この記事のまとめ
- 玉手箱の言語テストは問題形式と出題傾向を理解することが重要
- 玉手箱の言語テストを攻略するのに必要なコツは4つ
- 玉手箱の言語テストの勉強法
就活ではさまざまな適性検査を受けることになりますが、玉手箱も頻繁に採用される適性検査の1つです。なかでも玉手箱の言語問題は問題数が多く、対策しないと時間内にすべて解くのは難しくなっています。
ただし、玉手箱の言語問題は問題形式と出題傾向を理解して勉強すれば、それほど難易度の高いテストではありません。
この記事ではキャリアアドバイザーの瀧本さん、田邉さん、中村さんのアドバイスも交えながら、玉手箱の言語テストの攻略方法や勉強法などについて解説するので、ぜひ参考にしてくださいね。
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玉手箱の言語テスト攻略のポイントは問題形式と出題傾向を理解すること!
玉手箱の言語テストは問題数が多く、1つの問題にかける時間があまりありません。また、出題内容や組み合わせが企業によって異なるため、慣れていないうちは「難しい」と感じる可能性があります。
そんな玉手箱を攻略するためには、問題形式と出題傾向を理解して「慣れる」ことが重要です。
そこでこの記事ではまず玉手箱について概要を解説。問題形式や言語問題の特徴について紹介するので、大枠をつかんでおきましょう。
後半では攻略のコツや効率の良い勉強法についても解説するので、実際に問題を解いて本番で高得点を狙うために対策してくださいね。
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玉手箱ってどんなテスト? 内容について基本を理解しよう
玉手箱ってどんなテスト? 内容について基本を理解しよう
- 玉手箱テストとは
- 玉手箱の問題形式と解答時間
- SPI・Web-GAB・Web-CAB・TG-WEBとの違い
玉手箱という言葉は聞いたことがあるけれど、内容についてよく知らないという人もいるでしょう。実際、就活で採用される適性検査として最もメジャーなのはSPI3です。
しかし、玉手箱はSPI3に次いで採用の多い適性検査であり、受ける可能性は十分あるためしっかり理解しておきましょう。
ここからは、玉手箱の基本について解説するので、入念にチェックしておいてくださいね。
玉手箱テストとは

玉手箱テストとは日本の企業で広く採用されている適性検査の1つで、大手企業でも採用例が多いので、SPIと同様に対策しておくべきです。玉手箱テストは、企業が応募者の基本的な能力や適性を測るために使用されます。
内容はおもに計算問題や言語理解、性格診断など、複数のセクションに分かれており、時間内に正確に問題を解く必要があります。
受験方法はオンライン(Web)型とテストセンター型の2種類がありますが、オンライン型を採用している企業が多い傾向です。
また、企業から指定された期間内であればいつでも受験できること、電卓が利用できることなどが特徴としてあります。
玉手箱問題を企業が選考に組み込む意図は、自社への適性があるかどうか、採用後のミスマッチ防止などが考えられます。
しかし、ほとんどの場合、面接などの負担軽減のため、選考プロセスの効率化を目的としていることが多いです。
玉手箱の問題形式と解答時間
玉手箱は解答時間が非常に短いという特徴があります。たとえば、計算問題の「四則逆算問題」では、制限時間9分に対して問題は50問あります。
つまり、1問にかけられる時間はたったの10秒しかありません。
一方、玉手箱は問題形式のパターンは多くないという特徴もあります。問題数は非常に多いものの、一度出題されればそのまま数問同じ形式で出題されるため、問題のパターンを瞬時に認識できればそれぞれの解答を素早く導き出すことができるでしょう。
玉手箱全体の出題内容や解き方のコツについては、以下の記事でも紹介しているので、ぜひこの記事と併せてご覧ください。
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玉手箱は受験する人によって出題される問題が異なる特徴があります。
先輩や知人から「こんな問題が出題されたよ」と言われても、あなたが受験するときには異なる問題が出題されることもあるため注意してください。
SPI・Web-GAB・Web-CAB・TG-WEBとの違い
テストの名称 | 特徴 | 採用される企業・業界 | 難易度 |
玉手箱 | 言語・非言語問題、性格診断で構成 | コンサル、金融業界に多い | ★★★ |
SPI | 玉手箱と同様に言語・非言語問題、性格診断で構成 | あらゆる業界・業種で採用 | ★★ |
Web-GAB | 言語・計数・性格検査で構成 | 金融、証券、コンサル、総合・専門商社に多い | ★★★★ |
Web-CAB | 暗算・法則性・命令表・暗号の4科目と性格検査で構成 | IT、理系の業界・業種に多い | ★★★★ |
TG-WEB | 言語・計数・英語・性格検査で構成 | コンサル、金融、商社、不動産、広告・マスコミ、メーカー、エンタメ業界に多い | ★★★★★ |
玉手箱はコンサルや金融業界といった就職難易度の高い業界で多く採用されています。
問題数が多いため難易度はSPIよりも高くなっていますが、そのほかのWebテストと比較すると低めです。
以下のでは、Webテストの総合的な対策方法や各種Webテストに関する詳しいポイントを解説しています。自分が受ける予定のWebテストがある人はぜひ参考にしてみてください。
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- SPI・Web-GAB・Web-CAB・TG-WEBのなかで、どの適性検査から優先的に勉強すべきですか?
基本は選考の中で採用率の高いSPIから対策しよう
適性検査の優先順位は、志望する企業がどのテストを採用しているかによって変わりますが、一般的にはSPIから対策を始めるのがおすすめです。
SPIは日本で最も広く利用されており、多くの企業が一次選考として採用しています。
言語、非言語、性格検査を含むため、全般的なスキルを問われることが特徴です。また、SPIで鍛えた基礎は、ほかの適性検査にも役立ちます。一方、IT系企業や一部の専門分野では、Web-CABやTG-WEBの対策も重要になります。
特にTG-WEBは問題の難易度が高く、十分な対策が必要なので、SPIに慣れた後に取り組むと良いでしょう。
最終的には、志望する企業が導入しているテストの種類を事前に確認し、それに合わせた対策をおこなうことが肝心です。
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傾向を理解しよう! 玉手箱言語問題の3つの特徴
傾向を理解しよう! 玉手箱言語問題の3つの特徴
- 同じ問題形式で複数出題される
- 制限時間に対して問題数が多い
- 英語の問題が出題されることもある
就活生のなかには、玉手箱の言語問題を苦手に感じている人もいるのではないでしょうか。
玉手箱の言語問題は難しいというイメージを持たれがちですが、パターンが決まっているので特徴をつかんでおけば高得点を取るのは難しいことではありません。
ここからは、玉手箱の言語問題が持つ3つの特徴について解説するので、まだ把握していない人は確認しておいてくださいね。
①同じ問題形式で複数出題される
問題形式 | 問題の特徴 | 制限時間 | 解答方法 |
論理的読解 | 600文字程度の長文1つに対して4問が出題 | 15分で8長文32問出題(企業によって変動あり) | 3つの選択肢の中から正しいものを選択 |
趣旨判定 | 400~600文字の長文1つに対して4問が出題 | 15分で8長文32問出題 | 設問が「筆者が一番訴えたいこと」かどうかを判断する |
趣旨把握 | 1,000文字程度の長文 | 12分で10問出題 | 4つの選択肢から「最も筆者の訴えに近いもの」を1つ選択 |
玉手箱は同じ問題形式で複数出題されるため、いくつかの解法を覚えておくだけで攻略しやすくなります。
言語問題の形式は「論理的読解」「趣旨判定」「趣旨把握」の3つに分かれているのが特徴です。それぞれの形式や解き方のコツを上図にまとめました。
論理的読解にかけられる時間は1問あたり2分程度です。しかし、企業によっては問題数や制限時間が増えることがあるので、本番で焦らないように多めに問題を解く練習をしておきましょう。
趣旨判定は「筆者が一番訴えたいこと」を読み取る形式です。かけられる時間は1問あたり1分程度と短く、テーマは就職に関することが多く見られます。
趣旨把握は12分間で10問出題され、「最も筆者の訴えに近いもの」を選ぶ形式です。文章と選択肢の要点を素早く理解し、合致しているか判断する力が求められます。
②制限時間に対して問題数が多い
玉手箱の特徴として制限時間に対する問題数の多さが挙げられますが、それは言語問題も例外ではありません。
1つの長文に対して1~2分しかかけられないため、悩んでいるとすぐに時間がなくなって焦る原因になるでしょう。
そのため、どの問題においても素早く文章や設問を読んで理解することが攻略のカギになります。また、わからない問題に関しては解答を諦める判断力も重要です。
- いつもわからない問題に時間を使ってしまいます。諦める判断をするのに抵抗があって、点数が取れないんじゃないかと不安です……。
諦めるのではなく「優先度を下げる」と考えよう
たしかに、諦めてしまうと正答数が下がってしまい、適性検査で落ちてしまうのではないかと不安になりますよね。
しかし、1問ごとの点数は同じなので、簡単な問題でも難しい問題でも同じ点数になります。
そのため、簡単な問題をすべて解き切ることが、玉手箱で高得点を獲得するポイントなのです。
内定を獲得するためにも、あなたが短時間で解ける問題かどうかを見極めて効率的な時間の使い方をしましょう。
③英語の問題が出題されることもある
玉手箱の言語問題は日本語で出題されるのが基本ですが、企業によっては英語の問題が出題されることもあります。出題テーマは自然、文化、社会、環境などさまざまなジャンルです。
形式は論理的読解と長文読解の2種類で、論理的読解では日本語のものと同様に文章を読んで正誤を判断します。長文読解では英語の長文を読み、設問にしたがって正しい選択肢を選びます。
英語の難易度は中学~高校レベルといわれていますが、「難しい」という意見もあります。そのため、英語の文章に慣れておくのは必須です。
英語に自信がない人は、「玉手箱で英語が出たらどうしよう」と不安を抱くでしょう。不安に感じている人は、以下で玉手箱の英語攻略について徹底解説しているので、この記事と併せて対策してくださいね。
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英語を採用する企業が多いか少ないかというよりは、受けようとする企業が業務上、英語を必要とするのかどうかがポイントとなります。
特に、グローバルに事業展開している企業では、英語問題を採用することが多いです。
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ここで差がつく! 玉手箱言語問題を攻略する4つのコツを伝授
ここで差がつく! 玉手箱言語問題を攻略する4つのコツを伝授
玉手箱などの適性検査は、書類選考や面接対策などほかの選考対策に比べて対策がおろそかにされがちです。そのため、正しい対策をした人としない人では得点に大きな差が出るでしょう。
ここからは、玉手箱言語問題を攻略する4つのコツを紹介するので、しっかりチェックしてライバルに差をつけましょう!
①問題を解く前に選択肢を確認する
まずは問題文を読む前に選択肢を確認しましょう。選択肢を最初に読んでおくことで考え方が整理でき、当たりをつけながら問題文を読むことになるため、ただ読むよりも効率や集中力が上がります。
また、選択肢と同じ文言が本文に登場すれば、以降の問題文を読む時間を省けるでしょう。長文はすべて読み込むのではなく、要点だけ拾ってその部分を読むことが重要だと覚えておいてくださいね。
特に注目したいのが、「しかし」「逆に」といった逆説の文言です。逆説の文言の後には筆者が本当に述べたい内容が書いてあることが多いので、出てきたら注目してみましょう。
まず選択肢を確認し、どの選択肢が出題の要点にかかわるかを把握しましょう。特に選択肢と同じ文言が本文中に登場すれば、その段落に注目し、時間を節約することができます。
また、「しかし」「逆に」といった逆説のキーワードが出たら、その後に筆者の主張が続くため、注意深く読み取ると効果的です。
②問題のパターンを把握する
選択肢を読んだら、問題のパターンを把握できるはずです。玉手箱の特徴は同じ問題形式が連続で出題されることであり、言語問題も例外ではありません。
そのため、問題のパターンを把握できれば考える時間を短縮でき、解答の効率が上がるでしょう。
玉手箱は1問当たりにかけられる時間が短いので、このように少しでも時間を短縮できる工夫が重要になります。
問題のパターンを素早く判断するためには、「解答方法」に着目することがおすすめです。たとえば、GAB形式とIMAGES形式では、用意されている選択肢から「どちらのパターンか」を判断できます。
そして、趣旨把握問題は問題文で「筆者の訴えに最も近いもの」など趣旨を問う文言が書かれているため、問題文に着目するとすぐに判断ができます。
③時間配分に注意する
玉手箱は制限時間に対して問題数が多く、あまり悩んでいると最後まで問題を解く時間がなくなってしまいます。そのため、時間配分は常に意識して解いていきましょう。
言語問題では3つの形式のうち1種類が出題されますが、どの形式でもかけられる時間は1問につき1~2分程度です。
その時間を守るためには、できるだけ素早く問題文と選択肢を読んで理解する必要があります。日頃から練習問題を繰り返し解いて、制限時間内にすべて解答できる対策をして挑みましょう。
- おすすめの時間配分はありますか?
玉手箱の時間配分は出題される問題に合わせて工夫しよう
玉手箱を解く際のおすすめ時間配分は、問題の種類によって異なります。たとえば、計数分野では「四則逆算」の問題は50問を9分で解く必要がありますが、問題自体は比較的簡単なのでスピード重視で進めることがポイントです。
対して、言語分野の「長文読解」は、25分で52問を解くことが多く、すべての問題を解き切るのは難しいため、全体の7割程度を目標に進めると良いでしょう。
また、残り1分程度で未回答の問題を勘で埋めることも有効です。
計算や読解が難しく感じる場合は、問題を飛ばして次に進む判断も重要です。どの分野でも、時間配分に気を配り、限られた時間で最大限の得点を狙うことが大切です。
④わからなくても解答する
もし答えがわからなかったら、勘で解答してしまうのも1つの方法です。玉手箱は選択問題ですから、勘で解答しても正解する可能性はあります。
しかし、前半でわからない問題で詰まって最後まで解けずに時間がきてしまえば、解けなかった問題が正解である可能性は0%です。また、もし仮に解ける問題が最後のほうに固まっていたら、その問題を解く時間がなくなってしまうのは非常にもったいないといえます。
わからない問題は潔く捨てて、次の問題に賭けるといった判断も、玉手箱言語問題を攻略するうえでは重要なポイントとなるでしょう。
キャリアコンサルタントに聞いた! 玉手箱言語問題が選考に与える影響
就活生のなかには「適性検査はそこまで対策しなくてもいいや」と考えている人もいるでしょう。適性検査はエントリーシート(ES)や面接対策に比べて力を入れる人が少ない分野です。
しかし、対策をおろそかにすると、ほかのライバルたちに差をつけられて落選につながるかもしれません。
そこでここでは多くの就活生の選考を見てきたキャリアアドバイザーの田邉さんに、玉手箱言語問題の重要性について質問しました。選考にどんな影響があるのか一緒に確認して、入念な対策を練りましょう。
アドバイザーコメント
田邉 健
プロフィールを見る玉手箱の対策不足が原因で入社後に後悔しながら働く人もいる
就活は適性検査だけでなく、自己分析やES作成、面接対策などもあり、限られた時間ですべての対策をすることは大変ですよね。なかには、自己分析や面接対策のほうが苦手意識があり、玉手箱対策の優先度を下げているかもしれません。
もしかしたら、先輩や友人からもらった解答集などがあり、対策しなくても選考が通ると思っているのではないでしょうか。
しかし、過去に支援した学生のなかに「解答集を使えば良い」と思っていたが、うまく使えずに第一志望の面接に進めなかった人が多数います。
後悔しないためにできるテスト対策はすべてしよう
さらに、そのなかには「第一志望が諦めきれない」と思い転職活動もしたものの、中途採用は採用ハードルが高く「書類選考落ちだった」という人もいました。もしかしたら、玉手箱を対策していたら選考に進み、新卒で内定獲得ができていたかもしれません。
自分が楽をしようとしたことが理由で、入社した後にも「玉手箱の対策をしていなかったこと」を後悔してしまう可能性もあるのです。
入社後に後悔しないために、「これだけ対策して落ちたら仕方がない」と思えるくらいまでに、できることはすべて対策して就活に臨みましょう。
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志望度が高い企業にWEBテストで落ちてしまうのは本当にもったいないです。しかし何冊も問題集を解くのは時間が足りないですよね。
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また本番形式の模試も付いているので、前もって本番の感覚をつかむことができますよ。
ぜひ活用してWEBテストを突破しましょう。
対策必須! 玉手箱言語問題の勉強法
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玉手箱の言語問題はスムーズに解答する必要があるため、対策なしで高得点を取るのは難しいでしょう。
ここからは、玉手箱言語問題の勉強法を4つ紹介します。高得点を目指したい人は、対策を始める前にチェックしておいてくださいね。
①問題集を繰り返し解く
まずは玉手箱の問題集を購入して問題集を繰り返し解き、問題に慣れましょう。玉手箱は制限時間が短く、じっくり考える時間がありません。
そのため、慣れていないと時間が足りなくなってしまい、最後まで解答できないという事態に陥ります。勉強に使う問題集はどれでも問題ありませんが、古い問題集は傾向が現在のものと異なる可能性があるので、できるだけ新しいものを選びましょう。
また、さまざまな問題集を解くよりも、1つの問題集を何周も繰り返し解くほうが慣れるのが速いためおすすめです。
なぜなら、同じ問題を何度も解くことによって、特定の形式やパターンがわかるようになるからです。別の問題集を解くと、新しいパターンに出会う可能性があるため、効率的にパターンを覚えるのが難しくなります。
また、問題集は紙のものだけでなく、Webサイトやアプリのものもあります。Webサイトは実践的な練習をする際、アプリはスキマ時間といったように使い分けて効率的に勉強してくださいね。
意識するポイントは、繰り返し解く段階によって異なります。
最初のうちは、問題に慣れることや解法を覚えることなどが最優先ですが、その後は時間を意識して正確に解くことが重要になってきます。タイマーなどを利用して意識するよう心掛けましょう。
②出題パターンを覚える
玉手箱は同じ問題形式で複数問出題されるため、同じ問題を何度も解いてパターンを覚えることが攻略のカギです。
玉手箱の言語問題はおもに「論理的読解」「趣旨判定」「趣旨把握」の3つの形式があります。パターンを覚えたら、問題をパッと見るだけでも「この問題はこのパターンだな」と理解することができます。
一通りのパターンを覚えたら、続けてスラスラと解けるようになるまで繰り返し練習しましょう。本番では3つの形式からどれが出るかわかりません。そのため、苦手な形式は入念に対策して、苦手をなくしましょう。
それぞれの出題パターンを覚えるコツとして、まず問題形式に慣れることが重要です。同じ問題形式で複数問が続けて出題されるため、パターンを認識し瞬時に解答できる力をつけることが有効です。
また、設問を先に読むことで本文の内容を把握しやすくなり、解答のスピードアップにつながります。
③速読力を身に付ける
玉手箱の言語問題は400~1,000文字程度の文章に対し、かけられる時間は1~2分です。そのため、できるだけ文章を速く正確に読む速読力を身に付けると有利になります。
速読力を鍛えるには、以下の順で練習していくのが基本です。
速読力の練習法
- 精読する
- 音読する
- 継続的に多読する
- 黙読で速読する
速読力を鍛えるには、日々の積み重ねが重要です。1日10分程度の練習でも良いので、「速く読む癖」をつけていきましょう。
独学での習得に自信がない人は、速読の練習教材を購入するのもおすすめです。
また、玉手箱の言語問題は英語で出題されることもありますが、英語の速読力も同じ要領で上げることができます。
速読をするときには、文章の構造を把握することが重要です。たとえば、「同様に」などが書かれていたら、同じことの繰り返しなので流し読みしても問題ないですよね。
このように、接続詞や文章の特徴に着目する習慣をつけると、速読力が鍛えられますよ。
④活字の長文読解に慣れておく
長文を素早く読んで内容を理解するためには、日頃から活字の長文読解に慣れておくことが重要です。
長文読解に慣れていないと要点を読み取って解答するまでに時間がかかってしまい、結果的に時間が足りずすべて解答できない可能性があります。
玉手箱をWeb形式で受ける人も、できれば本や新聞などの紙に書いてある文字を読んで練習するのがおすすめです。紙の文字は電子書籍に比べて記憶に残りやすく、集中して読みやすいというメリットがあります。
慣れるのにはある程度時間がかかるため、毎日少しずつでも活字の長文を読むことを意識しましょう。
- 活字の長文に慣れるにはどんなものを読むのがおすすめですか?
スマホで手軽に読める「社説」がおすすめ
私は「社説」を読むことをおすすめしています。どの新聞社のものでも良いです。理由としては、以下の3点が挙げられます。
①手軽にスマホで読める
②適度な文章の長さ
③毎日内容が違うので飽きない
活字の長文に慣れるには、継続して続けられるものでなければいけません。その点、ネットで気軽に読むことができるので、スキマ時間などにサクッと対策できます。
分量もちょうど良く、毎日違う内容である点なども、続けられる要因になり、おすすめです。
不安を解消しよう! 玉手箱言語問題でよくある質問
不安を解消しよう! 玉手箱言語問題でよくある質問
- 玉手箱を採用しているのはどんな企業?
- 試験直前にできる対策はある?
- スピードと正確性のバランスはどう取る?
玉手箱の言語問題について十分理解しても、漠然とした不安を抱えている人もいるでしょう。いくら対策していても、初めて本番に臨む際は失敗が怖くなりますよね。
そこで、以下では玉手箱言語問題でよくある3つの質問に回答していきます。本番前や不安なときは見返して心を落ち着けてくださいね。
玉手箱を採用しているのはどんな企業?
玉手箱はコンサルや金融業界など就職難易度の高い業界・企業で採用される傾向にあります。玉手箱の合格ラインは一般的に6~7割程度といわれていますが、応募倍率の高い人気企業では8割以上を見込んでおきましょう。
実際に適性検査で玉手箱が採用された人気企業は次の通りです。
業界 | 企業 |
コンサル | アクセンチュア、PwCコンサルティング |
金融 | 三井住友銀行、大和証券、みずほ証券、野村證券 |
IT・メーカー | KDDI、富士通、日立製作所、ファイザー |
広告・マスコミ | 博報堂、読売広告社、TBS |
インフラ | 東京ガス、東京電力、商船三井、JR西日本 |
科目は言語と性格を取り入れている企業が多いので、上記の企業に応募する際は必ず言語問題の対策をしておきましょう。
- 応募企業が採用している適性検査の種類がわかる方法はありますか?
企業が導入している適性検査は「就職四季報」で確認しよう
適性検査の種類は、就活メディアやSNSで情報収集したり、OB・OG訪問で教えてもらったりして調べることもできます。
しかし、インターネットの情報は匿名性が高いため、誤った情報が書かれていることもあるため注意が必要です。さらに、OB・OG訪問で聞いた情報は、社員が忘れていたり古い情報だったりすることもあります。
『就職四季報』であれば出版社が公開している情報なので、信ぴょう性が高く適性検査の種類が正しく把握できる可能性が高いです。
ただし、本書に書かれている情報は過去の情報なので、最新情報は書かれていません。急に適性検査の種類を変更する可能性もあるため注意してくださいね。
試験直前にできる対策はある?
玉手箱をしっかり対策していても、試験当日になると不安になるものですよね。試験直前まで対策をしたい人は、玉手箱問題が掲載されているアプリを利用すれば直前でも問題の練習ができます。
また、本番では短い時間で多くの問題に解答することになるため、直前にはリラックスして集中力を高めることが重要です。
試験前日は睡眠を十分に取り、当日は朝ごはんをしっかり食べましょう。当日の食事としておすすめなのは、脳のエネルギー源となるブドウ糖が取れるご飯やパン、集中力を持続させるビタミンB1やB2を含む鮭、アスパラなどです。
また、試験前にはリラックスできる呼吸法を取り入れたり軽いストレッチをおこなったりすると、集中力を高めるのに役立ちます。
時間を計って問題を解く習慣をつけ、電卓操作に慣れ、過去問を繰り返し練習することが効果的です。
特に、計算問題は10秒以内に解答するスピードが求められるため、効率的に解答できるよう準備しましょう。
スピードと正確性のバランスはどう取る?
玉手箱の言語問題はスピードと正確性の両方が求められますが、その場で時間配分を管理しながら問題を解いていくのは難しいですよね。
得意分野が出題されれば時間に余裕が生まれますが、苦手な分野や難しい問題が出題されると時間が足りなくなってしまう恐れがあります。
もし苦手な形式が出題されて悩んだら、思い切って勘に頼るのも1つの方法です。玉手箱は選択式ですから、勘で解答しても当たる可能性はあります。
また、得意分野が出たら「時間に余裕がある」と心を落ち着かせることもできますが、素早く解答できれば時間に余裕を作れるチャンスにもなります。時間を余らせればその分をほかの問題に回せるので、確実にその問題を取りにいくのか時間を作るのか作戦を練っておきましょう。
玉手箱言語問題は総合的に対策してライバルに差をつけよう!
玉手箱の言語問題について理解が深まったでしょうか?
玉手箱言語問題は難しいと思われがちですが、パターンが決まっているので問題に慣れれば高得点も目指せる適性検査です。
この記事を参考に攻略のためのポイントを理解したら、あとは繰り返し問題集を解いてスムーズに解答できるようになりましょう!
アドバイザーコメント
中村 彰
プロフィールを見る概要を理解して正しい攻略法を身に付けるのが合格へのカギ
まずは、「玉手箱」という適性検査の概要を理解しておくことが大切です。言語問題の形式は「論理的読解」「趣旨判定」「趣旨把握」の3つに分かれていることなど、知っているのと知らないのとでは、圧倒的に対策に差が出てきます。
そして、1問あたりにかけられる時間が短いので、いかに長文を短時間で読解することができるかということも必要になってきます。
ここで攻略のポイントですが、先ほど概要を理解しておくことが大切と話しましたが、問題の出題にはパターンがあります。つまり、出題傾向などを理解しておけば、似たような問われ方をするわけなので、動揺することなく問題に取り組んでいけます。
そして、問題を読む前に先に選択肢を確認するようにしましょう。答えとなる部分を探しながら本文を読むことができ、時間短縮につながります。
文章を読む習慣づけをして長文に慣れよう
また、そもそも文章を読むことが苦手だとか、速く読んで内容を理解することなんてできないという人も多いかと思います。そのような人は、普段の生活から活字に触れる習慣を身に付けておきましょう。
本を読んだり、新聞を読んだり、ご自身が無理なく続けられる方法で構わないので、文章に慣れていくことをおすすめします。
「玉手箱」は決して難しいものではありません。これからの努力次第で必ず合格ラインを超えることが可能です。目標に向かって頑張っていきましょう!
執筆・編集 PORTキャリア編集部
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記事の編集責任者 熊野 公俊 Kumano Masatoshi
3名のアドバイザーがこの記事にコメントしました
キャリアコンサルタント/キャリアコンサルティング技能士
Hiroshi Takimoto〇年間約2000件以上の就活相談を受け、これまでの相談実績は40000件超。25年以上の実務経験をもとに、就活本を複数出版し、NHK総合の就活番組の監修もおこなう
プロフィール詳細キャリアコンサルタント/なべけんブログ運営者
Ken Tanabe〇新卒で大手人材会社へ入社し、人材コーディネーターや採用、育成などを担当。その後独立し、現在はカウンセリングや個人メディアによる情報発信など幅広くキャリア支援に携わる
プロフィール詳細適性検査対策講師
Akira Nakamura〇学校事務や大学講座運営などの企業にて、営業や講師、キャリア相談など幅広い業務を担当。現在はフリーランスとして、面接指導や適性検査「SPI」の講師を務める
プロフィール詳細