週4日勤務が可能な仕事12選! リアルな働き方を就活のプロが解説

3名のアドバイザーがこの記事にコメントしました

  • キャリアコンサルタント/産業カウンセラー

    Yoshiko Kato〇人材会社で約15年間、18,000人以上のキャリア相談を受けてきた。独立後は企業や大学、個人と契約し、キャリア構築の支援をおこなう。キャリアコンサルタント歴は20年以上

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  • キャリアコンサルタント/2級キャリアコンサルティング技能士

    Takako Shibata〇製造業を中心とした大手~中小企業において、従業員のキャリア形成や職場の課題改善を支援。若者自立支援センター埼玉や、公共職業訓練校での就職支援もおこなう

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  • キャリアコンサルタント/就活塾「我究館」講師

    Hayato Yoshida〇東証一部上場の人材会社で入社2年半で支店長に抜擢。これまで3,000名以上のキャリアを支援。現在はベストセラー書籍「絶対内定」シリーズを監修する我究館でコーチとして従事

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この記事のまとめ

  • 週4日勤務が取り入れられた背景を知れば働き方をイメージできる
  • 週4日勤務にはデメリットがあることを認識しよう
  • 週4日勤務以外にも視野を広げて自分に合った働き方を見つけるのが重要

ワークライフバランスの実現をかなえるべく、週4日勤務ができる仕事を探している人もいるのではないでしょうか。しかし、日本企業で週4日勤務を導入する仕事は数多くありません。また、メリット・デメリットもあるため、自分に合うかどうかを見極めることも大切なのです。

そこでこの記事では、キャリアコンサルタントの加藤さん、吉田さん、柴田さんと一緒に、週4日勤務が実現可能な仕事やメリット・デメリット、リアルな働き方などを解説します。

少しでも週4日勤務に憧れがある人は、自分の向き不向きを見極めるためにも参考にしてください。

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目次

週4日勤務のデメリットを理解したうえで就職・転職を判断することが大切

週4日勤務は、日本で一般的な週5日勤務に比べて勤務日数が少ないため、一度は憧れたことがある人も多いのではないでしょうか。しかし、週4日勤務は必ずしも良いことばかりではありません。デメリットがあるという事実も把握しておかなければ、就職後に後悔してしまう可能性があるのです。

そこでこの記事では、週4日勤務を導入する企業例や今後さらに日本で浸透していくかどうか、実現可能な仕事などを解説します。週4日勤務の基本や実現可能な仕事を知って、まずはイメージと乖離していないかどうかをチェックしてみてください。

そして、記事後半では週4日勤務のメリット・デメリット、リアルな働き方、週4日勤務を導入する仕事に就く方法などを解説します。向き不向きを理解したうえで、憧れの働き方を実現できるよう最後まで確認しましょう。

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前提を確認! 週4日勤務の基本情報

週4日勤務は、文字通り週に4日働いて、残り3日は休むといった働き方です。日本で一般的とされる週5日勤務よりも勤務日数が少なくなり、憧れる人も多いのではないでしょうか。

しかし、給料や勤務時間はどうなるのか知らない人もいると思います。

ここからは、週4日勤務の給料や勤務時間に関する基本情報を解説します。すべての企業に言えることではありませんが、多くの企業で傾向が見られることであるため、これから解説する基本情報は前提として理解しておきましょう。

給料:週5日勤務と比べて下がる可能性がある

給料が時給によって決められる場合、週5日勤務に比べて週4日勤務の給料は低くなる傾向にあります。理由はシンプルで、週5日勤務に比べて就業時間が短くなるからです

実際に週4日勤務を導入した大手金融企業のなかには「勤務日数に合わせて基本給も変動する」といったことを明言している企業もあります。

一方で、成果に応じて給料が変動する歩合制を導入する企業の場合は、週4日勤務でも給料が下がるとは限りません。少ない勤務日数のなかで成果を出すことが求められるものの、成果を出すことができていれば、それに応じた給料を受け取ることができます。

このように、時給制を導入する企業の場合は週5日勤務に比べて給料が下がる傾向があるということを覚えておきましょう。

加藤 賀子

プロフィール

時給や日給制の会社、勤務日数も含めて固定給を設定している会社は、週4日勤務によって給与が下がる可能性が高いです。一方で成果報酬の仕事は、勤務日数関係なく成果次第で給料が上がりやすいです。

勤務時間:残業が増えやすい

週4日勤務だからといって企業は売り上げを減らしても良いわけではありません。企業側は社員の生産性をより高める手段として週4日勤務を導入します。そのため、週5日勤務以上のパフォーマンスと成果が期待されるのです。

しかし、一日休みが多くなってもパフォーマンスが劇的に上がらない人がいるのも事実です。そのため、勤務日数が少ない分、一日の残業が増えてしまう人もいます。残業が重なり、1週間の勤務時間が週5日勤務と変わらない人もいるかもしれません。

このように、週4日勤務で働く場合は、これまで以上のパフォーマンスが求められ、生産性が向上しない場合は残業が増えてしまうことを認識しておきましょう。

週4日勤務の場合、1日あたりの標準労働時間は週5日勤務と比較して増えることが多いのでしょうか?

柴田 登子

プロフィール

1日10時間勤務で週4日勤務とする会社もある

原則として労働時間は週40時間まで、1日8時間までと労働基準法で定められています。「1日8時間まで」を優先させて週4日勤務だと週32時間とする会社もあります。この場合、労働時間が週5日勤務より短くなりますが、給与も少なくなる可能性がある点に注意しましょう。

一方で、「週40時間まで」を採用して1日10時間勤務とする週4日勤務の会社も少なくありません。

どちらをルールとしているかは会社ごとの就業規則にもとづくため、週4日勤務だからといって1日の労働時間が長くなるとは一概に言い切れません。

週4日勤務を導入している日本企業例

週4日勤務はすべての企業で導入しているわけではありません。日本で導入している企業はまだ少なく、限られているのが現状です

そのなかで週4日勤務を導入している日本企業は以下が挙げられます。

上記は一部に過ぎませんが、日本でも週4日勤務を導入している企業はあります。大手企業やメガベンチャーの場合は就職難易度が高い傾向にありますが、週4日勤務に憧れがある人は挑戦してみるのもおすすめです。

吉田 隼人

プロフィール

大手企業ほど積極的に週4日勤務を導入する傾向があります。人数がある程度いてお互いにカバーしやすい環境にあるだけでなく、ワークライフバランスを意識していたり、従業員の満足度向上に注力したりする余裕があるためだと考えられます。

まずはあなたが受けない方がいい職業を確認してください

就活では自分に適性がある仕事を選ぶ事が大事です。適性が低い仕事に就職すると、イメージとのギャップから早期の退職に繋がってしまうリスクがあります。

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キャリアのプロが解説! 今後日本で週4日勤務は浸透していく?

日本では週4日勤務は近年導入され始めた新しい働き方といえます。そのため、導入する企業が多くないのが現状です。

そこで、具体的にどのくらい日本で週4日勤務が浸透しているのか、今後はどのような働き方が主流になるのかなど気になる人もいると思います。

ここからはキャリアのプロであるキャリアコンサルタントの柴田さんに、今後週4日勤務が浸透していくかどうかを聞いてみました。また、今後日本で主流になるであろう働き方も聞いてみたので、ぜひ参考にしてください。

アドバイザーコメント

週4日勤務は国も推奨している働き方改革の一環

すでに週4日勤務、つまり週休3日制はさまざまな理由から導入する企業が現れ始めています。週4日勤務システムの導入は、従業員にワークライフバランスをもたらし、従業員満足度を向上させます。

そのため、優秀な人材の確保につながると考えられ、企業も働く人々も注目しています。厚生労働省も働き方改革における多様な働き方の一環として、このような制度の普及に努めているといった動きもあります。

従来の働き方に縛られない多様な働き方が進むかも

週5勤務が当然だった日本の社会では、週4日勤務を導入し運用していくには以下のような課題があります。

・日本では長年「長時間働く=頑張っている」と考えられていて、休みを多く取るのに抵抗を感じる世代がまだ多い

・現状の労働基準法は週40時間勤務をベースに作られていて、週4勤日務にそぐわない点が多く、法的に問題のない制度を作るのが難しい

これらが解消されてくると、週4日勤務制度の普及も加速すると考えられます。

一方で、週4勤務という形のみならず、さらに柔軟なフレックスタイム制や、完全成果主義で労働時間を定めない仕組みなど、さまざまな新しい働き方が登場しています。将来的にどの制度が主流になるかといった視点ではなく、より多様な働き方が進むのではないかと私は考えています。

そもそもなぜ? 週4日勤務が取り入れられるようになった背景の例

そもそもなぜ? 週4日勤務が取り入れられるようになった背景の例

  • 社員自身が健康に働くべきという理念
  • 社員のワークライフバランスを改善したい
  • 社員のパフォーマンスを向上させたい

日本では長年週5日勤務が主流で、現在もその傾向が継続されています。このような現状のなかで、そもそもなぜ週4日勤務が取り入れられるようになったのでしょうか。

ここからは、週4日勤務が取り入れられるようになった背景を、現在すでに実施している企業の事例を踏まえて解説します。背景を知ることで週4日勤務となった際にどのような働き方をすることになるのかをイメージしやすくなるので、ぜひ確認してみてください。

社員自身が健康に働くべきという理念

過労死という言葉があるように、日本では働き過ぎが原因で心身の健康に悪影響を与えている人がいるのも事実です。週5日の勤務に加えて、残業や休日出勤などが重なると健康に悪影響を及ぼし、生産性が落ちるだけでなく、仕事ができなくなってしまう可能性があります

このように社員の健康を守るために週4日勤務を導入する企業があります。たとえば、SOMPOひまわり生命保険は「精神的・体力的に余裕を持って働きたい」という社員の声も尊重して週4日勤務を導入しました。

また、週4日勤務の活用方法として自身のリフレッシュに充てるという社員もいるようです。

仕事に追われる生活を送ると休日が確保できなくなったり、休日を忘れて仕事をしてしまったりすることがあります。このような生活を繰り返して健康に悪影響を与えないためにも、週4日勤務を導入している企業があります。

そもそもなぜ日本は世界に比べて労働時間が長かったり、休日が少なかったりする傾向があるのでしょうか?

加藤 賀子

プロフィール

労働人口の減少や日本の雇用システムが関係している

いくつか原因があるとはいわれていますが、一つは労働人口の減少や人件費削減などによる人手不足です。

ほかには、日本の雇用体系から管理職がプレイングマネージャーの企業が多く、一人に対する仕事量が業務過多になっていることが理由で、労働時間が長かったり休日が少なかったりする傾向があります。

社員のワークライフバランスを改善したい

休みなく働き続ければパフォーマンスが上がるわけではありません。仕事ばかりの生活は勤務時間が増えてたくさん働いているように思えますが、生産性が低下したり、目の前の作業に追われて中長期的な視点を持てなくなったりして、社員の成長速度を低下させることがあります。

そこで重要なのがワークライフバランスを実現することです。仕事とプライベートをうまく両立させることでメリハリが付くようになり、仕事で高いパフォーマンスを出せる可能性が高まるのです

生産性が向上することで働く時間が短くなり、プライベートの時間を確保できるようになれば、さらに仕事に意欲的に取り組めるようになるという好循環が生まれることが考えられます。

実際に日本マイクロソフトでは、週4日勤務を導入してワークライフバランスの改善を図ったところ、生産性が40%も伸びたと報告されています。

このように、社員のワークライフバランスを改善し、さらなる生産性の向上を目指すことを目的として週4日勤務を導入している企業があります。

社員のパフォーマンスを向上させたい

前述のとおり、週4日勤務を導入することで、オンとオフのメリハリが付きやすくなり、社員のパフォーマンスが向上する可能性が高まります。

ユニリーバはニュージーランドで18カ月間、週4日勤務を導入する実験をおこないました。その結果、社員のパフォーマンスが向上し、収益が伸びただけでなく、社員の欠勤率が34%も減少したと報告されてます。

このように、週4日勤務を導入することで仕事のパフォーマンスが向上するだけでなく、仕事への意欲も高まる可能性があるため、週4日勤務に積極的な企業も増えていると考えられます

どの企業も社員のパフォーマンスを向上させたいものだと思います。しかし、週4日勤務を導入する企業が少ないのはなぜでしょうか。

吉田 隼人

プロフィール

顧客対応の都合や制度設計の難しさなどハードルが高い

要因としては、2点挙げられます。

1つ目は、週4日勤務を導入することで顧客対応をスムーズにおこなうことが難しくなるという点です。BtoB企業やBtoC企業によらず、顧客対応が頻繁に求められる業種では、週4日勤務の導入は難しいケースが多いです。

なぜなら、現状多くの顧客や顧客が基準としている5日間勤務に合わせて対応する必要があるからです。週4日勤務を導入すると、対応に遅れが生じるリスクが生じ、場合によっては競合他社に対して不利になってしまうため、企業は週4日勤務を導入しづらいと考えざるを得ません。

2つ目は、週4日勤務の制度設計の難しさが挙げられます。週4日勤務を導入する際には、企業が給与や福利厚生、給与体系、残業のルール、成果の評価基準などを大幅に見直す必要があります。

また、職種によっては週4日勤務が難しい職種もあるため、平等性の観点も踏まえると、現行の制度を大幅に変更する手間が発生します。こうした理由から、週4日勤務を躊躇している企業は多いと考えられます。

週4日勤務が実現できる可能性がある仕事12選

週4日勤務が実現できる可能性がある仕事12選

  • IT・Web系の仕事
  • ドライバー系の仕事
  • シフト制が可能な仕事

週4日勤務は仕事の種類によってできるかできないかが分かれます。すべての仕事で週4日勤務を実現できるわけではないのです。そのため、どのような仕事で週4日勤務が実現できるか理解することが必須です。

ここからは、週4日勤務が実現できる可能性がある仕事12選を解説します。仕事の系統に分けて解説しているので、自分の興味のある系統の仕事のなかから週4日勤務の働き方を検討してみてください。

既卒就活で後悔したくない人は、適職診断からはじめよう

既卒の就活は新卒と違い、選べる職業に限りがあります。そのため、簡単に就職先を決めると入社前とのギャップから早期退職につながる恐れがあります。

これから既卒就活をはじめる人は、まず「適職診断」を活用しましょう。適職診断では、簡単な質問に答えるだけであなたの強み・弱みとぴったりの職業がわかります。

また、どのような職業を選んだらいいか就活軸も見つかるため、これから就活を始める今に取り組むのがベストです。

既卒就活で後悔しないためにも、今すぐ診断してみましょう。

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IT・Web系の仕事

IT・Web系の仕事は週4日勤務を実現できる可能性が高いです。多くの時間はパソコンに向き合って仕事し、期限内に成果物を出すことができれば良いため、勤務日数は重視されないからです

ここからは、週4日勤務が実現可能なIT・Web系の仕事を5つ紹介します。自身が興味のある仕事をチェックし、向き不向きも確認しましょう。

プログラマー

プログラマーとは

システムエンジニアが設計した仕様書に沿ってプログラミングをする人

プログラマーは、プログラミング言語を用いて、システムやアプリケーションを制作します。

プログラマーの仕事は成果主義であったり、プロジェクト単位で走ったりすることがほとんどです。どれだけ働いたかは重視されず、納期までに成果物を出すことが求められます。

そのため、週4日勤務でも成果物がきちんと提出できれば問題ありません。一方で長時間働いても成果物に不備があった場合は評価されないという働き方になります。

プログラマーの仕事内容を具体的に理解できていない人は以下の記事を参考にしてください。

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システムエンジニア

システムエンジニアとは

システムの設計や開発をおこなう仕事

システムエンジニアは、実際にプログラミングすることは少なく、顧客へヒアリングや要件定義、仕様書の作成など上流工程を担当することがほとんどです。

顧客との打ち合わせもあるため、必ずしも週4日勤務とは限りませんが、プログラマー同様に成果物が重視されるため、週4日勤務が実現しやすい仕事といえます

ただ、スキルなしでシステムエンジニアに就職するのは難しいため、下流工程を担うプログラマーなどからキャリアをスタートさせるのがおすすめです。

なお、システムエンジニアは残業が多いと聞いたことがある人もいるのではないでしょうか。残業について以下のQ&Aでキャリアコンサルタントが回答しているので、ぜひ参考にしてください。

また、システムエンジニアの仕事内容がわからない人は以下の記事を参考にしてください。

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デザイナー

デザイナーとは

顧客の要望に応じてデザインを考え、提案する仕事

デザイナーは、顧客からヒアリングしたり、チームでミーティングしたりする時間以外は黙々とデザインを制作する時間が多いのが特徴です。

デザインという成果物を納品するのが仕事であるため、納期に間に合うようであれば週4日勤務も可能です。プロとして実力が認められ、かつ仕事が早い人であれば、週4日以下の勤務日数で生活している人もいます。

なお、デザイナーにはWebデザイナーやプロダクトデザイナー、ファッションデザイナーなどあらゆる種類があります。デザイナーに興味がある人は、自分の関心のある分野を探してみましょう。

デザイナーを志望する人のなかには志望動機の書き方がわからず悩みを抱えている人もいると思います。デザイナーの志望動機の書き方は以下の記事で解説しているので、参考にしてください。

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Webライター

Webライターとは

Webサイトに掲載される記事をはじめとするコンテンツを制作する仕事

Webライターは、インターネットを通じて商品を紹介するための記事やインタビュー記事、読者の悩みを解決に導くコラムなど、さまざまな記事を制作する人が存在します。

Webライターも成果が重視される仕事です。任された仕事を早く終わらせるほど勤務日数を少なくでき、週4日勤務を実現しやすくなります

なお、Webライターは企業の正社員としての働き方よりも、副業やフリーランスとして企業と業務委託契約を結び業務をおこなう顧客ワークのほうが主流です。

顧客ワークをする場合は打ち合わせがあることが多いため、勤務日の調整は必要になります。

文章を書いたり、人の話を聞いたりするのが好きで、かつ週4日勤務を実現したい人はWebライターがおすすめです。

ライターを目指しているけどどうしたらなれるのかわからないと悩む人もいるのではないでしょうか。以下は新卒向けの記事ですが、ライターになりたい人にとっては役立つ内容が記載されているため、ぜひ参考にしてください。

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イラストレーター

イラストレーターとは

顧客の依頼に応じて、Webサイトやポスター、広告、商品パッケージなどで使用するイラストを制作する仕事

イラストレーターは、顧客の要望をイラストに落とし込む仕事とも言えます。

イラストレーターも重視されるのは成果物です。顧客が満足できるイラストを制作できたかどうかが評価の分かれ道となります。そのため、勤務時間や勤務日が少なくても顧客が満足できるイラストを制作できれば、十分な収益を上げることができます

一方で、どれだけ時間をかけても顧客が満足できなければ、収益を上げづらく、修正を求められてさらに勤務時間が長くなってしまうのです。

イラストレーターとして働く際、イラストを制作するセンスも大切ですが、顧客からのヒアリング力が特に求められるということは覚えておきましょう。

柴田 登子

プロフィール

医療・福祉系、飲食・販売などのサービス業、流通・物流業界などは、週4日勤務の導入が比較的進んでいます。理由としては、シフト制が採用されていたり、業務が一日で完結するものが多かったりするためです。

また、上記の業界は人材不足を解消するためにより柔軟な働き方を提示し、人材確保に勤めようとする業界努力も、週4日勤務の導入を後押ししています。

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就活では自分のやりたいことはもちろん、そのなかで適性ある仕事を選ぶ事が大事です。適性が低い仕事に就職すると、イメージとのギャップから早期退職に繋がってしまうリスクが高く、適職の理解が重要です。

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ドライバー系の仕事

車を運転するドライバー系の仕事も週4日勤務を実現しやすい仕事の一つです。勤務日や運転距離によって給料が左右されてしまうものの、締め切りなどがないため自分で勤務日を調整しやすいのです

ここからは、週4日勤務が実現可能なドライバー系の仕事を2つ紹介します。運転するのが好きな人には向いている可能性があるため、具体的にどんな仕事であれば週4日勤務ができるか把握しておきましょう。

タクシードライバー

タクシードライバーとは

乗客を目的地まで車で運ぶ仕事

タクシードライバーは、車の乗り降りを手伝ったり、荷物の出し入れを手伝ったりするのもタクシードライバーの業務に含まれます。

タクシードライバーの給料は勤務時間や運転距離によって決められることが多いです。完全に固定給の会社で週4日勤務をした場合は給料が少なくなってしまう可能性が高いですが、歩合制を導入する企業の場合は、勤務日の運転距離によっては給料を下げずに週4日勤務を実現できます

このようにタクシードライバーをはじめとする歩合制が導入される仕事は週4日勤務を実現しやすくなっています。

配送ドライバー

配送ドライバーとは

荷物を目的地まで車やトラックで運ぶ仕事

配送ドライバーは、荷物が破損しないよう安全に運転し、かつ指定日までに届けることが求められます。

配送ドライバーの給料の決まり方は会社によって異なります。固定給のみの場合もあれば、完全歩合制を導入することもあるため、給与形態によって週4日勤務が実現可能かどうかが異なるのです

完全歩合制を導入する企業であれば、勤務日にしっかり稼動することで給料を下げずに週4日勤務を実現可能です。

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シフト制が可能な仕事

シフト制であれば、1カ月または1週間でどれくらい働くか調整がしやすいため、週4日勤務が実現可能です。店舗での接客業や事務職などがシフト制を導入している傾向にあります。

ここからは、週4日勤務ができて、かつシフト制が可能な仕事を5つ紹介します。勤務日を柔軟に変えられる仕事がしたいと考えている人は参考にしてください。

パーソナルトレーナー

パーソナルトレーナーとは

マンツーマンでトレーニングや栄養管理を指導する仕事

パーソナルトレーナーは、顧客の体の状況や要望に合わせて、トレーニングや食事のメニューを提案し、実際に教えるセッションを通してサポートしていきます。

企業によって給与体系は異なるものの、一人当たりのセッション単価は実力や指名度によって異なります。トレーニングや栄養に関する実力が高かったり、指名される機会が多かったりする人は料金が高くなる傾向にあり、その分給料を増やして週4日だけ勤務するといった働き方が可能です

駆け出しの頃に週4日勤務をした場合は給料が少なくなったり、経験を積めなかったりしておすすめしませんが、経験を積み、給料が上がってきたタイミングで週4日勤務をしやすくなります。

パーソナルトレーナーとして週4日勤務を実現するにはどのくらいの単価でセッションを受注できるようにならなければいけないのでしょうか。

吉田 隼人

プロフィール

目安として約6,250円のセッション単価が必要

目標年収500万円(経費込みで650万円)とすると、パーソナルトレーナーが週4日勤務を実現するには、1日5セッション、年間約208日(1,040セッション)が必要となります。この条件下で計算すると、1セッションあたりの単価は約6,250円が必要となります。

もちろん、目標年収や一日当たりのセッション数によって、金額は変わってきます。同時に、コンスタントに新規顧客を集客したり、リピーター施策を取ったりする必要があるため、高単価のトレーニングの考案やオンラインサポート、プロテインなど物販の強化もしていく必要があります。

また、休む曜日にも配慮が必要です。パーソナルトレーナーは顧客ありきの仕事のため、対応可能な曜日が限られてしまいがちです。そのため、従業員を雇うなどして対応日を増やす施策も必要になってきます。

販売スタッフ

販売スタッフとは

店頭で消費者と直接話して商品やサービスを販売する仕事

販売スタッフは、スーパーやコンビニ、アパレルショップなど、扱う商品や勤務地は多岐に渡ります。

販売スタッフは時給制であることが多く、勤務時間によって給料が変動します。しかし、人手不足でない限り必ずしも週5日勤務することが求められなかったり、締め切りがなかったりするため、比較的週4日勤務が実現しやすいのです

ただ、販売スタッフは時給制であることがほとんどであるため、週4日勤務にした場合、給料が下がる可能性があることには注意しましょう。

加藤 賀子

プロフィール

商品やサービスを顧客に提案して購入してもらう販売スタッフの仕事のなかでも、売上高に応じてインセンティブを設ける制度を採用している会社もあります。

週4日勤務しつつ給料を下げたくない方は、インセンティブ制度を採用している会社を探してみてください。

販売職の具体的な仕事内容がわからない人は以下の記事を参考にしてください。

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受付スタッフ

受付スタッフとは

オフィスビルや窓口で来客の対応をしたり、電話・メール応対をしたりする仕事

受付スタッフは仕事内容が幅広く、ほかにも会議室の予約など事務的な作業も含まれます。

給与体系は時給制であることがほとんどで、勤務時間によって給料が変動します。しかし、シフト制を導入する企業が多く、自分の裁量で勤務日を決められるため、週4日勤務を実現しやすいです

ただ、販売スタッフと同様に時給制であることがほとんどであり、週4日勤務にした場合は給料が下がる可能性があるため、生活費との兼ね合いを考えなければならないことは覚えておきましょう。

介護士

介護士とは

介護施設や病院などで介護をする人

介護士は、具体的には要介護者の食事や排泄、入浴などの手伝いをする仕事です。

介護士は施設に人がいる限り、誰かしら毎日勤務する必要があります。そのなかで柔軟にシフトを組むことができ、週4日勤務が実現可能なのです。

ただし、人手不足によって週4日勤務が実現できない施設もあります。そのため、介護士の場合は志望先の人手の状況を確認したうえで選考を受けることが大切です。

また、介護士も時給制であることがほとんどなため、週5日勤務に比べて給料が下がる可能性があることには注意しましょう。

介護職を志望しているが志望動機の書き方がわからない人は以下の記事を参考にしてください。例文付きで介護職の志望動機の書き方を解説しています。

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事務職

事務職とは

企業のオフィスで書類の作成・処理をしたり、電話・メール応対したり、来客対応をしたりする仕事

事務職は企業にとって欠かせない職種の一つですが、売り上げに直結する業務はほとんどありません。顧客や機関、自社から提示された締切内に作業を完了させることが仕事であり、必ずしも週5日働く必要はないため、企業によっては週4日勤務が可能なのです

ただ、時給制であることが多いため、週4日勤務を選択した場合は給料が下がる可能性があることは認識しておきましょう。

事務職の具体的な仕事内容や働き方を知りたい人は以下の記事を参考にしてください。就職する際に必要なスキルなども解説しています。

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事務職は多くの就活生から人気を誇る職種の一つであり、志望する学生は事務職への理解に努めることが大切です。記事では、事務職の種類とそれぞれの仕事内容をはじめ、事務職に対して多くの人が抱く誤解とその実態についてキャリアコンサルタントのアドバイスを交えながら解説します。

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休みが多いだけではない! 週4日勤務のメリット

休みが多いだけではない! 週4日勤務のメリット

  • より多くのプライベートの時間を確保できる
  • 仕事へのモチベーションを維持しやすい
  • スキルアップや副業などに時間を充てられる

週4日勤務は、週5日勤務に比べて休みが増えるため憧れる人も多いのではないでしょうか。しかし、週4日勤務のメリットは休みが多いだけではありません。

ここからは、週4日勤務のメリットを解説します。週4日勤務について新たな視点で見られるようにして、理解を深めましょう。

より多くのプライベートの時間を確保できる

現在週5日勤務の仕事をしている人のなかには、2日間の休日が休養で終わり、プライベートの時間をなかなか確保できない人もいるのではないでしょうか。しかし、休みが3日間あれば2日間は休養にあてても、残りの1日を趣味にあてようと意欲が湧く人が多いと思います。

週4日勤務を実現することで、一日かけておこなうアクティビティをしたり、ゆっくり読書をしたりするなど、時間がかかる趣味にも取り組めるようになります

このように趣味の時間は人生を豊かにしてくれるとわかってはいるものの、実現できていない人もいるでしょう。しかし、週4日勤務であれば趣味をはじめとするプライベートの時間を確保できる可能性が高まります。

休みの日に人混みを避けたい、人が少ないときにショッピングしたいなどを考える人もいるのではないでしょうか。週4日勤務であれば、平日休みも実現可能です。以下の記事で平日休みの過ごし方や実情について解説しているので、ぜひ参考にしてください。

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仕事へのモチベーションを維持しやすい

心身の疲労やストレスなどによってモチベーションは変化するものです。週5日勤務の場合、休日もリフレッシュにあてられず、月曜日からモチベーションを高められない人もいるのではないでしょうか。

一方で、週4日勤務であればしっかり休めるうえにプライベートの時間も確保しやすくなるため、「また仕事を頑張ろう」とモチベーションを維持しやすくなるのです。

心身の疲労やストレスなどが原因でモチベーションが低いと感じる人は、週4日勤務ができる仕事への転職・就職を検討するのもおすすめです

前提として、仕事にモチベーションを感じられない人はその状況を改善する必要があります。仕事へのモチベーションが低いと感じる人は、以下の記事で解説している対処法を実践してみましょう。

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スキルアップや副業などに時間を充てられる

週4日・週5日勤務にかかわらず、勤務日は目の前の業務に追われてしまうものです。理想のキャリアを実現するには中長期的な計画を立てて、それに必要なスキル・経験を積んでいくことが求められます。

そのためのスキルアップや副業などは休日に取り組まれることが多いですが、週5日勤務では休養で精一杯で手を付けられない人もいると思います。

そこで、週4日勤務であればしっかり休養を取ったうえでほかの時間も確保できるため、スキルアップや副業に時間をあてられるようになるのです

スキルを身に付けてキャリアアップを目指したい人や、副業によって別の収入源を確保したいと考えている人などは、週4日勤務ができる仕事を目指してみるのもおすすめです。

吉田 隼人

プロフィール

私が感じる週4日勤務のメリットは、何といってもやりたいことができる点です。副業にしろ趣味にしろ、何でもやりたいことができる日が1日増えることは魅力的だと考えます。

逆に、目指したい目標や取り組みたい趣味が特にない人は、週4日勤務をしたとしてもメリットに感じにくいかもしれません。

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意外と知られていない週4日勤務のデメリット

意外と知られていない週4日勤務のデメリット

  • 少ない勤務日数でこれまでと同様の成果が求められる
  • 残業が増える可能性がある
  • 週4日勤務が実現できる仕事がまだ少ない
  • 給料が下がる可能性も考えられる

週4日勤務について、「週5日勤務に比べて休みが増えるため良いことしかない」と考える人もいるかもしれません。しかし、週4日勤務には意外と知られていないデメリットもあります。

ここからは、週4日勤務のデメリットを解説します。就職・転職後に「思っていたのと違う」と後悔しないためにも、事前にデメリットを把握しておきましょう。

少ない勤務日数でこれまでと同様の成果が求められる

もともと週5日勤務だったのが週4日勤務に変わった企業もありますが、勤務日数に応じて成果も低くなって良いわけではありません。少ない勤務日数でも週5日勤務と同様の成果が求められるのです

特に、成果主義で週4日勤務を導入する企業の場合は、給料が下がる可能性も考えられるのです。

このように、週4日勤務になるとこれまで以上の生産性やパフォーマンスが求められる可能性があるため、仕事の効率化をするための工夫などが必要になります。

週4日勤務になると必ずしも仕事が楽になるわけではないということは覚えておきましょう。

残業が増える可能性がある

前述のとおり、週4日勤務とはいえ求められる成果は週5日勤務と変わりません。週4日の勤務で週5日分の成果を出さなければいけないため、高い生産性・パフォーマンスを発揮し、成果を上げなければいけません。

しかし、毎日高い生産性を発揮するのは難しいものです。そのため、残業をしなければいけないこともあり、むしろ週5日勤務に比べて残業が増えるケースも考えられます

高い生産性を発揮できない場合は、4日の勤務日で残業を含めて長時間働いて、残りの3日をオフにするという働き方になります。

このように、一日の労働時間が増える可能性があることは認識しておきましょう。

仮に週5日分の成果を週4日で達成できれば、残業なしで週4日勤務を実現することは現実的なのでしょうか?

加藤 賀子

プロフィール

工夫次第では残業なしで週4日勤務も現実的

残業なしでの週4日勤務は、現実的だと考えます。しかし実現するためには、少ない時間で同じ成果を上げなければいけないので、時間の使い方の工夫や、正確性と業務スピードの向上が鍵となります。

たとえば、通勤時間にその日におこなうタスクの整理を終わらせたり、移動時間にメール対応をしたりするなど時間を最大限活用し、業務の無駄を省いて効率良く仕事を遂行していくことがポイントです。

週4日勤務が実現できる仕事がまだ少ない

週4日勤務は、新型コロナウイルス感染症が流行した2020年あたりから、大企業を中心に取り入れられるようになった働き方です。まだ日本では主流とはいえず、取り入れている企業はごくわずかといえます。

大多数の企業が週5日勤務であるため、顧客ワークをする企業の場合は週4日勤務を実現するのは難しいのです。そのため、まだ限られた企業、仕事のみでしか週4日勤務を実現できないのが実情です。

また、週4日勤務を導入する企業は、勤務日数の少なさから人気を集めていたり、高いパフォーマンスを求められたりすることから、就職難易度が高い傾向にあります

このように、まずは週4日勤務を実現することの難易度の高さを認識しておきましょう。

給料が下がる可能性も考えられる

企業の給与体系には、大きく分けて時給制と歩合制の2種類がありますが、時給制の場合は週4日勤務になると給料が下がる可能性があります。

理由はシンプルで、週5日勤務に比べて働く時間が短くなるからです。しかし、週5日と同様の給料をもらおうとして残業を増やすと、一日の勤務時間が長くなり、心身の健康に悪影響を与える可能性が出てきてしまいます

このように、時給制の企業に務める場合は、休みを重視するか給料を重視するかで週4日勤務の向き不向きが分かれます。しっかり自己分析をして、自分に合う働き方を選択しましょう。

自分に合った仕事・働き方を見つけるにはいくつかステップを踏む必要があります。以下の記事では自分に合った仕事を見つける方法を探しているため、探し方がわからないと悩む人は参考にしてください。

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柴田 登子

プロフィール

勤務先の就業規則にもよりますが、週4日勤務は勤務日数が減る分、給与も低くなりやすい点は大きなデメリットと考えます。

休みが多い分賃金が少ないのは当然といえば当然ですが、「休みは欲しいが給料は高い方が良い」という方には、週4日勤務は現状おすすめできません。

「休みが多くて給料が良い仕事があれば良いな」と考える人もいるかもしれません。そのような仕事は存在しますが、就職難易度が高いためしっかり対策をして選考に臨む必要があります。以下の記事では休みが多くて給料が良い仕事について解説しているので参考にしてください。

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キャリアのプロからアドバイス! 週4日勤務で失敗する人の共通点

前述のとおり、週4日勤務にはデメリットがあり、向き不向きも分かれます。不向きな人が週4日勤務をした場合、心身に過度なストレスを与えてしまい、健康に悪影響を与えてしまう可能性もあるのです

そこで、キャリアのプロであるキャリアコンサルタントの加藤さんに、週4日勤務で失敗する人の共通点を聞いてみました。自分に合うかどうか心配な人は、加藤さんの意見を参考にして向き不向きを見極めましょう。

アドバイザーコメント

目指す働き方によっては週4日勤務がマイナスになることも

勤務日数が少ないということは、従事する仕事によっては仕事のスピードや効率性を求められやすいです。一連の業務を理解するのに時間を要する人や、一つずつゆっくりと仕事を進めていきたい人には、週4日勤務が精神的に負担になる可能性があります。

何かしらの将来の目標実現に向けて、週4日勤務で働きながら空き時間で勉強や自己啓発の時間に充てたい方、介護や育児などがあり勤務時間を減らして自分の時間を確保したい方などは、週4日勤務による恩恵を受けやすいです。

週4日勤務だからといって仕事が楽になるとは限らない

やみくもに「休みが多いから」「仕事する時間が少なくなって楽そうだから」といった理由で週4日勤務の仕事を選ぶのはやめましょう。後々、同年代と比較して仕事のスキルや能力に大きな差が出てしまう可能性があり、後悔に終わる可能性が高いです。

自分がどのような人生やキャリアを歩んでいきたいのかを見つめ直し、自分の強みの棚卸しなどをおこなったうえで、どのような働き方が良いのかを考えてみてください。

就活のプロが解説! 週4日勤務のリアルな働き方

ここまでの内容から週4日勤務ができる仕事やメリット・デメリットなどは理解できたと思います。しかし、実際にどのような働き方をするのかイメージできない人もいるのではないでしょうか。

そこで、就活のプロであるキャリアコンサルタントの柴田さんに、週4日勤務のリアルな働き方を解説してもらいます。柴田さんの解説から週4日勤務に関してより鮮明なイメージを持てるようにして、自分の適性を見極めましょう。

アドバイザーコメント

現状の週4日勤務は9〜20時のケースが多い

週4日勤務は、会社によっては1日当たりの勤務時間が週5日勤務よりも長くなるケースがあります。労働基準法が週40時間労働をベースにしていることから、現状は週4日勤務だと1日10時間勤務が一般的です。そのため、9時に勤務開始であれば昼休憩を1時間を挟み、退社するのは20時以降となります。

このように週4日勤務は勤務時間が長引きやすいことから、1日にこなすべき業務量も多くなる傾向にあります。健全な働き方を維持するには、効率良く作業をこなしながら集中して業務に取り組む必要があります。つまり、自己管理能力がより問われるといえます。

また週4日勤務で休日が多いと、繁忙期やトラブルの際に対応が間に合わなくなるケースも出てきます。そのため、休日に入る前に前倒しである程度業務を進めなければならないなど、残業せざるを得ない日も少なからず出てきやすいです。

週休3日の使い方を実際にイメージしてみよう

週4日勤務は言い換えれば週休3日であるため、より多く休暇が取れるのがメリットです。3日連続で休みになる企業もあれば、土日プラス平日1日といった休みの取り方ができる企業もあります。

週に3日も休日があれば土日は家族のために使い、それ以外の1日を自分のためにゆっくり過ごしたり趣味の日にしたりするといった生活も実現しやすいです。

上記の働き方をイメージしながら、週4日勤務が自身の目指すライフスタイルに合っているかを考えてみましょう。

週4日勤務ができる仕事の探し方

前述のとおり、週4日勤務できる仕事は数が限られていたり、就職難易度が高かったりするため、探すのが困難です。そのなかで、週4日勤務ができる仕事を効率的に探すコツがあります。

ここからは、週4日勤務ができる仕事の探し方を解説します。自分の希望がかなえられる仕事を探せるように、しっかりと理解しておきましょう。

求人サイトで「週4日」で検索する

求人サイトからも週4日勤務ができる仕事を探すことができます。具体的な方法は、検索欄で「週4日」と検索したり、条件欄の「週4日」にチェックを入れたりすることで探せます

しかし、探す際に週4日勤務ができるかどうかばかりに目が向いて、本当にやりたい仕事かどうか判断しないまま応募してしまわないように注意が必要です。

業務内容や社風などをきちんとリサーチしたうえで週4日勤務が可能で、かつ興味がある仕事に応募するようにしましょう。

就職・転職エージェントで週4日勤務を条件にする

就職・転職エージェントを活用する人も多いのではないでしょうか。就職・転職エージェントは、利用者の希望に合わせた仕事を探し、選考対策までをサポートしてくれるサービスです。

担当するキャリアコンサルタントに週4日勤務を実現したい旨を伝えることで、優先的に紹介してもらうことができ、理想の働き方が実現する可能性が高まります

ただ、エージェントの担当者によっては求職者の就職・転職の成功を優先するために、難易度の高い週4日勤務をおすすめしてくれなかったり、やりたい仕事とはかけ離れた仕事を紹介されたりすることがあります。

就職後の後悔を防ぐためにも、自身の軸を明確に持ち、週4日勤務や仕事内容など優先度の高いことは貫き続けることをおすすめします。

加藤 賀子

プロフィール

求人サイトやエージェントを使用して週4日勤務ができる仕事を探す際は、自分の思いを担当者にしっかりと伝えることがポイントです。

特に、週4日勤務を求めている具体的な理由を伝えないと、エージェント担当者はあなたが目指すライフスタイルがわからないため、自身の思いや希望とはほど遠い仕事を紹介されてしまう恐れがあります。

仕事の種類別! 週4日勤務の企業に就職・転職するための準備

前述のとおり、週4日勤務を導入する企業に就職・転職するのは簡単ではありません。そのため、選考に向けて入念な準備が必要になるのです。

しかし、具体的にどんな準備をしたら良いかわからない人もいると思います。ここからは、週4日勤務の企業に就職・転職するために取り組むべき準備を仕事の種類別で解説します。自身が興味を持つ仕事に必要な準備を重点的に確認しましょう。

IT・Web系の仕事:希望職種に合った資格取得に挑戦する

IT・Web系には幅広い仕事が存在します。IT・Web業界を目指す人も多いと思いますが、まずはそのなかから自分がどの仕事に興味があるのかを見極めることが大切です。

そして、興味のある仕事が見つかったら、その職種・仕事に必要な資格の取得に挑戦しましょう。スキルや資格を持ち合わせている人の方が教育コストがかからないため、採用される可能性が高まるのです

希望する企業・職種での週4日勤務を実現させるためにも、あらかじめ希望する仕事に必要な資格やスキルを取得しておきましょう。

IT業界に必要な資格は以下の記事で解説しています。「どんな資格を取得したら良いかわからない」と悩む人は参考にしてください。

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吉田 隼人

プロフィール

ワードやエクセル、パワーポイントといったMicrosoft Office製品のスキルは、どの業界でも求められることが多いです。「知っているだけ」「触ったことがあるだけ」ではなく、「ビジネス文書やプレゼンテーション資料が作れる」「エクセルでデータ分析ができる」といった具体的なスキルは最低限身に付けておきましょう。

ドライバー系の仕事:車種に必要な免許を取得しておく

タクシードライバーや配送ドライバーなど、ドライバーとして働くには運転免許は必須です。さらに就職先によっては、大型自動車や牽引車など、特殊な車種を運転する可能性があるため、その車種に必要な免許を取得しておきましょう。

なお、企業によっては就職・転職後に企業側が用意した合宿によって運転免許を取得できることがあります。そのため、募集要項から扱う車種に必要な免許はいつ取ることができるのかを確認しておくと、時間やお金を効率良く使えるようになります

とはいえ、普通自動車免許は必須であることがほとんどなため、週4日勤務の企業からスムーズに内定をもらうためにも、あらかじめ取得しておくのがおすすめです。

代替できるかも? 週4日勤務を導入する企業以外の就職・転職先の候補

代替できるかも? 週4日勤務を導入する企業以外の就職・転職先の候補

  • 完全リモートワークを導入している企業
  • フレックスタイム制を導入している企業
  • 時短勤務が可能な企業
  • ABWを導入する企業

週4日勤務に興味を持った多くの人の理由は、「週5日勤務に比べて休みが多いから」ではないでしょうか。たしかに休みは多くなるものの、この記事でも解説しているように週5日勤務よりも厳しい働き方を求められる可能性もあるのです。

そこで、おすすめなのが週4日勤務でなくても、今より楽に感じられる可能性のある働き方を探してみることです。

ここからは、週4日勤務を導入する企業以外の就職・転職先の候補を解説します。世のなかにはさまざまな働き方があるため、視野を広げて自分に合ったものを見つけていきましょう。

なお、どの働き方が自分に合っているか見極めるためには徹底した自己分析をおこなうことが大切です。自己分析をせずに憧れだけで決めると、就職・転職後に後悔する可能性があります。自己分析の方法がわからない人は、以下の記事を参考にしてください。

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完全リモートワークを導入している企業

リモートワークとは

勤務先に出社せず自宅やカフェなどから業務をおこなう働き方

出勤時間にストレスを抱えていたり、自宅の方が集中できたりする人もいるのではないでしょうか。働く場所を自由に決めたいと考える人は、完全リモートワークを導入する企業に就職するのがおすすめです。

完全リモートワークであれば、自宅やカフェなど、Wi-Fi環境が整っている場所であればどこでも仕事をすることができます。また、通勤に時間をかけずに済むため、これまで以上に時間を有意義に使えるようになります。

一方で、週四日勤務の場合は働く場所を選べるとは限りません。

働く場所を自由に決めたいと考える人は、完全リモートワークを導入する企業への就職・転職を検討するのもおすすめです。

フレックスタイム制を導入している企業

フレックスタイム制とは

あらかじめ定められた総労働時間の範囲内で、労働者が始業時間や就業時間を自由に決めることができる制度

「夜型だから夜に仕事がしたい」や「朝の誰からも連絡が来ない時間帯に仕事を進めたい」と考える人もいると思います。このように働く時間帯を自由に決めたいと考えている人は、フレックスタイム制を導入する企業に就職・転職するのがおすすめです。

週4日勤務の場合は働く時間帯を決められないケースもありますが、フレックスタイム制は自身の都合に合わせて時間を選ぶことができます。

しかし、フレックスタイム制を導入する企業のほとんどは、必ず出勤していなければいけないコアタイムを設定しています。そのため、業務の開始時間を完全に自由に決められるわけではないということは把握しておきましょう。

ちなみに最近では、完全にいつでも仕事を始めて良いとされるフルフレックスタイム制を導入する企業も見受けられるようになりました。

特に朝型・夜型がはっきりしている人は、フレックスタイム制を導入している企業への就職・転職がおすすめです

時短勤務が可能な企業

時短勤務とは

通常よりも就業時間を短縮する働き方

一般的に一日の就業時間は8時間であることが多いですが、時短勤務の場合は6時間ほどまで短縮することが可能です。

週4日勤務の場合はむしろ残業時間が増える可能性が考えられますが、時短勤務であれば、一日あたりの勤務時間を短くすることができます。

しかし、特別な理由がない場合は時短勤務が認められないことがほとんどです。育児や介護など時短勤務をしなければいけない理由が求められます。

そのため、時短勤務をする理由が特にない場合は、フレックスタイム制や後述するABWなどのほかの働き方を検討するのがおすすめです。

柴田 登子

プロフィール

現状、時短勤務は育児や家族の介護など、明確な理由のある方にのみ適用されるケースが大半です。ただ、ごく一部ですが社内の実業団の選手や社外PR活動をおこなう社員も時短扱いになっているケースがあります。

「長い時間働きたくない」といった個人的な理由に対しては、時短勤務は認められていないのが現状です。

ABWを導入する企業

ABWとは

アクティビティ・ベースド・ワーキングの頭文字を取った言葉で、体調や気分、業務内容に合わせて自由に働く場所、時間を選択できる働き方

ABWが導入される企業で働くことで、働く場所や時間帯を自身の都合に合わせて選択できるようになります。

週4日勤務に憧れる理由として、「平日毎日同じ場所で同じ時間帯に働くことに疲れるから」という人もいるのではないでしょうか。そのような人は、働く時間や場所を自由に変えてリフレッシュしながら働くことができれば、週5日勤務でも問題ないかもしれません。

たとえば、ABWが導入されていれば、午前11時から自宅で作業し、集中が切れた16時からカフェで仕事、20時に退勤といった働き方も可能です

また、朝型・夜型であったり、カフェが一番集中できたりするなど、自分が集中できる時間・場所で仕事ができるようになるため、生産性の向上にもつながります。

働く時間と場所を自由に選択したいと考えている人は、ABWを導入する企業への応募を検討してみるのもおすすめです。

加藤 賀子

プロフィール

新型コロナウイルス感染症ウイルス感染症が流行する前までは、柔軟な働き方がしやすい職種は、システムエンジニアなどのIT・Web関連の仕事がメインでした。

しかし現在は、多様な働き方の導入に取り組んでいる企業が増加しているという背景があります。

ABWを導入している企業など、多種多様な業界や職種を取り扱っている規模の大きい転職サイトや就職・転職エージェントを活用して探してみてください。

週4日勤務の実態を理解してから就職・転職を検討しよう

週4日勤務は休みが増えるため、多くの人が憧れる働き方の一つです。しかし、デメリットもあり、場合によっては週5日勤務よりも厳しい働き方をしなければいけないこともあります。

就職・転職後の後悔を防ぐためにも、まずは週4日勤務の実態を理解することが重要です。実態を理解したうえで週4日勤務を導入する企業に就職・転職するかを検討しましょう。

アドバイザーコメント

まずは週4日勤務で働きたい理由を洗い出すのが大切

週4日勤務は、仕事にしろ趣味にしろやりたいことがある人にとって魅力的な働き方です。

仕事の勉強や資格取得を目指しながらキャリアアップを目指すのも良いでしょう。あるいは趣味やプライベート、充実した人間関係の構築に時間を使うこともできるため、自己実現をするには魅力的な選択肢といえます。

しかし現時点では、週4日勤務を導入している企業は少数派であるため、まずは自分が目指す業界や企業が週4日勤務をはじめとした柔軟な働き方を推進しているかどうかを確認することが大切です。

自身のスキルアップを通じて週4日勤務を目指そう

週4日勤務では、短時間で高い成果を求められる場合が多く、自主的なスキルアップやタイムマネジメントが不可欠となります。そのため、効率的に働くための準備や、自己管理能力を高めるための習慣を身に付けておくことが大切です。

週4日勤務の企業で働くからには、それに見合った成果を出せなければ責められることもあるかもしれません。週4日勤務は、より高いレベルの仕事能力が求められる制度といえるのです。

週4日勤務制度がある企業を探す際はまず、柔軟な働き方を推進する先進的な企業を中心に調査し、自分の価値観やライフスタイルに合った働き方を実現できそうな企業を目指してみてください。

執筆・編集 PORTキャリア編集部

明日から使える就活ノウハウ情報をテーマに、履歴書・志望動機といった書類の作成方法や面接やグループワークなどの選考対策の方法など、多様な選択肢や答えを提示することで、一人ひとりの就活生の意思決定に役立つことを目指しています。 国家資格を保有するキャリアコンサルタントや、現役キャリアアドバイザーら専門家監修のもと、最高品質の記事を配信しています。

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記事の編集責任者 熊野 公俊 Kumano Masatoshi

高校卒業後、航空自衛隊に入隊。4年間の在籍後、22歳で都内の大学に入学し、心理学・教育学を学ぶ。卒業後は人材サービスを展開するパソナで、人材派遣営業やグローバル人材の採用支援、女性活躍推進事業に従事。NPO(非営利団体)での勤務を経て、「PORTキャリア」を運営するポートに入社。キャリアアドバイザーとして年間400人と面談し、延べ2500人にも及ぶ学生を支援。2020年、厚生労働大臣認定のキャリアコンサルタント養成講習であるGCDF-Japan(キャリアカウンセラートレーニングプログラム)を修了

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