効率抜群なSPIの勉強法|出題形式と頻出問題を踏まえた対策を伝授

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  • キャリアコンサルタント/なべけんブログ運営者

    Ken Tanabe〇新卒で大手人材会社へ入社し、人材コーディネーターや採用、育成などを担当。その後独立し、現在はカウンセリングや個人メディアによる情報発信など幅広くキャリア支援に携わる

    プロフィール詳細
  • キャリアコンサルタント/ブルーバード合同会社代表取締役

    Junichi Suzuki〇1982年宮城県⽣まれ。⼤学卒業後、上場企業の営業・管理部⾨を経験し、家業を継ぐ。2017年にブルーバードを設⽴し、企業の経営支援などを展開する

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  • キャリアコンサルタント/性格応用心理士1級

    Minoru Kumamoto〇就職・転職サイト「職りんく」運営者。これまで300名以上のキャリア相談を受けた実績。応募書類や採用面接の対策支援をする他、自己分析の考え方セミナーを実施

    プロフィール詳細

この記事のまとめ

  • SPIは正確性とスピードの両方を向上させる勉強法で対策する
  • 時間内に解ききることを常に意識することがSPIを攻略する鍵
  • SPIの勉強は非言語問題の頻出問題が最優先

適性検査の中でも、SPIはとりわけ多くの企業で導入されているため、高確率で受検することになります。しかし、「SPIってどんな勉強をすれば良いのだろう」「対策の方法がわからない」という人もいますよね。

SPIは充分に対策をしたうえで受けなければ、企業が求める基準を下回ってしまうこともありえます。とはいえ、企業研究や面接練習などほかにもやるべき選考対策はたくさんあるので、SPIの勉強は短時間で効率良くおこなうのが理想です。

記事では、キャリアアドバイザーの鈴木さん、田邉さん、隈本さんと、効率的なSPIの勉強法を解説していくので、ぜひ参考にしてくださいね。

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目次

SPI対策は正確性とスピードの両方を向上させる勉強法を実践しよう

SPIは、単に正解するだけでなく、数多くの問題を時間内にこなさなければ良い成績にはつながりません。つまり、正確性とスピードの両方を鍛える勉強法を実践する必要があります。

この記事では、まず、SPIの概要や出題形式を解説します。基本情報を押さえたうえで、本番に向けた勉強スケジュールを立てましょう。基本の勉強方法を6ステップに分けて解説するので、参考にしつつ順序だてて取り組んでください。

さらに、非言語、言語問題やその他の問題、性格検査など、分野ごとに具体的な勉強法を例題付きで伝授します。これを読めば苦手分野をなくし自信を持って臨むことができます。

難関企業を狙う学生向けにハイスコアを取得する方法や、学生の状況別におすすめのコンテンツも紹介するので、自分に合う勉強法を見つけ、SPI試験を突破しましょう。

SPIは正確性だけでなく解くまでの時間も結果に関係しています。そのため対策をする時には、1問を解くのにどれくらいの時間がかかったのかスピードも意識して対策する必要があることを覚えておきましょう。

次の記事でも、SPIの苦手に打ち勝つ勉強方法を紹介しています。併せてチェックしてみて、最強の対策をしてみてくださいね。

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まずはおさえておきたい! SPIの基本情報

SPIという言葉は大抵の人が聞いたことがあると思います。しかし、実際どんなテストなのか、ほかのWEBテストと何が違うのか知らない人も多いですよね。

ここでは、SPIの基本情報について解説します。SPIについて理解を深め、やるべき対策を抽出していきましょう。

SPIの基本情報やほかの適性検査との違いはこちらの記事で詳しく解説しているので、併せて確認してくださいね。

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SPIの概要

SPIはSynthetic Personality Inventory(総合適性検査)の略です。リクルートマネジメントソリューションズが提供する適性検査で、年間で15,900社の企業が利用しています

基本的には書類選考の後に課されることが多く、場合によっては一次面接の後や最終面接前などに設定されることもあります。

問題の難易度はそれほど高くないと言われていますが、応用力を問う問題が多く、対策しなければ点数を取ることはなかなか難しいでしょう。

SPIの出題科目

SPIの内容は、大きく能力検査と性格検査の2つに分類されます。さらに、能力検査は基礎能力検査と英語検査、構造的把握力検査の3つに分かれます。

基礎能力検査と性格検査はSPIを実施しているほとんどの企業が取り入れているため、事前の対策は欠かせません。一方、英語検査と構造的把握力検査を取り入れている企業は限られています。

①基礎能力検査(言語分野・非言語分野)

基礎能力検査は業界や職種などの違いを問わず、共通して必要な知的能力を測る検査です。言語分野と非言語分野に分かれます。

言語分野とはいわゆる国語の問題で、語彙や長文読解などの力が問われます。

非言語分野とは算数や数学の問題で、文章題形式で出題されます。

基礎能力検査の内容

  • 言語分野:言葉の意味や文章の要旨を正しく理解できるか
  • 非言語分野:数的処理や論理的思考ができるか

いずれも対策が必要ですが、特に非言語分野は、日頃数字に不慣れな場合苦戦する人が多くいるため、対策が必要です。

②英語検査

SPIの英語検査では、語彙力・文法の理解力・文章の読解力という大きく3つを測定します。SPIを実施する企業では、必ずしも英語検査があるわけではなく、主に海外との取引が多い商社や外資系企業で出題されます

英語検査は回答方法が選択式になっており、形式はTOEICに似ています。TOEICと比較すると難易度は低く、センター試験レベルとされています。

SPIの英語検査の勉強法はこちらで詳しく解説しています。概要や形式を押さえたうえで、対策に取り組みましょう。

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鈴木 洵市

プロフィール

SPIの英語検査が実施される業界としては商社関連が多いです。また企業としては外資系の企業です。どちらも英語という語学をコミュニケーション手段として取り入れている企業が多くなっています。

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③構造的把握力検査

構造的把握力検査とは、物事の背後にある共通性や関係性を察知し、構造的に把握する力を測定します。内容の異なる複数の文章を仕分けする言語系と、計算の構造が似ている文章を仕分ける非言語系の2つに分類できます。

構造的把握力検査はSPIのオプション検査であるため、取り入れるかどうかは企業によって異なります。主に、コンサルティング、総合商社、広告代理店、不動産などの大手企業でおこなわれます。

構造的把握力はこちらの記事で解説しているので、受ける予定のある人はチェックしてみてくださいね。

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④性格検査

企業が採用基準で重視する項目

性格検査は、日頃の行動や考え方を問う質問が約300問出題されます。基礎能力検査と同様に多くの企業が取り入れており、対人関係の築き方や仕事に対する取り組み方を測っています。

企業としては優劣を付けるというより、企業の社風や文化にマッチ度や応募者に適した職種を見極めることを目的としていま

SPIと聞くと能力検査のイメージが強いかもしれませんが、性格検査を重視する企業も少なくありません。就職みらい研究所の就職白書2024データ集によると、能力適性検査の結果より、性格適性検査の結果を重視する企業が多いことがわかります。

性格適性検査の傾向や対策方法は、こちらの記事でも解説しているので併せて確認してくださいね。

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能力検査と性格検査、どちらが合否を決めるうえで重要なんですか?

能力検査と性格検査はいずれも合否に重要な要素として活用されている

それぞれの検査が重視される度合いは企業によって異なりますが、どちらの検査も同じくらい選考結果を左右する重要な要素として理解してください。

エントリーが多い大手企業や高いスキルが求められるコンサルなどでは、選考の初期段階で能力検査が重視されています。

性格検査は書類選考などの初期段階では重視されないものの、最終段階で結果を判断する指標として使用する企業が多いです。企業の風土とミスマッチと判断されると、選考落ちになってしまうこともあります。

このように、異なるタイミングでそれぞれの検査結果が重視されることを覚えておきましょう。

SPIの出題形式

SPIの出題形式

  • ペーパーテスティング
  • テストセンター
  • Webテスティング
  • インハウスCBT

一口にSPIといっても出題形式は4パターンあり、内容が異なります。そのため、各形式に応じた対策をしなければなりません。

基本的な問題内容は共通していますが、一部の形式でしか出題されない分野があります。また、回答方式や制限時間、電卓の使用可否などが異なります。

出題形式の違いを理解したうえで、勉強法に活かしましょう。

①ペーパーテスティング

ペーパーテスティング

  • 会場:企業
  • 受検に使うもの:紙
  • 回答方式:選択式(マークシート)
  • 所要時間:能力検査70分+性格検査30分=計100分
  • 問題ごとの制限時間:なし
  • 電卓の使用可否:不可

ペーパーテスティングは4つの中で唯一、マークシートで受検する形式になります。受検会場は企業になることが多く、会社説明会やセミナーの後に、大人数で一斉に実施される場合に用いられます

一問ごとの制限時間がなく、得意な問題から先に解くなど時間配分をすることができます。

②テストセンター

テストセンター

  • 会場:リアル会場もしくはオンライン会場
  • 受検に使うもの:パソコン
  • 回答方法:選択式
  • 所要時間:能力検査35分+性格検査30分=計65分
  • 問題ごとの制限時間:あり
  • 電卓の使用可否:不可

テストセンターはリクルートマネジメントソリューションズが運営する専用会場にて、パソコンで受検することができます。

2022年10月より、オンライン会場が設置されました。それによって、自宅で本人認証をし、有人監督のもと、パソコンで能力検査を受検することもできるようになりました。

従来通り、リアル会場での受検も実施しています。そのため、受検者はあらかじめ、自宅などで性格検査を受検し、能力検査の会場をオンライン会場か、リアル会場から選択します。リアル会場の場合は、全国に設置している会場から選んで、予約する必要があります。

構造的把握力検査をおこなうのは、テストセンターの場合のみです。

テストセンターで試験を受けても獲得点数はわかりませんが、ほかの企業の採用試験でも使うことができます。大手企業など比較的SPIの選考を通過した結果があれば、ほかの企業の選考試験でも有利に活用できるでしょう。

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③Webテスティング

Webテスティング

  • 会場:自宅
  • 受検に使うもの:パソコン
  • 回答方法:記述式が多い
  • 所要時間:能力検査35分+性格検査30分=計65分
  • 問題ごとの制限時間:あり
  • 電卓の使用可否:不可

Webテスティングは、受検者のパソコンを用いて受検することができます。電卓を使用して回答ができるので、ペーパーテスティングやテストセンターに比べると、問題の難易度は高めです。

基本的には企業にエントリーした後、応募者のメールにログイン用URLと受検者IDが送られてきます。受検締切日も記載されているので、それまでに都合の良い日時と場所で受けることができます。

Webテスティングは主流の形式のため、この形式で受検する可能性は高いです。都合の良い日時で受けられるため、受検を先延ばしにしてしまいがちです。期日までに余裕を持って実施しましょう。

WEBテストは形式によって、出題内容や難易度が異なるため、受けるテストに応じた対策を講じる必要があります。こちらで詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてくださいね。

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④インハウスCBT

インハウスCBT

  • 会場:企業
  • 受検に使うもの:パソコン
  • 回答方式:選択式
  • 問題ごとの制限時間:あり
  • 電卓の使用可否:不可

インハウスCBTは、志望する企業で受検します。基本的に受検会場以外は、Webテストと変わりません。電卓の使用も認められています。

パソコンでの受検形式は、一問ごとの制限時間が決められており、時間切れになると、解答を入力していなくても、強制的に次の問題に切り替わってしまいます。スピーディーに一問一問解き進めていく必要があります。

SPIと適性検査の違い

主な適性検査の形式と特徴

適性検査という言葉もSPIと同じくらいよく聞くけど、何が違うかわからないという人もいますよね。適性検査は、仕事にどれほど適した素質を持っているかを判定するための検査全般を指し、SPIは適性検査の中の1つです

これから、SPI以外の異なるテストを受ける可能性もあります。ぜひ、ここで位置づけを明確にしておきましょう。

SPIは各適性検査の中でも先駆け的な存在で、歴史があり、最もシェアが高い方式です。そのほかの適性検査には、玉手箱GABといった形式があります。

各適性検査の難易度や汎用性は上の図の通りです。難易度は高くないものの、汎用性のあるSPIは就活を攻略するうえで必須といえます。

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また本番形式の模試も付いているので、前もって本番の感覚をつかむことができますよ。

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SPIを実施する企業の意図

人気企業や大手企業などにおいてSPIを実施する意図は、落とす学生を決めるためだと捉えて良いでしょう。

多くのエントリーが集まる企業では、応募した学生すべてと面接を実施するのは現実的ではありません。そこで、SPIを実施し、合格ラインを下回る学生は不採用という判断基準を作っているのです

また、適性検査の結果は、内定後に配属や担当業務を決めるときに、参考にする場合もあります。

採用だけでなく入社をした後の育成に活用されるケースもあります。学生の性格にあわせて教育プランが組まれることもあるため、等身大としての自分を回答することがポイントになりますね。

次の記事では、SPIの結果を予測する方法について解説しています。結果の通知がくる時期などについても紹介しているので、ぜひ読んでみてくださいね。

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SPIの合格ライン

SPIの合格ラインは、点数ではなく偏差値で企業ごとに決められています。具体的な数字などは公開されていませんが、能力検査で7割以上が大企業の合格ラインといわれています

これはあくまで指標なので、企業によっては7割以下に設定している企業も、それ以上の企業もありえます。倍率が高い企業をうける人は、模試では7割以上を最低ラインとして考えると良いでしょう。

鈴木 洵市

プロフィール

やはり応募者数が多い企業は合格ラインも高く設定されます。応募者数が多い企業は一定の能力値が備わっていないと、入社後に人材育成に苦労してしまうため、能力の基準を設けている企業が多いです。

押さえておきたい大前提! SPIの勉強法の鉄則

押さえておきたい大前提! SPIの勉強法の鉄則

  • 最新の問題集やコンテンツで対策する
  • 解き方・時間感覚に慣れる

では、早速SPIの勉強法を押さえていきましょう。ここからは、SPIの勉強を始めるにあたって、必ず押さえて欲しい2つの鉄則を伝授します。ただ、手当たり次第に問題集を解くだけでは、非効率です。

2つの鉄則を押さえて、効率良く確実に高得点を狙いましょう。

①最新の問題集やコンテンツで対策する

SPIは初期から2度バージョンアップされて、2013年から適用されているSPI3が最新のバージョンです。バージョンアップ前と問題の構成は一緒ですが、問題の内容や単元ごとの出題頻度は多少変動があります。

問題集や攻略本は、最新の傾向を統計して情報を更新してます。そのため、書籍などのコンテンツを購入する場合は、最新のものを購入するようにしましょう。

問題集は古本屋で買おうと思っているのですが、やはり最新のもので対策しないといけないのでしょうか。

問題集は古本でも良いが最新の問題集で対策がおすすめ

SPIの問題集は同じ傾向の問題が掲載されるため、古本で購入をしても十分に対策できることが多いです。

しかし、SPIの問題の出題傾向が変わる可能性があるため、古本を購入するときには出題傾向が変わっていないか必ず確認をしましょう。

また、購入する古本にメモ書きが多い場合には、やはり最新の新品の購入がおすすめです。メモが残っていることで問題を解く集中力が切れてしまうこともあり、きちんと対策ができなくなってしまうためです。

安さを求めて悪い選考結果になってしまうと本末転倒ですよね。問題集を購入する目的を考えて問題集の購入をしましょう。

②解き方・時間感覚に慣れる

SPIの能力検査は、難易度が高い問題はあまり多くありません。計算に時間がかかったり、解き方さえ知っていればすぐに解けるという問題が多いです

ただ、解き方を知っていても制限時間内に解ききれなかったという学生が非常に多いです。そのため、何度もテスト形式で問題を解き、解き方や時間感覚に慣れる訓練をしていきましょう。

解き方に慣れるには、問題集の解答を覚えたうえで、同じような問題をその日のうちに3、4問解きましょう。一度では忘れるので、翌日には最低でも1問解きます。

後日、また同じジャンルの問題を同時に3、4問解き、解答時間をストップウォッチで測って平均時間を調べておくと良いでしょう。

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スケジュールを立てて取り組もう! SPIの勉強法6ステップ

スケジュールを立てて取り組もう! SPIの勉強法6ステップ

  • 志望企業の出題形式を把握する
  • 使用するコンテンツを決める
  • 計画を立てて問題集を1周する
  • タイマーで時間管理しながら例題を解く
  • 解けない問題がなくなるまで問題集を繰り返す
  • 本番に近い環境で模試を受ける

SPIの勉強は、試験本番までのスケジュールを立てたうえで取り組むことが重要です。具体的な試験日程が出ていない人も、志望企業の例年の募集開始時期などから逆算して、いつまでに習得しておくべきかを算出してください。

これから説明する6ステップを踏んで取り組むことで、SPIの高得点を実現させられます。一つひとつのステップを確実に完了させていきましょう。

①志望企業の出題形式を把握する

まずは、そもそも受けるテストはSPIで合っているのか、テスト形式を確認することが重要です。SPIで間違いないだろうと思い込んでいたら、異なるテスト形式だったという可能性もあります。

覚えるべき公式や計算方法はテストの種類によって多少異なるので、それぞれに応じた勉強法を実践しなければなりません。過去の選考フローなどを参考にして、確認しましょう。

SPIであることが確認できれば、英語検査と構造的把握力検査の有無も確認し、必要に応じて時間をかけて対策をしましょう。

出題形式によって、電卓の使用可否が変わったり、当日の持ち物も異なります。本番前にも再確認が必要です。

志望企業の出題形式は、口コミサイトを活用して過去の選考フローを調べましょう。企業によっては「適性検査」のみの記載なので、SPIかどうか判断できないこともあるため注意してください。

SPIは受検形式によって問題の種類や特徴が異なります。次の記事では形式別の対策を紹介しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

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SPIの種類は実は少なくシンプルです。ただし自分が受検するSPIの特徴を理解していないと、せっかくの対策が的外れになることがあります。この記事ではSPIの種類と違いをキャリアコンサルタントとともに解説するので、効果的な対策をしましょう。

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②使用するコンテンツを決める

SPIの勉強には書籍やアプリなどのコンテンツが不可欠です。最低1つのコンテンツを用意しましょう

コンテンツをいくつ用意するかは、本番までの期間や自分の生活スタイルに応じて決めてください。おすすめは下記2つです。

1冊に集中して取り組む

期間が3カ月を切っているのであれば、単元ごとの解き方や例題、模擬テストなどの内容が豊富な1冊に集中して取り組むのをおすすめします

1冊の中で頻出する単元が複数解説されているため、満遍なく取り組むためにも、ページ順に進めて1冊を完了させることを目指しましょう。2冊以上購入し、どちらも中途半端になってしまった場合、解ける単元に偏りが出てしまう危険があります。

状況に応じて使いわける

自宅や大学、カフェなど落ち着いた場所で勉強するときは書籍を使って勉強し、電車やバスの移動などの隙間時間ではスマートフォンのアプリを利用するというように、使い分ける方法もおすすめです

時間に余裕があれば、より知識を定着させるために、使い分けて対策しましょう。

おすすめのコンテンツは後ほど解説しているので、ぜひ参考にしてくださいね。

鈴木 洵市

プロフィール

学生はやることがたくさんあり、なかなか時間を確保することが難しいですよね。早朝の時間を勉強時間に充てるなどして、時間管理をおこないましょう。

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③計画を立てて問題集を1周する

ここからが、具体的なスケジュールを立てるステップになります。1日あたりに進める分量をページで割ったり、分野ごとで区切るなどして、スケジュールを立てましょう

まずは、問題集を1周することが目標です。余裕を持って1周完了させられて、なおかつ実現可能な計画を立てましょう。

毎日30分~1時間取り組むと定着しやすい

毎日30分から1時間を目安に取り組むと、知識や解き方が定着しやすいのでおすすめです。時間制限が厳しいSPIは、毎日練習して問題を解くのに慣れる必要があります。

本選考が近づくと、ほかの対策に気が取られてSPIの勉強を後回しにしてしまいがちです。しかし、スピーディーに問題を解くには、解き方が定着していなければなりません。

早い段階から、毎日短時間でも勉強する習慣を付けておきましょう。

SPIの勉強に取り組むおすすめの時期はありますか?

一般的に1月の中旬から2月の上旬に始めるのがおすすめ

基礎学習力や理解力によりますが、1カ月半〜2カ月は学習期間を確保しておき、就職活動が本格化する3月後半など自分が活動を始める時期から逆算して始めましょう。

早ければ1月の中旬から、遅くとも2月の上旬くらいから勉強を始めると、余裕を持って準備ができるでしょう。

あまりに早く始めると、SPIの勉強が中弛みする恐れがあるのはもちろん、企業選びがズルズルと長引く恐れがあります。

自己分析や仕事調査に早めに取り掛かり、自分が応募する企業の過去のSPI試験の状況を調べておくことをおすすめします。

暗記問題のおさらいは隙間時間におこなう

暗記科目のおさらいは毎日の勉強時間ではなく、電車やバスの移動時間など、隙間時間におこないましょう。単語帳やスマホの暗記アプリなどを用いて、隙間時間の使い方を工夫することで、ほかの学生と差が付けられますよ。

④タイマーで時間管理しながら例題を解く

問題集を1周して慣れたら、時間を測りながら例題を解いてみましょう。例題を解くときに時間を測ることで、スピードを意識するようになり、短時間で解けるようになります。ストップウォッチで、解き終わるまでに何秒かかるか計りながら進めます。

解けそうな問題であったり、慣れてきた段階では、制限時間に設定したタイマーを回して本番の解答時間で解いてみましょう

SPIのおすすめの時間配分はこちらの記事で解説しているので、時間管理の目安にしましょう。

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SPIの解答時間を受検方式別に解説! 時間切れを防ぐコツ10選も

不正解があれば理解できるまで解説を読む

例題を解いたら、その日中に解答を確認してください。不正解があれば、必ず理解できるまで解説を読みましょう

もし解き方が同じパターンの問題が出たときに、確実に解けるようにしなければなりません。解答を覚えるのではなく、問題を解くプロセスから理解し、覚えてくださいね。

⑤解けない問題がなくなるまで問題集を繰り返す

問題集の例題や模擬テストは、満点を取れるまで繰り返し解きましょう。解説を読んでその場では理解しても、数日後には忘れてしまっていることも充分ありえます。満点を取るまで繰り返すことで、ようやく確実に定着させることができます

⑥本番に近い環境で模試を受ける

本番を迎えたときに焦らないよう、本番に近い環境で模試を受けるようにしてください。受検方法によっては、一問ごとの制限時間が定められており、実際に時間に追われながら解くのは緊張感が異なります。

WebテスティングやインハウスCBTは、電卓を使用することを前提とした問題が課されるため、電卓の使い方にも慣れておかなければなりません。当日と同じ電卓を用いて、模試を受けましょう。

アドバイザーコメント

SPIの模試を受けるまでに最低50時間勉強しよう

SPIの勉強開始時期や模試を受けた方が良い時期が気になる学生もいますよね。たしかに勉強が足りていない状態で模試を受けても、本番のような緊張感がなく効果的な対策にならない可能性もあります。

このように悩む学生は、インターンであれば大学3年生の5月から、本選考は大学3年生の12月から始めることがおすすめです。ただし、企業によっては選考が始まるタイミングが早いため、より早いタイミングで学習を始めて模試を受験することがおすすめです。

模試を受けてから本試験までに必要な復習時間の目安は5時間

その判断軸として、50時間の学習が必要になると考えましょう。たとえば、毎日2時間程度の学習時間が確保できるのであれば、約1カ月の学習期間が必要になるイメージです。そのため、模試を受けるタイミングは50時間の学習を終えたあとがおすすめです。

ただし、模試は受けるだけでなく、受験した後に復習も必要になります。そのため、本試験までに最低でも5時間は学習できる時間を確保して模試を受けるスケジュールを立てましょう。

対策を効率化しよう! SPIの問題の構成を把握し対策の優先度を決めよう

SPIの結果を重視するという企業はほとんどなく、面接やESの内容の方が合否に影響しやすい傾向が強いです。そのため、SPIは効率重視で対策をしましょう。

効率化するためには、優先順位を明確化しなければなりません。問題の構成から、優先順位が見えてきます。ここでは、優先度が高い順に解説していきます。

SPIの問題内容は大きく、能力検査と性格検査の2つに分類されます。このうち特に対策が必要なのが、能力検査です。

①能力検査

能力検査は基本的な学力を測るテストであり、非言語分野と言語分野に分かれます。特に注力するべきなのが、非言語分野です。

特に日頃数字と疎遠な学生は能力検査に苦手意識を持つ人が多く、優先的に対策することが重要です

能力検査の対策を億劫に思う人もいるかもしれませんが、勉強すれば確実に高得点が取れるので、性格検査や面接などよりも対策しやすいといえます。

①非言語

非言語分野は、小・中・高の算数や数学で学んだような、グラフや確率問題が出題されます。解き方を理解していて、かつ時間内にスピーディーに解けるように勉強しておかなければなりません。

しかし、解き方は複雑なものは少なく、対策さえすれば高得点を狙える分野です。慣れるまでに時間がかかる人も多いので、もっとも優先的に取り組むべき分野といえます。

非言語問題の出題分野

  • 仕事算
  • 損益算
  • 分割払い
  • 料金割引
  • 料金精算
  • 速度
  • 旅人算
  • グラフの領域
  • 確率
  • 割合

「順列・組み合わせ」も、解法を覚えておかないとまったく手がつけられなかったり、順列と組み合わせの判断を間違ってしまったりする恐れがあるので、押さえておきましょう。そこまで難しい問題は出ないので、得点源にもできます。

SPIの非言語対策について詳しく知りたい人は、以下の記事をチェックしておきましょう。

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②言語

言語分野は、語彙力や読解力を測る問題が出題されます。言語分野は、以下の3つに分類されます。それぞれの分野ごとに対策をしていかなければなりません。

言語分野の出題分野

  • 語句
  • 長文読解
  • 文章整序

非言語分野よりも取り組みやすいと感じる人が多いですが、慣れていなければ時間内に解けないケースも多いため、非言語分野の次に優先して対策しておくべき分野といえます

以下の記事では、SPIの言語・非言語・英語・構造的把握力の4ジャンルの例題を紹介しているので、併せて確認しましょう。

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②性格検査

先に解説した通り、SPIの問題の中で性格検査を重視する企業は多いです。しかし、性格検査は受検者の性格と企業とのマッチ度を測るものです。ミスマッチを防ぐためにも、深く考えずに素直な回答が求められています。

そのため、能力検査のように時間をかけて対策をするというよりは、自分の日頃の言動や考え方を検査全体を通して矛盾なく解答する意識を持つことが必要です。似たような質問が繰り返されたときに、解答の傾向にバラつきが生じると企業から不信感を抱かれてしまいます。

能力検査の方を優先的に勉強して問題ありませんが、性格検査についても本番前に問題内容や注意事項を確認することを忘れずに取り組みましょう。

非言語、言語、性格検査の中でもっとも合否に影響しやすい問題はどれですか。

鈴木 洵市

プロフィール

社風や業務への適性を見極めるために性格検査を重視する企業が多い

SPI検査の中で、合否に影響しやすいものは性格検査になります。企業視点からSPI試験の適性検査の目的を見た場合、その目的は、自社の社風にあった人材の採用と虚偽回答が少ない真面目な人材の採用になります。

企業は組織的に仕事を進めていく側面が強いことから、社風に合わない人材を採用してしまうと、すぐに退社されかねないからです。

また、性格検査内で矛盾した回答が多いと虚偽回答を疑うことになります。そういった人は業務内でも不誠実な仕事をするのではというように考え、リスクを回避するためにも採用を見送ろうとなります。

最優先で取り組むべき! 非言語問題の勉強法

さっそく、最優先で取り組むべき、能力検査の非言語問題の勉強法を解説していきます。非言語問題は、まず各単元の解き方を覚えなくてはなりません。

そして、制限時間内にスピーディに解ききれるように繰り返し例題を解きます。解き方を覚えたら、時間制限を常に意識しながら取り組みましょう。

単元別の例題3選! まずは頻出問題の解き方を完璧に覚える

単元別の例題3選! まずは頻出問題の解き方を完璧に覚える

  • 損益算問題の攻略方法
  • 旅人算問題の攻略方法
  • 確率問題の攻略方法

まずは頻出問題の解き方を覚えていきます。非言語問題はレパートリーが限られており、かつ頻出問題の傾向がわかりやすいです。

ここでは、頻出単元のうち解き方のパターンが決まっている損益算、旅人算、確率問題の例題を取り上げます。どの単元も解き方が決まっているので、各単元の基本的な解き方のポイントを完璧に覚えるしかありません。以下の例題を参考に、ポイントを押さえていきましょう。

非言語分野の中でも「推論」は苦戦する学生が多いため、特に対策をすることがおすすめです。推論は問題を解くための公式がないため、情報を正しく整理して問題を解く訓練をするとスムーズに回答できますよ。

次の記事では、苦戦する学生が多いとされている推論について解説しています。こちらの記事を読んで、SPIを勉強するときの参考にしてみてくださいね。

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非言語問題の中には四則逆算と呼ばれる問題もあります。以下の記事では四則逆算について詳しくまとめているので参考にしてみてください。

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損益算問題の攻略方法

損益算の解き方

  • 原価(仕入れ値)×原価に対する利益の割合=利益
  • 定価(販売価格)-利益=原価(仕入れ値)

例題

仕入れ値が1個1,200円の商品が2個売れたところ、利益が1,440円になった。この商品の原価に対する利益の割合はいくらか。

A.10%
B.20%
C.30%
D.40%
E.50%
F.60%
G.70%

解答:F

2個売れたときの、原価は2,400円(1,200円×2個)となる。
原価2,400円に対して、利益が1,440円ということは、以下の式が成り立つ。
2,400×X=1,440円
つまり、X=1,440/2,400
となり、X=0.6
答えはFの60%となる。

旅人算問題の攻略方法

旅人算の解き方

  • 離れる場合 (Aの速度+Bの速度)×時間=距離
  • 追いかける場合 距離÷(Aの速度-Bの速度)=時間

例題

港くんは、時速6㎞で、A地点から7㎞離れたB地点に向かった。港くんの友人は同じ時間にB地点からA地点に向けて時速8㎞で向かった。2人が出会うのは、出発してから何分後か。

A.15分後
B.20分後
C.30分後
D.35分後
E.40分後

解答:C

港くんは時速6㎞のため、分速6/60㎞。
友人は時速8㎞のため、分速8/60㎞。
2人の距離は1分間で、6/60+8/60=7/30㎞縮まる。
2人の距離が7㎞なので、
7㎞÷730㎞/分=30分となる。

確率問題の攻略方法

確率問題の解き方

  • AとBが同時に起こる確率・・・確率A×確率B
  • AもしくはBが起こる確率・・・確率A+確率B

例題

箱の中に当たりのくじが2つと、はずれのくじが5つ入っている。
2人が同時に1つずつ引いたとき、2人ともあたりの可能性はいくらか。

A.2/5
B.1/7
C.1/13
D.1/14
E.1/21

解答:E

あたりとはずれのくじ合計7つから2つを引くため、全事象は7×6/2×1=21通り。
当たり2つの事象は2×1/2×1=1通り。
よって、1/21。

解き方を覚えたらスピードアップのコツをつかむ

解き方を習得したら、次はスピードを上げていかなければなりません。時間内に解くためには、1問あたり最長1分以内で解く必要があります

ここからはスピードアップのコツを解説するので、実践して余裕を持って終えられるようにしましょう。

パターンや公式を覚える

応用問題も出題されますが、基本的には解き方は決まっているため、公式やパターンを一度覚えることが重要です

問題集を解きながら、新しいパターンや、公式が出てくるたびに、確実に覚えるようにしましょう。

非言語問題は、先述した公式以外にも以下を覚えておきましょう。

非言語問題の公式

  • 料金割引
    割引価格の計算方法
    定価×(1-割引率)=割引価格
  • 速度算
    速さ・距離・時間の関係
    速さ×時間=距離
    距離÷時間=速さ
    距離÷速さ=時間

選択肢をヒントにして計算を省略する

受検方法が記述式ではなく、選択肢から選ぶタイプであれば、計算を省略できる場合があります

たとえば、計算式が26×13だった場合、1のくらいが8の選択肢が一つしかなければ、最後まで計算する必要はありませんよね。このように、計算を省略する方法を学んでおくと、本番で役に立ちます。

しかし、Webテスティングは選択式ではなく、正解を入力する場合もあります。必ず使える方法ではないので、注意が必要です。

図や表を書いて情報を整理する

グラフや集合の問題は、図や表を書いて情報を整理することで解きやすくなります。テストセンター方式では紙とペンが用意されますが、WEBテスティング方式ではあらかじめ用意し、整理できる状態にしてから臨みましょう。

問題をいくつか解き、自分なりにわかりやすい図や表の書き方を習得しておきましょう

筆算もしくは電卓を用いた計算に慣れる

大学生になると、筆算をおこなう機会がほとんどなくなった人もいますよね。電卓の扱いに慣れている学生も多くはありません。SPIでは、電卓または筆算いずれも使う可能性があります。

計算の時間を根本から短くするには、筆算もしくは電卓を用いた計算に慣れるしかありません。問題集を解く段階から、本番の受検方式と同じ計算方法を実践しましょう。

鈴木 洵市

プロフィール

計算時間を短縮する方法は、方程式に当てはめた計算を覚えることです。方程式は計算を簡単にすることができます。SPI検査は、難しい問題が少ないため、方程式に当てはめることで時間を短縮することもできます。

アドバイザーコメント

非言語問題の対策はパターンや公式を覚えることが最も大切

非言語問題を初めて解いた学生は解き方がすぐにわからず、必要以上に時間をかけてしまうことが多いです。たしかに、「順列・組み合わせ」や「確率」は時間をかければ、自力で解くこともできます。

しかし、非言語問題は公式を知っていればスムーズに解くことができます。そのため自分で解き方を見つけるのではなく、問題を解くために必要な公式を覚えてSPIに臨むことが最も大切な対策です。

練習問題を繰り返し解いて定着させる

また、公式を覚えるためには何度も繰り返し問題を解くことも必要です。公式を覚えるとなると、単語を覚えるときのように公式だけを暗記しようとする学生がいるかもしれません。

しかし、公式だけを覚えても「どの問題でどの公式を使うのか」がわからず、公式を使うことができなくなってしまいます。公式を覚えることが目的にならないように注意が必要ですよ。

公式を活用できるようにするためには練習問題を解き、「どの問題でどの公式を使うか」も覚えてSPI対策をおこないましょう。

とにかく効率重視! 言語問題の勉強法

言語問題は非言語問題に比べると取り組みやすく、また対策の効果が少し出にくいため、優先度は低いです。しかし言語問題は、正解率の平均が高いため、高得点を取って当たり前という認識を持った方が良いでしょう。

特に、長文読解は確実に点数を取りたい問題です。非言語問題以上にスピードが重要なので、練習問題をこなして、時間感覚に慣れましょう。

まずは暗記問題の語句を覚える

まずは、語句の対策について解説します。語句の問題は、同意語もしくは反意語を問う問題や、ことわざの意味を選択する問題からなります。

語句問題は語句を知っているかどうか次第なので、知っている語句をどこまで増やせるかが鍵を握ります。問題集でたくさんの語句問題に触れ、知らなかった語句を記憶に定着させていきましょう。

時間を決めてひたすら例題を解く

まずは、時間内に解ける問題をひたすら解きます。自分が知らない語句を把握することが目的なので、知っている問題は確実に、知らない問題はすぐに諦める形で取り組みましょう。暗記問題はスピードが鍵なので、練習の段階から素早く回答してください。

わからない問題に時間をかけるのはもっとも避けたいことですが、解ける問題かどうかを瞬時に判断するには慣れが必要です。練習問題に取り組む時点から、時間をはかりながら取り組むことで、言語問題全体を戦略的に解く時間配分のコツをつかむことができます

言語分野では、語句は知らないと解けない問題が多く、勉強していない問題が出れば点数が稼げません。しかし、長文問題は読み込む時間があれば語句問題の不足分を補うこともできるので、長文問題に時間をかけましょう。

間違えた問題をノートにまとめたり付箋を貼る

間違えた問題や解けなかった問題は、ノートにまとめたり、問題集の該当箇所に付箋を貼るなどして、振り返れるようにしておきましょう。単語帳を使うのもおすすめです。

なるべく、持ち運びがしやすいかたちでまとめられると良いです。

本番前までに繰り返し確認する

間違えた問題を中心に隙間時間に繰り返しおこなって、効率的に時間を使いましょう。一般的に、一問一答形式で確認するのが1番効率良く記憶に定着します。眺めるだけでなく、もう一度問題を解くかたちで確認しましょう。

すべて覚えられるまで繰り返し確認してください。

長文読解は問題文を素早く正確に読み切る

長文読解は語句に比べると、勉強の成果が出やすい分野です。長文を読みきる速さや短時間での理解力は、回数をこなすことで鍛えることができます。

SPIの長文は、文章の長さに対して与えられる時間は短いと感じる人が多いです。対策が不十分なまま本番に臨むと、読んでいる途中で時間制限を迎えてしまうという事態も多く見受けられます

長文を読むことと、時間感覚に慣れる勉強法を実践しましょう。

設問から問題文の内容をつかむ練習をする

長文読解は文章を読む前に設問を読むことで、ざっくりとした内容をつかむことが可能です。また、それだけでなく設問を先に読むと、問われる内容に注意しながら文章を読み進めることもでき効率的です。

そのため、練習問題を解くときも、設問を先に読んで文章の内容を把握する練習をしましょう

新聞やビジネス本で長文に慣れる

長文に慣れる方法は、問題集の例題だけでなく、新聞やビジネス本を読むことでも対策ができます。SPIの長文は、普段長文を読むことに慣れていない人にとっては集中して最後まで読み切るのが難しい長さです。

特に、小説やエッセイのような口語に近い文章ではないため、理解に時間がかかることがあります。そのため、新聞やビジネス本のような、堅い文章に慣れることが有効なのです

SPIの言語問題については以下の記事を参考にしてみてください。対策方法と高得点を取るコツをまとめています。

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アドバイザーコメント

言語問題はとにかく効率重視で時間を決めて勉強しよう

言語問題の勉強方法として、「時間を決めてひたすら例題を解く」ことをおすすめします。

問題集は出題頻度が高い語句問題がまとめられており、かつ傾向を押さえた例題の内容になっています。そのため、問題集の例題を時間を決めてひたすら解くことで効率的に言語問題の点数アップが狙えます。

選考対策や学業と並行しながら限られた時間で勉強を進めなければならない

就活ではSPI検査以外にも、自己分析や企業・業界研究など、やらなければならないことがたくさんあります。また、学校では授業や卒業論文の作成を進めなければ、そもそも就職活動を実施しても卒業できないという事態になってしまいます。

このようにたくさんのタスクがある中でSPI検査の勉強に割ける時間というのは非常に限られた時間になります。

時間を決めて取り組むことで集中して勉強する時間とし、例題というSPI検査で出題されやすい問題を多く解くことで、効率的に自分の大事な時間を、有効利用できる方法なのでおすすめします。

企業によっては出題されることも! そのほかの科目の勉強法

先に解説したとおり、英語検査と構造把握力検査は、一部の企業で実施されています。志望する企業に該当する場合は、もちろん対策が必要です。

通常の能力検査だけでなく、これらの科目が課されるということは、企業にとって重視する分野だからといえます。しっかりと対策をおこないましょう。

実施企業は少ないものの、英語検査や構造的把握力検査が実施されることもあります。実施企業が少ないため対策をしない学生もいますが、検査結果は合否に影響する可能性が高いです。実施される企業を受けるときにはきちんと対策しましょう。

英語は出題形式が近いTOEICを勉強する

SPIの英語検査は、空欄補充や長文といった出題形式があり、TOEICと似ています。そのため、TOEICで勉強するという方法があります。

Reading分野を重点的に対策すれば、SPIの英語も攻略できるようになるので、ぜひ実践してみましょう

SPIの英語検査のためだけにTOEICを勉強するのではなく、TOEICでも高スコアを獲得し、就職活動を有利に進めましょう。就職活動におけるTOEICの影響はこちらの記事で解説しています。

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TOEICで何点取れればSPIの英語検査を攻略できるのでしょうか。

TOEIC650点以上が目安だが安心はできない

TOEICとSPIの相関については知見がないので明確には言えませんが、650点以上であればSPIの勉強もすんなりと進められると考えられます。

リスニングが苦手で点数が伸びない人もいるので、それよりも点数が低いからといって攻略できないというわけではなく、それだけ勉強にかける時間が必要になります。

SPIは点数で合格者を決めるので、TOEIC以上にシビアに判定されます。大手企業などSPI判定が厳しいところでは、TOEICが700点を超えていても、SPIで80%を下回れば選考通過できない可能性が高まります。

TOEIC高得点でも、受験タイミングが就活開始よりもかなり前ならば英語力が落ちている可能性もあります。油断せずにSPI対策に取り組みましょう。

構造的把握力は日常的にロジカルシンキングを実践して対策する

構造的把握力検査は、言語に関する問題と非言語に関する問題が出題されます。言語に関する問題は、接続詞に着目し、論理的なつながりを整理すると解けるようになります。

非言語に関する問題は、実際に問題を解く流れを想像しましょう。考え方の手順をつかむことで、文章の構造を体系的に理解でき、問題が解けるようになります。

日頃から文章に触れることが効果的です。特に、新聞やニュース記事などを読み、文章の主旨や軸は何か、各段落は軸に対してどのような役割をはたしているのかなど、論理的な読み方を意識してみると、SPIの構造的把握力も解きやすくなります

鈴木 洵市

プロフィール

構造的把握力の勉強方法として補足すると、実践しながら身に付けていく能力になるので一人でおこなうより、友人などを交えて合意形成を取るような事柄に自分から触れることをおすすめします。

性格検査の対策は不要? 留意しておきたい3つの心得

性格検査の対策は不要? 留意しておきたい3つの心得

  • 設問と選択肢をしっかり読む
  • 倫理的にアウトな選択肢は避ける
  • 素直にかつポジティブな解答を意識する

性格検査は能力検査ほど対策に時間をかける必要ありません。しかし、問題を解くうえで留意しておいて欲しい3つの心得があります。

繰り返しになりますが、能力検査よりも性格検査を重視する企業も多く、対策に時間がかからないからといって油断は禁物です。

ここから解説する心得を持ち、思わぬ失敗をしないよう基礎付けてくださいね。

性格検査の対策は基本的に不要ですが、試験時間が限られており、問題数が多いので飛ばして戻るなどしているとマークミスをする恐れもあります。

本番で焦らなくても済むように、どのような問題が出るのかは一度試験を体験して確認してみることをおすすめします。

設問と選択肢をしっかり読む

性格検査はいわゆる心理テストのような問題が出題され、似通った問題が淡々と続き、「あてはまる」「あてはまらない」「Aに近い」「Bに近い」などの選択肢から選ぶことになります。

つい流れるように解答を選択してしまいがちですが、文末の少しの違いにより意図と正反対の回答になることもあるため、質問ごとにしっかりと設問を確認し、選択肢を間違えないようにしましょう

倫理的にアウトな選択肢は避ける

たとえば「イライラしたときにものに当たる」という質問に対し、「よく当てはまる」と答える人は、どんな職場でも上手くやっていけなさそうですよね。このように、倫理に反した言動をしないか、確認する質問では、アウトな選択肢は避けましょう

素直にかつポジティブな解答を意識する

性格検査の目的は、就活生が企業の業務に向いているかどうかを見極めるためです。つまり、自分の日頃の行動や考えを偽らずに素直に答えることで、企業とのミスマッチを防ぐことができます

また、能力検査と同様に性格検査にも制限時間があります。テンポ良く解答を進めるためにも、ありのままの自分に基づいて素直に答えましょう。そのうえで、迷ったときはポジティブな解答を意識すると良いです。

たとえば、「失敗をひきずってしまう」という項目で悩むのであれば、あてはまるよりはあてはまらない方がポジティブな選択です。ポジティブな人間性の方が、適応力は高い場合が多いので、悩むのであればポジティブな方を選択しましょう。

アドバイザーコメント

性格検査全体の回答内容に矛盾が生じてはならない

性格検査を受けるときに意識することとして、虚偽の回答をしないようにするという点が挙げられます。SPI検査の性格検査でマイナス評価になり得るもので「信用度」というポイントがあります。

SPIの性格検査については、マークシートなどを使って、短時間のうちに数多くの解答をしていかなければなりません。その中に似通った問題が出題されています。

文章を変えていますが、主旨は同じのため大きな回答のズレがあると「信用度」が下がってしまう仕組みになっています。

企業受けを意識するのではなくありのままの素直な回答を心掛けよう

この信用度が下がりやすい理由としては、就職したい思いが強いことから起こることが多いです。

自分を企業に良く見てもらいたいという気持ちが強すぎるあまり、良い回答を意識した結果、信用度が低く出てしまい、せっかく就職活動で対策してきたことのすべてが無駄になってしまう恐れがあります。

このように虚偽回答にならないように、一貫した素直な回答を心掛けるようにしてください。

難関企業を目指す学生は要チェック! SPIでハイスコアを取る方法

難関とされる企業は志望する学生が多く、その中には必然的に優秀な学生も多くいます。そのため、難関企業を目指す学生は、ハイスコアが必須です。ハイスコアを確実に獲得するためには、通常の対策では不十分です。

応募倍率が高い企業では満点近く取らなければ通過できないところもあります。就活の口コミサイトなどでおおよそのボーダーラインを確認しつつ、ハイスコアが必要な場合はここから解説する内容をチェックし対策しましょう。

難関企業では8割程度の高い基準がボーダーに設定されていることが多いです。また、ボーダーを目指すのではなく、優秀な学生と差をつけるためにも満点を目指してSPI対策をすることがおすすめです。

問題を見た瞬間に解法が思い浮かぶようにする

例題をたくさん解いて慣れ、問題を見た瞬間に解法が思い浮かぶレベルまで持っていきましょう。単元ごとに解き方や公式があり、覚えることは多いかもしれません。

しかし、パターンは無限ではありません。例題をたくさん解けば身に付けることも難しくないので、繰り返し解いて定着させましょう

全問50秒以内で解けるようになるまで練習する

ペーパーテストの場合、能力検査の制限時間は70分です。言語問題が30分で40問、非言語問題が40分で30問です。能力検査は70分で70問解くことになるので、おおよそ1問1分のペースで解かなければなりません。

余裕を持って解き終え、さらに見直しの時間も確保するには、1分50秒のペースが理想です。全問50秒以内で解ききることを目標にして取り組みましょう。

パソコンテストのようにメジャーではないペーパーテストですが実施している企業もあります。以下の記事ではペーパーテストの問題内容や解き方のコツを詳しくまとめているので参考にしてみてください。

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SPIペーパーテストの受検マニュアル|特徴や解き方のコツを解説

SPIの実施方法の一つであるペーパーテストの問題内容や特徴、受検の流れ、解き方のコツを解説。過去に企業の採用を担当していたキャリアコンサルタントが、気になる合否の決まり方についても教えます。

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SPIペーパーテストの受検マニュアル|特徴や解き方のコツを解説

SPIはWebテスティングの場合65分で実施されます。以下の記事では65分の出題内容や時間配分のコツをプロが解説しているので参考にしてみてください。

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SPIは受検方式によって時間が異なり、Webテスティングの場合65分となります。制限時間によって問題数が異なるため、受検方式に合わせた対策が必要です。この記事ではキャリアコンサルタントと一緒に65分のSPIの対策方法を解説します。

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65分のSPIとは? 出題内容や時間配分のコツを対策のプロが解説

テストセンターで数回練習してから臨む

第一志望の企業を受ける前にタイミングが合えば、先にほかの企業のSPIを受けてから臨むと良いです。他の就活生に囲まれながら、1問ごとに時間に追われながら解く緊張感は自主練習とは感じ方が異なるものです。

パソコンの画面で問題を解くのは、書籍の問題集を解く感覚とも違います。解く問題の内容は同じでも、環境が異なると、普段の力を発揮しづらいものです。テストセンターで練習してから、本番に臨むようにしましょう。

アドバイザーコメント

勉強を習慣化させて定着させることが重要

難関企業だからといって、SPIの問題がほかの企業よりも格段に難しくなるということはありません。

また、SPIはセンスなどが必要なわけではないため、準備すればした分だけ点数が上がります。そのため、やはり基本的な解法をしっかり覚えたうえで反復して例題を解き、記憶に定着させることが大切です。

一度問題を解いただけでは正答率は上がらず、解答時間も向上しません。また、1日でまとめて時間をかけて勉強しても記憶に定着しにくいので、毎日1時間〜2時間の時間を確保してコツコツと繰り返し解くようにしましょう。

模擬テストを解いて苦手な分野を自覚しよう

一通り勉強が終わったら、定期的にまとめて問題を解く「模擬テスト」の時間を設けて、どの問題にどれくらいの時間がかかるのかを調べましょう。そのうえで、時間がかかってしまう苦手な問題は、再度繰り返し勉強することで弱点を補いましょう。

一つの問題にかける時間を決める人もいますが、それでは本番中に予想以上にプレッシャーがかかることになるので、得意な問題を優先的に早く解いて、それ以外の問題は後から解くようにするなど、気持ちに余裕を持てるようにすることをおすすめします。

SPIの勉強には問題集が必須! おすすめコンテンツ4選

SPIの勉強には問題集が必須だと解説してきました。ここでは、おすすめのコンテンツ4選を解説します。

書籍は2冊紹介します。いずれも毎年最新のものが出版されているので、直近の傾向をつかみ、網羅的に対策ができます。さらに、スマホやパソコンでSPIの対策ができるコンテンツも2つ取り上げます。ぜひ、状況に合わせてコンテンツを選んでみてくださいね。

1カ月以上かけて徹底的に対策したい人向け

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短期間で集中して取り組みたい人向け

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  • 1日30分×7日の短期スケジュールで進められる内容
  • 大学生のリアルな正解率を掲載
  • 苦手分野を対策できる単元別問題も収録

スマホで効率良く対策したい人向け

問題集とアプリを併用し、隙間時間で勉強したい人はSPI無料学習(App Store/GooglePlay)がおすすめです。頻出問題がわかり、効率良く対策できます。メモを使えるので、計算なども可能です。

SPI無料学習

  • 出題頻度や対策のしやすさから優先度を提示
  • アプリ版は計算のメモ書きを残せる

無料で万全の対策をしたい人向け

PORTキャリアではSPIパーフェクト問題集&模試を用意しています。SPIの練習としても、模擬試験としても活用することが可能です。無料で万全の対策ができるので、ぜひ利用してくださいね。

キャリアパーク SPIパーフェクト問題集&模試

  • 問題集と模試総計200問が無料
  • 解説付きで苦手分野の攻略ができる
参考書を選ぶときに注意した方が良いことはありますか?

鈴木 洵市

プロフィール

初めて手に取るのであれば最新の参考書を選ぼう

参考書を選ぶときには最新のものであるかに注意しましょう。受験対策と同じようなアドバイスになりますが、最新の情報でないと傾向と対策にズレが生じる可能性が高いからです。

もし、勉強する時間を多く取れる人であっても最新の参考書を活用して勉強してから、過去のものに取り組むというような優先順位にした方が効率的な勉強方法になります。

効率重視のSPIの勉強法を実践して就活を有利に進めよう

選考対策は企業研究や面接練習など、さまざまなことに取り組まなければなりません。しかし、SPIを突破できなければ、面接の機会すら得られないこともあります。

とはいえ、面接練習は重要なので、SPIの勉強は、ほかの選考対策と並行して、毎日短時間で効率良く進めるのが理想です。記事で解説してきた優先順位に応じて自分の得意不得意を加味しながら時間配分を決めましょう。

SPIの試験は内定後の配属や、昇進にも影響する場合もあります。今から、効率良く勉強をし、高得点を実現させましょう。

アドバイザーコメント

他の選考対策はもちろん重要だがSPIの得点も決して軽視できない

就職活動では、自己分析や企業選びなどをしながらSPIの対策も必要になります。

企業によってSPIの出題形式が異なったり、SPI以外の筆記試験をおこなったりするところもあるので、まずは応募企業の選考内容を必ず確認しましょう。

SPIが合格水準に至らなければ、どんなに経歴が優れていてアピール材料が豊富でも、面接自体に進めないことがほとんどです。忙しいかもしれませんが、重要度は改めて認識しておきましょう。

時間をかけて毎日コツコツと勉強に取り組もう

SPIの出題範囲の広さに尻込みするかもしれませんが、SPI対策は時間をかけるほど点数アップにつながります。大手企業や人気企業など応募者が多い難関企業は、8割以上など高い得点率が求められるので、模擬試験でも8割以上を取れるレベルになるまでの勉強が必要です。

毎日コツコツと知識を積み上げていく必要があるので、まずは参考書を開いたり前日に解いた問題をもう一度解いてみたりするなど、とにかくSPIの勉強をするスイッチを入れることが大切です。

本文ではさまざまなSPI対策法が紹介されているので、今一度内容を読み直して、自分に合いそうな対策法を早めに試してみてください。

執筆・編集 PORTキャリア編集部

明日から使える就活ノウハウ情報をテーマに、履歴書・志望動機といった書類の作成方法や面接やグループワークなどの選考対策の方法など、多様な選択肢や答えを提示することで、一人ひとりの就活生の意思決定に役立つことを目指しています。 国家資格を保有するキャリアコンサルタントや、現役キャリアアドバイザーら専門家監修のもと、最高品質の記事を配信しています。

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記事の編集責任者 熊野 公俊 Kumano Masatoshi

高校卒業後、航空自衛隊に入隊。4年間の在籍後、22歳で都内の大学に入学し、心理学・教育学を学ぶ。卒業後は人材サービスを展開するパソナで、人材派遣営業やグローバル人材の採用支援、女性活躍推進事業に従事。NPO(非営利団体)での勤務を経て、「PORTキャリア」を運営するポートに入社。キャリアアドバイザーとして年間400人と面談し、延べ2500人にも及ぶ学生を支援。2020年、厚生労働大臣認定のキャリアコンサルタント養成講習であるGCDF-Japan(キャリアカウンセラートレーニングプログラム)を修了

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