WEBテスト対策完全版|効率重視で準備する方法を徹底解説

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この記事にコメントしたアドバイザー

  • 隈本 稔

    職りんく運営者 保有資格:国家資格キャリアコンサルタント(登録番号19041711)/性格応用心理士1級/キャリア・デベロップメント・アドバイザー SNS:Facebook

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  • 木村 千恵子

    Koyori キャリアワールド代表 保有資格:国家資格キャリアコンサルタント(登録番号16050754)/キャリア・デベロップメント・アドバイザー SNS:X(旧Twitter)/Facebook

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  • 渡部 俊和

    合同会社渡部俊和事務所代表 保有資格:国家資格キャリアコンサルタント(登録番号16029675) SNS:Facebook

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この記事のまとめ

  • WEBテストは効率重視で対策することが大切
  • WEBテストの中でも特に性格検査の結果が重視されやすいことに注意
  • 能力検査・性格検査の対策方法をテスト種類別に徹底解説

対策に頭を悩ませる人も多いWEBテスト。「どのようにWEBテストの勉強をしたら良いのかわからない」「高得点を取るにはどうしたら良いのかな」などと面接や書類選考とは異なる対策に悩む人もいるのではないでしょうか。

エントリーシート(ES)や面接対策ばかりに熱を入れる人もいますが、WEBテストで油断してしまうと面接さえ受けられないことも。WEBテストの特徴を理解しつつ、しっかりと対策する必要があります。ESや面接練習など、ほかの選考対策との兼ね合いを考えながら準備していきましょう。

記事では、キャリアアドバイザーの隈本さん、渡部さん、木村さんと、効率的なWEBテストの対策方法を解説していくので、ぜひ参考にしてくださいね。

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WEBテスト対策は効率重視で進めることがカギ 

WEBテストは対策が大変なものの、WEBテストの評価を最も重視するという企業はほとんどなく、面接やESの内容の方が重視される傾向にあります。そのため、WEBテストはしっかり時間を割くというよりも、効率重視で対策することが大切です。

記事では、まずWEBテストの特徴を踏まえて、効率化のポイントを解説します。そのうえで、効率的なWEBテスト対策の方法を解説していきます。WEBテストに苦手意識を感じている人も、確実に解けるようになる対策方法になっているので、ぜひ参考にしてください。

併せて、実際に受検する際に必要な準備や、受け方のコツも説明するので、本番をイメージしながらチェックしてくださいね。

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WEBテストの対策~受検の流れと効率化のポイント

WEBテストの対策~受検の流れ

  • WEBテストの特徴を理解する
  • WEBテストで出題される内容を把握する
  • WEBテストの対策をするためのツールを用意する
  • WEBテストの勉強をする
  • WEBテストを受ける用意をする
  • コツを踏まえてWEBテストを受ける

WEBテストの対策をするために、まずは受検までの流れを確認しましょう。やるべきことを具体的に解説するので、確認して心構えをしてくださいね。

また、繰り返しになりますがWEBテスト対策は効率的におこなうことが重要です。対策から受検までの流れの中で、それぞれ効率化できるポイントも伝えるので、併せてチェックしましょう。

WEBテストは、各社それぞれに設定している最低合格点を超えていれば、次の選考に進めます。採用選考のメインはあくまで面接試験なので、WEBテスト対策は極力時間をかけずに効率的におこない、自己分析や面接対策に時間を割くことが重要です。

①WEBテストの特徴を理解する

そもそもWEBテストがどういうものなのか、正確に理解できていない人は多いのではないでしょうか。実はWEBテストは形式がいくつもあるなど、複雑な部分がありま

特徴を正確に理解していないと必要な対策が漏れてしまうことも考えられるので、しっかり確認しましょう。

記事では、「実施する企業」「目的」「構成」「課される回数」「受けるタイミング」「合格ライン」「受検する場所」に分けて特徴を解説するので、それぞれ頭に入れておいてくださいね。

効率化のために! 特徴から自分がかけるべき労力を考えよう

特徴を知ることで、自分がかけるべき労力がどれほどなのかを考え、効率化につなげることができます。たとえば、「企業がWEBテストを重視する度合がこれくらいなら、もっとESや面接対策に時間をかけた方が良さそうだな」「ここだけはしっかりとおこなって、あとはできるだけ手間を削減することを考えよう」といったように計画することができます。

特徴を踏まえずに闇雲に対策してしまうと、後から「あんなに時間をかけなくても良かったんだな」「今月から対策を始めたけど先月からやっておくべきだった」などと感じることもあるかもしれません。

特徴を踏まえたうえで、WEBテスト対策にかけるべき労力のバランスを考え、効率化を狙いましょう。

②WEBテストで出題される内容を把握する

WEBテストがどのようなものなのか把握したら、実際に出題される内容を理解していきましょう。WEBテストはいくつかの構成に分かれており、出題内容は多岐にわたります

記事では、形式や分野別に、出題される内容を例題とともに解説するので、それぞれチェックしていきましょう。

効率化のために! 時間をかける分野とそうでない分野を見極めよう

出題される内容を確認すると、「これは簡単に解けそうだな」「これは初見ではわからない」などとさまざまな感想を持つと思います。そこで、対策に労力をかけるべき分野とそうでない分野を見極めて、WEBテスト対策を効率的におこなえるようにしましょう。

記事で解説する例題を解いてみて、対策に時間をかけるべき分野とそうでない分野を考え、準備に取り掛かれるようにしておくと良いですね。

渡部 俊和

プロフィール

WEBテストの能力検査は基本的には中学~高校時代の国語、数学、英語のおさらいのようなものです。出題形式に慣れさえすれば基本的には難易度は高くなく、すべてに対策が必要なわけではありません。苦手科目に絞って対策すれば充分です。

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③WEBテストの対策をするためのツールを用意する

WEBテストは、参考書など、ツールを使用して対策することが不可欠です。さまざまな種類のツールがあるので、記事の解説を読みつつ、自分に合っているものが何か考えてみてくださいね

効率化のために! 自分に合うツール1、2個を見極めよう

WEBテスト対策に使えるツールは参考書やアプリなどさまざまなものがありますが、自分に合うものを1、2個に絞って使用することで、対策の効率化につながります。

多くのツールを利用してしまうと、その分目を通さなくてはならないものが増えてしまいます。より網羅的な対策をすることはできますが、1、2個のツールを使用することで十分なケースが多いです。

基本的には1つのツールを使用し、たとえば著しく苦手と感じる分野がある場合はそれに特化したツールをもう1つ用意するなどとし、闇雲にいくつものツールを使うことは避けましょう。

④WEBテストの勉強をする

ツールを用意したら、WEBテストの勉強をしていきます。WEBテストは「能力検査」と「性格検査」に分かれており、特に能力検査は、勉強しなければ解けないという人も多いと思うので、記事で解説する内容を参考にして取り組んでいきましょう

ただ、参考書などのツールに、そのツールに合った勉強方法が書いてあることもあります。この記事で解説する勉強法は一般的なものなので、ツールに勉強法が書いてある場合はそちらに倣うことをおすすめします。

効率化のために! 時間をかけずに高得点を取る勉強法を知ろう

繰り返しになりますが、WEBテストを最重視するという企業はあまりないため、ESや面接の対策などに時間をかけた方がよいです。そのため、勉強は効率重視でおこなうことが大切です。

記事では、高得点を取るための効率的な勉強方法を解説するので、忙しい就活をうまくこなすために、しっかりチェックしてくださいね。

WEBテストの対策にはどれくらいの期間がかかると見込めば良いでしょうか?

木村 千恵子

プロフィール

1~2か月を目安に取り組もう

WEBテストの対策を就職活動中ずっとやり続けるのは難しいと思います。そのため、1~2か月を確保し、そこで集中して取り組むことをおすすめします。

苦手なカテゴリが多ければその分もっと長くかかると考えてくださいね。

まずは、一度過去問を確認してみて、自分が苦手なカテゴリが何かを把握してみましょう。

苦手な分野とそうでもなさそうな分野が把握できたら、苦手な分野には毎日必ず最低でも30分程度時間を確保して、問題を解く習慣をつけてください。

苦手な分野に少しずつ慣れてきたら、次にほかの分野に取り組むといったイメージを持ちましょう。

⑤WEBテストを受ける用意をする

WEBテストを受ける際は、しっかりと必要なものを用意してから臨む必要があります。特に自宅で受けるWEBテストの場合は、自分でチェックしなければならない点が多いため、留意してください

記事では、必要な準備を解説するので、抜け漏れなく網羅的に用意しましょう。

効率化のために! チェックリストを使って用意しよう

何が必要なのかと自分で考えて進めると、かなり時間がかかってしまいます。そこで記事では、必要な準備についてのチェックリストを掲載しているので、利用して効率的に準備しましょう。

スマートフォンなどでチェックリストを表示させ、横に置きつつ準備してみてくださいね。

⑥コツを踏まえてWEBテストを受ける

用意が終わったら、実際にWEBテストを受けていきます。WEBテストを受けるにはコツがあるので、それを踏まえつつ高得点を取れるよう解いていきましょう。

特に、WEBテストが初めて、もしくはあまり受けた経験がないという人は、記事での解説内容をチェックしてから試験に臨んでください

効率化のために! 便利な受検方法を利用しよう

受検方法についても効率化できるやり方があります。これを駆使することで大幅に時間を削減できることもあるので、ぜひチェックしてみましょう。

たとえば、基本は1社につき1つのテストを受けなければなりませんが、他の企業のテストの結果を使いまわすことができるケースなどもあります。便利な方法を利用して効率的に受検しましょう。

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まずはWEBテストの特徴をつかもう

実施する企業幅広い業界の多くの企業 
目的落とす人を見極める
構成2つの検査から成り立っている
課される回数1企業に1回以上
受けるタイミング応募書類を送った後が多い
合格ライン企業によって異なる
受検する場所企業から指定される
WEBテストの特徴

では、まずWEBテストの特徴をつかみ、自分がかけるべき労力を考えていきましょう。

WEBテストは複雑な仕組みとなっており、特徴を理解することが大変です。しかし、理解していなければ対策に抜け漏れが発生してしまうことがあるので、しっかりチェックしていきましょう。

実施する企業:幅広い業界の多くの企業 

WEBテストは幅広い業界・企業でおこなわれており、就職みらい研究所の就職白書2023によると、2023年卒の採用活動で適性検査・筆記試験をおこなった企業の割合は約90%となっています。

これは対面のテストとWEBのテストの合算値となっていますが、近年ではWEBでの試験が主流となっています。つまり、WEBテストはほとんどの企業の選考で避けて通れない関門だといえますね

そもそもWEBテストの対策をするか迷っているという人も、念のため実施しておくに越したことはありません。

渡部 俊和

プロフィール

採用予定数が少ない企業や、面接に大きなウェイトを置いている企業などは、WEBテストをおこなわないこともあります。

目的:落とす人を見極める

WEBテストの結果からは、詳しい人柄などはわかりません。そのため、WEBテストを通して採用する人物を見つけるというよりも、落とす人を見つけることを目的として使われているケースが一般的です。

落とす、落とさないは、企業が設定するボーダーラインを超えているかどうかで決められることが多いです。そのため、高得点を狙うというよりも、企業が合格点に設定しているラインを見極め、それを超える点数を取るという意識を持つことが大切です。ボーダーラインは公表されていないので、就活の口コミサイトなどで調べてみましょう。

ただし、WEBテストのボーダーラインは、同じ会社であっても常に同じとは限りません。応募者の数や面接に進めたい人数などを考慮しながら、調整することもあります。

そのため、あまり口コミや他の人の体験記などを信じ過ぎず、参考程度にしてください。

また、総合得点を見ているというケースもあれば、それぞれの分野ごとにボーダーラインを設定しているケースもあると考えられます。企業がどちらの視点を持っているかを調べることはできません。念のため、各分野すべてにおいてボーダーラインを超えられるよう対策しておくことをおすすめします。 

渡部 俊和

プロフィール

企業が独自の基準を組み込んでテストを設計する場合もありますが、その得点のみで合格させるというケースはないように思われます。ボーダーラインで落とす人を見極めるか、迷ったときの判断材料にするために使われることがほとんどです。

構成:2つの検査から成り立っている

企業が採用基準で重視する項目上位6位

WEBテストと聞くと、学力を測るテストというイメージを持っている人が多いかもしれません。実際にはそれだけではなく、以下の2つの検査で成り立っています。

能力検査

異なる職種でも共通して求められる「知的能力」を測るものであり、論理的思考や目的遂行能力をはかるための検査。言語、非言語問題が課され、場合によっては英語や構造的把握力を課す企業もある

性格検査

パーソナリティを把握するための心理的な検査。性格を分析するための選択問題になっている

能力検査はいわゆる学力を測る検査、性格検査は人柄を見る検査です。

対策に時間がかかる人が多いのは能力検査だと思いますが、実は性格検査を重視する企業の方が多くあります。

就職みらい研究所の就職白書2023によると、性格検査の結果を重視する企業は4番目に多く、能力検査の結果を見る企業は6番目に多い結果となっています。

能力検査の対策に時間がかかる人が多いと思いますが、性格検査についてもしっかりと対策していきましょう

性格適性の対策を見落としがちな学生は多いです。こちらの記事でポイントを解説していますよ。
性格適性検査マニュアル|問題例付きで選考を有利に進める対策を解説

課される回数:1企業に1回以上

WEBテストは、1企業につき1回のみのケースが多いですが、2回以上課される場合もあります。たとえば、1回目はES提出時と同時、2回目は最終面接前など内定直前に課すというケースです

2回以上課される場合は、2回目以降に成長しているか、1回目の点数から大きく下がっていないかなどを見られることがあるので、いずれもしっかりと対策しておきましょう。

木村 千恵子

プロフィール

WEBテストは、自宅で受験できる場合は替え玉受検などの不正ができてしまうため、応募者がそのような不正をしていないか確認をするために、2回目のテストを課す場合があります。

WEBテストを2回以上課される場合、すべて同じ対策で問題ないのでしょうか。

渡部 俊和

プロフィール

形式が異なることもあるので企業が指定する内容を確認しよう

WEBテストにも種類ごとの特徴があります。企業も無駄なコストはかけないので、2回以上実施する場合は必ずその理由があります。

つまり1回目と2回目とでは、何らかの異なる判断基準でテストが設計されているはずです。

特に企業の指定が明示されていない場合は同じ対策を取るしかありませんが、指定がある場合はテストの種類を確認し、1回目と2回目のテストの違いを見ておきましょう。

下記にもいくつか紹介されていますが、テストを作成している会社のホームページ(HP)などでもそれぞれのテストの特徴は確認できます。

受けるタイミング:応募書類を送った後が多い

WEBテストを受けるタイミングは以下のケースがあり、多いのは応募書類提出後となります。

WEBテストのタイミング

  • 応募書類提出と同時
  • 応募書類提出後、書類選考合否の案内の前
  • 書類選考通過後一次面接の前
  • 応募書類提出締め切り日より前

具体的な時期としては、企業のエントリーが開始される大学3年生の3月1日以降から始まり、大学4年生の4~5月頃が実施されるピークとなります

中小企業やベンチャー企業などでは、大学3年生の秋頃から実施されることもあります。

あらかじめ受ける企業の受検タイミングを募集要項や就活の口コミサイトなどで確認しておくと安心です。

合格ライン:企業によって異なる

3割程度の点数で合格としている企業もあれば、7割以上を条件としている企業もあり、ボーダーラインは各社によってさまざまです。ボーダーラインは公表されていないため、就活の口コミサイトなどを見ておおよその目安を把握しておきましょう

企業が設定するWEBテストのボーダーで多いのはどれくらいですか?

木村 千恵子

プロフィール

6、7割をボーダーにするところが多い

ボーダーラインは企業によって異なるうえに公表はされていないので、本当のところはわかりません。

大まかにいえば、6割、7割、あたりをボーダーラインとしている企業が多いようです。

大手企業、人気企業になれば8割、9割をボーダーラインとしているところもあるようです。

形式によっては、正解し続けていれば難しい問題が出題され、間違いが多ければ易しい問題が出題されるといったように、評価基準が複雑なケースもある点には注意してください。

応募者数が多い人気企業や歴史の長い一部上場企業などは、ボーダーラインが高めです。応募者の能力水準が比較的高いので、人数調整の参考に使用するためです。逆に応募者が少ない中小企業などは、ボーダーが低めになりやすいです。

受検する場所:企業から指定される

WEBテストを受ける会場は、企業から指定されることになりますが、さまざまなパターンがあります。具体的には以下のケースです。

WEBテストを受検する場所の例

  • 自宅
  • テストセンター(WEBテストを実施するために用意された会場)
  • 企業

テストセンターで受ける場合は、「テストセンターID」を発行する必要があります。これは今後テストセンターを受ける場合常に必要となるので、案内されたメールをお気に入り登録しておくなどしっかりと保管しましょう。

テストセンターの場合、加えて、会場を予約する必要があります。会場数は限られており、すぐに埋まるので、企業からWEBテストの案内が来たらすぐに予約してください。

また、同じWEBテストでも、受ける場所によってテストの内容やルールが異なることがあります。たとえばSPI方式では、自宅で受ける場合電卓使用は可、結果の使いまわしは不可ですが、テストセンターで受ける場合は、電卓使用不可、結果の使い回し可となります

渡部 俊和

プロフィール

企業で受ける場合は、通常の筆記試験や面接時と変わらない環境下でWEBテストを受けることになります。自宅やテストセンターと違い、身だしなみやマナーにも気を遣う必要があります。

WEBテストの内容を知って対策のイメージをつかもう

WEBテストの内容

  • 言語分野(能力検査)
  • 非言語分野(能力検査)
  • 英語(能力検査)
  • 構造的把握力(能力検査)
  • 性格検査

では実際に、WEBテストで出題される内容を知り、対策のイメージをつかみましょう。ここからは出題される分野別にそれぞれ詳しく解説していきます。

例題も併せて紹介するので、「これは勉強しなくても解けそうだな」「これはまったくわからないからしっかり準備しないと」などと考えてみてくださいね。ここでは、特に多くの企業で利用されているSPI方式の例文を紹介します。

①言語分野(能力検査)

先ほど、WEBテストは能力検査と性格検査に分かれると解説しました。能力検査のうちの1つとして課されるのが言語問題であり、いわゆる国語に近い問題です。SPI方式では、30分で40問出題されるので1問1分もかけられないことになります

難易度としては、いずれも中学校で習うレべルの内容であり、それほど難しくないといえます。

具体的には以下の内容が出題されます。

言語分野の出題内容

  • 2語の関係
    同意語にあるのか反意語にあるのかといった、語句同士の関係を答える問題
  • 空欄補充
    文章中空欄となっている箇所に入れられる語句を選択する問題
  • 語句の意味
    慣用句などの語句の意味を回答する問題
  • 文の並び替え
    ばらばらになっている文章を組み立てる問題
  • 文節の並び替え
    ばらばらになっている文節を組み立てて一つの文章にする問題
  • 熟語の成り立ち
    熟語が「似た意味を持つ漢字を重ねる」「反対の意味を持つ漢字を重ねる」「主語と述語の関係にある」「動詞の後に目的語をおく」「前の漢字が後の漢字を修飾する」のいずれかに該当するかを回答する問題
  • 長文読解
    長文を読んで空欄補充や本文の意味と合致する選択肢を選ぶ問題

熟語や慣用句など語句の意味に関する問題は、対策をしていないと元々の語彙力や学校で勉強してきた知識でしか回答できず、思ったほど点数が取れません。

長文問題の回答時間を確保するためにも、しっかりと対策をして短時間で解けるようにしておきましょう。

例題

ここでは、「2語の関係」の例題を提示します。言語問題の中で比較的難易度が低い問題となるので、これが難しいと感じた場合は、しっかりと言語問題の対策をしましょう。

2語の関係の例題

最初に示された2語の関係を考え、同じ関係のものをア~ウより選びなさい。

才能:頓才

ア.虎:動物
イ.惑星:土星
ウ.チーズ:牛乳

A.ア
B.イ
C.ウ
D.アとイ
E.アとウ
F.イとウ

回答:B

頓才は才能に含まれるという包含関係になっているため、同じく包含関係となっているBが正解となります。

ア.× 虎は動物を含まず、正しくは動物に虎が含まれるので異なる
イ.〇
ウ.×チーズは牛乳からできるというもので、チーズが牛乳を含むとはいえないので異なる

②非言語分野(能力検査)

能力検査には非言語分野というものもあり、これは算数のようなものです。SPIでは40分で30問出題され、1問1分程度で回答しなければなりません

非言語分野の難易度は中学校・高校で習うレベルのものです。具体的には以下の内容が出題されます。

非言語分野の出題内容

  • 推論
    いくつかの情報から「必ず正しいと推論できる事柄」を求める問題
  • 順列・組み合わせ
    与えられた条件が何通りあるかという「場合の数」を求める問題
  • 割合と比
    あるものの中の割合や比率を求める問題
  • 損益算
    原価・定価・売価を、左記以外の2つから求める問題
  • 料金割引
    割引が適用される際の料金を求める問題
  • 仕事算
    複数人で仕事をした時、仕事を終わらせるのにどれだけ時間がかかるかを計算する問題
  • 代金精算
    複数人が別の商品を購入した際の合計額を同額負担する場合の金額の問題
  • 速度算
    「AとBが逆方向から同じ位置で出会う」「AがBを追いかける」際の、出会う時間や追いかける時間。旅人算ともいう
  • 集合
    条件が重複している、もしくは重なっていない部分などを算出する問題

木村 千恵子

プロフィール

非言語分野では、特に推論で苦戦する人が多いといわれています。

また、そもそも問題の種類が多いことで対策が行き届かず苦戦する人や、全体の質問数が多く時間内に終えることができない人も珍しくないので、時間内に終わるよう訓練しましょう。

例題

非言語分野の例題として、「推論」を紹介します。これは他の就活生と差がつく難易度の高い問題と言われているので、ぜひしっかりとチェックしてくださいね。

推論の例題

A、B、C、D、Eの5人で徒競走をした。5人の順位について次のことが分かっている。

ⅰ)Cの順位は、Dより上である
ⅱ)Eの順位は、Cよりも上だが、1着ではなかった
ⅲ)Bの順位は、Aより上である
ⅳ)同着の順位の者はいない

次のア、イ、ウの推論のうち、必ず正しいものはどれか。
ア.Bは1着である
イ.Dは5着である
ウ.2着はAまたはEである

A.アだけ
B.イだけ
C.ウだけ
D.アとイの両方
E.アとウの両方
F.イとウの両方
G.アとイとウのすべて
H.必ず正しい推論はない

回答:E

C>D、E>C、B>Aとなり、順位としては以下の5つのパターンが考えられます。これに当てはまるのはアとウなので、回答はEとなります。

1位2位3位4位5位
パターン1BAECD
パターン2BEACD
パターン3BECAD
パターン4BECDA
考えられるパターン

次の記事では、推論についてより詳しく解説しています。ぜひ併せてチェックしてみてくださいね。
SPIの推論が得意になる! 頻出の出題11パターンを徹底解説

③英語(能力検査)

能力検査では、言語と非言語に加えてさらに英語を課す企業もあります。外資系企業や、日系企業で海外との取引がおこなわれる企業や部署などの選考で課されることが多いです。

内容はテストの種類により、SPIの場合TOEICに似ていますが、TOEICよりも難易度が低い傾向にあります

具体的には以下のような内容を課されることがあります。

英語分野の出題内容

  • 同義語
    はじめに挙げられた語とほぼ同じ意味を持つ語を選択する問題
  • 反意語
    はじめに挙げられた語と反対の意味を持つ語を選択する問題
  • 空間補充
    和文と英文が与えられており、英文は空欄があるため、和文の内容と一致するように空欄にふさわしい語を選択する問題
  • 英英辞書
    英語の説明文の意味に最も近い単語を、選択肢から選ぶ問題
  • 誤文訂正
    英文中にある文法や用法の誤りを選ぶ問題
  • 和文英訳
    提示された日本文の意味に合った英文を選ぶ問題
  • 長文読解
    長文の問題を読んで内容に当てはまる選択肢や空欄を埋められる選択肢を選ぶ問題

渡部 俊和

プロフィール

同義語、反意語、英英辞書などは、単語の意味がわかるかどうかだけです。これはキリがないので対策してもあまり意味がありません。訳文、空間補充、誤文訂正などは、対策をすると点数が上がりやすいですよ。

例題

英語の問題の中で比較的難易度が低いのは語彙を問う問題です。具体的には同義語、反義語があり、ここでは同義語を例題として紹介します。

同義語の例題

最初に示された語と最も近い意味を持つ語を、選択肢より選びなさい。

provide

A.order
B.supply
C.apply
D.solve
E.erase

回答:B

provideは「提供する」という意味なので、似た意味を持つsupply「供給する」を選択します。

④構造的把握力(能力検査)

能力検査の1つに構造的把握力というものもあり、これは、物事の論理構成などを把握する力を測定されるものです。

構造的把握力は、テストセンターで受検するSPI方式にのみ課されるものです。論理的思考が特に求められるコンサルティング、広告、商社、金融業界などで出題される傾向にあります

構造的把握力の問題では、計算目的が似ている文章同士の組み合わせを選ぶ「非言語系」に苦戦する人が多い印象があります。言語系の問題と違って、問題を読み解く力だけでなく計算力も求められるため、対策をしていないと解答に時間がかかります。

例題

構造的把握力は言語問題、非言語問題に関するものそれぞれ出題されます。ここでは非言語問題に関する例題を紹介します。

通常の非言語問題のように計算が必要なのではなく、文章の構造を理解する必要があるということに注意してください。

構造的把握力の例題

次のア~エのうち、問題の構造が似ているものの組み合わせを、A~Fのなかから1つ選びなさい。

ア:Aが持っている文書の7割は文学書で、そのうちの2割が図鑑である。詩集はAが持つ文書全体の何割か。

イ:共同経営者のAとBは3:2の割合で出資し、その比率に応じて利益を分配している。Bの取り分は利益の何%か。

ウ:庭の草むしりをするため、兄は4m四方、弟は2m四方の広さを担当した。兄の仕事量は弟の仕事量の何倍か。

エ:大学の3年生と4年生にアルバイト経験の有無をたずねたところ、半数が「ある」と答え、4年生がその60%を占めた。アルバイト経験のある3年生は全体の何%か。

A.アとイ
B.アとウ
C.アとエ
D.イとウ
E.イとエ
E.ウとエ

回答:C

アとエは「全体の中の部分集合が占める割合を答える」という問題の構造が共通しています。

計算式に直すと、(全体の中のある集合の割合×その集合の中にある部分集合の割合=答え)という構造となっています。

⑤性格検査

ここまでは能力検査という、いわゆる学力や知力を見る検査の解説をしてきました。WEBテストは、能力検査に加えて性格検査も課されます。

具体的には、行動や考え方に関する質問を約300問課されます。人との接し方や仕事への取り組み方など、学生の人柄を測られることになります

制限時間は約30分となっており、1問6秒程度で回答する必要があります。基本的に正解はないので、サクサクと進めていきましょう。

例題

性格検査は「Aの考えに近い・Bの考えに近い」「あてはまる・あてはまらない」といった選択肢を選ぶことになります。

ここでは、前者の方式による問題を例示するので、参考にしてくださいね。

性格検査の例題

以下の質問はあなたの日常の行動や考えにどの程度あてはまりますか。
最も近い選択肢を1つ選んでください。

A.一人で旅行するのが好きだ B.皆で旅行するのが好きだ

<選択肢>
Aに近い
どちらかといえばAに近い
どちらかといえばBに近い
Bに近い

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WEBテスト対策問題集&模試が受け取れます

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形式によって内容が異なる! 主なWEBテストの形式6選

主なWEBテストの形式と特徴
言語非言語英語構造的
把握力
性格検査
SPI
(企業による)

(企業による)
玉手箱
(企業による)
×
TG-Web
(企業による)
×
GAB
(企業による)
 ×
CAB×××
主なWEBテストの形式6選と出題内容

WEBテストは、実は6つの形式があります。形式が違うと出題内容や難易度も異なり、それぞれに特化した対策が必要です。

自分が受ける企業がどの形式なのかを把握しつつ、特徴や対策すべき内容を理解していきましょう。WEBテストの形式を把握する方法は記事の後半で解説しています。

自分が受ける企業のWEBテストの種類がわからない人もいますよね。こちらの記事で、事前に志望企業が採用しているテストの種類を特定する方法を解説しています。
WEBテスト20種類の見分け方|URLや導入企業も併せて徹底解説

玉手箱やGAB、CABはSHLテストと呼ばれています。SHLテストを導入している企業は多く、受験する可能性が高いです。以下の記事ではSHLテストの対策方法をまとめているので参考にしてみてください。
形式によって内容が異なる! 主なWEBテストの形式6選

①SPI

受検方法

  • ペーパーテスト
  • WEBテスティング(自宅PCで受験)
  • テストセンター

出題範囲

  • 言語 40問+非言語 30問/計70分→1問約1分
  • 性格検査(300問):30分→1問約6秒

まずは、ここまで例示してきたSPIについてです。SPIを採用している企業は多く、講談社のWebテスト実施企業一覧によると、自宅受験型だけでも約250社の企業が実施しています。

1問ずつ約1分の制限時間が設けられており、時間がくると自動で画面が切り替わります。

非言語問題などは手元の紙やペンを用いて計算し、回答しましょう。WEBテスティング方式であれば電卓を使用することができます。テストセンター方式では手計算が必要です。

一度回答すると前の問題には戻れない仕組みになっています。正解するほど難易度の高い問題が出題され、かつ高評価になります。

なお、SPIのテストセンター方式は結果を使い回しできます。感触が良かったテストの結果を他の企業にも適用させることができるのです。しかし最新の結果しか使いまわせないことには注意が必要です。

渡部 俊和

プロフィール

SPI方式はWEBテストの先駆け的な存在で、40年以上も使われている最もシェアが高い方式です。早期から適性検査を使っている企業で継続的に使われているケースが多く、最適な人材を過去の傾向から分析し、照らし合わせています。

次の記事では、SPIの勉強方法について詳しく解説しています。ぜひ参考にしてみてくださいね。
SPIが難しいと感じる原因は? 苦手に打ち勝つ勉強法とコツを解説

②玉手箱

受検方法

  • Webテスト方式(自宅のPCで受検)
  • C-GAB方式(指定された会場で受検)

出題範囲

  • 言語
    論理的読解:32問/15分または52問/25分→1問約30秒
    趣旨判定:32問/10分→1問約20秒
    趣旨把握 :10問/12分→1問約1分10秒
  • 非言語(計数)
    四則逆算 :50問/9分→1問約10秒
    図表読取 :29問/15分または40問/35分→1問約30秒・50秒
    表推測 :20問/20分または35問/35分→1問約1分
  • 英語
    論理的読解:24問/10分→1問約25秒
    長文読解:24問/10分→1問約25秒
  • 性格検査
    性格:68問/20分→1問約17秒
    意欲:36問/15分→1問約35秒

玉手箱はSPIと並び多くの企業に採用されている形式です。問題数はSPIよりも多く、回答時間は短くなっています。SPIは正答率によって問題が変わりますが、玉手箱は、最初から出題される内容が決まっています。

出題範囲はSPIより狭く、対策は比較的簡単です。なお本番では、1問あたりにかけられる時間は10秒程度しかないため、スピーディーに解くことが大切です

また、玉手箱は1分野につき1種類の問題のみが出題されます。たとえばSPIの長文読解では、空欄に当てはまる語句や一文の意味に近い文章を選択させるなど、幅広い内容が出題されます。対して玉手箱は、長文読解は設問の論理的な正誤を答えるのみなど、1種類の問題が出題され続けることになります。

木村 千恵子

プロフィール

玉手箱方式は、スピード勝負的な特徴があるため、処理の速さや正確性を求める業界で多く採用される傾向があります。たとえば、金融業界やコンサルティング会社などは玉手箱方式を採用する傾向が強い業界といえます。

以下の記事では、玉手箱の解き方のコツを詳しく解説しています。こちらも併せてチェックしてくださいね。
玉手箱とは? 出題内容や突破するための解き方のコツを徹底解説

ここまでSPIと玉手箱について解説しましたが、違いや対策方法をまとめた記事があるので参考にしてみてください。
玉手箱とSPIは別物! 違いやそれぞれの出題内容・対策方法を解説

玉手箱のような、日本エス・エイチ・エルが提供する適性検査を「SHLテスト」と呼びます。ほかにもどんなテストが含まれるのか、以下の記事で確認しましょう。
SHLテストの対策方法は? 例題付きで各問題を完全攻略

③TG-Web

受検方法(WEBテストの場合)

  • 自宅のPCで受検する
  • テストセンター

出題範囲

  • 従来型(旧型)
    言語 :12問/12分→1問約1分
    非言語(計数):9問/18分→1問約2分
    英語:10問/15分→1問約1分30秒
    性格検査:634問:115分→1問約10秒
  • 新型
    言語:34問/7分→1問約12秒
    非言語(計数): 36問/8分→1問約13秒
    英語:10問/15分→1問約1分30秒
    性格検査:634問:115分→1問約10秒

TG-Webはヒューマネージ社が作成しているWEBテストで、「従来型(旧型)」と「新型」に分かれています。

主流なものは「従来型」です。言語問題では長文や単語の意味を理解することが難しかったり、非言語問題では公式やパターンを覚えただけではすぐに解けないような複雑さがあったりするため、特に対策が必要な形式です。メーカー業界や外資系企業で課されることが多くあります。

従来型よりも新型の方が難易度が低く、かつ短い時間で多くの問題が出題されるものになっています。

TG-Web方式はWEBテストの中でも比較的難易度が高く、コンサルティング業界や金融業界、食品や製薬などの各種メーカーなど、優秀な人材を確保したいと考える大手企業で採用される傾向にあります。

④GAB

受検方法(WEBテストの場合)

  • 自宅のPCで受検する

出題範囲

  • 言語:32問/15分→1問30秒
  • 非言語(計数):29問/15分→1問30秒
  • 英語:24問/10分→1問25秒
  • 性格検査(パーソナリティ):68問/時間制限なし

GABは「Graduate Aptitude Battery(総合適性診断テスト)」の略であり、総合職としての適性を見るためのWEBテストとされています。具体的には、能力検査では長文読解など難易度の高い問題が課され、性格検査では、ヴァイタリティやチームワークなど、幅広い能力や特性が測られることとなります。商社や投資会社などの業界で採用されることが多いです。

難易度が高いうえに時間も短いテスト形式です。課されるのであればしっかりと対策することが大切です。

また、GABの対策方法は、以下の記事でも詳しく解説しています。ぜひこちらもチェックしてみてくださいね。
Web-GAB対策を完全網羅 | 出題内容から突破のコツまで解説

木村 千恵子

プロフィール

GAB方式は、幅広い業界や業種の企業が採用しています。たとえば、商社やコンサルティング業界、金融、メーカー、流通、商社、マスコミなどの一流大手企業も多く採用しているため、大手を狙う就活生は対策が必要になることが多い試験です。

⑤CAB

受検方法(WEBテストの場合)

  • 自宅のPCで受ける

出題範囲

  • 四則逆算:50問/9分→1問10秒
  • 法則性:30問/12分→1問24秒
  • 命令表:15問/36分→1問2分30秒
  • 暗号:30問/16分→1問30秒
  • 性格診断:68問/30分→1問26秒

CABは「Computer Aptitude Battery」の略で、SEやプログラマーなど、IT系技術者としての思考能力を持っているかを測るテストになります。シンクタンクやIT業界、ゲームメーカーの技術職などに課されることが多いです。知識よりも思考能力を問われる傾向にあります。

SEやプログラマーといったIT系職種としての適性だけでなく、GAB同様にヴァイタリティやチームワークなどについても見られることとなります。こちらも難易度は高く、対策が不可欠なWEBテストです。

渡部 俊和

プロフィール

主に論理思考や判断力を重視する企業や職種でCABが使われる傾向にあります。慎重に時間をかけて確実にこなす仕事よりも、素早く論理的に結論が出せて、即断で行動できるようなパーソナリティを重視する企業です。

そのほかにも、SCOAというテストもあります。SCOAの特徴や対策方法はこちらの記事で解説しているので、参考にしてくださいね。
SCOA徹底対策|6つの特徴と高得点を狙う勉強法を例題つきで解説

ここで出たテストも含め、適性試験の種類やその対策についてをこちらの記事でも解説しています。
適性試験完全ガイド|試験内容から合格必至の勉強方法まで解説

WEBテストの勉強をする準備をしよう! 対策に有効なもの

対策に有効なものとおすすめ度

  • WEBテスト対策アプリケーション

    3.0
  • 参考書

    5.0
  • 他の企業のWEBテスト

    4.0
  • 模擬試験

    5.0

WEBテストの勉強をするためには、使用するツールを選ぶ準備が必要です。

ここでは、WEBテスト対策に使えるツールを説明します。さまざまなツールが活用可能なので、自分の状況に合うものはどれか、ぜひチェックしてくださいね。

WEBテスト対策アプリケーション

「苦手意識はないものの念のため勉強しておきたい」「勉強のためにまとまった時間を確保できず、隙間時間を活用したい」といった人は、アプリケーションを使って対策することがおすすめです。空いている時間で手軽に勉強することができます。

ただ、解説や問題数などは他のツールの方が充実している傾向にあります。アプリの品質が悪いと誤答が含まれていることもあり、しっかりと勉強したいという人は他のツールを使うことをおすすめします。

SPIのおすすめのアプリ

  • SPI言語・非言語 一問一答(App Store/GooglePlay
    ・無料で使える
    ・300問以上の問題が収録されている
  • SPI対策 -webテスト言語・非言語問題集(App Store/GooglePlay
    ・同じ年代の人と得点などで競うランキング機能が搭載されている
    ・無料で使える
    ・300問以上の問題が収録されている

玉手箱のおすすめのアプリ

  • 玉手箱対策 計数(App Store/GooglePlay
    ・110問が収録されている
    ・平均スコアを算出する機能がある
    ・分野別に学習進捗を管理できる
    ・無料で使える
  • 玉手箱 WEBテスト 対策問題集 (App Storeのみ)
    ・制限時間つきで問題を解く練習ができる
    ・無料で使える

CABのおすすめのアプリ

  • CAB(WEB-CAB) 一問一答(App Storeのみ)
    ・250問を収録
    ・手書きのメモ機能が搭載されている
    ・無料で使える

GABのおすすめのアプリ

  • GAB対策 言語 (Apple Storeのみ)
    ・156問が収録されている
    ・間違えた問題を見直しやすいノート機能がある
    ・制限時間つきで問題を解く練習ができる
  • GAB対策 非言語(Apple Store/Google play
    ・127問が収録されている
    ・分野別に学習進捗を管理できる

木村 千恵子

プロフィール

アプリには個々の特徴があるため、1つだけでは対策に万全ではない可能性もあります。アプリだけで勉強するなら、可能であれば、2種類のアプリを併用し、それぞれが持つ機能のいいとこどりをして対策強化をするのがおすすめです。

参考書

WEBテストに苦手意識がある人、しっかりと対策しておきたい人は、参考書を使うと良いです。言語、非言語、性格検査など、企業が出題する問題がすべて掲載されており、かつ模擬試験もついているものをおすすめします。

なお、出題傾向は毎年変わるので、先輩からもらったものや古本を使うのではなく、最新のものを購入しましょう。

参考書は、教科書タイプのものと問題集タイプのものに分かれているものを購入すれば、徹底的に学習したうえで多くの問題を解くことができます。苦手意識を持っていない人や、時間が足りない人は、説明と問題集が一緒になっているものを購入しても良いです。

特に時間がない人は、頻出問題のみをピックアップした参考書などもあるので、チェックしてみてくださいね。

問題数が多く、かつ解説もわかりやすいおすすめの参考書は以下の通りなので、ぜひ自分に合いそうなものを選んでみてください。

おすすめの参考書

WEBテストの参考書は数が多すぎて迷ってしまいます……。どのようにして選べばいいでしょうか?

渡部 俊和

プロフィール

すべての形式の根幹となるSPIの参考書から選んでみよう

基本は、最も多くの企業が取り入れているSPI対策ができる参考書を選びましょう。

かつては適性検査の市場はSPIが寡占状態であった時期があり、ほかのテストはSPIとの差別化を意識して開発されてきた経緯があります。

SPIの要素の中から特定の要素を抜き出して強化したり、ムダな要素を削ったりして価格を下げたりしてほかのWEBテストができた、というのが現在の状況です。

そのため、出題の内容については、ある程度SPI対策がそのままほかの試験の対策にもなります。

そのうえでCABなどの出題形式が特殊なものの対策を考えれば良いと思います。

他の企業のWEBテスト

ある程度問題に慣れてきて、力試しをしたいという人は、他の企業のWEBテストを受けることもおすすめです。志望する企業よりも早い日程で選考をする企業にエントリーし、受検する方法です。たとえばベンチャー企業や外資系企業などは早期に選考を開始していることが多いです。

他社のWEBテストを受ける際に注意したいのは、テストセンターの回答は公表されていないため、自己採点ができない点です。そこで、実力を測るために、志望する企業よりもボーダーが高い企業を受けるという方法があります。

そのWEBテストに合格できれば、志望する企業も通過できる実力があるとわかります。「SPI ボーダー 一覧」といったようにインターネットで検索して、志望する企業よりも難易度が高く選考の早い企業を探してみてください

ただし、ネット上で出てくるボーダーは、企業が正式に公表しているものではありません。あくまでボーダーの目安と捉えて、複数の情報を参考にするなど情報を鵜吞みにしすぎないよう注意しましょう。

木村 千恵子

プロフィール

ほかの企業のWEBテストを受けることで、試験の形式に慣れることができるというメリットがある一方、出題傾向が異なる場合があることや、複数回受けること自体がストレスになる可能性があるというデメリットもあるので、その点には注意してください。

模擬試験

WEBテストには模擬試験があります。たとえばマイナビの適性検査対策WEBテストでは、年10回全国模試を受けられるようになっています。試験料は無料です。

大学の就職支援制度として申し込める場合もあるので、キャリアセンターなどに問い合わせてみることをおすすめします

模擬試験を解くことで、就活生の中の自分のレベルや苦手分野を把握したり、問題を解くペースに慣れるようにしましょう。

模擬試験を受けるメリットは、問題を解く時間配分や自分の現状の実力を把握できるという点です。

ただし、模擬テストで受けられるWEBテストの種類は限られているので、応募先の企業によっては、むしろ模擬テストを受けるよりもその企業の対策に注力した方が良いかもしれません。

まずは能力検査の勉強をしよう! おすすめの効率的な対策方法

能力検査の対策方法

  • 参考書やアプリなどを使って一通り問題を解く
  • 間違えた問題や苦手分野が解けるようになるまで繰り返す
  • 模擬試験などを使い本番と同じ時間配分で解く
  • 得点が低かった分野を復習する

ここからは、WEBテストの対策方法を解説していきます。まずは、比較的対策に時間のかかる能力検査の勉強方法です。順を追って解説していくので、やるべきことを理解して、勉強計画を立てていきましょう。

アドバイザーコメント

能力検査はバランスと求める能力との一致度を見られる

能力検査の結果には、各能力に対して受験者の傾向がそれぞれ表示されます。企業は、学生がどの能力について強い傾向を示しているか、逆に弱い傾向を示している能力は何かをみていきます。検査項目全体のバランスと、希望する人材像の特徴に対してどの程度一致しているかという観点が評価の中心になると考えられます。

たとえば、企業が「論理的思考能力が高い人」を強く希望する人物像としていた場合、各学生のその能力の検査結果が、選考のうえで、ほかの項目よりも大きく評価される可能性があります。

逆に、検査結果でその能力が極端に低かった学生については、選考に不利な評価が下される可能性がある、ということです。

配属先の判断要素になることもある

また、能力試験の全体評価としてボーダーラインを突破した学生については、各能力の検査結果を元に、特定の能力に長けている場合、入社後の配属先部署の検討にも利用されます。

たとえば、計算処理能力に優れている検査結果を示した学生には、経理部への配属を検討する可能性が考えられます。本人の配属希望は、検査結果の傾向が影響するかもしれません。

①参考書やアプリなどを使って一通り問題を解く

まずは参考書やアプリなどを使って一通り問題を解きます。解き方を勉強したうえで問題を解く、まずは問題を解いてみてわからなかったところだけ解き方を学習する、このいずれかの方法がおすすめです

ほとんどの問題がまったく検討もつかないという人もいるかもしれませんが、その場合はまず解き方を学習したうえで問題を解いてみましょう。

間違えた問題や苦手な問題に印をつける

ここで大切なのは、間違えた問題や苦手な問題に印をつけていくことです。参考書など見ずに、問題を見てすぐに解けたもの以外は、基本的に復習できるようにマークを付けておくと良いです。具体的には以下のようにマークをつけることをおすすめします。

問題に印をつける例

  • 何も見ずに最初から解けたもの→何も印をつけない
  • 参考書などを見て解き方を知ってから解いたら解けた→〇
  • 偶然答えは合っていたものの自信がなかった、考え方は間違っていた→△
  • 間違えた→×

WEBテストを間近に控えているなら△と×だけ復習する、余裕があるなら〇、△、×を復習するといったように計画を立てると良いですね。

②間違えた問題や苦手分野が解けるようになるまで繰り返す

一通り解き終わったら、間違えた問題や苦手分野がなくなるまで、繰り返し解きましょう。

1回目は一通り解き、2回目はマークをつけたもののみ解いて正解したものはマークを消し、3回目もマークがついているもののみ解くというように繰り返してくださいね。

WEBテストは、基本的にできるだけ速く解くことが大切です。そのためには、考える時間をできるかぎり短縮できるように、繰り返し解いて、問題に慣れていきましょう

言語問題の勉強法

言語分野の「二語の関係」や「語句の意味」などの語句問題は、語句を暗記をしていれば時間をかけずに解くことができるため、WEBテストを受検する前にしっかり覚えて臨むようにしましょう。

また、語彙を増やせば、長文も読みやすくなります。問題集などに出てくる語句を覚えるほか、新聞などを読んで日頃からボキャブラリーを増やしましょう。

言語問題で出題される語句問題は、あまりにも手を広げすぎると覚えることが多くなり過ぎます。一度覚えただけではすぐに忘れてしまうので、まずは出題頻度の高い重要語句を、定期的に繰り返し勉強して覚えるようにしましょう。

非言語問題の勉強法

非言語問題は、公式など一定のパターンにあてはめて解けるものはそのパターンを覚えておくようにしましょう。特に、公式を覚えれば考える時間を削減することができるので効率的です。

たとえば、以下の公式は最低限覚えておくことをおすすめします。

最低限覚えておくべき公式

  • 順列・組み合わせ
    確率の計算方法
    ・AかつB=Aの確率×Bの確率
    ・AまたはB=Aの確率+Bの確率
  • 損益算
    原価・定価・売価の関係
    ・原価×(1+利益の割合)=定価や売価
    ・原価×利益の割合=利益
    ・定価×(1-割引率)=売価
  • 料金割引
    割引価格の計算方法
    ・定価×(1-割引率)=割引価格
  • 速度算
    速さ・距離・時間の関係
    ・速さ×時間=距離
    ・距離÷時間=速さ
    ・距離÷速さ=時間

また、できるだけ図式化して考えることも大切です。頭の中だけでは整理しにくい複雑な問題も多く出てくるので、図で整理する癖を身に付けると考えやすくなります。参考書などを使って勉強するときは、紙とペンを用意し、都度図式化する意識を持ちましょう。

渡部 俊和

プロフィール

非言語問題はとにかく問題に慣れることが重要です。数字を変えたり、身近な例に置き換えてみることをおすすめします。

原価や利益、割引などについては、小数点があるとわかりにくいので、あらかじめ100倍して桁を変えて計算するなど工夫してみてください。

英語の勉強法

英語の勉強法は、TOEICを解いておくことをおすすめします。特にSPIは形式がTOEICに似ています。

また、単語の意味を答える問題はもちろんのこと、長文読解は単語の意味がわからないと解きにくいです。そのため、特に語彙を増やすよう意識してくださいね。

テスト形式により難易度は異なりますが、少なくともTOEICのスコア500~600点程度の英単語は覚えておくことをおすすめします。TOEIC用の単語集を使用したり、WEBテストのの単語学習アプリを利用すると良いです。

英語問題では単語力は欠かせないため、毎日短時間でもいいので繰り返し勉強するようにしましょう。長文問題は解き慣れておく必要があるので、問題を先に見てから本文読んで答えを見つけ出す流れで練習を繰り返しましょう。

構造的把握力の勉強法

構造的把握力は暗記ができないため、とにかくその問題形式に慣れることが大切です。難易度がずば抜けて難しいというわけではないため、参考書などを繰り返し解き、その形式に慣れるようにしましょう。

木村 千恵子

プロフィール

構造的把握力の問題は、パターン認識問題に似ています。選択肢の中から、同じパターンのものを見つけ出して分類するという意識を持って文章を比較すると、構造を把握しやすくなりますよ。やはり繰り返し多くの問題を解くのが効果的です。

③模擬試験などを使い本番と同じ時間配分で解く

参考書などの問題がすべて解けるようになったら、模擬試験などを使用して、本番と同じ時間配分で解いてみましょう。1問あたりにかけられる時間を計算し、時間を意識して解いてみてくださいね。

模擬試験を受けると、「意外と長い」「時間が足りない」などさまざまな感想を持つと思います。「時間が足りない」と感じた場合は、スピードアップできるように、公式や解法を覚え直すようにしましょう

模擬試験を受けられない人は、参考書の巻末などに模擬試験形式の問題がついていればそれを利用し、時間を測って解いてみてくださいね。

SPIでおすすめの時間配分はこちらの記事で詳しく解説しています。
SPIの時間切れを防ごう! 形式別の出題の特徴と対策のコツ10選

長文の問題は設問に先に目を通す

長文読解の問題は、長文を読んでから設問に移ると、該当箇所を探すのに時間がかかってしまいます。そうならないように、まず設問に目を通してから問題を解くことが大切です。

長文読解は、言語や英語問題で課されます。加えて非言語問題も説明文が長い場合があります。そのようなケースでは、まず設問に目を通すようにしましょう。

公式やパターンにあてはめて解き、考える時間を短縮する

公式や考え方のパターンを覚えておき、本番では問題を見たらぱっと解き方が頭に浮かぶようにしておくと、かなりスピードアップさせることができます。

言語問題では、語句を覚えることで「二語の関係」や「語句の意味」をすぐに回答することができます。「文の並び替え」「文節の並び替え」についても、接続詞に注目して文の順番を考える、修飾、被修飾や主語、述語の関係を見つけ出し近くに並べる、といったように、考え方をパターン化すると解く時間を短縮できます。

非言語問題では、公式を覚えることに加え、「集合の問題が出たらまずはベン図を書いてみる」といったようにパターン化して考えてみることをおすすめします。

参考書などの解説に書かれている解法を「同じ分野であれば同様に適用できるかな」などと考えてみると、パターン化する方法を考えることができますよ。

わからなければ入力してすぐ次の問題に進む

繰り返しになりますが、WEBテストは出題数が多いので、一つひとつに時間をかけることはできません。そのため、わからなければ入力してすぐ次の問題に進むようにしましょう。

SPIや玉手箱では、回答した問題に占める不正解の問題の割合、つまり誤謬率は評価の対象にならず、間違った回答をしても未回答の場合でも評価は同じです。そのため、わからなくても空欄のままにはせず、何らかの選択肢を入力して次に進みましょう。

ただ、後でその問題に戻ることはできないケースが多いので、まったく解けそうにない問題については飛ばし、解けそうな見込みがあるならできるだけ解くという意識を持つと良いです。

アドバイザーコメント

ルールや説明は確実に頭に入れておこう

まず実力以前のところで、時間配分や答え方といったルールを間違えることのないように注意してください。試験の種類でも、会場ごとにでも、異なる条件があります。

ルールを守ることは受験者側の責任となります。説明を見落としました、ルールを間違えました、という言い訳は学校なら通るかもしれませんが、相手側に責任がなければ社会ではそれは通らないので、やり直しができないこともむしろ当たり前のことです。

模擬試験といえども本番同様の条件でシミュレーションしてください。

あらかじめタイムリミットを設定して解こう

また、1問当たりに何十秒かけられるかは、あらかじめ所要時間と問題数でわかると思います。

すぐ答えが出ずに迷ったとき、何秒考えて良いのかリミットを決めておくと、その間だけは目の前の問題に集中できます。思考の妨げになるのは焦りや不安などの感情的な要因なので、余計なことを考えなくても良いようにしておくことがコツです。

④得点が低かった分野を復習する

模擬試験は苦手分野を把握できるチャンスです。マイナビの適性検査対策WEBテストであれば、科目や分野別に得点率や順位を確認できます。そのため、自分が重点的に対策しなければならない問題がわかります。

参考書などについている模擬試験を解くのであれば、答え合わせをして、得点が低かった分野や間違えた問題がある分野を復習しておきましょう。

考え方から間違っていたのか、考え方は合っていたけど単なるケアレスミスをしてしまったのかなどを解説を読みつつチェックしましょう。そして、考え方から間違っていたものは特に重点的に復習してください。

模擬試験の問題だけでなく参考書などにある問題も見直しておく

模擬試験の復習をする際は、模擬試験の問題のみでなく、参考書などでその問題に関連する分野を復習しておきましょう。模擬試験の問題のみ復習すると、その問題は解けるようになっても、少し内容が変わった途端に解けなくなってしまうかもしれません。

ケアレスミスならばともかく、解き方を誤ってしまった、考え方が良くなかったといった場合は、参考書などで関連する問題も見直しておきましょう。

アドバイザーコメント

企業がどのような評価をするのか把握してから勉強することも大切

その企業がWEBテストによって何を評価して選考しようとしているのか、できるだけ事前に情報収集して対策を取りましょう。

たとえば、OB・OGに例年のWEBテストの活用方針を教えてもらったり、ネット上の信頼できる筋の過去のデータから推測したり、可能な範囲で、その企業の評価傾向を把握しておくことをおすすめします。

企業がWEBテストを実施する理由やその評価方法の傾向を少しでもつかめれば、テストに向けての準備と対策に、精神的に少し落ち着いて取り組むことができます。

苦手分野を「できる」と思いながら重点的に勉強しておこう

また、テストの種類によっては苦手意識のあるタイプもあるかも知れません。その場合は、苦手な分野の試験勉強を計画的に早めに開始しましょう。ただし、試験勉強の計画を立てたら、「できる!」と思いながら勉強するようにしてください。

「苦手だ」と思いながら勉強しても、身につかないため、あえて無意識に「できる!」が刷り込まれていくように、「苦手意識」は捨てて、「絶対できる」と自分に暗示をかけながら1日30分程度の勉強を継続することをおすすめします。

WEBテストは性格検査が特に重要! 4つの意識を持って対策しよう

性格検査を解く際に大切な4つの意識

  • 企業の求める人物像を意識する
  • 最低限の倫理観があるかを見られていることを意識する
  • 素直に答えることを意識する
  • 矛盾が生じないように意識する

能力検査の対策の大変さを痛感している人も多いと思いますが、能力検査よりも重視されることの多い性格検査もしっかりと対策することが大切です。

ここでは、性格検査の対策として覚えておくべき4つの意識を解説します。性格検査で低評価をつけられてしまうと通過できないリスクが高くなるため、しっかりと理解してくださいね。

①企業の求める人物像を意識する

どんなに優秀な人でも、企業が求める人物像にマッチしていなければ通過できないリスクがあります。性格検査では、企業とのマッチ度を見られるので、企業の求める人物像を意識して回答することが大切です

企業の求める人物像は企業ホームページ(HP)に掲載されています。嘘をつく必要はありませんが、求める人物像と正反対の性格になるような回答は避けましょう。たとえば、チームワークを重視している企業であれば、以下の通り回答すると良いですね。

チームワークを重視する企業での回答方法

A. 一人で旅行するのが好きだ
B. 皆で旅行するのが好きだ

<選択肢>
 1.Aに近い
 2.どちらかといえばAに近い
 3.どちらかといえばBに近い
 4. Bに近い

→3.または4.を選ぶ

アドバイザーコメント

性格検査も能力検査同様求める人材との一致度が見られる

性格検査の結果についても、能力検査の結果同様、各性格の特徴に対する受験者の傾向がそれぞれ表示されます。企業は、学生がどの性格の特徴について強い傾向を示しているか、逆に弱い傾向を示している性格は何かをみていきます。

たとえば、企業が「チャレンジ精神が旺盛な人」を強く希望する人物像としていた場合、各学生の性格検査結果でチャレンジ精神がある人が大きく評価されるケースがあります。

逆に、性格検査の結果、「消極的な性格」のような傾向が強く出た場合は、ほかの学生との比較で選考上不利な評価となる可能性が生じます。

人材育成の観点で長期的な視野を持って評価される

また、性格試験の傾向は、能力試験の結果とは異なる視点で、入社後の配属先部署の検討にも利用されます。

たとえば、リーダーシップに優れた学生に関しては、本人の配属希望に関係なく、将来のリーダー候補として育成プログラムに加える計画を検討するなどが考えられます。

このように、あくまでも傾向を見ての評価になりますが、能力試験の結果と合わせて、性格試験についても傾向が強くでた項目について、評価が分かれる可能性があります。

②ある程度答えが決まっているものから逸れないよう意識する

性格検査には、基本的に正解がありませんが、実はある程度答えが決まっている問題もあります。「極端な人柄ではないか」「人としての常識があるか」「社会人として働ける基本的な資質があるか」といったことを見られているのです

このような問題は、常識に照らし合わせて考えることが大切です。

たとえば以下の問題の場合です。基本的に嘘は良くないものですが、容体が優れない患者に「顔色が良くなってきた」と励ますなど、ついて良い嘘もありますよね。

この場合は2.や3.を選択します。1.と回答すると回答に虚偽があると疑われたり、極端すぎる考え方だと捉えられるかもしれません。

ある程度答えが決まっている問題の回答方法

うそは絶対についてはいけない

<選択肢>
 1.あてはまる
 2.どちらかといえばあてはまる
 3.どちらかといえばあてはまらない
 4.あてはまらない

→1.以外を選ぶ

ほかにも、​​「忍耐力には自信がある」「チームワークは大切だ」「悩みがあっても深く落ち込まない方だ」などの質問では、「当てはまる」を選ぶと良いです。働くうえでストレス耐性があることや協調性を意識して行動できるといったプラス評価につながります。

③素直に答えることを意識する

求める人物像を意識することが大切と解説しましたが、本来の自分とはまったく異なる回答をしてしまうと、選考には通過したとしても、入社後ミスマッチを起こすリスクがあります。また、性格検査と、ESや面接でアピールする内容が矛盾してしまうかもしれません。

木村 千恵子

プロフィール

求める人物像を意識しすぎて本来の自分とは異なる人物像を演じるようなことは危険なので避けましょう。

仮にそのようにして入社すると、結果的にミスマッチにつながり大変な思いをします。本来の自分ではない能力や特性で回答するのは避けましょう。

求める人物像が本来の性格と正反対に感じますが、どう回答すべきですか?

渡部 俊和

プロフィール

即不合格になることは少ないので素直に回答しよう

「求める人物像」も「本来の性格」も結局、主観的な見方にすぎず、100%の確証はないので、この場合は素直に回答するべきですね。

もしそれが本当にミスマッチだとしたら、いくら志望度が高くても、もしかしたらあなたに合わない会社なのかもしれません。

ただ、人事はそんなに単純な判断で人を採用しているわけでもないと思います。

企業というのは同じような人の集まりではうまくいかないという面があり、決して画一的な基準で採否の判断をしてはいないということも知っておいてください。まずは素直に回答したうえで、あなたの良さを評価してくれる企業だけが残れば、長期的に見てそれで良いのではないかと思います。

④矛盾が生じないように意識する

性格検査の回答の中で矛盾が発生していると、「本来の自分よりもよく見せようとする傾向にある」「嘘をついている」といった評価を下されることがあります。

たとえば「1人で行動することが好き・皆で行動することが好き」の質問で「1人で行動することが好き」と回答したにもかかわらず、「1人で旅行するのが好き・ 皆で旅行するのが好き」の質問で「皆で旅行するのが好き」という回答をすると、矛盾していると判断されるケースがあります。

本来の自分よりも良く見せたいと考えたり、何も考えず闇雲に回答すると矛盾することがあるので注意してください

あまりにも矛盾箇所が多いと、企業側は応募書類や他の筆記テストの評価が良くても警戒することがあります。

その場合は、企業によっては最悪その時点で不合格とし、面接に進んだとしてもWEBテストの矛盾点を意識した質問をすることもあります。

アドバイザーコメント

性格検査は素直に回答するのが最適解

性格検査は、能力検査とは異なり、いわゆる正解と不正解はありません。

企業側は、自社が求める人物像に近い学生を求めつつも、学生はロボットではないのでさまざまな性格的な特徴があることを理解しています。

そのため、自分の本来の性格や嗜好に反して意図的に企業の求める人物像に近づける回答をすると、多くの場合検査の回答が不自然になり、虚偽の回答をしていることが判明してしまう場合があります。

意識的に「良く見せようとしない」ことが大切

性格試験では、誰でも自分を良く見せたいという思いが働き、無意識にその思いが反映された回答になるものです。しかし、結果的に入社後ミスマッチに苦しむなど、自分のためにもならないのでやめましょう。

性格試験の結果の傾向だけを取って不採用とするケースはほとんどないと考えられるので、試験に臨む際は、自分の自然な回答を正直に記載するのがベストです。

それが、最終的には自分に会った企業とのマッチングにつながるので、性格試験に対しては対策をするというよりは、普段から自分の人間性を磨く努力をすることが賢明な対策といえます。

万全な状態で臨もう! WEBテスト受検前の必須準備

WEBテスト受検前の必須準備

  • 受検日の締切を確認する
  • テスト形式を確認する
  • 電卓を用意する
  • 受検環境をチェックする
  • トラブルに備えて事務局の連絡先を控えておく

WEBテストの対策が完了したら、実際にWEBテストを受ける準備をしましょう。特に自宅で受検するタイプのWEBテストの場合、準備しなければならないことがたくさんあります。必要な準備を解説するので、上のチェックリストを見つつしっかり確認してくださいね。

①受検日の締切を確認する

企業から、メールなどでWEBテストを受検する日の締切日が案内されます。当然ですが、締切を超過してしまうと受けることができないので、しっかりと確認しておくようにしましょう。

テストセンター形式のSPI以外は、結果を使いまわすことができません。そのため、1企業につき1つのテストを受ける必要があります。受ける企業が多い場合は特に、スケジュール管理をしっかりおこなってくださいね

就活用にノートを作成し、そこにスケジュールを記載すると便利です。就活ノートの作成方法はこちらの記事で解説しているので参考にしてください。
就活ノートとは? まとめ方を工夫して選考の心強い味方にしよう

②テスト形式を確認する

WEBテストの形式はSPI、玉手箱、GAB、CAB、TG-WEBがあると解説しましたが、企業から「〇〇形式です」などと案内されることはなかなかありません。そのため、自分が何の形式のWEBテストを受けるのか見極める必要があります。

テスト形式はURLで見極めることが可能です。以下の通りURLが決められているので、企業からWEBテストの案内が来たらURLを確認して受験形式を把握しましょう。

WEBテストの形式を見極めるURL

  • SPI
    http://arorua.net/
  • 玉手箱・Web-CAB
    https://web1.e-exams.jp/
    https://web2.e-exams.jp/
    https://web3.e-exams.jp/
    https://tsvs1.e-exams2.jp/
    https://tsvs2.e-exams2.jp/
    https://tsvs3.e-exams2.jp/
    https://nsvs1.e-exams4.jp/
    https://nsvs2.e-exams4.jp/
    ※玉手箱とWeb-CABは同じ会社が提供している
  • Web-GAB
    http://assessment.c-personal.com/
    http://assessment.e-gitest.com/
  • TG-WEB
    http://assessment.c-personal.com/
    http://assessment.e-gitest.com/
    https://www.c-personal.com/

③電卓を用意する

自宅でWEBテストを受ける場合は電卓を使用することが可能です。ただし、テストセンター方式では電卓を使用することができず、配布される紙とペンを使用して計算しなければならないことには注意してください。

おすすめの電卓は、小さすぎない、B5ノートサイズくらいのものです。加えて、押しやすさもチェックしておきましょう。小さすぎたり反応が悪いものを利用すると押し間違いをしてしまい、タイムロスにつながることがあります

④受検環境をチェックする

自宅で受ける場合は、受検環境をチェックすることも大切です。っかり準備しておかないと受けづらい思いをしてしまい不利になるので、ここで解説する内容を踏まえて受検環境をチェックしましょう

受検する場所

SPIのWEBテスティング方式の場合など、基本的には自宅で受ける必要がありますが、受検環境を準備できない場合は、大学やカフェ、ネットカフェ、通信環境のあるレンタルスペースなどを使用しても良いです。

ただ、大学やカフェなどは、通信速度が遅かったりすることがあるので気を付けてくださいね。加えて、騒音が気になる人もそれらの場所は避けた方が良いです。

また、紙とペンや電卓を用いて計算する必要があるので、それらを置けるスペースのある机がある場所を選びましょう。

自宅の通信環境が安定しているならば、落ち着いて受験できる意味でも自宅がベストです。それ以外ならば、個室タイプのワークスペースなど、通信環境が整っていて防音性が高く、ほかの人が動いている姿が見えない場所で受験しましょう。

通信の状態

通信状態が不安定だと、中断されてしまうことがあります。その場合、中断されるまでの結果が企業に送られてしまうことになり、高得点は難しくなってしまいます。具体的には以下の条件をチェックして、通信状態を整えましょう。

通信状態

  • <WiFiなどの無線を使う場合>
    他の端末の接続は切っておく
    ルーターの容量や状態を確認する
    同時接続している人がいないかチェックする
  • <有線を使う場合>
    通信速度の目安である10Mbps以上となっているか調べておく

中断されたとしても、運営事務局や企業に連絡すれば再受験できるケースもあります。しかし、1回目にテストを解いた時間は無駄になってしまううえ、2回目は1回目よりも集中力が途切れてしまったりすることもあるので、しっかりと通信状態を確認しておきましょう。

渡部 俊和

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企業側個々の判断になりますが、公平を期する意味や、企業側の手間なども考慮すると、回線切れも受験者の責任範囲に含まれるものとして、再受験が認められないこともあり得るので注意してください。

PCの状態

企業からWEBテストを受ける推奨環境を案内されるケースが多いため、それに倣ってPCの画面の表示倍率、解像度なども設定しておきましょう。企業からの指定がない場合は以下で設定することをおすすめします。

おすすめのPCの状態

  • ブラウザ:Google Chrome、Internet Explorer 11以降
  • 拡大表示:100%
  • ディスプレイの解像度:横1024 × 縦768ピクセル以上

⑤トラブルに備えて事務局の連絡先を控えておく

万が一通信が途切れてしまったり画面が固まったりしてしまったら、WEBテストの運営事務局や企業に連絡できるよう、連絡先を控えておきましょう。企業の案内メールに書いてあることがあるのでチェックしてくださいね。

トラブルで中断してしまった場合は、再受験できるケースが多いですが、念のため再受験可否を電話で問い合わせましょう。運営事務局に問い合わせる場合は、連絡可能時間が限られていることが多いので気を付けてください

実際にWEBテストを受けよう

WEBテストを受ける用意ができたら、いよいよテスト本番です。受ける際にはコツがあり、それに留意しつつ受けることがポイントです。

最後までしっかりとWEBテストに臨みましょう。

模擬試験と同じ要領で解く

模擬試験を受ける際は「長文の問題は設問に先に目を通す」「公式やパターンにあてはめて解き、考える時間を短縮する」「わからなければ入力してすぐ次の問題に進む」ということを意識して解くことがコツだと解説しました。本番もこれらを意識して同じ要領で解くことが大切です。

時間配分の仕方や進め方などを思い出し、本番も同様に解くようにしましょう

周囲のペースを気にせずに解く

テストセンター方式や企業で受ける場合は、周囲のペースを気にせずに解くことが大切です。特にSPIでは、回答状況によって出題される問題の難易度が異なります。そのため、たとえ自分より速く終わらせている人がいたとしても、評価が高いとは限りません

問題に変化がないその他の形式のテストも、解いた時間により評価が変わるわけではないので、周囲のペースを気にせず解くようにしましょう。

接続トラブルなどがあっても落ち着いて対応する

繰り返しになりますが、たとえ接続トラブルなどがあっても、事務局に連絡をすれば再受験可能であることが多いです。

焦って諦めてしまうともったいないので、企業や運営事務局に落ち着いてトラブルの内容と再受験をしたい旨を伝えるようにしましょう

渡部 俊和

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人間はどのような場合でも落ち着いてリラックスしている状態が最もパフォーマンスを出せる状態です。慌てたり焦ったりして何かが好転することは基本的にありませんので、一つ深呼吸をして気持ちと脳波を落ちつけて対処しましょう。

WEBテストは効率重視で対策して突破し他の選考対策に時間をかけよう

WEBテストを最重視している企業は少ないので、効率重視で対策することが大切です。WEBテストで落ちてしまうともったいないので、企業のボーダーラインを超えられるようなレベルまで効率的に勉強し、ESや面接対策など他の選考対策に時間をかけましょう。

WEBテストに苦手意識を持つ人は多いですが、しっかり仕組みを理解して万全な対策をしてくださいね。

アドバイザーコメント

必要な対策を調査してWEBテストを受けよう

​​就職活動でのWEBテストは、応募者の絞り込みのためにおこなわれることが多く、企業によって試験の種類はもちろんボーダーラインも異なります。応募者が多い人気企業や大企業では、試験自体の難易度はもちろんボーダーラインも高くなりがちです。

また、WEBテストの実施タイミングは、応募書類の提出後や一次面接の前に実施する場合など、企業によってさまざまです。いずれにせよ、企業に応募する前にWEBテストの実施有無や種類について把握しておかなければ、試験対策が間に合わなくなる恐れもあります。

そのため、応募先の企業については早めに絞り込む必要があり、自己分析や企業調査の優先度をまず高めることが重要です。

自己分析などに時間を割けるように、計画を立てて効率的に勉強しよう

WEBテスト対策は、面接対策などと違って積み重ね次第で点数をアップさせることができます。逆に言えば、対策をしていなければボーダーラインをクリアすることは難しくなるので、本文の対策方法も参考にしながら計画的に学習しましょう。

ただし、WEBテスト自体の重要度は面接試験よりもかなり低くなるので、勉強をしながらも自己分析による自分軸の明確化をしっかりとおこなっておきましょう。

執筆・編集 PORTキャリア編集部

明日から使える就活ノウハウ情報をテーマに、履歴書・志望動機といった書類の作成方法や面接やグループワークなどの選考対策の方法など、多様な選択肢や答えを提示することで、一人ひとりの就活生の意思決定に役立つことを目指しています。 国家資格を保有するキャリアコンサルタントや、現役キャリアアドバイザーら専門家監修のもと、最高品質の記事を配信しています。

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記事の編集責任者 熊野 公俊 Kumano Masatoshi

高校卒業後、航空自衛隊に入隊。4年間の在籍後、22歳で都内の大学に入学し、心理学・教育学を学ぶ。卒業後は人材サービスを展開するパソナで、人材派遣営業やグローバル人材の採用支援、女性活躍推進事業に従事。NPO(非営利団体)での勤務を経て、「PORTキャリア」を運営するポートに入社。キャリアアドバイザーとして年間400人と面談し、延べ2500人にも及ぶ学生を支援。2020年、厚生労働大臣認定のキャリアコンサルタント養成講習であるGCDF-Japan(キャリアカウンセラートレーニングプログラム)を修了
全国民営職業紹介事業協会 職業紹介責任者(001-220824001-02942)
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