽しさを見出している人も多いようです。個性を発揮できる機会が多い仕事なので、飽き性の人もやりがいを感じやすいといえます。
私の事務所では、行政や企業から広告を依頼されることがあるのですが、常に新しいアイデアを提案できるので、飽き性の私が好きな仕事の一つになっています。
新しいことを考えたり、形にする作業は、飽き性の人程向いているのかもしれませんね。
不動の人気を集める広告業界の選考を突破するには、魅力的な志望動機が必要です。こちらは新卒向けですが、盛り込むべき内容や知っておくべき情報は既卒・第二新卒の就職・転職でも共通しているので、ぜひ参考にしてください。
例文7選|広告業界で勝ち抜く志望動機の書き方と差別化のコツ
⑧電機メーカー
電機メーカーは、テレビや洗濯機、空調機器、照明などの家電と呼ばれる製品のほか、コンピュータ製品、医療機器、電子部品などを手掛けている製造業者のことを指します。
中でも家電を手掛けるメーカーでは、季節や時期によるニーズの変化を敏感に察知したり、新しい技術の開発をすぐさま取り入れる必要があります。飽き性な人のトレンドへの敏感さや柔軟さを活かせれば、売上拡大に貢献できる可能性が高いです。
季節や時期によるニーズの変化が大きいというと、食品メーカーも共通しています。特に、商品企画などは飽き性の人にもおすすめできます。新商品が売り上げに大きく影響するため、重要な役割です。
⑨専門店
専門店の中でも、家具販売店やアパレル店のように季節によって販売する商品が大きく異なると、さまざまな商品に触れることができるため、飽き性の人でも新鮮な気持ちを維持して働きやすくなります。
販売員として働けば、季節によって異なる商品の知識を取り入れ続けたり、行事やイベントごとを盛り上げるための店内の雰囲気作りにも携われます。
流行が毎年変化したり、季節ごとに商品が入れ替わる業界の仕事は、日々新鮮な気持ちで向き合えます。
ただし、変化を楽しんだり、提案の仕方を工夫したりしようとせず「服を売る」「家具を売る」とだけ捉えると新鮮味を感じにくくなってしまうでしょう。
➉不動産
マンションやビルの売買、賃貸を事業とする不動産会社では、数多くの不動産を取り扱っています。不動産ごとに間取りや内装は異なり、さまざまな不動産を目にすることになるため、飽きることなく仕事に取り組みやすいといえます。
さまざまな顧客とかかわることにもなるため、柔軟さや素直さが活かしやすい業界です。
不動産の中でも開発に特化した業界、ディベロッパーについてこちらの記事で詳しく解説しています。ぜひチェックしてくださいね。
ディベロッパー大手6社を徹底比較! 人気業界を突破する5つの正攻法
アドバイザーコメント
若林 宏美
プロフィールを見る飽き性の人には刺激が多い分野の仕事がおすすめ
個人的には、飽き性の人は常に刺激のある分野の仕事が向いているのかなと思います。
友人に、飽き性の人に向いている仕事を聞いてみたら、「障害福祉もいいよ」と教えてもらいました。専門の学部でなくとも、無資格からスタートして、ヘルパー2級やガイドヘルパーの資格を取得することができます。
障害福祉の仕事は障害を持った人を相手にするので、毎日対応の仕方が変わったり、人によって接し方が変わるので飽きることがなかったそうです。働きながら資格を取得できる点は、キャリアアップにもつながるのでおすすめですよ。
出会う人が多いと自然と刺激も多くなる
私が向いていると感じるのは、ライターでしょうか。特に取材ライターは、全国各地を訪れて記事にしたり、インタビューを通してさまざまな人と出会い、出会いの数だけ自分の知見を広げることができます。
取材をして書くという点は毎回同じですが、出会う人、求められる内容が毎回変わるので、常に刺激的だと実感しています。
ESで悩んだら就活準備プロンプト集がおすすめ!
『就活準備をもっと効率よく進めたい...!』と思っていませんか?「就活準備プロンプト集」は、生成AIを活用して自己PRや志望動機をスムーズに作成できるサポートツールです。
簡単な入力でプロが使うような回答例が出せるため、悩まずに就活準備を進められます。生成AIを活用して効率良く就活準備を進めたい人におすすめです。
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飽き性におすすめの職種10選
飽き性におすすめの業界を解説してきましたが、該当する業界に属していても職種によって仕事内容は大きく異なります。
職種という角度からも飽き性に向いている仕事を探してみると視野が広がります。ここでは、飽き性におすすめの職種10選を紹介します。
中途採用の求人では職種が特定されているケースが多いため、以下の中から気になる職種があればぜひ該当する求人を探してみてくださいね。
①販売スタッフ・接客
販売スタッフは店舗に来店した顧客に対する商品の提案や説明、精算がメインの仕事になります。販売する商品や地域によって差はありますが、日々多くの顧客に接する仕事です。
幅広い年齢層や背景の異なる顧客と多くかかわる仕事なので、飽き性の人も飽きることなく顧客ごとに新鮮な気持ちで仕事ができるでしょう。
こちらは新卒向けの記事ですが、販売職のやりがいや向いている人の特徴を詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください。
販売職を徹底調査! 仕事内容から就活を成功させるコツまで紹介
接客の仕事は、顧客と直接会話をしたり、人によって勧めるものが変わったりと、柔軟性が必要な仕事なので、常に違った刺激があります。一方で売る商品は基本的に同じなので、そこだけを見ると少し飽きてしまうかもしれませんね。
②営業
営業職の役割は顧客に自社の商品を提案し、売買契約を締結することです。会社の看板を背負って社外との接点を作ります。販売職と同様、人とかかわる機会が多い仕事です。
また、成果を売り上げとして出すことが求められ、結果は昇給や賞与の金額にも影響するケースが多いです。
「自分が営業職で楽しく仕事ができるのかわからない……」という人もいますよね。こちらの記事で営業に向いていない人の特徴を解説しているので、該当するかチェックしてみましょう。
営業に向いてない人の16の特徴|不向きな人におすすめの道も解説
飽き性の自覚がある人が営業をするならば、窓口業務や新規開拓など、毎日違う顧客に会える仕事がおすすめです。逆に、ルート営業や顧客の反応が見えづらい営業は飽きてしまう可能性があります。
ルート営業の実態を知りたい人は、こちらのQ&Aでキャリアコンサルタントがルート営業の実態について説明しているので参考にしてくださいね。
③企画
企画職は新しい商品やサービスを企画・開発する仕事です。単に商品のアイデアを出すだけでなく、コンセプトや価格、戦略などを決めます。柔軟な発想力が必要とされる職種です。
飽き性な人にはトレンドへの敏感さや柔軟な発想力が備わっている場合が多いので、それを活かしたアイデアが必要とされる機会も多くありますよ。
企画職の仕事内容はこちらの記事で詳しく解説しています。新卒向けの記事ですが、企画職の種類ややりがいについても掲載しているので、ぜひ参考にしてください。
企画職の仕事や適性を徹底解剖! 新卒が企画職を狙うのはハード?
商品のコンセプトや戦略などサービスが売れる仕組みを考えるマーケティング職についてまとめています。こちらも併せて参考にしてください。
マーケティング職に就くには? 仕事内容から対策まで徹底解説
④宣伝・広報
宣伝・広報は、自社商品の認知度を高めるために、広告代理店に依頼しテレビCMや新聞広告などを制作したり、近年増加しているSNSによる社外への情報発信などをおこなう仕事です。
また、メディア対応も広報部の仕事です。メディアから経営者へのインタビューや商品に関する取材を依頼されることがあれば、広報部が窓口となって対応します。
スケジュールが固定されている部分が少なく、社内の動きに合わせて柔軟に行動しなければなりません。適応力があり、単調な仕事が苦手な飽き性に向いている仕事といえます。
⑤マーケター
マーケティング部は新商品のコンセプト企画にかかわるだけでなく、多く売るために営業部と連携しながら効果的な営業パターンを確立させていきます。
商品によっては営業による売り込みだけでなく、店舗販売や電話販売などの選択肢もあるため、商品の特性やターゲットの特徴を考慮しながらどのようなかたちで消費者の手元に届けるかまで考えていきます。
消費者ニーズに敏感になれる飽き性な人の強みを活かしやすい職種です。
マーケティングの仕事は、華やかに見えてもデータ収集や他社分析などの細やかな業務があります。さらに収集したものをまとめる作業も必要で、デスクワークの多い業種です。これらへの耐性は必要になってくるでしょう。
⑥システムエンジニア
システムエンジニアは、システム設計やプログラミングなどを担当するエンジニアで、顧客へのヒアリングから最適な仕様のシステムを構築していきます。
案件ごとに顧客が異なるだけでなく、チーム編成も変わることが多く、飽き性な人も気持ちを切り替えて働けます。
システムの設計や開発をおこなうシステムエンジニアは、Slerであれば、プロジェクトごとに新たな設計や開発をおこなうため、飽き性の人でも新たな気持ちで取り組めるでしょう。
一方、自社のシステム開発や構築をおこなうシステムエンジニアは、異なる業界や企業の依頼を受けたりすることがないため飽きてしまうかもしれませんね。
こちらの記事では、システムエンジニアの仕事内容ややりがい、向いている人の特徴を解説しています。未経験からもチャレンジしやすい職種なので、興味がある人はぜひチェックしてくださいね。
システムエンジニアとは? 仕事内容から未経験の就職方法まで解説
⑦介護福祉士
介護福祉士の仕事は、けがや病気、身体機能、認知機能の低下などが原因で介護を必要とする人の生活をサポートしたり自立を支援することです。
主に訪問介護と施設介護に分かれ、訪問介護では利用者の自宅を訪問し、一人ひとりの世話をします。一方施設介護では、介護老人福祉施設や有料老人ホームなど、利用者が集団で生活している場所で生活全般をサポートします。
利用者ごとに必要なサポートが異なるため、それぞれに合わせられる適応力が必要です。また、トラブルやイレギュラーな事態が起こることも少なくないので、飽きずに緊張感を持って続けられる仕事といえます。
⑧ライター
ライターが活躍する媒体は、書籍や雑誌だけでなく、近年ではニュースサイトや企業のオウンドメディアなどのWeb媒体にも広がっています。ライターはひたすら文章を書く仕事で、一部の飽き性な人は苦痛に感じてしまうかもしれません。
しかし、文章を書くことが好きな人は自分の発想や考えを制作物を通して表現することができ、個性を発揮しやすい仕事です。飽き性な人でも文章を書くことに興味を持てれば、熱量を保ちやすいですよ。
飽き性な人がライターに向いている点は前述しているので、向いていない点について補足しますね。
ライターが書いた原稿は、校閲者がチェックし、場合によっては修正がなされます。その修正作業を嫌がるライターは意外に多く、雑になる人も。最後まで丁寧に仕上げられない人には向いていない仕事だと思います。
⑨デザイナー
デザイナーは文字通り、ポスターや雑誌の広告、フライヤー、商品のパッケージ、Webサイトなど、さまざまなもののデザインをする仕事です。インターネットの普及でWebメディアが増えているため、Webデザイナーは特に需要が高くなっています。
案件によってサイトのコンセプトが異なるため、デザインが大きく異なるサイトを多数手掛けることになります。自分のアイデアを反映させることができるため、個性を発揮できる仕事がしたい飽き性な人におすすめの仕事です。
好奇心の強い人は、常に新しい発想や見せ方の工夫が求められるデザイナーの仕事と親和性が高いといえます。新しい情報を収集し、イメージを膨らませることに楽しさを感じられる人は向いています。
➉講師・インストラクター
塾講師やスポーツインストラクター、また、社会人向けの資格講座の講師や企業の研修の講師などのように人に何かを教える仕事は、飽き性な人におすすめです。
生徒に応じたわかりやすい説明やスケジュールの立て方などが必要で、飽き性な人の柔軟さや適応力が活かしやすいですよ。
アドバイザーコメント
谷所 健一郎
プロフィールを見る飽きて転職するときに役立つスキルを身に付けておくのも大切
飽き性な人に向いている仕事は、ルーティンワークではなく変化があり、飽きても将来転職しやすい仕事だといえます。この点から企業の戦略や業務プロセスの改善をおこなうコンサルタントの仕事はおすすめです。
専門知識を活かしながら顧客企業に合わせた提案や改善をおこなっていくコンサルタントの仕事は、将来転職もしやすいでしょう。
WebやSNSにかかわる仕事はトレンドへの敏感さが必要なのでおすすめ
Webアプリの開発、Webライター、WEBデザイナーなど、インターネットに関連するビジネスは日々変化していて飽き性の人に向いています。専門知識やスキルがあれば、将来フリーランスとしての仕事も可能です。
新商品などに興味がある飽き性の人は、マーケティングの仕事も向いているでしょう。新商品の企画だけでなく、SNSなどを活用して売れる方法を考えていく仕事であり、一般消費者の行動や変化に敏感であることが求められます。
また、塾講師やスポーツインストラクターのほか、接客マナーやパソコンのインストラクターなど、インストラクターの仕事は、受講者により指導内容が異なります。指導するためには知識やスキルの向上が求められる仕事なので、飽き性の人に向いているでしょう。
絞りこみは慎重に! 本当に長く続けられる仕事を見極める方法
飽き性な人におすすめの仕事20選を紹介してきましたが、これ以外にも飽き性な人のトレンドへの敏感さや適応力の高さを活かせる仕事はたくさんあります。
実際、飽き性な人と一口に言っても、長く続けられるのに必要な条件は人によって異なります。ここからは、飽き性な人が本当に長く続けられる仕事を見極める方法を解説します。興味のある仕事や就きたい仕事が複数見つかったら、この方法で企業を絞り込んでくださいね。
仕事が続かなくて悩んでいる人は以下の記事を参考にしてみてください。続かない人の特徴と対策をまとめています。
仕事が続かない人の11の特徴|辞め癖をつけない・なくす方法も解説
①過去の出来事からすぐに飽きてしまったことを挙げる
まずは、自分の過去を分析しましょう。自分のことを飽き性と認識しているのは、そう思うようになった出来事が複数あるからではないですか。
自分から望んでやり出したことなのにすぐに飽きてしまったことや、取り組み始めて短期間のうちに辞めてしまったことなどを挙げてください。
②飽きずに続けられたことを挙げる
すぐに辞めてしまったことと反対に、飽きずに続けられたこともあるはずです。
「中学の部活動は3年生の引退まで続けた」「映画はずっと好きで毎月数本見ている」というように、最後まで続けられたことや長期間熱量が保てていることなどを複数挙げましょう。
③自分にとって長続きに必要な条件を割り出す
すぐに飽きてしまったことと、飽きずに続けられたことが出揃ったら、それぞれを比較してみましょう。片方にはあって、片方にはないことを探してみてください。
たとえば、長続きできたことには「自分が得意なことを活かせている」という共通点があり、すぐに飽きてしまったことには「得意なことを活かせる場面がなかった」のだとしたら、長く続けられる仕事の条件として「自分が得意なことを活かせる」が挙げられます。
このようにして、自分にとって長続きに必要な条件を割り出して、仕事に求める条件に置き換えてみてください。
得意なことが見つからない人は、以下の記事を参考にしながら自分の得意なことを見つけていきましょう。
得意なことを見つける10の方法|得意を仕事にする方法も解説
④企業研究を通して条件を満たせるか確かめる
企業研究の際は、割り出せた条件を満たせているかどうかを重視するようにしましょう。
「フラットな人間関係」が長く続けられるのに必要な条件なのであれば、インターンシップや交流会などに積極的に参加し、社員に社内の雰囲気を聞いたり社風を確かめるなどして、条件を満たせるのかどうかを確認しましょう。
飽き性の人は、やることが決まっているルーティンワークの仕事や自分の考えが反映されにくい仕事は向いていない傾向にあります。
企業規模や安定度だけで決めるのではなく、自由度があり多くの業務に携われる仕事など、企業研究で業務内容をしっかり見極めるようにしましょう。
企業研究を通して集めた情報は、ノートに整理しながら記録しましょう。こちらの記事で、企業研究ノートの作り方を解説しています。
作り方例4選|企業研究ノートのまとめ方をイラスト付きで解説!
- 結局はどんな仕事も飽きてしまうと思うのですが、飽き性な人が続けられる仕事を探す方法を教えてください。
まずは自分が何に飽きてしまうのかを知ろう
仕事の内容が単純で飽きてしまう、9時5時の決まったサイクルの毎日に飽きてしまう、職場の人間関係に飽きてしまうなど、「飽きる」にもいろいろなパターンがあります。
まずは自分が仕事の何に飽きてしまうのかを考えてみましょう。何に対して飽きているのかわかったら、自分にとって飽きる要素が少ない職種を選びます。
たとえば、9時5時の決まったサイクルが苦手なら、シフト制の職場を選んで仕事とプライベートを充実させても良いですね。
仕事に飽きてしまったら? 意欲を再燃させる3つの方法
仕事に飽きてしまったら? 意欲を再燃させる3つの方法
- メリハリを意識して仕事を進める
- ハードルが高めの目標やノルマを課す
- 仕事に活かせる知識やスキルを身に付ける
仕事を辞めるつもりはなくても、「飽きてしまってやる気が湧かない」「仕事をつまらなく思ってしまう」というように、悩んでいる人もいますよね。
ここでは、飽き性な人が仕事に飽きてしまっても、意欲を再燃させられる方法を3つ解説します。今すぐ取り掛かれることなので、ぜひ実践してくださいね。
①メリハリを意識して仕事を進める
仕事に飽きてしまった原因として考えられるのが、複数のタスクをすべて流れ作業のようにだらだらとこなしてしまっているケースです。1日の中で同じ仕事を続けるというよりも、データ入力をしたり、新たな書類を作成したり、電話対応したりと、さまざまな仕事をしている人が多いはずです。
それぞれのタスクごとに目的や注意点、誰のためにおこなっている仕事かも異なります。その違いを意識すれば、メリハリを持って仕事が進められるようになります。
仕事にメリハリが出ると、タスクごとに気持ちを切り替えて臨めるようになるので、集中力を保ちやすいですよ。
②ハードルが高めの目標やノルマを課す
明確な目標がなかったり、楽にこなせるノルマだけを背負って仕事をしていると、仕事に飽きやすくなってしまいます。この場合、自分で自分にハードルが高めの目標やノルマを課して、仕事への集中力や工夫が必要な状況を作りましょう。
たとえば、タスクごとに「〇時までに絶対にこれを終わらせる」「今月は対応本数30件」というように、実現できるかギリギリの目標を設定することで、緊張感を持って仕事ができます。
それだけでなく、目標が達成できたときに、達成感を得られたり成長を実感することができ、モチベーションを持続できますよ。
③仕事に活かせる知識やスキルを身に付ける
新鮮さや刺激になるようなことがあると、仕事への意欲を維持することができます。新鮮さや刺激は自ら作ることも可能です。それが、仕事に活かせる知識やスキルを身に付ける方法です。
スキルや知識が身に付いた状態で仕事をすると、仕事を効率的に進められるようになることで視野が広がり、新鮮な気持ちで仕事に取り組めるようになります。
アドバイザーコメント
遠藤 美穂子
プロフィールを見る自分の「飽きる」が起こるメカニズムを把握しよう
好きで始めた仕事でも、毎日働く中で飽きてしまったと感じる時もありますね。
「飽きた」と感じるのも「おもしろい」と感じるのも自分次第なので、自分でどういう時に飽きたと感じるのかや、気持ちの切り替え方を知っておくと良いでしょう。
一番取り掛かりやすいのは、「いったん仕事から離れてみること」です。
心身ともに疲れてしまっていると、楽しさを見つける元気もなくなってしまいます。数日でも休暇を取ってみてください。
休む前に引継ぎなど段取りを組む必要はありますが、休んでいる間は仕事のことを考えないで、のんびりしたり好きなことをしたりしてみましょう。
仕事に前向きに取り組めるような工夫をしよう
次に、根本的な対処として、飽きた原因を言語化して、仕事への向き合い方を変えてみましょう。
仕事が単純作業になってしまっているのであれば、「残業なしで帰る」と目標を決めて作業の効率化を図ったり集中してみたりする。
毎日が同じことの繰り返しと感じてしまっているのであれば、「顧客対応」と一括りに捉えるのではなく、顧客一人ひとりについて深く知ろうとしたり、提案のバリエーションを増やすべく勉強したりしてみる。
新鮮味が足りないと感じるならば、ほかの部署や仕事をしている人とあえて「やりがい」を語り合う会を開いてみる。
仕事そのものを急に変えるのは難しいので、こうした工夫をしてみてください。
ずっと楽しいだけの仕事はない! 一定の継続力や忍耐力は仕事に必ず必要
飽き性な人は仕事で活かせる強みをたくさん持っていますが、一方で継続力や忍耐力に欠ける点は仕事では弱点になってしまいます。どんな仕事でも、苦痛に感じることや億劫に感じるような場面は必ずあります。ずっと気楽に楽しくやれるだけの仕事はないと思っておいてください。
続けるのが困難な局面で、すぐに仕事を手放して職を点々とするのも一つのキャリアの築き方です。しかし、困難な局面を乗り越えるからこそ、さらに視野が広がって成長を実感できたり、仕事を楽しく感じられる瞬間も増えていきます。
「仕事に飽きた」「ほかの仕事に興味が出てきた」というときは、転職などを考える前に一度立ち止まりましょう。ここが自分にとっての踏ん張りどころではないのか、自分に問いかけてじっくり考えたうえで結論を出してくださいね。
- 仕事に飽きてしまって意欲が湧かなくなった場合、何を基準に転職するべきか決めれば良いのでしょうか。
ポジティブな思考が上回るかどうか
飽き性な人でなくとも、仕事に飽きたり、仕事が嫌になって転職したいと思うことは誰にでも少なからずあるでしょう。
転職をするなら、自分に十分なスキルがあり、転職先でも自分が希望する職種に就けるか、給料が自分の希望する額をもらえるのかといった点を冷静に検討する必要があります。
個人的には、「飽きたから辞める」という、どちらかといえばネガティブな思考よりも、「スキルアップしたいから転職する」などポジティブな思考が上回ったときが転職を検討するタイミングだと思います。
突発的に仕事を辞めてしまうと、転職活動に苦労することもあるので、飽きたからといってすぐに行動するのはおすすめしません。
こちらの記事で、第二新卒として転職すべきかどうかを判断する基準を解説しています。転職しようか迷っている人は、ぜひ参考にしてください。
第二新卒の転職必勝法|納得のいくキャリアを見つける3つのコツ
飽き性は変化を楽しめる! 幅広い経験ができる仕事で自己成長を続けよう
現代はテクノロジーの進化により、次々と新しいビジネスが生み出され、先の読めない時代に突入しています。変化に追いついていけない、変化を嫌う人々が大勢いる中で、常に変化を求めている飽き性な人は貴重な人材です。
変化が多いことは、それに対応していけばさまざまな経験ができるということです。幅広い経験によって自分を成長させることができます。記事内で紹介した飽き性な人の強みを活かせる仕事を参考にして、自分を成長させられる仕事を選んでくださいね。
アドバイザーコメント
谷所 健一郎
プロフィールを見る飽き性の人は自分の特性に合う仕事を見つけよう
飽き性の人に向いている仕事は、ルーティンワークではなく変化があり、自分の判断でやることが決められる仕事です。
器用で物覚えが良い人は、ある程度達成してしまうと飽きてしまう傾向があるので、常に知識やスキルを高めていかなければいけないIT系の仕事は向いているでしょう。顧客とかかわる営業や接客の仕事も日々変化があり、店舗運営なども裁量が大きい仕事なので飽き性の人に向いています。
飽きてしまって辞める前に理由を考えてみよう
仕事に飽きてしまったとき、なぜ飽きてしまったのか自問自答してみましょう。仕事がうまくいかず逃げ出したいというのが本音であれば、飽きてしまったのではなく嫌になってしまったのかもしれませんね。
どんな仕事もつらいことや困難なことがあるので、できればもう少し頑張ってみて、うまくいった時点で違う仕事を考えてみるのも良いでしょう。
一方、日々やることが同じルーティンワークの仕事に飽きてしまった場合は、信頼のおける上司や先輩にキャリアパスについて相談をしてみてください。今後もルーティンワークが続くようならば、飽き性に向いている仕事に就くために第二新卒として転職を考えても良いでしょう。
執筆・編集 PORTキャリア編集部
> コンテンツポリシー記事の編集責任者 熊野 公俊 Kumano Masatoshi
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キャリアコンサルタント/2級キャリアコンサルティング技能士
Mihoko Endo〇メガバンクで法人営業や新人研修講師、採用面接に携わる。現在は「その人らしさを引き出すカウンセリング」をモットーに、大学での就活支援、社会人向けキャリア開発研修をおこなう
プロフィール詳細キャリア・デベロップメント・アドバイザー/キャリアドメイン代表
Kenichiro Yadokoro〇大学でキャリアデザイン講座を担当した経験を持つ。現在は転職希望者や大学生向けの個別支援、転職者向けのセミナー、採用担当者向けのセミナーのほか、書籍の執筆をおこなう
プロフィール詳細キャリアコンサルタント/一般社団法人テツナグ代表理事
Hiromi Wakabayashi〇女性や学生向けのキャリア講座、行政主催の就職フェアでのキャリア相談に従事。また、ライター経歴を活かし、各種サイトでキャリアについて考えている人に向けた記事を監修
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