この記事のまとめ
- 3原則を意識すれば就活のストレスを解消できる
- ストレスの原因を突き止め根源から断ち切ることが重要
- 就活生がやりがちな避けるべきストレス解消法も解説
- 適職診断
たった3分であなたの受けない方がいい職業がわかる!
この記事を読んでいる人に
おすすめな診断ツール(無料)
就活を進めるにあたり、ストレスを抱え悩む学生も多いのではないでしょうか。「準備が大変でストレスだな」「不合格通知を受け取ると気分が落ち込みストレスになる……」など、悩みは尽きませんよね。
就活をストレスなく進められる人はほとんどいません。しかし、場合によってはストレスにより体調を壊してしまったり、精神的な病気になってしまう人もいます。そのため、感じたストレスとどう向き合うかが大切です。
記事では、キャリアアドバイザーの木村さん、富岡さん、小峰さんと一緒に、就活のストレスを解消する方法を解説していくので、ぜひ参考にしてくださいね。
就活のストレスは3つの原則を意識すれば解消できる
就活のストレスは誰しもが感じるものですが、大きく3つの原則を意識すれば解消できることが多いです。ストレスを解消するために、原則を踏まえつつ原因に合った対処法を実施していきましょう。
この記事では、まずはストレスを軽減させる3つの原則を解説します。何をするにもこの原則を念頭に置くことで、効果的にストレス軽減をすることができますよ。続いて、学生が抱きやすいストレスの原因15個とその対処法を解説します。自分の状況に合っているものを探しストレスを断ち切りましょう。
さらに、日頃からストレスが発生しにくい状況を作る方法も解説します。そもそもストレスがなければスムーズに進められることも増えるため、余裕がある人はストレスが発生しにくい環境づくりを心得ましょう。
面接が上手くいかないときは、面接回答集を活用してください
面接で聞かれる質問に答えられるか不安ですよね。ただ、何を質問されるか分からず対策しようにも出来ない人は多いはず。
そこで、活用したいのが無料の「面接回答例60選」です。この資料があれば、人気企業の面接でよく聞かれるような質問とその答え方60通りが一目でわかります。
どんな質問が来ても確実に回答できるようになれば、面接はもう怖くありません。今すぐ活用し、面接を突破するのに役立てましょう!
学生のほとんどはストレスを抱えている
そもそも学生のほとんどは、就活によりストレスを抱えているといっても過言ではありません。就活をするためには、受ける企業を選び、自己分析をし、何社分もの応募書類を作成し、面接練習をおこない、たくさん用意したにもかかわらず容赦なく落とされ……と、大変なことが多くストレスを抱えますよね。
エントリーした選考にすべて合格するなどの状況であればもちろんストレスフリーですが、そのような状況になる学生はほとんどいません。
必ず壁が立ちはだかる就活では、ほとんどの学生がストレスを抱え、自信を失ったり次の行動を踏み出せなくなってしまったりするのです。
就活は、自分の得意分野だけでなく欠点や苦手なことについても向き合う必要があるため、いろいろなストレスに悩まされるのは誰にとってもごく自然です。
毎年ストレスを抱える学生がさまざまな悩みや不安について相談に訪れます。
ストレスを抱える自分を責めないことが大切
そのような、必ずといって良いほどストレスを抱えやすい就活では、「就活が上手くいかずストレスを抱えるなんて不器用だな」「自分は弱いんだ」などと自分を責めないことが大切です。
誰しもがストレスを抱えやすい状況であるため、ストレスを抱えている自分自身を責めずに、ストレスとの向き合い方、断ち切り方を考えることが大切ですよ。
まずはストレスを抱えていることを自責せず、ここまで頑張った自分を褒めてあげてくださいね。
アドバイザーコメント
富岡 順子
プロフィールを見るまずはここまで逃げ出さなかった自分を褒めてあげよう
就活は今まで経験してこなかったことが一気に起こるので、誰もがストレスを抱えてしまいます。みんなが通る道なので、ゆったりと構えていて大丈夫です。今まで逃げ出さずに取り組んできた自分を認め、いっぱい褒めてあげましょう。
失敗を繰り返してできるようになるのが当たり前
私は今二人の子どもを育てていますが、赤ちゃんは生まれてすぐになんでもできるわけではありません。少しずつ首が座り、寝返りができるようになり、はいはいをし、つかまり立ちをし、何回も転んで歩くことを覚えていきます。時間はかかりますが、自分のペースで成長していく様子がとても尊いなと感じていました。
大きくなると初めてのことに挑戦する機会は減ってくるかもしれません。ましてや失敗をしたくないという気持ちも段々と大きくなっていきます。しかし昔を振り返ってみればみな失敗を繰り返した先にできることがあります。
就活も失敗せずにうまくやらなければいけないと構える必要はありません。一つ一つを積み重ねていくことで気づきや学びが得られ、それがあなたの糧になります。焦らず一歩ずつ進んでみてください。
就活に失敗し「人生終了だ……」と感じている人もいるかもしれませんが、ここからでも挽回可能です。この記事では、気を楽にできる考え方を解説しているので、併せてチェックしてくださいね。
関連記事
人生終了ではない! 就活に失敗しても幸せになれる9の逆転法
就活で失敗しても人生終了ではありません。この記事では、人生は終了しない6つの理由と、就活に失敗したと感じたときにおこなうべき9つの方法についてキャリアコンサルタントと解説します。失敗しても大丈夫。前に進めるようぜひこの記事をチェックしてください。
記事を読む
就活のストレスを軽減させる3つの大原則
就活のストレスを軽減させる3つの大原則
- ストレスの原因を突き止めて解消する意識を持つ
- やるべきことをシンプルに考える
- ストレスが生まれにくい環境を作る
就活はストレスがかかりやすいとはいっても、もちろんストレスフリーに終えられればそれに越したことはありません。そこで、就活のストレスを少しでも軽減させるために行動をしていくことが大切です。
ここからは、まず就活のストレスを軽減させる3原則を解説していきます。具体的な就活のストレス解消法すべてに通ずる原則となるので、まずはこれを押さえて効果的なストレス解消につなげていきましょう。
①ストレスの原因を突き止めて解消する意識を持つ
ストレスを解消しようとして、「ストレスに効く」と言われている方法を闇雲に実践しても意味がありません。それぞれのストレスに合った解消法があるため、まずはストレスの原因を突き止めてから解消する意識を持ちましょう。
しかし、自分が何にストレスを感じているのか、一から探しあてるのは大変ですよね。そこでこの記事では、考えられるストレスの原因を15個解説しているので、自分に当てはまるものがないか探しつつ、対策法をチェックしてくださいね。
②やるべきことをシンプルに考える
1つのことだけに悩んでいる学生は少ないのではないでしょうか。たとえば「書類選考の締め切りが迫っているのに何も手をつけていない、そもそも書き方がわからない、あとWEBテストの対策もしなきゃいけない……」と多くの悩みが入り交じり、ストレスになっている人も多いと思います。
ストレスを解消するために大切なのは、「今やるべきこと」に集中することです。一斉にすべての物事を片づけられる人はいません。まずは、悩みの根源となっていることを書き出し、解決する優先順位をつけ、今やるべきことをシンプルに考えましょう。
優先順位のつけ方は以下を参考にしてくださいね。
優先順位のつけ方
- やるべきことの全体像をつかむ
- 緊急度が高いものをピックアップする
- 重要度が高いものをピックアップする
- 重要かつ緊急度が高いものをもっとも優先して取り組む
- 緊急度が高いものを次に優先して取り組む
- 重要度が高いものを次に優先して取り組む
- 緊急度と重要度が低いものを最後に取り組む
やるべきことが増えてくると、何から手をつけたらいいかわからなくなり、手当たり次第やっても次から次へと追われるので、ストレスが溜まっていきますよね。
社会人も仕事をしていると、同じようなことがよく起こります。そういうときはやはり、緊急度や重要性から、仕事の優先度を整理して、タスクをシンプルにしていくことが大切です。
そうすると、逆に優先度が低くて、やらなくていいことも明確に見えてきたりするかもしれませんね。
上記のように社会人も仕事に対してストレスを感じることはよく起こります。次の記事では、仕事でストレスを感じたときの対策についてより詳しく解説しています。ぜひあわせて読んでみてくださいね。
関連記事
仕事がうまくいかないあなたに|状況別の対策と心を休めるコツを解説
「仕事がうまくいかない」と悩む人は多いものです。この記事ではキャリアアドバイザーがうまくいかないときの対処法とメンタルを保つコツを解説します。解決できないときの選択肢や注意点も紹介するので、一緒につらい状況を乗り越えましょう。
記事を読む
③ストレスが生まれにくい環境を作る
たとえば、誰にも相談できなかったり、ほかの学生の状況がわかってしまう環境にいると、どうしてもストレスを感じやすいです。
就活のストレスを軽減させるには、意識的にストレスが生まれにくい環境を作ることも大切です。そうすることで、普段悩んでいたことも小さなことに思え、就活を前向きに進められるケースがあります。
記事では、普段からストレスを感じにくい環境を作る方法8選を解説しているので、どうしても気分が晴れない場合は、この方法を参考に行動してみてくださいね。
原因別に就活のストレスを解消していこう
就活でストレスを感じる15個の原因
- そもそも何をすれば良いのかわからない
- 働きたくない
- 行きたい業界や企業がわからない
- 周囲や自分自身によるプレッシャーを感じる
- 忙しくて自分の時間が取れない
- 就活のルールやマナーに違和感を感じる
- 応募書類をうまく書けない
- 交通費やカフェ代、参考書代などで出費がかさむ
- 移動などで体力的に疲れる
- 面接に緊張する
- 自分に自信を持てずアピールできない
- 選考に落ちて否定されたように感じる
- 内定が出ず終わりが見えない
- 相談できる人がいない
- 周囲に引け目を感じる
では実際に、就活のストレスを解消する方法を原因別に解説していきます。自分にマッチする原因を探し、解説する対処法を実施してみてくださいね。
ストレス解消法は、考え方、行動の仕方を解説しています。すべての対処法をおこなうのは億劫だという人は、まずは考え方についての対処法だけでも実践することをおすすめします。
あなたが受けない方がいい職業を確認してください
就活では自分に適性がある仕事を選ぶ事が大事です。適性が低い仕事に就職すると、イメージとのギャップから早期の退職に繋がってしまうリスクがあります。
そこで活用したいのが「適職診断」です。簡単な質問に答えるだけで、あなたの強み・弱みを分析し、適性が高い職業・低い職業を診断できます。
強み・弱みを理解し、自分がどんな仕事に適性があるのか診断してみましょう。
・楽しく働ける仕事がわからない人
・時間をかけずに自己分析をしたい人
就活のストレス①そもそも何をすれば良いのかわからない
そもそも何をすれば良いのかわからないときの対処法
- 就活の大まかな流れと併せてやるべきことをチェックする
- 就活のプロや先輩、企業のOB・OGに聞く
「就活をしなければとは思うけど、そもそも何をすれば良いのかわからない……」と悩む人は多いと思います。全体像がつかめず、何からやるべきかも判断できず、ストレスを感じますよね。
ここでは、何をすれば良いのかわからない人の対処法を解説するので、具体的に次何すべきかを理解できるよう参考にしてくださいね。
対処法①就活の大まかな流れと併せてやるべきことをチェックする
就活でやるべきことは何か、それをいつまでに終わらせるべきか、まずは大まかな流れをつかみましょう。そして、それぞれ具体的にどのような作業を終わらせるべきか、より細かいスケジュールを立てることが大切です。大まかな流れは上のイラストを参考にしてくださいね。
「とりあえず企業にエントリーしてみようかな」などと、なんとなく必要そうなことをおこなうと、「結局これは何のためにやっているのだっけ?」「これにここまで時間をかけるべきかな?」などと新たな悩みやストレスにつながってしまいます。
大まかな流れと併せてやるべきことをチェックすると、いつまでに何をやれば良いかが明確化できます。加えて、今やるべきこともはっきりするので、一つひとつの作業に集中できます。
また、就活のスケジュールはノートに整理しておくと便利です。就活ノートのつけ方はこちらの記事で解説しているので併せてチェックしましょう。
関連記事
就活ノートとは? まとめ方を工夫して選考の心強い味方にしよう
就活ノートを作成すると、情報を整理できたり、自己分析がはかどったりと選考対策がかなり進みやすくなります。この記事では、就活ノートの作成方法や、差をつけられるまとめ方について、キャリアコンサルタントと解説します。おすすめの文房具も紹介しているので参考にしてください。
記事を読む
対処法②就活のプロや先輩、企業のOB・OGに聞く
ただ、企業によっては一般的な就活の進め方では対策できないこともあります。たとえば外資系企業では英語面接にも備える必要があったり、マスコミ業界では作文対策をしなければならなかったりと、業界や企業独自の対策が必要なこともあります。
そのため、詳しい流れややるべきことは、就職エージェントやキャリアセンターなどの就活のプロや、企業のOB・OGに聞くということも効果的です。特にOB・OGは、企業に特化した対策を教えてくれることがあるので、よりやるべきことが具体的になり、「やるべきことがわからず不安でストレスになる」といったことからは解消されますよ。
また、就活が終わった仲の良い先輩に、何をしたか聞いてみることも一つの手です。「〇〇企業は説明に参加した回数なども見ているらしいからスケジュールは空けておいた方が良いよ」などと、公になっていない情報も教えてくれるかもしれません。
OB・OG訪問の臨み方は、こちらの記事で詳しく解説しています。質問例も70選挙げているのでぜひチェックしてください。
関連記事
OB訪問・OG訪問は必要? 就活を有利に進める手順を完全網羅
OB・OG訪問は社員のリアルな声を聞ける貴重な機会です。万全の準備をして最大限に活用しましょう。この記事ではOB・OG訪問の準備方法やマナーなどについてキャリアコンサルタントが解説します。OB・OG訪問を実施し、就活を成功させましょう。
記事を読む
アドバイザーコメント
木村 千恵子
プロフィールを見るまずはキャリアの専門家に相談して方向性をつかもう
就活でやるべきことがわからずストレスを感じている学生は、まず学校のキャリアセンターなどにいるキャリアカウンセラーなど、就職相談に応じてくれるキャリアの専門家に話をしてみることをおすすめします。
キャリアコンサルタント(国家資格)などの専門家は、相談者の情報を他言しない守秘義務を負っているため、学生の深刻な悩みも安心して相談できる存在です。
恥ずかしくて人には言えないような悩みや不安がある場合も、話しても良いと思える範囲で構わないので、何に困っているのか、就職について本当はどう考えているのかなどについて、正直にキャリアの専門家に話してみましょう。
行動計画に沿いつつ定期的に相談すると、ストレスなく就活を進められる
今後どのように就活を進めていけば良いかについてキャリアの専門家にアドバイスをもらったら、そのアドバイスをもとにその先の就活全体の進め方と行動計画を作ってみることをおすすめします。
そして、行動計画に従って就活を進めていく中でまた不安になったり、迷ったりすると思いますが、その後も定期的にキャリアの専門家に相談に行くようにすると精神的に落ち着いて就職活動を進められますよ。
就活のストレス②働きたくない
働きたくないときの対処法
- 働くことのメリット・デメリットを考える
- とりあえず就活をすると割り切る
- 私生活も含めた理想の将来像から働き方を考える
そもそも働きたくないのに就活をすることがストレスになっている人もいますよね。「なぜ就活をしなければならないのだろう」「わざわざ就活をして将来も苦しむ必要があるのかな……」などと思い詰めることもあるかもしれません。
そのような人は、働くことのネガティブな面しか見えていない傾向にあります。
特に、働きたくはないけど働く必要性を感じている人は、ここで解説する方法をチェックして、就活に前向きになれるよう心掛けてみましょう。
こちらの記事では、就職したくないと感じる皆さんに向けて解決策を5つ詳しく解説しているので、参考にしてくださいね。
関連記事
就職したくないと悩むあなたへの解決案|悩みの原因と対処法を解説
就職したくないときは自分の感情やメリットデメリットと向き合うことが重要です。まずは就職したくないと感じる理由を理解し、自分に合った選択を考えましょう。この記事では就職したくない時の対処法についてキャリアコンサルタントが解説します。
記事を読む
対処法①働くことのメリットを考える
働くことに対してネガティブな面しか見えていない人は、働くことのメリットを考えることで前向きに就活に臨めるかもしれません。働くことのメリットは以下が挙げられます。
社会人として働くことのメリット
- 経済的に自立できる
- やりたいことを仕事にすれば極めることができる
- 社会に貢献できる
- 視野や人脈を広げることができる
働かなければ実現できないことは多く、視野を広げられる、経験値を積める、規模が大きいことができるなどの面はメリットになりえます。
働きたくないと思っていても、5年後、10年後は仕事を楽しみ、多くの部下を連れバリバリと働いているかもしれません。
まずはこれだけのメリットがあることを踏まえて、働くことも悪いことではないということを理解し、前向きに就活に臨んでみましょう。
働きたくない……という人は、仕事とはなんなのか今一度深く考えてみると良いかもしれませんね。
たとえば「世の中に仕事というものがなかったらどんな世の中になる?」「どうして人間だけ仕事するの?」「仕事をすることでお金以外に得られることってなに?」など、そもそも仕事って何だろうということを考えてみるいい機会とも言えます。
対処法②とりあえず就活をすると割り切る
「新卒カード」という言葉があるように、日本では新卒一括採用制度が取り入れられ、新卒が重宝される傾向にあります。
もちろん既卒を取り入れる企業も多くありますが、新卒が優遇される企業が多いのも現状です。就活を辞めて卒業後、「やはり働きたい」と思っても、新卒のときよりも就活が厳しい状況になることもあるため、「新卒で就職しなかったという後悔を残さないよう、とりあえず就活をしよう」と考えることも有効です。
結局就職をしなかったとしても、とりあえず就活をしてみることで「あのとき就活をしたうえで出した結果なのだから」と自身を納得させることもできます。
39点以下は要注意!就活の弱点を克服するために今すぐ診断しよう
就活では気をつけるべきことが多いです。いざという時に「その対策はしていなかった…」と後悔したくないですよね。
後悔せずに就活を終えたい人は、今すぐ「就活力診断」で診断しましょう。たった30秒であなたの弱点を判定し、これからするべき就活対策がわかるようになります。
無料で使えるので今すぐ診断し、就活で後悔しないようになりましょう!
対処法③私生活も含めた理想の将来像から働き方を考える
働きたくないと考える人は、「理想の将来像を叶えるために働く」と考えることもおすすめです。
たとえば「年に2回は海外旅行に行きたいから年収が高い企業に就職しなければ」「趣味に月10万円使えれば良いから最低限手取り20万円の企業に就職しよう」などと私生活を含めて理想の将来像を考えると、就職する必要性を感じるかもしれません。
働くことにフォーカスするのではなく、私生活も含めて理想の将来像を考えることで、「働かなければ後々後悔しそうだな」という思いになりますよ。
就活のストレス③行きたい業界や企業がわからない
行きたい業界や企業がわからないときの対処法
- 自己分析をして企業選びの軸を見出す
- やりたくないことから見つける
- 逆オファーがくるエージェントに登録する
- 合同説明会に参加してさまざまな企業を見てみる
- 自分に合っていそうな業界・企業を周囲に聞いてみる
就活をいざ始め、「どの企業にエントリーすれば良いのだろう……」と悩む人も多いと思います。世の中には企業がごまんとあり、どの業界が自分に合っているのか、どの企業が正解なのか、わからず途方に暮れてしまいますよね。
自分が行きたい業界や企業には選び方があります。選択肢が多すぎることにストレスを抱えている人は、ここで解説する内容を参考に後悔しない企業選びをしてくださいね。
就職先の決め方は、こちらの記事でも詳しく解説しているので併せてチェックしましょう。
関連記事
就職先の決め方決定版|学生が見落としがちな視点と注意点を徹底解説
就職先の決め方は正しい「自己理解」と「企業理解」が重要です。これから就活を始める人と内定を持っている人に分けて就職先の決め方をキャリアコンサルタントが解説します。決め方の注意点も紹介しているので、後悔しない選択をするカギにしてください。
記事を読む
対処法①自己分析をして企業選びの軸を見出す
まずは自分自身が求める働き方や、携わりたい仕事内容などを理解して企業選びの軸を定める方法です。なるべくストレスを抱え込まない、簡単にできる自己分析の方法として「好きなこと」「得意なこと」「価値を感じること」から共通点を探し、当てはまる企業を選ぶことをおすすめします。具体的には以下の通りなので参考にしてくださいね。
自己分析をして企業選びの軸を見出す方法
①自分が好きなことを過去の経験から振り返る
例:長く続いた習いことのピアノ、陸上部の活動、統計学のゼミなど
②自分が得意なことを過去の経験から振り返る
例:習いことのピアノで譜面を覚えること、陸上部の活動では部長としてつらいときも皆のモチベーションを上げること、統計学のゼミでは現状を分析し課題解決に導くこと
③自分が大切にしている価値観を過去の経験から振り返る
例:人々の日常生活に寄り添い幸せにしたい
→①②③の共通事項を探し当てはまる企業を探す
例:統計学のゼミで培った分析力を活かせるマーケティングをおこなうチャンスがあり、人々の日常生活に寄り添える衣・食・住にかかわれる業界に絞る
自己分析をして企業選びの軸を見出すそのほかの方法や詳しい解説はこちらの記事で解説しているので、ぜひ参考にしてくださいね。
関連記事
自己分析マニュアル完全版|今すぐできて内定につながる方法を解説
自己分析は就活の明暗を分ける重要なポイント。自己分析をするメリットや自己分析のやり方、注意点などをキャリアコンサルタントが解説します。自分に合った自己分析方法を見つけて選考や企業選びに活かしましょう。
記事を読む
こちらの記事では、企業選びの軸の考え方や選考への活かし方を詳しく解説しているので、併せて参考にしましょう。
関連記事
意欲が伝わる「企業選びの軸」の回答例50選|見つけ方も解説
企業選びの軸は就活が成功するかどうかを左右する重要な要素です。企業選びの軸の見つけ方や選考でわかりやすく伝えるための構成をキャリアコンサルタントが解説します。例文を交えて解説するので、参考にして就活を成功させましょう。
記事を読む
対処法②やりたくないことから見つける
皆さんの中には、好きなことや得意なことが思い浮かばない人も多いかもしれません。その場合はやりたくないことから消去法で見つける方法も効果的です。
やりたくない仕事を避けることで、社会人になってからも、心理的なストレスがかなり少ない状態で働くことができます。
以下に、職種とそれぞれの仕事内容を掲載します。なんとなくでもやりたくないと感じる仕事があれば、それを避けて仕事を探すと効果的ですよ。
職種別の仕事内容
事務・管理系
総務や人事、経理、財務、法務、受付などで、主にオフィス内で、社内のすべての部署を支える
企画系
さまざまな調査データや情報、経験などから、課題解決のため、アイデアや企画を立案し実行する
営業系
顧客のニーズや課題の解決をするために、自社の商品やサービスなどを提案し、購入してもらい、自社の売上に貢献する
技術・研究系
研究、開発、技術、設計や、生産・施工の管理にかかわる仕事をおこなう。メーカー業界では、既存製品の改良や新製品を生み出し続けなければならない重要な職種となる
販売・サービス系
小売店である百貨店や専門店、スーパーやコンビニ、施設などを訪れた人に接客し、商品やサービスを売る
専門系
専門的な知識や経験、技術を用いて、特定の分野に特化した専門家として活躍する
金融系
為替ディーラー・トレーダー、融資・資産運用マネージャー、証券アナリスト、ファイナンシャルアドバイザー、アクチュアリーなど、金融についての高い専門知識を用いて活躍する
クリエイティブ系
企業や個人の依頼に応じた商品や作品を制作する。さまざまなイメージを、文字やイラスト、映像、写真、工業製品などに仕上げる
やりたくないことから仕事を見つけるメリットは、自分に合っていない仕事についてしまい、苦痛から早期離職となるリスクが減らせる点です。
デメリットとしては、食わず嫌いと同じで実際に就いてみると意外と自分に合っていたという出会いのチャンスを逃してしまうかもしれません。
対処法③逆オファーがくるエージェントに登録する
逆オファーがくるエージェントに経歴や自己PRなどを登録しておくと、それを見た企業が「自社にマッチしそう」と判断した場合スカウトを送ります。そして選考を受けることができ、場合によっては「一次面接なし」などの優遇を受けることもできます。
ただし、人手不足の企業などでは、学生の特徴などをよく見ずに一斉送信をしているケースもあることには注意が必要です。その会社があなたにマッチしているとは限らないためです。
スカウトの文言をしっかりと読んで、本当に自分に当てた特別オファーなのかを見極め、応じるか判断しましょう。固有名詞が入っていたり、履歴書に書いた文言が使われていたりすると、しっかり見てもらえていることが多いです。
おすすめの逆オファーがくるエージェントは以下の通りです。参考にして自分に合いそうなものにまずは登録してみてくださいね。
逆オファーがくるエージェント
逆オファーが来るサービスを受けるメリットは、どんな業界や業種の企業が自分のプロフィールの何に興味を持つのかがわかることです。
ただデメリットとして、適切なキーワードがプロフィールに含まれていないと、逆オファーが来にくいことが挙げられます。
対処法④合同説明会に参加してさまざまな企業を見てみる
どうしても受けるべき企業がわからない場合は、合同説明会に参加して、気になる業界や企業の話を聞いてみるというのが有効です。
話を聞いているうちに、「思っていたのと違うな」「ますます魅力的に思えるな」などと感想を抱くと思います。良いなと思ったら深く企業研究をしてみれば良いのです。
ただ、聞きたい企業がしっかりと定まっていないまま対面での合同説明会に参加すると疲労してしまいます。そこで、WEBの合同説明会であれば、体力を消耗せず多くの企業の話を聞けるためおすすめですよ。たとえ日程が合わなくても、見逃し配信をおこなっているものもあります。「WEB 合同説明会」で検索し聞けそうなものを探してみましょう。
対処法⑤自分に合っていそうな業界・企業を周囲に聞いてみる
自分に合う企業を自分一人で探すには限界を感じる人もいるかもしれません。そこで、自分に合っていそうな業界や企業を周囲の人に聞いてみることもおすすめです。
できれば自分をよく知る社会人に聞いてみると良いです。多くの業界を知りつつ、あなたについても知っているので、マッチ度の高い業界を提案してくれるかもしれません。たとえば部活動やアルバイトの先輩、就職した家族などに聞いてみると良いですね。
自分1人で考え込むよりも、他人の方が客観的な目線を持ち冷静な判断を下せることもあります。エントリーすべき企業に検討もつかない場合は、他者の意見を参考にしてみましょう。
アドバイザーコメント
小峰 一朗
プロフィールを見るやりたいことから仕事を見つけることが良いとも限らない
自分のやりたいことがわからない、ということが大きなストレスになっている人は、やりたいことがある人が羨ましかったり、自分はやりたいこともないダメな人間だと思っていたり、自分で自分にストレスをかけているとも考えられます。
しかし、やりたいことがわからない、というのはそんなにいけないでしょうか? やりたいことがわかるとすべてよくなるのでしょうか? 就職したらすぐにやりたいことがやれるでしょうか? そうとは限りません。
焦らず自分の方法でキャリアを見つければ問題ない
また、やりたいことが見つかるタイミングも人それぞれです。やりたいことから企業を選ぶのは手段であって目的ではないので、見つからないからといってあまりストレスに感じる必要はありません。
人生、長く幸せに生きていくためには、そんな思い込みや決めつけから自分を解放することが大切です。失敗や経験を繰り返していく中で、目の前に現れた企業や人、機会を活かしつつ、自分を成長させ続けるために頑張れる環境を選択していくことが、中長期的なキャリア形成にとって、とても大事なことだと思います。
39点以下は危険!就活の弱点を克服するために今すぐ診断しよう
就活では気をつけるべきことが多いです。いざという時に「その対策はしていなかった…」と後悔したくないですよね。
後悔せずに就活を終えたい人は、今すぐ「就活力診断」で診断しましょう。たった30秒であなたの弱点を判定し、これからするべき就活対策がわかるようになります。
無料で使えるので今すぐ診断し、就活で後悔しないようになりましょう!
就活のストレス④周囲や自分自身によるプレッシャーを感じる
周囲や自分自身によるプレッシャーを感じるときの対処法
- 周囲と自分を切り離して就活を進める
- 就職先で自分の価値は変わらないことを忘れない
「医療業界に進んでほしいな」などと家族から圧力を受けていたり、「大企業に行かなくては格好がつかない……」「〇〇ゼミ卒業者はほとんど一流企業の研究職として活躍している」などと自分自身や周囲からプレッシャーを受けていることもあると思います。
その圧力により、常にストレスを感じ、選考を通過しても「これが当たり前だ」と嬉しさを感じず、選考に落ちると「落ちてしまった、やばい……」と焦ってしまう人もいるかもしれません。
そういった周囲や自分自身にプレッシャーを感じる人も、ストレスを軽減できる方法があるので、チェックして必要以上に自分を苦しめないでくださいね。
対処法①周囲と自分を切り離して就活を進める
家族や周囲の友人などによりプレッシャーを感じ、苦しい思いをしている人は多いと思います。しかし、働くのは自分であり、周囲は自分の仕事を代わってくれるわけではありません。
そのため、自分の就職先に周囲が納得するかどうかは本来考える必要がないことなのです。「就職先により周囲の評価が変わるのでは……」と、どうしても周囲の目が気になってしまうかもしれませんが、就職して数年経過すれば、あなたの就職先をとやかく言う人もほとんどいなくなります。
周囲の目を気にして就職先を選ぶと、反対に自分の理想との違いに苦しむこともあります。周囲の目を切り離し、「自分が満足するか」に焦点を置いて就活をすることで、周囲の圧力によるストレスから解法されますよ。
対処法②就職先で自分の価値は変わらないことを忘れない
「最低限大企業には行かなくては……」などと、自分自身にプレッシャーをかけ、それがストレスになっている人は、あなた自身が「〇〇社に行かなければ自分に価値がない」と思い込んでしまっているかもしれません。
しかし、入社した企業によってあなたの価値を測ることはできません。大事なのは、「いきいきと活躍できる、あなたに合った会社を見つけられるか」ということです。
特に、上場企業や大手企業に入らなければ、とプレッシャーを感じている学生は要注意です。企業の市場における価値が低かったり、学生からの人気がない企業に入社したとしてもあなたの価値は下がることはないのです。逆もしかりです。
あなたの価値はどこに就職するかで決まるのではありません。あなたの良さを理解し認めてくれる企業で活躍することが、あなたの価値をより高めることにつながりますよ。
就活のストレス⑤忙しくて自分の時間が取れない
忙しくて自分の時間が取れないときの対処法
- スケジュールを見直し本当に必要な予定なのか考える
- 意識的に休憩や休暇を取る
- エントリーする企業を見極める
ESの締め切りが立て込んだり、面接の予定が詰め込まれたり、忙しい就活のスケジュールを見て辟易してしまう学生も多いのではないでしょうか。
もしくは、学業やアルバイトとの両立もあり、自分の時間が取れないことにストレスを感じる人もいると思います。
そのような場合、自分の時間を確保しストレスを軽減する方法があるので、ここで解説する内容をチェックして調整してみてくださいね。
対処法①スケジュールを見直し本当に必要な予定なのか考える
自分の時間を確保するには、まず現状を整理することが大切です。そのために、今の就活のスケジュールを書き出してみましょう。
すると、案外無駄が発生していることに気づきます。「合同説明会3つに行こうとしているけど、〇〇業界の話が聞ければ良いから2つ目の合同説明会だけで良いかな」などと無駄を省けるかもしれません。
社会人になってから、仕事でも、効率的に成果を出せるかが求められることが多いです。当然ですが、たとえば2時間使って3の成果を出すよりも、1時間で3の成果を出せる方が評価されやすくなります。効率的に作業を進める練習だと考え、スケジュールを見直し本当に必要な予定は何か考えてみましょう。
- とはいえ、不安なので就活のスケジュールを削減できる勇気がありません。最低限どのような予定をカットしていけば良いのでしょうか。
「なんとなく」の予定を削除し就活の軸に沿ったものを選ぼう
大きな不安を抱えながらの活動だと思うので、気になるセミナーや説明会にとりあえずエントリーしているということも多いのではないでしょうか。
自分が納得できる理由があれば良いのですが、なんとなく気になって……とか、友達に誘われて……みたいなものはいったんリセットしましょう。そのうえで原点に戻り、就活の目的や軸に沿ったものを再選定していくと良いと思います。
対処法②意識的に休憩や休暇を取る
ただ、大学4年生の5月や6月前半など、どうしても選考が集中し休めない期間がありますよね。そのような場合も、10分でも良いので、適度にリラックスしたり休憩を取ることが大切です。
また、面接日を同日にまとめて、1日休みの日を作り、遠出をしたり趣味に高じることも効果的です。リフレッシュになり、次の日からすっきりとした気分で就活に取り組めるようになりますよ。
希望する企業から内定を得るまで、どうしても気が抜けない人も多いですよね。しかし、あえて休憩を挟むことで、その後のやる気がアップしやすいので、勇気を持ってぜひ休みを取り入れてみてください。
疲れたときの休息の取り方は、こちらの記事で解説しています。参考にして、適度に休んでくださいね。
関連記事
就活に疲れた人への休息の手引き|絶対にやってはいけないことも解説
就活に疲れたときは休憩をはさみながら自分のペースで対策を進めましょう。この記事では就活に疲れたときのメンタルケアの方法や就活との向き合い方、就活を効率化する方法などをキャリアコンサルタントが解説します。
記事を読む
対処法③受ける企業を見極める
学生の中には、不安があるあまり数十社から100社程度エントリーしている人も少なくないと思います。もちろん不安を解消できるメリットはありますが、対策に十分な時間を割けず、通過率が下がったり、スケジュールの調整に時間がかかったりとデメリットが多いです。
そこで、書類選考や面接などある程度通過できるようになったり、早期選考などで内定を獲得できているのであれば、思い切って選考を受ける企業を絞ることも大切です。
たとえば「〇〇業界は第二志望だから、3社受けているけど2社までにしよう」「〇〇社と△△社が似ているからエントリーしているけど、どちらも第一志望というわけではないし、より選考通過率が高い△△社に絞ってみよう」などと考えてみましょう。
- キャリアアドバイザーがおすすめする目安の受検企業数はずばり、何社ですか?
全体数の目安はないものの、同業他社を最低3社は受けよう
残念ながら、ズバリの数字はありませんが、目安となる考え方はあります。
興味のある業界・業種それぞれについて、規模の異なる同業他社を最低3社程度は正式な応募の候補に入れるという考え方です。
応募する予定の業界や業種を1つしか考えていないという場合は、第一志望の業界と関連のある業界や業種に広げることをおすすめします。
志望する業界や業種をあまりにも絞りすぎると視野が狭くなりがちです。しかし、関連する業界や業種も応募の対象にすることによって、第一志望の業界や企業について別の角度から分析することができ、結果的に、より広い視点に立って説得力のある志望動機や自己PRを考えることができますよ。
企業の見極め方はこちらの記事で詳しく解説しているので、併せてチェックしてくださいね。
関連記事
就活のエントリー数で間違うと悲惨! あなたに合った選び方を解説
就活のエントリー数は平均を気にするよりも自分に合っていることが重要です。エントリー数ごとのメリットデメリットを理解しましょう。この記事では自分に合ったエントリー数の決め方をキャリアコンサルタントが解説します。
記事を読む
就活のストレス⑥就活のルールやマナーに違和感を感じる
就活のルールやマナーに違和感を感じるときの対処法
- ルールやマナーが厳しすぎない企業を受ける
- 就活期間だけのものと割り切る
- 常識の範囲内で好きなファッションをする
「どんな企業でも第一志望だと言わないといけない」「面接では企業のことは御社と呼ばなければならない」「スーツは派手過ぎるものはNG」など、就活にはルールやマナーが多く、窮屈に思いストレスを感じている人も多いと思います。
特に身だしなみの面では、自分が好きな格好ができず、たまに鏡に映る自分を見て自信を失いストレスになる……という人もいるかもしれません。
しかし、就活のルールやマナーに縛られてストレスを感じる人も、対処できる方法があります。束縛されている感覚は特に精神的なストレスになりやすいので、対処法をチェックしてできるだけ心を軽くしましょう。
対処法①ルールやマナーが厳しすぎない企業を受ける
就活のルールやマナーの厳しさが気になるのであれば、それが緩和されている企業を受けることがおすすめです。たとえば広告業界やアパレル業界、ベンチャー企業などであれば「私服でお越しください」などと面接でスーツを強要しないところもあります。
そのほかにルールやマナーに寛容な企業や業界としては、外資系企業や美容業界などがあると思います。多様性や個性を大切にする価値観があるところですね。
逆に統一感を大切にしたい企業は、ルールやマナーがそれなりに厳しくなってくるのだと思います。
選考の際にルールやマナーに縛られない性質があるということは、入社後もそのようなラフな社風にあることが多いです。
反対に、金融業界や、接客業などの選考では、身だしなみや所作など厳しく見られることがあるため、それらの企業を受ける場合はストレスを感じるかもしれません。
対処法②就活期間だけのものと割り切る
金融業界は身だしなみや所作など厳しく見られることがあると解説しましたが、選考時のみで、入社後は服装などの規制は緩くなるところもあります。たとえば新生銀行や三井住友海上は、社員のドレスコードを廃止しました。
ファッションを楽しめずストレスを感じている人も、就活期間だけの場合もあります。そういったケースでは、「就活だけの辛抱」と割り切れば乗り越えられるかもしれません。
反対に、入社後も堅い規則や社風があり、それを窮屈に感じるのであれば、それはあなたに合っていない企業とも言えます。我慢して入社すると、その後もストレスを抱えてしまうかもしれません。
対処法③常識の範囲内で好きなファッションをする
「髪の毛は地毛で、黒スーツに身をまとわなければならない……」とストレスを感じる学生も多いかもしれませんが、堅く考え過ぎる必要もありません。一般的には、たとえば髪色であればレベル7程度のダークブラウンまで許されたり、ストレートパーマをかけるのは良いとされることがあります。
また、スーツも黒一色ではなく、ネイビーなども良い場合があります。
ただ、やはり求められるのはファッションよりも清潔感であったり、学生にふさわしい恰好をしているかどうかであることが多いです。そのため、できるだけシンプルな格好にとどめてくださいね。
アドバイザーコメント
木村 千恵子
プロフィールを見る業界や職種ごとにファッションの許容範囲を調べておこう
どの程度まで個性を表現するファッションが許されるのかは、業界ごとの傾向や、企業の採用担当者の見解もさまざまなのが実情です。
たとえば、娯楽やマーケティング専門企業などでは、比較的自由度の高いファッションも許容される傾向がありますが、法務、会計、金融などの業界では若干控えめなファッションが好まれる傾向があります。
自分らしさを出すのはワンポイントで
特に業種を問わず許容範囲と思われる服装での個性の演出という意味では、自分らしさをさりげなく主張できる部分のどこかワンポイントに絞るのがおすすめです。
いずれにしてもあまり奇抜な演出はおすすめできませんが、たとえばスーツの色を定番の黒ではなく紺色やグレーで自分の個性を出そうとするなら、他の部分よりもそのほうが自分らしさを演出できると思われる部分に限定することです。
したがって、もしスーツの色で個性を出す場合は、他の部分はスーツに合うものであまり主張しないレベルのものに押さえておくなど、全体のバランスを考えてさりげなく自分自身を演出することができます。
面接の服装についてはこちらの記事を参考にしてください。企業が服装で評価している点などをまとめています。
関連記事
面接の服装に迷う就活生必見! 基本マナーから私服対策まで完全網羅
面接で服装を整えることは最低限のマナー。面接における服装の基本マナーを押さえましょう。この記事では服装の意識すべきポイントや評価に与える影響などをキャリアコンサルタントがプロの現場目線で解説します。
記事を読む
就活のストレス⑦応募書類をうまく書けない
応募書類をうまく書けないときの対処法
- 項目別に書き方を理解する
- 例文や内定者の書類を参考にする
応募書類に何を書けば良いのかわからない、何通送っても落ちてしまう……と悩みストレスに感じる人も多いかもしれませんね。選考の初期段階である書類選考でつまずくと、先が不安になり、よりストレスが大きくなると思います。
ここからは、そのようなストレスを解消するために有効な方法を解説するので、チェックして書類選考をスムーズに書き、かつ通過率を上げていきましょう。
履歴書を手書きで書こうとしている人は、こちらの記事で書き方や手書きの履歴書の印象を解説しているので参考にしてくださいね。
関連記事
新卒の履歴書は手書きすべき? PCと効率的に使い分ける方法も解説
新卒の履歴書は、基本的に手書きでもPCでも問題ありません。ただ、それぞれメリットデメリットがあるので、状況に合わせて使い分けましょう。手書きとPCそれぞれのおすすめのケースや、作成方法をキャリアコンサルタントと解説します。効果的に使い分けましょう。
記事を読む
対処法①項目別に書き方を理解する
応募書類をうまく書けないという人は、何も考えず一から書こうとする人が多いです。たとえば「自己PR」「学生時代力を入れたこと」など、項目ごとに書くべき内容を理解して進めるとスムーズに作業できるようになりますよ。
ESなどでよくある項目ごとに、書き方は以下の記事で詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてくださいね。
志望動機
例文12選|受かる志望動機をエントリーシートに書く4つのステップ
自己PR
例文15選|エントリーシートの自己PRで人事を惹き込むコツを解説
学生時代力を入れたこと
例文13選|誰でも「刺さるガクチカ」が完成する4ステップを解説
対処法②例文や内定者の書類を参考にする
書類選考までの締め切りが迫っており、書き方を丁寧に確認している場合ではないという人もいますよね。その場合は、例文や過去の内定者の書類を参考にするのがおすすめです。
そして、その文章の単語やエピソードを入れ替えてみたり、構成を真似て書いてみることで、書類をスムーズに作成できるようになります。
ただ、企業側が剽窃していないかチェックしている場合があることには注意してくださいね。特に、内定者の過去の書類を参考にする場合は、あまりにも内容が似ていると企業側が気づくこともあるため、あくまで参考にする程度にしてください。
アドバイザーコメント
小峰 一朗
プロフィールを見る応募書類を上手く書くにはありのままの自分に向き合うことが大切
企業が志望動機や自己PR、ガクチカを求める理由は、あなたという「人間」に関する特徴を知りたいからですよね。
それをうまく書けないという人は「自分の特徴がよくわからない」「自分をかっこよく見せようとしている」「自分を表現することが恥ずかしい」などの要因が考えられます。
そのため、まずはマインドを整えましょう。「自分と向き合う」「ありのままの自分を受け入れる」「自分の弱みや嫌なところも肯定する」というような決意・覚悟を定めるということです。
自分を客観的に見たうえで素直に表現しよう
そうすると、自分を他者のように客観視して分析したり、その特徴を素直に言語化できるようになると思います。
その言葉を軸にして、志望動機にはあなたの「価値観」を、自己PRにはあなたの「パーソナリティ」を、ガクチカにはあなたの「適性・能力・役割」を、それぞれ書いていくといいですね。
就活のストレス⑧交通費やカフェ代、参考書代などで出費がかさむ
交通費やカフェ代、参考書代などで出費がかさむときの対処法
- WEB面接をする企業を受ける
- 面接日を極力まとめる
- 安い交通機関や宿泊施設を利用する
- 参考書などはフリマアプリを利用して購入する
就活で時間がなく、アルバイトをする時間も取れない中、交通費やカフェ代、参考書代などで出費がかさみ、ストレスを感じる人は多いのではないでしょうか。
経済的に不安定になると精神的にも不安定になり、ストレスがかかりますよね。そこで、就活の出費をできるだけ節減する方法を解説します。
「出費をまかなおうとアルバイトを入れ、結果的に就活に力を入れられなかった……」といった事態を招かないように、ぜひチェックしてくださいね。
アルバイトと就活を両立する方法はこちらの記事で詳しく解説しているので参考にしてくださいね。
関連記事
就活とバイトを両立するのは危険? よくある不安と対策を徹底解説
就活とバイトは両立することができます。就活中にアルバイトをするメリットデメリットや両立するコツを押さえましょう。この記事では就活とアルバイトを両立するときの不安や対処法などについてキャリアコンサルタントが解説するので参考にしてください。
記事を読む
対処法①WEB面接をする企業を受ける
対面面接を受ける場合、往復の交通費、昼食代、カフェ代といったように、1日数百円~2000円程度はかかることが多いです。しかしWEB面接であれば、面接が自宅で終わるため、交通費やカフェ代などはかからずかなり費用の削減ができます。
昨今ではWEB面接を実施する企業が多いですが、中小企業などでは選考のオンライン化が進まず対面面接しかしないところもあります。企業の採用ホームページ(HP)などで、面接がオンラインなのか、対面なのか確認してみましょう。
WEB面接をしない企業の特徴として、大きく2つのパターンがあると考えられます。
1つ目は、WEBアクセス環境も含めて対応可能な場所や担当者がいない物理的な理由があるパターン。
2つ目は、物理的には実施可能にもかかわらず、そのほかの理由によりあえて対面での選考を優先するパターンです。
- 費用削減のために、WEB面接を受ける場合、スーツにも見えそうな私服のジャケットを羽織ろうと思っていますが、WEB面接であればばれないですか?
私服のジャケットはWEB面接でも避けよう
私服のジャケットはディテールが就活用・ビジネス用とは異なってくるため私服指定以外の面接では避けてください。画面越しでもラフな印象を与えてしまいます。
費用削減のためであれば、リクルートスーツのレンタルサービスをおすすめします。金額や内容は、借りられる日数や小物のセットなど各社さまざまなので、自分にとって合うものを選んでみてください。
対処法②面接日を極力まとめる
行きたい企業がどうしても対面面接しかおこなっていないという人もいると思います。そのような場合は、対面面接をおこなう日程を極力まとめることで、交通費の削減になります。
もちろん企業から面接日を指定された場合は難しいですが、そうでなければ複数企業の面接する日程を同日にまとめると効率が良いですよ。
面接日をまとめる際は、移動時間に加え、電車の遅延などに備えて、30分程度の予備を持たせて計画を立てることをおすすめします。
面接で一番大事なことは、心の余裕を確保し臨むことです。焦っていたり、不安が大きかったり、緊張しすぎてしまうと、本来伝えたい自分の特徴をうまく伝えられなかったりしますよね。
そのため、面接日をまとめるときも、しっかり心の余裕が確保できるかどうかという視点で、準備も含めて計画を立てていくと良いと思います。
対処法③安い交通機関や宿泊施設を利用する
特に今住んでいる地域ではないところで就活をする場合は、交通費が気になりますよね。たとえば新幹線の代わりに夜行バスを使ったり、夜行列車を利用するというのも一つの手段です。
また、宿泊費も気になると思いますが、たとえば安いビジネスホテルを探すというのもおすすめです。
地方学生向けには、就活シェアハウスといい、地方学生の都心部滞在のサポートをしたり、ES、面接対策などをおこなってくれるところもあるので、ぜひ利用してみてくださいね。
おすすめの就活シェアハウス
また、宿泊費や交通費を負担してくれる企業もあるので、企業を選ぶ際は採用HPなどでそのような補助があるかチェックしてみましょう。
対処法④参考書などはフリマアプリを利用して購入する
参考書はもちろん新品を使うのに越したことはありませんが、最新版であれば、中古品を使用しても問題ありません。フリマアプリや本屋などを利用して、使える中古品がないか探してみましょう。運がよければ半額以下で購入できる場合もあります。
特に、WEBテストや筆記試験は参考書を使わなければ対策しにくいです。参考書を購入する金銭的な余裕がない人は、ぜひフリマアプリを利用してみてくださいね。
おすすめのフリマアプリ
- メルカリ(App Store/Google play)
購入手数料がかからず、利用者数が圧倒的に多いため出品数も多い - 楽天ラクマ(Apple Store/Google Play)
メルカリ同様購入手数料がかからず、クーポンも頻繁に発行される
- WEBテストの本の最新版が売り切れていたのですが、何年前までのなら使用して良いですか?
2年前くらいまでのものを使用しよう
最新版との差分にもよりますが、旧版を利用する場合はできるだけ2年前ぐらいまでのものを先に入手することをおすすめします。
旧版と最新版との差分についてはあらかじめ調べておきましょう。
就活のストレス⑨移動などで体力的に疲れる
移動などで体力的に疲れるときの対処法
- できるだけ楽な靴や服装を着用する
- 真に面接を受けるべき企業を見極める
- 食事と睡眠を十分に取る
対面面接を受ける場合、家と企業を慣れない靴を履いて往復し、体力的に疲れストレスを感じる人も多いと思います。
また、1日に複数社の面接が入っていることもありますよね。その場合は、1日中歩き続けて、家に帰ったときには一歩も動けない状態になっている人もいるかもしれません。
ここからは体力的な疲労をできるだけ軽減させる方法を解説するので、参考にしてくださいね。
対処法①できるだけ楽な靴や服装を着用する
パリッとしたスーツや高いヒール、靴の硬さなどに疲れを感じている人は、できるだけ楽に着用できる身だしなみを心掛けることをおすすめします。
スーツでは、洗えてどんな姿勢になってもしわになりにくかったり、伸縮性のある素材のあるものだと楽に感じやすいです。
靴では、インソールにクッション素材が入っていたり、アウトソールに厚みがあり地面の硬さを感じにくかったり、ヒールが低かったりするものがあります。
- 楽に着れるスーツでは見栄えが劣るような気がするのですが、採用担当者からは気にならないのでしょうか?
自分に合っているサイズであれば見栄えは問題ない
紳士服メーカー、スーツ専門店が出しているストレッチ性の高いスーツは形も綺麗に見えるように作られているので心配はありません。実際に試着して店員さんに見てもらうと安心ですね。
採用担当者が気になるのは自分のサイズに合っていないスーツを着ている時です。肩が凝るからといってワンサイズ、ツーサイズあげてしまうとだらしない印象を与えてしまいます。ボトムスも同じことが言えるので気をつけてください。
対処法②真に面接を受けるべき企業を見極める
1日に2、3社受ける人は多いですが、4、5社と立て続けに受けている人は、そもそも受けている企業数が多すぎるケースがあるため、企業数を絞ってみることをおすすめします。
1日に受ける企業の目安としては、3社までがおすすめです。午前に1社、午後に2社ですね。
1社ごとの間隔をしっかりあけて、面接に向かう準備と終わってからの振り返りができる時間を確保すれば、体力と心の余裕をリセットしやすいと思います。
受ける企業が多すぎると、体力も時間も取られてしまいます。対策をする前に疲れ果てて寝てしまったり、一社一社の対策がおざなりになったりと、結果的にマイナスになることが多いです。
受ける企業が多ければ安心はできますが、入社できる企業は1つです。真に受けるべき企業を見極めて、疲労を感じている人は思い切って企業を減らしても良いですね。
企業数は、もし最後の1社になった場合にその企業に本当に行く気があるかを1社1社自問自答して考えてみてください。
行く気になれないと感じた会社は、キープしても最終的にミスマッチ入社になる可能性があるので、そのような企業は思い切って減らしましょう。
対処法③食事と睡眠を十分に取る
忙しい就活期間は食事がおざなりになったり、十分に睡眠が取れないことが多いかもしれません。しかし体力の消耗は、十分な食事と睡眠で回復することが多いです。
ビタミンBが含まれる豚肉や、クエン酸のある梅干しやレモンなどが疲労回復に良いと言われています。また、8時間以上の睡眠を取ることが大切です。
ただ、就活中は緊張状態が続き、よく眠れないという人もいますよね。その場合は、横になるだけでも十分疲労回復になるので、起床時間から8時間逆算して寝床には入るようにしましょう。
それでも疲れて面倒になるときは、こちらの記事を参考にしてください。就活の面倒を一気に取り除く方法を解説していますよ。
関連記事
就活の面倒が一気になくなる方法14選|前向きに進める秘訣も解説
就活を面倒だと思う気持ちがあると、前向きに取り組むことができず、良い結果はなかなか期待できません。まずは就活を面倒だと感じる原因を把握することが重要です。そしてESの作成や面接対策、移動などの効率化についてキャリアコンサルタントが解説します。
記事を読む
就活のストレス⑩面接に緊張する
面接に緊張するときの対処法
- 対等なコミュニケーションの場だと意識して受ける
- 模擬面接や面接練習で慣れる
- 早期選考を受けて慣れる
面接を受ける際は緊張しすぎてしまい、ストレスを感じる人も多いのではないでしょうか。緊張する面接を、何社分もおこなわなければならないと思うと気が滅入りますよね。
面接に緊張する人は、多くの場合必要以上に自分にプレッシャーをかけていると考えられます。「成功させなければ」「うまくやらなくては」と自分を追い詰めているのです。いわば完璧主義と言われる人に多い特徴かもしれません。
緊張がかかることによってうまくいくこともありますが、萎縮して実力を発揮できない場合もったいないです。ここからは、必要以上の緊張を解く方法を解説するので、参考にして面接に臨んでくださいね。
対処法①対等なコミュニケーションの場だと意識して受ける
極度に緊張する場合、面接は「面接官に評価される場」だと感じ、すべての振る舞いを完璧にしなくてはと感じている人が多いかもしれませんね。面接官が求めるものにしっかりと応えようとしているイメージです。
しかし、面接は評価される場所ではなく、面接官との対等なコミュニケーションをする場です。あなたにも企業を選ぶ権利があり、面接での会話を通して、マッチするのか、相互に確認する必要があります。
最終的に合否判断を出すのは企業側であるため、つい「評価される側」としての意識を持ってしまいがちですが、「自分も選ぶ側にある」と考え、対等な立場でコミュニケーションをして良いのだということを忘れないでくださいね。
対処法②模擬面接や面接練習で慣れる
面接を受けた経験があまりなく、どのようにして臨めば良いかわからないからこそ緊張する人もいると思います。その場合は、模擬面接や面接練習を重ねて慣れることがおすすめです。
模擬面接とは、実際の面接通りに練習をする方法です。できるだけ本番に近い環境を用意し、面接官役も設定して臨むことで、本番の空気感に慣れることができます。
模擬面接のやり方はこちらの記事で詳しく解説しているので参考にしてくださいね。模擬面接やっておくべき人もまとめています。
関連記事
模擬面接の効果を発揮させる6つのコツ|準備から進め方まで一挙解説
模擬面接は、面接の緊張感や雰囲気を体験しながら練習することが大切です。模擬面接の事前準備から実施方法までキャリアコンサルタントが解説します。模擬面接をおこなうメリットを把握し、活用することで選考突破に役立ててください。
記事を読む
また、面接官役をすぐには頼めないという人もいると思います。その場合は、1人で面接練習をしても非常に効果的です。
1人でのやり方を含め、効果的な面接練習のやり方はこちらの記事で解説しているので、併せてチェックしましょう。
関連記事
効果絶大な面接練習|最短で内定に近づく状況別練習法を紹介
面接の練習は目的意識をしっかり持つことが大切です。この記事では基本的な面接練習方法だけでなく、状況別の練習方法についてもキャリアコンサルタントが解説します。自分に合う練習方法を見極めて、本番の面接を突破しましょう。
記事を読む
対処法③早期選考を受けて慣れる
模擬面接や面接練習は、「所詮本番ではなないのだから」と気が緩み、本番の緊張感を緩めるための効果は発揮されにくいこともあります。その場合、実際の選考を受けて本番の空気感に触れることがおすすめです。
おすすめは、志望する予定の企業よりも前の日程で選考をおこなう企業を受けることです。ベンチャー企業や外資系企業であれば、早期選考をおこなっているところが多いですよ。
できれば、似たような社風であるところの選考を受けることがおすすめです。たとえば穏やかな社風の企業を第一志望にしている中、練習のために早期選考をする体育会系企業を受けてしまうと、後者でアピールした内容が前者で評価されず、前者の選考で混乱してしまうかもしれません。
- ベンチャー企業が第一志望で、行っても良いかな、と思えるところはすべて選考の日程がその企業よりも後なのですが、その場合本番に近い環境で面接練習をできるところはありますか?
キャリアセンターや面接対策セミナーを活用しよう
面接練習ができる場としては、大学のキャリアセンターや面接対策セミナーなどでの面接練習会に参加すると良いと思います。
会議室など本番と近い形でおこなわれているところを探すとよりいいですね。あとは友達と一緒に貸し会議室を借りて、社会人やOB・OGなどに面接官をお願いするのもいいと思います。
それでも面接が怖い……と感じる人は、こちらの記事を参考にしてください。徹底的に恐怖を排除して気を楽に臨める方法を解説しています。
関連記事
「面接が怖い」は誰しも同じ! 恐怖を克服する対策18選
面接を怖いと感じることは当たり前のことです。まずは面接が怖いと感じる原因を考えましょう。恐怖心を和らげる考え方や対策方法をキャリアコンサルタントと解説するので、恐怖を克服し面接を突破しましょう。
記事を読む
面接の苦手意識がどうにも払拭できないと悩む人は、こちらの記事で面接を得意にする秘訣を解説しているので、参考にしてくださいね。
関連記事
面接の苦手意識を克服する21手|得意にする秘訣は「考え方」にあり
面接の苦手意識は、考え方次第で克服できます。苦手意識の要因は7つあり、それぞれへの対処をすることが重要です。それぞれの要因と対処法をキャリアコンサルタントが解説しますので、意識改革の手掛かりにしてください。
記事を読む
就活のストレス⑪自分に自信を持てずアピールできない
自分に自信を持てずアピールできないときの対処法
- 短所から長所を見つける
- 周囲に自分の長所を聞く
- 過去にもらったメッセージなどを見てみる
就活は自分を売り込むアピールの場であるにもかかわらず、自分に自信が持てず、ストレスを感じる人もいますよね。
たとえば「自己PRをしてください」という問いで「自己PRすることなんてないな……」と感じ、その答えを考えるのに何時間もかかってしまう人もいるかもしれません。
もしくは自己分析していると短所がどんどん見つかり、自信をなくしてしまうこともありますよね。
自分に自信が持てない人も、就活をストレスに感じることが多いかもしれませんが、自信をつけストレスなく乗り切る方法を解説するので参考にしてくださいね。
対処法①短所から長所を見つける
いざアピールポイントを見つけようとすると、短所ばかり見つかり、「自分は長所などない人間だな……」と感じる人もいるのではないでしょうか。そのような考えが積み重なると、精神的なストレスになりやすいです。
短所と長所は紙一重です。短所は言い換えれば長所になります。短所を見つけられている人は、たとえば「短所は消極的なところだと思うけれど、言い換えれば人の意見を尊重する協調性があるといえるのかもしれないな」などと長所に言い換えられないか考えてみましょう。
長所への言い換え方がまったく思いつかない人は、こちらの記事を参考にしてくださいね。短所35個を長所に言い換える例を紹介していますよ。
関連記事
言い換え例35選|短所を長所に変える方法と選考への役立て方を解説
短所を長所に言い換えることは多くのメリットがあります。具体的なメリットや言い換える方法などをキャリアコンサルタントが解説します。短所を長所に言い換える例も紹介しているので、長所がわからない人は参考にしましょう。
記事を読む
対処法②周囲に自分の長所を聞く
それでも自分の長所が見つからないという人もいますよね。そのような人は、自分だけで見つけようとせず、周囲に自分の長所を聞いてみることをおすすめします。
周囲に聞いてみると、自分では長所だと思っていなかった思わぬ内容を伝えてくれるかもしれません。
たとえば「リーダーシップがあって周囲を巻き込める人はかっこいいな」と感じ、周囲を引っ張ることが苦手で自信がなかったとしても、周囲に聞くと「あなたは協調性があり、いつも周囲の人のことを第一に考えてくれているよね」などと自分では強みと思っていなかったことを見つけ褒めてくれることがあります。
ただでさえ自信を失いがちな就活では、自分を過小評価しがちです。そんなときは、周囲に自分の長所を聞き、新たな視点を取り入れることがおすすめです。
長所がなかなか見つからないという人は、こちらの記事を参考に探してみてくださいね。見つける方法と効果的に伝える方法をまとめています。
関連記事
「長所と短所がわからない」の脱出方法10選|例文や伝え方も紹介
長所と短所がわからない場合は、まず原因を知ることが大切です。この記事では選考で伝えるべき長所と短所を見つける方法や基準、効果的に伝える方法などをキャリアコンサルタントがプロの目線で解説します。例文や注意点も紹介するので参考にしてください。
記事を読む
対処法③過去にもらったメッセージなどを見てみる
卒業アルバムや成績表などで、先生や友達からメッセージをもらったことがある人もいるのではないでしょうか。あなたの学生時代の様子から、良いところを見つけ出して書いている人がいるかもしれません。
周囲に直接聞くのが恥ずかしいと感じる人は、過去にもらったメッセージなどを見てみると、あなたの良さを見つけ出せることが多いです。
特に、学生時代力を入れた、サークルやアルバイトなどの活動を卒業した際にもらったメッセージは、その頑張りを踏まえて書いてくれていることも多いですよ。
ポジティブなメッセージを見て、ネガティブな気持ちになりやすい就活も前向きに進められることもあるので、ぜひ見てみてくださいね。
アドバイザーコメント
富岡 順子
プロフィールを見るモチベーショングラフでマイナスからの転換点を見つけると効果的
今までの経験を振り返り、モチベーショングラフを作成するのもおすすめです。
作成の仕方は小さい頃〜現在までに経験した出来事を思い出し、その時の様子も一緒に振り返ります。昔つけていた日記や活動ノートがある場合は見返してみると鮮明に思い出せると思います。
記憶を辿り、嬉しかったこと、大変だったこと、辛かったこと、頑張ったことはどのようなことだったかを書き出していきます。この時点で自分が今まで大変だけど頑張ってきたことなどを再確認しているので、アピールできるものがないと思っていたけどこの点はアピールできるかもという気づきにつながります。
失敗した経験は実は貴重な経験であり自信を持つことが大切
それだけで終わりにせず今度はモチベーションの高低を縦軸で表し、横軸を年齢として各年代のモチベーションをグラフで表していきます。点の出来事を線でつなぐことで自分の人生にストーリーが見えてきます。特に着目して欲しいのがモチベーションがマイナスの時、マイナスからプラスに変わっていく転換期です。
モチベーションがマイナスになる経験をしている人はすごく貴重な経験をすることができています。いつもうまくいっているとできない人の気持ちを想像することは難しいですが、体験しているからこそ心から共感できたり、物事の問題を発見する機会につながったりします。
経験は宝物です。自信を持ってくださいね。
就活のストレス⑫選考に落ちて否定されたように感じる
選考に落ちて否定されたように感じるときの対処法
- 選考は基本的には落ちるものだと考える
- 面接の改善点を発見するチャンスと捉える
- 自分に合う企業ではなかったと捉える
どんなに志望度が低い企業であっても、不合格の通知を受け取ると、「あなたはいらない」と自分自身を否定されたような気持ちになり、ストレスを感じることが多いのではないでしょうか。
たとえ優秀であっても、企業のビジョンや社風などにマッチしていなければ、落とされてしまうこともあります。しかし、落ちたことで「自分はダメな人間なのだ」と感じ落ち込んでしまいますよね。
選考に落ちたからといって「否定された」と落ち込む必要はありません。ここからは、選考に落ちた際の考え方を解説するので、少しでもストレスを軽減させられるようにチェックしてくださいね。
書類選考に落ちてしまう学生は、以下の記事で原因と改善策を解説しているのでぜひチェックしてくださいね。
書類選考で落ちる就活生必見! 現状を打破する5つの基本を徹底解説
書類選考に落ちてしまう学生は、以下の記事で原因と改善策を解説しているのでぜひチェックしてくださいね。
関連記事
書類選考で落ちる6つの理由|通過率が格段に上がる5つの基本を解説
書類選考で落ちる確率は10%~60%と幅広いです。この記事では書類選考で落ちないための基本ポイントと通過率アップのための差別化のコツをキャリアコンサルタントがプロの現場目線で解説します。基本と差別化を押さえて書類選考を通過しましょう。
記事を読む
すでにエントリーした企業全てに落ちてしまった人は、以下の記事も参考にしましょう。今からでも挽回する方法を解説しています。
関連記事
就活で全落ちする学生の特徴と挽回方法|今からできる秘策を紹介
就活で全落ちしていたとしても、就活生の多くは内定を掴むことができます。この記事では、全落ちしたときにするべき挽回方法や状況別の対処法などをキャリアコンサルタントが解説します。就活で全落ちしても気持ちを切り替えて内定を掴みましょう。
記事を読む
対処法①選考は基本的には落ちるものだと考える
どんなに就活が得意な学生であっても、すべての選考に通過し内定を得られる人はほとんどいません。内定獲得数は平均1、2社程度であり、応募企業が数十社あることから考えても、ほとんど落ちるものだといえますね。
特に完璧主義の学生は、「合格するのが当たり前」と感じている人が多いかもしれません。しかし、「落ちるのが当たり前」という現状を理解し、「受かったらすごいことなんだ」と考え直すと気が楽になりますよ。
- とはいえ、友人がすでに何社も内定しているのを見ると、やはり落ちるのは当たり前だと思えないです……。
就活はマッチングであり評価される場ではないと捉えよう
落ちるということは、自分を否定されたように感じてとても辛いですよね。
ただ就活はマッチングなので、否定されたというよりは合わなかったんだと捉えたほうが自然かと思います。
逆に言うと、合わない企業に入社することにならずよかったのかもしれません。あなたに合う企業は必ずあります。
落ちたことを糧にして、しっかり振り返りながら一歩ずつ成長していきましょう。就活とは、社会人としてスタートするための成長の機会とも言えますね。
基本的に面接は落ちるものと考えることは大切ですが、選考に落ち続けてしまって焦りを感じている人は、こちらの記事を読んでみてくださいね。選考別に対策を紹介しているので、面接だけでなくさまざまな面で活かせると思います。
関連記事
就職が決まらないと焦ったらフローチャートで原因を見つけよう!
就職が決まらないと焦る人に向けて、原因と打開策を解説しています。就職が決まらないと感じる要因として原因の見つけづらさがあります。記事ではフローチャートに沿って落ちた選考の原因を分析し、キャリアコンサルタントのアドバイスも合わせて、選考別の対策を紹介しています。
記事を読む
落ちるのが当たり前と思っていても仕事が決まらないのは不安ですよね。なかなか仕事が決まらない人は以下の記事も参考にしてみてください。解決の糸口を解説しています。
関連記事
「仕事が決まらない……」悩みを解決する4つの糸口をプロが解説
「仕事がなかなか決まらない……」という壁にぶつかると、不安や焦りでつらいものです。この記事では仕事が決まらないときに不安を解消するコツや原因への対処法をキャリアコンサルタントが解説します。つらい状況を抜け出して内定をつかみましょう。
記事を読む
対処法②面接の改善点を発見するチャンスと捉える
面接に落ちると、「落ちた」という事実ばかり気になってしまいますよね。しかし、実は面接に落ちたことに意味があります。
その意味とは、面接の改善点を発見できるチャンスになったということです。面接で何か不足していたところがあったのだと気づき、面接練習などを通してさらに成長することができます。
落ちた面接は、自分の改善点を発見するためのステップであり、「次の面接のために有効活用しよう」と考えると気が楽になりますよ。
私はなんとなく志望していたストックフォトサービスを展開する会社の面接で「好きな写真家を教えて」と言われ、質問に答えることができず落ちたことがあります。
もっと会社や業界について興味を持たなければいけないと教えてもらった良い経験です。
対処法③自分に合う企業ではなかったと捉える
選考に落ちたということは、その企業において何らかのミスマッチがあったと考えられます。ミスマッチがある企業に入社してしまうと、居心地の悪さを感じ、最悪の場合早期離職をしてしまうかもしれません。
人柄なのか、仕事に対する熱量なのか、ビジョンなのか、企業にミスマッチを起こしていた部分を自分なりに分析し、そこから「もっと合う企業はどんな企業だろう?」と考えてみると良いです。そこからは、前向きに、かつ自分にとってより良い選択をできるようになりますよ。
自分に合う仕事の見つけ方は、こちらの記事で詳しく解説しているので、併せて参考にしてくださいね。
関連記事
自分に合った仕事を簡単4ステップで発見! 後悔しない方法を解説
自分に合った仕事は、価値観を整理して多角的な視野を持つことで見つかります。この記事では自分に合った仕事を探すためのステップに加えて、やってはいけない選び方もキャリアコンサルタントが解説します。
記事を読む
就活のストレス⑬内定が出ず終わりが見えない
内定が出ず終わりが見えないときの対処法
- 内定を取得しやすい企業を見つける
- 夏・秋・冬採用も検討する
- 就活以外の道も視野に入れる
内定が出ず終わりが見えない状態にあり、ストレスを抱える人も多いですよね。
特に、6月までの選考が一通り終わった際や、持ち駒がなくなった時、友人が就活を終えたときは、「自分の将来はどうなるのだろう」と内定が出ず終わりが見えない状況に強いストレスを感じると思います。
しかし、内定が出ない状況でも挽回できる道はあります。ここで解説する方法をチェックし、あと少しの期間諦めず行動してみてくださいね。
対処法①内定を取得しやすい企業を見つける
人材を増やし成長しようとしているベンチャー企業や、離職率が高く人手を欲している企業などは、内定を取得しやすい傾向にあります。たとえば、建設業界、福祉業界、飲食業界、宿泊業界、運送業界などは人手不足の傾向にあるので、ぜひその業界の企業を調べてみてくださいね。
ただ、「そのような企業はいわゆるブラック企業なのでは?」と思う人も多いと思います。しかし、その中にも働きやすいホワイト企業と呼ばれる企業はありますよ。
こちらの記事では、それらの業界含めホワイト企業について解説しているので、参考にしてくださいね。
関連記事
おすすめ企業40選| ホワイト企業の特徴を業界・職種別に徹底解説
ホワイト企業といってもさまざまな会社があります。記事では、キャリアコンサルタントと社労士とともに、ホワイト企業の定義や条件を解説します。そのうえで、自分に合ったホワイト企業を探せるよう見つけ方を説明します。さらに、実際のホワイト企業の例を紹介するので、企業選びの参考にしてくださいね。
記事を読む
対処法②夏・秋・冬採用も検討する
6月までの選考が終わった段階で内定を獲得できず、絶望を感じている人もいるかもしれません。しかし、選考はそこで終わりではありません。夏、秋、冬採用と続いており、まだいくらでも多くの企業を受けられる機会がありますよ。
夏採用・秋採用・冬採用
それぞれ6月末~8月末、9月〜11月末、12月~3月末の期間におこなわれる採用活動
大学卒業までに入社する企業が決まっていれば問題ありません。現時点で内定を持っていなくても、「自分に合う企業に出会う時期がまだ来ていないのだな」と捉え、気長にやるという気持ちでストレスを軽減させていきましょう。
対処法③就活以外の道も視野に入れる
たとえ就職できなかったとしても、就活以外の道も選択することができます。たとえばフリーランスになったり、フリーターや契約社員として働いたり、起業をしたりといった道があります。
これらの働き方は、正社員で働くよりも就業時間など柔軟に働けるというメリットがあります。また、フリーターや契約社員は、正社員よりも責任が少ない仕事を任されることが多く、仕事中のストレスが少ないと感じる人も多いかもしれません。
ただ、雇用が不安定であること、フリーターや契約社員は正社員よりも待遇が良くないことがあることなどデメリットもあります。しかし、もし不満を感じた場合も、契約社員などから正社員を目指す方法もあります。就活を終わらせることばかりに捉われる必要はないのです。
- とはいえ、一度フリーターや契約社員になってからは正社員になれる機会がどれほどあるのか不安です。何の取り柄もありませんが、いずれ正社員になれることを目指しても良いのでしょうか。
企業によって正社員になれない可能性もあるので確認しよう
フリーターや契約社員から正社員になれる機会はたくさんあると思います。
ただ、その企業の考え方にもよるので、事前に確認できるとより安心ですよね。
また、機会があったとしても、大事なことは自分らしく働ける職場かどうかです。自分らしさを発揮できれば、社会人としてより成長していくことができますし、それがあなたの取り柄になっていきます。
そのため、自己分析というのはとてもとても大事です。就活時だけでなく、ずっと自分らしさを問い続けてほしいなと思います。そうすることにより、自ずと正社員への道も拓けてくるでしょう。
内定がとれずに焦っている人は、こちらの記事を参考にしてくださいね。内定を取るための方法をより具体的に解説していますよ。
関連記事
内定をとれない人の8つの特徴と対策|今からやるべき行動を解説
内定をとれない人の特徴は主に8つあります。内定をとれなくてつらい時のNG行動や対処法などをキャリアコンサルタントが解説します。内定がとれない現状を把握して、正しく行動し、理想の内定をつかみましょう。
記事を読む
以下の記事では自分らしく働くためのコツを解説しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
関連記事
自分らしく生きるためには? すぐできる11個のコツとやめるべきこと
自分らしく生きることができれば、生き辛いと感じることが減って、充実した人生を送ることができます。この記事では、自分らしく生きるためのコツについて、キャリアコンサルタントのアドバイスを交えつつ解説します。
記事を読む
就活のストレス⑭相談できる人がいない
相談できる人がいないときの対処法
- 専用の相談サービスを利用する
- 知り合いから相談できる人を紹介してもらう
たとえ悩みが溜まっても、相談できる人がおらず、自分の中で蓄積されていきストレスが溜まっている人もいるかもしれませんね。
人は話すことでかなりのストレス解消になると言われているので、誰にも相談できない環境にある人も、相談先を見つけて吐き出すことが大切ですよ。
ここでは、就活の相談先としておすすめを解説します。無料のものから有料のものまで案外多くあるので、目的に合わせてぜひ参考にしてくださいね。
対処法①専用の相談サービスを利用する
就職エージェントや就活塾など、就職の相談に乗ってもらい、内定までのサポートを受けられるサービスがあります。具体的には以下の通りです。
就活相談サービス
- 大学のキャリアセンター
- 就職エージェント
- 就活コンシェルジュ
- 逆求人型サイト
- 就活塾
- 新卒ハローワーク
- 学生向けのカフェ
特に、大学のキャリアセンターや就職エージェント、逆求人型サイト、新卒ハローワークは無料で相談をすることができるため、「就活にこれ以上お金をかけるとストレスになりそうだな」と感じる人にはおすすめです。
「自己分析の方法がわからない」「自分に合う企業がわからない」といった就活の相談から、「面接に落ちたことがつらくて立ち直り方がわからない」などの悩みなどを聞いてくれるものもあります。
就職エージェントや逆求人型サイトは「企業を紹介してくれるサービス」と考え利用している人もいるかもしれませんが、そのような相談に乗ってもらえる場としてもぜひ活用してくださいね。
対処法②知り合いから相談できる人を紹介してもらう
知り合いの中に、志望業界や企業を受けた人がおらず、相談できないという人もいるのではないでしょうか。その場合は、知り合いから相談できる人を紹介してもらうというのも1つの手段です。
たとえば、就活が終わったサークルやアルバイト先の先輩に、「〇〇業界におこなった知り合いいませんか?」などと聞いてみましょう。もしかしたら何人か紹介してもらえるかもしれません。
知り合いに頼みにくければ、キャリアセンターでOB・OG訪問できる人を紹介してもらうのも有効です。名簿に登録されている人は、「学生の力になりたい」と思っているので、気軽に相談してみると良いですね。
悩みは言葉として話し、自分からいったん離すことで楽になります。そして共感してもらうことで安心でき、客観的に物事を考えられるようになります。
一人で悶々と考えていると新しいものの見方や気づきも得にくいので、気軽に相談できる先を見つけておくといいですよ。
そのほかの就活の相談先はこちらの記事で詳しく解説しているので、併せてチェックしてくださいね。
関連記事
就活の相談先14選! 良い決断ができる相談相手の選び方も解説
就活の相談をするときは、相手を見極めることが大切です。この記事では、状況別におすすめの相談先や、相談方法などについてキャリアコンサルタントと解説します。また、相談する前に解決できるよう、よくある相談と回答も紹介しているので参考にしてください。
記事を読む
就活のストレス⑮周囲に引け目を感じる
周囲に引け目を感じるときの対処法
- マッチする企業に出会うタイミングが来ていないだけと考える
- 周囲と無理にかかわらない
- SNSを見ない
日本は新卒一括採用であり、一斉に就活を始めることになるため、周囲と状況を比較しやすいです。周囲よりも自分の方がうまくいっていないときは、引け目を感じストレスになりますよね。
引け目を感じることで、「遅れを取り戻さなくては」「内定を獲得しないと」と焦りが募り、かえってうまくいかなくなってしまうこともあるかもしれません。
そこで、周囲に引け目を感じる際に有効な対処法を解説します。「気にするな」と言われても気になってしまうかもしれませんが、ここで解説する考え方ややり方を参考に、周囲ではなく自分にしっかりと向き合えるようにしましょう。
対処法①マッチする企業に出会うタイミングが来ていないだけと考える
周囲が内定を早々に取っていたり、就活を終わらせていたりして、焦ることがあると思います。しかし、周囲はマッチする企業に早期に出会っていただけです。あなたは、自分に合う企業とこれから出会うことができますよ。
マッチする企業に会うタイミングは人それぞれです。もしかしたら卒業間近になるかもしれませんが、最終的に自分に合う企業に出会えれば就活成功といえます。
焦らずに自分のペースで就活を進めていきましょう。
企業も結局は人の集まりですよね。たとえば、あなたは今、仲の良い友人や、恩師と呼べる先生、尊敬する先輩など、最初から出会えていたでしょうか?
いろんな人たちと出会い、別れを繰り返してきた中で、かけがえのない出会いがあったのではないでしょうか。世界は広いし、人もたくさんいます。出会うタイミングも人それぞれですよね。
対処法②周囲と無理にかかわらない
友人が傍にいることで、どうしても比べてしまうことがあると思います。その場合は、周囲と無理にかかわらないよう意識することも大切です。
研究室やゼミなど、卒業に必要なコミュニティには参加するものの、サークル活動などには無理に参加せず、周囲の状況を知りえない状況にすることも1つの手です。
つらいときは周囲と話すとよりつらい状態になるリスクもあります。まずは自分を大切に、自分を守ることを考えてくださいね。
対処法③SNSを見ない
SNSを見ても周囲の状況がわかり、ストレスを感じますよね。遊んでいる様子を見れば「〇〇さんは就活が終わったんだな」と感じ、もし自分が終わっていなければ落ち込み、ストレスを感じてしまうかもしれません。
また、反対に就活がうまくいっていない旨の友人の投稿を見ても、暗い気持ちになりネガティブになってしまうことがあります。
就活は情報戦とはいいますが、SNS以外にもニュースや本などでも情報収集することができます。引け目を感じるときはなるべく周囲の情報を取り入れないように、SNSをログアウトすることがおすすめですよ。
さらに効果的にストレスから解放される気分転換の方法
さらに効果的にストレスから解放される気分転換の方法
- 深く深呼吸をする
- 生活リズムを整える
- 軽い運動をする
- 相談を兼ねて人と話す
- 趣味に時間を使う
- 一時的に就活を休む
- 現状を紙に書き出す
- 笑顔になる状況を作る
ここまで、ストレスを感じる原因別に解消する方法を解説してきましたが、日頃からストレスを感じにくい状況を作っていれば、少しのストレスはものともせず、前向きな気持ちで就活を進めることができます。
ここからは、日頃から前向きになれる方法を解説します。ストレスを感じてからであっても、ここまで解説した対処法とセットで実施することで、徹底的に気分転換できるので、ぜひやってみてくださいね。
①深呼吸をする
イライラしたり、不安になったときは、呼吸が浅くなるといわれています。そこで、深呼吸をすることで酸素が脳にいきわたり、ストレスを軽減させる効果があります。
おすすめの深呼吸の方法は、肺呼吸ではなく腹式呼吸をすることです。具体的には以下の方法を、1日5分から試してみてくださいね。
深呼吸の方法
- 腹式呼吸で鼻からゆっくりお腹が出るまで息を吸う
- 1、2秒息を止める
- 時間をかけて、お腹がへこむまで鼻からゆっくり息を吐く
アドバイザーコメント
木村 千恵子
プロフィールを見る「今ここ」に集中するマインドフルネス呼吸法がおすすめ
マインドフルネス呼吸法といい、ゆっくりと呼吸を整えながら「今ここ」に意識を集中させていく方法があります。
学業と就活に忙しく疲れた脳をリラックスした状態に戻したいときは、マインドフルネス瞑想の呼吸法がおすすめです。次から次へとやることが追いかけてくるような就活の日々でも、ほんの5分でも3分でも良いので、静かな場所で目を閉じて自分の呼吸に注意を向けてみてください。
無理に深呼吸をする必要はありません。吸う息と吐く息を交互におこなう自然な呼吸を静かに見守るイメージです。
呼吸し、雑念が生まれたら手放すイメージを持つとリラックスできる
すると、呼吸に注意を向けているはずが、気が付くと雑念が生まれ、全然違う方向に自分の注意が持っていかれてしまっているかもしれません。
それはごく自然なことなので、それでも良いのです。
呼吸に注意を向けていながらもいろいろと小さな雑念が浮かんできたら、そのまま目の前に流れる自然な川に流すように雑念を手放し、また呼吸に注意を戻します。これを繰り返すことで、だんだん気持ちが落ち着いて脳がリラックスした状態に近づいていきます。試してみてくださいね。
②生活リズムを整える
肉体的な疲労を回復するために、睡眠と食事をしっかりとることが大切だと解説しました。しかし、ただたくさん食べたり、好きな時間帯に何時間も寝るのではなく、規則正しい生活を送ることが大切です。
集中できるのは、起床後4時間後あたりと言われています。もし午前11時から面接があれば、7時には起き、かつ8時間睡眠を取れるよう午後11時には寝ましょう。
食事は3食しっかりと取り、入浴も決まった時間におこない、規則正しい生活が習慣づくように意識してくださいね。
③軽い運動をする
運動をすることで、ストレスを解消するホルモンが分泌され、ポジティブになりやすいといわれています。
おすすめは、「きつい」と感じる程度の、ダッシュなどの激しい運動を1週間に合計で約1時間おこなうことです。そうすることで、前向きになれるホルモンが分泌されやすいといわれています。
しかし、もともと運動習慣がない人には厳しいと思います。その場合は、ジョギングやウォーキング、ストレッチなど、軽い運動を同じ時間おこなってみることでも問題ありませんよ。
運動をすることで、体に適度に疲労がたまり、寝つきが良くなり、規則正しい生活を送れるようになるという効果もあります。
④相談を兼ねて人と話す
人と話すことでも、ストレスを解消しやすいといわれています。たとえ就活に詳しくない相手であっても、今悩んでいることやつらいこと、就活に関係なくても趣味のことなどを話すと、かなりの気分転換になります。
日頃から、自分に肯定的な発言をしてくれたり、素を出して話せる家族や友人などと、話す時間を設けることが大切です。心が軽くなり、自然と前向きな気持ちになれますよ。
「大学の友人と親しいけれど、同じ学生同士で話すことが億劫だな……」と感じるのであれば、すでに就職している仲の良い先輩や、まだ就活をしていない後輩などと話すと良いです。
⑤趣味に時間を使う
自分の趣味に時間を使い、就活のことを忘れて徹底的に楽しむこともおすすめです。ゲーム、ピアノ、散歩、読書などなんでも良いので、自分が時間を忘れて夢中になれることに没頭することが効果的です。没頭しているうちに、鬱々とした気持ちが晴れ、ストレス解消になります。
特に趣味がない人におすすめなのは、料理や絵を描くなどの創作活動や、楽器演奏など、表現をする活動です。
表現をする活動では、「もっと辛く作ってみようかな」「もっと暗い感じで演奏してみたらどうだろう」と、進めるうちにアイディアが湧いてきて、気持ちが高揚し前向きになりやすい効果があります。
1日に15分で良いので、積極的に趣味に時間を使ってみましょう。
⑥一時的に就活を休む
就活に多大なストレスを感じている人は、そのまま続けてしまうと精神的に大きな負担になり、最悪の場合精神を病んでしまうかもしれません。
「これ以上就活に取り組むのは難しい」と感じたら、無理に進めたりせず、1、2週間就活を休むことも大切です。
ただ、自覚症状がなく、気づいたときには精神を病んでいる人も多いです。たとえば食事が喉を通らなかったり、眠れない日が何日も続いたり、反対に過度に寝てしまったりといったときは、体が危険信号を出している合図です。元気でも、実は心が壊れる一歩手前かもしれないので、意識的に、一時休むことをおすすめします。
身体に症状が出ている場合は、しっかり休養することが最優先です。就活のことはいったん置いておき、身体を休めつつ、徐々に思考や心を整えることに取り組んでいけるといいですね。
内面を整えるときは、信頼できる人に相談したり、適切な機関でカウンセリングを受けるとより安心です。
⑦現状を紙に書き出す
今の気持ちを紙に書き出すこともストレス解消に効果的です。書き出すことで、頭にあった漠然とした不安や悩みを整理し、客観的に捉えることができます。
また、書く作業により思考が活性化し、新たなアイディアが浮かびやすくなるといわれています。その結果、課題に感じていたことも解決に向かいやすくなるのです。
今抱いている悩みや不安など正直な気持ちを、走り書きで良いので紙に連ねてみましょう。
⑧笑顔になる状況を作る
「笑う」という行為も、ストレスを軽減するホルモンが分泌され、前向きになる力があります。そのため、意図的に笑顔になる状況を作ることが大切です。
おすすめなのはお笑い芸人のライブや、テレビのお笑い番組です。「就活のストレスでどうしても笑えそうにない……」と感じる人も、プロの力で大笑いすることができるかもしれません。
そのほかにも、気心の知れた友人と冗談を言い合ったり、好きな番組や動画を見たり、本や漫画や雑誌などを読んだりすることで、意図的に笑顔になる状況を作り出しましょう。
これは避けて! 就活生がやりがちなNGストレス発散法
これは避けて! やりがちなNGストレス発散法
- SNSで愚痴を言う
- ギャンブルをする
- 深酒をする
ストレスを感じることで、ついやりがちな行動があります。しかし、ここで解説する方法でストレスを解消しようとすると、ネガティブな展開になり、よりストレスを増やしてしまうことが考えられます。
一時的な快楽があり、ついやってしまいがちですが、根本的な解決にはならないものばかりなので、気を付けてくださいね。
SNSで愚痴を言う
SNSで愚痴を言うと、一時的にはすっきりすることがあると思います。しかし、閲覧した人は良い気分はせず、またあなたに対して「ネガティブな発言をする人」と悪い印象を持つかもしれません。
また、企業の人事はSNSを監視していることがあります。そこで、あなたのSNSが特定され、ネガティブな発言を見られてしまうと、マイナスイメージにつながりかねません。
SNSで愚痴を言うならば、個人を特定されないようにする、知り合いがフォローしていないアカウントにする、プライバシーを守る設定をするなど心掛けましょう。
アドバイザーコメント
富岡 順子
プロフィールを見る正直な感情とともに日記をつけてみよう
日記をつけることもストレス解消につながります。寝る前に1日を振り返り、今日あった出来事を簡単に書き綴ってみてください。
特に嬉しかったことやうまくいったことを記録しておくと、後日読み返したときに感情が蘇り、ポジティブな気持ちを思い出すことができます。
失敗したことやうまくいかなかったこと、ネガティブなことも書き出すことで自分の気持ちが整理され、次はどうしたらいいか考える機会になります。
イライラしたり、悲しい時はどうして自分はそのように感じるのかとメタ認知をすることができ、自己理解を深めることにつながります。
ストレスの原因をプラスとマイナスに分析することがおすすめ
自分がどうありたいのかわからない時にストレスは強くなってしまいます。心理学者のレヴィンは、ストレスの原因になる葛藤を3つに分類しました。
1つ目はプラスとプラスの葛藤。どちらもいいけど1つしか選べない時に感じる葛藤です。
2つ目はマイナスとマイナスの葛藤。どちらも嫌だけどどちらか1つを選ばなければいけない時に感じる葛藤です。
3つ目はプラスとマイナスの葛藤。ケーキは食べたいけど太りたくないためどうしたらいいか悩むというような葛藤です。
日記をつけることでこの状況判断がつくようになり、さらに自分にとって納得のいく選択は何かを段々と考えられるようになり、それがストレスを軽減することにもつながっていきます。
ギャンブルをする
競馬やパチンコなどのギャンブルをすることで、一時的に快楽を感じ、ストレス解消にはなるかもしれません。しかし、負けたときの経済的なダメージが大きく、ただでさえ交通費やカフェ代など経済的に苦労しやすい就活では、結果的によりストレスになることがあります。
就活はストレスを抱えやすいものであり、就活のストレスをすべてギャンブルにぶつけていては、最悪の場合ギャンブル依存症になることも考えられます。さらなるストレスを生まないためにも、過度にギャンブルに打ち込むことは避けましょう。
深酒をする
就活に耐えられず、たくさんお酒を飲んでしまう人もいるかもしれません。しかし、ギャンブルと同じように、就活でストレスを感じるたびにアルコールに頼ると、最悪の場合アルコール依存症になることもあります。
また、夜遅くまでお酒を飲むことで、生活リズムが崩れたりと、よりストレスを感じやすい状況になります。
二日酔いなどで、体調が万全な状態で臨むこともできず、選考に通過しにくくなることもあるかもしれません。
一時的にストレスから解放されることはできますが、デメリットが多いので、深酒も避けるようにしましょう。
アドバイザーコメント
木村 千恵子
プロフィールを見る我慢しすぎを防いで良くない習慣に走るのを防ごう
ストレスを解消する方法は、個々の嗜好の傾向が強くでることが多いと思います。本当は好きなのに就職の内定をもらうまでは我慢する、試験に合格するまでは好きなものを断つなどはよく耳にする話です。
ストレス解消は、それまで我慢していたことに対する圧迫感を強く感じていればいるほど、その反動で強い刺激や効果を求める傾向が出るものです。
そのため、どのようなストレス解消法を実践するにしても、極端な言動につながるものは避けるようにしましょう。
ストレスをためても適度な発散を心がけ爆発を避けよう
たとえば、就職活動の影響で自然と「優等生」を演じる自分を続けているうちにストレスがたまり、反動で極端なバカ騒ぎや高額商品を買うなどの浪費をしてストレス解消をおこなうなどが考えられます。
就活は長期戦なのでストレスを強度にため込むと解消手段も反動で強い刺激を求めてしまう可能性があります。
そのため、避けるべきは強いストレスをためてしまい爆発的なストレス解消法に走ることです。ストレスは少したまった段階で適度に発散してリセットする、というサイクルを繰り返すことで就活の期間を乗り切るようにしましょう。
ストレスを感じた経験も大切に! 就活のストレスは無駄にはならない
皆さんの中には、「こんなにストレスを感じて情けない……」と自分を責めている人もいるかもしれません。しかし、ストレスを感じた経験は無駄にはならず、今後に活かすことができます。
ここからは、就活でストレスを感じた経験を活かせるケースを解説するので、ストレスを感じていることを、ぜひ前向きに捉えてくださいね。
面接で「ストレスを感じたときの対処法」を聞かれることがある
企業は、あらゆる手段で学生のストレス耐性を測ろうとしています。そのうちの1つの方法として、面接で「ストレスを感じた際の対処法を教えてください」と聞くことがあります。
そこで、就活でストレスを感じそれを乗り切った方法を回答すれば、企業側は「ストレスがあっても自力で乗り越えられる人なのだな」と好印象を抱くことが考えられます。
就活のストレスは、今まで感じたどんなストレスよりも大きいと思う人も少なくないですよね。これを乗り切った方法を伝えれば、説得力があり、面接官に強いインパクトを残せるかもしれません。
- 就活にストレスを感じていることを伝えて、ネガティブな印象になることはないのでしょうか。
前向きに捉えていることを伝えれば問題ない
ストレスを感じていること自体にネガティブな印象はないと思いますが、ストレスをどう捉えているかによってはネガティブな印象を残してしまうかもしれません。
不安や焦りからストレスを感じている自分を否定したりせず、それだけ頑張っている自分を肯定し、認めてあげて、そのうえで自分を成長させるために、どう前向きに捉えられているかを伝えられるといいですね。
社会人になってからストレスを乗り越える練習になる
社会人になってからも、顧客から苦情を受けたり、顧客と会社の板挟みになったり、ミスをして上司に怒られたりと、ストレスを感じる経験は多いです。しかし、就活というつらい状況でストレスを乗り越えることで、社会人になってからもストレスを解消しやすくなると考えられます。
社会人になってから生きやすくなるための、ストレスを乗り越える練習だと思えば、就活のストレスも受け入れられるのではないでしょうか。
ストレスと向き合うことは大切ですが、過度なストレスは精神の病気を引き起こしかねません。就活にしんどさを感じている人は、こちらの記事でうつの可能性はないかチェックしましょう。
関連記事
就活うつは素早い対処が肝心! 相談先やならないための予防法を解説
「就活うつかもしれない」と感じたら早めに対処することが大切です。キャリアアドバイザーとともに、就活うつのサインを見抜く方法や取るべき行動を解説。また、これから就活が本格化する学生に向けて、就活うつにならないための予防法も解説します。
記事を読む
原則を踏まえてストレスを原因別に解消し、できるだけ楽に就活を進めよう
就活は、ただでさえストレスを感じやすい状況です。ストレスを感じている自分自身を責める必要はありません。
ストレスを解消するための原則を念頭に置いたうえで、自分の状況に該当する原因別に対処法をチェックし、少しずつ前向きになれるようにしていきましょう。
ストレスが少しでもなくなれば、気持ちの余裕ができて、より良い選択をしやすくなります。ストレスが生じたらすぐに解消して、できるだけ楽に就活を進めましょう。
アドバイザーコメント
富岡 順子
プロフィールを見る「ストレス」=「悪いもの」から発想転換をしてみよう
リフレーミングという言葉があります。これは物事を見ている枠組みを捉え直すという意味です。
たとえばコップに水が半分入っているとします。あなたはコップに水が半分「しか」入っていないと嘆いてしまうかもしれません。しかし見方を変えればコップにはまだ半分「も」水が入っていると考えることができます。これがリフレーミングです。
ストレスと聞くと悪いものという印象を受けてしまいますが、適度なストレスは人を成長させてくれます。この経験を乗り越えた先にはひとまわりもふたまわりも成長した自分がいるのでいい機会と考え、上手に付き合ってみてはいかがでしょうか。たくさん迷って、悩んで、考えた時間はあなたを強くしてくれます。
就活は周囲の力を借りてストレスを乗り越えていくことが大切
就活の試験会場には一人で向かいますが、就活というプロジェクトはすべて一人でおこなわなければいけないと気張る必要はありません。
相談に乗ってくれる家族や友人や先輩、大学のキャリアセンタースタッフなどあなたを支えてくれる人が周りには大勢います。ぜひ無理をせずに人の力も借りながら納得のいく就活をおこなってくださいね。
執筆・編集 PORTキャリア編集部
> コンテンツポリシー記事の編集責任者 熊野 公俊 Kumano Masatoshi
3名のアドバイザーがこの記事にコメントしました
キャリアコンサルタント/Koyoriキャリアワールド代表取締役
Chieko Kimura〇2度のアメリカ留学、20年以上の外資系IT企業勤務を経て、現在は留学生向け就職支援をおこなう。また、企業のキャリア支援や新入社員のクラウドコーチングなどにも幅広くたずさわる
プロフィール詳細キャリアコンサルタント/産業カウンセラー
Junko Tomioka〇南箕輪村のキャリア教育推進コーディネーターに就任後、独立。現在は地方中高生やベトナム人留学生の就活支援、企業内キャリアコンサル、地方就職のサポートをおこなう
プロフィール詳細キャリアコンサルタント / システムエンジニア
Ichiro Komine〇大手電機メーカーでシステムエンジニアとして従事。若者の人生や成長にかかわりたいと思い、キャリアコンサルタントの資格取得。現在はコンサルティングや自己分析支援をおこなっている
プロフィール詳細