SPI 英語「和文英訳」の練習問題5問と解き方! 就活の専門家の解説付き

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高尾 有沙
キャリアコンサルタント
Arisa Takao〇第二新卒を中心にキャリア相談を手掛け、異業種への転職をサポートする。管理職向けの1on1やコンサルティング業界を目指す新卒学生の支援など年齢や経歴にとらわれない支援が持ち味。キャリア相談の傍らWebテスト対策のサポートをおこなう

SPI英語の「和文英訳」は、提示された日本語の文章を正しく英訳し、選択肢から選ぶ問題です。単語や熟語の知識はもちろん、文法に関する高い解像度も求められます。

この記事では、Webテスト対策のサポート経験を持つキャリアコンサルタントの高尾さんとともにSPIの「和文英訳」の解き方について解説していきます。問題を解く際に注意して見るべきポイントについても解説しているので、ぜひ「和文英訳」の対策に役立ててください。

記事の後半には練習問題を5問用意しています。「和文英訳」を解いたことがない人や、得意科目にしたいと考えている人は一度挑戦してみましょう。

よりSPIの本番をイメージして対策したい人は、SPI対策模試にも挑戦してみてください。

【コンテンツの制作・チェック・監修体制について】
Webテストコンテンツは、生成AI(人工知能)も活用しながら社内の編集部メンバーが作成したオリジナルの問題となります。チェック・監修体制としては、1問につき、Webテストに精通した外部パートナー最低2人のチェック、Webテストを得意領域とするキャリアコンサルタントによる最終チェックと監修をおこなっています。

SPI「和文英訳」の概要

  • 問題パターン:和文英訳
  • 1問あたりの時間:30~45秒程度
  • 形式ごとの出題頻度:テストセンター(中)ペーパーテスト(高)Webテスティング(出題無し)
SPI 英語「和文英訳」の解き方をわかりやすく教えてください!

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高尾 有沙

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出題者の意図を読み取る視点を持とう!

SPIの英語(和文英訳)は、文学的な表現力ではなく、「文法ルールへの忠実さ」が問われます。「なんとなく雰囲気が合っている」選択肢を選ぶと、ひっかけ問題に足元をすくわれます。

たとえば、「少ない」という日本語を見たとき、それが数えられるものなら「few」、数えられないなら「little」という判断を瞬時におこなう必要があります。また、「〜のために」という表現も、後ろに文が続くなら「Because」、名詞だけなら「Due to」と使い分けます。

問題文の日本語を見た瞬間に、「これは比較級の否定を問うているな」「これは仮定法だな」と、出題者の意図(ターゲットとなる文法事項)を見抜く視点を持ってください。単語の意味をつなぎ合わせるのではなく、文の骨組み(構文)を意識して選択肢を吟味することが重要です。

覚えておきたい! 「和文英訳」を解くヒントになるイディオム一覧

イディオムというのは、日本語でいう慣用句や成句にあたる2つ以上の単語が組み合わさることで特別な意味を持つフレーズのことです。「和文英訳」を解く際、特定のイディオムを知っているだけで選択肢を瞬時に絞り込めることも珍しくありません。

ここでは、SPIで出題されやすい代表的なイディオムを一覧形式で紹介します。知らない表現がないか、一つひとつ丁寧に確認していきましょう。

重要イディオムリスト
イディオム意味
make sense意味をなす、理解できる
take place(行事などが)おこなわれる、開催される
play a role (in)(~において)役割を果たす
take account of~を考慮に入れる
refer to~に言及する、~を参照する
stand for~を表す、象徴する(略語など)
consist of~から成る、構成されている
apply for~に申し込む、出願する
suffer from~(病気など)に苦しむ
concentrate on~に集中する
contribute to~に貢献する、~の一因となる
amount to総計~になる、結局~に等しい
call for~を必要とする、要求する
give up -ing~することをあきらめる
figure out~を理解する、解決する
run out of~を使い果たす
do without~なしで済ます
keep up with~に遅れずについていく
look up to~を尊敬する
look down on~を見下す
get along with~とうまくやっていく
catch up with~に追いつく
come up with(アイデアなどを)思いつく
put up with~を我慢する(endureと同義)
take part in~に参加する
take advantage of(機会などを)利用する
make up for~の埋め合わせをする、償う
look forward to -ing~するのを楽しみに待つ
get used to -ing~することに慣れる
by no means決して~ない
anything but決して~ない(~どころではない)
nothing but~にすぎない(onlyと同義)
for the time being当分の間、とりあえず
in the long run長い目で見れば、結局は
to begin withまず第一に
on the contraryそれどころか、これに反して
out of the question論外である、不可能である

SPI 英語「和文英訳」練習問題5問|高尾さんによる解き方の解説付き!

ここからは、高尾さんの解説も交えつつ、SPI 英語「和文英訳」の練習問題を5問紹介します。演習を通して日本語文を英訳する感覚をつかんでいきましょう。

また、初めて「和文英訳」に挑戦する人は、先に「問題を解く前に確認! 和文英訳の解答のコツ」を確認してから問題に進むのがおすすめです。

問題1(難易度:★★★☆☆)

問題

次の日本文に最も合う英文を、選択肢の中から一つ選びなさい。

すべての参加者がその結果に満足したわけではない。

選択肢


正解:C
日本文は「すべての参加者が満足したわけではない」という一部を否定する部分否定の文である。英語で「すべてが~というわけではない」と表現するには、not all を用いる。

選択肢Bのnoneや選択肢Eのnoは「誰も~ない」という全否定になるため、文意が異なる。

選択肢Cのnot allは部分否定を表しており、原文に最も合致する。everyやallの前に否定語を置くことで、一部を否定するニュアンスになることをとらえる必要がある。

よって、Cが正解である。

高尾 有沙

プロフィール

すべて~ではない」という日本語は、一部はそうだが一部は違うという「部分否定」です。英語ではnot allやnot every
で表現します。

一方、NoneやNoは「誰も~ない」という「全否定」になるため、この違いを明確に区別して覚える必要があります

時間短縮のため、「和文のトリガーとなる言葉」→「英語の型」への変換をすぐおこなえるようにしましょう。

問題2(難易度:★★★☆☆)

問題

次の日本文に最も合う英文を、選択肢の中から一つ選びなさい。

この新しい映画は、昨日見たものほどおもしろくないかもしれない。

選択肢


正解:C
日本文は「~ほど……ない」という、比較を用いた否定の表現である。英語で「AはBほど~ではない」と表す場合、「not as+形容詞+as」の構文を用いるのが一般的である。

選択肢Cのnot be as interesting as …は、「……ほどおもしろくない」という意味になり、日本文の意図を正確に反映している。

選択肢BやEは「よりおもしろい」という比較級の肯定文であるため、意味が逆になる。

よって、Cが正解である。

高尾 有沙

プロフィール

AはBほど~ではない」という表現は、not as (so) + 形容詞 + asの構文を使います。

これはSPI英語の鉄板問題です。選択肢には比較級(more … than)を使ったひっかけがよく出ますが、肯定の比較級だと「Aの方がすごい」という意味になってしまうので注意が必要です

時制・助動詞(might/will)も合わせて確認し、意味の向きを明らかにするクセを付けましょう。

問題3(難易度:★★★★☆)

問題

次の日本文に最も合う英文を、選択肢の中から一つ選びなさい。

彼は決して嘘をつくような人ではない。

選択肢


正解:A
英文は「彼は決して嘘をつくような人ではない」という意味を表す必要がある。the last person to doは「最も~しそうにない人」という、強い否定を表す慣用的な表現である。直訳すると「~する最後の人」となるが、そこから転じて「決して~しない」という文意になる。

選択肢Bのthe first personは「最初に~する人」、選択肢Eのthe most likely personは「最も~しそうな人」という逆の意味になるため、不適切である。文法的な慣用句の知識が求められる問題である。

よって、Aが正解である。

高尾 有沙

プロフィール

the last person to doは頻出の重要イディオムです。「直訳:最後に~する人」→「意訳:最も~しそうにない人」「決して~しない人」という論理展開を理解しましょう。

逆に「最も~しそうな人」はthe first person to doではなく、the most likelyなどの言葉を使います。

慣用は直訳せず意味で覚えるのが肝です。紛らわしい選択肢は語感でなく意味で判断しましょう。

問題4(難易度:★★★★☆)

問題

次の日本文に最も合う英文を、選択肢の中から一つ選びなさい。

来週訪問する予定の都市は、以前住んでいたところほどにぎやかではないだろう。

選択肢


正解:A
日本文は、未来の予測と「以前住んでいた場所」との比較を含んでいる。ここでも「not as+形容詞+as」の形を用いるのが適切である。

選択肢Aのwon’t be as lively as …は、「……ほどにぎやかではないだろう」という未来の否定的な比較を表しており、文意に合致する。

選択肢Bは「以前住んでいた都市のほうがにぎやかではなかった」という逆の意味になる。関係代名詞を用いた修飾構造を正確に読み解く必要がある。

よって、Aが正解である。

問題5(難易度:★★★★☆)

問題

次の日本文に最も合う英文を、選択肢の中から一つ選びなさい。

多忙なスケジュールにもかかわらず、彼は地元のボランティア活動に参加するために時間を割いた。

選択肢


正解:B
日本文の「~にもかかわらず」という逆接のニュアンスを、いかに正確にとらえるかが重要である。英語でこの意味を表す前置詞にはdespiteやin spite ofがある。

選択肢Bは文法的にも意味的にも正しい。

選択肢Aのdue toは「~のため」という原因を表し、選択肢Cのinstead ofは「~の代わりに」となるため不適切である。

選択肢Dのneverthelessは副詞であり、前置詞のように名詞を続けることはできない。

選択肢Eのalthoughは接続詞であるため、後ろに節を置く必要がある。

高尾 有沙

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Despite(前置詞)Although(接続詞)の使い分けは超頻出です。どちらも「~だけれども」「〜にもかかわらず」という意味ですが、後ろに「名詞(句)」がくるなら「Despite/In spite of」、後ろに「主語+動詞(節)」がくるなら「Although/Though」と覚えておきましょう。

似た言葉でNeverthelessがありますが、こちらは副詞です。ここでは”his busy schedule”という名詞句が続いている点に注目します。

こういった問題では、まず「論理(逆接)→品詞選択→構文適合の確認」の順で機械的に判定しましょう。

練習問題が解けたら、次はSPI模試に挑戦して実力をチェックしてみましょう。

SPI 英語「和文英訳」を対策する際のポイント

アドバイザーのリアル・アドバイス!4つの視点での消去法が対策の秘訣

キャリアコンサルタント

高尾 有沙

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SPI英語の正答率を安定させるコツは、選択肢を比較する際に「チェックポイント」を持つことです。以下の4つの視点で消去法をおこないましょう。

①時制と仮定法の「時間軸」チェック
日本語の「〜したほうが良い(未来・提案)」ならshould doですが、「〜すべきだった(過去の後悔)」ならshould have doneought to have doneといった完了形が必要です。

また、「もし〜だったら(実際は違う)」や「〜であれば(願望)」という日本語が含まれる場合は、現実とは異なることを表す仮定法のルール(時制を過去にずらすなど)が正しく適用されているかを確認します。

②比較表現のバリエーション
単なる比較(〜より大きい)だけでなく、「Aほど〜なものはない(=Aが一番だ)」という否定語を用いた最上級表現や、「AはBほど〜ない(not as…as)」といった定型パターンは頻出です。

これらは文の形が決まっているので、構文ごと覚えて瞬時に反応できるようにします。

③「数」と「接続」の文法トリガー
名詞がmoneyやinformationなら不可算(much,little,amount)で、名詞がpeopleやopportunitiesなら可算(many,few,number)になります。

また、選択肢の中にAlthough(接続詞)とDespite(前置詞)が混在していたら、空欄の後ろを見ます。「S+V」があるなら接続詞、「名詞のみ」なら前置詞が正解です。BecauseとBecause ofも同様です。

④否定の範囲(全否定 vs 部分否定)
いつも〜ではない(部分否定)」なのか「まったく〜ない(全否定)」なのか。not alwaysとneverの違いを見落とさないようにします。

日本語の「〜わけではない」という表現を見たら、即座に部分否定の構文を探す準備をしてください

和文英訳以外の練習問題も解いてみよう!

SPIは多くの分野に分かれています。練習問題を繰り返し解いて、苦手を攻略しましょう。

各分野の問題が解けたら、最後にSPI模試に挑戦してみましょう。

執筆・編集 PORTキャリア編集部

明日から使える就活ノウハウ情報をテーマに、履歴書・志望動機といった書類の作成方法や面接やグループワークなどの選考対策の方法など、多様な選択肢や答えを提示することで、一人ひとりの就活生の意思決定に役立つことを目指しています。 国家資格を保有するキャリアコンサルタントや、現役キャリアアドバイザーら専門家監修のもと、最高品質の記事を配信しています。

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記事の編集責任者 熊野 公俊 Kumano Masatoshi

高校卒業後、航空自衛隊に入隊。4年間の在籍後、22歳で都内の大学に入学し、心理学・教育学を学ぶ。卒業後は人材サービスを展開するパソナで、人材派遣営業やグローバル人材の採用支援、女性活躍推進事業に従事。NPO(非営利団体)での勤務を経て、「PORTキャリア」を運営するポートに入社。キャリアアドバイザーとして年間400人と面談し、延べ2500人にも及ぶ学生を支援。2020年、厚生労働大臣認定のキャリアコンサルタント養成講習であるGCDF-Japan(キャリアカウンセラートレーニングプログラム)を修了

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