SPIの勉強時間をプロが解説! おすすめの進め方や重点ポイントも

3名のアドバイザーがこの記事にコメントしました

  • キャリアコンサルタント/なべけんブログ運営者

    Ken Tanabe〇新卒で大手人材会社へ入社し、人材コーディネーターや採用、育成などを担当。その後独立し、現在はカウンセリングや個人メディアによる情報発信など幅広くキャリア支援に携わる

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    Yukari Itaya〇未就学児から大学生、キャリア層まで多様な世代のキャリアを支援。大企業からベンチャー、起業・副業など、幅広いキャリアに対応。ユニークな生き方も提案するパーソナルコーチとして活躍

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    Hiroshi Takimoto〇年間約2000件以上の就活相談を受け、これまでの相談実績は40000件超。25年以上の実務経験をもとに、就活本を複数出版し、NHK総合の就活番組の監修もおこなう

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この記事のまとめ

  • SPIの勉強には30時間~40時間、入念な対策には60時間必要
  • SPIの効率的な勉強方法を4ステップで解説
  • 持ち時間別のおすすめスケジュールで高得点を目指そう

SPIを受検する人の中には「SPIの対策は何をすれば良いのだろうか」「SPIの勉強時間はどのくらい確保するのがベストなの?」と悩みを抱えている人も多いのではないでしょうか。

SPIでは、勉強時間をどのくらい確保するべきかを把握し、しっかりと対策しておくことで高得点を狙うことも難しくありません。反対に理解しておかなければ、企業側が設定している選考基準より下回ってしまい、不採用となってしまうことも考えられます。

良い結果を勝ち取るために、この記事ではキャリアアドバイザーの田邉さん、板谷さん、瀧本さんのアドバイスを参考にしつつ、勉強時間はどの程度必要なのかを解説していきます。適切な勉強時間を確保して、SPIで高得点を獲得しましょう。

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目次

SPIで高得点を狙うには最低限の勉強時間の確保が不可欠!

企業の採用試験で実施されるSPIは、一般的に中学校〜高校レベルの難易度とされています。難易度的には決して高くないため、勉強時間を確保して対策さえすれば高得点を狙える試験と言えるでしょう。

この記事ではキャリアアドバイザーの意見をもとに、SPIの勉強時間がどれくらい必要なのかを解説していきます。適切な勉強時間を確保して効率的な対策を心掛けましょう。

さらに記事の後半では、SPIで出題される内容と効率的な対策の進め方を紹介していきます。適切な勉強時間を確保し、効率的な対策をしていくことで良い結果につながる可能性を上げていくことが可能です。

希望の道に進むためにも出題されるジャンルを把握し、網羅的に対応するための勉強時間をしっかりと確保することが重要と言えます。

この記事でSPIの勉強時間をどの程度確保したら良いのかを理解し、最適な対策をしていきましょう。

SPIのボーダーラインが知りたい人はこちらの記事も併せて参考にしてみてください。ボーダーラインの目安を解説しています。

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SPI対策に必要な勉強時間は?

SPI対策を効率的に進めていくためには、対策に必要な勉強時間がどの程度なのか目安を把握しておくことが重要です。勉強時間を多く確保しておくに越したことはありませんが、就職活動ではやらなければならないことも多く、すべての時間をSPI対策に費やすことはできません。

一般的にはSPI対策に必要な勉強時間は「30〜40時間」、入念に対策したい場合には「60時間」が目安とされています。その具体的な理由を解説していくので見てみましょう。

一般的に30~40時間が必要

SPI対策に要する勉強時間は個人の学力や経験によって異なりますが、一般的に30〜40時間は必要とされています。

SPI対策では出題される問題の傾向を把握し、必要となる知識をインプットしておくことが重要です。さらに実戦形式により、時間内に問題を解く練習も必要になってきます。

特に問題の傾向を把握することは非常に大切です。本番でどのような問題が出るのかを理解しておくことで、当日に焦ることなく問題に取り組めるようになります。

また、パソコンで受検する場合はパソコン操作に慣れておく必要もあります。「パソコンに慣れる事前準備」「問題の傾向を把握」「必要な知識のインプット」には最低でも30時間〜40時間は必要になることを理解しておきましょう

入念に対策するなら60時間は確保すべし

試験までに時間があり、入念に対策したい場合には60時間は確保すると良いでしょう。

特に大手企業や有名企業を受ける場合、志望者が多いこともあってSPIのボーダーラインが高くなる傾向にあります。第一関門を突破するには入念な対策をし、高得点を狙う気持ちが重要です。

しかし、入社倍率の激しい企業の中には英語問題や構造的把握能力など、難解な問題を出す企業も珍しくありません。難解な問題に対応するためにも事前に対策しておくことが大切です。

また、自身の苦手分野を克服するためには時間を取って重点的に対策をしておくことが必要になります。

難解な問題の対策や苦手分野の克服など、入念に対策する場合には60時間は確保しておくことをおすすめします。

板谷 侑香里

プロフィール

学生の中学受験経験や基礎学力によって、SPIの能力は大きく異なっています。

まず最初に、一通りSPIの問題を解き、そのうえで苦手分野の有無や状況に合わせて勉強時間を算出することが重要です。

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何を勉強すべきかチェック! SPIの検査内容とそれぞれの対策ポイント

SPIの試験は、受検者の思考力や知識量をチェックできる「能力検査」と、人物の性格的な特徴を捉え、特性の理解に役立つ「性格検査」の2つに分けられます。

さらに能力検査の中でも言語分野、非言語分野、英語分野、構造把握能力分野の4つに分けられ、勉強の仕方が異なってくるのが特徴です。それぞれ解説していきます。

能力検査言語分野
非言語分野
英語分野
構造把握能力分野
性格検査
SPIの検査内容

能力検査

能力検査

  1. 言語分野
  2. 非言語分野
  3. 英語分野
  4. 構造把握能力分野

能力検査は働くうえで必要となる基本的な知的能力を測る試験となっています。

能力検査の内容としては「言語分野」と「非言語分野」はすべてのSPIに含まれますが、企業によっては前述の2分野に加えて「英語分野」と「構造把握能力分野」が出題されることもあります

能力検査の方法には下記の2タイプがあります。

能力検査の方法

  • 客観式
    選択肢から回答を選んでいく形式です。問題作成には専門的な技術が必要になりますが、採点が比較的容易となっています。
  • 記述式
    自由に文章を書いて回答していく形式です。問題作成が簡単で、受検者の表現力や文章力を合わせて確認できることがメリットと言えます。採点基準を明確にしにくいことがデメリットです。

上記のパターンで試験が進められていくことになるため、自身が受検するSPIはどのパターンかを把握しておくようにしましょう。

①言語分野

言語分野は言葉や文章の意味をしっかりと理解したうえで、要点を押さえる能力があるかが問われる問題です。いわば国語に近い内容の試験が出題されることになります。

そのため、一般常識を問われる問題が多いこともあって対策時間を大幅に取る必要はありません。基本的には問題集を繰り返し解き、難しい熟語や日常では使わない特有の表現に慣れていく必要があります

目安としては10時間あれば十分に対策できるでしょう。

SPIの言語分野については、こちらの記事で出題内容や例題を詳しく解説しています。対策方法が気になる人はぜひ併せて参考にしてください。

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SPIの言語の対策方法|短期間で高得点を取るコツを解説

瀧本博史

プロフィール

SPIの言語分野では、「熟語の成り立ち」「二語の関係」「語句の意味」「語句の用法(複数の意味)」「空欄補充」などに勉強時間を割くことが重要です。

これらの問題は頻出であり、重点的に対策することで高得点を狙うことができます。

②非言語分野

非言語分野は確立や推論、計算問題など数学や算数に近い問題が出題されます。

一つひとつに明確な答えが存在しているので、解き方や考え方がわかっていれば解けないということはありません。しかし、計算の進め方を理解していないとかなり時間を要してしまうため、しっかりと対策しておく必要があります。

非言語分野では、計算パターンを把握して答えに導いていくことになるため、問題集を繰り返し解いていくことが効率的な対策方法です

少なくとも非言語能力の勉強時間は、20時間は確保しておくようにしましょう。

非言語分野の出題傾向や効率的な対策など詳しい情報を知りたい場合はこちらの記事を参考にしてみましょう。

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SPIの非言語分野は、「推論」の問題を重点的に対策をすることがおすすめです。

SPIでは基本的な問題をきちんと解けるようにすることが重要となり、中でも推論は高い頻度で出題されるため、解けるように徹底的に対策しましょう。

SPIで推論について詳しく知りたいという人は以下の記事を参考にしてみましょう。

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③英語分野

英語分野では、名前の通り英語の問題が出題されます。

英語分野の対策は人によって重要性が異なってきますが、出題されるようであれば10〜20時間の勉強時間は確保しておきましょう。

英語分野が出題される業種は総合商社や航空系に多くなっています。こうした実務で英語を使う分野では入社後にも必要になってくる能力のため、苦手な場合は時間をかけてしっかりと克服しておくことが重要です

英語は単語を覚えることが重要となります。暗記が必要な分野では毎日コツコツと覚えておくことが大切です。隙間時間に単語を覚えることも効率的な対策と言えます。

SPIの英語分野については、こちらの記事で出題内容から勉強方法まで詳しく解説しています。勉強方法がわからない人は参考にしてみましょう。

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SPI英語攻略ガイド|出題内容から勉強方法まで例題付きで解説

板谷 侑香里

プロフィール

海外拠点の多い企業や外資系企業などのほか、観光や旅行業、貿易や物流など海外と書類のやりとりや英語で話をする機会のある業界では、SPIでも英語分野が重視されることがあります。

ただし、SPIの英語分野が出題されるかどうかは企業によって異なるので、過去の受験者の口コミなどを確認してみましょう。

④構造把握能力分野

構造把握能力分野は、物事の背後にある関係性や共通性を読み解いて、物事の本質を見抜く力を測るものです

内容の異なる文章を仕分けする「言語系」と、計算の構造が似ている文章を仕分けする「非言語系」に分けられます。構造把握能力分野では小学・中学レベルの文章から出題されるため、解けないほど難しいというわけではありません。

しかし、構造把握能力は一朝一夕で得られるような簡単なスキルではないため、日々の生活から対策していくことが重要です。普段からコツコツと文章を読む時間を増やして対策していきましょう。

瀧本博史

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SPIの構造的把握力検査に特に時間を割くべき業界はコンサルティング業界です。

構造的把握力の高さは、問題解決力やアイデアの発案能力を発揮するうえで重要となるため、コンサルティング業界で特に重視されています。

また、マーケティングや企画職でも重視される傾向があるため、SPIできちんと対策しておきましょう。

構造的把握力検査がどういったものがわからないという人は以下の記事で詳しく解説しています。是非参考にしてみましょう。

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性格検査

性格検査は、日頃の行動や考え方に絡めた質問に解答し、それらを統計的に調べて人との接し方や仕事に対する取り組み方といった性格的な特徴を測定していくテストです

企業は性格検査の結果からその人の「性格的特徴」「職務適応性」「組織適応性」を判断しています。

性格的なテストのため、事前に対策しておく必要はありません。ただし、本番では見栄を張ることなく、矛盾が生まれないように解答していくことが重要です。

嘘をついてもすぐにばれてしまうので自然体で答えるようにしましょう。

性格適性検査の内容は下記の記事で詳しく解説しています。SPI受験の際には参考にしてみましょう。

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性格適性検査マニュアル|問題例付きで選考を有利に進める対策を解説
心配性なので性格検査も対策しておきたいのですが、何か事前にできる準備はありますか?

性格検査の対策をするなら自己分析をしよう

性格検査で大切なことは「回答の一貫性を持つこと」と「等身大としての自分で回答すること」です。

つまり、企業が求める人材に寄せて回答をするなどすると、一貫性がなくなり性格検査が理由で落ちてしまう可能性があるため注意が必要です。

そのため対策をするのであれば、自分自身について徹底的に知ること、つまり自己分析をおこなうことで、マイナス評価を避けられますよ。

SPIを受験する際には例題での対策が効率的です。どういった問題が出るのか下記の記事で例題や突破するためのコツを紹介しているため参考にしてみましょう。

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SPI対策で勉強時間の確保が重要なワケとは?

SPI対策で勉強時間の確保が重要なワケとは?

  • 採用選考でSPIの結果を重要視する企業が多いため
  • 幅広い分野から出題されるため
  • 問題を解くスピードを上げる必要があるため

就職活動をしているとSPIを受ける機会が多くなります。中には対策はせずにいきなり本番で試験を受けるという人もいますが、いざ本番で思うように解けず後悔しないためにも、できれば準備期間をしっかりと設けて対策をおこなうことがおすすめです。

出題傾向がはっきりしているため、対策をすることによって高得点を狙うことも可能となります。ここではSPIの対策で勉強時間を確保したほうが良い理由を紹介していきます。

採用選考でSPIの結果を重要視する企業が多いため

勉強時間を確保したほうが良い大きな理由として、採用選考の際にSPIの結果を重視する企業が多いということが挙げられます。

企業はSPIを実施することによって応募者の性格や知的能力を把握することができ、自社に合っている人材かを見極めています。採用選考の初期段階で実施されることが多く、応募者がどんな人材なのかを判断しているのです。

会社の雰囲気や働き方にマッチする人材であれば入社後の活躍に期待できます。しかし、会社との相性が悪い場合には早期退職につながってしまい、採用コストの損失が生じてしまうのです。

応募者と企業とのミスマッチをなくすために企業の採用選考ではSPIが重要視されていることも多いため、就活生にとっては時間をかけて対策するべき要素と言えます

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志望度が高い企業にSPIで落ちてしまうのは本当にもったいないです。しかし何冊も問題集を解くのは時間が足りないですよね。

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また本番形式の模試も付いているので、前もって本番の感覚をつかむことができますよ。

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幅広い分野から出題されるため

SPIは幅広いジャンルから出題されることもあって、すべての分野で網羅的に対策するには時間がかかってしまいます。

中学・高校と幅広い難易度の問題が出題されます。難易度的にはそこまで高くありませんが、幅広く出題されるので合格ラインまでもっていくためにはしっかりと対策をしておくことが重要です。

すべての分野に目を通して、公式や単語を覚えて理解していくためには十分な勉強時間が必要になることを覚えておきましょう

SPIは苦手科目に勉強時間を割くのか、得意科目を伸ばすことに割くのかどちらが良いですか?

瀧本博史

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どちらの対策もバランスよくおこなうことが大切

SPI対策では、得意科目を伸ばすことと苦手科目を克服することのバランスが重要です。

まず、得意科目をさらに伸ばすことで全体の得点を底上げし、自信を持って試験に臨むことができます。

しかし、苦手科目も無視せず、基本的な問題に取り組んでおくことが重要です。苦手科目に関しては、基本的な問題に集中して反復練習をおこない、最低限の得点を確保しましょう。

全体としては、毎日の勉強時間を得意科目と苦手科目に分け、バランスよく学習することが効果的です。

最初は苦手科目の基本的な部分を固め、その後に得意科目で得点を伸ばす、という手順で対策を進めると良いでしょう。テストの形式に慣れるために、実際の試験と同じ形式で練習問題を解くことも忘れないでください。

問題を解くスピードを上げる必要があるため

SPIでは中学・高校レベルの問題が出題されることもありさほど難しくないと解説しましたが、SPIには制限時間があるため、問題を解くスピードを早めなければいけません。

70分以内に言語分野、非言語分野の70問を回答しなければならず、制限時間以内にすべての問題を解き終えておく必要があります

制限時間内にすべて解き終わらせなければ合格ラインを超えることが難しくなってしまい、SPIで選考に落ちてしまうことも考えられます。解くスピードを早めるためには、対策段階で繰り返し問題を解くことが重要です。

そのためには十分な対策時間の確保が必要になるのです。

SPIを解く際に時間配分のコツがつかめないという人は以下の記事で時間切れを防ぐコツを詳しく解説しています。是非参考にしてみましょう。

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また、SPIを難しいと感じる人は以下の記事で難しいと感じる原因などを解説しています。是非参考にして苦手意識を克服するコツを身に付けましょう。

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30時間を存分に使おう! SPI対策の効率的な進め方4ステップ

30時間を存分に使おう! SPI対策の効率的な進め方4ステップ

SPIの対策をおこなう際に間違った進め方で勉強を続けてしまうと、思うように結果が出ないことも多いです。最悪の場合は時間を無駄にしてしまい、結局は合格ラインを超えることができずに落とされてしまうことも可能性としては考えられます。

そうならないためにも、SPIの勉強は正しい手順で効果的に進めていくことが重要です。ただやみくもに勉強していくのではなく、しっかりとしたステップを踏んで効率的な勉強を心がけていきましょう。

ここではSPIの勉強で一般的に必要な30時間を目安にして、少しでも合格率を上げるための学習の進め方をステップ1〜4に分けて解説していきます。SPI対策を行う際の参考にしてみましょう。

板谷 侑香里

プロフィール

就活では、志望企業のSPIの重要度を確認したうえで、SPIの勉強に着手しましょう。SPIの勉強では苦手分野の克服する対策を先に進めるなどして効率的に時間を使うことがおすすめです。

そうしたSPI対策の息抜きとして業界分析やエントリーシート(ES)、面接対策などのほかの就活対策も並行して進められると良いですね。

ステップ①5時間:例題を一通り解いて苦手を見つける

最初の5時間は問題集を一通り解いてSPIの問題に慣れていきましょう。

SPIの問題は中学〜高校のレベルですが、問題の出題される形式を把握できていないと本番に焦ってしまうことも考えられます。本番に動揺しないためにも、あらかじめ多くの問題に触れておくことが重要です。

また、問題集を解くことで苦手な分野を把握することができます。苦手な分野を克服しなければ企業の定める合格ラインを超えていくのは難しくなってしまうため、しっかりと弱点を把握して対策していくことが大切です

ステップ②15時間:苦手分野の問題を繰り返し解く

問題集を一通り解いたら、ある程度の苦手分野がはっきりしてきます。正答率が低いジャンルや問題を解く際に時間がかかってしまったジャンルを苦手分野とし、徹底的に対策していきましょう。

解説を見ながら解く流れを理解していくことが重要です。SPIでは制限時間内に問題をすべて解いていなければならないため、スピードが大切になってきます。

特に数学分野の問題では公式や解き方を理解しておくことで大幅に解くスピードが早くなるため、苦手の場合は公式などをしっかりと覚えておくようにしましょう

苦手な科目がたくさんあるのですが、どの科目に重点的に時間をかけるべきですか?

瀧本博史

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出題範囲の広い非言語の対策を優先して進めよう

まず、非言語分野である数学が苦手な場合、その対策を優先することをおすすめします。

非言語分野は幅広い問題が出題されるため、特に重要となるからです。具体的には、割合と比、損益算、速度算、推論、図表の読み取り、場合の数、確率などは押さえておきたいですね。

これらの分野を重点的に学習し、公式を覚えることから始めましょう。公式を覚えたら、問題集を使って繰り返し練習することが効果的です。

また、言語分野が苦手な場合、熟語の成り立ち、二語の関係、語句の意味や用法、空欄補充などを重点的に対策すると良いでしょう。これらの問題は言語の前半で出題されるため、しっかりと点数を取ることで高得点を狙えます。

勉強時間については、一般的に30から60時間の学習を意識してください。毎日や毎週一定の時間を勉強に充て、計画的に学習することが重要です。

そして、テスト形式に慣れるために模擬試験を受けることも良い対策と言えます。これらを通じて自信を持ってSPI試験に臨み、就職活動を成功させてください。

ステップ③5時間:模擬試験を解いて時間の感覚をつかむ

出題傾向や問題の解き方に慣れてきたら、実践を意識して模擬試験を受けてみましょう。

時間の使い方や解き方が正しいのかを確認して調整していくことが大切です。時間を意識して模擬試験を受けることで本番同様の時間的プレッシャーを感じることができるので、良い訓練になります。

また、苦手分野の克服ができているのかも確認しましょう。もし克服できていない場合は、復習を繰り返しおこなうことが重要です。

練習のうちから時間と苦手分野を意識することで、本番もスムーズに解いていくことができるはずです

ステップ④5時間:隙間時間で語彙や公式を暗記する

SPI対策では時間を有効的に使うことが大切になってきます。

時間が限られている中での解答となるため、多くの問題に触れていくことが重要です。電車移動や昼休み、寝る前の10分などを有効に使って、公式や単語の暗記の時間に使っていきましょう

SPIでは数学の問題も出題され、多くの就活生が苦手意識を持っていますが、計算式や解答パターンを覚えてしまえばスムーズに解くことが可能です。空いた時間を利用してパターンを覚えてしまうことで、問題なく解いていくことができるでしょう。

隙間時間でSPI対策をするなら、過去に解けなかった問題を解くことがおすすめです。

はじめて見た問題だと時間がかかってしまいがちですが、間違えた問題であれば1問につき5分程度の時間で「解法をきちんと覚えているか」を確認できます。

アドバイザーコメント

SPIの勉強はまず自分の実力を把握してから具体的な対策に移ろう

SPIはまず、模擬テストを受けてどの程度できるのか現状を把握するところから始めてください。

中学受験を経験している人は比較的得意かもしれません。偶然解答できた問題もあるかもしれないので、基本的な問題傾向と解答を確認しましょう。移動中の電車の中でアプリなどを活用し、隙間時間で取り組むこともできます。

一通り確認ができたら、次に苦手部分の克服に取り組みましょう。ある程度弱点を克服することができたら、時間感覚を養うためにも、実際の問題演習をしましょう。

本番を意識した対策をしておくことも大切

本番のSPIの際に、近くの人の動作に影響を受けてしまう可能性もあります。カフェや図書館など、周囲に人がいる環境でも集中して取り組むことができるか確かめてみるのも一つの方法です。

最後に、本番と同じ環境で改めて模擬試験を受けてみましょう。複数回受けて、弱点についても克服できていることが確認できると安心ですね。本番の前日は、睡眠不足に気をつけて十分睡眠や休息をとって万全の体調でテストに臨めるようにしましょう。

SPIの効率的な勉強方法を知りたいという人は以下の記事で効率的な勉強方法に加え、出題形式や頻出問題を交えた対策法を解説しています。是非参考にしてください。

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効率抜群なSPIの勉強法|出題形式と頻出問題を踏まえた対策を伝授

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効率抜群なSPIの勉強法|出題形式と頻出問題を踏まえた対策を伝授

状況別! 具体的なSPIの勉強スケジュール例を紹介

SPI対策をおこなうにあたって、勉強できる期間や勉強の進め方は人によって大きく異なるものです。状況に合わせて勉強の進め方を変えて対策していくことで、効率よく進めていくことができるでしょう。

自分がどのようなスケジュールで勉強していけば効率よく対策していけるのかを考えて、自分に合ったスケジュールで進めていくことが重要です。SPI対策を計画的に進めていくことで本番では高得点を狙っていくことも可能になります。

ここでは状況別に分けて解説していくので、自分がどのパターンに当てはまるか考えながら見ていきましょう。

毎日コツコツ進める場合:1時間×1カ月

毎日コツコツ進める場合には、時間を分けて違う科目に取り組むことが大切です

勉強の流れとしては、はじめにSPIを受けて苦手分野を知ることから始めます。苦手分野や難しいと感じる分野を把握することで効率的に学習することが可能です。

また、単語の暗記が必要な英語分野では毎日欠かさず覚えることが大切です。1日の勉強終わりに10分ほど時間を作って、1単語ずつ覚えるなど、少しずつ継続することを徹底しましょう。

瀧本博史

プロフィール

毎日コツコツとSPIの勉強をすることが向いているのは、計画的に物事を進めることが得意な人や、学習内容を反復して覚えるのが効果的なタイプの人です。

この方法は、一度に多くの情報を処理するのが苦手な人や、継続的に学習することで知識を定着させたい人にも適しています。

特に通学や空き時間を利用して勉強時間を確保できる人には、効率的な勉強法と言えるでしょう。

土日にまとめて勉強する場合:2時間×4カ月

土日のみの4カ月で対策する場合にも、はじめにSPIを受けることから始めましょう。自分の弱みや苦手な分野を知ることが大切です。

流れとしては初月から苦手分野を中心に対策していきます。

また、構造的把握力検査の対策は普段から文章に触れておくことが重要になるため、初月から文章に触れ、問題集を解いていくことが大切です

一週間で4時間しか時間が取れないため、前回勉強した内容を忘れてしまうこともあります。必ず前回の復習から取り組むようにしましょう。

板谷 侑香里

プロフィール

週末、長時間勉強することでモチベーションが下がってしまう危険性もあります。

友人と学習状況を報告しあったり、苦手分野に関しては教えてもらったりする仕組みを取り入れることで数カ月かかるような対策でも乗り越えられるはずです。

短期集中でがっつり取り組む場合:5時間×1週間

一週間で対策するためには初日にSPIを受けてみて、苦手分野や解法の仕方を把握することが大切です

そして苦手分野を中心に対策していく流れになりますが、SPIを受けた際に難しいと感じた問題や解法を知らなかった問題を中心に類似問題をひたすら解いていきましょう。

また、暗記が必要な英語分野の対策も欠かさずにおこなっていくことが重要です。5、6日目は難しいとされている言語分野の「推論」、非言語分野の「長文」の対策をします。

7日目には模擬試験を受け、最終確認をすることが重要です。漢字の読みはできているか、暗記のできていない公式がないか、時間配分に問題はないかなど、本番に向けて最終的な調整をしていきましょう。

明日SPIで何も勉強してないのですが、今からこれだけはやるべきという勉強はありますか?

直前まで対策できていない場合は「語彙問題」を勉強しよう

SPIは「中学校〜高校レベルの難易度」と言われていますが、知識がないと解けない問題も多いです。中でも、以下のような言語の語彙に関する問題は、知識がないと自分で考えるだけでは解けないケースが多いです。

・二語の関係
・語句の意味
・複数の意味

頻出の語彙は参考書の例題で取り上げられているため、前日であっても参考書を1冊は購入して解くことがおすすめです。

SPIの語彙問題を対策したいと思っても何から手を付けていいかわからないという人は以下の記事を参考にしてみましょう。出題形式や対策法を詳しく解説しています。

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自分のタイプに合うものを選ぼう! SPI対策のおすすめ参考書

自分のタイプに合うものを選ぼう! SPI対策のおすすめ参考書

  • 勉強を早く終わらせたい人向けの参考書
  • 基礎からしっかりと取り組みたい人向けの参考書
  • 高得点を狙いたい人向けの参考書

SPI対策の参考書はさまざまな種類が販売されているため、どれを選んだら良いのか迷ってしまうという人も多いのではないでしょうか。

選ぶポイントとしては、「自分がどのようなスタイルで勉強していきたいか」で選ぶのがおすすめです。たとえば「短期間で合格ラインまで得点を上げたい」という人もいれば、「時間があるから基礎からみっちり勉強したい」という人もいますよね。

そのため自分がどのように勉強したいかで選択していくのがおすすめです。ここでは「勉強を早く終わらせたい人向け」「基礎からしっかりと取り組みたい人向け」「高得点を狙いたい人向け」の3つのタイプで紹介していきます。

参考書を絞ってしまうと対策できる問題が限られてしまい、かえって対策に時間がかかると思うかもしれません。

しかし、どの参考書も頻出の問題は網羅しており、1冊を徹底的に解くだけで選考通過はできます。そのため、SPIの勉強時間の短縮をしたい人ほど、きちんと参考書を絞りましょう。

勉強を早く終わらせたい人向けの参考書

勉強を早く終わらせたい人向けの参考書例

2026年度版 7日でできる!SPI必勝トレーニング

短期間でも効率よく高得点を狙えるため、本番までに時間がない人や勉強を早く終わらせたい人におすすめです。

一週間でSPIの攻略ができるような作りになっていて、必須となる部分を効率よく勉強できるように作成されています。

問題を解いていくことで徐々に難易度が上がっていくような作りになっているため、勉強していて成長を実感できるような参考書と言えるでしょう。

また、実際に大学生が解いた正解率を掲載しているため、ライバルと比べて自分のレベルを可視化することが可能です。

短期間で合格ラインまで持っていきたいと考えている人は活用してみましょう。

基礎からしっかりと取り組みたい人向けの参考書

基礎からしっかりと取り組みたい人向けの参考書例

これが本当のSPI3だ! 2025年度版

丁寧で分かりやすく解説されていて、基礎からしっかりと学習したい人に向いているSPI対策定番の参考書です。

通称「赤本」と呼ばれていて、 テストセンターやペーパーテスト、Webテストでの出題範囲がこの一冊に収録されています。

収録されている問題は受験生の声を参考にして制作されていることから、再現性が高いことが特徴です。講義形式のわかりやすい解説が付いており、基礎知識に自信がない人におすすめの参考書と言えます。

どの参考書を選べば良いか悩んでいる際には、まずこの一冊を選んでみるのがおすすめです。

高得点を狙いたい人向けの参考書

高得点を狙いたい人向けの参考書例

2025最新版 史上最強SPI&テストセンター超実戦問題集

通称「青本」と呼ばれていて、難易度の高い問題が多く収録されていることから、このテキストをマスターしておけば問題ないと多くの人から評価されています。

実践的な問題が多く収録されているため、基礎知識を得てからの活用がおすすめです。言語分野、非言語分野に加えて英語や構造把握能力分野、性格分野すべてを網羅している参考書となっています。

SPI対策にしっかり時間を確保できる人や高得点を狙いたい人におすすめです。

忙しくて時間を避けられないので、ネット上の模擬試験やSPIのアプリをやるだけでも問題ないでしょうか?

板谷 侑香里

プロフィール

本番の時間感覚は養えないがアプリやネットでもSPI対策は可能

隙間時間にネット上の模擬試験やSPIのアプリをやるだけでも、弱点を把握したり、さまざまな形式の問題に触れることができます。

しかし細切れの時間での学習だけだと、本番と同じ時間感覚を身につけることが難しいという側面があります。

ネット上の模擬試験を本番と同じように受講して時間感覚を身につけましょう。模擬試験を受講した後、結果から苦手分野を把握し、克服できるような対策に切り替えて進めてみてください。

最適な問題集の選び方がわからないという人は以下の記事で問題集の選び方のポイントを詳しく解説しています。是非参考にしてください。

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SPIは勉強時間を計画的に確保して念入りな対策で高得点を得よう

企業の採用選考でSPIを受ける人の中には「ぶっつけ本番で問題ない!」と考える人も多いですが、合格ラインを超えるためには計画的な対策が必要です。十分な時間を確保して正しい対策をすることが、SPIを突破するための近道になります。

まずは、自分がどの分野を苦手としているのかを明確にして、そこに時間をかけて念入りに対策をしていきましょう。明確になった苦手分野の対策としてタイプ別のおすすめ参考書を活用していくことがおすすめです。

SPIを突破するためには自分の持ち時間に合った勉強の進め方を把握し、使える時間の中で苦手分野を重点的に対策して最大限の得点を目指すことが大切です。しっかりと勉強時間を確保して、SPIを乗り切りましょう。

アドバイザーコメント

SPIの勉強時間は不安ならまずは今すぐに対策をはじめよう

そろそろSPIの勉強を始めたほうが良いかなと思いつつ、「まだ自分には早いかな」と思っている人もいるかもしれません。たしかに、限られた時間でSPIの対策をするのは大変で、できるなら短時間で直前に対策をしたいですよね。

もちろん、人によっては短期間でも選考通過ができますが、ほとんどの人はSPI対策に30〜40時間が必要です。つまり、1日1時間を確保するとしても1か月はかかってしまうということです。

また、SPIが重視されている企業の選考では、時間をかけてESを書いたり企業情報を調べたりしても時間が無駄になってしまいかねません。SPIだけが原因で志望企業の選考に落ちてしまったら、後悔してもしきれないのではないですよね。

だからこそ、1日でも早く・はじめは1日5分でも良いので、SPI対策をスタートして万全の状態でSPIに臨みましょう。

SPI対策以外の準備も並行して進めることが就職成功のカギ

そして、SPI対策をするためには「自分にあった参考書を見つけること」だけでなく「どのような企業の選考を受けるのか」も重要です。

志望する業界によってSPIの重要度が変わってくるため、SPI対策以外の就活対策もできるだけ早くからスタートして、納得感のある就職活動をおこないましょう。

執筆・編集 PORTキャリア編集部

明日から使える就活ノウハウ情報をテーマに、履歴書・志望動機といった書類の作成方法や面接やグループワークなどの選考対策の方法など、多様な選択肢や答えを提示することで、一人ひとりの就活生の意思決定に役立つことを目指しています。 国家資格を保有するキャリアコンサルタントや、現役キャリアアドバイザーら専門家監修のもと、最高品質の記事を配信しています。

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記事の編集責任者 熊野 公俊 Kumano Masatoshi

高校卒業後、航空自衛隊に入隊。4年間の在籍後、22歳で都内の大学に入学し、心理学・教育学を学ぶ。卒業後は人材サービスを展開するパソナで、人材派遣営業やグローバル人材の採用支援、女性活躍推進事業に従事。NPO(非営利団体)での勤務を経て、「PORTキャリア」を運営するポートに入社。キャリアアドバイザーとして年間400人と面談し、延べ2500人にも及ぶ学生を支援。2020年、厚生労働大臣認定のキャリアコンサルタント養成講習であるGCDF-Japan(キャリアカウンセラートレーニングプログラム)を修了

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