この記事のまとめ
- インターンシップの参加メールには基本の書き方が存在する
- マナーを知らないと低評価のリスクが高まる
- インターンの参加メールから志望度の高さをアピールしよう
インターンシップに参加するにあたって、企業に参加の意思を伝えるメールを送る必要があるケースがあります。その際、具体的にどのようなメール文面を書けば良いかわからないと悩む人もいるのではないでしょうか。
メールを書く際に重要になるのが、書き方やマナー、インターンへの熱意の伝え方などを理解しておくことです。
そこでこの記事では、キャリアコンサルタントの野村さん、郡山さん、板谷さんと一緒にインターンに参加する際のメールの書き方やマナーなどを解説します。基本的な書き方や守るべきマナーなどが存在するため、伝えたいことを伝え、かつ受け手にとって失礼のないような文章を書けるようにしましょう。
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インターンシップの参加メールは基本を徹底的に押さえることが必須
インターンの参加メールには基本的な書き方があります。まずはこの基本を徹底的に押さえることが社会人として求められます。
しかし、「具体的にどのような書き方をしなければ良いかわからない」「ダメな書き方はあるのか」など、疑問を持つ人もいるのではないでしょうか。
この記事では、前半でインターンの参加メールの基本的な書き方やマナーなどを解説します。まずは基本を押さえて企業側に失礼のないメール文が書けるようにしましょう。
そして記事後半では、インターンの参加メールが選考の合否にどう影響するか、志望度の高さを伝える方法など、インターンの選考突破に役立つ情報を解説します。参加メールで他者と差別化して、充実したインターンにできるようにしましょう。
インターン参加時のメールについては以下の記事でも解説しています。全体をとおして押さえておきたい挨拶のマナーも紹介しているので、あわせて確認してみてください。
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場面別の例文付き! インターンの挨拶のマナーや好評価のコツを解説
インターンではさまざまな場面で社員の人との挨拶が必要になります。しかし、具体的にどのような挨拶をすれば良いかわからない人もいるのではないでしょうか。この記事ではキャリアコンサルタントと一緒にインターンの挨拶のマナーやポイントを例文付きで解説します。
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あなたがインターンに参加しない方がいい企業をチェックしよう
インターンでは、自分が適正のある企業を選ぶことが大切です。向いていない企業のインターンに参加しても、学べることは少なく、無駄な時間を過ごしてしまいます。
そんな時は「性格診断」を活用して、自分が適性のある企業をチェックしてみましょう。簡単な質問に答えるだけで、あなたの強み・弱みを分析して、ぴったりの職業を診断できます。
性格診断を活用して有意義なインターンを過ごし、就活を成功させましょう。
・楽しく働ける仕事がわからない人
・時間をかけずに自己分析をしたい人
前提を確認! インターンシップに参加する際のメールの重要度
インターンの参加メールについて、ただの連絡手段と考えている人もいるのではないでしょうか。もちろん連絡手段ですが、礼儀正しいメールを書けることは社会人として必須なスキルであるため、インターン参加時にも正しく書くことが求められるのです。
そして、正しくメールが書けるかどうかは就活の本選考時にも影響します。そのため、インターンのときからメールの書き方をマスターして、スムーズに本選考対策に望めるようにしておくのがおすすめです。
メールは企業との最初の接点であり、第一印象につながります。参加メールが丁寧でしっかりとした内容であれば、企業に対して良い印象を与えることができます。
一方で、誤った書き方をすれば逆にマイナスの印象を与えてしまう可能性があるため注意が必要です。
項目別! インターンシップに参加する際の基本的なメールの書き方

社会人としてメールを作成する際、基本的な書き方・構成が存在します。これはインターン参加時にも適用するものであるため、書き始める前にしっかり理解しておくことが大切です。
ここからはインターンに参加する際の基本的なメールの書き方を解説します。メールのマナーは、社会人でも身に付けられていない人がいるのも事実です。そのなかで学生の段階で基本を身に付けておくと、重宝される存在になれるでしょう。
件名:要件をまとめて短くシンプルに
社会人になると一日に数十から数百のメールを受け取ることになります。インターンの担当者も、日常的な業務もあるため、すべてに目を通す時間はありません。そのなかで目を通したり、返信したりするメールを見極めるためにも、件名が重要になるのです。
件名はどのような内容のメールかを瞬時に判断できるよう、要件をまとめて短く、そしてシンプルにすることがポイントです。具体的には以下のような形で書きましょう。
件名の例文
インターンシップの参加について(〇〇大学 氏名)
件名のあとに大学名や氏名を入れることで、複数回メールのやり取りをする際に「この人からメールが来た」とわかりやすくなるため、書いておくことをおすすめします。
あなたに適性がある職業を知って、インターンに活用しよう!
インターンでは、自分が適正のある企業を選ぶことが大切です。向いていない企業のインターンに参加しても、学べることは少なく、無駄な時間を過ごしてしまいます。
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・時間をかけずに自己分析をしたい人
宛先:略さず正式名称を記入
インターンの参加メールの冒頭は、宛先から始めます。このメールが誰に対してのものなのかを明確にするためです。そして、宛先には受け取ってほしい人の会社名、部署名、氏名を記入します。
宛先を書く際のポイントは、以下のように会社名は正式名称で記載し、担当者名には「様」といった敬称を付けることです。
宛先の例文①
〇〇 人事部 △△様
なお、担当者名がわからない場合は「ご担当者様」と記入すると失礼がありません。
宛先の例文②
〇〇 人事部 ご担当者様
インターンシップは、採用活動の一環として位置付けられるため、担当者の部署や名前がわからない場合は「採用ご担当者様」と記載するか、一般的に人事部が担当していることが多いので、「人事部ご担当者様」と記載しましょう。
本文:一文を短くかつ具体的に
本文
- 挨拶文
- 本文
- 締めの文章
本文は大きく分けて3つの要素で構成されています。本文は最も伝えなくてはいけない部分です。伝えたいことを正しく伝えるためにも、一文を短く、かつ具体的に書くことを意識しましょう。
ここからは、本文の書き方について要素別に解説します。インターンの参加メールの重要な部分となるため、しっかり理解を深めておきましょう。
あなたがインターンに参加しない方がいい企業をチェックしよう
インターンでは、自分が適正のある企業を選ぶことが大切です。向いていない企業のインターンに参加しても、学べることは少なく、無駄な時間を過ごしてしまいます。
そんな時は「性格診断」を活用して、自分が適性のある企業をチェックしてみましょう。簡単な質問に答えるだけで、あなたの強み・弱みを分析して、ぴったりの職業を診断できます。
性格診断を活用して有意義なインターンを過ごし、就活を成功させましょう。
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・時間をかけずに自己分析をしたい人
挨拶文
メールとはいえ、はじめましての関係ではあるため、きちんと挨拶をするのが礼儀です。具体的には以下の要素を含めて挨拶する必要があります。
挨拶文に含める要素
- 「はじめまして」の挨拶
- 大学名・氏名
- インターンに応募した簡単な経緯
そして、上記を含めた挨拶文は以下のようになります。
インターン参加メールの挨拶文の例文
はじめてご挨拶申し上げます。
〇〇大学の△△と申します。
このたびは、求人サイトにて貴社のインターンに関する募集を拝見し、ぜひ参加させていただきたくご連絡いたしました。
敬語は慣れが必要ですが、まずは見よう見まねで書いてみて、大学や社会人の先輩、先生などに確認してもらうことで正しい言葉使いができるようになるでしょう。
- メールの挨拶文の丁寧さなどは評価に影響するのでしょうか。
挨拶文の丁寧さは評価に大きく影響する
挨拶はメールの印象を左右する重要な部分で、丁寧でしっかりとした挨拶文があると「礼儀正しく、社会人としての基本が身についている」と受け取られます。特にインターンや就職活動では、相手に誠意や真剣さを伝えることが大切です。
逆に挨拶が簡単すぎると「気持ちが伝わらない」「形式を守れていない」と判断されることがあり、評価が下がる場合もあります。
本文
本文には「なぜ応募したいと思ったのか」という背景と、「インターン参加後にどのような取り組みがしたいのか」という展望を記入します。
本文は熱意を伝えられる重要な部分ですが、つい長文になってしまうことがあるため、より短くシンプルな文章にすることを心掛けましょう。具体的には以下のような文章を書くことができます。
本文の例文
私は現在、〇〇大学の商学部にてマーケティングを専攻しています。
授業にて広告で人の心が動く瞬間について学ぶなかで、自ら人の心を動かせるような広告を作ってみたいと考えるようになりました。
そこで、貴社のインターンシップを通じて広告の基本から実際に出稿するまでを体験させていただきたく応募いたしました。
読みやすい文章を作成するには、実際に声に出して読んでみて、スラスラ、かつリズム良く読めるかチェックしてみることがコツです。そして、具体性のある文章になっているかどうかも確認しましょう。
- どれだけ削っても一文が長くなってしまいます。長い一文を短くするためのコツがあれば教えていただきたいです。
要点を明確にして不要な部分は削除する
長い文章を短くまとめるためには、一番伝えたいことを明確にすることが大切です。
文章を読み返し、何を伝えたいのか要点を見極めましょう。そのうえで、具体例や細かい説明を省き、大事な情報だけに絞ります。
また、難しい言葉や複雑な表現はシンプルな言葉に置き換え、いらない部分や重複する言葉を省きましょう。
伝えたいことが複数ある場合は、箇条書きにすると見やすくなります。さらに、誰に向けて書いているのかを意識し、読み手に必要な情報だけを残すようにするとすっきりした文章になります。
締めの文章
社会人としてメールを書く際、「相手の時間をいただく」という敬意を込めて、締めの文章を書くことが大切です。具体的には以下のような文章を書くことがあります。
締めの文章の例文
お忙しいなかと存じますが、ご検討のほどよろしくお願いいたします。
この文章があるかないかで、「相手のことを考えているか」という誠意を示すことができます。インターン参加についての内容を伝える文章ではありませんが、マナーとして最後に一文付け加えましょう。
署名:所属や氏名、連絡先などを記入
メールの最後に署名を記載します。署名には、以下のように所属や氏名、連絡先などを記入しましょう。
署名の例文
〇〇大学
△△(氏名)
住所:東京都◻︎◻︎区◻︎◻︎
電話番号:XXX-XXXX-XXXX
メールアドレス:XXXX@sample.com
署名を記載しておくことで、インターンの採用担当者が緊急で連絡したいときや、電話をしたいときなどに連絡がしやすくなります。また、連絡先を聞くための連絡が不要になるため、担当者の手間も減らすことが可能です。
署名には大学名、学部・学科、氏名、電話番号、メールアドレスを記載しましょう。住所は必須ではありませんが、面接や書類送付が予想される場合に加えると丁寧です。簡潔かつ連絡が取りやすい情報が理想です。
インターン参加前必須!
性格診断で自分の強みを確認しよう!
インターン前は自分の強み・弱みを把握して、職業適正を知ることが大切です。しっかり自己理解をしないと自分に向いていないインターンに参加することになりかねません。
そんな時は「性格診断」を活用してください簡単な質問に答えるだけで、あなたの性格を分析して、ぴったりの職業を診断できます。
性格診断を活用して有意義なインターンを過ごし、就活を成功させましょう。
・楽しく働ける仕事がわからない人
・時間をかけずに自己分析をしたい人
参加時以外も重要! インターンシップに関するメール文の書き方
参加時以外も重要! インターンシップに関するメール文の書き方
- 「確認しました」を伝える返信メール
- 「楽しみにしています」を伝えるメール
- インターンの日程調整メール
- インターン参加後のお礼メール
インターンに関するメールは参加時だけではありません。その後の返信や日程調整、参加後など、さまざまな場面でメールを送る機会があります。参加時以外は正しくメールを書けていないとならないよう、一通一通正しい書き方を心掛けなければいけません。
ここからは、参加時以外のインターンに関するメール文の書き方を解説します。どのような局面でも失礼のないよう、正しいメールの書き方を把握しておきましょう。
「確認しました」を伝える返信メール
インターン先企業の担当者から連絡を受け取った際、返信しないのはNGです。担当者にとっては、メールを受け取れたのかどうかわからず、不安が残ってしまうからです。
そのため、担当者から連絡を受け取った際は「確認しました」という意思を伝えるメールを送る必要があります。具体的には以下のようなメール文面になります。
「確認しました」を伝える返信メールの例文
〇〇 人事部 △△様
お世話になっております。
〇〇大学の△△です。
インターンの内容についてご共有いただきありがとうございます。
当日までに拝見し、よく理解しておくようにいたします。
引き続きよろしくお願いいたします。
—————-
〇〇大学
△△(氏名)
住所:東京都◻︎◻︎区◻︎◻︎
電話番号:XXX-XXXX-XXXX
メールアドレス:XXXX@sample.com
—————-
このように、短い文章でかまわないため、メールを受け取ったことを伝える返信は必ずするようにしましょう。
「楽しみにしています」を伝えるメール
インターンへの参加が決定後、自身の気持ちを文章にすることで担当者に熱意を伝えることができます。特に「楽しみにしている」という気持ちは、受け手にとってもありがたい言葉です。
そのため、インターンへの参加が決定し、諸々の調整を終えた後、最後に「楽しみにしている」という気持ちを伝える文章を送ることをおすすめします。具体的には以下のような文章です。
「楽しみにしています」を伝えるメールの例文
〇〇 人事部 △△様
お世話になっております。
〇〇大学の△△です。
インターンシップについてご調整いただきありがとうございます。
インターン当日は楽しみにしております。
どうぞよろしくお願いいたします。
—————-
〇〇大学
△△(氏名)
住所:東京都◻︎◻︎区◻︎◻︎
電話番号:XXX-XXXX-XXXX
メールアドレス:XXXX@sample.com
—————-
このように、何かの返信に対して一文添えるだけで十分です。「今から送るメールがインターンまでの最後のメールになるかもしれない」と判断したら、「楽しみにしている」という旨を伝える一文を添えましょう。
- インターンの参加メールで意気込みなどはアピールしても問題ありませんでしょうか。
表現方法に注意すれば意気込みをアピールしても問題ない
インターン参加メールで意気込みをアピールすることは問題ありません。せっかくであれば、単に「がんばります。」と抽象的な表現ではなく、具体的に企業の取り組みに言及したり、インターンで得たい経験などを言葉にして伝えましょう。
過度な自己アピールや他社との否定的な比較、砕けた表現、絵文字、感嘆符をつけ過ぎてしまうことなどは避けて、あくまでもビジネスメールであることを意識した文章を作成するように気をつけましょう。
インターンの日程調整メール
インターンに参加するにあたって、長期の場合はいつから可能か、短期の場合はいつであれば可能かという日程を調整する必要があります。
日程調整をするにあたって大切なことは、自ら候補日を複数提示することです。「いつなら可能でしょうか」といったメールを送ると、相手に可能な日程を探す手間を与えてしまうことになります。そのため、自ら候補日を複数提示することは必ずおこないましょう。
具体的には以下のような文章を書きます。
インターンの日程調整メールの例文
〇〇 人事部 △△様
お世話になっております。
〇〇大学の△△です。
インターンシップに参加させていただけることに感謝いたします。
ぜひ日程調整をさせていただければと思います。
私は以下の日程が可能です。
・〇月 〇日 (〇曜日)⋅午前9:00~午後6:00
・〇月 〇日 (〇曜日)⋅午前9:00~午後6:00
・〇月 〇日 (〇曜日)⋅午前9:00~午後6:00
お手数おかけしますが、ご確認のほどよろしくお願いいたします。
—————-
〇〇大学
△△(氏名)
住所:東京都◻︎◻︎区◻︎◻︎
電話番号:XXX-XXXX-XXXX
メールアドレス:XXXX@sample.com
—————-
このように自ら候補日程を送ると、担当者はそのなかなから都合が良い日程を選ぶだけとなるため、「こちらの手間を省いてくれている」と感謝される可能性が高まるのです。
なお日程を送る際は、日にちや時間の入力ミスには気を付けましょう。
インターン前にあなたが受けないほうがいい職業を確認してください
・楽しく働ける仕事がわからない人
・時間をかけずに自己分析をしたい人
インターン参加後のお礼メール
インターンは担当者が入念な準備をしたうえで開催されます。参加者はインターンという機会をもらえているという認識を持つことが大切です。
そして、その感謝はメールでも伝えましょう。具体的には以下のような文章を作成します。
インターン参加後のお礼メールの例文
〇〇 人事部 △△様
お世話になっております。
〇〇大学の△△です。
このたびは貴社のインターンシップに参加させていただきありがとうございました。
特に、営業実践プログラムではビジネス本では学べない内容を実践で学ぶことができ、大変有意義な時間を過ごさせていただきました。
貴社の新卒採用選考にもぜひ応募したく存じますので、引き続きよろしくお願いいたします。
—————-
〇〇大学
△△(氏名)
住所:東京都◻︎◻︎区◻︎◻︎
電話番号:XXX-XXXX-XXXX
メールアドレス:XXXX@sample.com
—————-
上記のように、感謝の一文と得た学びを共有することでお礼を伝えることができます。また、新卒採用の選考に応募したいと感じた場合はその旨も伝えるのが良いでしょう。
インターンシップのお礼メールは、インターンシップが終了した当日か、遅くても翌日までに送るのが理想的です。早めに送ることで感謝の気持ちを伝えることができ、企業にも好印象を持ってもらえます。
インターンの後にメールを送るべきか迷う人もいると思います。以下のQ&Aではキャリアコンサルタントがインターン終了後にメールを送ることの重要性を解説しているので、ぜひ参考にしてください。
なお、インターンへの参加が決定後、辞退する際にもメールを送る必要があります。実際にメールを作成する際に、具体的にどのようなメールを送れば良いかわからないと悩まないよう、以下の記事をチェックしておきましょう。
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低評価のリスクを避ける! インターンシップの参加メールに関するマナー
低評価のリスクを避ける! インターンシップの参加メールに関するマナー
インターンの参加メールは正しい書き方だけでなく、守るべきマナーがあります。このマナーを守られていないと低評価のリスクが高まり、選考に落ちる可能性が高くなってしまうのです。
ここからは、インターンの参加メールに関するマナーを解説します。書き方だけでなく、送信の方法に関することも含まれるためチェックしておきましょう。
来たメールにはできる限り返信する
どのような内容でも、来たメールにはできる限り返信しましょう。
インターンに関するメールのなかには、必ずしも質問形式ではなく、連絡事項を共有する目的のものもあります。たとえば、インターンの実施内容や日時など、一方的な共有事項が記載してあるメールが送られてくることもあるのです。
その際、返信すべきか迷うことがありますが、送り主に「確認しました」という意思を伝える意味も込めて返信しましょう。
しかし、なかには「返信不要」と記載があることがあります。その場合は返信する必要はありません。
フォーマルな言葉遣いで文章を作成する
インターン参加時は大学生ではあるものの、企業の担当者とメールのやり取りをするため、社会人としてフォーマルな言葉遣いで文章を作成することが求められます。
ビジネスシーンのメールに慣れていないと、無闇に敬語を使ったり、反対に友達と連絡するような文章でメールを作成したりしてしまうことがあります。
その場合、企業側に「礼儀がなっていない」と思われるだけでなく、「入社後に顧客に同じようなメールを送ってしまうのではないか」と考えられ、低評価を付けられる可能性が高まってしまうのです。
礼儀正しい文章を作成するためにも、正しい敬語やフォーマルな言葉遣いを学び、適切な文章を作成できるようにしましょう。
言葉遣いのなかで「御社」と「貴社」の使い分けがわからないと感じる人もいるのではないでしょうか。以下の記事では「御社」と「貴社」の違いや、間違えた場合の影響などについて解説しています。
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インターンの参加メールを作成する際に使用を避けるべき言葉遣い
普段何気なく使っている言葉のなかには、インターンの参加メールでは使用を避けるべき言葉遣いがあります。それらはカジュアルな言葉遣いが多く、ビジネスシーンでは不適切と考えられているからです。
たとえば、以下のような言葉遣いはカジュアルととらえられ、低評価のリスクが高まってしまいます。
NGな言葉遣い | 言い換え例 |
---|---|
了解しました | 承知いたしました |
大丈夫です | かしこまりました/問題ございません |
すみません | 申し訳ございません |
わかりました | 承知いたしました/かしこまりました |
なるほど | 理解いたしました |
ご苦労様です | お世話になっております |
上記は一部に過ぎませんが、避けるべき言葉があるということを認識し、不安を感じたら都度調べるようにしましょう。
使用を避けるべきとまではいかないかもしれませんが、「〜させていただいてよろしいでしょうか。」という表現で確認するのではなく、「〜させていただきたく、ご検討いただけると幸いです。」と表現することができると、きちんと敬語を使うことができていると安心感を伝えることができます。
24時間以内の返信を心掛ける
企業側の担当者からメールが来たら、できる限り24時間以内の返信を心掛けましょう。特に日程調整や確認事項など、担当者のスケジュールに影響するものはできる限り早い返信が大切です。
メールを返信しない時間が長いと、企業の担当者の待ち時間、すなわち何もできない時間が発生してしまい、メールの内容に関する物事が進まなくなってしまうのです。自分の不注意で多くの人に迷惑をかけてしまうことになるため、できる限り早い返信が求められるのです。
手が空いているときはその時点で、忙しいときはどれだけ遅くても24時間以内に返信するということを心掛けましょう。
重要なメールの返信が遅れると、「対応が遅い」「緊急時の対応力が低い」と判断される可能性があります。そして、インターンや本選考でマイナス評価につながり、選考に影響することも考えられます。迅速な返信を心掛けましょう。
返信する際は「全員に返信」を選択する
返信をする際、画面には「返信」と「全員に返信」の両方が表示されることがあります。「全員に返信」が表示される場合は、「全員に返信」を選択してメールを送りましょう。
メールには「CC(カーボンコピー)」という、直接の宛先ではない関係者にもメールが届くようにする機能があります。「全員に返信」ではなく「返信」を選択した場合、宛先となる人にしか届かなくなり、企業側の情報の共有がしにくくなってしまうのです。
評価に影響するほどのものではありませんが、企業側の意図を考慮し、インターンの参加に関するメールで返信する際は「全員に返信」を選択するようにしましょう。
読者の読みやすさを意識して改行などを活用する
インターンの参加メールを送る際、内容だけでなく、文章の読みやすさも意識する必要があります。どれだけ熱意のこもった内容でも、読みにくい文章を書くと伝えたいことを伝えられなくなってしまうからです。
具体的には一つの内容に関する文章が終わったら、段落を分けましょう。そして、一つの文章が3行以上にならないよう調整することで読みやすいメールを作成できるようになります。
インターンの参加メールは中身だけでなく、見た目も読みやすさにつながるため、見た目を整える意識を持ってメールを作成してみましょう。
採用経験者が解説! 企業側が持つインターンシップの参加メール評価基準
インターンの参加メールは選考の評価に影響する可能性があります。文章作成能力や言葉遣い、相手への対応などから、応募者の能力を確認することができるからです。
しかし、「具体的にどのような評価基準で参加メールが見られるかわからない」と疑問を持つ人もいると思います。
ここからは、企業側が持つインターンの参加メールの評価基準について、採用経験のあるキャリアコンサルタントの板谷さんに解説してもらいます。評価基準を満たすためには、まずは評価基準を知ることが大切となるため、ぜひ参考にしてください。
アドバイザーコメント
板谷 侑香里
プロフィールを見る正しく敬語を使うことや丁寧な説明は高評価につながる
インターン生とのメールでのやり取りの時点で、敬語を正しく使用することができていないと、「顧客対応などの部門で実際に体験していただくのは難しいかもしれない」という判断になることがあります。
メールに添付して資料を送る際に「書類送ります。」という一言だけや、ただメール添付だけだと、適当な対応であるという印象を与えてしまいがちです。一方で、挨拶や名前を名乗った後に「先日ご連絡をいただいた件について、必要書類を本メールにて添付させていただきました。」と言葉を添えるだけでも丁寧な印象を与えます。
メールの書き方や送る時間帯から思いやりのある行動ができるかどうか見極められる
日程調整に関しても、ピンポイントで日付指定をするのではなく、複数の日程候補を提示することで、相手の状況を思いやっていることやコミュニケーション能力があるということを自然とアピールすることができます。
メールの時間帯もできる限り深夜や朝方などの時間帯ではなく、一般的な企業の営業時間内に送るようにしましょう。
確認必須! インターンシップの参加メールのNG例文
確認必須! インターンシップの参加メールのNG例文
- 基本的な文章構成がなっていないNG例文
- カジュアルな言葉遣いをしているNG例文
- 改行を使用せず読みにくい文章になっているNG例文
ここまでインターンの参加メールの基本的な書き方やマナーについて解説してきましたが、これらを満たせていないメールは低評価となる可能性があります。しかし、いざメールを書いてみると「具体的にどのようなメールがNGとされるのかがわからない」と悩む人もいると思います。
そこでここからは、インターンの参加メールのNG例文を解説します。どのようなメールがNGとされるかを確認して、正しく書けるようにしましょう。
基本的な文章構成がなっていないNG例文
基本的な文章構成がなっていないNG例文
TO〇〇〇〇@theport.jp
CC
件名はじめまして。
私は〇〇大学の△△と申します。
このたびは貴社のインターンシップに参加させていただきたくご連絡しました。
よろしくお願いいたします。
前述のとおり、インターンの参加メールは以下のような構成で作成することで、社会人としてのマナーを守りながら、わかりやすい文章を書くことができます。
インターンの参加メールの構成
- 件名:要件をまとめて短くシンプルに
- 宛先:略さず正式名称を記入
- 本文:一文を短くかつ具体的に
- 署名:所属や氏名、連絡先などを記入
しかし、上記の例文では、まず件名から企業側は何のメールかを把握できません。また、「インターンに参加したい」という希望は伝わるものの、そう考えた背景や、インターンを通してやりたいことなどが記載されてなく、簡素すぎるメールとなってしまうのです。
そのため、まずはインターンの参加メールの基本的な構成を理解したうえで、構成に沿った文章を書けるようにしましょう。
企業側はメールから、インターン参加希望者の態度や意識を見ています。そのため内容が簡素で構成がなっていない場合、真剣さやマナーに欠けているという印象を持ちます。
限られた人数しか受け入れられない場合は、選考の段階でほかの応募者を優先することも考えられます。
カジュアルな言葉遣いをしているNG例文
カジュアルな言葉遣いをしているNG例文
TO〇〇〇〇@theport.jp
CC
件名インターンシップに参加したい
はじめまして!
〇〇大学の△△です!
このたびは貴社のインターンシップに参加したいなって思って連絡しました。
僕は〇〇大学でマーケティングを専攻していて、貴社のインターンではマーケティングをさらに学べると感じて、ぜひ参加してみたいと思いました。
当日は座学からだけでなく、社員さんにも話を聞いてたくさん学びたいと思います!
上記の例文では「!」や「参加したいなって思って」など、友人や先輩に連絡するときのようなカジュアルな言葉が使われています。
インターンの参加メールの送信先は企業の担当者であり、初対面の相手となります。そのような人にカジュアルな言葉遣いは失礼に値する可能性があるため、フォーマルな言葉遣いを意識しましょう。
改行を使用せず読みにくい文章になっているNG例文
改行を使用せず読みにくい文章になっているNG例文
TO〇〇〇〇@theport.jp
CC
件名インターンシップの参加について
はじめまして。〇〇大学の△△と申します。このたびは貴社が開催する1dayインターンに参加させていただきたくご連絡しました。私は大学で建築を専攻しているのですが、実務に活かせるようなスキルや知識は身に付けられていないと感じています。そこで、貴社のインターンを通じて実務でも活用できる建築に関するスキル・知識を身に付けたいと思いました。どうぞよろしくお願いいたします。
—————-
〇〇大学
△△(氏名)
住所:東京都◻︎◻︎区◻︎◻︎
電話番号:XXX-XXXX-XXXX
メールアドレス:XXXX@sample.com
—————-
上記の例文は、内容自体は構成に沿って作られていて、インターンの参加メールとしてふさわしいものです。しかし改行がないことから、読みづらい文章となっています。
上記の例文に適切な改行を加えると以下のようになります。
改行が加わったOK例文
TO〇〇〇〇@theport.jp
CC
件名インターンシップの参加について
はじめまして。
〇〇大学の△△と申します。
このたびは貴社が開催する1dayインターンに参加させていただきたくご連絡しました。
私は大学で建築を専攻しているのですが、実務に活かせるようなスキルや知識は身に付けられていないと感じています。
そこで、貴社のインターンを通じて、実務でも活用できる建築に関するスキル・知識を身に付けたいと思いました。
どうぞよろしくお願いいたします。
—————-
〇〇大学
△△(氏名)
住所:東京都◻︎◻︎区◻︎◻︎
電話番号:XXX-XXXX-XXXX
メールアドレス:XXXX@sample.com
—————-
このように、改行が加わることで読みやすくなり、より伝えたいことを伝えられるメールを作成できるようになります。
そもそも、無断欠席であったり、きちんとした理由の説明もなく、直前のキャンセルやお休みに関する連絡はNGです。もし、キャンセルをする際は、ビジネスマナーに則った文面で、理由の説明や謝罪の姿勢を持って対応しましょう。
就活のプロが解説! インターンシップの参加メールで志望度の高さを伝える方法
インターンの参加メールからも志望度の高さを伝えることは可能です。メールでも高い志望度をアピールすることで、選考の評価が高くなる可能性があります。
しかし、具体的にどのようにしたら参加メールから志望度の高さをアピールできるかわからない人もいると思います。
ここでは、就活のプロであるキャリアコンサルタントの野村さんに、インターンの参加メールで志望度の高さを伝える方法を聞いてみました。知っておいて損はないものであるため、インターンに参加したいと考える人はチェックしておきましょう。
アドバイザーコメント
野村 芳克
プロフィールを見るエピソード付きの具体的な動機や目標は志望度の高さが伝わりやすい
インターンの参加メールで志望度の高さを伝えるには、具体的な動機やインターンでの目標を明確に表現することが重要です。たとえば、自己紹介に続けて「なぜ貴社のインターンに関心を持ったか」「参加を通じて何を学びたいか」を具体的に述べると、志望度がより伝わります。
私が採用担当者で好印象を持つメールの例は、応募者が会社の事業内容や特徴をしっかり理解し、自分の目標と関連付けている内容です。
たとえば、「貴社が提供する製品を以前から利用しており、その技術力に惹かれました」といった具体的なエピソードや、「顧客志向の姿勢を学び、実際の現場で役立てたい」という具体的な目標が盛り込まれていると、自社への理解と真剣な思いが伝わりやすいです。
礼儀正しく丁寧な言葉遣いも志望度を伝える一つの手段
また、丁寧で礼儀正しい言葉遣いも好印象を持たれます。長すぎず簡潔に、自分の志望度と成長意欲が伝わる内容を心掛けると、相手に強い意欲を伝えられ、選考においてもプラスに働きやすくなるでしょう。
焦らず適切な行動を! インターンシップの参加可否の返信を忘れた場合の対応
インターンに関するメールのなかには、インターンの参加可否に関する内容のものがあることがあります。参加するのであれば、指定された期日までに必ず返信しなくてはいけません。
しかし、このようなインターンの参加可否に関するメールの返信を忘れてしまったということも考えられると思います。
参加可否のメールへの返信を忘れてしまった場合は、メールでの返信に加えて以下のような内容の電話もすることをおすすめします。
期日を過ぎてしまったときに電話する際の例文
お忙しいところ失礼いたします。〇〇大学〇〇学部の港 太郎と申します。
この度、御社のインターンシップへの参加可否の返信を〇月〇日までにお送りする必要があったところ、期日を過ぎてしまいましたこと、誠に申し訳ございません。
改めてご連絡させていただきましたが、まだ参加のご連絡をさせていただくことは可能でしょうか?
お忙しい中お手数をおかけし、申し訳ございません。何卒よろしくお願いいたします。
上記のように、電話をする際は謝罪のうえ参加可能かどうかを質問しましょう。
志望度の高さを伝えられるインターンシップの参加メールを書こう
インターンの参加メールはただの連絡手段ではなく、志望度の高さを伝える貴重なものとなります。そのため、きちんと正しい書き方やマナーを守ったうえで、インターンに対する自分の気持ちを伝えることが大切です。
志望企業のインターンにより確実に参加するためにも、志望度の高さが伝わる参加メールを書いて、就職に一歩近づけるようにしましょう。
アドバイザーコメント
郡山 かおり
プロフィールを見るインターンの参加メールは第一印象を決める大切なもの
インターンの参加メールは、あなたの第一印象を決める大切なものです。そのため、企業に対して礼儀正しく、かつ自分の意欲や適性をしっかり伝えていきましょう。
最初は文章が長く、表現がカジュアルになり、うまく書けないこともあると思います。しかし、書いた内容を何度も見直すことで、基本的なビジネスメールが書けるようになります。
構成やマナーを守りつつ志望度の高さを伝えられる参加メールを作成しよう
本文にもあるように、構成を意識することが重要です。焦らず一つずつ確認して作成しましょう。
メールが書けたら、誤字脱字や敬語の使い方、宛先の間違いがないかを必ず確認します。メールを送る際は、毎回チェックしてから送信するようにしましょう。
また、メールを送る時間帯にも配慮が必要です。企業の営業時間内に送ることを心掛けましょう。深夜に送り、社用の携帯電話に連絡が行く場合もあるので、相手に配慮した行動を取ることが大切です。
自分の思いを自分の言葉で作成することで、企業に対して真剣な思いが伝わるはずです。今の努力は未来につながっています。頑張ってください! 応援しています。
執筆・編集 PORTキャリア編集部
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記事の編集責任者 熊野 公俊 Kumano Masatoshi
3名のアドバイザーがこの記事にコメントしました
Office KAORI代表/キャリアコンサルタント
Kaori Koriyama〇キャリアアドバイザーとして高校での進学・就労支援、理系大学や専門学校での就職活動支援に従事。就活マナーやメンタルヘルスに関する講座を実施。新入社員研修や自治体研修も担当
プロフィール詳細キャリアコンサルタント/コラボレーター代表
Yukari Itaya〇未就学児から大学生、キャリア層まで多様な世代のキャリアを支援。大企業からベンチャー、起業・副業など、幅広いキャリアに対応。ユニークな生き方も提案するパーソナルコーチとして活躍
プロフィール詳細キャリアコンサルタント/キャリアシンク・オフィス代表
Yoshinori Nomura〇IT業界・人材サービス業界でキャリアコンサルタントの経験を積む。培ったノウハウをもとに、その後はNPO支援団体として一般企業人の転職相談・就活生への進路相談を担う
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