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就活って茶番ですよね?

就活が茶番すぎてうんざりします。みんな一緒に髪を染めてそっくりのスーツを着て、面接では綺麗ごとを語って、これに何の意味があるのでしょうか。

志望動機なんて「働き口を探しているから」でしかありません。なぜ企業を立てないといけないのでしょうか。ホームページには綺麗ごとしか書いてないのだから、魅力なんてわかりません。

ガクチカだって本当に頑張ったことを聞きたいのではなくて、就活向けのキラキラしたエピソードが欲しいんですよね? 挫折経験だってこんな短い人生でたいしてないし、うまくやって来れてますじゃダメなんですか? 面接用にひねり出そうと思えばできますが、その作り話を聞いて何になるのでしょうか?

ただ仕事に就くためにこんな茶番を演じないといけないなんて、日本の就活って狂ってますよね。正直、気持ち悪くてやってられないのですが、間違ってますか?

2人のアドバイザーが回答しています

質問日 :

※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています

キャリアコンサルタント/公認心理師

吉野 郁子

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いわゆる「就活」を避けたいなら業界や職種を絞るなど手はある

「ただ仕事に就く」を実現できたらOKなのであれば、人手不足分野の仕事を目指すと良いです。

具体的には、建設・土木・介護などがあります。こうしたスーツを着ない仕事だったら、面接もスーツでなくても問題ありません。特にヘルメットをかぶる仕事の場合、髪型も自由なところが多いです。

またインターネットにだけに頼らず、地元のハローワークに足を運ぶと、たくさん求人を見つけることができます。そういった仕事の探し方はどうでしょうか。

自立のためにどんな「大変さ」なら受け入れられるか考えてみよう

ここまでアドバイスすると、多くの人は「それはちょっと……」「そういう仕事は大変そうだから……」などと苦い顔をします。

仕事によって「大変さ」の種類はいろいろです。業務における肉体的負荷の高さの”大変”もあれば、採用試験時に儀礼が重視され、口頭言語で意思疎通力の高さが図られるという大変さもあります。

「お金をもらうこと」は本当に大変ですね。質問者さんは、生活と自立のために、どんな大変さだったら引き受けていけそうでしょうか。

現在の就活スタイルに反感を持つことは何も間違っていませんが、自身の自立をどうしていくか、という課題から逃げることはできません。折り合いどころを頑張って見つけていきましょう。

キャリアコンサルタント/勉強カフェ札幌大通スタジオ代表

渡邊 裕樹

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採用されるにはその組織の能力の測り方に沿って実力を示す必要がある

質問者さんが就活に対して感じていることの一部はたしかにその通りかもしれません。

もし質問者さんが現在の就活のやり方にどうしても納得いかないのであれば、自分が考えるやり方、自分が納得するやり方で仕事を探すのも多いにありかと思います。

今は働き方や、就職するために会社とコンタクトを取る方法はひと昔前と比べてかなり多様になってるので、成功する可能性は十分あるはずです。

一方、すべての若者が質問者さんのように思うわけではなく、「自分ではどのように仕事を見つけたら良いのか検討もつかない」という人もいます。そのような場合、「このようなステップで会社とコンタクトを取ることで採用に至ることができますよ」という型がほしい人もいるわけです。

また「どうしてもあの会社で、あの仕事に携わりたい」という夢がある人もいます。そのような人にとっては、会社が設定したルールに従って採用選考をくぐり抜けなければ目的を達成することができません。

会社からすれば「あなたにどれくらい能力があるかわからないので、私たちが設定したやり方に従って応募してください。嫌ならそれで結構です」ということなのです。かなり直接的な表現をしましたが、結局はこういうことです。

とはいえ日本の就活のあり方は今後変化していく可能性もある

多少極端な例を出すと、プロスポーツ選手も「あのチームでプレイがしたい」と思えば、圧倒的な結果を出して相手からスカウトされるか、もしくはチームが定める選考試験を通過するしか、自分の目的を達成する手段はありません。

自分の能力の高さや社会的な価値は「他人からの評価」によって規定されるものなので、自分がいくら「私はこれくらいの能力の高さがある」「私はこれくらいのことができる人間だ」と思っていても、他人がそれを評価しなければ能力や才能も価値や報酬につながらないのです。

会社に就職するということは、少なからず相手の設定したルールのもとで戦う必要があるわけですね。

しかし今の日本の就職活動のやり方については、さまざまな方面から「おかしいのではないか」という声が上がっているのも事実です。今後徐々に変化してくことはあり得るかもしれませんね。

就活ではやるべきことがたくさんあり、面倒に感じる人もいますよね。少しでも前向きに進めたい人はこちらの記事で面倒を解消する方法を確認しましょう。

就活に疲れたりうんざりしてやめたくなったときは、こちらの記事がおすすめです。注意点や乗り越え方を解説しています。

就活を茶番に感じた人は、本当に興味のある企業だけ受けるという手もあります。ただし数を絞るとリスクもあるので、こちらの記事でコツをチェックしてください。

「就活が気持ち悪い」と感じた人はこちらのQ&Aもおすすめです。キャリアコンサルタントが納得して行動するための考え方をアドバイスしています。

こちらのQ&Aでは「就活があほくさい」という学生に対して、キャリアコンサルタントがアドバイスしています。あほくさく感じて就活をしたくない人は併せて確認しましょう。

茶番に感じて「就活をしたくない」という人はこちらのQ&Aも参考になります。キャリアコンサルタントが対処法を解説しているのでぜひチェックしてください。

就活がばかばかしくてやる気が出ないという人もいますよね。こちらのQ&Aでキャリアコンサルタントが回答しているので、参考にして後悔のない選択をしましょう。

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