Q
大学4年生
回答しない
就活の面接に価値が感じられません。
就職活動における面接の価値って何ですか?
オフィスカジュアルやスーツといった個性の出ない服装の指定。志望動機やキャリアプランといった明らかに上から目線の質問。
はっきり言って、大手である、大手のグループ企業(子会社)である、金払いの良さ、大半の人の志望動機なんてこんなものでは?
企業理念が魅力的だとかどうとか言ってる人の大半は合格するために言っているだけで、実際に魅力に感じた人なんて指で数えられる程度だと思います。企業と学生は対等な関係と言っても一方的に不合格を押し付けてきて、基本こっちから断れるのは合格と言われた後だけ。
自己PRやガクチカも魅力的に映るように装飾して話す。それになぜか価値を感じる面接官。たとえばバイトなんて金が必要(生活するため)以外に理由なんてありますか? 社会勉強なんて就職したら嫌でもできるのにそんな動機でする必要あります?
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
面接を通して合わないと思うなら断る自由はお互いにある
仕事というものを表面的に捉えている印象を受けますが、それは質問者の考え方なので周囲がどうこう言う筋合いはありません。しかし、そういう考え方だったら仕事も面接も無意味に見えるのは当然かもしれませんね。
まず、「上から目線」というのは主観的で根拠がないと思うのですが、それが嫌ならそんな会社に行かなければ良いですよね。ただしその仕事に精通している社員や管理職が、その仕事をまったくしたことがない学生に対し、へりくだる必要もないと思います。
私から見れば、今のような売り手市場ではむしろ企業側が必要以上に学生をちやほやしているように感じます。いずれにしても、気に入らなければお互い相手を選べるわけなので、そういう意味では企業も学生も対等ではないでしょうか。
一方的に不合格を押し付ける、とのことですが、学生の辞退も一方的ですよね。断れる自由はお互いにあるのだから、この点はまったく対等です。
前向きに捉えてできるだけの準備をする人の方が良く見えるのは当然
そして、企業理念などの志望動機ですが、仮に大手志向やお金だけで会社選びをするにしても、理念が合わなくても良いと本当に思っていますか?
入社だけが目的ならそれでも良いですが、就活の目的は入社ではないはずです。幸せに長く働くとか、その会社で成果を出していきたいと考えるなら、理念が合わない会社ほどつらいことはありません。
学生にも面接官にも良い印象がないようですが、おそらくあなたの周りには同じような人が多いのでしょう。社会勉強は就職してからできる、というのもやや甘えた考え方に思います。
まったく準備をしない人よりも、できるだけ仕事に慣れておこう、仕事を覚えよう、とする人と一緒に働きたいと思うのは会社側にとっても自然なことです。
また、お金が目的の人は長期的なモチベーションを持続できないこと、複雑な仕事では成果が出しにくいこともあらゆる研究でわかっています。
一例としてダニエル・ピンク氏のモチベーション3.0という本や同氏のTEDの動画を見ることをおすすめします。
面接の意味はその人の人間性や職務能力を予測すること
質問内容は「就職活動における面接の価値とは何か」ということだと捉えて回答しますね。「面接」ということに限定していうと、「自社にフィットするか」という人間性を確認するため、もう一つは「その人の職務遂行能力を確認するため」です。
質問者はそこにいろいろ疑問を感じるということだと思うのですが、たしかにそのような面もあると思います。ただ、企業がおこなう採用活動において、面接という手法が「現段階において」はもっともその人の人間性や職務遂行能力を「予測する」のに妥当だろうと思われているのです。
現段階では面接以上に確実性の高い方法がないだけ
逆にいえば面接以外の方法がまだ確立されていないということです。これは確率論の話になりますが、面接をして「この人は会社にフィットするだろう」「成果を出せるだろう」と予測して採用してもその通りにならないこともあれば、予測通りフィットして活躍する人もいます。
現段階では予測が当たる確率の方が高いと捉えられているので、面接という手法をいまだに使っているわけです。
ただ今後テクノロジーの発達により新たな採用方法が開発され、そちらの方がより確実性が高いとされれば、面接という手法が変わっていく可能性もゼロではないでしょう。
現代社会においては、面接という手法を通過しなければ希望の企業に就職できないという現実がある以上、それを攻略するための戦略を立てるのも、その人の課題遂行能力の一つだと考えられます。
もし感情的にそれがどうしても納得できないという場合は、自分でプログラミングなり動画編集なり何らかのスキルを身に付け、フリーランスで働くという道もあります。
就活は嘘つき大会だと感じる学生に向けたキャリアアドバイザーの回答は、以下のQ&Aで確認してください。
以下のQ&Aでは、就活がきもいと感じる就活生に向けたアドバイスです。併せてチェックしてみてください。
39点以下は要注意!
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