SCOAの練習問題128問と解き方! 就活の専門家がコツを紹介

Webテスト対策の支援実績がある専門家がこの記事を監修しました
アドバイザー画像
西 雄一
キャリアコンサルタント/西雄一教育研究所代表
Yuichi Nishi〇大学では就活に関するスキルを身に付けられる実践中心の授業を展開。また、授業の一環としてWebテスト対策も実施。これまで指導した学生の数は300~400人にも及ぶ
主な実績
  • 「話さない」伝え方——聴き上手な人に共通する会話のコツ
  • 誰も教えてくれなかった、人生を楽しむ方法(大学生~社会人3年目編)

SCOAは、言語・数理・論理・英語・常識という5つの分野で、合計37種類の問題パターンから構成される総合的な学力・能力測定テストです。

この記事では、Webテスト指導経験のある西さんとともにSCOAの解き方のコツを解説します。各ジャンルの頻出パターンと効率的な解法を理解することで、幅広い出題範囲に対応できる総合力を身に付けましょう。

記事の後半では、128問の練習問題を用意しています。全分野を一通り解いて、SCOAの幅広い試験範囲を対策していきましょう。

目次

問題を解く前に確認! SCOAのコツ

SCOAの概要

  • 問題パターン:
    ・言語:言葉の意味、四字熟語、故事成語、ことわざ・慣用句、漢字、空欄補充、長文読解
    ・数理:四則計算、一次方程式、二次方程式、不等式、数列、数的推理
    ・論理:サイコロ、推論、判断推理
    ・英語:発音、英単語の意味、空欄補充、英会話、英文和訳、和文英訳
    ・常識:物理、化学、地学、生物、地理、歴史、公民
    ・その他:照合、分類、言語、計算、読取、記憶、空間、知覚
  • 1問あたりの時間:約30秒
  • 出題頻度:テストセンター(高)ペーパーテスト(あり)Webテスティング(あり)
SCOAを解くときのコツをわかりやすく教えてください!

キャリアコンサルタント/西雄一教育研究所代表

西 雄一

プロフィールを見る

知識問題は15秒以内! 思考問題に時間を割くのがカギ

SCOAは120問を60分で解く極めて厳しい時間制限が特徴で、1問あたり30秒という超高速の処理能力が求められます。

合格への鍵は「知識問題の即答」と「戦略的な見切り」にあります。言語や常識などの知識問題は、考えても答えが出ないため15秒以内で処理し、余った時間を数理や論理などの思考を要する問題に充てましょう。

原則として誤謬率が計測されないため、わからない問題も空欄にせず必ずマークすることが統計的な得点最大化につながります

SCOAの練習問題128問|西さんによる解き方の解説付き!

ここからは、SCOAの練習問題を西さんの解説付きで128問紹介します。SCOAの全出題分野をカバーしているため、試験で求められる幅広い能力を鍛えられます。

また、SCOAを初めて解く人や、問題の全体像を把握したい人は、「問題を解く前に確認! SCOAのコツ」で5分野それぞれの特性を理解してから練習問題にチャレンジしてみてください。

問題1(難易度:★☆☆☆☆)

問題

理科の基礎知識に関する、最も適切なものを選びなさい。

地球上で、質量が500gの物体にはたらく重力の大きさは、およそいくらか。

選択肢


正解:B
地球上では、質量100gの物体にはたらく重力の大きさが、およそ1N(ニュートン)である。したがって、500gの物体にはたらく重力は、1Nの5倍となる。500を100で割れば、正しい数値が導き出せる。単位の変換ミスに注意が必要。

物理の基本知識として、地球上では質量100gの物体にはたらく重力の大きさをおよそ1Nと定義します。

基準を当てはめると、500gの物体には5Nの力が加わります。SCOAでは「質量」と「重力」が明確に区別されるため注意が必要です。

質量は物質そのものの量で単位はgやkg、重力は引く力の大きさで単位はNです。この単位の関係性をセットで記憶すれば、理科の計算問題におけるケアレスミスを劇的に減らせます。

問題2(難易度:★☆☆☆☆)

問題

生物の分類に関する次の問いに対して、最も適切なものを選びなさい。

次のうち、両生類に分類されるものはどれか。

選択肢


正解:C
イモリは一生のうちに水中と陸上の両方で生活する時期があるため、両生類に分類される。一方で、トカゲ、カメ、ヤモリ、ヘビはすべて爬虫類である。特にイモリとヤモリは名前が似ているため、混同しないよう注意が必要である。「井(水場)」を守るのがイモリ(両生類)、「家」を守るのがヤモリ(爬虫類)と覚えるのが良い。

脊椎動物の分類では、トカゲ、カメ、ヘビ、ヤモリなどはすべて爬虫類に属します。一方でイモリは、幼生期を水中で過ごし、成体になると陸上で生活できる両生類に分類されます。

名前に「モリ」がつく動物としてヤモリと混同されやすいですが、ヤモリ(家守)は家を這う爬虫類、イモリ(井守)は水場に住む両生類であると区別して覚えましょう。

両生類は皮膚が湿っており、卵を水中に産むという特徴があります。これら生態の違いを理解しておくと、分類問題で迷うことがなくなります。

問題3(難易度:★☆☆☆☆)

問題

地学における地震の仕組みや観測に関する記述のうち、最も適切なもの、あるいは誤っているものを選びなさい。

地震の波に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

選択肢


正解:E
地震の波のうち、P波(Primary wave)は最初に届く速い波であり、S波(Secondary wave)は後から届く遅い波である。P波は進行方向に震動する縦波であり、S波は進行方向に垂直に震動する横波である。P波が届いてからS波が届くまでの時間は初期微動継続時間と呼ばれる。また、地震が発生した地下の場所は震源であり、その直上の地表の点を震央という。

地震の波にはP波とS波の2種類があります。

P波は縦波で伝わる速さが速く、カタカタとした初期微動を引き起こします。対してS波は横波で速さが遅く、ゆさゆさと揺れる主要動の原因となります。P波がS波よりも先に届くという性質が地震の伝わり方の基本です。

地震の用語や波の性質は地学の基礎であり、混同しやすい部分です。縦波と横波の違いや、震源と震央の言葉の定義を正確に整理しておくことで、この分野の得点源を確保できます。

問題4(難易度:★☆☆☆☆)

問題

世界の主要都市の気候区分に関する次の問いに対して、最も適切なものを選びなさい。

イタリアの首都であるローマや、フランスのマルセイユなどに見られる、夏に乾燥し、冬に一定の降水がある気候は次のうちどれか。

選択肢


正解:B
正解はBである。地中海性気候は中緯度の大陸西岸に分布し、夏は亜熱帯高圧帯の影響で乾燥し、冬は偏西風の影響で雨が降る。このため、オリーブやブドウなどの耐乾性の強い果樹栽培が盛んにおこなわれている。

SCOAの地理分野では、主要な都市名と気候区分の対応関係が頻出です。

ローマ、マルセイユ、アテネといった具体的な都市と「夏に乾燥」というキーワードを結びつけて覚えておくことが効率的な対策となります。

問題5(難易度:★☆☆☆☆)

問題

次の問いに対する答えとして、最も適切なものを1つ選びなさい。

2009年(平成21年)9月に発足した、消費者の権利を守り、不当な表示や契約による被害を防ぐための行政機関は次のうちどれか。

選択肢


正解:D
正解はD。消費者庁は、国民の生活の安全を確保するために各省庁に分かれていた消費者行政を一元化する目的で設置された。2008年の法改正を経て、2009年に発足した。

2009年9月設置の「消費者庁」は、各省庁に分散していた消費者行政を一元化し、国民の安心な生活を実現するための行政機関です。

内閣府の外局として景品表示法などを所管し、虚偽広告や悪質契約から消費者を保護します。

SCOAでは新設省庁が頻出です。2008年の観光庁、2012年の復興庁、2021年のデジタル庁など、設立背景や時期を関連付けて整理することで、知識の正確性が高まります。

問題6(難易度:★☆☆☆☆)

問題

以下の「てびき」に示された条件にもとづいて、各語句に含まれる文字の種類や数を正確に照合し、該当する数字の組み合わせとして最も適切なものを選びなさい。

【てびき】
対象とする文字:あ、か、さ、た、な、は、ま、や、ら、わ
※各語句の中に、これらの「あ段」の文字がいくつ含まれているか数えること。

(1)あかさたな
(2)いきしちに
(3)はまやらわ

選択肢


正解:A
(1)は「あ・か・さ・た・な」のすべてが該当するため5となる。(2)はすべて「い段」の文字であり、対象となる文字は1つも含まれないため0となる。(3)は「は・ま・や・ら・わ」のすべてが該当するため5となる。したがって、正解は(1)5、(2)0、(3)5の組み合わせである。単純な数え間違いに注意が必要な問題である。

「てびき」にある特定の行の文字を数える際、対象となる「あ段」の音を明確に意識することが大切です。

規則にしたがい正確に分類する力はSCOA事務処理の基本となります。声に出さずとも「段」を視覚的に瞬時識別できれば、解答速度は飛躍的に向上するでしょう。

問題7(難易度:★☆☆☆☆)

問題

次に示す2つの語の関係を分析し、それと同じ関係を持つ語の組み合わせを1つ選びなさい。

拡大/縮小

選択肢


正解:B
正解はBである。拡大と縮小は、互いに反対の意味を持つ対義語の関係にある。選択肢の中で、束縛と解放も「自由を制限すること」と「解き放つこと」という反対の意味を持つため、同様の関係といえる。ほかの選択肢は、すべて意味が似ている類義語、あるいは関連のある語の組み合わせである。物事の性質や状態が逆であることを、素早く見極めることが大切である。

SCOAの言語分野では、語句の組み合わせが「対義語」か「類義語」かをまず見極めることが不可欠です。表面的な印象で判断せず、語の中心的な意味を対比させることで確実に正解を導き出せます。

類義語辞典等で言葉のネットワークを広げることは、全適性検査の基礎となります。

問題8(難易度:★★☆☆☆)

問題

次に示す言葉の意味で、正しいものをA〜Eの中から1つ選びなさい。

邂逅

選択肢


正解:A
正解はA。「邂逅(かいこう)」は、思いがけずに出会うことや、偶然の巡り合いを意味する言葉である。旧友とばったり再会したときなどに「旧友と邂逅する」という風に用いる。「後悔」や「訪問」など、字面や響きから連想しやすいほかの選択肢はすべて誤りである。物事を理解するうえで、こうした語彙を一つひとつ身に付けることが重要となる。

対策のポイントは、迷った際に漢字の構成から意味を推測することです。この語には「しんにょう」が含まれており、道や行くことに関係があることがわかります。

また、選択肢Bの「悔恨」など音の似た言葉との混同にも注意が必要です。

問題9(難易度:★★☆☆☆)

問題

( )の中に漢字を1つ入れ、対義語を完成させなさい。

供給 ―― 需( )

選択肢


正解:A
必要とするものを与える「供給」に対し、必要として求めることを「需要」という。「需」には求める、「要」にはいる、求めるという意味がある。市場経済においてよく対比される言葉のペアであり、社会の動きをとらえるうえで欠かせない概念である。

「需」の字には「求める、待つ」という意味が含まれています。供給と需要のバランスを考えるイメージを頭に置いておくと、漢字の組み合わせを忘れにくくなります。

経済常識としても必須の知識ですので、確実に正解できるようにしましょう。

問題10(難易度:★★☆☆☆)

問題

次の文章を読んであとの問いに答えなさい。

「連絡はメールで済ませる」という言葉があるように、手書きの手紙は効率化の波に押されている。(A)デジタルツールの便利な機能が溢れるなか、時間と手間をかける手書きは、もはや現代に合わないといわれる。(B)この時代に便箋を選ぶことは、過去への執着という意味合いが強いらしい。(C)時代の変化とともに、手紙を書く人も少しずつ減っていく。街の小さな文具店は、売り上げ減少という課題を抱え、普段とは違う厳しい現実を見せている。(D)静かな部屋でペンを握る人の姿は、いつまで見ていても飽きることはない。(E)手書きの文字には人を引きつける魅力があるし、静かに相手を思う姿は思索にふける哲学者のようだ。(F)手書きの手紙が最も印象的に映るのは、遠く離れた故郷からの便りだろう。都会の孤独が、ある日突然、音もなく忍び寄ってくる。薄暗くなり始めた部屋に、雨音を消すような冷たい風が吹く。気温が下がり、吐く息が白くなるなかで、古い木造のポストに手紙が届く。封を切る音が、リズミカルに響いていく。(G)手紙が最も人の温もりを感じさせる瞬間である。(H)この街を舞台にした映画作品では、物語の転換点を「冬の手紙」に設定したものが多い。都会の静けさ、奥深さ、そこに息づく人の心情を描き出そうとすれば、やはり手紙が届く季節が最も適しているのかもしれない。失われていく習慣には、どこか寂寥感がある。陰りが見える。【1】、近づいてみると、古くからの和紙に新しいデザインを取り入れ、次の世代に向けて力を蓄えている若い作家の姿を見つけることができる。手紙に終わりの寂しさを感じるか、あるいは、見えないところで脈々と続く文化の連続性を感じるか。人はさまざまだろう。冬の夜長、過ぎ去った日々を振り返る心のなかには、確かな明日への希望が宿っている。

⑴この文章を5つの段落に分けるとすると、第2段落はどこから始まるか。最も適切なものを1つ選びなさい。
選択肢
A. (A)
B. (B)
C. (C)
D. (D)
E. (E)

⑵空欄【1】に入る語句として最も適切なものを1つ選びなさい。
選択肢
A. もっとも
B. なぜなら
C. さらに
D. したがって
E. つまり

⑶文章中の「薄暗くなり始めた部屋に」の「に」と、文法的に同じ働きをしている「に」を含むものを1つ選びなさい。
選択肢
A. 明日までに提出する
B. 庭に花を植える
C. 映画を見に行く
D. 友人に電話をかける
E. 寒さに震える

⑷映画作品で、物語の転換点を「冬」に設定する理由として、この文章から読み取れる内容として最も適切なものを1つ選びなさい。
選択肢
A. 都会には厳しい寒さを耐え抜く古くからの風習が色濃く残っているから
B. 白い雪景色が、主人公の物語をドラマチックに演出することができるから
C. 寂寥感と終わりの予感のなかに、見えない生命力を感じさせる季節だから
D. 古い木造のポストが、手紙の歴史の長さを強調するから
E. 都会の静けさや奥深さ、そこで生きる人の心情を描写するのにふさわしいから

選択肢


正解:B:⑴C、⑵A、⑶B、⑷E
⑴文章全体の構成を読み取る基本的な問題である。第1段落は手紙を取り巻く現状といった全般的な話題を述べている。「(C)時代の変化とともに」の箇所からは、文具店や手紙を書く人という具体的な描写に話題がはっきりと移っている。したがって、ここが第2段落の始まりとして最もふさわしい。

⑵空欄の前後を比較して論理展開を把握する問題である。前文では「寂寥感がある」「陰りが見える」と否定的な印象を述べているが、空欄のあとでは「次の世代に向けて力を蓄えている若い作家」と前向きな姿を述べている。前言を一部認めつつ別の視点を提示する「もっとも」が適切である。

⑶問題文の「に」は、動作や作用がおこなわれる場所を表す格助詞である。選択肢Bの「庭に」も同様に花を植える場所を示しているため正解となる。Aは期限、Cは目的、Dは動作の相手、Eは原因を表す「に」であり、それぞれ用法がはっきりと異なるためダミーと見抜きやすい。

⑷理由を問う内容合致問題である。「物語の転換点を『冬の手紙』に設定したものが多い」という記述の直あとに、「都会の静けさ、奥深さ、そこに息づく人の心情を描き出そうとすれば、やはり手紙が届く季節が最も適している」と明確に述べられている。ほかの選択肢は本文にない記述が多いため、容易にEが正解だと導き出せる。

問題11(難易度:★★☆☆☆)

問題

以下の計算をしなさい。

48÷(-2)^3-5×(-4)

選択肢


正解:B
累乗の計算を先におこなう。(-2)3は-2を3回掛けることを意味するため-8となる。また、-5×(-4)は負の数同士の乗算であるため20となる。これらを式に当てはめると、与式=48÷(-8)+20となる。次に除算をおこない、-6+20=14を導き出すことができる。したがって、正解はBである。

数理分野の計算問題では、四則演算の優先順位の把握が不可欠です。

まず累乗を優先し(-2)^3=-8。次にかけ算・割り算を処理し、48÷(-8)=-6、5×(-4)=-20を得ます。最後は「-6から-20を引く」際、マイナスが重なり反転するため「-6+20」となり、正解の14が導かれます。

SCOAは一問の時間が極めて短いため、基礎ルールを反射的に適用できるまで練習を繰り返してください。

問題12(難易度:★★☆☆☆)

問題

以下の式を解きなさい。

5(x-2)=2-3(x-4)

選択肢


正解:C
まず両辺の括弧を展開する。左辺は5x-10となり、右辺は2-3x+12となる。これらを等式で結ぶと、5x-10=14-3xとなる。次にxを含む項を左辺に、定数項を右辺に移行させる。符号が反転することに注意しておこなうと、5x+3x=14+10となる。これを計算すると8x=24となるため、両辺を8で割ることでx=3を導き出すことができる。展開時の符号に注意して取り組むことが求められる。したがって正解はCである。

一次方程式を解く基本は、まず括弧を外して同類項をまとめることです。

左辺を展開すると「5x-10」、右辺は「14-3x」となります。次に、xを含む項を左辺に、定数項を右辺に集めます。移項して「5x+3x」と「14+10」に整理すると、8x=24というシンプルな式が導き出されます。

最後に両辺を8で割ることで、x=3が求められます。移項の際に符号を逆にする基本操作が正答への唯一の道です。

日頃から手を動かして、解法のリズムを体に覚え込ませてください。

問題13(難易度:★★☆☆☆)

問題

以下の式を解きなさい。

x2+x-42=0

選択肢


正解:C
x2+x-42=0を因数分解して解を求める。掛けて-42、足して1となる2つの数を見つける必要がある。条件に合うのは7と-6である。与式は(x+7)(x-6)=0と変形できる。したがって、x+7=0またはx-6=0となる。それぞれを計算すると、x=-7、x=6となる。符号を間違えないよう注意して解答を導き出すことが求められる。したがって正解はCである。

二次方程式は因数分解できるか確認します。

この式では「掛けて-42、足して1」になる数字を探すと、6と7の組み合わせが該当し、+7と-6にすれば良いとわかります。

したがって、式は(x+7)(x-6)=0と分解でき、xの値は-7と6になります。

選択肢AやBのように符号が逆になったひっかけも存在するため、因数分解の結果から解を出す際は符号の反転を忘れないようにしてください

問題14(難易度:★★☆☆☆)

問題

次の式を解きなさい。

3(x-2)>5x+4

選択肢


正解:B
3(x-2)>5x+4の括弧を展開すると3x-6>5x+4となる。xを含む項を左辺に、定数項を右辺に移行すると、3x-5x>4+6となる。これを計算すると-2x>10となる。両辺を-2で割るため、不等号の向きが逆になることに注意する。
x<-5を導き出すことができる。よって、正解はBである。

不等式も方程式と同様に移項と整理をおこないますが、負の数で割る際は細心の注意が必要です。

まず「3x-6>5x+4」と展開し、整理すると-2x>10となります。ここで負の数で割る場合、不等号の向きが逆転するという絶対的ルールがあります。

したがって、向きを入れ替えてx<-5が正解です。この不等号の反転は、SCOAで最も狙われやすいポイントです。

問題15(難易度:★★☆☆☆)

問題

次の数字はある規則にしたがって並んでいる。空欄に当てはまる数字はどれか。

1、4、8、11、22、25、【 】、【 】

選択肢


正解:A
この数列においては、前の項に対して+3と×2の計算を交互に繰り返すという規則が隠れている。順番に確認していくと、1+3=4、4×2=8、8+3=11となっていることがわかる。直前の計算は22+3=25であるため、最初の空欄は25×2=50である。2つ目の空欄はその答えに+3をするため50+3=53である。したがって正解はAである。

数列の問題では、隣り合う数字の変化を観察します。

複数の規則が組み合わさることが多いため、最初の3つ程度の変化だけで判断せず、全体を通して整合性があるかを素早く確認することが誤答を避けるコツです。

問題16(難易度:★★☆☆☆)

問題

次の問いに答えなさい。

商品に原価の40%の利益を見込んで定価をつけたが、売れないため定価の20%引きで売ったところ、240円の利益が出た。商品の原価はいくらか。

選択肢


正解:C
商品の原価をX円とおいて方程式を立てる。定価は原価に40%の利益を見込んでいるため、1.4X円と表すことができる。これを20%引きで販売したため、売価は1.4X×0.8=1.12X円となる。利益は売価から原価を引いた金額であるため、1.12X-X=240という式が成り立つ。これを計算すると0.12X=240となり、X=2,000となる。したがって商品の原価は2,000円であるため、正解はCとなる。

利益の問題は、原価をxと置いて立式するのが最も確実です。

原価を基準にした百分率の計算に慣れておくことが、この種の問題を短時間で解くための必須条件となります。

問題17(難易度:★★☆☆☆)

問題

立方体を指示された方向に回転させたとき、回転後に上面に「ア」が出ないものはどれか。

【回転の方向】
A:手前
B:奥
C:右
D:左

選択肢


正解:D
展開図から、それぞれの対面を把握する。
ウの裏はイ、エの裏はカ、アの裏はオである。
初期状態では右側面にアがある。
選択肢の回転を順に確認していく。
アが上面にくる回転は、アが右側面にある状態から左(D)へ1回まわすことである。
Aはそのまま左へ回転するためアが上面になる。
B、C、Eは、最初の手前や奥への回転では右側面のアは位置が変わらないため、最後のDの回転によってアが上面になる。
しかしDは、右に転がしてアが底面に移動したあと、手前へ転がすとアは背面に移動する。
したがって、最後に上面にくるのはアではない。
ゆえに、正解はDとなる。

立方体の回転は、対面の把握が第一歩です。

展開図よりウ-カ、エ-イ、ア-オが表裏。初期が「上:ウ、前:エ、右:ア」のとき、左回転Dでは右のアが上に、BからDではBで前のエが、Dで右のアが上に来ます。

対して「CからA」は、右回転Cで左のオが上に、手前回転Aでオが前に移り背面イが上に来ます。

頭の中で動かすのが苦手なら、消しゴムに文字を書き実演すると空間把握が向上しますよ。

問題18(難易度:★★☆☆☆)

問題

以下の条件を前提として、推論ア〜オの中で、明らかに誤りであるものか、あるいは与えられた前提からだけでは、はっきりと断定できないものの記号を選び、その組み合わせを番号で答えなさい。

<条件>
・FはAより点数が高い
・AはCより点数が高い
・CとDの点数は同じ
・DはBより点数が高い
・BはEより点数が高い

ア:Eが最も点数が低い
イ:CはEより点数が高い
ウ:DはAより点数が低く、Bよりは高い
エ:AはBより点数が低い
オ:CはFより点数が高い

選択肢


正解:D
与えられた条件を整理すると以下のようになる。
F>A
A>C
C=D
D>B
B>E
つまり、点数が高い順に並べるとF>A>C=D>B>Eとなる。
よって、誤りまたは断定できないものはエとオになる。
エ:AのほうがBより点数が高いため誤りである。
オ:CのほうがFより点数が低いため誤りである。
したがって、正解はDとなる。

提示された条件を不等号で整理すると「F>A>C=D>B>E」という強弱関係が完成します。

推論エの「AはBより点数が低い」は、実際にはAの方が高いため誤りです。また、推論オの「CはFより点数が高い」も、Fの方が高いため間違いとなります。

推論問題では、まず条件をすべて書き出し、一本の数直線のように並べることで、正誤を瞬時に判断できるようになります。

問題19(難易度:★★☆☆☆)

問題

以下の各問題について、正しい答えを選択肢の中から1つ選びなさい。

午前8時から午後8時までの間で、時計の長針が短針を追い越す回数は何回か。

選択肢


正解:B
長針が短針を追い越すのは1時間につき1回である。しかし、11時台には長針による追い越しが発生しない。なぜなら、追い越すときにちょうど12時になってしまうからである。したがって、12時間のうち11時台を除くことになり、長針が短針を追い越すのは12-1=11回となる。午前8時から午後8時までの12時間には午前11時台が1つ含まれるため、正解は11回となる。

時計の針の重なりは基本的に1時間に1回起きますが、12時間で11回という法則が存在します。

これは、11時から1時の間の2時間において、12時ちょうどに1回しか重ならないためです。午前8時から午後8時はちょうど12時間であり、その間に12時を一度含んでいるため、回数は11回となります。

SCOAではこの「12時間で11回、24時間で22回」という数字が非常によく問われます。

問題20(難易度:★★☆☆☆)

問題

次の英単語の太字部分と同じ発音を含む英単語を1つ選びなさい。

enough

選択肢


正解:A
正解はAである。
「enough」の太字部分の発音は[ʌ]である。それぞれの選択肢の太字部分の発音は以下の通りである。
A. [ʌ]
B. [uː]
C. [ou]
D. [ɔː]
E. [ɔː]
したがって、同じ発音を含む英単語は「cousin」となる。「ou」という綴りにはさまざまな発音のパターンがあるため、単語ごとに正しい発音を覚えておく必要がある。

問題21(難易度:★★☆☆☆)

問題

次の英単語の意味に最も近いものを1つ選びなさい。

observe

選択肢


正解:B
正解はBである。「observe」は「〜に気付く、観察する」という意味である。また、規則などを「守る」という意味もあるため、文脈により判断できるようにしておくことが大切である。
各選択肢の意味は以下の通りである。
A. 〜を無視する
B. 〜に気付く
C. 〜を予測する
D. 〜を取り替える
E. 〜を支持する
したがって、意味が最も近いものはBとなる。

問題22(難易度:★★☆☆☆)

問題

次の英文の空欄に入るものを1つ選びなさい。

The meeting was put 【 】 until next week due to the heavy snow.

選択肢


正解:A
正解はAである。「put off」で「〜を延期する」という意味になる。英文の和訳は「大雪のため、その会議は来週まで延期された」となる。スケジュール変更などのビジネスシーンでよく使われる表現である。ほかの選択肢について、「put out」は「火を消す」、「put away」は「片付ける」という意味になるため文脈に合わない。したがって、正解はAとなる。

問題23(難易度:★★☆☆☆)

問題

原子の構造とイオンに関する次の問いに対して、最も適切なものを選びなさい。

Na(ナトリウム)の原子番号は11で、原子量は23である。このとき、Na+のもつ核外電子数はいくつとなるか。

選択肢


正解:A
原子番号は、中性な原子における電子の数と等しい。したがって、Naの電子数は11個である。Na+は、Naが電子を1つ失ってできた1価の陽イオンであるため、電子の数は11から1を引いた10個となる。原子量や、陽イオンという言葉の響きから電子を足してしまう計算ミスに注意が必要である。

ナトリウム(原子番号11)は陽子数11で、中性状態では電子も11個存在します。Naプラスという陽イオンは電子を1個失った状態を指すため、核外電子の数は10個となります。

化学では「陽イオンは引き算、陰イオンは足し算」という電子の動きを正確に把握することが肝心です。

原子番号が電子の基本数を示すという原則さえ押さえれば、こうした問題は数秒で解けます。

問題24(難易度:★★☆☆☆)

問題

次の記述のうち、示された人物や事柄と関係のないものを1つ選びなさい。

聖徳太子(厩戸皇子)がおこなったとされる政策や出来事と関係ないものは次のうちどれか。

選択肢


正解:E
正解はEである。墾田永年私財法は、743年に聖武天皇の時代に出された法律であり、開墾した土地の永久私有を認めるものである。聖徳太子は推古天皇の摂政として、冠位十二階や十七条の憲法を定め、天皇中心の政治の仕組みを整えることに尽力した。また、小野妹子を遣隋使として派遣し、大陸の文化を取り入れることにも積極的であった。

聖徳太子が活躍した飛鳥時代初期の政策には「冠位十二階」や「十七条の憲法」があります。

小野妹子の派遣や法隆寺の建立も彼の功績です。一方、土地の永久私有を認める「墾田永年私財法」は奈良時代の743年に発布されたもので、聖徳太子とは無関係です。

歴史の問題では、人物の名前とその業績が属する「時代」が一致しているかを冷静に判別することが、正誤を見分ける最大のポイントです。

問題25(難易度:★★☆☆☆)

問題

左右の文を照合し、異なる文字の数をそれぞれ答えなさい。

(1)(爽やかな秋晴れの下で遠足を楽しむ)、(爽やかな秋晴の下で遠足を楽しむ)
(2)(最新のシステムを導入して業務効率を上げる)、(最新のシステムを導入して業務効律を上げる)

選択肢


正解:A
(1)は、右側の文で「秋晴れ」の「れ」が抜けているため、異なる文字は1つである。(2)は、右側の文で「効率」が「効律」という誤字になっているため、異なる文字は1つである。一文字ずつのわずかな違いを見落とさないよう注意が必要である。

照合問題では、文字形状や送り仮名を機械的にチェックする冷静さが求められます。

SCOAの事務能力検査は、短時間で大量の文字を処理するため、意味を追わず図形を比べるように視点を動かすのがコツです。

一文字ずつ指で追う視覚的リズムを意識し、速度と正確性を両立させましょう。

問題26(難易度:★★☆☆☆)

問題

式中の□に当てはまる適切な数字を、選択肢の中から1つ選びなさい。

16×□+34=114

選択肢


正解:B
等式の性質を用いて、逆算をおこなうことで正解を求める。まずは足されている34を右辺から引き、114-34=80を導く。次に、16×□=80となることから、80を16で割ることで□に入る数字を求める。80÷16=5となるため、正解はBである。基本的な計算手順を1つずつ丁寧におこなうことが、ミスを防ぐための最も重要な点となる。

この計算式は、逆算の思考を用いて一文字ずつ解き進めるのが定石です。

まず、等号の右側にある114から、左辺にある34を差し引きます。すると114-34=80となり、式は「16×□=80」と単純化されます。

最後に、80を16で割ることで、□の中に入る数字が5であると導き出されます。

16の5倍が80であるという計算は、時計の分数の感覚に近いものがありますが、迷ったときは「16×5=80」を筆算ですぐに確認してください

問題27(難易度:★★☆☆☆)

問題

次の表は、ある企業の支店別における4月から7月までの新規契約件数を示したものである。以下の問いに答えなさい。

A支店の契約件数が、前月よりも増加している月はいくつあるか。

選択肢


正解:A
A支店の各月の推移を確認すると、4月から5月は減少(42件から38件)、5月から6月は増加(38件から45件)、6月から7月は減少(45件から40件)となっている。したがって、前月より増加しているのは6月のみであり、該当する月は1つである。前月との比較を正確におこなうことが重要であり、4月は前月のデータがないため比較対象に含まない。

表の読み取り問題では、まず注目すべき支店のデータのみを正確に抽出する力が求められます。

A支店の列を左から順に見ていき、右隣の数値が左隣の数値より大きくなっている箇所を探しましょう。増加している月が1つだけということは、ほかの月はすべて横ばいか減少していることを意味します。

SCOAはスピード勝負のため、表全体を漫然と眺めるのではなく、必要な列だけにペンを当てて視線を固定し、変化の「山」を一瞬で見抜くのがコツです。

問題28(難易度:★★☆☆☆)

問題

以下の内容は、ある事務用品販売会社における先週の受注リストである。内容を記憶したうえで、各問いに答えなさい。

高橋銀行が発注した商品と、その数量の組み合わせとして正しいものはどれか。

選択肢


正解:C
受注リストの内容を参照すると、高橋銀行の項目にある発注商品はシュレッダーであり、その数量は3台となっている。ほかの選択肢は、佐々木商事、鈴木建設、田中不動産、伊藤物流の発注内容と混同させるためのダミーである。記憶法として、顧客名の頭文字と商品名を関連付けて覚えておくと、このような照合問題においてミスを防ぐことができる。

記憶問題は、短い提示時間内に情報を「映像」や「関連付け」で整理する戦略が有効です。

「高橋銀行」という名前から、銀行の奥で「3台のシュレッダー」が並んで書類を裁断している具体的な場面を頭の中に描いてください

単語を丸暗記しようとするよりも、このようにビジュアル化して記憶のフックを作ることで、解答時に思い出しやすくなります。

選択肢にはほかの企業が注文した商品や数量が巧みに混ざっていますが、ターゲット以外の情報を素早く切り捨てる集中力が不可欠です。

問題29(難易度:★★☆☆☆)

問題

図のような立方体を、辺AEの中点P、点B、辺EHの中点Qの3点を通る平面で切断するとき、切断面の図形はどれか。

選択肢


正解:B
立方体の切断の問題は、以下の3ステップで解きます。
1. 同一平面上の点を結ぶ
2. 平行な面にできる線は平行に描く
3. 1と2でできなければ線を延長して角を作る
まずは1より、点Bと点P、点Pと点Qは同一平面上なので結びます。一方、点Bと点Qは結べません。
2より、面ADHEと平行な面にあるPQと平行な線を、面BCGFの点Bから引きます。
立方体を真上から見ると下右図のようになるので、PQと平行な線はBGとなります。
最後に、また1より、GQを結びます。
切断面は下記のようになり、PQとBGだけが平行なので、できる図形は台形となります。
したがって、正解はB(答)です。

立体の見取り図

立方体の切断問題では、「平行な面には平行な切り口の線が入る」という大原則を利用します。

辺AEの中点P、頂点B、辺EHの中点Qを結ぶ平面を想定すると、まず前面の線分PBが確定。次に上面でQを通りPBと平行な線を引くと辺GHの中点を通ります。

さらにQとPを結ぶ線を繋いでいくと、長さの異なる一対の平行な辺を持つ「台形」が完成します。

空間把握が苦手な場合は頭の中だけで考えず、見取り図に切り口を1本ずつ書き込むのが最も確実な解法です。

問題30(難易度:★★★☆☆)

問題

次に示す言葉の意味で、正しいものをA〜Eの中から1つ選びなさい。

忸怩

選択肢


正解:B
正解はB。「忸怩(じくじ)」とは、自分のおこないについて深く恥じ入るさまを表す言葉である。「忸怩たる思い」という表現で、自分のふがいなさや過ちを反省し、恥ずかしく思う気持ちを示すときによく使われる。「頑固」や「戸惑い」といった感情と混同しやすいが、まったく異なる。わからない言葉があるとき、あらかじめ辞書を引いて意味を把握しておくのが良い。

この言葉は、自分自身の言動を振り返って、心の中で深く恥じる様子を表現しています。

日常生活では「忸怩たる思い」という慣用句で目にすることが多い語彙です。漢字に注目すると、心や感情を表す「りっしんべん」が使われており、内面的な心の動きを指していることが推測できます。

SCOAの言語分野では、こうした内面的な感情を表す難しい熟語がよく出題されます

問題31(難易度:★★★☆☆)

問題

次に示す言葉の意味で、正しいものをA〜Eの中から1つ選びなさい。

臥薪嘗胆

選択肢


正解:B
正解はB。「臥薪嘗胆」は「がしんしょうたん」と読む。薪のうえに寝て苦いきもをなめるという故事から、将来の成功を期して長い間苦労に耐えることを意味する。「臥」は寝る、「薪」はたきぎ、「嘗」はなめる、「胆」はきもを指す。字面から病気や厳しい労働などを連想させる選択肢はダミーである。意味を正確に身に付けることが重要である。

SCOAではこうした故事成語が非常に多く出題されます。単なる暗記ではなく、背景にある物語をイメージすることで記憶に定着しやすくなりますよ。

選択肢AやCのように、字面から連想される「病気」や「薪割り」といった単純な意味に惑わされないことが大切です。

問題32(難易度:★★★☆☆)

問題

次に示す言葉の意味で、正しいものをA〜Eの中から1つ選びなさい。

役不足

選択肢


正解:C
正解はC。「役不足」は、本人の力量に対して役目が軽すぎることを意味する言葉である。よく「私には役不足です」という風に、自分の実力不足をへりくだる意味で使われることがあるが、それは本来の用法ではない。本人の実力が足りない場合は「力不足」を用いるのが正しい。字面から受ける印象で「役に立たない」といったダミーの選択肢を選ばないよう、言葉の本来の意味を一つひとつしっかりと身に付けることが重要である。

最も誤用されやすい語彙の1つで、「実力が足りない」とするのは間違いです。SCOAではこうした「日本人が間違えやすい日本語」が狙い撃ちされます

「役目が重すぎる」のは「力不足」であり、誤認は出題者の罠です。逆の意味で覚えがちな言葉をリストアップし重点的に確認しましょう。

問題33(難易度:★★★☆☆)

問題

次に示す言葉の意味で、正しいものをA〜Eの中から1つ選びなさい。

しがらみ

選択肢


正解:B
正解はB。「しがらみ」は、本来は水流をせき止めるため川のなかに柵として設けたものを指す。そこから転じて、引き留めるものや、まとわりついて離れがたい関係を意味するようになった。「しがらみにとらわれる」という風に使われる。古いしきたりや激しい争いなどのダミーの選択肢に引きずられないよう注意が必要である。言葉の本来の意味を1つずつ正しく身に付けるのが良い。

せき止めるための柵という意味から転じて、断ち切るのが難しい複雑な人間関係や、自由を縛る制約のことを指します。

おもに「世間のしがらみ」といった否定的な文脈で使われることが多い言葉です。選択肢Aの「激しく争う」やCの「古いしきたり」も一見関連がありそうに見えますが、本質的な意味は「絡み合って束縛されている状態」にあります。

こうした和語は漢字で書かれることが少ないため、音と意味を結びつけて正確に覚える必要があります。

問題34(難易度:★★★☆☆)

問題

間違っている読みを探しなさい。

選択肢


正解:C
正解はC。「相殺」は「そうさい」と読み、互いに差し引いて損得がないようにすることである。「殺」を「さつ」と読むのはよくある間違いであるが、「殺」には「減らす」という意味があるため、この場合は「さい」と読むのが正しい。
※固執は現在では「こしつ」という読みが一般的だが、本来の読みは「こしゅう」である。

問題35(難易度:★★★☆☆)

問題

( )の中に漢字を1つ入れ、対義語を完成させなさい。

総合 ―― 分( )

選択肢


正解:C
個別のものを1つにまとめる「総合」に対し、物事を細かく分けてその要素や性質を明らかにすることを「分析」という。全体を大きくまとめるか、要素ごとに細かく分けていくかという視点が対照的な言葉のペアである。論理的に物事を考えるときによく用いられる。

対義語の問題は、言葉の意味を対照的なイメージでとらえることで、選択肢の中から迷わずに正解を導き出せるようになります。

問題36(難易度:★★★☆☆)

問題

次の文章を読んであとの問いに答えなさい。

「秋の日はつるべ落とし」という言葉があるように、秋の夕暮れはあっという間にやってくる。(A)昼間の暖かさが嘘のように、日が沈むと急に冷え込んでくる。秋の夜長に虫の音を聞きながら、温かいお茶を飲むというのは、昔から変わらない日本の秋の過ごし方である。(B)この時期に月見団子を食べるのは、収穫への感謝という意味合いが強いらしい。(C)秋の深まりとともに、街路樹も少しずつ色づいていく。都会の真ん中にある公園は、赤や黄色の葉をまとって、普段とは違う表情を見せている。(D)風に揺れるイチョウの葉が夕日に照らされる様子は、いつまで見ていても飽きることはない。(E)モミジの鮮やかな赤には人を引きつける情熱があるし、静かに黄色く染まるコナラの姿は思索にふける哲学者のようだ。(F)秋の夕暮れが最も印象的に映るのは、京都の古い街並みだろう。盆地特有の底冷えが、ある日突然、音もなく忍び寄ってくる。薄暗くなり始めた路地に、石畳を濡らすような細い秋雨が降る。気温が10度を下回り、吐く息が白くなるなかで、古い木造の建物は静かにたたずむ。落ち葉がカサカサと乾いた音を立てて風に流されていく。(G)京都が最も歴史の重みを感じさせる季節である。(H)この街を舞台にした映像作品では、物語の転換点を「晩秋の京都」に設定したものが多い。京都の静けさ、奥深さ、そこに息づく人々の心情を描き出そうとすれば、やはり秋の夕暮れの季節が最も適しているのかもしれない。色褪せていく景色には、どこか孤独感がある。終わりの予感がある。【1】、近づいてみると、散りゆく葉の裏側には、来たるべき春に向けて力を蓄えている小さな冬芽の姿を見つけることができる。秋の夕暮れに終わりの寂しさを感じるか、あるいは、見えないところで脈々と続く生命の連続性を感じるか。人はさまざまだろう。秋の夜長、過ぎ去った日々を振り返る心のなかには、確かな明日への希望が宿っている。

⑴この文章を5つの段落に分けるとすると、第2段落はどこから始まるか。最も適切なものを1つ選びなさい。
A. (A)
B. (B)
C. (C)
D. (D)
E. (E)

⑵空欄【1】に入る語句として最も適切なものを1つ選びなさい。
A. さらにそのうえ
B. すなわち
C. もっとも
D. したがって
E. 当然ながら

⑶文章中の「薄暗くなり始めた路地に」の「に」と、文法的に同じ働きをしている「に」を含むものを1つ選びなさい。
A. 明日までに提出する
B. カバンに手帳を入れる
C. 山に登る
D. 広場に人が集まる
E. 寒さに震える

⑷京都を舞台にした映像作品で、物語の転換点を「晩秋」に設定する理由として、この文章から読み取れる内容として最も適切なものを1つ選びなさい。
A. 京都には秋の夜長を楽しむ古くからの風習が色濃く残っているから
B. 落葉樹の鮮やかな色彩が、物語をドラマチックに演出することができるから
C. 寂寥感と終わりの予感のなかに、見えない生命力を感じさせる季節だから
D. 歴史の重みを感じさせる街並みが、登場人物の悲しい過去を強調するから
E. 京都の静けさや奥深さ、そこで生きる人の心情を描写するのにふさわしいから

選択肢


正解:C:⑴C、⑵C、⑶D、⑷E
⑴文章全体の構成を読み取る問題である。第1段落は秋の夕暮れや夜の過ごし方といった全般的な話題を述べている。「(C)秋の深まりとともに」の箇所からは、街路樹の色づきという具体的な景色の描写に話題が移っている。したがって、ここが第2段落の始まりとして最もふさわしい。

⑵空欄の前後を比較して論理展開を把握する。前文では「孤独感がある」「終わりの予感がある」と否定的な印象を述べているが、空欄のあとでは「来たるべき春に向けて力を蓄えている小さな冬芽」と前向きな生命の姿を述べている。前言を一部認めつつ別の視点を提示する「もっとも」が適切である。

⑶問題文の「に」は、動作や作用がおこなわれる「場所」を表す格助詞である。選択肢Dの「広場に」も同様に人が集まる場所を示しているため正解となる。Aは期限、Bは帰着点(方向)、Cは目的や方向、Eは原因を表す「に」であり、それぞれ用法が異なるためダミーの選択肢である。

⑷理由を問う内容合致問題である。「物語の転換点を『晩秋の京都』に設定したものが多い」という記述の直あとに、「京都の静けさ、奥深さ、そこに息づく人々の心情を描き出そうとすれば、やはり秋の夕暮れの季節が最も適している」と明確に述べられている。したがって、この箇所をまとめたEが正解となる。Cは別の段落の内容を混ぜたダミーである。

設問2で問われている空欄の前では「景色に孤独感や終わりの予感がある」という否定的な印象が述べられています。

一方で空欄の後ろでは「小さな冬芽の姿を見つけることができる」という肯定的な発見が述べられています。この2つの対照的な内容をつなぐには、前の内容を認めつつも別の視点や例外を付け加える「もっとも」が適しているのです。

「すなわち」は言い換え、「したがって」は順接の結論を示すため不適切です。

問題37(難易度:★★★☆☆)

問題

以下の計算をしなさい。

-72÷(-2)^3+(-4)^2×3

選択肢


正解:D
まず累乗の計算をおこなう。(-2)3は-8、(-4)2は16となる。これらを式に当てはめると、与式=-72÷(-8)+16×3となる。
次に乗算および除算をおこなうと、-72÷(-8)は9、16×3は48となる。最後にこれらを足し合わせることで、9+48=57を導き出すことができる。負の数の2乗は正の数になることに注意して取り組むことが求められる。
したがって、正解はDである。

この設問は、正確な数値抽出を問うデータチェック形式です。

SCOAの数理分野には、単純な照合問題が混ざることがあります。

敵は「不注意なミス」と「時間の浪費」です。57を5.7や-57といった類似の選択肢と誤認する恐れがあるため、即座に回答し、余った時間を図形や推論などの難問に回すのが実戦的テクニックです。

単純な作業ほど気を引き締めて取り組む姿勢を養いましょう。

問題38(難易度:★★★☆☆)

問題

以下の式を解きなさい。

4(2x+3)=-2(x-1)+20

選択肢


正解:B
まず式の両辺にある括弧を展開する。左辺は4を各項に掛けて8x+12となる。右辺は-2を掛けるため、符号に注意しておこなうと-2x+2となる。これを式に当てはめると、8x+12=-2x+2+20となる。右辺の定数項をまとめると-2x+22となる。
次にxを含む項を左辺に、定数を右辺にそれぞれ移行させると、8x+2x=22-12となる。これを計算すると10x=10となるため、x=1を導き出すことができる。したがって正解はBである。

複雑な方程式も、括弧の展開から順を追えば確実に対応できます。

左辺は8x+12、右辺は-2x+22となり、整理した「8x+12=-2x+22」からxを左辺に集めると、8x+2x = 22-12、つまり10x=10が導かれます。

最終的にx=1となります。SCOAの限られた時間内でも、こうした方程式は得点源にするべきです。

一行ずつ確実に変形していく姿勢が、不注意なミスを防ぐ最善の対策となります。

問題39(難易度:★★★☆☆)

問題

以下の式を解きなさい。

x2-14x+48=0

選択肢


正解:D
x2-14x+48=0を因数分解して解を求める。掛けて48、足して-14となる2つの数を見つける。条件に合うのは-6と-8である。式を(x-6)(x-8)=0と変形できる。したがって、x-6=0またはx-8=0となる。それぞれを計算すると、x=6、x=8となる。負の数同士の掛け算は正の数になることに注意して取り組む必要がある。したがって正解はDである。

この二次方程式も因数分解で効率的に解きましょう。

「掛けて48、足して-14」になるペアを探します。48の積で合計14になるのは6と8ですが、中央がマイナスのため-6と-8を採用します。

これにより(x-6)(x-8)=0と因数分解でき、解は6と8になります。

二次方程式では解の公式を使う前に、簡単な整数の組み合わせで分解できないか真っ先に検討するのがタイムロスを防ぐコツです。

問題40(難易度:★★★☆☆)

問題

次の式を解きなさい。

4(2-x)≦3x-6

選択肢


正解:B
4(2-x)≦3x-6の左辺を展開すると8-4x≦3x-6となる。xを含む項を左辺に、定数項を右辺に移行して整理すると、-4x-3x≦-6-8となる。これを計算すると-7x≦-14となる。最後に両辺を-7で割るため、不等号の向きが逆になることに注意する。計算の結果、x≧2を導き出すことができる。負の数で割るときの不等号の反転を忘れないようにする。したがって、正解はBである。

括弧が含まれる不等式はまず展開します。

左辺「8-4x」と右辺「3x-6」を合わせると、8-4x≦3x-6。xの項を右辺に集めると14≦7xとなり、x≦2が得られます。

左辺に集め「-7x≦-14」とした場合は、-7で割る際に不等号の向きを逆転させることを忘れないでください。

どちらの方法でも結果は同じですが、不等号の性質を正しく理解しているかが選考突破の鍵となります。

問題41(難易度:★★★☆☆)

問題

次の数字はある規則にしたがって並んでいる。空欄に当てはまる数字はどれか。

68、64、32、28、14、10、【 】、【 】

選択肢


正解:B
この数列においては、前の項に対して-4と÷2の計算を交互に繰り返すという規則で並んでいる。順番に確認していくと、68-4=64、64÷2=32、32-4=28となっていることがわかる。直前の計算は14-4=10であるため、最初の空欄は10÷2=5である。2つ目の空欄はその答えから4を引くため5-4=1である。したがって正解はBである。

この数列は、数字が減少するパターンのなかに複数の規則が潜んでいます。

減少する数列では引き算だけでなく割り算も疑うことが、規則を早期に発見するための重要な視点です。

問題42(難易度:★★★☆☆)

問題

次の問いに答えなさい。

ある商品に原価の25%の利益を見込んで定価をつけた。しかし、セールで定価の10%引きで販売したところ、利益は450円であった。この商品の定価はいくらか。

選択肢


正解:D
商品の原価をX円とおいて考える。定価は原価に25%の利益を見込んでいるため、1.25X円と表すことができる。セールでは定価の10%引きで販売したため、売価は1.25X×0.9=1.125X円となる。利益は売価から原価を引いた金額であるため、1.125X-X=450という式が成り立つ。これを計算すると0.125X=450となり、X=3,600となる。求めるものは定価であるため、3,600×1.25=4,500となる。したがって正解はDとなる。

問題43(難易度:★★★☆☆)

問題

立方体を指示された方向に回転させたとき、回転後に上面に「キ」が出ないものはどれか。

【回転の方向】
A:手前
B:奥
C:右
D:左

選択肢


正解:E
展開図から、それぞれの対面を把握する。
キの裏はコ、クの裏はサ、ケの裏はシである。
初期状態では上面にキがある。
選択肢の回転を順に確認していく。
Aは、右に転がしてキが右側面に移動し、左に転がして上面に戻るため、キが上面になる。
Bも同様に、奥へ転がして背面へ移動したあと、手前へ転がして上面に戻る。
C、Dも、キが別の面に移動してから、その面が影響を受けない方向へ回転し、最後に上面に戻る手順となっている。
しかしEは、手前に転がしてキが前面に移動してから、左に転がしても前面の位置は変わらない。そこからさらに手前へ転がすと、キは底面に移動する。
したがって、最後に上面にくるのはキではない。
ゆえに、正解はEとなる。

この問題も立方体の回転規則にもとづいています。

まず展開図からキとコ、クとサ、ケとシが対面のペアであることを特定します。初期状態は「上面:キ、前面:ク、右側面:ケ」です。

選択肢Eの「AからDからA」の動きを追ってみましょう。手前回転Aによって、背面にあるサが上面に来ます。次に左回転Dをおこなっても、前面にあるキはそのままのため、右側面にあるケが上面に移動します。

最後に再び手前回転Aをおこなうと、先ほどまで背面にあったコが上面に来るため、結果としてキは上面に出ません。

問題44(難易度:★★★☆☆)

問題

以下の条件を前提として、推論ア〜オの中で、明らかに誤りであるものか、あるいは与えられた前提からだけでは、はっきりと断定できないものの記号を選び、その組み合わせを番号で答えなさい。

<条件>
・QはPより入社が早い
・PはRより入社が早い
・RとSの入社年は同じ
・TはSより入社が遅い
・UはSより入社が遅い

ア:Qが最も入社が早い
イ:RはTより入社が早い
ウ:SはPより入社が遅く、最も遅いわけではない
エ:PはTより入社が遅い
オ:UはTより入社が早い

選択肢


正解:D
与えられた条件を整理すると以下のようになる。
Q>P
P>R
R=S
S>T
S>U
つまり、入社が早い順に並べるとQ>P>R=Sとなり、TとUはSより遅いことはわかるが、TとUの順番は断定できない。
よって、誤りまたは断定できないものはエとオになる。
エ:PのほうがTより入社が早いため誤りである。
オ:UとTの順番が不明なため断定できない。
したがって、正解はDとなる。

条件を整理して入社順の序列を作ると「Q>P>R=S」となり、TとUがSより後に続きます。

ただしTとUの前後関係は条件から読み取れません。推論エの「PはTより入社が遅い」は、実際はPの方が早いため明確な誤りです。

推論オの「UはTより入社が早い」は、2人の関係が不明なため断定できません。したがって、明らかに誤りなものと断定できないものの組み合わせはエとオになります。

不確定な要素を「決まったこと」として扱わないよう注意が必要です。

問題45(難易度:★★★☆☆)

問題

午後4時から午後10時までの間で、時計の長針が短針を追い越す回数は何回か。

選択肢


正解:C
長針が短針を追い越すのは1時間につき1回である。ただし、11時台には長針による追い越しが発生しない。午後4時から午後10時までの時間は6時間である。この時間のなかに11時台は含まれていない。したがって、11時台による減少を考慮する必要はない。1時間につき1回追い越すため、そのまま6時間で6回となる。よって、正解は6回となる。

時計の問題では、指定範囲に「12時」が含まれているかまず確認してください。

12時をまたがない場合は、単純に時間の差を回数として数えて問題ありません。

問題46(難易度:★★★☆☆)

問題

次の英単語の太字部分と同じ発音を含む英単語を1つ選びなさい。

ocean

選択肢


正解:A
正解はAである。
「ocean」の太字部分の発音は[ʃ]である。それぞれの選択肢の太字部分の発音は以下の通りである。
A. [ʃ]
B. [s]
C. [s]
D. [dʒ]
E. [tʃ]
したがって、同じ発音を含む英単語は「sugar」となる。いずれも異なる綴りであるが、発音記号においては同じ[ʃ]となる単語が存在する。普段の学習から正確な発音を身に付けることが大切である。

問題47(難易度:★★★☆☆)

問題

次の英単語の意味に最も近いものを1つ選びなさい。

anticipate

選択肢


正解:B
正解はBである。「anticipate」は「〜を予期する、予想する」という意味である。「expect」も同様の意味を持つ類義語として頻出するため、合わせて身に付けることが望ましい。
各選択肢の意味は以下の通りである。
A. 〜を後悔する
B. 〜を予期する
C. 〜を忘れる
D. 〜を防ぐ
E. 〜を要求する
したがって、意味が最も近いものはBとなる。

問題48(難易度:★★★☆☆)

問題

次の英文の空欄に入るものを1つ選びなさい。

The new manager is going to take 【 】 the project from tomorrow.

選択肢


正解:C
正解はCである。「take over」で「〜を引き継ぐ」という意味になる。英文の和訳は「新しいマネージャーが明日からそのプロジェクトを引き継ぐ予定である」となる。「take after」は「〜に似ている」、「take off」は「離陸する、脱ぐ」という意味であり、いずれも文脈に合わない。業務の引き継ぎなど、実務において頻繁に用いられる表現であるため、確実に覚えておくことが求められる。したがって、正解はCとなる。

問題49(難易度:★★★☆☆)

問題

次の対話が成り立つように、空欄に入る最も適切なものを選びなさい。

A:Hello. May I speak to Mr. Smith, please?
B:【  】

選択肢


正解:A
電話で「スミスさんと話せますか?」という問いかけに対し、不在であることを伝える表現を選ぶ。A「申し訳ありませんが、彼は現在外出しております。」が正解となる。Bは許可の表現として不自然であり、Cは「どちら様ですか?」とたずねる意図であれば Who is calling, please? などが正しい。DやEも文脈に合わない。

問題50(難易度:★★★☆☆)

問題

次の文の和訳として最も適切なものを選びなさい。

The book I borrowed from the library is very interesting.

選択肢


正解:C
正解はCとなる。the bookとIの間に目的格の関係代名詞が省略されている。the bookが先行詞であり、Iからlibraryまでが関係代名詞節として先行詞を修飾している。したがって、主語は「私が図書館から借りたその本」となる。「おもしろい」と訳すinterestingを補語として文が構成されている。ほかの選択肢は主語と述語の関係を誤ってとらえているため不適切となる。

問題51(難易度:★★★☆☆)

問題

次の文の英訳として最も適切なものを選びなさい。

彼女がいつ出発するのか教えてください。

選択肢


正解:B
間接疑問文に関する問題である。間接疑問文の場合、疑問詞の後ろは肯定文と同じ「主語+動詞」の語順となる。この問題では、whenの後ろがshe will leaveという語順になっている選択肢を選ぶ。したがって、Bが正解となる。ちなみに、選択肢Dの和訳は「彼女が出発する時間を教えてください」となるため、元の日本語のニュアンスとは少し異なる。

問題52(難易度:★★★☆☆)

問題

理科の基礎知識に関する、最も適切なものを選びなさい。

月面上で、質量が3kgの物体にはたらく重力の大きさは、およそいくらか。ただし、月の重力は地球のおよそ6分の1とする。

選択肢


正解:B
まず、地球上で3kg(3,000g)の物体にはたらく重力を考える。100gにつき1Nであるため、地球上では30Nとなる。月面上の重力は地球の6分の1であるため、30Nを6で割る計算をおこなう。30÷6=5となるため、正解は5Nである。地球上での値である30Nや、6倍した180Nを選ばないよう、問題文をよく読む必要がある。

まず地球上の重力を算出し月の比率を掛け合わせます。

質量3kgは3,000gなので地球上では約30Nとなり、その6分の1の5Nが月の重力です。月面上でも質量3kgは変化しませんが、バネばかり等で測る「重さ」は重力に比例して変化します。

このように場所で変わる物理量と不変の物理量を正確に区別することが、正答への鍵です。

問題53(難易度:★★★☆☆)

問題

原子の構造とイオンに関する次の問いに対して、最も適切なものを選びなさい。

Cl(塩素)の原子番号は17である。Cl-と同じ核外電子数をもつ原子はどれか。

選択肢


正解:D
原子番号17のClが、電子を1つ受け取って1価の陰イオンとなったものがCl-である。そのため、核外電子数は17に1を足した18個となる。選択肢の中で、中性な状態で電子を18個持つものは、原子番号が18であるAr(アルゴン)である。イオンになる際、電子が増えるのか減るのかを正確にとらえることが正解への近道となる。

塩素(原子番号17)の中性原子は17個の電子を持ちますが、陰イオン「Clマイナス」は電子を1個受け取るため、電子総数は18個となります。原子番号18の希ガスはアルゴン(Ar)です。

イオンは電子を授受して希ガスと同じ安定した電子配置になろうとするため、隣接する希ガスの電子数を把握しておくと有利です。

アルゴンは塩素のすぐ隣に位置しており、知識があれば計算せずとも直感的に答えを導けます。

問題54(難易度:★★★☆☆)

問題

生物の分類に関する次の問いに対して、最も適切なものを選びなさい。

次の動物のうち、哺乳類に分類されるものはどれか。

選択肢


正解:B
シャチは外見こそ魚に似ているが、肺で呼吸をおこない、子を母乳で育てる哺乳類である。ペンギンは鳥類、サメとタツノオトシゴは魚類、サンショウウオは両生類に分類される。水中に生息しているからといって、すべてが魚類であるわけではないことに注意して判断する必要がある。

クジラ、イルカ、シャチといった水棲哺乳類や、コウモリのような空飛ぶ哺乳類はSCOAの常識分野で非常に狙われやすい項目となっています。

問題55(難易度:★★★☆☆)

問題

地震の観測に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

選択肢


正解:E
S波は横波であり、固体は伝わるが液体中を伝えることはできない。地球の内部構造において外核は液体であるため、S波はそこを通過できないことがわかっている。初期微動継続時間は、P波とS波の速さの差によって生じるため、距離が遠いほどその時間は長くなる。震度は5と6がそれぞれ「強」と「弱」に分かれているため、合計10段階となる。

地震の波のなかで、横波であるS波は液体の中を伝わることができないという性質を持っています。

そのため、地球の内部にある液体状の「外核」を通り抜けることはできません。これが、地球の裏側にS波が届かない原因となっています。

ほかの選択肢、たとえば初期微動継続時間が震源距離に比例することや、震度の段階、マグニチュードの定義などはすべて正しい記述です。

地学の知識問題では、このような「液体を通るか通らないか」といった決定的な物理的性質が正解の鍵になることが多いため、重点的に学習してください。

問題56(難易度:★★★☆☆)

問題

世界の主要都市の気候区分に関する次の問いに対して、最も適切なものを選びなさい。

イギリスのロンドンやドイツのベルリンなど、北西ヨーロッパに広く分布する気候は次のうちどれか。なお、この気候は暖流と偏西風の影響により、高緯度のわりに冬も温和であるという特徴を持つ。

選択肢


正解:D
正解はDである。西岸海洋性気候は、北大西洋海流という暖流と偏西風の影響を強く受けるため、高緯度であっても冬の寒さが厳しくない。年間を通じて降水量の差が少なく、夏も比較的涼しいため、過ごしやすい気候といえる。

北西ヨーロッパの気候は「西岸海洋性気候」に分類されます。

北大西洋海流という暖流と、その上を吹く偏西風の影響を強く受けるため、高緯度であっても冬の寒さがそれほど厳しくなく、一年を通じて降水量が平均しているのが特徴です。

ロンドン、パリ、ベルリンなどがこの代表的な都市となります。緯度が高いわりに過ごしやすいという背景知識を持っていれば、ツンドラ気候や亜寒帯湿潤気候といったほかの選択肢を容易に排除できます。

気候を決定づける海流や風の要因を理解することが、地理の知識を深める土台です。

問題57(難易度:★★★☆☆)

問題

次の記述のうち、示された人物や事柄と関係のないものを1つ選びなさい。

徳川家康がおこなったとされる政策や、その生涯における出来事と関係ないものは次のうちどれか。

選択肢


正解:E
正解はEである。参勤交代を制度化し、大名に義務付けたのは三代将軍である徳川家光である。家康は、関ヶ原の戦いに勝利したのちに征夷大将軍となり、江戸幕府の基礎を築いた。武家諸法度や禁中並公家諸法度を制定することで、大名や朝廷の統制をはかったほか、朱印状を発行して東南アジア諸国との朱印船貿易をおこない、経済の活性化にも取り組んだ。

徳川家康は江戸幕府を創設し、「武家諸法度」や「禁中並公家諸法度」の原案を整備、朱印船貿易も推進し幕府の基礎を固めました。

しかし、大名に「参勤交代」を法的に義務化したのは三代将軍・徳川家光の時代(1635年)です。

将軍ごとの業績は混同しやすいため、特に家康、秀忠、家光の「初期三代」の政策を明確に仕分けておくことが重要です。

問題58(難易度:★★★☆☆)

問題

次の問いに対する答えとして、最も適切なものを1つ選びなさい。

2012年(平成24年)2月に、東日本大震災からの復興を加速させるために期間を限定して設置された行政機関は次のうちどれか。

選択肢


正解:A
正解はA。復興庁は内閣に置かれた機関であり、復興に関する施策を一体的におこなう司令塔としての役割を持つ。当初は10年間の設置予定であったが、法改正により設置期間が2031年(令和13年)3月末まで延長された。

2012年2月発足の「復興庁」は、東日本大震災の被災地復興を迅速に進める内閣直属の機関です。

設置期間が限定された「時限的な機関」であることが大きな特徴で、各省庁にまたがる復興業務を総括・調整する司令塔を担います。環境庁や防衛庁が省へ昇格・改称された歴史的変遷も重要です。

SCOAでは社会情勢を反映した時事的な行政トピックが好んで出題されるため、震災後の対応や国家的プロジェクトの名称・役割を正しく結びつける訓練が効果的です。

問題59(難易度:★★★☆☆)

問題

左右の文を照合し、異なる文字の数をそれぞれ答えなさい。

(1)(株式会社グローバルイノベーション)、(株式会社クローバルイノヘーション)
(2)(南南西の風、風力3、晴れ)、(南南西の風、風力2、晴れ)

選択肢


正解:B
(1)は、「グ」が「ク」に、「ベ」が「ヘ」に変わっているため、異なる文字は2つである。濁点の有無は一文字として数える。(2)は、数字の「3」が「2」に変わっているため、異なる文字は1つである。カタカナの細かな違いや、数字の変化を正確にとらえることが求められる。

カタカナや数字を含む照合では、濁点や半濁点、類似した数字の見間違いに特に注意してください。

カタカナの「ネ」と「ヘ」、数字の「3」と「2」などは、焦っているときほど脳が補正してしまいがちです。

問題60(難易度:★★★☆☆)

問題

以下の「てびき」に示された条件にもとづいて、各語句に含まれる文字の種類や数を正確に照合し、該当する数字の組み合わせとして最も適切なものを選びなさい。

【てびき】
1:あ行、か行
2:さ行、た行
3:な行、は行
4:ま行、や行、ら行、わ行
※各語句の「最初の文字」が属する番号を答えなさい。

(1)きつつき
(2)せきれい
(3)みみずく

選択肢


正解:B
(1)の「き」はか行のため1となる。(2)の「せ」はさ行のため2となる。(3)の「み」はま行のため4となる。各行がどの番号に割り振られているかを正確に把握することが重要である。特に、後半の行がまとめられている点に注意して照合をおこなう必要がある。落ち着いて1つずつ確認すれば、確実に正答できる問題といえる。

「てびき」にある特定の行の文字を数える際、対象となる「あ段」の音を明確に意識することが大切です。

規則にしたがい正確に分類する力はSCOA事務処理の基本です。声に出さずとも「段」を視覚的に瞬時識別できれば、解答速度は飛躍的に向上します。

問題61(難易度:★★★☆☆)

問題

次に示す2つの語の関係を分析し、それと同じ関係を持つ語の組み合わせを1つ選びなさい。

需要/供給

選択肢


正解:B
正解はBである。需要と供給は、経済活動において反対の方向性を持つ対義語の関係にある。選択肢のなかで、衰退と繁栄も「勢いが衰えること」と「盛んになること」を表す対義語であるため、これが正解となる。ほかの選択肢は、すべて意味が近い類義語の組み合わせとなっている。語句の微妙なニュアンスの違いを正確に把握し、論理的に正解を導き出す必要がある。

問題62(難易度:★★★☆☆)

問題

式中の□に当てはまる適切な数字を、選択肢の中から1つ選びなさい。

24×□-56=232

選択肢


正解:D
□を求めるために、式の形を変形していく。まず、引かれている56を右辺に足すことで、24×□=232+56、すなわち24×□=288という形にする。したがって、288を24で割ることによって、□の値を算出できる。288÷24=12となるため、正解はDである。二桁の数による割り算が含まれるため、計算ミスをしないよう慎重に取り組む必要がある。

引き算を含む方程式では、まず「-56」を右辺に移項し、加算に変換します。232に56を足して288を算出し、式を「24×□= 288」とします。

次に288を24で割りますが、24の10倍が240、残りの48が2倍であると気付けば、暗算で12と導けます。確実に解くなら筆算が最善です

「232から56を引く」といったミスを防ぐため、式を書き換える手間を惜しまないようにしましょう。

問題63(難易度:★★★☆☆)

問題

次の表は、ある企業の支店別における4月から7月までの新規契約件数を示したものである。以下の問いに答えなさい。

3支店の合計契約件数が、110件を下回っている月はいくつあるか。

選択肢


正解:E
各月の合計件数を計算する。4月は42+35+40=117件、5月は38+41+36=115件、6月は45+39+32=116件、7月は40+44+38=122件となる。すべての月において合計は110件を上回っており、下回っている月は1つもない。計算ミスに注意し、基準となる数値と比較して判定する。よって、正解は「なし」となる。

各月の3支店合計をいかに効率よく算出できるかが鍵です。

「110件を下回る」月を探しますが、答えが「なし」なら、4月から7月の全月で合計110件以上だったことを示します。計算時は一の位を省き、十の位だけで概算を出して基準超えを見当づけるのが時短のコツです。

合計が110に近い月のみ正確に計算して確認しましょう。

全月を愚直に足すのではなく、選択肢の「なし」の可能性も視野に入れ、スピーディーに判断するリズムを身に付けてください

問題64(難易度:★★★☆☆)

問題

上記の内容は、ある事務用品販売会社における先週の受注リストである。内容を記憶したうえで、各問いに答えなさい。

受注リストのなかで、合計金額が45,000円となっている顧客はどこか。すべて選んでいるものを1つ選びなさい。

選択肢


正解:D
リストの合計金額の列を確認すると、45,000円となっているのは佐々木商事(4,500円×10個)と、高橋銀行(15,000円×3台)の2つである。鈴木建設は60,000円、田中不動産は36,000円、伊藤物流は520,000円となっているため、これらは該当しない。複数の顧客が同じ金額であるケースは、記憶が曖昧になりやすいため注意が必要である。

記憶問題では、短時間で情報を「カテゴリー化」し整理することが鉄則です。

本設問では顧客名と合計金額を正しく紐付けます。「佐々木商事と高橋銀行が各45,000円」という事実を、「サとタで45,000円」といった語呂合わせや視覚的配置で頭に刻みましょう。

選択肢には別の金額の鈴木建設や田中不動産が混ざるため、確信のない情報は切り捨て、明確な記憶にもとづき選ぶことが正答率を上げる鍵となります。

問題65(難易度:★★★☆☆)

問題

以下A〜Eの左右の文字・数字・記号を見比べ、左右が合致している組み合わせはいくつあるか答えよ。

A.(めぬめあぬめ)――(めぬぬあぬめ)
B.(3850274)――(3850274)
C.(WVWYVW)――(WVWYVW)
D.(シツシンツシ)――(シツシソンシ)
E.(pqbdpq)――(pqbdqb)

選択肢


正解:B
正解はBである。左右が合致しているのは、BとCの2つである。Aは左から3つ目の文字が異なる。Dは左から4つ目と5つ目の文字が異なる。Eは左から5つ目と6つ目の文字が異なる。ゆえに、正解は2つとなる。

意味を読み取らず、文字を「図形」としてとらえスキャンすることが速度アップの近道です。

Aは「め」と「ぬ」の相違、Dは「ン」と「ソ」の微細な差、Eは末尾の「pq」と「qb」の反転が間違いのポイント。合致するのはBの数字列とCのアルファベット列の2つのみです。

事務処理では、脳が「正しい」と思い込む補正機能をいかに抑制できるかが試されます。視線を一定のリズムで動かし、違和感を感じた瞬間にカウントを止める反射神経を磨きましょう。

問題66(難易度:★★★☆☆)

問題

次に示す言葉の意味で、正しいものをA〜Eの中から1つ選びなさい。

斯界

選択肢


正解:B
正解はB。「斯界(しかい)」は、「この世界」や「その専門の分野」を指す言葉である。たとえば「斯界の権威」という使い方でおもに特定の学問や芸術、業界における第一人者を表す。見渡す限りの景色や開かれた社会といった意味は持たない。文脈から意味を推測することもできるが、正確な知識を持つことが最も確実な回答につながる。

斯界とは、今話題にしている特定の社会や専門的な分野、業界のことを指します。

「斯」という漢字には「この」や「その」といった指示語の意味があるため、実質的に「この世界」という意味になります。

よく「斯界の権威」といった形で、その道に精通している人物を指す際に用いられる言葉です。

選択肢Aの「見渡す限りの世界」は一見正解に近いように見えますが、あくまで特定の専門性を伴う範囲を指す点に注意が必要です。

問題67(難易度:★★★★☆)

問題

次に示す言葉の意味で、正しいものをA〜Eの中から1つ選びなさい。

牽強付会

選択肢


正解:A
正解はA。「牽強付会」は「けんきょうふかい」と読む。道理に合わないことを、自分に都合が良いように無理にこじつけることを意味する。「牽強」は無理に引きつけること、「付会」はこじつけることを表す。「強い」という字が含まれるため、強い者に取り入るという選択肢などを選びがちであるが、これらは誤りである。物事を正しくとらえるためには、言葉の意味を正確に理解しておくのが良い。

四字熟語は一文字ずつの意味を理解すれば、初見でも推測しやすくなります。スピード勝負のSCOAでは、瞬時に意味が浮かぶまで繰り返しの学習が必要です。

「利益を得る」等の誤選択肢に惑わされず、正確な定義を身に付けることが合格ライン突破の鍵となります。

問題68(難易度:★★★★☆)

問題

次に示す言葉の意味で、正しいものをA〜Eの中から1つ選びなさい。

羊頭狗肉

選択肢


正解:B
正解はB。「羊頭狗肉」は「ようとうくにく」と読む。羊の頭を看板に掲げながら、実際には犬の肉を売るという言葉に由来し、見かけは立派であるが実質がそれにともなわないことを意味する。動物が登場するため、動物を大切に扱うことや、犬のようにおとなしいなどという選択肢に引きずられないように注意が必要である。ビジネスの場においても用いられる表現であるため、しっかりと身に付けるべきである。

SCOAでは「羊」や「狗(犬)」といった動物が含まれる四字熟語も頻出するため、意味を混同しないように整理しておく必要があります。

選択肢Dのように「高値で売りつける」といった、特定の状況に限定した解釈を選ばないよう注意してください。

問題69(難易度:★★★★☆)

問題

次に示す言葉の意味で、正しいものをA〜Eの中から1つ選びなさい。

姑息

選択肢


正解:A
正解はA。「姑息」は「こそく」と読み、根本的な解決ではなく、一時しのぎのことを意味する。「姑」はしばらく、「息」は休むという意味を持つ。近年は「ひきょうなこと」や「ずる賢いこと」といった意味で誤用されることが多い。そのため、これらの意味を含む選択肢に引きずられないように注意が必要である。

「姑息」はその場しのぎや一時的な間に合わせを意味します。

現代では「ひきょう」や「ずる賢い」と誤用されがちですが、本来の意味ではありません。

日常の感覚で選ぶと失点につながるため、スピード勝負のSCOAでは正確な理解が不可欠です。

意味の勘違いは命取りになりますが、漢字の「姑」に「しばらく」という意味があることを知れば正解を導きやすくなります。

問題70(難易度:★★★★☆)

問題

次に示す言葉の意味で、正しいものをA〜Eの中から1つ選びなさい。

なおざり

選択肢


正解:B
正解はB。「なおざり」は、物事をおろそかにすること、真剣に取り組まず放っておくことを意味する言葉である。「おざなり」と混同されやすいが、「おざなり」はその場しのぎでいい加減に済ませることを指す。たとえば「仕事をなおざりにする」は仕事そのものを放置することを意味し、「仕事をおざなりにする」はいい加減にこなすことを意味する。似たような言葉の違いを明確にとらえることは、語彙力を高めるうえで欠かせない。

問題71(難易度:★★★★☆)

問題

次に示す言葉の意味で、正しいものをA〜Eの中から1つ選びなさい。

なまくら

選択肢


正解:A
正解はA。「なまくら」は、刃物の切れ味が悪いことや、そのような刃物そのものを指す言葉である。また、そこから転じて、体力や気力が衰えているさまや、怠けているさまを表すときにも用いられる。「生乾き」や「なめらか」など響きから連想される選択肢は誤りである。日常的に使う機会は少ないかもしれないが、こうした語彙の知識を持つことは文章を正しく読み解くうえで非常に役立つ。

「なまくら」は、刃物の切れ味が悪いこと、転じて根性や実力が足りない様子やだらしのない人を指します。

現代では馴染みの薄い古風な表現ですが、SCOAではこうした言葉も出題対象となります。字面や響きからの適当な推測に惑わされないようにしましょう

語彙力を鍛えるコツは、具体的なシーンをイメージすることです。「なまくらな刀」というフレーズをセットで覚えておけば、意味を忘れることはありません。

問題72(難易度:★★★★☆)

問題

次に示す言葉の意味で、正しいものをA〜Eの中から1つ選びなさい。

あやなす

選択肢


正解:B
正解はB。「あやなす」は漢字で「綾なす」と書き、美しい模様や色合いをつくりだすことを意味する言葉である。美しい文章をつづるという意味でも使われる。「あや」という音の響きから「怪しい」や「曖昧」などの言葉を連想しやすく、相手をだますことやごまかすことなどのダミーの選択肢を選びがちであるが、これらは誤りである。文脈から推測するだけでなく、あらかじめ正確な意味を身に付けるのが良い。

いろいろな色が美しく混じり合っている様子や、美しい模様を作り出すことを意味します。

漢字では「彩なす」や「文なす」と書き、芸術作品や自然の風景、あるいは複雑な人間模様などを肯定的に表現する際に使われます。

選択肢AやCのような、人を騙したり曖昧にしたりするといったネガティブな意味は含まれていません。SCOAの言語分野では、語彙の「プラス」と「マイナス」のイメージを把握しておくことも、正解を絞り込む際に役立ちます。

問題73(難易度:★★★★☆)

問題

間違っている読みを探しなさい。

選択肢


正解:E
正解はE。「訃報」は「ふほう」と読み、人が亡くなったという知らせのことである。「訃」の字が「ト」を含むため「とほう」と読んでしまうことが多いが、それは誤りである。「漸次」を「ざんじ」と読んだり、「造詣」を「ぞうし」と読んだりする間違いも多いため、それぞれ正しい読み方を心掛けることが重要である。

「訃報」の正しい読み方は「ふほう」であり、「とほう」ではありません。

「とほう」は「途方に暮れる」という言葉に使われる漢字の読みです。「漸次(ぜんじ)」は「だんだんと」という意味で、ニュースや公務員試験でよく目にします。

「依存」は「いぞん」と読むのが一般的ですが、本来は「いそん」が正しい読み方とされており、テストではこちらが示されることがあります。

日常の慣習に惑わされず、本来の読みを意識しましょう

問題74(難易度:★★★★☆)

問題

間違っている読みを探しなさい。

選択肢


正解:B
正解はB。「便宜」は「べんぎ」と読み、都合が良いことや、特別な計らいを意味する。「便」の字から「びんぎ」と読みがちであるが、それは誤りである。ほかの選択肢にある「遵守」や「頒布」なども、日常的に見聞きするものの読み間違えやすい言葉であるため、物事を正しく理解するためにも、あらかじめ正しい読み方を身に付けるのが良い。

「便宜」は「べんぎ」と読みます。「びんぎ」は間違いやすい読みの代表格ですので注意してください。

「遵守(じゅんしゅ)」や「罷免(ひめん)」、「更迭(こうてつ)」などは、組織や法律に関する用語としてSCOAの言語分野で頻繁に出題されます。

漢字の形からなんとなく読むのではなく、一文字ずつの音訓を正しく把握することが、短時間で多くの問題をこなすコツです。

問題75(難易度:★★★★☆)

問題

( )の中に漢字を1つ入れ、対義語を完成させなさい。

帰納 ―― 演( )

選択肢


正解:D
個々の具体的な事実から一般的な法則を導き出す「帰納」に対し、一般的な法則や前提から個々の事実を論理的に導き出すことを「演繹」という。論理学における代表的な推論方法であり、思考の方向がまったく逆になるペアである。論理構造をとらえるうえで重要である。

問題76(難易度:★★★★☆)

問題

次の文章を読んであとの問いに答えなさい。

「情報はすべてデジタル化すれば良い」という言葉があるように、物理的な記録の保存は効率化の波に押されている。(A)クラウドストレージの無限とも思える容量がもてはやされるなか、場所をとる紙やフィルムの資料は、もはや現代の管理手法に合わないといわれる。(B)この時代にあえて巨大な書庫や収蔵庫を維持することは、過去への過剰な執着という意味合いが強いらしい。(C)しかし、記録というもののあり方を熟考するとき、物理的な媒体も少しずつ異なる価値を見せる。歴史を重ねた博物館の奥深くは、古びた羊皮紙や劣化したフィルムの匂いをまとって、電子データとはまったく違う重層的な空間を形成している。(D)ガラス越しに見る手書きの草稿がかすかな光を反射する光景は、いつまで見ていても飽きることはない。(E)経年劣化した紙の質感には人を引きつける歴史の重みがあるし、静かに資料を修復する学芸員の姿は真理の探究者のようだ。(F)物理的な資料が最もその存在感を放つのは、地下の薄暗い収蔵庫だろう。無数の記録が放つ独特の沈黙が、足を踏み入れた途端、音もなく忍び寄ってくる。空調の効いた冷たい廊下に、資料を保護する特殊なケースが並ぶ。人影がまばらになり、吐く息が白くなるほどの低温のなかで、金属製の棚は静かにたたずむ。学芸員が記録カードをめくる音が、かすかな摩擦音を立てて空間に響いていく。(G)収蔵庫が最も歴史の連続性を感じさせる瞬間である。(H)こうした施設を舞台にしたミステリー作品では、物語の転換点を「深夜の収蔵庫」に設定したものが多い。過去の記録が持つ静けさ、奥深さ、そこに息づく先人の執念を描き出そうとすれば、やはり静寂に包まれる空間が最も適しているのかもしれない。電子化によって廃棄されていく現物には、どこか寂寥感がある。時代の変遷の予感がある。【1】、それは二度と戻らない過去の遺物が完全に失われようとしているという、取り返しのつかない喪失の過程そのものなのだ。しかし、近づいてみると、紙の裏に書き込まれた見えない筆圧や、消えかけたインクの成分分析から、次代に向けて力を蓄えている新たな発見の兆しを見つけることができる。物理的な劣化に終わりの寂しさを感じるか、あるいは、見えないところで脈々と続く情報の連続性を感じるか。人はさまざまだろう。静かな夜長、過ぎ去った時代を振り返る心の中には、確かな真理への希求が宿っている。

⑴この文章を5つの段落に分けるとすると、第2段落はどこから始まるか。最も適切なものを1つ選びなさい。
選択肢
A. (A)
B. (B)
C. (C)
D. (D)
E. (E)

⑵空欄【1】に入る語句として最も適切なものを1つ選びなさい。
選択肢
A. さらに
B. もっとも
C. したがって
D. すなわち
E. なぜなら

⑶文章中の「空調の効いた冷たい廊下に」の「に」と、文法的に同じ働きをしている「に」を含むものを1つ選びなさい。
選択肢
A. 週末までに仕上げる
B. 担当者に連絡する
C. 調査に出かける
D. 研究所に身を置く
E. プレッシャーに胃が痛む

⑷ミステリー作品で、物語の転換点を「深夜の収蔵庫」に設定する理由として、この文章から読み取れる内容として最も適切なものを1つ選びなさい。
選択肢
A. 過去の記録が持つ静けさや奥深さ、そこに息づく先人の執念を描写するのにふさわしいから
B. 暗闇と静寂の対比が、登場人物の探求心をドラマチックに演出することができるから
C. 寂寥感と終焉の予感のなかに、見えない情報の連続性を感じさせる空間だから
D. 冷気を感じさせる金属製の棚が、未解決事件の複雑な過去を強調するから
E. 博物館にはデジタル化を阻む保守的な風習が色濃く残っているから

選択肢


正解:E:⑴C、⑵D、⑶D、⑷A
⑴文章全体の論理的な構成を正確に読み取る問題である。第1段落は物理的な記録を取り巻く現代の状況といった全般的な話題を述べている。(C)の箇所からは、逆接の接続詞を伴って、博物館や物理メディアの具体的な価値の描写に話題が転換している。したがって、ここが第2段落の始まりとして最もふさわしい。

⑵空欄の前後を比較して論理展開を把握する問題である。「すなわち」は、前後の文が同じ内容であることを示し、言い換えるときに用いる接続詞である。空欄の前文では「寂寥感がある」「変遷の予感がある」と述べており、空欄のあとでは「取り返しのつかない喪失の過程」と、前の内容を具体的に言い換えて説明している。したがって、換言の役割を持つ「すなわち」が最もふさわしい。

⑶問題文の「に」は、動作や作用がおこなわれる場所を表す格助詞である。選択肢Dの「研究所に」も同様に、身を置くという動作の存在する場所を示しているため正解となる。Aは動作の期限、Bは動作の向かう対象、Cは移動の目的、Eは感情や状態の生じる原因を表す「に」であり、それぞれ用法が異なるためダミーの選択肢である。

⑷理由を問う内容合致問題である。「物語の転換点を『深夜の収蔵庫』に設定したものが多い」という記述の直あとに、「過去の記録が持つ静けさ、奥深さ、そこに息づく先人の執念を描き出そうとすれば、やはり静寂に包まれる空間が最も適している」と明確に述べられている。したがって、この箇所を端的にまとめたAが正解となる。Cは別の段落の記述を巧妙に混ぜ合わせたダミーである。

問題77(難易度:★★★★☆)

問題

以下の計算をしなさい。

(-4)^3÷16-(-3)^2×(-5)

選択肢


正解:C
累乗の計算を優先しておこなう。(-4)3は-4を3回掛けるため-64となり、(-3)2は-3を2回掛けるため9となる。
これらを式に当てはめると、与式=-64÷16-9×(-5)となる。次におこなうべきは乗算および除算であるため、計算を進めると-4-(-45)となる。減算の記号と負の符号が重なるため、-4+45となり、41を導き出すことができる。
符号の反転に注意すること。したがって、正解はCである。

要所は累乗計算と符号処理の正確さです。

計算順序が狂うと誤答するため、常に「累乗算・掛け算・割り算、足し算・引き算」の優先順位を意識するのが鉄則です。

問題78(難易度:★★★★☆)

問題

以下の式を解きなさい。

8(2x-3)+10=-4(3x+5)+62

選択肢


正解:B
式の両辺にある括弧をそれぞれ展開することから始める。左辺は8を分配して16x-24となり、これに10を加えるため16x-14となる。右辺は-4を分配して-12x-20となり、これに62を加えるため-12x+42となる。これらを等式で結ぶと、16x-14=-12x+42となる。
次にxを含む項を左辺へ、定数項を右辺へ移行させると、16x+12x=42+14となる。これを計算して28x=56を導き出し、両辺を28で割ることでx=2がわかる。したがって正解はBである。

両辺に括弧や大きな数値が含まれる場合は、まず展開と整理を徹底します。

左辺は16x-24+10、まとめると16x-14。右辺は-12x-20+62、整理すると-12x+42となります。

式「16x-14=-12x+42」において項を入れ替えると、16x+12x=42+14、つまり28x=56となり、x=2が正解です。

数値が大きくなってもプロセスは変わりません。正確な入れ替えの練習が、本番の自信につながります。

問題79(難易度:★★★★☆)

問題

以下の式を解きなさい。

3×2-15x-150=0

選択肢


正解:C
3×2-15x-150=0を解くにあたり、まずすべての項を共通因数である3でくくる。3(x2-5x-50)=0となり、括弧のなかを因数分解する。かけて-50、足して-5となる2つの数は5と-10である。式は3(x+5)(x-10)=0と変形できる。したがって、x+5=0またはx-10=0となる。それぞれを計算すると、x=-5、x=10となる。くくりだしをおこなうと計算が簡単になる。したがって正解はCである。

二次方程式の全項が共通の数字で割れるなら、まず割って簡略化するのが賢明です。

この問題では両辺を3で割ると、x^2-5x-50=0という扱いやすい形になります。次に「かけて-50、足して-5」となる-10と5を探し、(x – 10)(x + 5)=0と分解。解は10と-5となります。

最初から解の公式を使うと大きな数値でミスするリスクが高まるため、まず「全体を割れるか」確認する癖をつけましょう。

問題80(難易度:★★★★☆)

問題

次の式を解きなさい。

2(3x-5)-4(x-1)<7x-1

選択肢


正解:D
2(3x-5)-4(x-1)<7x-1の左辺を展開する。6x-10-4x+4<7x-1となり、左辺を整理すると2x-6<7x-1となる。
xを含む項を左辺に、定数項を右辺に移行すると、2x-7x<-1+6となる。これを計算すると-5x<5となる。両辺を-5で割るため、不等号の向きを逆にすることを忘れないよう注意する。したがってx>-1を導き出すことができる。したがって、正解はDである。

複数の括弧や項が含まれる場合も、一段ずつ進めれば道は開けます。

まず「6x-10-4x+4<7x-1」と展開し、まとめると2x-6<7x-1。xを右辺に集めると-5<5xとなり、5で割るとx>-1が導かれます。

計算過程で符号が頻繁に入れ替わるため、書きミスや計算違いに注意しましょう。

特に、移項の瞬間に符号を逆にする基本動作を徹底することが、正答率を安定させる土台となります。

問題81(難易度:★★★★☆)

問題

次の数字はある規則にしたがって並んでいる。空欄に当てはまる数字はどれか。

3、2、7、6、11、18、15、54、【 】、【 】

選択肢


正解:A
奇数番目の項を取り出すと3、7、11、15となっており、+4ずつ増える等差数列であることがわかる。一方、偶数番目の項は2、6、18、54となっており、×3ずつ増える等比数列である。
最初の空欄は奇数番目にあたるため15+4=19である。2つ目の空欄は偶数番目にあたるため54×3=162である。したがって正解はAである。

一見不規則な数列も、一つ飛ばしで眺めると明確な規則が見えます。

奇数番目は「3、7、11、15」と4ずつ増える等差数列、偶数番目は「2、6、18、54」と3倍ずつ増える等比数列です。

9番目は奇数番目の続きで「15+4」の19、10番目は偶数番目の続きで「54×3」の162となります。

このように2つの数列が交互に並ぶパターンはSCOAの定番です。規則が見つからないときは、視点を変えて数字を飛ばして読んでみてください。

問題82(難易度:★★★★☆)

問題

次の問いに答えなさい。

ある商品を仕入れ、原価の50%の利益を見込んで定価を設定した。その後、在庫処分のため定価の30%引きで販売したところ、利益が1,500円となった。このとき、原価と定価の合計額はいくらか。

選択肢


正解:D
商品の原価をX円とおいて考える。定価は原価に50%の利益を見込んでいるため、1.5X円と表すことができる。これを30%引きで販売したため、売価は1.5X×0.7=1.05X円となる。
利益は売価から原価を引いた金額であるため、1.05X-X=1,500という式が成り立つ。これを計算すると0.05X=1,500となり、X=30,000となる。定価は30,000×1.5=45,000となる。求めるものは原価と定価の合計であるため、30,000+45,000=75,000となる。したがって正解はDとなる。

問題83(難易度:★★★★☆)

問題

立方体を指示された方向に回転させたとき、回転後に上面に「ナ」が出ないものはどれか。

【回転の方向】
A:手前
B:奥
C:右
D:左

選択肢


正解:E
展開図から、それぞれの対面を把握する。
ニの裏はノ、ナの裏はハ、ヌの裏はネである。
初期状態では前面にナがある。
選択肢の回転を順に確認していく。
ナが上面にくる回転は、ナが前面にある状態から奥(B)へ1回まわすことである。
Aはそのまま奥へ回転するためナが上面になる。
B、Cは、最初の左右への回転では前面のナは位置が変わらないため、最後のBの回転によってナが上面になる。
Dは、奥へ転がしてナが上面にいき、右へ転がして右側面に移動したあと、左へ転がして上面に戻る。
しかしEは、手前に転がしてナが底面に移動し、右に転がすと左側面に移動する。そこから奥へ転がしても左側面の位置は変わらない。
したがって、最後に上面にくるのはナではない。
ゆえに、正解はEとなる。

展開図からニ-ノ、ナ-ハ、ヌ-ネが向かい合う面と確認します。

初期状態は「上:ニ、前:ナ、右:ヌ」で、目標は上面に「ナ」が出ないもの。選択肢E「A→C→B」では、まずA(手前)で背面ノが上に、前はニに。次にC(右)で左のネが上に来ますが、前のニは不変。最後にB(奥)で前のニが上に来るため、結果としてナは出ません。

一方で、AやBではナが上面に導かれます。

立方体は常に「前面に何があるか」を意識し回転させることで、正答率が安定します。

問題84(難易度:★★★★☆)

問題

以下の条件を前提として、推論ア〜オの中で、明らかに誤りであるものか、あるいは与えられた前提からだけでは、はっきりと断定できないものの記号を選び、その組み合わせを番号で答えなさい。

<条件>
・MはLより重い
・LはNより重い
・NはOより重い
・PとQは同じ重さである
・OはPより重い
・RはNより軽い

ア:Mが最も重い
イ:LはOより重い
ウ:OはLより軽く、Qよりは重い
エ:NはMより重い
オ:RはQより重い

選択肢


正解:C
与えられた条件を整理すると以下のようになる。
M>L
L>N
N>O
P=Q
O>P
N>R
つまり、重い順に並べるとM>L>N>O>P=Qとなる。RはNより軽いが、O、P、Qとの関係は不明である。
よって、誤りまたは断定できないものはエとオになる。
エ:NのほうがMより軽いため誤りである。
オ:RとQの重さの関係が不明なため断定できない。
したがって、正解はCとなる。

重さの関係を不等号で繋げるとM>L>N>O>P=Qとなります。これに「RはNより軽い」条件が加わりますが、RとO以下の比較データは存在しません。

推論エの「NはMより重い」は順序が逆のため明らかな誤りです。一方、推論オの「RはQより重い」は、両者ともNより軽いものの直接の比較根拠がなく断定不能となります。

このように、誤りと断定不能のセットを選ぶのがポイントです。

問題85(難易度:★★★★☆)

問題

午前9時から翌日の午前3時までの間で、時計の長針が短針を追い越す回数は何回か。

選択肢


正解:B
午前9時から翌日の午前3時までの時間は18時間である。長針が短針を追い越すのは1時間につき1回であるが、11時台には追い越しが発生しない。
この18時間のなかには、午前11時台と午後11時台の2つが含まれている。したがって、18時間から追い越しが発生しない2回分を引く必要がある。計算すると18-2=16回となり、正解は16回となる。

午前9時から翌日3時までの合計18時間を考えます。

まず最初の12時間で重なりは11回発生します。残りの6時間(午後9時〜午前3時)は、9〜10時、10〜11時で各1回、11〜1時の間に1回(12時ちょうど)、1〜2時、2〜3時で各1回の計5回となります。

よって全体で11+5の16回が正解です。長時間の問題はまず12時間周期で11回とし、端数を丁寧に確認するのが確実な解法です。

問題86(難易度:★★★★☆)

問題

次の英単語の太字部分と同じ発音を含む英単語を1つ選びなさい。

women

選択肢


正解:A
正解はAである。
「women」の太字部分の発音は [ɪ] である。それぞれの選択肢の太字部分の発音は以下の通りである。
A. [ɪ]
B. [ʌ]
C. [ou]
D. [ɑ]
E. [ʌ]
したがって、同じ発音を含む英単語は「busy」となる。「o」や「u」といった綴りであるにもかかわらず、どちらも[i]と発音する例外的な単語である。これらは間違いやすい単語であるため、確実に覚えておく必要がある。

問題87(難易度:★★★★☆)

問題

次の英単語の意味に最も近いものを1つ選びなさい。

evaluate

選択肢


正解:B
正解はBである。「evaluate」は「〜を評価する、査定する」という意味である。「assess」も価値や能力を「評価する」という意味であり、ビジネスの場面でよく使われる単語である。
各選択肢の意味は以下の通りである。
A. 〜を隠す
B. 〜を評価する
C. 〜を実行する
D. 〜を見捨てる
E. 〜を修正する
したがって、意味が最も近いものはBとなる。

問題88(難易度:★★★★☆)

問題

次の英文の空欄に入るものを1つ選びなさい。

We have to figure 【 】 a way to solve this complex issue before the deadline.

選択肢


正解:A
正解はAである。「figure out」で「〜がわかる、〜を解決する」という意味になる。英文の和訳は「締め切り前に、この複雑な問題を解決する方法を見つけ出さなければならない」となる。
日常会話だけでなくビジネスの場面でも頻出する表現であるが、前置詞の選択で迷いやすいため確実な暗記が求められる。「figure」に続く前置詞として最も自然なものは「out」である。したがって、正解はAとなる。

問題89(難易度:★★★★☆)

問題

次の対話が成り立つように、空欄に入る最も適切なものを選びなさい。

A:Would you mind if I open the window?
B:【  】

選択肢


正解:B
Would you mind if ~? は「~してもかまわないですか?」と許可を求める表現である。これに対し、「ええ、どうぞ」と答える場合、mind(気にする)を否定する No を用いて答えるのが適切となる。したがって、B「いいえ、まったく気にしません」が正解となる。Aは Yes と答えているため「気にする」という意味になり、後ろの please do と矛盾が生じる。

問題90(難易度:★★★★☆)

問題

次の文の和訳として最も適切なものを選びなさい。

The man you were talking to at the party is a famous doctor.

選択肢


正解:C
正解はCとなる。The manとyouの間に目的格の関係代名詞が省略されている。この文の主語はThe manであり、youからpartyまでがThe manを修飾している。
前置詞toの目的語が先行詞になっている構造を正しく見抜くことが重要となる。主語を「あなたがパーティーで話しかけていたその男性」と正しくとらえているのはCのみとなる。

問題91(難易度:★★★★☆)

問題

次の文の英訳として最も適切なものを選びなさい。

彼がなぜ会議に遅れたのか、私にはわかる。

選択肢


正解:C
間接疑問文に関する問題である。whyを用いて「なぜ~なのか」を表す場合も、後ろの語順は肯定文と同じになる。彼が遅れたのは過去の出来事であるため、be動詞の過去形wasを用いてhe was lateとするのが正しい。したがって、Cが正解となる。選択肢AやEのように疑問文の語順になってしまうのは、よくある間違いであるため注意すること。

問題92(難易度:★★★★☆)

問題

原子の構造とイオンに関する次の問いに対して、最も適切なものを選びなさい。

ある原子が2個の電子を失って陽イオンになったところ、その核外電子数が18個であった。この原子の原子番号として正しいものはどれか。

選択肢


正解:C
電子を2個失った状態の電子数が18個であったため、もともとの原子が持っていた電子数は、18に2を足した20個であることがわかる。中性な原子において、電子の数と原子番号は一致するため、この原子の原子番号は20となる。問題文の「失って」という表現に惑わされて、18から2を引かないよう、論理を整理して考えることが重要である。

2個の電子を失い18個になったなら、元の電子数は「18+2」の20個です。

中性原子の電子数は原子番号と等しいため、原子番号20のカルシウム(Ca)と特定できます。「失って」という言葉から、元の数を導く逆算の必要性を冷静にとらえましょう。

化学の基礎は暗記中心ですが、簡単な算数と結びつけた出題が多いため、状況を正しく数式化する力が求められます。

問題93(難易度:★★★★☆)

問題

世界の主要都市の気候区分に関する次の問いに対して、最も適切なものを選びなさい。

タイのバンコクやインドのムンバイなど、熱帯地方において、雨季と乾季が明瞭に分かれる気候は次のうちどれか。なお、乾季には樹木がまばらに生える草原(サバナ)が広がる。

選択肢


正解:D
正解はDである。サバナ気候は赤道低圧帯と中緯度高圧帯の南北移動の影響を受け、はっきりとした雨季と乾季が生じる。背の高い草が茂る草原に、乾燥に強い樹木が点在する景観が特徴である。熱帯雨林気候と異なり、年間を通じて雨が降るわけではない。

熱帯地方において、赤道に近い場所では1年中雨が降りますが、その周辺には雨季と乾季がはっきり分かれる地域が広がっており、これを「サバナ気候」と呼びます。

乾季には植物が枯れ、まばらな樹木が点在する草原(サバナ)が見られるのが特徴です。

バンコクやムンバイ、アフリカのサバンナ地帯などが該当します。熱帯雨林気候との違いは、明確な「乾季」の有無にあります。

降水量のグラフ(雨温図)を見て、極端に雨が少ない月があるかどうかで判断できるようになれば、実戦での対応力が格段に高まるでしょう。

問題94(難易度:★★★★☆)

問題

次の記述のうち、示された人物や事柄と関係のないものを1つ選びなさい。

明治維新前後におこなわれた改革や出来事のうち、板垣退助と関係ないものは次のうちどれか。

選択肢


正解:D
正解はDである。大政奉還を将軍に勧告し、明治天皇に奏上したのは土佐藩主の山内豊信(容堂)であり、徳川慶喜がこれをおこなった。
板垣退助は、明治政府のあり方に疑問を持ち、下野したのちに後藤象二郎らとともに民撰議院設立建白書を提出した。その後、愛国公党や自由党を結成し、日本における自由民権運動の指導者として、国会の開設を強く求めて活動した。

板垣退助は自由民権運動の指導者で、民撰議院設立建白書の提出や自由党結成に尽力しました。

選択肢Dの「大政奉還の奏上」は徳川慶喜による政権返上で、山内豊信や後藤象二郎らの働きかけで実現したものです。板垣の功績は明治政府の専制批判と国民の政治参加要求にあり、大政奉還とは時期や役割が異なります。

幕末から明治の重要人物は、主要な政治的立場を明確に仕分けることがSCOA社会科攻略の鍵です。

問題95(難易度:★★★★☆)

問題

2023年(令和5年)4月に発足した、少子化対策や児童虐待の防止、子育て支援などを一元的に担う行政機関は次のうちどれか。

選択肢


正解:B
正解はB。こども家庭庁は、首相直属の機関として内閣府の外局に設置された。厚生労働省や内閣府などが担っていた子どもに関連する業務を集約し、縦割り行政の弊害をなくして「こどもまんなか社会」を実現することを目的としている。

2023年4月に新設された「こども家庭庁」は、少子化対策、児童虐待防止、一人親家庭の支援など、子どもを取り巻く諸課題に対して一元的に対応する組織です。

それまで厚生労働省や内閣府などが分担していたこども関連事務を統合し、内閣府の外局として総理大臣の直属機関となりました。

名称が「こども福祉庁」や「家庭政策庁」といった類似のものと間違えやすいため、正確な名称を記憶しておく必要があります。

問題96(難易度:★★★★☆)

問題

左右の文を照合し、異なる文字の数をそれぞれ答えなさい。

(1)(03―1234―5678)、(08―1234―5618)
(2)(12号館の3階にある会議室A)、(21号館の3階にある会議室B)

選択肢


正解:D
(1)は、市外局番の「3」が「8」に、末尾の「7」が「1」に変わっているため、異なる文字は2つである。
(2)は、冒頭の「12」が「21」に入れ替わっており、さらに末尾の「A」が「B」になっている。入れ替わりは2文字と数えるため、合計で3つの文字が異なっている。

問題97(難易度:★★★★☆)

問題

以下の「てびき」に示された条件にもとづいて、各語句に含まれる文字の種類や数を正確に照合し、該当する数字の組み合わせとして最も適切なものを選びなさい。

【てびき】
文字の得点:あ段=1、い段=2、う段=3、え段=4、お段=5
※各語句の「すべての文字の得点の合計」を計算しなさい。なお、濁音や半濁音は清音と同じ得点とする。

(1)さくら
(2)つばき
(3)もみじ

選択肢


正解:A
(1)の「さくら」は、さ(1)・く(3)・ら(1)の合計で5となる。
(2)の「つばき」は、つ(3)・は(1)・き(2)の合計で6となる。
(3)の「もみじ」は、も(5)・み(2)・し(2)の合計で9となる。
母音を基準とした得点配分を素早く判断し、正確に計算をおこなうことが求められる。

問題98(難易度:★★★★☆)

問題

式中の□に当てはまる適切な数字を、選択肢の中から1つ選びなさい。

38×□+146=982

選択肢


正解:C
数値が大きくなっているが、解法のロジックはこれまでと同様である。まず、右辺から146を引くと、982-146=836という数値が得られる。この836を38で割ることで、□に当てはまる数字を特定できる。
836÷38を計算すると、答えは22となる。大きな数の引き算や割り算はミスが起こりやすいため、検算をおこなうことが正解を導くためのコツといえる。

数値を大きくすることで心理的なプレッシャーをかける問題ですが、解法のルールは一貫しています。

数値が大きくなればなるほど、途中の引き算や割り算での小さなミスが致命傷になります。

問題99(難易度:★★★★☆)

問題

上記の表は、ある企業の支店別における4月から7月までの新規契約件数を示したものである。以下の問いに答えなさい。

4月から7月までの4か月間で、最も多くの契約を獲得した支店はどこか。

選択肢


正解:A
各支社の4か月間の合計契約獲得数を算出する。
A支店:42+38+45+40=165
B支店:35+41+39+44=159
C支店:40+36+32+38=146
よって、最も多くの契約を獲得したのはA支店である。

4カ月月間の累計で最も実績が高い支店を特定するには、支店ごとの数値を合算して比較します。

A支店、B支店、C支店それぞれの合計を算出しますが、ここでもすべての数値を厳密に計算する前に、各月での「勝敗」を眺めることで候補を絞ることが可能です。

もしA支店がほとんどの月でほかの支店を上回っていれば、計算するまでもなくA支店が最多であると判断できます。

数値が僅差である場合のみ、筆算で正確な累計を出して確認しましょう。

問題100(難易度:★★★★☆)

問題

上記の内容は、ある事務用品販売会社における先週の受注リストである。内容を記憶したうえで、各問いに答えなさい。

備考欄に「5%割引適用」と記載があり、単価18,000円の商品を2台発注した顧客はどこか。

選択肢


正解:C
問題文にある条件をリストと照らし合わせる。単価18,000円で数量が2台、かつ備考欄に割引の記載があるのは田中不動産である。田中不動産が発注した商品はキャビネットであり、合計金額は36,000円となっている。高橋銀行の「至急配送」や鈴木建設の「配送指定あり」といったほかの備考情報と混同しないよう、属性を正確に整理して記憶しておくことが求められる。

この問題のように複数の条件が重なる記憶問題では、最も特徴的な「単価」や「割引」というキーワードを起点にして情報を整理します。

田中不動産が「単価18,000円」「数量2台」「5%割引」というすべての条件に合致していることを、リストの段階で明確に把握しておく必要があります。

備考欄などの細かい情報は記憶から漏れやすいため、会社名とセットで「田中さんは割引対象」といった具体的な物語を作って覚えるのが効果的です。

問題101(難易度:★★★★☆)

問題

以下A〜Eの左右の文字・数字・記号を見比べ、左右が合致している組み合わせはいくつあるか答えよ。

A.(O0O00O)――(O0O00O)
B.(ぽぼぽぼぼぽ)――(ぽぼぽぽぼぽ)
C.(741852963)――(741852963)
D.(lI1lI1l1)――(lI1lI1I1)
E.(ソゾソソゾソ)――(ソゾソソゾソ)

選択肢


正解:C
正解はCである。左右が合致しているのは、AとCとEの3つである。Bは左から4つ目の文字が「ぼ」と「ぽ」で異なる。Dは左から7つ目の文字が異なる。アルファベットのオーと数字のゼロなど、似ている文字に注意しておこなう必要がある。したがって、正解は3つとなる。

数字、平仮名、英字が混在しても、一文字ずつ「照合のスイッチ」を切り替える冷静さが求められます。

Aの「O」と「0」の羅列、Cの九桁の数字、Eのカタカナ列は左右で完全一致。一方、Bは「ぼ」と「ぽ」の濁点・半濁点の違い、Dは「l」と「I」の入れ替わりがあり、正解の組み合わせは3つです。

事務系設問では、焦りによる点や棒の見落としに注意し、文字の重心や空白の形に注目することで、正確性を維持しスピードを上げましょう。

問題102(難易度:★★★★★)

問題

次に示す言葉の意味で、正しいものをA〜Eの中から1つ選びなさい。

嚆矢

選択肢


正解:B
正解はB。「嚆矢(こうし)」とは、物事のはじめを意味する言葉である。もともとは戦いの開始を知らせるために放つ、音の鳴る矢のことを指していた。そこから転じて、ある物事の最初の事例や始まりを表すようになった。「矢」という字が含まれているため、鋭い批判や攻撃といった意味を連想しがちだが、それらは誤りである。言葉の成り立ちを知ることで、深い理解につながる。

嚆矢(こうし)は「物事のはじまり」や「先駆け」を意味します。

語源は古代中国の戦場で開戦合図に放たれた音の鳴る矢です。これが最初に飛ぶことから物事の最初を指すようになりました。現代でも歴史的起源の説明に頻出します。

SCOAでは「放たれた矢」という道具的な意味ではなく、抽象的な意味が問われる点に注意が必要です。こうした由来をエピソードとセットで覚えると記憶に定着しやすくなります。

問題103(難易度:★★★★★)

問題

次に示す言葉の意味で、正しいものをA〜Eの中から1つ選びなさい。

乾坤一擲

選択肢


正解:B
正解はB。「乾坤一擲」は「けんこんいってき」と読む。「乾坤」は天地、「一擲」はサイコロを一度投げることを指す。したがって、運命をかけて、のるかそるかの大勝負をおこなうことを意味する。「天地」という言葉から大災害を連想したり、「一」や「投げる」から集中や投げ捨てるという行動を想像したりしやすいが、まったく異なる。難しい言葉であるが、ぜひ意味を覚えておくのが良い。

「乾坤一擲」はSCOAの受検生が苦手としやすい、日常的に馴染みの薄い格調高い言葉の1つと言えます。

選択肢Aの「大災害」やEの「やり直す」といった言葉は、漢字のイメージから誤認しやすい選択肢ですので、惑わされないように注意が必要です。

問題104(難易度:★★★★★)

問題

次に示す言葉の意味で、正しいものをA〜Eの中から1つ選びなさい。

憮然

選択肢


正解:B
正解はB。「憮然」は「ぶぜん」と読み、失望してぼんやりとしているさま、または驚いてあきれているさまを表す。近年は「腹を立てているさま」や「むっとしているさま」といった意味で誤解されることが多い。そのため、怒りを表すダミーの選択肢を選ばないように注意するべきである。

失望や落胆によって、呆然としたりぼんやりしたりする様子を意味します。

多くの人が「腹を立ててムッとしている様子」と誤解していますが、それは本来の意味ではありません。選択肢Aは非常によくある誤用の選択肢ですので、絶対に選ばないように気を付けてください。

SCOAではこうした「勘違いしやすい言葉」が頻出するため、正確な定義を辞書的に押さえておくことが不可欠です。

感情を表す「りっしんべん」が含まれていることから、心の動きを示す言葉であると推測できます。

問題105(難易度:★★★★★)

問題

次に示す言葉の意味で、正しいものをA〜Eの中から1つ選びなさい。

かまける

選択肢


正解:E
正解はE。「かまける」とは、1つのことに心をとらわれて、ほかのことをおろそかにすることを意味する。「仕事にかまける」というふうに使われる。「怠ける」や「からかう」など響きが似ている言葉の選択肢に引きずられないよう注意が必要。

「かまける」とは、1つのことに心を取られてしまい、本来すべきほかのことがなおざりになる状態を指します

たとえば「仕事にかまけて、子供の教育を疎かにする」といった文脈で使用されます。

ほかの選択肢にある「からかう」「わがままに振る舞う」「陰謀を企てる」「怠ける」などは、言葉の響きは似ていても意味がまったく異なるため、混同しないように正確に覚えましょう。

問題106(難易度:★★★★★)

問題

次に示す漢字の読みで、間違っているものをA〜Eの中から1つ選びなさい。

間違っている読みを探しなさい。

選択肢


正解:E
正解はE。「遡及」は「そきゅう」と読み、過去にさかのぼって影響を及ぼすことである。「遡」の字に引っ張られて「そっきゅう」と読んでしまうのは間違いである。「建立」は「けんりつ」ではなく「こんりゅう」と読むのが正しい。

「遡及」の正しい読みは「そきゅう」であり、過去にさかのぼって影響を及ぼすことを意味します。

「そっきゅう」は「早急(さっきゅう/そうきゅう)」などと混同した誤読です。また「建立」を「こんりゅう」と読むのは仏教用語としての特殊な読み方ですが、寺院を建てる際などにはこの読みが正解となります。

こうした「慣用読み」や「特殊な読み」は、リスト化して集中的に暗記するのが効率的です。

問題107(難易度:★★★★★)

問題

( )の中に漢字を1つ入れ、対義語を完成させなさい。

創造 ―― 模( )

選択肢


正解:B
新しいものを初めて作り出す「創造」に対し、すでに存在するものをまねて同じようなものを作ることを「模倣」という。自分の力で生み出すか、すでにあるほかのものを手本にしてなぞるかという、姿勢が対照的な言葉のペアである。新しい物事に取り組むときによく対比される。

問題108(難易度:★★★★★)

問題

次の文章を読んであとの問いに答えなさい。

「温故知新」という言葉があるように、過去の遺物から新たな価値を見いだす試みは常におこなわれている。(A)かつて隆盛を極めた産業が衰退し、残された巨大な建造物が無用の長物として朽ちていくのを見るのは、時代の残酷な流れを痛感させる。(B)近代化を支えた炭鉱や製糸場を保存し、後世に伝えようとする運動は、単なるノスタルジー以上の意味合いが強いらしい。(C)産業構造の変化とともに、人々の生活様式も少しずつ変容していく。都市から離れたかつての炭鉱の島は、緑のツタをまとって、稼働していたときとは違う表情を見せている。(D)潮風にさらされる鉄筋コンクリートの廃墟が夕日に照らされる様子は、いつまで見ていても飽きることはない。(E)赤さびた鉄骨には人を引きつける退廃的な美しさがあるし、静かに崩壊を待つレンガ造りの煙突の姿は思索にふける老賢者のようだ。(F)時代の栄枯盛衰が最も印象的に映るのは、長崎の海に浮かぶ無人島だろう。かつて日本一の人口密度を誇った活気が、ある日突然、音を立てて消え去った。波の音だけが響く路地に、風化した建物の破片が散らばる。人口が0となり、人々の声が消え失せるなかで、古い集合住宅は静かに海を見つめている。海鳥が鋭い鳴き声を上げて上空を旋回していく。(G)廃墟が最も文明の危うさを感じさせる空間である。(H)この島を舞台にした芸術作品では、テーマの転換点を「文明の終焉」に設定したものが多い。人間の営みの儚さ、自然の脅威、そこに息づくかつての熱狂を描き出そうとすれば、やはりこうした産業遺産が最も適しているのかもしれない。風化していく景色には、どこか虚無感がある。喪失の予感がある。【1】、足元を見てみると、ひび割れたコンクリートの隙間には、過酷な環境のなかで必死に根を張ろうとしている小さな野草の姿を見つけることができる。廃墟に文明の終わりを感じるか、あるいは、見えないところで脈々と続く自然の回復力を感じるか。人はさまざまだろう。静寂に包まれた島の風景、忘れ去られた歴史を振り返る心の中には、確かな未来への教訓が宿っている。

⑴この文章を5つの段落に分けるとすると、第2段落はどこから始まるか。最も適切なものを1つ選びなさい。
選択肢
A. (A)
B. (B)
C. (C)
D. (D)
E. (E)

⑵空欄【1】に入る語句として最も適切なものを1つ選びなさい。
選択肢
A. しかも
B. ゆえに
C. ただし
D. すなわち
E. ところが

⑶文章中の「ひび割れたコンクリートの隙間に」の「に」と、文法的に同じ働きをしている「に」を含むものを1つ選びなさい。
選択肢
A. 夜空に星が輝く
B. 後輩に仕事を任せる
C. 図書館に調べに行く
D. 10時までに完了する
E. 巧妙な罠に陥る

⑷この島を舞台にした芸術作品で、テーマの転換点を「文明の終焉」に設定する理由として、この文章から読み取れる内容として最も適切なものを1つ選びなさい。
選択肢
A. 長崎にはかつての繁栄を記録した資料が色濃く残っているから
B. 人間の営みの儚さや自然の脅威、そこで生きた人の熱狂を描写するのにふさわしいから
C. 虚無感と喪失の予感のなかに、見えない自然の回復力を感じさせる空間だから
D. 文明の危うさを感じさせる景観が、登場人物の絶望的な未来を強調するから
E. 廃墟の退廃的な美しさが、物語をドラマチックに演出することができるから

選択肢


正解:A:⑴C、⑵E、⑶A、⑷B
⑴文章全体の構成を読み取る問題である。第1段落は産業遺産の保存という全般的な話題を述べている。(C)の箇所からは、炭鉱の島の景色という具体的な描写に話題が移っている。したがって、ここが第2段落の始まりとして最もふさわしい。

⑵空欄の前後を比較して論理展開を把握する。前文では廃墟に対して「虚無感」「喪失の予感」と否定的な印象を述べている。それに対して空欄の後では「必死に根を張ろうとしている小さな野草」という前向きな生命の姿を提示している。前述の事柄から予想される印象とは相反する事実を導く逆接の接続詞「ところが」が適切である。

⑶問題文の「に」は、事物が存在する「場所」を表す格助詞である。選択肢Aの「夜空に」も同様に星が存在して輝く場所を示しているため正解となる。Bは動作の相手、Cは目的、Dは期限、Eは帰着点(結果)を表す「に」であり、それぞれ用法が異なるためダミーの選択肢である。

⑷理由を問う内容合致問題である。「テーマの転換点を『文明の終焉』に設定したものが多い」という記述の直あとに、「人間の営みの儚さ、自然の脅威、そこに息づくかつての熱狂を描き出そうとすれば、やはりこうした産業遺産が最も適している」と明確に述べられている。したがって、この箇所をまとめたBが正解となる。Cは別の段落の内容を混ぜたダミーである。

問題109(難易度:★★★★★)

問題

以下の計算をしなさい。

(-2)^4×(-3)-144÷(-3)^2

選択肢


正解:B
計算の基本原則にもとづき、まずは累乗の処理からおこなう。(-2)4は16となり、(-3)2は9となる。これらを式に当てはめると、与式=16×(-3)-144÷9となる。次に乗算および除算をそれぞれおこなうことで、-48-16となる。最後に減算をおこなうと、負の数同士を合わせることになるため-64を導き出すことができる。各項の符号を正確に処理することが求められる。したがって、正解はBである。

負の数の累乗には注意が必要です。

(-2)の4乗は偶数回かけるため正の16、同様に(-3)の2乗も正の9となります。これらを式に当てはめると「16×(-3)-144÷9」となり、前半は-48、後半は16、式は「-48-16」と単純化され、答えは-64です。

SCOAでは「偶数乗で符号が消える」基礎知識を素早き適用できるかが、全体のスピードアップにつながります。符号を書き間違えないよう、一歩ずつ慎重に進めることが重要です。

問題110(難易度:★★★★★)

問題

以下の式を解きなさい。

-4{2x-3(2x-1)}=6(3x-2)-36

選択肢


正解:C
二重括弧を含む複雑な方程式である。まず中括弧のなかにある小括弧を展開して式を整理する。中括弧のなかは2x-6x+3となり、計算すると-4x+3となる。次に左辺全体を展開するため、これに-4をかけると16x-12となる。一方、右辺は6を分配して18x-12となり、そこから36を引くため18x-48となる。これらを等式で結ぶと16x-12=18x-48となる。項を移行させて整理すると-2x=-36となり、両辺を-2で割ることでx=18を導き出すことができる。したがって正解はCである。

中括弧が含まれる問題は内側から外すのが定石です。

多重の括弧は焦らず「内から外へ」の原則を守れば確実に正解できます。

問題111(難易度:★★★★★)

問題

以下の式を解きなさい。

(x+3)(x-4)=8

選択肢


正解:C
(x+3)(x-4)=8は、まず左辺を展開して式を整理する必要がある。展開するとx2-x-12となり、右辺の8を左辺へ移行して減算すると、x2-x-20=0となる。これを因数分解するため、かけて-20、足して-1となる2つの数を見つける。条件に合うのは4と-5である。式は(x+4)(x-5)=0と変形できる。したがって、x+4=0またはx-5=0となるため、解はx=-4、5となる。したがって正解はCである。

左辺が括弧で括られていても、右辺が0でない場合は、一度展開して整理し直す必要があります。

左辺を展開するとx^2-x-12となり、右辺の8を左辺に移行してx^2-x-20=0という標準的な形にします。ここから「かけて-20、足して-1」になるペアを探すと-5と4が見つかるため、(x-5)(x+4)=0より解は5と-4です。

いきなりx=-3や4等を代入するのではなく、展開・整理・因数分解の手順を踏むことが最も確実で速い解法です。

問題112(難易度:★★★★★)

問題

次の式を解きなさい。

5-3{x-2(x-3)}≧4x+6

選択肢


正解:D
二重括弧を含む不等式である。まず中括弧のなかにある小括弧を展開して式を整理する。中括弧のなかはx-2x+6となり、計算すると-x+6となる。これに-3をかけて展開すると、5+3x-18≧4x+6となる。左辺を整理すると3x-13≧4x+6となる。項を移行させて計算すると-x≧19となる。両辺に-1をかけるため不等号の向きが逆になり、x≦-19を導き出すことができる。したがって、正解はDである。

問題113(難易度:★★★★★)

問題

次の数字はある規則にしたがって並んでいる。空欄に当てはまる数字はどれか。

1、2、4、7、28、33、【 】、【 】

選択肢


正解:A
この数列は、項の間の演算自体に規則が隠れている。+1、×2、+3、×4、+5というように、足し算とかけ算を交互におこない、さらに演算する数が1ずつ増えるという複雑な規則である。順番に確認していくと、1+1=2、2×2=4、4+3=7となっていることがわかる。直前の計算は28+5=33であるため、最初の空欄は33×6=198である。2つ目の空欄は198+7=205である。したがって正解はAである。

この数列には、足す数とかける数が1ずつ増えながら交互に現れる「+1、×2、+3、×4、+5、×6」という複雑なルールが適用されています。

1+1=2、2×2=4、4+3=7、7×4=28、28+5=33と続き、次は「33×6」で198、その次は「198+7」で205となります。

規則自体が変化するタイプは、後半の大きな数字の変化から逆算するとルールを特定しやすくなります。柔軟な思考で数字の背後にある意図を読み取りましょう。

問題114(難易度:★★★★★)

問題

次の問いに答えなさい。

ある商品に原価の40%の利益を見込んで定価をつけたが、販売数が伸びないため、最初は定価の10%引きで50個売り、残りの30個は定価の20%引きで売った。その結果、全体の利益は16,600円となった。この商品の原価は1つあたりいくらか。

選択肢


正解:B
商品の原価をX円とおいて考える。定価は原価に40%の利益を見込んでいるため、1.4X円である。10%引きの売価は1.4X×0.9=1.26X円、20%引きの売価は1.4X×0.8=1.12X円となる。
総売上は1.26X×50+1.12X×30=96.6X円となる。全体の原価はX×80=80X円であるため、利益は96.6X-80X=16.6X円となる。これが16,600円であるため、16.6X=16,600という式が成り立つ。これを計算するとX=1,000となる。したがって正解はBとなる。

問題115(難易度:★★★★★)

問題

立方体を指示された方向に回転させたとき、回転後に上面に「マ」が出ないものはどれか。

【回転の方向】
A:手前
B:奥
C:右
D:左

選択肢


正解:E
展開図から、それぞれの対面を把握する。
ミの裏はモ、ムの裏はヤ、メの裏はマである。
初期状態では、メの対面である左側面にマがある。
選択肢の回転を順に確認していく。
マが上面にくる回転は、マが左側面にある状態から右(C)へ1回まわすことである。
Aはそのまま右へ回転するためマが上面になる。
Bは、最初の手前への回転では左側面のマは位置が変わらないため、最後のCの回転によってマが上面になる。
Cは、左へ3回連続で回転させることで、マが底面、右側面、上面の順に移動して上面に到達する。
Dは、右に転がしてマが上面にいき、奥に転がして背面に移動したあと、手前へ転がして上面に戻る。
しかしEは、手前に転がしても左側面のマは位置が変わらず、次に左に転がすと底面に移動し、最後に右へ転がすと再び左側面に移動する。
したがって、最後に上面にくるのはマではない。
ゆえに、正解はEとなる。

展開図よりミ-モ、ム-ヤ、メ-マが対面です。

初期が「上:ミ、前:ム、右:メ」のとき、左はマです。選択肢E「A→D→C」を追うと、A(手前)で背面ヤが上に、D(左)で右のメが上に、最後のC(右)で左へ移っていたヤが再び上に戻ります。

最終的な上面はヤとなり、マは出ません。ほかではマが上面に配置されるため、回転後の位置関係を正確に把握することが正解への鍵となります。

問題116(難易度:★★★★★)

問題

以下の条件を前提として、推論ア〜オの中で、明らかに誤りであるものか、あるいは与えられた前提からだけでは、はっきりと断定できないものの記号を選び、その組み合わせを番号で答えなさい。

<条件>
・HはWより高い
・WはVより高い
・VはXより高い
・XとYは同じ高さである
・YはZより高い
・ZはGより高い
・FはVより低い

ア:Hが最も高い
イ:WはYより高い
ウ:YはVより低く、Gよりは高い
エ:VはZより低い
オ:FはZより高い

選択肢


正解:D
与えられた条件を整理すると以下のようになる。
H>W
W>V
V>X
X=Y
Y>Z
Z>G
V>F
つまり、高い順に並べるとH>W>V>X=Y>Z>Gとなる。FはVより低いことはわかるが、X、Y、Z、Gとの関係は不明である。
よって、誤りまたは断定できないものはエとオになる。
エ:VのほうがZより高いため誤りである。
オ:FとZの高さの関係が不明なため断定できない。
したがって、正解はDとなる。

高さの情報を整理すると「H>W>V>X=Y>Z>G」というメインの列が完成します。

さらに「FはVより低い」という条件がありますが、FとX以下の要素との高低差は不明です。推論エの「VはZより低い」は、実際はVのほうが高いため明白な誤りです。

推論オの「FはZより高い」は、FとZが共にVより低いことはわかっても、判断材料が欠落しているため断定できません。安易に推測せず条件に忠実にしたがうことが正答への近道です。

問題117(難易度:★★★★★)

問題

以下の各問題について、正しい答えを選択肢の中から1つ選びなさい。

月曜日の午後1時から木曜日の午前7時までの間で、時計の長針が短針を追い越す回数は何回か。

選択肢


正解:C
月曜日の午後1時から木曜日の午前7時までの時間を計算すると、合計で66時間となる。12時間につき追い越しは11回発生するため、66時間のなかに12時間のまとまりが5つと、残りの6時間がある。
残りの6時間は木曜日の午前1時から午前7時までであり、このなかに11時台は含まれないため追い越しは6回となる。したがって、全体の追い越し回数は11×5+6=61回となる。

月曜午後1時から木曜午前7時までの合計66時間を、12時間×5周期と端数6時間に分けて計算します。

12時間ごとに11回重なるため、5周期で55回。残りの6時間(木曜午前1時〜7時)は各時間帯に1回ずつ重なり計6回。合計で61回になります。

このように数日にわたる長い期間でも、基本の12時間サイクルの回数を覚えていればあとは単純な足し算で答えを導き出せます。

問題118(難易度:★★★★★)

問題

次の英単語の太字部分と同じ発音を含む英単語を1つ選びなさい。

exhaust

選択肢


正解:A
正解はAである。
「exhaust」の「x」は [gz] と発音される。
英語では語頭の ex- は、後ろに母音が続く場合や、語のアクセントの位置によって [gz] と発音されることがある。一方、後ろに子音が続く場合などは [ks] と発音されることが多い。

各選択肢の太字部分の発音は以下の通りである。
A. exact [gz]
B. expand [ks]
C. explain [ks]
D. expert [ks]
E. export [ks]

したがって、「exhaust」と同じ発音を含む単語はexactである。

問題119(難易度:★★★★★)

問題

次の英単語の意味に最も近いものを1つ選びなさい。

profound

選択肢


正解:C
正解はCである。「profound」は「深い、重大な」という意味である。「deep」も物理的な深さだけでなく、考えや影響が「深い」という意味を持つため類義語となる。
各選択肢の意味は以下の通りである。
A. 表面的な
B. あいまいな
C. 深い
D. ささいな
E. 明らかな
したがって、意味が最も近いものはCとなる。

問題120(難易度:★★★★★)

問題

次の英文の空欄に入るものを1つ選びなさい。

The government decided to do away 【 】 the outdated regulations to promote new businesses.

選択肢


正解:B
正解はBである。「do away with」で「〜を廃止する」という意味になる。英文の和訳は「政府は新規ビジネスを促進するため、時代遅れの規制を廃止することを決定した」となる。したがって、正解はBとなる。
3つの単語から構成される句動詞であり、前置詞の組み合わせを正確に覚えておかないと正答を導くのが難しい。同義語である「abolish」とともに身に付けておくことが望ましい。

問題121(難易度:★★★★★)

問題

次の対話が成り立つように、空欄に入る最も適切なものを選びなさい。

A:How is your new project going?
B:【  】

選択肢


正解:B
How is ~ going? は「~の進み具合はどうですか?」と状況をたずねる表現である。これに対する返答として、進捗が順調であることを示すB「今のところ順調である」が最も適切となる。”So far, so good.” は「今のところは良い」という意味の決まり文句である。
Aは意味が通じず、Cはgoを文字通りの「行く」と誤解させるためのダミーである。DやEも会話の展開として不自然である。

問題122(難易度:★★★★★)

問題

次の文の和訳として最も適切なものを選びなさい。

The decision they made during the meeting yesterday will affect all the employees.

選択肢


正解:C
正解はCとなる。The decisionとtheyの間に目的格の関係代名詞が省略されている。theyからyesterdayまでが先行詞を修飾しており、文全体の主語は「彼らが昨日の会議中に下したその決定」となる。動詞はwill affectであり、目的語はすべての従業員となる。修飾関係と文の骨格を正確にとらえることが求められる。

問題123(難易度:★★★★★)

問題

次の文の英訳として最も適切なものを選びなさい。

その箱の中に何が入っているのか、あなたは知っていますか?

選択肢


正解:A
間接疑問文に関する問題である。疑問代名詞what自体が主語になる場合、間接疑問文でも語順は「疑問詞+動詞」のままとなる。そのため、what is in the boxが正しい形となる。したがって、Aが正解となる。選択肢Cのように無理に主語と動詞をひっくり返そうとすると、誤った文法になってしまうため注意が必要である。

問題124(難易度:★★★★★)

問題

理科の基礎知識に関する、最も適切なものを選びなさい。

地球上で、質量が1.2kgの物体をバネばかりで吊るしたとき、バネばかりが示す値は何Nか。また、この物体を月面に持ち込んだとき、月面での質量は何kgになるか。正しい組み合わせを選びなさい。ただし、月の重力は地球のおよそ6分の1とする。

選択肢


正解:D
地球上での重力は、1.2kg(1,200g)を100で割った12Nとなる。一方で、質量とは場所によって変化しない物体そのものの量である。したがって、月面に持ち込んでも質量は1.2kgのままであり、変化しない。重力(重さ)と質量を混同して、月面での質量を6分の1の0.2kgとしないよう、注意が必要である。

質量1.2kgは1,200g相当で、地球上での重力は12Nです。バネばかりは「力」を測定するため地球では12Nを示します。

一方、質量は物質の粒子量であり、宇宙のどこでも不変です。そのため月面でも質量は1.2kgのまま維持されます。答えの組み合わせは「12N、1.2kg」です。

重力の変動に惑わされて質量まで変えないよう、物理的定義を正しく整理しましょう。

問題125(難易度:★★★★★)

問題

生物の分類に関する次の問いに対して、最も適切なものを選びなさい。

脊椎動物の分類に関する記述のうち、正しい組み合わせはどれか。

選択肢


正解:B
コウモリは空を飛ぶが哺乳類であり、アザラシも水中で生活するが哺乳類であるため、この組み合わせが正しい。クジラは哺乳類、カモノハシは卵を産むが哺乳類、ウミガメは爬虫類、エイは魚類に分類される。一見すると別の分類に思える動物でも、繁殖の方法や呼吸の仕方に注目すると、正しい分類がわかる。

コウモリは空を飛びますが、翼は前足が変化したものであり、子供を産んで育てる哺乳類です。また、アザラシも水中で生活していますが、肺呼吸をおこなう哺乳類に属します。

したがって、この2つの組み合わせが正しい哺乳類のセットとなります。カモノハシは卵を産みますが、子供を乳で育てる特殊な哺乳類です。

また、ワニは爬虫類、サンマは魚類です。分類の問題は、外見のイメージに惑わされず、生物学的な定義に当てはめて考えることが重要です。

例外的な特徴を持つ動物については、リスト化して暗記しておきましょう。

問題126(難易度:★★★★★)

問題

地学における地震の仕組みや観測に関する記述のうち、最も適切なもの、あるいは誤っているものを選びなさい。

地震の計算と性質に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

選択肢


正解:D
マグニチュードは、数値が1増えるとエネルギーは約32倍、2増えると約1,000倍(32の2乗)になる性質を持つ。緊急地震速報は、先に届くP波を素早く検知して、後からくる大きな揺れのS波に備えるためのシステムである。
初期微動継続時間は、2つの波の速さの「差」に由来するため、和に比例するという記述は誤りである。また、海溝型地震は海洋プレートが大陸プレートの下に沈み込む際に発生する。

マグニチュードとエネルギーの関係には明確な法則があり、マグニチュードが1増えるとエネルギーは約32倍になり、2増えると「32かける32」で約1,000倍になります。

地学の計算や仕組みは、単なる暗記ではなく、背景にある物理現象をセットで理解することで、ひっかけ問題にも惑わされなくなります。

問題127(難易度:★★★★★)

問題

次に示す2つの語の関係を分析し、それと同じ関係を持つ語の組み合わせを1つ選びなさい。

卑近/高遠

選択肢


正解:A
正解はAである。卑近と高遠は、「身近でたやすいこと」と「高尚で遠いこと」を示す対義語の関係にある。選択肢の中で、慇懃と無礼も「礼儀正しいこと」と「失礼であること」を表す対義語である。
きわめて難易度の高い言葉が含まれているが、それぞれの語が持つ意味を丁寧にとらえることが重要である。

SCOAの言語問題では、硬い表現や古風な熟語が頻出します。知らない言葉は、漢字一文字ずつを分解して意味を類推する癖をつけましょう。

漢字の「イメージ」から意味の方向性を割り出す手法は、実戦で非常に強力な武器になります。

問題128(難易度:★★★★★)

問題

以下A〜Eの左右の文字・数字・記号を見比べ、左右が合致している組み合わせはいくつあるか答えよ。

A.(MWNWMVWM)――(MWNWMWWM)
B.(6b9d6b9d8)――(6b9d6p9d8)
C.(ウワウヴワウ)――(ウワウブワウ)
D.(5S5S55S5)――(5S5S55S5)
E.(itl1lti1)――(itl1lt1i)

選択肢


正解:A
正解はAである。左右が合致しているのは、Dの1つのみである。Aは左から6つ目の文字が異なる。Bは左から6つ目の文字が異なる。Cは左から4つ目の文字が「ヴ」と「ブ」で異なる。Eは左から7つ目と8つ目の順番が逆になっている。したがって、正解は1つとなる。

視覚的負荷が高い問題ですが、間違いを1つ見つければ「不一致」と確定できるため効率的なスキャンが可能です。

Aは「V」と「W」、Bは「b」と「p」、Cは「ヴ」と「ブ」、Eは末尾2文字が入れ替わっており、すべてに相違があります。唯一、Dの英数字混成列だけが左右で完全合致するため、正解は1つです。

「1つしかない」という結果は不安になりやすいですが、自らのスキャン能力を信じることが、迷わず次へ進むためのメンタル管理につながります。

SCOAを対策する際のポイント

アドバイザーのリアル・アドバイス!時間厳守! 戦略を練って効率的に問題を解こう

キャリアコンサルタント/西雄一教育研究所代表

西 雄一

プロフィールを見る

SCOAは「知能」と「学力」を測る検査で、120問を60分で解く厳しい時間制限が特徴です。

応用力より基礎知識の「処理能力」が重視されるため、「一問30秒」のリズムを徹底しましょう。

知識問題は15秒以内で即答し、浮いた時間を数理や論理に充てる戦略が有効です。

飛ばす判断も大事! 問題演習を通して形式を染み込ませよう

失敗しやすいのは難問に固執して後半で時間切れになることです。20秒考えて解法が浮かばなければ潔く見切る決断力を持ちましょう。

対策としては、SPI用ではなく専用本を用い、頻出パターンを暗記するまで反復することです。常にストップウォッチで制限時間を意識し、身体に30秒のリズムを叩き込む訓練を積むことが、本番の焦りを抑え合格ラインを突破する土台となります。

SCOAに関する記事
SCOA徹底対策|6つの特徴と高得点を狙う勉強法を例題つきで解説

SCOAに関するQ&A
公務員試験SCOAの合格ラインはどれくらいですか?

SCOAとSPIの違いは何ですか?

SCOAの英語問題はどのくらいの難易度ですか?

執筆・編集 PORTキャリア編集部

明日から使える就活ノウハウ情報をテーマに、履歴書・志望動機といった書類の作成方法や面接やグループワークなどの選考対策の方法など、多様な選択肢や答えを提示することで、一人ひとりの就活生の意思決定に役立つことを目指しています。 国家資格を保有するキャリアコンサルタントや、現役キャリアアドバイザーら専門家監修のもと、最高品質の記事を配信しています。

> コンテンツポリシー

記事の編集責任者 熊野 公俊 Kumano Masatoshi

高校卒業後、航空自衛隊に入隊。4年間の在籍後、22歳で都内の大学に入学し、心理学・教育学を学ぶ。卒業後は人材サービスを展開するパソナで、人材派遣営業やグローバル人材の採用支援、女性活躍推進事業に従事。NPO(非営利団体)での勤務を経て、「PORTキャリア」を運営するポートに入社。キャリアアドバイザーとして年間400人と面談し、延べ2500人にも及ぶ学生を支援。2020年、厚生労働大臣認定のキャリアコンサルタント養成講習であるGCDF-Japan(キャリアカウンセラートレーニングプログラム)を修了

> メッセージを読む
就活対策資料&ツール一覧 About Our Materials

関連Q&A

記事カテゴリー

Q&Aカテゴリーはこちら

関連Q&A

目次

おすすめ対策ツール・資料

TOP

PORTキャリア
会社情報 プライバシーポリシー グループ会員利用規約 コンプライアンスポリシー 反社会的勢力排除ポリシー 外部サービスの利用について 情報セキュリティ基本方針 行動ターゲティング広告について カスタマーハラスメントポリシー