SPI 非言語「整数の推測」の練習問題18問と解き方! プロがコツを伝授

Webテスト対策の支援実績がある専門家がこの記事を監修しました
森田智比呂
森田智比呂
2級キャリアコンサルティング技能士/全国経理教育協会 社会人常識マナー検定2級
Tomohiro Morita〇理系大学院修了後に企業で勤務。その後、キャリア支援・セミナー講師・文章制作などマルチに活躍。就職・転職に関する情報整理や書類作成、意思決定支援をおこなう。Webテストや就職活動に関する個別相談・指導を通じて、延べ100名以上の学生・社会人の支援経験がある

SPI非言語の「整数の推測」は、割り算の余りや倍数関係といった整数の性質から、条件を満たす数値を論理的に導き出す問題です。単純な計算力に加えて、与えられた条件を整理するための論理的思考力が求められます。

この記事では、Webテスト指導経験のあるキャリアコンサルタントの森田さんとともにSPIの「整数の推測」の解き方を解説していきます。テストセンターやWebテスティングで出題頻度が高い単元なので、得点源にできるよう繰り返し練習しておくことが大切です。

記事の後半には練習問題を18問用意しています。「整数の推測」に苦手意識がある人や、問題によってどの条件から整理すれば良いかわからない人は、練習問題に取り組んで解き方のコツをマスターしてみてください。

よりSPIの本番をイメージして対策したい人は、SPI対策模試にも挑戦してみてください。

【コンテンツの制作・チェック・監修体制について】
Webテストコンテンツは、生成AI(人工知能)も活用しながら社内の編集部メンバーが作成したオリジナルの問題となります。チェック・監修体制としては、1問につき、Webテストに精通した外部パートナー最低1人のチェック、Webテストを得意領域とするキャリアコンサルタントによる最終チェックと監修をおこなっています。

SPI「整数の推測」の概要

  • 問題パターン:倍数や約数を使って解く問題、割り算を使って解く問題、範囲を指定して解く問題
  • 1問当たりの時間:1分30秒~2分
  • 出題頻度:テストセンター(高)ペーパーテスト(低)Webテスティング(高)
整数の推測の解き方をわかりやすく教えてください!

2級キャリアコンサルティング技能士/全国経理教育協会 社会人常識マナー検定2級

森田 智比呂

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条件を一気に整理することが短時間で解くコツ

SPI非言語「整数の推測」では、条件を一つずつ処理しようとせず、「同時に満たす条件」を意識して考えることが重要です。

倍数や余りが出てきた場合は、まず式に直すか、条件を満たす数を小さい順に整理して候補を絞り込んでいきましょう。

求める数値は周期的に現れるため、いち早くそのルールを見つけ出すと時間をかけずに解答できます。

1問あたりの時間のかけ方としては、1分30秒から2分を目安にすると良いでしょう。

SPI 非言語「整数の推測」練習問題18問|森田さんによる解き方の解説付き!

ここからは、SPI非言語「整数の推測」の練習問題を専門家の解説付きで18問紹介します。複数の条件を効率的に整理する力が試される問題なので、解説を読みながら条件の絞り込み方や計算のコツを身に付けていきましょう。

「整数の推測」を初めて解く人は、「問題を解く前に確認! 整数の推測のコツ」を読んでから、練習問題に取り組むようにしてください。

問題1(難易度:★★☆☆☆)

問題

次の問いに対する正解として、最も適切なものを各選択肢の中から一つ選びなさい。
ある整数は、8の倍数であり、かつ12の倍数でもある。この整数のうち、40より大きく60より小さいものはどれか?

選択肢


正解:B
8と12の公倍数を考えます。
8と12の最小公倍数は24です。条件に合う整数は24の倍数となるため、これらを書き出すと24、48、72、……となります。
このなかで、「40より大きく60より小さい」という条件を満たすものは48のみです。したがって、正解はBとなります。

問題2(難易度:★★☆☆☆)

問題

次の問いに対する正解として、最も適切なものを各選択肢の中から一つ選びなさい。
100以上150以下の整数のうち、4で割ると3余り、5で割ると2余る数はいくつあるか。

選択肢


正解:C
まず、条件を満たす最小の数を見つけます。
4で割ると3余る数:7, 11, 15, 19, 23, …
このうち、5で割ると2余る最初の数は7です。

次に、4と5の最小公倍数である20ずつ足していくと、両方の条件を満たす数が順に見つかります。
7, 27, 47, 67, 87, 107, 127, 147, 167, …

問題の範囲である「100以上150以下」に含まれるのは、
107, 127, 147の三つ>です。したがって、正解はCとなります。

問題3(難易度:★★☆☆☆)

問題

2、3、4、5、6の数字が書かれたカードが一枚ずつあり、P、Q、Rの三人に一枚ずつ配った。配られたカードの数字について、以下の二つのことがわかっているとき、Rのカードの数字はいくつか。
条件ア:Pのカードの数字はRの2倍だった
条件イ:Qのカードの数字はPより1大きかった

選択肢


正解:A (2)
条件を整理して、当てはまる数字を絞り込みます。

1.条件イより:Q=P+1
2.条件アより:P=2R

これらを組み合わせると、Q=2R+1という関係が導かれます。
カードの数字{2, 3, 4, 5, 6}の中から、Rに数字を当てはめて確認しましょう。

・R=2のとき:P=4,Q=5(すべてカードに存在するので成立)
・R=3のとき:P=6,Q=7(7はカードにないので不適)
・R=4以上のとき:数字が大きくなりすぎるため不適

したがって、Rのカードの数字は2となります。

問題4(難易度:★★☆☆☆)

問題

次の問いに対する正解として、最も適切なものを各選択肢の中から一つ選びなさい。
X、Y、Zは1から9までの整数のいずれかで、X+Y=7、Y+Z=11である。以下の二つのことがわかっているとき、Yはいくつか。

・条件ア:Xは2の倍数である
・条件イ:Zは4の倍数である

選択肢


正解:B (3)

与えられた条件から、絞り込みをおこないます。

1.条件イより、Zは4の倍数かつ1〜9の整数なので、Z=4または8です。
2.Z=4のとき:
  Y+4=11⇒Y=7
  X+7=7⇒X=0
  Xは1から9までの整数という条件に反するため、不適です。
3.Z=8のとき:
  Y+8=11⇒Y=3
  X+3=7⇒X=4
  ここで条件ア(Xは2の倍数)を確認すると、X=4なので合致しています。

したがって、Yの値は3となります。

問題5(難易度:★★★☆☆)

問題

次の問いに対する正解として、最も適切なものを各選択肢の中から一つ選びなさい。
ある整数を5で割っても7で割っても2余るという。このような整数のうち、100に最も近いものはどれか?

選択肢


正解:E (107)

考え方は以下の通りです。

1.5でも7でも割り切れる数は、それらの最小公倍数である35の倍数です。
2.「どちらで割っても2余る」数は、この最小公倍数の倍数に2を足した数となります。
  式で表すと:35n+2(nは整数)
3.nに具体的に数字を代入して、100に近い候補を探します:
  ・n=2のとき:35×2+2=72
  ・n=3のとき:35×3+2=107
  ・n=4のとき:35×4+2=142
4.100との差を比較します:
  ・ |100-72|=28
  ・ |100-107|=7

よって、最も100に近い整数は107となります。

森田 智比呂

プロフィール

この問題のポイントは、「5で割っても7で割っても同じ余りになる数」の構造を見抜けるかどうかです。

このような条件が出てきた場合は、まず両方で割り切れる数、つまり最小公倍数に注目します。

5と7の最小公倍数は35なので、条件を満たす整数は「35の倍数に2を足した数」と整理できます。

35ずつ増減する数列として候補を並べ、100との差を比較すれば判断できるでしょう。

個別に割り算を繰り返すのではなく、数の並びとしてとらえることで、短時間で正解にたどり着ける問題です。

問題6(難易度:★★★☆☆)

問題

次の問いに対する正解として、最も適切なものを各選択肢の中から一つ選びなさい。
12でも18でも割り切れる3桁の整数のうち、すべての位の数を足すと18になる最小のものはどれか?

選択肢


正解:D (288)

解説のステップは以下の通りです。

1.最小公倍数(LCM)を求める
12と18の両方で割り切れる数は、それらの最小公倍数である36の倍数です。
2.3桁の36の倍数を書き出す
3桁(100以上)の36の倍数を小さい順に並べ、それぞれの「各位の和」を確認します。

  • 36×3=108⇒1+0+8=9
  • 36×4=144⇒1+4+4=9
  • 36×5=180⇒1+8+0=9
  • 36×6=216⇒2+1+6=9
  • 36×7=252 ⇒2+5+2=9
  • 36×8=288⇒2+8+8=18

各位の和が18になる最初の(最小の)数は288であることがわかります。

問題7(難易度:★★★☆☆)

問題

次の問いに対する正解として、最も適切なものを各選択肢の中から一つ選びなさい。
ある整数は4で割ると1余り、9で割ると2余ります。このような整数のうち、最も小さいものはどれですか?

選択肢


正解:D (29)
解説のポイントは、「条件の大きい方から書き出す」ことです。

方法1:大きい方の条件(9で割ると2余る数)から探す
9で割ると2余る数を小さい順に書き出します:
11, 20, 29, 38, …
この中で、4で割ったときに1余るものを探します。

  • 11÷4=2余り3(×)
  • 20÷4=5余り0(×)
  • 29÷4=7余り1(○)

方法2:4で割ると1余る数を書き出す
1, 5, 9, 13, 17, 21, 25, 29, …
この中で9で割ると2余るものを探すと、同様に29が最初に見つかります。

したがって、条件を満たす最小の整数は29です。

問題8(難易度:★★★☆☆)

問題

次の問いに対する正解として、最も適切なものを各選択肢の中から一つ選びなさい。
200以上300以下の整数のうち、6で割ると1余り、8で割ると5余る数をすべて足し合わせるといくらになるか。

選択肢


正解:C 964
この問題は、「共通する数を見つけ、最小公倍数を足していく」のが王道です。

1.条件を満たす最小の数を見つける
・8で割ると5余る数:5, 13, 21, 29, …
・この中で「6で割ると1余る数」を探すと、13が見つかります。(13 ÷6=2…1)

2.周期(最小公倍数)を求める
条件を満たす数は、6と8の最小公倍数である24ごとに現れます。つまり、求める数は13+24n(nは整数)と表せます。

3.200以上300以下の範囲で探す
13+24n≥200を解くと、nは8から始まります。
・13+24×8=205
・13+24×9=229
・13+24×10=253
・13+24×11=277
(次は277+24=301となり範囲外)

4.合計を出す
205+229+253+277=964
したがって、正解はCとなります。

問題9(難易度:★★★☆☆)

問題

1、2、3、6、8の数字が書かれたカードが一枚ずつあり、P、Q、Rの三人に一枚ずつ配った。配られたカードの数字について、以下の二つの条件を満たすとき、Rのカードの数字はいくつか。

・条件ア:PとQのカードの数字を足すとRになった
・条件イ:Rのカードの数字はQの4倍だった

選択肢


正解:E (8)
解説のステップは以下の通りです。

1. 条件イから候補を絞る
条件イ「RはQの4倍」より、ありえる(Q, R)の組み合わせを考えます。

  • Q=1⇒R=4(4のカードがないため不適)
  • Q=2⇒R=8(両方カードにあるため候補)
したがって、Qが2、Rが8であることが確定します。

2. 条件アで確認する
条件ア「P+Q=R」に判明した数字を当てはめます。
P+2=8⇒P=6 6もカードの一覧に含まれているため、すべての条件と矛盾しません。

よって、Rのカードの数字は8となります。

問題10(難易度:★★★☆☆)

問題

次の問いに対する正解として、最も適切なものを各選択肢の中から一つ選びなさい。
X、Y、Zは1から9までの整数のいずれかで、X+Y=15、Y+Z=11である。以下の二つの条件を満たすとき、Yはいくつか。

・条件ア:Xは3の倍数である
・条件イ:Zは奇数である

選択肢


正解:C (6)
解法の手順は以下の通りです。

1.変数の範囲を絞り込む
X+Y=15において、XとYは最大でも9であるため、
Xが6未満(例:5)だとYが10以上になり条件に反します。よってX, Y∈{6, 7, 8, 9}です。

2.条件ア(Xは3の倍数)を適用する
範囲内のXで3の倍数なのは、6または9です。

3.それぞれの場合を検証する

  • X=6のとき:
    6+Y=15⇒Y=9
    Y+Z=11に代入して、9+Z=11⇒Z=2
    条件イ(Zは奇数)に反するため、不適です。

  • X=9のとき:
    9+Y=15⇒Y=6
    Y+Z=11に代入して、6+Z=11⇒Z=5
    Z=5は奇数であり、すべての変数が1〜9の範囲に収まるため成立します。

したがって、Yの値は6となります。

問題11(難易度:★★★★☆)

問題

次の問いに対する正解として、最も適切なものを各選択肢の中から一つ選びなさい。
あるセミナーの参加者を6人ずつのグループに分けると4人余り、11人ずつのグループに分けると3人余ります。参加者の人数が100人以上であるとき、最も少ない人数は何人ですか?

選択肢


正解:C (124人)
この問題は、「条件を満たす最小の数」を見つけ、そこに「最小公倍数」を足していくことで解けます。

1.条件を満たす最小の数を見つける
11で割って3余る大きな方の条件から書き出します:
3, 14, 25, 36, 47, 58, …
この中で、6で割って4余る数(6の倍数より2少ない数)を探すと、58が最初に見つかります。

2.周期(最小公倍数)を考える
6と11の最小公倍数は66です。したがって、条件を満たす数は58に66を足すごとに現れます。

3.100人以上の条件を満たす数を探す

  • 1番目:58人
  • 2番目:58+66=124人
100人以上で最も少ない人数は124人となります。

森田 智比呂

プロフィール

この問題のポイントは、「100人以上で最も少ない人数」を求める点にあります。

すべての候補を順に調べる必要はなく、100付近の数に絞って確認すれば十分です。余りの条件が2つある場合は、割る数が大きいほうから考えると効率的でしょう。

本問では11で割って3余る数を100付近から確認します。条件を満たさなければ、一定の間隔で次の候補を確認していけば問題ありません

問題12(難易度:★★★★☆)

問題

次の問いに対する正解として、最も適切なものを各選択肢の中から一つ選びなさい。
300以上500以下の整数のうち、7で割ると4余り、11で割ると6余る数の中で、最も大きいものはどれか。

選択肢


正解:B (424)
解法の手順は以下の通りです。

1.条件を満たす最小の数を見つける
割る数が大きい「11で割ると6余る数」を順に書き出します:
6, 17, 28, 39, 50, …
この中で、7で割った時に4余る数(7の倍数+4)を探すと、39が最初に見つかります。(39=7×5+4)

2.周期(最小公倍数)を求める
7と11の最小公倍数は77です。したがって、条件を満たす数は39に77を足すごとに現れます。つまり、求める数は39+77n(nは整数)と表せます。

3.300以上500以下の範囲で探す
39+77nに順に代入して範囲内の数を見つけます:

  • n=4のとき:39+308=347
  • n=5のとき:39+385=424
  • n=6のとき:39+462=501(500を超えるため不可)

300以上500以下の範囲にある数は347と424です。この中で最も大きいものは424となります。

森田 智比呂

プロフィール

この問題のポイントは、「最も大きい数」を問われている点と、余りの条件をまとめて処理する発想です。

7と11で割った余りが同時に指定されている場合、まず両方を満たす最小の数を見つけるのが近道

そこからは、7と11の最小公倍数である77を足すごとに同じ余り条件が繰り返されます。余りの内容に関係なく、この数列は77周期になります。

これがわかれば、あとは300以上500以下という範囲に注目し、該当する数の中から最大のものを選ぶだけです。77周期なので、それほどたくさんは出てきません。

問題13(難易度:★★★★☆)

問題

3、5、6、8、10、12の数字が書かれたカードが一枚ずつあり、P、Q、Rの三人に一枚ずつ配った。配られたカードの数字について、以下の二つのことがわかっているとき、Rのカードの数字はいくつか。

・条件ア:PとQを足した合計は、Rより1大きかった
・条件イ:Qのカードの数字はPの2倍だった

選択肢


正解:C (8)
条件から数値を絞り込む手順は以下の通りです。

1.条件イ(Q=2P)から候補を書き出す
カードの数字{3, 5, 6, 8, 10, 12\}の中で、この関係が成り立つ組み合わせを探します。

  • P=3のとき:Q=6(○)
  • P=5のとき:Q=10(○)
  • P=6のとき:Q=12(○)

2.条件ア(P + Q = R + 1)で検証する
条件アを変形すると、R=P+Q-1となります。上の候補を当てはめてRを計算します。
  • ケース1:P=3, Q=6
    R=3+6-1=8(カードのリストにあるので成立!)
  • ケース2:P=5, Q=10
    R=5+10-1=14(カードのリストにないため不適)
  • ケース3:P=6, Q=12
    R=6+12-1=17(カードのリストにないため不適)

したがって、Rのカードの数字は8となります。

森田 智比呂

プロフィール

この問題のポイントは、条件から方程式を立てて考えることです。

「QはPの2倍」「P+QはRより1大きい」という情報から、「Pの3倍はRより1大きい」という関係が導かれます。この意味を理解し、「R+1」が3の倍数であることに注目することが重要です。

元のカードの中でこの条件を満たす数は限られているため、自然とRの候補を絞り込めます。また、選択肢が少ないので、1つずつ当てはめて確認する方法でも正解にたどり着けるでしょう。

問題14(難易度:★★★★☆)

問題

次の問いに対する正解として、最も適切なものを各選択肢の中から一つ選びなさい。
X、Y、Zは1から9までの整数のいずれかで、X×Y=12、Y+Z=13である。以下の二つのことがわかっているとき、Yはいくつか。

・条件ア:Xは2の倍数である
・条件イ:Zは素数である

選択肢


正解:E (6)
解法の手順は以下の通りです。

1.Y+Z=13から候補を絞る
Yは1〜9の整数のため、Zは13-9=4から13-1=12の範囲となります。
この範囲(4〜12)で、条件イ(Zは素数)を満たすのは、Z=5, 7, 11です。

2.それぞれの場合でX, Yを検証する

  • Z=5のとき:
    Y=13-5=8
    X=12÷8=1.5(整数ではないため不適)

  • Z=7のとき:
    Y=13-7=6
    X=12÷6=2(整数であり、条件ア「2の倍数」も満たすため成立!)

  • Z=11のとき:
    Y=13-11=2
    X=12÷2=6(条件は満たすが、Z=11が1〜9の範囲外のため不適)

したがって、Yの値は6となります。

森田 智比呂

プロフィール

この問題のポイントは、条件の優先順位を見極めることにあります。積(掛け算)と和(足し算)の条件が示されていますが、数は1桁の整数に限定されています。

そのため、「Zは素数」「Y+Z=13」という条件に注目すると、Zは5か7にすぐ絞れます。

整数の推測では、制約の強い条件から使うことが重要です。ただし、素数の条件はZに関するものであり、求めるのはYです。条件を見る対象を取り違えないよう注意しましょう。

問題15(難易度:★★★★★)

問題

倉庫にある製品を3個ずつ箱に入れると1個余り、5個ずつ箱に入れると2個余り、7個ずつ箱に入れると3個余ります。製品の数が200個から300個の間にあるとき、その数はいくつですか?

選択肢


正解:D (262個)
複数の条件を満たす数は、条件の厳しい(割る数が大きい)方から順に絞り込むのが効率的です。

1.「5で割って2余り、7で割って3余る」最小の数を探す
7の倍数+3を書き出す:10, 17, 24, …
この中で5で割って2余るのは17です。

2.「3で割って1余る」条件を加える
5と7の最小公倍数35ずつ足していき、3で割って1余る数を見つけます:
17, 52, 87, …
この中で3で割って1余るのは52です。(52÷3=17÷1)

3.全体の周期(最小公倍数)で範囲を絞る
3, 5, 7 すべての最小公倍数は105です。よって条件を満たす数は52+105nと表せます。

  • n=1のとき:52+105=157
  • n=2のとき:52+210=262
  • n=3のとき:52+315=367
200個から300個の間にある数は262個となります。

森田 智比呂

プロフィール

この問題のポイントは、余りの条件が3つ同時に出ている点です。すべてを一度に満たそうとすると複雑に感じるかもしれませんが、順序を決めて処理すれば難しくありません

まずは余りの条件が2つある組み合わせから考え、成立する最小の数を見つけます。その後、その数に一定の間隔で現れる規則性を利用して、残りの条件と範囲条件を確認します。

範囲が指定されている場合は、その規則に当てはめて必要な範囲のみを確認しましょう。

問題16(難易度:★★★★★)

問題

次の問いに対する正解として、最も適切なものを各選択肢の中から一つ選びなさい。
100以上300以下の整数のうち、8で割ると2余り、14で割ると4余る数をすべて挙げたものはどれか。

選択肢


正解:B (130, 186, 242, 298)
この種の問題は、「最初の共通する数」を見つけ、「最小公倍数」を足していくのが最短ルートです。

1.条件を満たす最小の正の整数を見つける
割る数が大きい「14で割ると4余る数」を順に調べます:
4, 18, 32, …
この中で8で割って2余る数を探すと、18が最初に見つかります。(18÷8=2…2)

2.周期(最小公倍数)を求める
条件を満たす数は、8と14の最小公倍数ごとに現れます。
8 = 2^3, 14=2×7
最小公倍数(LCM)は、2^3×7=56となります。

3.100以上300以下の範囲でリストアップする
最小の数18に、周期56を順に足していきます:

  • 18+56=74
  • 74+56=130
  • 130+56=186
  • 186+56=242
  • 242+56=298
次は298+56=354となり、300を超えるためここまでです。

したがって、条件を満たす数は130, 186, 242, 298の四つとなります。

森田 智比呂

プロフィール

この問題のポイントは、余りの条件が2つある場合に、まず「両方を満たす最小の数」を求めることです。

8で割って2余り、14で割って4余る数の最小値は18となります。そこから、8と14の最小公倍数である56を順に足すことで、条件を満たす整数列が得られます。

この数列の中から、100以上300以下の範囲にある数を選ぶだけで、正解にたどり着けるのです。最小公倍数が周期なので、300以下であれば、意外と簡単にすべて見つかります。

問題17(難易度:★★★★★)

問題

2、3、5、8、11、14の数字が書かれたカードが一枚ずつあり、P、Q、Rの三人に一枚ずつ配った。配られたカードの数字について、以下の二つのことがわかっているとき、Rのカードの数字はいくつか。

・条件ア:Rのカードの数字はPの2倍に1を足した数だった
・条件イ:Qのカードの数字はPとRの平均だった

選択肢


正解:D (11)
解法の手順は以下の通りです。

1.条件ア(R=2P+1)から候補を絞る
カードの数字{2, 3, 5, 8, 11, 14\}の中で、この関係が成り立つ組を探します。

  • P=2のとき:R=2(2)+1=5(○)
  • P=3のとき:R=2(3)+1=7(リストにないので×)
  • P=5のとき:R=2(5)+1=11(○)
  • P=8以上のとき:Rが17以上になり、リストにないので×
したがって、候補は(P, R)=(2, 5)または(5, 11)です。

2.条件イ(QはPとRの平均)で検証する
平均を求める式はQ=P+R/2です。
  • ケース1:(P, R)=(2, 5)のとき
    Q=2+5/2=3.5(整数ではないので×)
  • ケース2:(P, R)=(5, 11)のとき
    Q=5+11/2=8(リストにあるので成立!)

したがって、Rのカードの数字は11となります。

森田 智比呂

プロフィール

この問題のポイントは、条件から候補の組み合わせを順に絞り込むことです。「R=2P+1」という条件から、まずPとRの組み合わせを考えます

その後、「QはPとRの平均」という条件を使って候補をさらに絞ると、カードの範囲に合致する組み合わせのみが残ります。

重要なのは、数字を一度に決めようとせず、条件を順番に使って候補を減らしていくことです。

問題18(難易度:★★★★★)

問題

X、Y、Zは1から9までの整数のいずれかで、X+Y+Z=18、X-Y=2である。以下の二つの条件を満たすとき、Yはいくつか。

・条件ア:Y×Zは10の倍数である
・条件イ:Zは3の倍数である

選択肢


正解:C (5)
まずは与えられた式を整理して、候補を絞り込みます。

1.方程式を一本にまとめる
X-Y=2より、X=Y+2となります。
これをX+Y+Z=18に代入すると:
(Y+2)+Y+Z=18⇒2Y+Z=16

2.条件イ(Zは3の倍数)から検証する
Zは1から9までの3の倍数なので、候補は3, 6, 9です。
先ほどの式2Y+Z=16に当てはめて、Yが整数になるか調べます。

  • Z=3のとき:2Y+3=16⇒2Y=13(Yは整数にならず不適)
  • Z=6のとき:2Y+6=16⇒2Y=10⇒{Y=5}
  • Z=9のとき:2Y+9=16⇒2Y=7(Yは整数にならず不適)


3.条件アで最終確認
導き出されたY=5, Z=6で条件ア(Y×Zが10の倍数)を確認します。
5×6=30 30は10の倍数なので、条件をすべて満たします。(このときX=5+2=7となり、1〜9の範囲内です)

したがって、Yの値は5となります。

森田 智比呂

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この問題は一見難しそうに見えるかもしれませんが、条件の強さを見抜けば素早く解けます。

YとZの積が10の倍数という条件から、1から9までの整数では「5と偶数の組み合わせ」しか成立しません。さらに、Zは3の倍数であるため、Zが5になる可能性はありません。

したがって、Yが5であることが自然に導かれます。

このように条件の制約が強い場合は、すべてを順に試す必要はありません。ただし、最後にほかの条件と矛盾がないかを確認する習慣は忘れないようにしましょう。

練習問題が解けたら、次はSPI模試に挑戦して実力をチェックしてみましょう。

SPI 非言語「整数の推測」を対策する際のポイント

アドバイザーからワンポイントアドバイス個別条件で見るのはNG! 全体を見て条件を整理していこう

2級キャリアコンサルティング技能士/全国経理教育協会 社会人常識マナー検定2級

森田 智比呂

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SPI非言語「整数の推測」で最も重要なのは、計算の前に「数の候補を論理的に絞り込む手順」を確立することです。倍数・余り・範囲指定といった条件を正確に整理し、論理的に数を絞り込める力が問われます。

感覚的に当てはめるとミスにつながりやすいため、条件を数式や規則としてとらえましょう。ここでありがちな失敗は、個別の条件を満たす数を探してしまい、全体の整合性を確認しないことです。

まずは条件を整理して、「どのような数の並びになるか」を把握すると良いでしょう。

割り切れる条件を知っておくと効率アップが狙える

解答の選択肢から、問題文の条件に合うものをすべて確認する方法がありますが、条件がそれほど多くない問題では意外と簡単な計算で済みます。

また、以下のように、その数で割り切れる条件を知っておくと良いでしょう。

・2は偶数
・3は各桁の数値の合計が3の倍数
・4は下二桁が4の倍数
・5は下一桁が0か5
・6は偶数で各桁の合計が3の倍数
・9は各桁の数値の合計が9の倍数

非言語「整数の推測」以外の練習問題も解いてみよう!

SPIは多くの分野に分かれています。練習問題を繰り返し解いて、苦手を攻略しましょう。

各分野の問題が解けたら、最後にSPI模試に挑戦してみましょう。

執筆・編集 PORTキャリア編集部

明日から使える就活ノウハウ情報をテーマに、履歴書・志望動機といった書類の作成方法や面接やグループワークなどの選考対策の方法など、多様な選択肢や答えを提示することで、一人ひとりの就活生の意思決定に役立つことを目指しています。 国家資格を保有するキャリアコンサルタントや、現役キャリアアドバイザーら専門家監修のもと、最高品質の記事を配信しています。

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記事の編集責任者 熊野 公俊 Kumano Masatoshi

高校卒業後、航空自衛隊に入隊。4年間の在籍後、22歳で都内の大学に入学し、心理学・教育学を学ぶ。卒業後は人材サービスを展開するパソナで、人材派遣営業やグローバル人材の採用支援、女性活躍推進事業に従事。NPO(非営利団体)での勤務を経て、「PORTキャリア」を運営するポートに入社。キャリアアドバイザーとして年間400人と面談し、延べ2500人にも及ぶ学生を支援。2020年、厚生労働大臣認定のキャリアコンサルタント養成講習であるGCDF-Japan(キャリアカウンセラートレーニングプログラム)を修了

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