
3E-IPは、下1桁の足し算・9マスの文字並べ・文字の並べ換え・余る文字・上下のマス目の数値関係・数字とアルファベットの変換・図形の法則性という7つの問題形式で構成される適性検査です。
この記事では、Webテストの指導経験がある高尾さんとともに3E-IPの解き方のコツを解説します。各問題パターンの特徴と効率的な解法を理解して、試験に自信を持って臨めるようにしましょう。
記事の後半では、14問の練習問題を用意しています。3E-IPの独特な問題形式に繰り返し触れることで、試験本番での対応力を養っていきましょう。
問題を解く前に確認! 3E-IPのコツ
3E-IPの概要
- 問題パターン:9マスの文字並べ、文字の並べ換え、余る文字、上下のマス目の数値関係、数字とアルファベットの変換、図形の法則性
- 1問あたりの時間:3E-i約57秒(※3E-pを除く)
- 出題頻度:テストセンター(なし)ペーパーテスト(なし)Webテスティング(高)
- 3E-IPを解くときのコツをわかりやすく教えてください!
パズル的思考と即応力が鍵! 特有の変則形式に慣れよう
3E-IPは、短時間で多くの問題を処理するスピードと正確性を測るテストです。出題形式が非常にユニークで、一般的な知識だけでなく、パズル的な要素や記号の変換など、地頭の柔軟性が問われる問題が並びます。
知識を詰め込むというよりは、「ルールの把握」と「作業の効率化」に重点を置いた対策が必要です。
1問に時間をかける余裕はないため、この例題を通して「どの形式にどの程度のリソースを割くべきか」を事前に把握し、頭の体操をしておくことが合格への最短ルートとなります。
3E-IP練習問題14問|高尾さんによる解き方の解説付き!
ここからは、3E-IPの練習問題をWebテストのプロによる解き方の解説付きで14問紹介します。7つの出題形式を2問ずつ出題するため、3E-IPで求められる情報処理能力とパターン認識力を身に付けていきましょう。
3E-IPに初めて取り組む人や、独特な問題形式が苦手な人は、「問題を解く前に確認! 3E-IPのコツ」で各パターンの基本的な解法を理解してから練習問題に臨んでみてください。
問題1(難易度:★★☆☆☆)
問題
以下の対応表にしたがって、提示された数字をアルファベットに置き換えたものとして最も適切なものを、選択肢A〜Eの中から1つ選びなさい。
4296をアルファベットで表すと何か。対応表は以下の通りである。
123456789
VOCBKUDLP
選択肢
正解:C
数字に対応する文字を順番に置き換えていく。4はB、2はO、9はP、6はU。
したがって、これらをつなげるとBOPUとなる。一文字でも対応を間違えると不正解になるため、対応表を慎重に確認することが求められる。
特に、似た形状の文字が並んでいるときは見間違いが起こりやすいため、一文字ずつ指を添えて確認するなどの工夫がミスを防ぐことにつながる。
問題2(難易度:★★★☆☆)
問題
◯が10個あり、逆ピラミッド状に並んでいる。最も上の4つの◯には左から「7」「4」「9」「2」の数字が書き入れてある。隣り合った数を足して、その一の位の数をすぐ下にある◯に入れていくとき、1番下の◯に入る数字として正しいものを、1つ選びなさい。
選択肢
正解:D
1段目は「7、4、9、2」である。隣り合う和の一の位を求めると、2段目は7+4=11の「1」、4+9=13の「3」、9+2=11の「1」となる。
3段目は、2段目の数字を足して1+3=「4」、3+1=「4」となる。最後に3段目の「4」と「4」を足すと4+4=8となるため、正解は「8」である。一箇所のミスが全体に響くため、一段階ずつ丁寧に進めることが重要となる。
このピラミッド計算では、計算結果の十の位は一切必要ありません。「7+4=11」ではなく「1」とだけ考え、リズム良く下の段を埋めていきましょう。
一箇所でもミスをすると最下段の答えがズレるため、丁寧さは必要ですが、下一桁だけに集中することで思考のリソースを大幅に節約でき、結果としてミスも減らすことができます。
問題3(難易度:★★★☆☆)
問題
下図のように、1から9までの数字が書かれた三行三列のマス目がある。このマス目にカタカナの「ア」から「ケ」までを、順番に1つずつ入れていく。ただし、必ず直前のカタカナが入ったマス目と隣り合った(上下左右の)マス目に次のカタカナを入れ、斜めには移動できないものとする。すべてのマス目を埋める並び順を考えたとき、指定された条件に合う「ケ」が入るマスの数字を答えなさい。
123
456
789
「ア」を1のマス目に入れるとき、「ケ」が入る可能性のあるマス目の数字を、選択肢の中から1つ選びなさい。 ただし、回答は複数の可能性が考えられる場合もあるが、選択肢にあるもののみから選ぶこと。
選択肢
正解:E
アから順に隣接するマスをたどると、1(ア)―2(イ)―3(ウ)―6(エ)―5(オ)―4(カ)―7(キ)―8(ク)―9(ケ)という経路で、すべてのマスを埋めることができる。したがって、ケは9となる。
このパズルは、マスの位置を市松模様のように色分けすると、一歩進むたびにマスの色が交互に変わる性質がある。奇数番目のア、ウ、オ、キ、ケはすべて同じ色のマス(1、3、5、7、9)に限られるため、選択肢の中で条件を満たしうるのは9のみである。
3E-IPの9マス問題には、強力な解法があります。マスをチェス盤のように色分けすると、一歩ごとに必ず色が交互に変わります。
本問のように「ア(1番目)」が奇数のマス(角)にある場合、9番目の「ケ」も必ず同じ色のマス(角または中央)にしか入りません。
これを知っているだけで、選択肢の8割を瞬時に除外でき、正解に辿り着くスピードが劇的に上がります。
問題4(難易度:★★★☆☆)
問題
かっこのなかの文字と、その前にある1文字をすべて並び替えると、ある言葉になる。その言葉の最後の1文字として最も適切なものを、選択肢A〜Eの中から1つ選びなさい。
し(A.こ B.く C.う D.さ E.ご)
選択肢
正解:E
かっこのなかの5つの文字と、先頭の「し」をすべて並び替えると、「しこうさくご(試行錯誤)」という言葉になる。この単語の最後の1文字は「ご」であるため、正解はEとなる。こうした問題では、まずわかるところから文字をつなげていき、意味の通る熟語や慣用句を導き出すことが正解への近道である。
問題5(難易度:★★★☆☆)
問題
かっこのなかの3つの文字から2つの文字を選んで、◯の中に入れると、ある言葉ができあがる。そのとき、使わずに余る文字として最も適切なものを、選択肢A〜Eの中から1つ選びなさい。
◯んた◯き (せ く じ)
選択肢
正解:C
◯の中に「せ」と「く」の2つの文字を入れると、「せんたくき(洗濯機)」という言葉が完成する。選択肢の中で使わなかった文字は「じ」であるため、正解はCとなる。
身近にある家電製品の名称だが、ひらがなだけで表記されると一瞬迷うこともある。こうした問題では、わかるところから文字を当てはめていき、意味の通る単語を素早く見つけ出すことが正解への近道となる。
問題6(難易度:★★★☆☆)
問題
上の段の数字と下の段の数字には、ある一定の法則がある。その法則を見つけ出して、「?」に当てはまる数字を、選択肢の中から1つ選びなさい。
上の段:11、14、18、22
下の段:25、31、39、?
選択肢
正解:C
上の段の数字を2倍して3を足すと、下の段の数字になる。11を2倍した22に3を足すと25になり、14を2倍した28に3を足すと31になる。この法則を22に当てはめると、22を2倍した44に3を足して47となる。
単純な掛け算だけでなく、一定の数値を加える工程に気づくことが正解への鍵となる。一見すると複雑だが、隣り合う数字の差に注目すると法則が見えやすくなる。
上の段が11→14(+3)、下の段が25→31(+6)のように、上の段の増分に対して下の段が「倍の勢い」で増えている場合、法則に掛け算が含まれている可能性が高いです。
上の段を2倍した数値(22, 28……)と下の段を比べると、常に「3」の差があることがわかります。
単純な加減乗除で見つからない時は、この「掛けてから足す(または引く)」という2段階のパターンを真っ先に疑いましょう。
問題7(難易度:★★★☆☆)
問題
以下の対応表にしたがって、提示された数字をアルファベットに置き換えたものとして最も適切なものを、選択肢A〜Eの中から1つ選びなさい。
752184をアルファベットで表すと何か。対応表は以下の通りである。
123456789
XSRTGAMEH
選択肢
正解:D
6つの数字を、対応表にもとづいてアルファベットに変換する。7はM、5はG、2はS、1はX、8はE、4はTである。これらを順番通りに並べると、MGSXETとなる。桁数が増えると、途中で対応箇所を飛ばしたり、隣の数字と見間違えたりする可能性が高まる。
2つずつの塊としてとらえるなど、自分なりにルールを決めて処理をおこなうことで、正確さと速さを両立させることができる。
問題8(難易度:★★★☆☆)
問題
図形の変形に関する一定の法則を読み取り、示された図形がその法則にしたがって変化したとき、最も適切なものを選択肢A〜Eの中から1つ選びなさい。
◎→○ ▣→□ ◈→?選択肢
正解:A
二重の枠線で構成されている図形が、一重の枠線の図形に変化するという法則がある。外側の枠を取り除く、あるいは内側の図形だけを残すという風に、構造の変化をとらえることが重要となる。この法則を◈に当てはめると、外側の線が消えて一重の◇となるため、正解はAである。一見すると色の変化に見える場合もあるため、図形全体をよく観察しなければならない。
問題9(難易度:★★★★☆)
問題
◯が10個あり、逆ピラミッド状に並んでいる。最上段の4つの◯には、左から「6」「8」「9」「7」が書き込まれている。隣り合う2つの数字を足し、その和の下一桁をすぐ下の段の◯に書き込む作業を繰り返すとき、最下段の◯に最終的に入る数字を、1つ選びなさい。
選択肢
正解:C
最上段は「6、8、9、7」である。二段目は、6+8=14の「4」、8+9=17の「7」、9+7=16の「6」となる。三段目は、4+7=11の「1」、7+6=13の「3」が並ぶ。最後に、四段目は三段目の2つの和である1+3を計算して「4」となる。段数が進むにつれて計算回数も増えるが、すべて下一桁のみを追うことで、迅速に計算をおこなうことができる。
問題10(難易度:★★★★☆)
問題
下図のように、1から9までの数字が書かれた三行三列のマス目がある。このマス目にカタカナの「ア」から「ケ」までを、順番に1つずつ入れていく。ただし、必ず直前のカタカナが入ったマス目と隣り合った(上下左右の)マス目に次のカタカナを入れ、斜めには移動できないものとする。すべてのマス目を埋める並び順を考えたとき、指定された条件に合う「ケ」が入るマスの数字を答えなさい。
123
456
789
「ア」を9のマス目に入れ、「オ」を1のマス目に入れるとき、最後に埋まる「ケ」が入る可能性のあるマス目の数字を、選択肢の中から1つ選びなさい。 ただし、回答は複数の可能性が考えられる場合もあるが、選択肢にあるもののみから選ぶこと。
選択肢
正解:C
ア(9)から出発して、5番目のオ(1)を経由し、すべてのマスを通過する経路を探す。考えられる経路の一つは、9(ア)―8(イ)―7(ウ)―4(エ)―1(オ)―2(カ)―3(キ)―6(ク)―5(ケ)である。これにより、9つのマスすべてを一度ずつ通りながら、ケが5のマスに入ることがわかる。
前の問題と同様に、奇数番目であるア、オ、ケは「1、3、5、7、9」のいずれかに入る必要があるため、選択肢の中でこれに該当するのは5だけである。
ア(9)から出発し、オ(5番目)が1のマスにあるという強い制約があります。
ここでも市松模様の法則は有効で、ア、オ、ケはすべて同じ色のマス(1, 3, 5, 7, 9)に入る必要があります。この条件を満たす経路を頭の中で一筆書きするように探しましょう。
迷路を解く感覚に近いですが、法則を知っていれば「入るはずのないマス」を探索から外せるため、非常に効率的に解けます。
問題11(難易度:★★★★☆)
問題
かっこのなかの文字と、その前にある1文字をすべて並び替えると、ある言葉になる。その言葉の最後の1文字として最も適切なものを、選択肢A〜Eの中から1つ選びなさい。
こ(A.じ B.し C.う D. ん E.ょ)
選択肢
正解:E
提示されたすべての文字を組み合わせると、「こうしんじょ(興信所)」という言葉が完成する。最初の1文字が「こ」であるため、残りの文字を並び替えて単語を作る必要がある。最後の1文字は「ょ」となるため、正解はEである。拗音(小さい「ょ」など)が含まれるとき、単語の構成が複雑になるため注意深く検討しなければならない。
小さい「ょ」が含まれる場合、必ずその直前には「し・じ・き」などの文字が来ます。
このように、特定の文字との組み合わせ(拗音など)から単語のパーツを固定していくのが解法のポイントです。「こ」から始まり「ょ」を含むビジネス・公的用語を探すと「興信所(こうしんじょ)」が浮上します。
パーツを組み合わせて意味をなす瞬間を見逃さないようにしましょう。
問題12(難易度:★★★★☆)
問題
かっこのなかの3つの文字から2つの文字を選んで、◯の中に入れると、ある言葉ができあがる。そのとき、使わずに余る文字として最も適切なものを、選択肢A〜Eの中から1つ選びなさい。
◯ゅうか◯さい (し く じ)
選択肢
正解:C
◯の中に「し」と「く」の2つの文字を当てはめると、「しゅうかくさい(収穫祭)」という言葉ができあがる。提示された3つの文字のうち、余るのは「じ」であるため、正解はCとなる。
文字数が多い単語や、拗音(「ゅ」など)が含まれる言葉の場合、構成を把握するのに時間がかかることがある。しかし、前後の文字とのつながりを冷静に分析すれば、正しい組み合わせを導き出すことができる。
「◯ゅうか◯さい」の「ゅう」は、単語を特定する大きなヒントです。「しゅう……」「じゅう……」と当てはめていくなかで、「収穫祭」という言葉が想起できれば勝ちです。
3E-IPの言語問題は知識量よりも「ひらめき」のスピードが重要です。一つひとつの文字をじっくり見るのではなく、単語全体のシルエットをとらえるような感覚で挑みましょう。
問題13(難易度:★★★★☆)
問題
上の段の数字と下の段の数字には、ある一定の法則がある。その法則を見つけ出して、「?」に当てはまる数字を、選択肢の中から1つ選びなさい。
上の段:12、20、36、52
下の段:7、11、19、?
選択肢
正解:C
上の段の数字を2で割り、1を足すと下の段の数字になる。12を2で割った6に1を足すと7になり、20を2で割った10に1を足すと11になる。この法則を52に当てはめると、52を2で割った26に1を足して27となる。
上の段が偶数ばかりの場合、割り算が法則に含まれている可能性が高いです。
12→6(+1で7)、20→10(+1で11)と、半分にして1を足す規則性が見つかれば、大きな数字(52)でも迷わず26+1=27と導けます。
上の段から下の段だけでなく、下の段から上の段への逆算(引いてから2倍するなど)を試すと、より法則が見つけやすくなることもあります。
問題14(難易度:★★★★☆)
問題
図形の変形に関する一定の法則を読み取り、示された図形がその法則にしたがって変化したとき、最も適切なものを選択肢A〜Eの中から1つ選びなさい。
図形の変形の法則をもとに、次にあてはまる図形を1つ選びなさい。
※ここで白抜きとは“輪郭線のみ”、黒塗りとは“塗りつぶし”を指す。
「外側が白抜きの四角で、内側が黒塗りの丸」→「外側が白抜きの丸で、内側が黒塗りの四角」
「外側が白抜きの三角で、内側が黒塗りの四角」→「外側が白抜きの四角で、内側が黒塗りの三角」
このとき、「外側が白抜きの丸で、内側が黒塗りの三角」→「?」
選択肢
正解:A
2つの図形の組み合わせにおいて、外側と内側の形を入れ替えるという法則にもとづいている。色は「外側が白抜き、内側が黒塗り」という配置が常に維持されるため、形のみを入れ替えれば良い。
したがって、白抜きの丸と黒塗りの三角が組み合わさった図形を入れ替えると、外側が白抜きの三角、内側が黒塗りの丸となる。
図形が変化する際、全体をぼんやり見るのではなく「外枠の形」「中の形」「配色」の3つの要素に分解して考えましょう。
本問では、配色のルール(外は白抜き、内は黒塗り)は維持されたまま、外と内の「形」だけが入れ替わっています。
このように「何が変わり、何が変わっていないか」をパーツごとに特定することで、どれほど複雑な変形問題であっても迷わず正解を導き出すことができます。
3E-IPを対策する際のポイント
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執筆・編集 PORTキャリア編集部
> コンテンツポリシー記事の編集責任者 熊野 公俊 Kumano Masatoshi





アドバイザーのリアル・アドバイス!ルールの裏側を突く! 特殊形式を短時間で仕留める視点
キャリアコンサルタント
高尾 有沙
プロフィールを見る3E-IP攻略のポイントは、特殊な出題形式への「作業的な慣れ」です。
①9マスの文字並べ
一歩ごとにマスの色が交互に変わる「市松模様」の性質を意識すると、奇数番目の位置が瞬時に特定でき、全経路を書き出す手間が省けます。
②文字の並べ換え・余る文字
パーツから逆引きで単語を推測する柔軟性が求められますが、日常的な熟語や家電名などが題材になりやすいため、直感を信じて素早く回答を導き出すのがコツです。
③上下のマス目の数値関係
「上の段をどう加工すれば下の段になるか」という法則を、最初の2組で即座に見つけ出すスピードが重要です。
④数字とアルファベットの変換
1文字ずつ丁寧に対応表を確認するのはもちろん、2文字ずつの塊でとらえるなどの工夫をして、視線の往復回数を減らし、正確さと速さを両立させましょう。
全体を通じて「1問に固執しない」ことが鉄則です。3E-IPは問題数が多いため、詰まったら即座に飛ばす判断力も評価のうちととらえ、リズム良く解答を進めてください。