未経験でもエンジニア転職は可能? おすすめ職種や求人の見極め方

この記事のまとめ

  • 未経験からのエンジニア転職は可能
  • IT業界は人材不足に陥っており売り手市場
  • IT企業を見極めるための4つの視点を紹介!

「未経験でもエンジニアに転職はできるの? 」「エンジニアになりたいけど、スキルがないと転職は難しいの?」

このように、エンジニアに興味はあるものの、経験やスキルがなく転職できるか不安に感じている人は多いのではないでしょうか。確かに、未経験でエンジニアという特殊な職種への転職は大変な部分もあります。

しかし、しっかりと対策すれば、未経験からでもエンジニアへの転職は不可能ではありません

この記事では、未経験からでもエンジニア転職ができる理由、おすすめの職種、求人の見極め方などについて紹介していきます。最後まで読めば、未経験からエンジニアを目指すために必要な知識が身につくので、ぜひ参考にしてみてください。

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目次

未経験でもエンジニアになれる! チャレンジすべき2つの理由

未経験でもエンジニアになれる2つの理由

  • IT業界全体でエンジニアが不足しているから
  • 多くの企業がエンジニアを積極的に採用しているから

「エンジニアを目指したいけど、未経験でも大丈夫だろうか……」と悩む人は多いですが、エンジニアへの転職は未経験からでも可能です。IT需要の拡大にともない、IT業界全体でエンジニアが不足しているため、多くの企業が未経験者を含めエンジニアを積極的に採用しています。

未経験からでもエンジニアにチャレンジすべき理由について、詳しくみていきましょう。

①IT業界全体でエンジニアが不足しているから

経済産業省のIT人材の最新動向と将来推計に関する調査結果によると、2030年にはIT人材の不足規模が約40~80万人にまで拡大すると推測しています。IT需要が拡大する一方で、国内人口は減少の一途をたどっており、今後のIT業界はますます人材不足となるでしょう。

また、IPA独立法人情報処理推進機構の「DX白書2021 第3部 デジタル時代の人材」によると、IT人材の「質」と「量」に関して、約9割が不足していると回答しています。

国内・事業会社のIT人材の「量」と「質」に対する過不足感

エンジニアが不足している今、IT経験者だけで業界を支えていくことは難しいため、未経験者の採用と教育によって人材を増やすしかない状況です。IT業界はしばらく売り手市場が続くと予想されており、未経験者でも参入できるチャンスがあります

②多くの企業がエンジニアを積極的に採用しているから

IT人材の不足にともない、企業もエンジニアを積極的に採用しています。実際に求人サイトでエンジニアの求人を検索してみると、「未経験歓迎」という求人はたくさん出ています。

未経験者を受け入れるために、研修制度の充実に力を入れる企業が増えてきており、エンジニアに必要なスキルや知識を働きながら学べる時代です

新たに採用される人の経歴もさまざまで、営業や事務、公務員などからエンジニアにチャレンジする人も少なくありません。これまでの経歴にかかわらず、エンジニア転職への門戸は広く開かれているといえます。

あなたが受けないほうがいい職業をチェックしよう

就活では、自分が適性のある職業を選ぶことが大切です。向いていない職業に就職すると、イメージとのギャップから早期の退職に繋がってしまいます

そんな時は「自己分析ツール」を活用して、志望する職業と自分の相性をチェックしてみましょう。簡単な質問に答えるだけで、あなたの強み・弱みを分析し、ぴったりの職業を診断できます。

適職診断で強み・弱みを理解し、自分がどんな職業に適性があるのか知りましょう。

未経験でも転職が可能なエンジニアの職種7選

職種仕事内容
①プログラマーシステムエンジニアが作った仕様書をもとにプログラミングをおこない、意図したとおりにシステムが動くように開発を進める
②システムエンジニアシステム開発において、顧客と打ち合わせをして要望を聞き取りながら、企画から納品まで担当する
③フロントエンドエンジニアWebデザイナーが作ったデザインをWebサイト上に表示させる
④サーバーエンジニアサーバー(情報やサービスを提供するコンピューター)を専門に設計・構築・運用・保守をする
⑤テストエンジニアシステムの品質を担保するために、テストの計画・実施、不具合の分析などを担当する
⑥フィールドエンジニア顧客先に出向き、ハードウェアやシステムの設置・保守・修理などをする
⑦ネットワークエンジニアインターネット通信を専門に設計・構築・運用・保守をする
未経験でも挑戦しやすいエンジニア職種一覧

エンジニアにはさまざまな種類があり、それぞれ業務内容が異なります。エンジニア経験がないと、どのような違いがあるのかイメージできていない人も多いでしょう。

ここでは、数あるエンジニアの職種の中から、未経験者でも挑戦しやすい職種を紹介していきます。どのような職種なのかだけでなく、未経験でもチャレンジしやすい理由も解説するので、ぜひ参考にしてみてください。

①プログラマー

プログラマーは、プログラミング言語を活用して、さまざまなシステムを開発するエンジニアです。システムエンジニアが作った仕様書をもとにプログラミングして、意図したとおりにシステムが動くように開発を進めます

また、開発だけでなく、バグの修正もプログラマーの仕事です。

プログラマーが開発するものは、スマホアプリやゲームから金融機関などで用いる大規模システムまで、多岐にわたります。開発するものによって、用いるプログラミング言語も異なります。

プログラマーは、エンジニアの中でもっとも基礎的な作業を担うポジションです。顧客と接する機会はほとんどなく、プログラミングを学べばすぐに仕事ができるため、未経験でも比較的挑戦しやすいといえます。

②システムエンジニア

システムエンジニアは、システム開発において企画から納品までを担当するエンジニアです。顧客と打ち合わせして要望を聞き取り、システムを設計します。

プログラマーより上流工程を担う仕事ですが、企業によってはプログラマーとシステムエンジニアの区別がなく、一括りにシステムエンジニアとして募集している場合もあります

未経験者がシステムエンジニアとして採用された場合は、いきなり仕様書設計などを任されることは少なく、まずはプログラミングから任される場合が多いでしょう。

③フロントエンドエンジニア

フロントエンドエンジニアは、Webサイトの中でもユーザーが見たり触れたりする部分を開発するエンジニアです。

具体的には、Webデザイナーが作ったデザインをWebサイト上に表示させます。仕事の成果が目に見え、やりがいを感じやすいでしょう。

フロントエンドエンジニアが扱うHTMLやCSS、JavaScriptなどのプログラミング言語は、ほかの言語に比べて扱いやすい傾向にあります。そのため、未経験からでもチャレンジしやすいでしょう。

④サーバーエンジニア

サーバーエンジニアは、インフラの中でもサーバー(情報やサービスを提供するコンピューター)を専門に設計・構築・運用・保守をするエンジニアです。サーバーダウンなどのトラブル発生時は、システムの復旧作業も担います。

サーバーエンジニアは未経験可の募集が多いため、挑戦しやすい職種です。事前にサーバーやセキュリティに関する基礎知識を身につけておくと、スムーズに業務に臨めるでしょう。

⑤テストエンジニア

テストエンジニアは、システムの品質を担保するために、テストの計画・実施、不具合の分析などを担当するエンジニアです。テストでは、デジタル製品が仕様書通りに作られているか、想定通りにプログラムが動くかなどをチェックします。

品質に問題があるとリコールや損害賠償にまで発展する恐れがあるため、あらゆるケースを想定してテストを実行して、細かいところにまで注意を向けなければなりません。

テストエンジニアの業務範囲は企業によって異なり、テストの計画・実施から不具合の分析までを担う場合もあれば、単純にテストの実施のみを担う場合もあります

テストの実施のみを任される企業であれば、業務知識やプログラミング知識をあまり必要としないため、未経験でも挑戦しやすいでしょう。

⑥フィールドエンジニア

フィールドエンジニアは、顧客先に出向き、ハードウェアやシステムの設置・保守・修理などをするエンジニアです。パソコンやプリンター、計測システムなどの自社製品が対象です。顧客とコミュニケーションをとり、新たなニーズや課題を見出す力が求められます。

フィールドエンジニアには自社製品に対する深い理解が求められますが、入社してから教育期間があるため、応募時点では独学で学んだ程度のIT知識があれば問題ありません。

事前に学習しておくならば、ITパスポートや基本情報技術者試験など国家試験の取得を目指すと、ITに関する基礎知識を広く学べるでしょう

IT系国家試験の一覧

⑦ネットワークエンジニア

ネットワークエンジニアは、インフラ(情報システムを動かすための基盤)の中でも、インターネット通信を専門に設計・構築・運用・保守をするエンジニアです。スイッチやルーター、ファイアウォールなどの知識が求められます。

ネットワークエンジニアの仕事は、ほかのエンジニアに比べるとプログラミングをする機会が少なく、高度なプログラミング知識は求められません。最初はマニュアルに沿って作業することが多いため、スキル面でのハードルが低い傾向にあります

覚えることは多いですが、未経験でも比較的挑戦しやすい職種といえるでしょう。

あなたが受けないほうがいい職業をチェックしよう

就活では、自分が適性のある職業を選ぶことが大切です。向いていない職業に就職すると、イメージとのギャップから早期の退職に繋がってしまいます

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未経験でもエンジニアにチャレンジすべき人の特徴

エンジニアに興味があっても、「そもそも自分はエンジニアに向いているのだろうか……」と不安になる人も多いでしょう。入社後のギャップをなくすためにも、自分がエンジニアに向いているかどうかは知っておくべきです

ここで紹介する特徴に当てはまる人は、たとえ未経験だとしても、エンジニアに向いているといえるでしょう。全部で4つの特徴を紹介するので、多く当てはまった人は、エンジニアへの転職を検討してみましょう。

勉強が苦ではない

エンジニアは仕事をするうえで覚えるべき事柄が多いため、勉強が苦手ではなく、さまざまな知識を吸収できる人が向いています。

とくに未経験の場合は、プログラミングコードの書き方やITに関する知識を一から覚える必要があるので、必要な勉強量は多いです。勉強が嫌いだと仕事がなかなか覚えられず、入社後に苦労するでしょう。

また、IT業界は進化のスピードが速いため、知識や情報のアップデートが日々求められます。むしろ日々進化する技術に対してワクワクしながら情報収集できる人に、エンジニアの仕事は向いているでしょう。

最後までやり遂げる忍耐力がある

エンジニアには、試行錯誤を繰り返して、諦めずに最後までやり遂げる忍耐力が求められます。プログラムの完成までに、うまくいかない箇所を何度も修正する地味な作業が続くためです

コードの書き方がわからない場合など、自分で調べながら作業することも多いので、粘り強く仕事に取り組む必要があります。

困難に直面したときすぐに投げ出してしまう人は、エンジニアに転職してから苦労するかもしれません。逆に、困難に直面したときに試行錯誤を繰り返せる人は、エンジニアに向いているでしょう。

モノ作りが好き

自分の手で何かを作り上げることが好きな人は、エンジニアに向いています。システムやアプリを作って、自分が書いた命令文どおりに動くことに面白さを感じられると、仕事が楽しめるでしょう

また、スマートフォンのゲームやスマート家電などであれば、自分が携わった製品を実際にユーザーが使っている場面を見ることもできます。

モノ作りで社会の役に立ちたいと考えている人にとって、エンジニアはやりがいを実感しやすい仕事です。

わからないときに素直に相談できる

わからないことがあったとき、1人で抱え込まず素直に相談できる人は、エンジニアに向いています。エンジニアの仕事をするうえで、「プログラムがうまく動かない」「エラーの原因がわからない」などの事態に直面することは珍しくありません。

周囲に相談できないと、わからないまま時間が過ぎ、仕事の進捗が遅れがちです。業務効率が悪くなるだけでなく、スキルもなかなか身につかない恐れがあります。

わからないことを恥ずかしいと思わず、周囲に頼れる人は、スキルをどんどん自分のものにできるでしょう。

未経験からエンジニアを目指す前に決めておくべきこと

「エンジニアになりたいけど、何から手をつけたら良いのかわからない……」と悩んでいる人も多いのではないでしょうか。

未経験からエンジニアを目指すにあたっては、「なりたいエンジニアの種類」と「学習するプログラミング言語」を決めておく必要がありますこれら2つが定まっていないと、企業選びに迷い、転職活動の軸がブレてしまいます。

未経験からエンジニアを目指す前に決めておくべきことについて、詳しくみていきましょう。

なりたいエンジニアの種類

一口にエンジニアといっても、職種ごとに担当する仕事内容や求められるスキルが異なります。

以下の表は、おもなエンジニアの種類と概要をまとめたものです。エンジニアとしてどの業務に携わりたいのか、ある程度明確にしておきましょう。

エンジニアの種類概要
プログラマーシステム・ソフトウェアを開発する
システムエンジニアシステムの企画・設計から納品までおこなう
組み込みエンジニア車や家電などの機械にプログラムを組み込む
フロントエンドエンジニアWebサイトの作成に特化し、ユーザーから見える部分を開発する
バックエンドエンジニアWebサイトの作成に特化し、ユーザーから見えない部分を開発する
ネットワークエンジニアルーターや回線系の接続など、ネットワークを構築する
サーバーエンジニアWebサービスを提供する装置の「サーバー」を扱う
データベースエンジニアインターネット上のデータを保管・管理する「データベース」を扱う
セキュリティエンジニアサイバー攻撃を防ぐなど、情報セキュリティに特化している
セールスエンジニアエンジニア目線で製品を説明する、営業の役割がある
テストエンジニア製品の品質を担保するため、さまざまなテストをする
フィールドエンジニア顧客先でシステムの設置・保守・修理などをする
社内SE社内のIT環境やシステムを改善する
エンジニアの職種一覧

やりたい仕事が定まれば、学習すべきプログラミング言語も決めやすくなります。まずはそれぞれの職種を理解して、自分がどのような仕事をしたいのかを考えてみましょう

あなたが受けないほうがいい職業をチェックしよう

就活では、自分が適性のある職業を選ぶことが大切です。向いていない職業に就職すると、イメージとのギャップから早期の退職に繋がってしまいます

そんな時は「自己分析ツール」を活用して、志望する職業と自分の相性をチェックしてみましょう。簡単な質問に答えるだけで、あなたの強み・弱みを分析し、ぴったりの職業を診断できます。

適職診断で強み・弱みを理解し、自分がどんな職業に適性があるのか知りましょう。

学習するプログラミング言語

次に、学習するプログラミング言語を決めます。

プログラミング言語の習得は、エンジニアの仕事をするうえで欠かせません。研修や実務を通じて学べる場合もありますが、入社前から学んでおけば面接でも評価されやすいうえ、スムーズに仕事を始められます。

なお、プログラミング言語ごとに適した用途が異なるので、作りたいものや携わりたい領域に合わせて言語を決めましょう

以下の表は、おもなプログラミング言語の種類と用途、難易度をまとめたものです。

プログラミング言語用途難易度
HTML/CSSWebページの構築・デザインに使われる低い
JavaScriptWebフロントエンドの開発で使われる普通
PHPWebバックエンドの開発で使われる普通
RubyWebバックエンドの開発で使われる普通
PythonAIや機械学習の分野で活躍。Webアプリ開発にも使われる普通
SwiftiOS、macOSのアプリ開発に使われる普通
Java汎用性が高く、業務システム開発などに使われる高い
C汎用性が高く、組み込みシステムやソフトウェア開発に使われる高い
主なプログラミング言語一覧

言語選びで迷った際は、学習の難易度で選ぶのも良いでしょう。

比較的難易度の低い言語は、HTML/CSSです。また、Rubyは日本人が開発した言語なのでコーディングしやすく、Pythonはコードがシンプルで書きやすいという特徴があります。

まずは難易度の低い言語を学んで、扱える言語を徐々に増やしていくのもおすすめです。

「未経験からのエンジニア転職はやめとけ」と言われる理由

インターネットで「未経験 エンジニア」などと調べたとき、「やめとけ」といったネガティブな言葉を目にした人も多いかもしれません。エンジニアに興味があっても、「転職したら後悔するのではないか」と不安になる人もいるでしょう。

ここでは、未経験からのエンジニア転職はなぜ「やめとけ」と言われるのかを解説していきます。

薄給・多忙なSES企業が多いから

SES企業とは、所属エンジニアを顧客先に常駐させ、システムの開発・運用・保守を任せる企業のことです。求人で「未経験歓迎」としている企業は、このようなSES企業が多い傾向にあります。

SES(システムエンジニアリングサービス)とは?

顧客先にエンジニアを派遣し、技術者の労働を提供することでシステムの開発・運用・保守を請け負うことを指します。

SES企業の労働時間や仕事内容は、常駐する顧客先によって異なります。入社前に業務量が予想しづらく、「いざ仕事を始めてみたら思ったよりも多忙だった」というケースも少なくありません。

ただし、近年は労働環境の見直しがおこなわれているため、昔に比べるとコンプライアンスを遵守した企業が増えてきています。雇用条件や働き方をきちんと説明してくれる企業を選べば、ブラックな労働は回避できるでしょう

一部ではSES企業への転職を推奨しない声もありますが、さまざまな顧客先に常駐する働き方は、エンジニアとしての知見を広げるチャンスでもあります。まずは労働環境の良いSES企業で経験を積み、スキルアップを目指すのも一つの選択肢です。

雑務ばかりの可能性があるから

エンジニアとして採用されても、スキルが不十分だとなかなかプログラミングをさせてもらえず、誰でもできるような雑務ばかりを任される場合があります。雑務ばかりの企業に入社すると、スキルが一向に身につかず、自身の成長につながらないでしょう。

雑務ばかりの企業に入社しないためには、事前の情報収集や見極めが求められます。口コミサイトや面接時の質問などで情報を集め、スキルが身につけられる企業なのかを慎重に判断しましょう。

まったく知識がない人は落とされやすいから

「未経験可」で募集されている職種でも、プログラミングや業界についての知識がまったくない人は落とされやすい傾向にあります。企業側はたとえ実務経験がなくても、将来性がありそうな人材を採用したいと考えているからです。

未経験からエンジニアとして採用されるには、自分を採用するメリットを企業に提示する必要があります。入社後に活躍するために現在勉強していることや、実際に作ってみた作品などを提示できると良いでしょう

前職よりも年収が下がりやすいから

エンジニア未経験の場合は、高収入は提示されにくいため、前職よりも年収が下がりやすい傾向にあります。

転職サイトのdodaの平均年収ランキング(165職種別の平均年収/生涯賃金)【最新版】によると、エンジニアの平均年収は450〜500万円程度です。未経験者はこの平均年収を下回る可能性が高いですが、スキルを磨いて実績を残せば、将来的な年収アップは期待できます

多くの企業は、勤続年数が増えるほど年収も増加する傾向にあるからです。また、最初の転職先で十分なスキルを身につけたら、より待遇の良い企業への再転職を検討するのも一つのキャリアプランです。

エンジニア転職を後悔しないための求人の見極め方

転職サイトで求人を検索すると、エンジニアの募集がたくさん出てきます。中には「未経験者歓迎」と謳っている求人もありますが、よく調べず安易に飛びつくのは危険です。

エンジニア転職を後悔しないための求人の見極め方を紹介するので、公開しないためにもチェックしておきましょう。

エンジニア転職の求人を見極める視点

  • 研修はあるか
  • 通年採用の求人を大量に出していないか
  • 従業員の平均年齢が低くないか
  • 求人内容に具体性があるか

研修はあるか

スキルを身につけるためにも、研修制度がある企業を選びましょう。研修がない企業では一向にスキルが身につかず、エンジニアとして成長できない恐れがあります。

ホームページや求人情報に具体的な研修内容が記載されていない場合は、面接時に確認してみましょう。未経験者でもついていけるレベルなのか、充実した研修内容なのかなどを事前に確認しておくと、入社してからスムーズにスキルアップしていけます

通年採用の求人を大量に出していないか

通年で求人を出している企業は、つねに人手不足に陥っている可能性があります。事業拡大などの理由を除き、従業員が定着しないために常時募集をかけているとも考えられます。

ネガティブな背景で通年採用している企業を避けるためにも、就職四季報や求人サイトに載っている離職率を確認してみましょう企業のIR情報を見て、経営が順調か確認するのもおすすめです。

従業員の平均年齢が低くないか

従業員の平均年齢が低い企業は、離職率が高い可能性があります。特に、設立年が古いのに平均年齢が低い場合は注意しましょう。

ただし、ベンチャー企業など設立して間もない企業は、たとえ経営が順調でも平均年齢はどうしても低くなりやすいです。また、ある程度スキルが身につくと独立する社員が多い企業も、平均年齢が低くなる傾向にあります。

求人を見るときは、設立年や社風を確認して、なぜ若手が多い企業なのか確認することが大切です

求人内容に具体性があるか

転職サイトで求人を見るときは、内容に具体性があるかどうかに注目しましょう。欲しい人材が明確な場合は、「〇〇(プログラミング言語)の開発経験」など、求める能力を提示しています。

反対に、「やりがいをもって仕事をしたい人」「さまざまな経験を積みたい人」など、具体性のない求人の場合は注意しましょう。

未経験の場合はITやプログラミングの知識がないため、具体的な業務内容を見ても「難しそう……」と感じるかもしれません。むしろ抽象的な求人の方が「自分にもできそう」と感じるでしょう。

しかし、内容に具体性のない求人は、入社後にどのような仕事を任されるかが不透明であり、自分の希望する働き方が叶うかどうかが判断できません

手に職をつけて、キャリアアップしたいと考えている場合は、求める人材や仕事内容が具体的な求人を探すようにしましょう。

未経験者がエンジニア転職を成功させる6つのポイント

未経験者がエンジニア転職を成功させる6つのポイント

  • 書籍やWeb教材でプログラミングを勉強する
  • ITスクールに通ってスキルを身につける
  • ポートフォリオを作る
  • 資格を取得する
  • 業界知識を理解する
  • 志望動機で熱意を伝える

未経験からエンジニア転職を成功させるには、プログラミングを学習しつつ、業界についての知識を深めることが大切です。まったく知識がない状態だと転職に苦労しやすいので、できることから始めてみましょう。

ここでは、未経験者がエンジニア転職を成功させるポイントを6つ紹介していきます。エンジニア転職を叶えたい人は、ぜひ参考にしてみてください。

①書籍やWeb教材でプログラミングを勉強する

未経験の状態からプログラミングを勉強するなら、書籍やWeb教材を活用するのがおすすめです。書籍やWeb教材なら比較的費用が安く、かつ自宅にいながら勉強できます。

プログラミングに関する書籍はたくさん出版されていますが、最初は初心者向けに書かれたものを選ぶのが無難です。まずは基礎から学んで、徐々にステップアップを目指しましょう。

近年はWeb教材も豊富で、動画形式で学べるものや、実際にプログラミングをしながら学べるものなどがあります。無料で利用できるWeb教材もあるので、自分に合った教材を見つけてみましょう。

②ITスクールに通ってスキルを身につける

「本格的にプログラミングを学びたい」「確実にスキルを身につけたい」と考えているなら、ITスクールがおすすめです。手探りで進める独学と異なり、学習カリキュラムが決まっているため、短期間で効率よく学習できます。

スクールの場合は、不明点があればいつでも講師に質問できる点がメリットです。独学ではなかなか解決できない部分も、講師が親切丁寧に指導してくれます。

また、ITスクールの中には、転職サポートを実施してくれるスクールもあります。履歴書の添削や面接練習までサポートしてくれるため、独力で挑戦するよりも未経験からのエンジニア転職を目指しやすいでしょう

スキルの取得から転職までを最短で済ませたい人には、ITスクールがおすすめです。

③ポートフォリオを作成する

プログラミングの実務経験がなくても、何かしらのモノ作りをした実績があると、転職を成功させやすいです。具体的には、書籍やWeb教材などで学んだ知識を活かして、実際にWebページやアプリなどを作ってみましょう。

企業によっては、ポートフォリオがないと面接すら受けられない場合もあります。転職できる企業の選択肢を増やすためにも、ポートフォリオは作っておくべきです。

④資格を取得する

ITに関する資格を取得しておくと、一定のスキルやITへの関心があることを採用担当者にアピールできます。資格には、国が実施している「国家資格」と、民間企業が実施している「ベンダー資格」の2種類があります。

種別資格の例概要
国家資格ITパスポート国家資格のうち、もっとも簡単なレベルの試験。エンジニアとして知っておくべき基本が学べる。
国家資格基本情報技術者試験ITパスポートよりワンランク上の知識が求められる。
ベンダー資格Javaプログラミング能力認定試験Javaに関する知識、アプリ作成能力が問われる試験。1~3級までレベルが分かれている。
ベンダー資格CCNAネットワークエンジニアとして知っておくべき知識が、幅広く出題される。
未経験におすすめの資格

国家資格で代表的なものは、ITパスポートや基本情報技術者試験です。ITについての幅広い知識を身につけたい場合は、これらの国家資格がおすすめです。

ベンダー資格には、Javaプログラミング能力認定試験やCCNAなどがあります。プログラミング言語ごとに試験が実施されているため、特定の言語について理解を深めたい人におすすめです

ベンダーとは?

一般的には、製品を作ってユーザーに提供する「販売会社」を指す言葉です。IT業界におけるベンダーとは、ソフトウェアやハードウェアを制作する企業を指します。ベンダー資格とは、自社の製品に関する知識に関して独自に認定をするための資格です。

未経験からエンジニアに転職するうえでおすすめなのが、シスコシステムズ社認定のベンダー資格の中でも比較的取得しやすい「CCNA」です。ネットワーク技術に関する基礎知識が広く問われる資格で、ネットワークエンジニア転職の際に知識とスキルの証明に役立つでしょう。

シスコシステムズ社のベンダー資格

ネットワーク領域はとくに独学の難易度が高く、未経験者の資格取得が評価されやすいです。

資格を必須としていない企業もありますが、取得しておくことで転職活動が有利に進む可能性が高まります

⑤業界知識を理解する

未経験であっても、転職前に業界知識を身につけておくことは重要です。あいまいな知識やイメージで転職活動に臨むと、面接で「どのようにキャリアを築いていきたいのか」「なぜこの会社に入社したいのか」などと質問されたときに、言葉に詰まってしまうでしょう。

業務経験がないからこそ、自分が目指す業界や企業の研究は必要です。インターネットや専門誌などを活用して、しっかりとリサーチしておきましょう

⑥志望動機で熱意を伝える

未経験からエンジニアに応募する際は、重要になるのが志望動機です。経験のなさをポテンシャルでカバーして、企業が自分を採用したくなるような、説得力のある志望動機を示す必要があります

志望動機に盛り込むべき内容は、以下の4つです。

志望動機に盛り込むべき4つの内容

  • なぜその企業や職種を選んだのか
  • 企業や職種を選んだ理由を補足する具体的なエピソード
  • 入社後に活かせる経験やスキル
  • 入社への熱意や意欲

熱意や将来性をしっかりアピールするためにも、志望動機は作り込みましょう。

志望動機の具体的な作り方は、以下の記事で詳しく紹介しているので、ぜひ読んでみてください。
面接の志望動機の答え方を10例文で解説! 書類と同じ対策はNG

未経験でもエンジニア転職は可能! まずは知識を身につけよう

未経験でも、しっかりと対策すればエンジニア転職は不可能ではありません。ただし、「未経験歓迎」を謳っている求人には注意点もあるため、紹介したポイントを参考に企業選びは慎重におこないましょう。

後悔のない転職を叶えるためには、どのようなエンジニアになりたいのかを明確にして、知識やスキルを身につける必要があります。業務知識やプログラミング経験があれば、未経験でも採用される確率がぐっと上がります。

ITスクールなら学習と転職活動の両方をサポートしてもらえるので、一度チェックしてみてはいかがでしょうか。

インフラエンジニアに興味がある人は、ネットビジョンアカデミーがおすすめです。

あなたが受けないほうがいい職業をチェックしよう

就活では、自分が適性のある職業を選ぶことが大切です。向いていない職業に就職すると、イメージとのギャップから早期の退職に繋がってしまいます

そんな時は「適職診断」を活用して、志望する職業と自分の相性をチェックしてみましょう。簡単な質問に答えるだけで、あなたの強み・弱みを分析し、ぴったりの職業を診断できます。

適職診断で強み・弱みを理解し、自分がどんな職業に適性があるのか知りましょう。

執筆・編集 PORTキャリア編集部

明日から使える就活ノウハウ情報をテーマに、履歴書・志望動機といった書類の作成方法や面接やグループワークなどの選考対策の方法など、多様な選択肢や答えを提示することで、一人ひとりの就活生の意思決定に役立つことを目指しています。 国家資格を保有するキャリアコンサルタントや、現役キャリアアドバイザーら専門家監修のもと、最高品質の記事を配信しています。

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記事の編集責任者 熊野 公俊 Kumano Masatoshi

高校卒業後、航空自衛隊に入隊。4年間の在籍後、22歳で都内の大学に入学し、心理学・教育学を学ぶ。卒業後は人材サービスを展開するパソナで、人材派遣営業やグローバル人材の採用支援、女性活躍推進事業に従事。NPO(非営利団体)での勤務を経て、「PORTキャリア」を運営するポートに入社。キャリアアドバイザーとして年間400人と面談し、延べ2500人にも及ぶ学生を支援。2020年、厚生労働大臣認定のキャリアコンサルタント養成講習であるGCDF-Japan(キャリアカウンセラートレーニングプログラム)を修了
全国民営職業紹介事業協会 職業紹介責任者(001-220824001-02942)

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