Q

大学を休学するとどんなデメリットがありますか。

大学を休学した場合、就職活動は不利になりますよね。やはり休学はメリットよりもデメリットの方が大きいのでしょうか。休学したときのメリット・デメリットを教えてください。

また、休学理由によって企業側からの印象は変わりますよね。たとえば留学なら理解は得やすそうですが、そのほか比較的就活への悪い影響がない休学理由はあるのでしょうか。

2人のアドバイザーが回答しています

質問日 :

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ベストアンサー

キャリアコンサルタント/勉強カフェ札幌大通スタジオ代表

渡邊 裕樹

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休学理由や休学期間の過ごし方によってはメリットの方が大きい

まず質問者さんが「休学する=就活に不利になる」と考えているのは、どういう理由からでしょうか。先輩や友人、親族など身近な人からそういう話を聞いたのかもしれません。

しかし、大学卒業者のうち内定を獲得しているのは全体の約9割という調査結果があります。その内定を決めた9割の中に休学をしていた人もいるでしょう。

休学することが就活に不利になるという考えは短絡的すぎるといえます。休学そのものがメリット、デメリットになるわけではありません。どのような理由で休学するかによってメリットやデメリットが変わるのです。

さして明確な理由もなく「何となく」休学し「何となく」過ごした場合は、それを企業に説明することも難しいですし、経験やスキルを身に付けられる若い時間を無為に過ごしてしまったというデメリットが大きいでしょう。

運良くその期間に自分が熱中できるものを見つけて経験を積むことができれば、社会に出るうえでの貴重な成長を得られるというメリットになるでしょう。

休学理由を明確に伝えられるかによって企業からの印象は異なる

休学に明確な理由があり「これをするために休学した」と言え、その期間を有意義に過ごすことができればほぼメリットしかありません。就活のときに話す材料が増えますし、自分としても成長を遂げることができているので就活に自信を持って臨めます。

最後に、休学理由によって企業からの印象が変わるというのはあります。ただし、留学であれば良くて、ほかの理由であれば良くないというものがあるわけではなく、自分自身が明確な理由を説明できるかどうかによって印象が変わると思ってください。

明確な理由があり、自信を持って説明できるなら良い印象になるでしょう。自信なく、はっきりと説明できない理由であれば印象が良くないでしょう。

キャリアコンサルタント/キャリアコンサルティング技能士

瀧本博史

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休学理由とキャリアビジョンに一貫性があれば不利になる可能性は低い

休学のメリットとしては、自分自身の成長や新しい経験を積むチャンスを得られることが挙げられます。

たとえば、留学やボランティア活動、専門的な資格取得のための勉強など、休学期間中におこなう活動は、将来のキャリア形成に役立つことが多いです。

また、休学を通じて自分の進むべき道を再確認する時間を持つこともできます。

休学の経験を自分の強みとしてアピールできれば就活で武器になる

一方、就職活動において休学の経験をどのように説明するか、またその理由が企業側からどのように受け取られるかは懸念される点です。

休学の理由が明確で、その経験を自分の強みとしてアピールできれば問題ありませんが、休学理由が曖昧であったり、自分が描くキャリアとの関連性が低い場合は、企業側からの評価が下がる可能性も考えられます。

休学理由による企業側の印象は確かに異なります。留学は一般的にはポジティブに受け取られることが多いです。そのほか、社会活動の一環や専門的なスキルアップのための休学は、企業側からも理解が得られやすいでしょう。

しかし、最も大切なのは、休学の経験をどのように自分の強みとしてアピールするかです。休学の理由や経験をしっかりと説明し、それがどのように将来的な自分のキャリアにプラスになるのかを伝えることが、就職活動においての成功の鍵となります。

留学して休学をした場合や浪人した場合の履歴書の学歴欄への書き方はこちらの記事で解説しています。それぞれケースごとの書き方を解説しているので、参考にしてくださいね。

大学を休学した期間がある就活生は、履歴書の書き方に悩むケースが多くあります。こちらの記事で解説しているので参考にしてください。

こちらのQ&Aでは、長期インターンのために休学を検討している学生に対してキャリアアドバイザーがアドバイスしています。

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